JP3794333B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、濡れた手に付着している水などを気体で吹き飛ばして乾燥させる手乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の手乾燥装置は、吹出しノズルから吹出された気体を手挿入部に挿入された手の掌または甲側に当てて、手に付着した水などを吹き飛ばし、手を乾燥させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の手乾燥装置では、手に付着した水滴等を吹き飛ばすために使用者が、吹出しノズルから吹出される気体風に手の濡れた部分が当たるように、手を吹出しノズル近辺に運び、手を何度も手挿入部に挿抜したり、吹出しノズル近辺で手もみしなければならないため使用者に煩わしさを与えるという問題があった。
【0004】
また、挿入した手の形態や、手挿入部への手の挿入方法などの使用方法によっては、挿入した手が手挿入部内の水受け部や吹出しノズルに触れることにより使用者に不快感を与えるといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、使用者が濡れた手を手挿入部に挿入し、乾燥させる際、手を手挿入部に挿抜させたり、吹出しノズル近辺での手もみしたりといった、煩わしい行為を行なわずに手の乾燥が出来るとともに、挿入した手が水受け部や吹出しノズルに触れることによる不快感を防止することが可能な手乾燥装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の手乾燥装置では、手に付着した水などを気体風にて吹き飛ばす手乾燥装置において、手を挿入する手挿入部と、前記手に気体風を吹出す吹出しノズルと、前記吹出しノズルに前記気体風を導入する気体供給手段とを設けるとともに、前記吹出しノズルから吹出される気体風を前記手挿入部に挿入された手の掌または甲に沿って吹出すように前記吹出しノズルを駆動する吹出しノズル駆動手段と、前記吹出しノズル駆動手段を駆動させる駆動制御手段とを設け、更に前記吹出しノズル駆動手段が、前記吹出しノズルを前記手挿入部に挿入された手の手首から指先方向に気体風を吹出すように駆動し、更に前記駆動制御手段は、手の手首から指先方向への往動時より、手の指先から手首への復動時の方がより速く、前記吹出しノズルを駆動する構成としている。
【0007】
従って、この構成によれば、使用者が濡れた手を前記手挿入部に挿入すると、気体風を吹出す前記吹出しノズルが挿入された前記手に沿って駆動し、手に付着した水滴等を除去するため、使用者は、手を前記手挿入部に何度も挿抜したり、吹出しノズル近辺で手もみするといった煩わしさを無くすことが可能となる。
【0008】
た、前記吹出しノズル駆動手段は、前記吹出しノズルを前記手挿入部に挿入された手の手首から指先方向に気体風を吹出しながら駆動して手の乾燥を行ない、更に、前記吹出しノズルを往復駆動するようにすれば、前記吹出しノズルから吹出された気体風が手に付着した水滴等を効率的に吹き飛ばすため、手の乾燥をより簡便に行うことが可能となる。
【0012】
また、請求項の手乾燥装置では、前記吹出しノズルの往復駆動において、前記駆動制御手段は、前記吹出しノズルの手の手首から指先方向への往動時よりも、手の指先から手首方向への復動時の方がより速く、前記吹出しノズルを駆動するように構成すれば、前記吹出しノズルの往動、即ち前記手の手首から指先方向への駆動時は、前記吹出しノズルが遅鈍に動作し、前記吹出しノズルより吹出された気体風を手の掌側または甲側にあてることにより手の乾燥を行ない、また、前記吹出しノズルの復動、即ち前記手の指先から手首方向への駆動時は、前記吹出しノズルが敏速に駆動して、前記吹出しノズルより吹出された気体風を手の掌側または甲側にあてることで、手を乾燥させることができ、且つ、手の乾燥にかかる時間も短縮することが可能になる。
【0015】
また、請求項の手乾燥装置では、前記駆動制御手段は、前記吹出しノズルが前記手の手首から指先方向への駆動から、前記手の指先から手首方向への駆動に切り替わる復動起点において、気体風を吹出したまま一定時間停止するように構成すれば、前記吹出しノズルが往動、即ち前記手の手首から指先方向へ駆動しながら吹出した気体風によって前記手に付着している水滴等を前記手より吹き飛ばし、更に、前記吹出しノズル往動時、手の手首から指先方向に移動して指先に溜まった水滴等を前記吹出しノズルを前記復動起点にて停止させることにより、前記手の指先部分に溜まった水滴等を吹き飛ばして乾燥させることが可能となる。
【0016】
更に、請求項の手乾燥装置では、前記手乾燥装置において、前記気体供給手段から供給される気体風の風圧を制御する気体風制御手段を設けるとともに、前記気体風制御手段は、前記吹出しノズル駆動手段による前記吹出しノズルの往動時、前記吹出しノズルと前記手との距離が離れるにしたがって、前記吹出しノズルから吹出される気体風圧を高めるように構成すれば、前記吹出しノズル駆動手段による前記吹出しノズルの往動、即ち前記手の手首から指先方向へ駆動しながら吹出した気体風によって前記手に付着している水滴等を前記手より吹き飛ばすとともに、前記手の手首から指先方向に移動して指先に溜まった水滴等は、前記気体風制御手段により気体風圧が高められた気体風により吹き飛ばせるため、手の乾燥をより簡便にすることが可能となる。
【0017】
また、請求項の手乾燥装置では、前記手乾燥装置において、前記気体供給手段から供給される気体風の風圧を検出し、前記気体風の風圧が設定値になると信号を出力する気体風圧検出手段を設けるとともに、前記吹出しノズル駆動手段は、前記気体風圧検出手段からの出力信号により前記吹出しノズルの駆動を開始するように構成すれば、前記吹出しノズル駆動手段による前記吹出しノズルの駆動開始時には、手に付着した水滴等を吹き飛ばすために必要な風圧に前記気体風が掌圧されており、簡便に手の乾燥が行なうことが可能となり、且つ、手に付着した水滴等を吹き飛ばすことが可能な風圧に達してから前記吹出しノズルが駆動するため、前記手に水滴等が残るといった不快感を使用者に与えることがなくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る手乾燥装置の第一の実施例を示す概略断面図であり、図2は、本発明に係る手乾燥装置の一実施例を示す制御ブロック図である。
【0027】
図1に示すように、手乾燥装置Aは、本体1の上部に内蔵して気体風を供給する気体供給手段12と、気体供給手段12から供給路2を介して気体風を吹き出す気体吹出しノズル4と、本体1の下部に設けられて水滴等を受ける水受部9と、水受部9に着脱自在に取り付けられて水受部9で受けた水滴等を水受部9に設けた排水口7を介して貯水する水受けトレイ10と、本体1の上部と水受部9との間に形成して濡れた手5を挿入する手挿入部6と、供給路2に配設して気体供給手段12から供給された気体風を加熱するヒータ等の加熱手段3とから構成されている。
【0028】
また、気体吹出しノズル4の近傍には、手挿入部6に挿入された手5を検出する手検出手段8が設けられており、手検出手段8からの検出信号に基づいて、気体供給手段12、加熱手段3を制御する制御部11が設けられている。
【0029】
また、本体1には、気体吹出しノズル4から吹出される気体風量を設定できる風量切替手段(図示せず)が設けられており、風量切替手段からの設定信号に基づいて、制御部11が気体供給手段12を制御して気体吹出しノズル4から吹出される気体風量を調整するように構成されている。
【0030】
更に、本体内には、制御部11からの信号出力により挿入された手5の掌側または、甲側に沿って気体吹出しノズル4を駆動させる吹出しノズル駆動手段13とその吹出しノズル駆動手段13を駆動させる駆動制御手段14が本体内に設けられている。
【0031】
以上のように構成された手乾燥装置Aの動作について、以下に説明する。
【0032】
使用者が手挿入部6に手5を挿入すると、手検出手段8により手5を検出し、その検出信号が制御部13に入力され、制御部11から駆動信号が出力されて気体供給手段12が駆動するとともに加熱手段3に通電され、気体吹出し口4から手5の掌側または甲側に向けて、使用者から離れる方向に気体風が吹き出し、手5に付着している水滴等が吹き飛ばされて手の乾燥が行われる。
【0033】
また、手挿入部6に挿入された手5を手検知手段8が検知し、その検知信号が制御部11に出力されると制御部11より駆動制御手段14に信号が出力され、吹出しノズル駆動手段13が駆動することによって、気体吹出しノズル4は、挿入された手5の掌側または甲側に沿って気体風を吹出しながら駆動するように構成するとよい。この場合、気体吹出しノズル4は、挿入された手5の掌側または、甲側の手首から指先に方向に気体風を吹出しながら駆動するように構成するとよい。
【0034】
そして、気体吹出しノズル4から吹出された気体風および、気体風により吹き飛ばされた水滴等は、手5の掌側または、甲側の接線方向に沿って水受部9へ向かい、水受部9で受けた後、排水口7を経由して水受けトレイ10へ誘導される。
【0035】
従って、このように構成にすれば、手乾燥装置Aを使用時、使用者が濡れた手5を手挿入部6に挿入すると、気体吹出しノズル4が、挿入された手5の掌側または、甲側に沿って駆動し、手5に付着した水滴等を除去するため、使用者は、手5を気体吹出しノズル4の駆動に併せて裏返すだけでよく、手5を手挿入部6に何度も挿抜したり、気体吹出しノズル4近辺で手もみして乾燥するといった煩わしさが無くなる。
【0036】
尚、図示では制御部11と駆動制御手段14とが記載されているが、制御部11で駆動制御手段14を兼ねてもよくこのように構成すれば、部品点数が削減できるとともに、コスト削減が可能となる。
【0037】
図3および図4は、吹出しノズル駆動手段13による気体吹出しノズル4の駆動の実施例を示す部分断面図であり、上述した第一の実施例と同様の構成は同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0038】
図3および図4に示すように、本体内には、気体吹出しノズル4を挿入された手5の掌側または、甲側に沿って駆動させる吹出しノズル駆動手段13が設けられており、吹出しノズル駆動手段13は、ロータリーモーターやリニアモーターなどを好適に用いるとよい。
【0039】
また、吹出しノズル駆動手段13は、気体吹出しノズル4を挿入された手5に沿って駆動させるために、前述したロータリーモーターやリニアモーターなどと、ベルトやシリンダなどを組み合わせて構成するとよい。
【0040】
そして、吹出しノズル駆動手段13は、手検知手段8の検知信号が入力された駆動制御手段14からの出力信号によって、吹出しノズル駆動手段13が動作し、気体吹出しノズル4を挿入された手5の掌側または甲側に沿って、気体風を吹出しながら駆動するように、構成されている。
【0041】
従って、このように構成すれば、手乾燥装置Aを使用時、濡れた手5を手挿入部6に挿入すると、気体風を吹出しながら気体吹出しノズル4が挿入された手5の掌側または、甲側に沿って駆動するため、手5を手挿入部6に何度も挿抜したり、吹出しノズル4近辺で手もみするといった煩わしさをなくすことができる。
【0042】
また、図3および図4に示すように、吹出しノズル駆動手段13の往動起点として往動起点15bを復動の起点に復動起点15cをそしてそれらの起点を検出する起点検出手段15aを設けており、気体吹出しノズル4が駆動時、起点検出手段15aにより各々の起点に達したことを検出し、起点検出手段15aより出力された検出信号が駆動制御手段14に入力され、駆動制御手段14はその入力信号をもとに気体吹出しノズル4の駆動を繰り返し動作させることが可能となる。
【0043】
従って、このように構成すれば、駆動制御手段14は、吹出しノズル駆動手段13を気体吹出しノズル4が挿入された手5の手首から指先付近まで往動後、手の指先から手首付近まで、復動し、手5の乾燥を行なうため乾燥時間の短縮を図ることが可能となり、且つ、簡便な構成で、気体吹出しノズル4の往復駆動を行うことができる。
【0044】
また、上記した構成であれば、気体吹出しノズル4が異常に動作しても、起点検出手段15aによって、駆動範囲を制限しているため、気体吹出しノズル4の異常や故障などを速やかに認知し、手乾燥装置を停止することが可能である。
【0045】
尚、起点検出手段15aは、近接センサーやエンコーダなどを好適に用いるとよい。
【0046】
更に、駆動制御手段14は、本体に配設された風量切替手段(図示せず)または、吹出しノズル駆動回数設定手段17によって、気体吹出しノズル4の往復駆動回数を変更可能にしてもよく、前述風量切替手段(図示せず)では、風量切替手段の設定が強側の場合は、前記吹出しノズルの往復駆動回数を少なく、また、風量切替手段の設定が弱側の場合は、前記吹出しノズルの往復駆動回数を多くするとよい。また、吹出しノズル駆動回数設定手段17では、吹出しノズルの駆動回数設定手段の設定に応じて、気体吹出しノズル5の往復駆動回数を任意に変更できるように構成すれば、設置現場の使用頻度にあわせた往復駆動回数の設定が可能となる。
【0047】
尚、上記風量切替手段は、強・弱の2段階切替としているが、切替数は3段切替もしくは、それ以上でもよくまた、風量切替手段を無段階切替型のボリュームとしてもよい。
【0048】
また、駆動制御手段14は、本体に配設された手に付着した水分量を検出する水分量検出手段18の検出信号によって、気体吹出しノズル4の往復駆動回数を変更するようにしてもよく、この場合、挿入された手5の水分量を検出する水分量検出手段18からの出力信号をもとに、気体吹出しノズル5の往復駆動回数を設定するように構成すれば、挿入された手5が完全に乾燥したことを水分検出手段18にて検出し、挿入された手5を完全に乾燥させることが可能となる。
【0049】
なお、気体吹出しノズル4の往復駆動時の駆動速度は、駆動制御手段14で制御することにより、手首から指先方向への往動時は遅鈍に、指先から手首方向への復動時は敏速に駆動するように構成してもよくこのように構成すれば、簡便な構成で手乾燥装置の使い勝手が向上するとともに、乾燥時間の短縮を図ることができる。
【0050】
また、気体吹出しノズル4の往復駆動時、吹出される気体風は、駆動制御手段14にて制御することにより、手首から指先方向への往動時は気体風を吹出しながら駆動し、指先から手首方向への復動時は気体風の吹出しを停止するように構成してもよく、このように構成すれば、気体吹出しノズル4の手首から指先方向への駆動時は、気体吹出しノズル4から吹出された気体風により手5を乾燥させ、気体吹出しノズル4の指先から手首方向への駆動時は、気体風の吹出しを停止した状態で速やかに往動起点まで駆動するため、簡便な構成で手乾燥装置の使い勝手が向上するとともに、乾燥時間の短縮を図ることができる。
【0051】
また、気体吹出しノズル4の往復駆動は、駆動制御手段14にて制御することにより、気体吹出しノズル4が手首から指先方向へ駆動し、復動起点である起点検出手段15cに到達すると復動起点で気体風を吹出したまま一定時間停止後、復動するように構成してもよく、このように構成すれば、気体吹出しノズル4が往動、即ち手首から指先方向へ駆動しながら吹出した気体風によって手5に付着している水滴等を吹き飛ばすとともに、吹出された気体風によって手首から指先方向に移動して指先に溜まった水滴等は、気体吹出しノズル4を復動起点で停止させることにより指先部分の水滴等を吹き飛ばして乾燥させることが可能となる。
【0052】
更に、本体に配設された気体風制御手段(図示せず)は、気体吹出しノズル4と、手5との距離が変化することを起点検出手段15aの出力信号によって検知し、その信号によって気体風制御手段(図示せず)より制御部11に信号を出力することで、気体供給手段12から供給される気体風圧を調整するように構成するとよく、このように構成すれば、気体吹出しノズル4が駆動することで手5との距離が変化するにしたがい、気体風制御手段(図示せず)からの出力信号によって気体供給手段12から供給される気体風の風圧を調整することにより、手5の乾燥をより簡便にすることが可能となる。
【0053】
尚、気体風制御手段は、本体に配設するようにしてあるが制御部11が兼ねるようにしてもよく、このようにすれば、部品点数およびコストの削減を図ることが可能となる。
【0054】
更に、吹出しノズル駆動手段13の駆動開始タイミングは、気体吹出しノズル4近辺に配設された気体風圧検出手段19が、設定された気体風圧値に達すると信号を出力し、その出力信号を入力した駆動制御手段14が吹出しノズル駆動手段13に駆動開始信号を出力するように構成してもよく、このように構成すれば、気体吹出しノズル4から吹出される気体風圧が手5に付着した水滴等を吹き飛ばすことが可能な気体風圧になると、気体吹出しノズル4が駆動して手5の乾燥を行うため、気体風圧が低い時に気体吹出しノズル4が駆動することによって手5に水滴が残るといったことがなくなる。
【0055】
尚、気体風圧検出手段19は、図示では気体吹出しノズル4近辺としていますが、手乾燥装置本体内の別の位置に配置してもよい。
【0056】
図5は、本発明に係る手乾燥装置の第二の実施例を示す概略断面図であり、上述した第一の実施例と同様の構成は同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0057】
図5に示すように気体吹出しノズル4は、手挿入部6に挿入される手5を挟み込むように設けられており、駆動制御手段14の出力信号で吹出しノズル駆動手段13が動作し、気体風を吹出しながら挿入された手5の掌側および甲側に沿って駆動するように構成されている。尚、吹出しノズル駆動手段13の駆動方法は、前述図3および4で説明したとおりである。
【0058】
また、図示では挿入される手5を挟み込むように吹出しノズル4を2箇所設けているが、複数箇所に設けるようしてもよく、このように構成すれば、手の乾燥時間を短縮できるとともに、手乾燥装置の使い勝手を更に向上することが可能となる。
【0059】
このように構成すれば、手乾燥装置Aを使用時、挿入された手5を挟み込むように配設された気体吹出しノズル4が、気体風を吹出しながら手5の掌側および甲側に沿って駆動することにより、手5に付着した水滴等を効率的に取り除き乾燥させることができるため、乾燥時間の更なる短縮を図ることが可能となる。
【0060】
また、相対する複数の気体吹出しノズル4で、手5の掌側と甲側へ吹出される気体風に風圧差をつけるように構成してもよくこの場合、本体内に気体風圧制御手段(図示せず)を設けて気体供給手段12より供給された気体風を制御し、一般的に手5に付着する水滴等は掌側のほうが多いため、掌側に吹出される気体風の風圧を甲側に吹出される気体風より高くなるように構成するとよい。
【0061】
また、相対する複数の気体吹出しノズル4の駆動タイミングは、手5の掌側と甲側の各々の気体吹出しノズル4とで時間差をつけるように構成してもよくこの場合、本体内に配設された駆動制御手段14によって気体吹出しノズル4の駆動タイミングを制御し、その時間差は一般的に手5に付着する水滴等は掌側のほうが多いため、掌側に気体風を吹出す吹出しノズル4から先に駆動するように構成するとよい。
【0062】
更に、相対する複数の気体吹出しノズル4の駆動タイミングにおいて、駆動制御手段14は相対する複数の気体吹出しノズル4の1往復駆動完了が、同タイミングになるように、前記相対する複数の気体吹出しノズル4の駆動速度を制御するとよく、このように構成すれば、簡便な構成で乾燥時間の更なる短縮を図ることが可能となる。
【0063】
図6は、本発明に係る手乾燥装置の第三の実施例を示す概略断面図であり、図7は、本発明に係る手乾燥装置の一実施例を示す制御ブロック図である。上述した第一または第二の実施例と同様の構成は同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0064】
図6に示すように、気体吹出しノズル4の近辺には、挿入された手5もしくは、異物などと気体吹出しノズル4とが接触もしくは、接触しそうになった場合、手乾燥装置の動作を停止させるための、停止手段16が設けられており、停止手段16は、手5もしくは、異物などが気体吹出しノズル4と接触した際に接触確認信号を出力し、その信号が制御部11に入力されると手乾燥装置の動作を停止するように構成するとよい。
【0065】
また、上記停止手段16は、挿入された手5もしくは、異物などと気体吹出しノズル4との距離を検出して、検出信号を出力するするように構成してもよい。
【0066】
また、停止手段16として、手5もしくは、異物などと気体吹出しノズル4との接触を検出する場合は、タッチセンサーなどを手5と吹出しノズル4との距離を検出する場合は、測距センサーなどを好適に用いるとよい。
【0067】
このように構成すれば、手乾燥装置を使用時、使用者が挿入した手5もしくは、異物などが誤って気体吹出しノズル4に触れてしまったり、気体吹出しノズル4と手5もしくは、異物などが近づきすぎたりした場合、接触もしくは、手5もしくは、異物などとの距離を正確に、且つ、瞬時に検出し、手乾燥装置を停止することができるため、手乾燥装置使用時の安全性が向上する。
【0068】
尚、停止手段16は、気体供給手段12を動作させる手検出手段8が兼用するように構成してもよく、このように構成すれば、部品点数の削減を図ることが可能となる。
【0069】
また、図6では停止手段16を気体吹出しノズル4の近辺に配設しているが、本体の別の箇所に配設してもよい。
【0070】
上述した内容は、あくまで本発明の一実施形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限定されることを意味されるものでない。例えば、手5を乾燥するために気体吹出しノズル4を吹出しノズル駆動手段15aにより、挿入された手5の掌側または、甲側に沿って駆動するようにしているが、手乾燥装置自体を駆動させてもよく、このように構成しても、同様に手5の乾燥が可能となる。
【0071】
また、気体吹出しノズル4の往復駆動は、駆動切替設定手段を設けることにより、駆動の有無を任意に設定できるようにしてもよい。
【0072】
また、気体供給手段12から供給される気体風は、高速風に限らず、低速風でもよく、また、加熱手段3は必ずしも設ける必要はなく、任意である。
【0073】
以上説明したように、本発明によれば、手乾燥装置使用時、手に付着した水滴等を往復駆動しながら気体風を吹出す気体吹出しノズルにより、手が乾燥できるため、使用者は、手を手挿入部に何度も挿抜したり、手挿入部で手もみするといった煩わしさが無くなるとともに、挿入した手が水受け部や吹出しノズルに触れることによる不快感なども防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手乾燥装置の第一の実施例を示す概略断面図である。
【図2】本発明に係る手乾燥装置の第一の実施例を示す制御ブロック図である。
【図3】吹出しノズル駆動手段の実施例を示す部分断面図である。
【図4】吹出しノズル駆動手段の他の実施例を示す部分断面図である。
【図5】本発明に係る手乾燥装置の第二の実施例を示す概略断面図である。
【図6】本発明に係る手乾燥装置の第三の実施例を示す概略断面図である。
【図7】本発明に係る手乾燥装置の一実施例を示す制御ブロック図である。
【符号の説明】
A…手乾燥装置、1…気体供給手段、2…供給路、3…加熱手段、
4…気体吹出しノズル、5…手、6…手挿入部、7…排水口、
8…手検知手段、9…水受け部、10…水受けトレイ、
11…制御部、12…気体供給手段、13…吹出しノズル駆動手段、
14…駆動制御手段、15a…起点検出手段(起点検知用)、
15b…起点検出手段(往動起点用)、
15c…起点検出手段(復動起点用)、16…停止手段、
17…駆動回数設定手段、18…水分検出手段、19…気体風圧検出手段

Claims (4)

  1. 手に付着した水などを気体風にて吹き飛ばす手乾燥装置において、手を挿入する手挿入部と、前記手に気体風を吹出す吹出しノズルと、前記吹出しノズルに前記気体風を導入する気体供給手段とを設けるとともに、前記吹出しノズルから吹出される気体風を前記手挿入部に挿入された手の掌または甲に沿って吹出すように前記吹出しノズルを駆動する吹出しノズル駆動手段と、前記吹出しノズル駆動手段を駆動させる駆動制御手段とを設け、更に前記吹出しノズル駆動手段が、前記吹出しノズルを前記手挿入部に挿入された手の手首から指先方向に気体風を吹出すように駆動し、更に前記駆動制御手段は、手の手首から指先方向への往動時より、手の指先から手首への復動時の方がより速く、前記吹出しノズルを駆動することを特徴とする手乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の手乾燥装置において、前記駆動制御手段は、前記吹出しノズルが前記手の手首から手の指先方向への駆動から前記手の指先方向から手首方向への駆動に切り替わる復動起点において、気体風を吹出したまま一定時間停止するよう駆動することを特徴とする手乾燥装置。
  3. 請求項1に記載の手乾燥装置において、前記気体供給手段から供給される気体風の風圧を制御する気体風制御手段を設けるとともに、前記気体風制御手段は、前記吹出しノズル駆動手段による前記吹出しノズルの往動時、前記吹出しノズルと前記手との距離が離れるにしたがって前記吹出しノズルから吹出される気体風の風圧を高めるようにしたことを特徴とする手乾燥装置。
  4. 請求項1に記載の手乾燥装置において、前記気体供給手段から気体風の風圧を検出し、風圧が設定値になると信号を出力する気体風圧検出手段を設けるとともに、前記吹出しノズル駆動手段は、前記気体風圧検出手段からの出力信号により前記吹出しノズルの駆動を開始することを特徴とする手乾燥装置。
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