JP5835933B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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本発明は、洗浄槽の洗浄空間への湯水の供給を断続する湯水断続手段と、前記洗浄空間の底部から湯水を吸引して外部に排出する排水ポンプと、前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が洗浄用水位であることを検出する水位検出手段と、前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記洗浄用水位の湯水を前記洗浄空間内に貯留して洗浄及びすすぎを行うべく、前記水位検出手段の検出情報に基づいて前記湯水断続手段を制御し、かつ、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理の後で、前記洗浄空間内に貯留された湯水を排出すべく、前記排水ポンプを作動させる洗浄用排水運転を実行するように構成された食器洗浄機に関する。
かかる食器洗浄機は、皿や茶碗等の食器類を洗浄するのに使用されるものである。
すなわち、食器洗浄機は種々の使用形態にて運転されるものであるが、その標準的な使用形態は、洗浄空間内に洗浄対象物が収納された状態において、洗浄空間内に洗浄用の湯水を供給して、その洗浄用の湯水を洗浄空間内に装備した洗浄用ノズルから洗浄水として噴出する洗浄処理を行い、次に、洗浄用排水運転により、洗浄空間内の湯水を排出したのち、洗浄空間内にすすぎ用の湯水を供給して、そのすすぎ用の湯水を洗浄空間内に装備した洗浄用ノズルから噴出するすすぎ処理を行い、その後、洗浄用排水運転により、洗浄空間内の湯水を排出したのち、乾燥処理を行う形態である。
このような食器洗浄機の従来例として、洗浄用排水運転が、排水ポンプを作動させたのち設定時間が経過すると、排水ポンプの作動を停止する形態にて行われるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1においては、排水ポンプを作動させる設定時間についての詳しい説明はないが、この設定時間は、例えば、洗浄処理やすすぎ処理のために洗浄空間に貯留されている湯水の全量を排出することができる時間に設定されることになる。
特開2006−239275号公報
食器洗浄機の使用時間帯は、夕食後の食器類を洗浄する等のために、夜間になることが多いものであり、静粛化が極力望まれるものであるが、従来の食器洗浄機においては、排水運転を行うときに騒音を発生する虞があり、改善が望まれるものであった。
すなわち、排水ポンプを作動させて湯水を排出するときの排水揚程が、食器洗浄機から延設される外部接続ホースの設置形態の変化等により、変動することになる。
つまり、排水ポンプにて排出される湯水を外部に導くために食器洗浄機から外部接続ホースが延設されることになり、そして、外部接続ホースは、水平方向に沿って延びる状態で配設されて、食器洗浄機が設置される設置箇所の排水管に接続されることが多いが、設置箇所によっては、その排水管が上方に位置するため、外部接続ホースが上方に向けて延びる状態で配設されて、設置箇所の排水管に接続されることがある。ちなみに、外部接続ホースを上方に向けて延びる状態で配設するときの上昇量は、多いときには1メートル程度になる場合がある。
したがって、排水揚程が変動しても、洗浄空間内の湯水を適切に排出できるようにするには、排水ポンプの排水能力を排水揚程が高いときにも湯水を排水することができる高排水能力に定めることになる。
しかしながら、この場合には、排水揚程が低いときにも、排水ポンプが高排水能力にて作動することになるため、排水揚程が低いときにも、排水ポンプが高排水能力にて作動して、大きな騒音を発生する不都合がある。つまり、排水揚程が低いため、本来は、排水ポンプを低排水能力にて作動させることによって、低騒音化を図ることができるにも拘わらず、排水ポンプが高排水能力にて作動するため、大きな騒音を発生する不都合がある。
また、洗浄用排水運転を、排水ポンプを作動させたのち設定時間が経過すると、高排水能力にて作動させる排水ポンプの作動を停止する形態にて行う場合においては、その排水ポンプを作動させる設定時間は、排水揚程が高い場合においても洗浄空間内に貯留されている湯水の全量を適切に排出することができる時間に設定されることになる。
しかしながら、このように排水ポンプを作動させる設定時間を定める場合には、排水揚程が小さいときには、設定時間が経過するよりもかなり前に、洗浄空間に貯留されている湯水がなくなり、排水ポンプにエアー噛みが発生して、大きな騒音を発生する状態が、長時間に亘って生じることになる。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、排水揚程が変動しても、洗浄空間内の湯水を的確に排出できるようにしながらも、洗浄用排水運転において騒音の発生を極力抑制できる食器洗浄機を提供する点にある。
本発明の食器洗浄機は、洗浄槽の洗浄空間への湯水の供給を断続する湯水断続手段と、
前記洗浄空間の底部から湯水を吸引して外部に排出する排水ポンプと、
前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が洗浄用水位であることを検出する水位検出手段と、
前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記洗浄用水位の湯水を前記洗浄空間内に貯留して洗浄及びすすぎを行うべく、前記水位検出手段の検出情報に基づいて前記湯水断続手段を制御し、かつ、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理の後で、前記洗浄空間内に貯留された湯水を排出すべく、前記排水ポンプを作動させる洗浄用排水運転を実行するように構成されたものであって、その第1特徴構成は、
前記水位検出手段が、前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が前記洗浄用水位よりも低い湯水排出水位であることを検出するように構成され、
前記制御手段が、
前記洗浄用排水運転において、前記排水ポンプを設定排水能力にて作動させた状態を、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位が検出されてから洗浄排水用の設定時間が経過するまで継続するように構成され、且つ、
前記水位検出手段にて前記洗浄用水位から前記湯水排出水位が検出されるまでの移行時間を計測して、その移行時間が設定基準時間よりも長い排水能力不足状態のときには、前記湯水排出水位が検出された時点以降において、前記設定排水能力を高排水能力側に変更設定するように構成され、
前記制御手段が、前記水位検出手段にて前記洗浄用水位が検出されている状態から前記洗浄用排水運転を実行するごとに、前記移行時間を計測して、前記排水能力不足状態であるごとに、前記設定排水能力を、設定増大量ずつ高排水能力側に変更設定するように構成され、
前記設定増大量が、前記移行時間と前記設定基準時間との差が大きいほど大きな量に定められるものである点を特徴とする。
すなわち、洗浄処理及びすすぎ処理の後で、洗浄空間内に貯留された湯水を排出すべく、排水ポンプを作動させる洗浄用排水運転が、排水ポンプを設定排水能力にて作動させた状態を、洗浄空間に貯留される湯水の水位を検出する水位検出手段にて湯水排出水位が検出されてから洗浄排水用の設定時間が経過するまで継続する形態にて行われる。
ちなみに、洗浄排水用の設定時間は、湯水排出水位の湯水を排水ポンプにて排出するのに必要とする時間に応じた時間に設定されることになる。
そして、洗浄用排水運転を実行するときに、水位検出手段にて洗浄用水位から湯水排出水位であることが検出されるまでの移行時間が計測されて、その計測時間が設定基準時間よりも長いと、排水能力不足状態であるとして、湯水排出水位が検出された時点以降において、設定排水能力が高排水能力側に変更設定されることになる。
したがって、当初は、設定排水能力を、排水揚程の低い場合に対応する低排水能力に設定した状態で、排水ポンプを作動させるようにしておき、水位検出手段にて洗浄用水位から湯水排出水位であることが検出されるまでの移行時間が、設定基準時間よりも長い場合には、排水揚程が高くて排水能力が不足する排水能力不足状態であるとして、設定排水能力を高排水能力側に変更設定して、洗浄排水用の設定時間が経過するまで、高排水能力側に変更設定された設定排水能力にて排水ポンプを作動させることができるため、設定排水能力を、当初は、排水揚程の低い場合に対応する能力に設定しておいても、排水揚程が高い場合には、設定排水能力を高排水能力側に変更設定されることにより、洗浄空間に貯留された湯水を的確に排出することができる。
しかも、排水揚程が低い場合には、水位検出手段にて洗浄用水位から湯水排出水位であることが検出されるまでの移行時間が、設定基準時間よりも長くならないため、設定排水能力が、低排水能力に設定され続けられることになるため、排水揚程が低いときに、設定排水能力が高排水能力に設定されることにより、排水ポンプの作動により騒音を発生することや、洗浄排水用の設定時間が経過するよりもかなり前に、洗浄空間に貯留されている湯水がなくなり、排水ポンプにエアー噛みが発生して、大きな騒音を発生する状態が長時間に亘って生じることを抑制できることになる。
ちなみに、移行時間が設定基準時間よりも長い排水能力不足状態である場合においては、湯水排出水位が検出された時点以降は、設定排水能力が高排水能力側に変更設定された状態が継続されることになるため、その後、洗浄処理及びすすぎ処理の後で、洗浄用排水運転を行う場合に、洗浄空間の湯水が洗浄用水位から湯水排出水位まで排出されるときや、湯水排出水位の湯水が排出されるときにおいて、高排水能力側に変更設定された設定排水能力にて排水ポンプが作動されることになるが、このように、排水ポンプが高排水能力側に変更設定された設定排水能力にて作動されると、排水揚程が高い状態においても、洗浄空間に貯留されている湯水の排出を迅速に行えることになり、洗浄用排水運転を行う運転時間の短縮化を図る上で好都合となる。
尚、設定排水能力を排水揚程に合わせた状態に変更設定するにあたり、当初から、設定排水能力を、排水揚程の高い場合に対応する能力に設定した状態で、排水ポンプを作動させるようにしておき、水位検出手段にて洗浄用水位から湯水排出水位であることが検出されるまでの移行時間が、短いと、排水揚程が低くて、排水能力が過剰である排水能力余剰状態であるとして、設定排水能力を低排水能力側に変更設定するように構成することが考えられるが、この場合、当初において、排水揚程が低いのにも拘わらず、設定排水能力が排水揚程の高い場合に対応する高排水能力に設定された状態で排水ポンプが作動して、排水ポンプが騒音を発生する不都合がある。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、排水揚程が変動しても、洗浄空間内の湯水を的確に排出できるようにしながらも、排水運転において騒音の発生を極力抑制できる食器洗浄機を提供できる。
また、本発明の第1特徴構成によれば、洗浄用排水運転が実行されるごとに、水位検出手段にて洗浄用水位から湯水排出水位であることが検出されるまでの移行時間が計測されて、その移行時間に基づいて排水能力不足状態であるか否かが判別される。
そして、排水能力不足状態であるごとに、設定排水能力が、設定増大量ずつ高排水能力側に変更設定されることになる。
このように、洗浄用排水運転を実行するごとに、移行時間を計測して、排水能力不足状態であるごとに、設定排水能力を、設定増大量ずつ高排水能力側に変更設定するものであるから、設定排水能力を、排水揚程に合わせた適正状態に適切に近づけることができるものとなる。
つまり、洗浄用排水運転を実行したときに計測した移行時間に基づいて、排水能力不足状態であるか否かを判別して、排水能力不足状態であるときには、設定排水能力を高排水能力側に変更設定することを、例えば、食器洗浄機を設置して、最初に洗浄用排水運転を実行したときにのみ行うようにすることが考えられるが、この場合、排水能力不足状態であるときには、設定排水能力を、排水揚程に合わせて高排水能力側に変更設定できるものの、1回の変更設定だけでは、設定排水能力を適正状態に近づけることは難しいものである。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、設定排水能力を、排水揚程に合わせた適正状態に適切に近づけることができる食器洗浄機を提供できる。
また、本発明の第1特徴構成によれば、洗浄用排水運転が実行されるごとに、水位検出手段にて洗浄用水位から湯水排出水位であることが検出されるまでの移行時間が計測されて、排水能力不足状態であるごとに、設定排水能力が、設定増大量ずつ高排水能力側に変更設定されることになる。
そして、設定増大量が、移行時間と設定基準時間との差が大きいほど大きな量に定められるものであるから、移行時間と設定基準時間との差が大きいほど、換言すれば、排水揚程が高いほど、設定排水能力が、高排水能力側に大きく変更設定されることになる。
このように、移行時間と設定基準時間との差が大きいほど、設定排水能力が、高排水能力側に大きく変更設定されるものであるから、排水揚程が高くて、排水能力不足状態ではあるものの、排水揚程がさほど高くない場合には、設定排水能力が高排水能力側に過剰に変更設定されるのを抑制しながらも、排水揚程がかなり高い場合においては、その排水揚程に合わせた適正な排水能力に変更設定することを、洗浄用排水運転を多数回実行することなく、迅速に行えるものとなる。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、排水能力不足状態ではあるものの、排水揚程がさほど高くない場合において、設定排水能力が高排水能力側に過剰に変更設定されるのを抑制し、かつ、排水揚程がかなり高い場合においては、その排水揚程に合わせた適正な排水能力に変更設定することを迅速に行える食器洗浄機を提供できる。
本発明の第2特徴構成は、上記した第1特徴構成に加えて、
前記洗浄空間からの空気吸引口と前記洗浄空間への空気供給口とに亘る通風経路を通して通風手段にて循環される前記洗浄空間の空気を、除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿し、かつ、除湿処理後の湯水及び凝縮水を前記洗浄槽内に流動させるように構成された除湿部と、
前記洗浄空間の空気を加熱する加熱手段と、
前記湯水断続手段が、前記除湿部への湯水供給の断続を行うように構成され、
前記洗浄空間の底部に貯留される湯水の水位が前記洗浄用水位よりも低い乾燥用排出水位であることを検出する乾燥用排出水位検出手段が設けられ、
前記制御手段が、
前記乾燥処理において、前記加熱手段にて前記洗浄空間の空気を加熱しながら、前記除湿用の湯水と前記通風経路を通過する空気とを接触させるべく、前記通風手段、前記加熱手段、及び、前記湯水断続手段を制御し、かつ、前記乾燥用排出水位検出手段にて前記乾燥用排出水位が検出されると、その乾燥用排出水位の湯水を排出すべく、前記排水ポンプを乾燥排水用設定時間が経過するまで作動させる乾燥用排水運転を繰り返すように構成され、且つ、
前記乾燥用排水運転において、前記洗浄用排水運転について設定した前記設定排水能力にて前記排水ポンプを作動させるように構成されている点を特徴とする。
すなわち、乾燥処理として、加熱手段にて洗浄空間の空気を加熱しながら、通風経路を通過する空気を、除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿する処理を行うものであるから、乾燥処理を行う際に、湿った空気が機外に排出されることがないため、湿った空気が、使用者や食器洗浄機が設置されている箇所に存在する他の機器類に吹き付けられることを抑制できるものとなり、使用勝手がよいものとなる。
また、乾燥処理を行うときには、除湿部からの除湿処理後の湯水及び凝縮水が洗浄槽内に流動され、そして、洗浄槽内の洗浄空間の底部に貯留される湯水が乾燥用排出水位になるごとに、洗浄用排水運転について設定した設定排水能力にて、排水ポンプを乾燥排水用設定時間が経過するまで作動させる乾燥用排水運転が繰り返されることになる。
ちなみに、乾燥用排出水位は、洗浄槽内の洗浄対象物や加熱手段を浸漬させない水位に定められることになり、また、乾燥排水用設定時間は、洗浄空間の底部に貯留されている乾燥用排出水位の湯水を、的確に排出することができる時間に定められることになる。
このように、除湿部からの除湿処理後の湯水及び凝縮水を、洗浄槽内に流動させて、排水ポンプを用いて、外部に排出するものであるから、排水ポンプの排出能力を用いて、除湿部からの除湿処理後の湯水及び凝縮水を的確に外部に排出することができる。
つまり、洗浄処理やすすぎ処理のために洗浄空間に貯留された湯水を排出するために備えられている排水ポンプを用いて、除湿部からの除湿処理後の湯水及び凝縮水を外部に排出するものであるから、本来構成を有効利用した簡素な構成にて、除湿部からの除湿処理後の湯水及び凝縮水を的確に外部に排出することができるのである。
また、洗浄槽内の洗浄空間の底部に貯留される湯水が乾燥用排出水位になるごとに、排水ポンプを乾燥排水用設定時間が経過するまで作動させる乾燥用排水運転を、繰り返すようにするものであるから、例えば、乾燥処理中は、除湿部からの除湿処理後の湯水及び凝縮水が洗浄槽に流動する単位時間当たりの流量に合わせた排出能力にて排水ポンプを連続的に作動させながら、洗浄槽内に流動される除湿部からの除湿処理後の湯水及び凝縮水を連続的に排出するように構成する場合に較べて、ランニングコストの低下を図ることができる。
さらに、乾燥用排水運転において、洗浄用排水運転について設定した設定排水能力にて排水ポンプを作動させるものであるから、排水揚程が変動しても、洗浄空間の底部に貯留されている乾燥用排出水位の湯水を、的確に排出することができ、しかも、排水揚程が低い状態であるにも拘わらず、設定排水能力が、排水揚程が高い高排水能力に設定されることを回避して、乾燥排水用設定時間が経過するよりもかなり前に、洗浄空間に貯留されている湯水がなくなり、排水ポンプにエアー噛みが発生して、大きな騒音を発生する状態が長時間に亘って生じることを抑制できることになる。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成による作用効果に加えて、湿った空気が機外に排出されることがなくて、使い勝手が良い状態で乾燥処理を行うことができ、しかも、その乾燥処理にて生じる除湿処理後の湯水及び凝縮水を、本来構成を有効利用した簡素な構成で、且つ、ランニングコストの低下を図る形態にて、的確に外部に排出することができるのであり、さらには、除湿処理後の湯水及び凝縮水を排出することを、排水揚程が変動しても的確に、かつ、騒音を発生する状態が長時間に亘って生じることを抑制した状態で行うことができる食器洗浄機を提供できる。
本発明の第特徴構成は、上記した第1又は第2特徴構成に加えて、
前記制御手段が、前記洗浄用排水運転を開始する際に、前記水位検出手段が前記洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合には、前記排水ポンプの作動を停止させた状態で待機して、前記水位検出手段が前記洗浄用水位を検出すると、前記洗浄用排水運転を開始するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、制御手段が、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出手段が洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合には、排水ポンプの作動を停止させた状態で待機することになる。
そして、待機しているときに、水位検出手段が洗浄用水位を検出すると、洗浄用排水運転を開始することになる。
つまり、例えば、洗浄用空間に洗浄用水位の湯水を貯留しておいても、洗浄処理を行うときに、多量の泡が発生して、泡の生成に湯水が使用されることにより、洗浄処理後において、洗浄空間に貯留されている湯水の水位が、洗浄用水位よりも低くなる虞がある。
そして、このような状態においては、時間の経過に伴って、生成された泡が消滅して、洗浄空間に貯留されている湯水の水位が、洗浄用水位に復帰することが考えられる。
そこで、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出手段が洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合には、排水ポンプの作動を停止させた状態で待機して、水位検出手段が洗浄用水位を検出すると、洗浄用排水運転を開始することにより、水位検出手段にて洗浄用水位から前記湯水排出水位が検出されるまでの移行時間を、適正通り計測して、設定排水能力を変更設定することを的確に行うことができるのである。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記した第1又は第2特徴構成による作用効果に加えて、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出手段が洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合においても、設定排水能力を変更設定することを的確に行うことができる食器洗浄機を提供できる。
本発明の第特徴構成は、上記した第特徴構成に加えて、
前記制御手段が、前記洗浄用排水運転を開始する際に、前記水位検出手段が前記洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合において、設定待機時間が経過しても前記水位検出手段が前記洗浄用水位を検出しないときには、前記洗浄用排水運転を開始し、かつ、前記移行時間の計測を中止するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、制御手段が、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出手段が洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合には、排水ポンプの作動を停止させた状態で待機して、待機しているときに、水位検出手段が洗浄用水位を検出すると、洗浄用排水運転を開始することになる。
そして、設定待機時間が経過しても水位検出手段が洗浄用水位を検出しないときには、洗浄用排水運転を開始し、かつ、移行時間の計測を中止することになる。
つまり、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出手段が洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合には、時間の経過に伴って、生成された泡が消滅して、洗浄空間に貯留されている湯水の水位が、洗浄用水位に復帰することが考えられるため、設定待機時間が経過するまで待機することになる。
しかしながら、設定待機時間が経過するまで待機しても、水位検出手段が洗浄用水位を検出しないときには、泡が発生し易い洗剤を使用者が誤って使用して、多量に泡が発生した状態等であり、湯水の水位が洗浄用水位に復帰し難い状態であると考えられるため、移行時間の計測を中止する条件で、洗浄用排水運転を開始するのである。
ちなみに、移行時間の計測が中止された場合には、排水ポンプを作動させる設定排水能力を変更設定することは行われずに、設定排水能力は、現在の設定排水能力に維持されることになる。
このように、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出手段が洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合において、設定待機時間が経過するまで待機しても、水位検出手段が洗浄用水位を検出しないときには、移行時間の計測を中止する条件で、洗浄用排水運転を開始するものであるから、洗浄用排水運転を、その開始が大きく遅れることを回避しながら実行できるのである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した第特徴構成による作用効果に加えて、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出手段が洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合において、洗浄用排水運転を、その開始が大きく遅れることを回避しながら実行できる食器洗浄機を提供できる。
食器洗浄機の斜視図 洗浄槽を収納した状態の切欠側面図 食器洗浄機の概略構成図 乾燥用空気の流動状態を示す概略斜視図 水位検出センサの切欠斜視図 湯水排出水位の検出状態の縦断側面図 洗浄用水位の検出状態の縦断側面図 異常水位の検出状態の縦断側面図 制御構成を示すブロック図 時間差と設定増大速度との関係を示す図 制御作動を示すフローチャート 制御作動を示すフローチャート 制御作動を示すフローチャート
〔実施形態〕
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、前面部が開口された本体ケース部としての本体部1が設けられ、平面視形状が四角状の洗浄槽Dを備えた引出し部2が、本体部1に対して、水平方向に沿って引出し及び収納自在に設けられて、食器洗浄機の一例としての引出し式の食器洗浄機が構成されている。
尚、例示はしないが、引出し部2を本体部1に対して移動自在に支持するスライド式レール機構が設けられており、引出し部2が、その大部分を本体部1の外方に露出させる状態に引き出すことができるように構成されている。
そして、引出し部2を本体部1に収納した状態において洗浄槽Dの上面部を閉塞する内蓋部3が、引出し部2を本体部1から引き出した状態では洗浄槽Dの上面部を開口するように、引出し部2の引き出し及び収納に伴って自動的に開閉される形態で設けられており、洗浄槽Dの内部空間にて、開閉自在な洗浄空間Qが構成されている。
尚、図2に示すように、本体部1の底部には、漏水受止め用のドレンパン14が配備されており、例示はしないが、このドレンパン14にて受止め回収された水の存否を検出する漏水センサが装備されることになる。
引出し部2の前面部には、本体部1の前面部の開口を開閉する扉体Aが設けられ、その扉体Aには、引出し部2を本体部1から引き出すときや収納するときに把持するための把持部Bが設けられている。尚、詳述はしないが、把持部Bの内方側箇所には、引出し部2を本体部1に収納するに伴って本体部1の係止部Paに係合する係合手段Pが設けられており、この係合手段Pが係止部Paに係合することにより、引出し部2を本体部1に収納した状態に保持するようになっている。そして、係合手段Pは、引出し部2を本体部1から引き出すときに把持部Bを支持する手指にて、係合を解除する解除状態に操作できるようになっている。
また、扉体Aには、運転のための各種操作を行う操作部SSが設けられている。
図3に示すように、上水道等の湯水供給源に接続された給水路4A、その給水路4Aから分岐される洗浄槽用分岐路4B、及び、給水路4Aから分岐される除湿用分岐路4Cが設けられている。
洗浄槽用分岐路4Bは、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に洗浄及びすすぎのための湯水を供給する給水口5(図2参照)に接続され、除湿用分岐路4Cは、洗浄槽Dの前側壁部Dfに装備される後述の除湿部Gに接続されている。
そして、給水路4Aを開閉する第1開閉弁V1と、洗浄槽用分岐路4Bを開閉する第2開閉弁V2と、除湿用分岐路4Cに装備されて、第1開閉弁V1及び第2開閉弁V2の開き状態において、その除湿用分岐路4Cを通流する湯水の通流量が洗浄槽用分岐路4Bを通流する湯水の通流量よりも少なくなるように制限する定流量弁V3とが設けられ、第1開閉弁V1、第2開閉弁V2、及び、定流量弁V3から、給水口5への湯水供給の断続と前記除湿部Gへの湯水供給の断続とを行う湯水断続手段Eが構成されている。
つまり、洗浄空間Qに湯水を供給するときには、第1開閉弁V1、及び、第2開閉弁V2が開かれることになり、除湿部Gだけに湯水を供給するときには、第1開閉弁V1が開かれ、第2開閉弁V2が閉じられることになる。
尚、第1開閉弁V1には、洗浄槽用分岐路4Bを通流する湯水の通流量を、除湿用分岐路4Cを通流する湯水の通流量(例えば、200ml/分)よりも十分に大きい通流量ではあるものの、過大な通流量となることを抑制すべく制限する定流量弁V4が、一体的に組み込まれる状態で装備されている。
また、第1開閉弁V1、第2開閉弁V2、及び、定流量弁V3が、本体部1の背部側箇所に配設され、洗浄槽用分岐路4Bにおける第2開閉弁V2と給水口5とを接続する部分が、可撓性ホースR1にて構成され、除湿用分岐路4Cにおける定流量弁V3と除湿部Gとを接続する部分が、可撓性ホースR2にて構成されている。
また、図2及び図3に示すように、引出し部2における洗浄槽Dの底部下方には、正転で洗浄用ポンプとして機能し、逆転で排水用ポンプとして機能する兼用ポンプ6が設けられ、洗浄槽Dの洗浄空間Qの内部には、洗浄用ノズル8や加熱手段としての電気式の加熱ヒータ9などが配置され、さらに、食器などの洗浄対象物を収納載置する洗浄かご10が、洗浄槽Dの内部に着脱自在に装着されている。
兼用ポンプ6は、洗浄槽Dの底部に形成した水貯留用凹部Sに、吸引管11にて接続され、かつ、この兼用ポンプ6には、排水管12が接続されている。
つまり、兼用ポンプ6は、正転状態においては、洗浄空間Qの底部に貯留した湯水を洗浄用ノズル8に圧送して、洗浄用ノズル8から湯水を噴出させることになり、また、逆転状態においては、排水管12を通して、洗浄空間Q内に貯留されている湯水を外部に排出することになる。
排水管12が、引き出し部2の背部に延びる状態で装備され、その排水管12の先端部と、本体部1の背部側箇所に配設された排水トラップ12Bとが、排水ホース12Aにて接続され、そして、排水トラップ12Bには、外部接続ホース12Cが接続されている。
したがって、外部接続ホース12Cが、食器洗浄機を設置する箇所に装備されている設置箇所の排水管に接続されることにより、洗浄空間Qの湯水を外部に排水できるようになっている。
尚、設置箇所の排水管が低位置に配備される場合には、外部接続ホース12Cは、水平方向に伸びる姿勢で配置されることになるが、設置箇所の排水管が高位置に配備される場合には、外部接続ホース12Cは、上方に向けて伸びる姿勢で配置されることになり、その結果、洗浄空間Qの湯水を排出する際の排水揚程が変化することになる。
また、図3に示すように、水貯留用凹部Sには、連通路としての案内管13を介して水位検出センサJが接続されている。
この水位検出センサJは、後述の如く、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が洗浄用水位Y2(図7参照)であること、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が、洗浄空間Qから大部分の湯水を排出した状態に相当して、加熱ヒータ9が露出する程度に低い湯水排出水位Y1a(図6参照)であること、洗浄槽D内に貯留される湯水が洗浄用水位Y2より設定量高い異常水位Y3(図8参照)であること、及び、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が、上記湯水排出水位Y1aよりも少し高くて、加熱ヒータ9が露出する程度に低い乾燥用排出水位Y1b(図6参照)を検出するように構成されている。
つまり、水位検出センサJは、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が洗浄用水位Y2であること、および、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が洗浄用水位Y2よりも低い湯水排出水位Y1aであることを検出する水位検出手段、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が洗浄用水位Y2よりも低い乾燥用排出水位Y1bであることを検出する乾燥用排出水位検出手段、及び、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が異常水位Y3であることを検出する異常水位検出手段の夫々を構成することになる。
尚、本実施形態においては、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2が検出されるときには、洗浄空間Qには2.4L(リットル)の湯水が貯留され、その状態から湯水を排出して湯水排出水位Y1aが水位検出センサJにて検出されたときには、洗浄空間Qには0.9L(リットル)に相当する湯水が残存する(貯留される)状態となる。
図2及び図3に示すように、洗浄槽Dの前側壁部Dfには、乾燥ユニットKが取り付けられている。
つまり、前側壁部Dfには、図4にも示すように、乾燥ユニットKからの空気を洗浄空間Qに供給する空気供給口21、及び、乾燥ユニットKが洗浄空間Q内の空気を吸引する空気吸引口22が、洗浄空間Qの下位側に相当する箇所でかつ左右両側に離れた位置に形成されている。具体的には、空気供給口21及び空気吸引口22は、洗浄かご10よりも下方側でかつ上述の水貯留用凹部Sよりも上方側に位置するように形成され、そして、本実施形態においては、空気供給口21を右側に、且つ、空気吸引口22を左側に位置させている。
乾燥ユニットKは、図3に示すように、洗浄槽Dの前側壁部Dfに止着されるケーシング20の内部に、空気吸引口22と空気供給口21とに亘る通風経路Fを通して洗浄空間Qの空気を循環させる通風手段としての循環ファン23、及び、通風経路Fを通して循環される空気を除湿する上述の除湿部Gを備えて構成されている。
通風経路Fは、空気吸引口22から上方側に伸びる上昇経路部分f1とその上昇経路部分f1の上端部から空気供給口21に向けて下方側に伸びる下降経路部分f2とからなる逆U字状に形成されており、上昇経路部分f1に、除湿部Gが配設され、下降経路部分f2に、循環ファン23が配設されている。
除湿部Gは、複数枚の伝熱板24を板厚方向に沿って間隔を隔てて並置して、それら伝熱板24に向けて除湿用の湯水を噴出ノズル25から噴出することによって、複数枚の伝熱板24の間を通して上方に向けて流動する空気を、伝熱板24の表面を流下する除湿用水との接触及び伝熱板24の間を流下する除湿用水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿するように構成されている。
尚、噴出ノズル25から噴出された除湿用の湯水及び凝縮された湯水は、空気吸引口22を通して洗浄槽Dの洗浄空間Q内に流動して水貯留用凹部Sに貯留されることになる。
そして、電気式の加熱ヒータ9を加熱作用させた状態で、循環ファン23を通風作動させ且つ噴出ノズル25から除湿用の湯水を噴出させることにより、洗浄空間Qから吸引した空気を除湿部Gにて除湿したのち、乾燥用の空気として洗浄空間Qに供給し、その供給された空気を電気式の加熱ヒータ9にて加熱することにより、洗浄空間Q内の洗浄対象物を乾燥する乾燥運転を行えるように構成されている。
また、電気式の加熱ヒータ9を停止させた状態で、循環ファン23の通風作動及び噴出ノズル25からの除湿用の湯水の噴出作動を行わせることにより、洗浄空間Qから吸引した空気中の臭気成分を除湿部Gにて除湿用水に吸収させたのち、洗浄空間Qに供給することにより、洗浄空間Qを消臭する消臭運転を行えるように構成されている。
乾燥運転における空気の流れについて説明を加えると、図4に示すように、洗浄槽Dの前側壁部Dfに形成した空気供給口21から洗浄空間Qに供給される空気は、主たる流れとして、上昇しながら背部側に向けて流動し、その後、前側壁部Dfにおける下方側で且つ空気供給口21とは左右方向で離れた位置に形成した空気吸引口22に向けて下方側に移動しながら流動して、空気吸引口22から排出される形態で流れることになり、洗浄槽内における空気吸引口22が位置する側の下方側の部分にも、空気が流動し易いものとなるのである。
したがって、洗浄槽内の洗浄対象物の全体に空気を通流させて、洗浄対象物を効率良く乾燥することにより、乾燥時間の短縮化を図ることができるものとなる。
図3に示すように、引出し部2には、運転を制御する制御手段としての制御部Hが装備されている。
そして、この制御部Hが、図9に示すように、操作部SSにて入力される指令に基づいて、兼用ポンプ6を駆動する直流モータ6a、電気式の加熱ヒータ9、循環ファン23、及び、湯水断続手段Eの作動を制御して、洗浄槽Dの内部にて形成される洗浄空間Qの洗浄対象物を洗浄する洗浄処理としての洗浄運転、洗浄対象物のすすぎを行うすすぎ処理としてのすすぎ運転、洗浄槽Dの洗浄空間Qに貯留された湯水を排水する排水処理としての排水運転、電気式の加熱ヒータ9を加熱作用させた状態で、循環ファン23の通風作動及び噴出ノズル25からの除湿用の湯水の噴出作動を行わせる乾燥処理としての乾燥運転、及び、電気式の加熱ヒータ9を停止させた状態で、循環ファン23の通風作動及び噴出ノズル25からの除湿用の湯水の噴出作動を行わせる消臭処理としての消臭運転を行うように構成されている。
図9において、6Aは、兼用ポンプ6を駆動する直流モータ6aに印加する駆動電圧を調整する直流モータ駆動回路であり、直流モータ6aに印加する駆動電圧の正負の向きを、制御部Hから指令される回転方向指令に応じて設定し、かつ、直流モータ6aに印加する駆動電圧の大きさを、制御部Hから指令される指令電圧に調整するように構成されている。
つまり、直流モータ駆動回路6Aは、直流モータ6aに印加する駆動電圧の正負を切換えることにより、直流モータ6aを正転又は逆転状態で駆動し、かつ、正転駆動状態及び逆転駆動状態の夫々において、直流モータ6aに印加する駆動電圧の大きさを調整することにより、兼用ポンプ6の回転速度を変更できるように構成されている。
そして、本実施形態においては、制御部Hが、兼用ポンプ6の回転速度を検出する回転速度検出手段としての回転速度センサMの検出情報に基づいて、兼用ポンプ6を目標回転速度にて、正転及び逆転駆動すべく、直流モータ6aに供給する駆動電圧を比例積分制御により求めて、その駆動電圧を指令電圧として、直流モータ駆動回路6Aに指令する回転速度調整処理(以下、FB制御と略称)を実行するように構成されている。
尚、本実施形態においては、直流モータ6aを逆転駆動する際の目標回転速度を変更することによって、兼用ポンプ6の排水能力が変更調整されることになる。
又、図9において、L1は、操作部SSに設けた警報ランプ、L2は、操作部SSに内蔵した警報ブザー、L3は、操作部SSに設けた表示部であり、これら警報ランプL1、警報ブザーL2、及び、表示部L3が、異常が発生したときに警報作動する警報手段Lとして機能することになる。ちなみに、表示部L3には、発生した異常の内容に対応するコードが表示されることになる。
尚、図9において、Nは、引出し部2が本体部1の収納位置に収納されたことを検出する収納スイッチ、9Aは、加熱ヒータ9の駆動回路、23Aは、循環ファン23の駆動電圧を調整する駆動ファン駆動回路である。
次に、制御部Hが実行する運転について説明を加える。
尚、操作部SSにより、洗浄運転、すすぎ運転、乾燥運転、消臭運転の順に運転させる連続運転コースや、乾燥運転のみ運転させる乾燥のみコースなど各種の運転コースを選択できるように構成され、さらに、連続運転コースとして、標準運転コース、念入り運転コース、スピーディ運転コース、快速運転コースを選択できるように構成されているが、本実施形態においては、連続コースの標準運転コースについてのみ説明する。
図11のフローチャートに基づいて、制御部Hの制御作動について説明する。
先ず、収納スイッチNにより、引出し部2が本体部1の収納位置に収納されることが検出され(#1)、操作部SSの電源スイッチがON操作され(#2)、運転コースの選択が行われ(#3)、操作部SSのスタートスイッチがON操作されると(#4)、選択された運転コースが実行されることになる。
以下、連続コースの標準運転コースが選択されて、操作部SSのスタートスイッチがON操作された場合であるとして、説明を続ける。
操作部SSスタートスイッチがON操作された後は、先ず、洗浄運転(#5)、その洗浄運転後の排水運転(#6)が実行され、次に、すすぎ運転(#7)、そのすすぎ運転後の排水運転(#8)が実行される。そして、すぎ運転が2回終了したか否かが判別されて(#9)、2回終了していない場合には、すすぎ運転(#7)、そのすすぎ運転後の排水運転(#8)が再び実行される。
#9にて、すすぎ運転が2回終了したと判別した場合には、加熱すすぎ運転(#10)、その加熱すすぎ運転後の排水運転(#11)が実行され、引き続き、乾燥運転(#12)、消臭運転(#13)が順次実行される。
洗浄運転は、先ず、第1開閉弁V1及び第2開閉弁V2を開弁して、給水路4A及び洗浄槽用分岐路4Bを通して給水口5から洗浄空間Q内に湯水を供給することに加えて、除湿用分岐路4Cを通して除湿部Gに湯水を供給して、その除湿部Gから空気吸引口22を通して洗浄空間Q内に湯水を供給する。そして、洗浄空間Qの水位が洗浄用水位Y2に達したことが水位検出センサJにて検出されると、第1開閉弁V1及び第2開閉弁V2を閉じて、洗浄空間Qへの湯水の供給を停止する。
その後、兼用ポンプ6を正転作動させ且つ加熱ヒータ9を作動させて、洗浄水を洗浄用ノズル8から洗浄対象物に向けて噴出する洗浄動作を、設定された洗浄運転時間が経過するまで行うことになる。
尚、使用者が操作部SSのスタートスイッチをON操作する前に洗浄用洗剤を洗浄槽D内に投入しておくことにより、洗剤を用いた洗浄を行うことができる。
洗浄運転後の排水運転は、兼用ポンプ6を逆転作動させ、洗浄槽D内の湯水を排水する排水動作を開始し、その後、水位検出センサJにて湯水排出水位Y1aが検出されると、その時点から洗浄排水用の設定時間(例えば15秒)が経過するまで、排水動作を継続して行うことになる。
すすぎ運転は、上述の洗浄運転と同様に、洗浄空間Qに湯水を供給して、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2が検出されると、湯水の供給を停止することになる。
その後、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物をすすぐことになるすすぎ動作を、設定されたすすぎ運転時間が経過するまで行うことになる。
すすぎ運転後の排水運転は、洗浄運転後の排水運転と同様に、兼用ポンプ6を逆転作動させて、洗浄槽D内の湯水を排水する排水動作を、水位検出センサJにて湯水排出水位Y1aが検出されてから洗浄排水用の設定時間(例えば15秒)が経過するまで、継続して行うことになる。
加熱すすぎ動作は、上述の洗浄運転と同様に、洗浄空間Qに湯水を供給して、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2が検出されると、湯水の供給を停止することになる。
その後、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物をすすぐようにするすすぎ動作を行うことになり、そして、図外の温度センサにより、すすぎ水の温度が仕上げ用設定温度(例えば、67℃)になると、加熱すすぎ動作を終了することになる。
加熱すすぎ運転後の排水運転は、洗浄運転後の排水運転と同様に、兼用ポンプ6を逆転作動させて、洗浄槽D内の湯水を排水する排水動作を、水位検出センサJにて湯水排出水位Y1aが検出されてから洗浄排水用の設定時間(例えば15秒)が経過するまで、継続して行うことになる。
乾燥運転は、電気式の加熱ヒータ9を加熱作用させた状態で、循環ファン23の通風作動及び噴出ノズル25からの除湿用の湯水の噴出作動を行わせることになり、その状態を設定乾燥処理時間(例えば、25分)が経過するまで継続させる。
そして、乾燥運転中において、水位検出センサJにて上述した乾燥用排出水位Y1bであることが検出されると、乾燥用排水運転を行うことになる。
この乾燥用排水運転は、兼用ポンプ6を逆転作動させて排水する排水動作を、乾燥排水用の設定時間(例えば、15秒)が経過するまで行うことになる。
消臭運転は、電気式の加熱ヒータ9を停止させた状態で、循環ファン23の通風作動及び噴出ノズル25の除湿用水の噴出作動を行わせることになり、その状態を消臭用設定時間が経過するまで行う。
そして、消臭運転中において、乾燥運転の場合と同様に、水位検出センサJにて乾燥用排出水位Y1bが検出されると、消臭用排水運転を行うことになる。
この消臭用排水運転は、乾燥用排水運転と同様に、兼用ポンプ6を逆転作動させて排水する排水動作を、水位検出センサJにて湯水排出水位Y1aが検出されてから消臭排水用の設定時間(例えば、15秒)が経過するまで継続して行うことになる。
ちなみに、以下の説明においては、洗浄運転後の排水運転、すすぎ運転後の排水運転、及び、加熱すすぎ運転後の排水運転を、洗浄用排水運転と呼称する。
本実施形態の食器洗浄機においては、図2及び図3に示すように、閉じた状態の洗浄空間Qの内部圧が機外圧となるように自動調整する圧力調整手段Wが設けられている。
すなわち、例えば、洗浄処理において、電気式の加熱ヒータ9を加熱させたときには洗浄空間Q内の温度はかなりの高温(例えば67℃)になる。その後、洗浄水が排出されて、すすぎ処理のためにすすぎ水が洗浄空間Qに供給され、そのすすぎ水が兼用ポンプ6の作動により洗浄用ノズル8より噴出されることになるが、そのすすぎ水の温度は低温(例えば13〜17℃)である。このため、低温のすすぎ水が洗浄用ノズル8から噴出されると、洗浄空間Q内の温度が急激に低下するものとなり、その結果、洗浄空間Q内の多量の空気が急激に収縮し、洗浄空間Qの内部圧が大きく減少しようとすることがあるが、このようなときには、圧力調整手段Wの作用によって、洗浄空間Qの内部圧が機外圧となるように自動調整されることになる。
圧力調整手段Wは、洗浄槽Dの後側壁部DRに形成した連通孔32(図3参照)を通して、洗浄槽D内の洗浄空間Qと連通して、洗浄空間Q内の圧力を調整するように構成されるものであるが、本実施形態においては、その詳細な構成についての説明は省略する。
尚、圧力調整手段Wには、結露水が生じることがあるが、その結露水が水位検出センサJを介して、洗浄槽Dに回収されるように構成されている。
次に、水位検出センサJについて、図5〜図8に基づいて説明する。
上述の案内管13にて洗浄槽D内の湯水が導入される水位検出用の湯水貯留槽40と、湯水貯留槽40の内部に装備されて、その湯水貯留槽40に貯留される湯水の水位に応じて昇降する水位検出用のフロート41と、フロート41の本体部41Aから上方に延びる軸部41Bを昇降自在に案内する案内部Uと、湯水貯留槽40の上端よりも上方側箇所に位置されて、フロート41の上下2つの昇降位置を検出する一対の第1水位検出部T1及び第2水位検出部T2とが設けられている。
湯水貯留槽40は、横断面形状が4角形状の有底筒状に形成されるものであって、その底部には、上述した案内管13が接続される連結用筒部40Cが形成され、そして、上部に外嵌される蓋体42にて、その上方開口が覆われるようになっている(図5参照)。
ちなみに、湯水貯留槽40の上端側部分は、洗浄水受け入れ部40A、及び、圧力調整手段Wからの結露水を受け止める結露水受け部40Bが、外方に突出状態で設けられ、蓋体42が、洗浄水受け入れ用の貯留部40A及び結露水受け部40Bを覆う状態に形成され、そして、蓋体42における結露水受け部40Bを覆う部分には、圧力調整手段Wとの連結用の開口部Vkが形成されている。
尚、洗浄水受け入れ部40Aの機能については後述する。
フロート41の上下2つの昇降位置は、上述の洗浄用水位Y2を検出するための昇降位置(図7参照)と、上述の湯水排出水位Y1aを検出するための昇降位置(図6参照)とであり、第1水位検出部T1が、高位側の洗浄用水位Y2を検出する昇降位置にフロート41が位置することを検出し、第2水位検出部T2が、低位側の湯水排出水位Y1aを検出する昇降位置にフロート41が位置することを検出するように構成されている。
第1水位検出部T1及び第2水位検出部T2が、フォトインタラプタ式の光センサを用いて構成され、第1水位検出部T1が、蓋体42の上部に突設した第1センサ取付け部42aに装着され、第2水位検出部T2が、蓋体42の上部に突設した第2センサ取付け部42bに装着されている。
尚、図5〜8においては、水位検出センサJの内部構造を示すために、湯水貯留槽40及び蓋体42の一部の記載が省略されている。そして、第1センサ取付け部42aは、蓋体42における記載が省略されている部分に装着されるものであるため、図示できないものであるが、図6において、2点鎖線(仮想線)にて示している。
また、蓋体42には、上述した異常水位を検出する異常水位検出用の電極43が、上端側を蓋体42の上方に位置させ、且つ、下端側を湯水貯留槽40内に突出させる状態で設けられている。
つまり、異常水位検出用の電極43は、湯水貯留槽40の水位が第1水位検出部T1及び第2水位検出部T2のうちの高水位側の第1水位検出部T1にて検出される洗浄用水位Y2よりも設定量高くなったときに湯水貯留槽40に貯留される湯水にて導通される状態で、蓋体42に装備されている(図8参照)。
フロート41の軸部41Bが、フロート41が複数の昇降位置のうちの低水位側の昇降位置に位置する状態において、つまり、湯水排出水位Y1aを検出するための昇降位置に位置する状態において、その上端部を湯水貯留槽40の上端よりも下方に位置させる長さに形成されている(図5、図6参照)。
そして、第1水位検出部T1及び第2水位検出部T2のうちの低水位側の第2水位検出部T2にて検出される被検出部44aを備えた揺動レバー44が、フロート41の軸部41Bの上端部に連係されて上下に揺動する状態で設けられている。
説明を加えると、揺動レバー44が、第2センサ取付け部42bに、横軸心X回りで上下揺動自在に枢支され、その横軸心Xの一端側部分が、上述の被検出部44aに形成され、横軸心Xの他端側部分が、軸部41Bとの連係部44bに形成されている。
この連係部44bは、二股状に形成されて、その連係部44bに、軸部41Bの上端が係合されるように構成されている。
つまり、軸部41Bの上端部であって、上端よりも下方側箇所には、左右一対の板状体41aが突設され、軸部41Bの上端には、外れ止め用の突起部41bが左右一対の板状体41aと同方向に突出する状態に形成されている。
そして、揺動レバー44の二股状の連係部44bが、外れ止め用の突起部41bと左右一対の板状体41aの間に挿入し、且つ、軸部41Bの上端が、二股状の連係部44bを貫通する状態となるように構成されている。
フロート41が上下の昇降位置のうちの高水位側の昇降位置に位置する状態において、つまり、フロート41が洗浄用水位Y2を検出する状態において、フロート41の軸部41Bが、その上端部を湯水貯留槽40の上端よりも上方に位置させる長さに形成されている(図7参照)。
そして、上述した一対の板状体41aのうちの、第1水位検出部T1の存在側に突出する1つが、第1水位検出部T1にて検出される被検出部として機能するように構成されている。
案内部Uが、軸部41Bの上端部に設けた一対の板状体41aのうちの、第1水位検出部T1にて検出される被検出部として機能するものとは異なる1つを、フロート41の昇降全範囲に亘って係合案内する案内溝として構成されている(図5参照)。
説明を加えると、湯水貯留槽40の上方開口を覆う蓋体42が、フロート41の軸部41Bの挿通箇所ほど低位となる状態で水貯留槽の上端よりも下方に突出する下向き凹入部分42A、及び、案内部形成用の上方突出部分42Bを備える状態に形成され、案内部Uが、蓋体42における凹入部分42A及び蓋体の上方突出部分42Bに亘る状態で形成されている。
尚、例示はしないが、一対の板状体41aのうちの、第1水位検出部T1にて検出される被検出部として機能する板状体41aを、フロート41の昇降方向に沿って係合案内する補助案内溝が備えられているが、この補助案内溝は、第1水位検出部T1の近くまでは存在するものの、被検出部として機能する板状体41aが第1水位検出部T1にて検出される箇所では存在しないものであるため、フロート41の昇降全範囲に亘ってフロート41を案内するものではない。
揺動レバー44は、湯水排出水位Y1aに相当する下方側位置に揺動したときに、蓋体42の上面にて受け止められるようになっているため、本実施形態の水位検出センサJは、その検出範囲の最低水位が、湯水排出水位Y1aに相当することになる。
このため、本実施形態の水位検出センサJは、洗浄空間Qの底部に湯水排出水位Y1aよりも少ない湯水が貯留された状態から、湯水排出水位Y1aよりも少し多い湯水が貯留されて、湯水排出水位Y1aを検出する状態から検出しない状態に変化することが、乾燥用排出水位Y1bを検出する状態に相当するように構成されている(図6参照)。
つまり、本実施形態の場合には、水位検出センサJが湯水排出水位Y1aを検出する状態から湯水排出水位Y1aを検出しない状態に変化することをもって、制御部Hが、乾燥用排出水位Y1bの湯水が貯留されたと判別するように構成されている。
ちなみに、水位検出センサJの検出可能な範囲の最低水位を、湯水排出水位Y1aよりも低い水位となるように構成する場合には、水位検出センサJが、湯水排出水位Y1aを検出しない状態から湯水排出水位Y1aを検出する状態に変化することをもって、洗浄空間Qの底部に、乾燥用排出水位Y1bに相当する水位の湯水が貯留されたことを検出できることになる。この場合、湯水排出水位Y1aと乾燥用排出水位Y1bとは、同じ水位となる。
上述の洗浄水受け入れ部40Aについて説明を加えると、図3に示すように、洗浄用排水運転等の排水運転を行うときに、排水管12を通流する湯水の一部が、分岐管12aを通して、水位検出センサJ側に分岐流動するように構成され、そして、分岐管12aが、洗浄水受け入れ部40Aに設けた管接続部40aに接続されている。
したがって、排水運転を行うときに、兼用ポンプ6にて排水される湯水の一部が洗浄水受け入れ部40Aに流動したのち、湯水貯留槽40の内部に吐出されることにより、湯水貯留槽40の壁面を洗浄できるように構成されている。
本実施形態の食器洗浄機は、上述の如く、洗浄運転、すすぎ運転、加熱すすぎ運転、洗浄用排水運転、乾燥運転、及び、消臭運転を行うことによって、洗浄対象物を洗浄及び乾燥するものであるが、上記した構成に加えて、下記の構成を備えるものである。
すなわち、制御部Hが、洗浄用排水運転において、兼用ポンプ6を設定排水能力にて作動させた状態を、水位検出センサJにて湯水排出水位Y1aが検出されてから洗浄排水用設定時間(例えば、15秒)が経過するまで継続するように構成され、且つ、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2から湯水排出水位Y1aが検出されるまでの移行時間を計測して、その移行時間が設定基準時間(例えば、15秒)よりも長い排水能力不足状態のときには、湯水排出水位Y1aが検出された時点以降において、設定排水能力を高排水能力側に変更設定するように構成されている。
また、制御部Hが、洗浄用排水運転を実行するごとに、移行時間を計測して、排水能力不足状態であるごとに、設定排水能力を、設定増大量ずつ高排水能力側に変更設定するように構成されている。
そして、設定増大量が、移行時間と設定基準時間との差(以下、時間差と記載する)が大きいほど大きな量に定められている。
説明を加えると、設定排水能力は、本実施形態においては、上述の如く、兼用ポンプ6を逆転駆動する際の設定回転速度に対応するものであり、設定排水能力としての設定回転速度は、当初は、低排水能力に対応する回転速度(例えば、2000回転/分)に定められている。
そして、図10に示すように、設定増大量としての設定増大速度が、時間差が大きいほど大きくなる条件に定められている。時間差と設定増大速度との関係は、具体的には、時間差が、1秒増加するごとに、設定増大速度が、100回転/分ずつ増加する関係に定められている。
したがって、洗浄用排水運転を実行するごとに、移行時間が計測されて、排水能力不足状態であると判別されるごとに、時間差と設定増大速度との関係に基づいて設定増大速度が求められ、そして、兼用ポンプ6を逆転駆動する設定回転速度が、現在の設定回転速度に設定増大速度を加えた回転速度に変更設定されることになる。
ちなみに、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2より低い水位が検出されるまでは、兼用ポンプ6を逆転駆動する回転速度が、設定排水能力に対応する設定回転速度よりも低い目標低回転速度(例えば、1500回転/分)に調整され、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2より低い水位が検出されると、直ちに、兼用ポンプ6を逆転駆動する回転速度が、設定排水能力に対応する設定回転速度に調整されるように構成されている。
つまり、洗浄用排水運転を開始する際に、直ちに、設定排水能力に対応する設定回転速度にて兼用ポンプ6を逆転駆動すると、兼用ポンプ6の構成上、排水作動であるにも拘わらず、洗浄用ノズル8から湯水が噴出する等の不都合が発生する虞があるため、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2より低い水位が検出されるまでは、設定排水能力に対応する設定回転速度よりも低い目標低回転速度(例えば、1500回転/分)にて兼用ポンプ6を逆転駆動する、いわゆる、ソフトスタート作動を行うようにしてある。
また、制御部Hは、乾燥運転を行うときに実行する乾燥用排水運転において、洗浄用排水運転について設定した設定回転速度にて兼用ポンプ6を作動させるように構成され、同様に、消臭運転を行うときに実行する消臭用排水運転においても、洗浄用排水運転について設定した設定回転速度にて兼用ポンプ6を作動させるように構成されている。
さらに、制御部Hは、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出センサJが洗浄用水位Y2よりも低い水位であることを検出している場合には、兼用ポンプ6の作動を停止させた状態で待機して、水位検出センサJが洗浄用水位Y2を検出すると、洗浄用排水運転を開始するように構成され、かつ、設定待機時間(例えば、10秒)が経過しても、水位検出センサJが洗浄用水位を検出しないときには、洗浄用排水運転を開始し、かつ、移行時間の計測を中止するように構成されている。
ちなみに、洗浄用排水運転を開始する際に、水位検出センサJが洗浄用水位Y2よりも低い水位であることを検出している場合において、設定待機時間(例えば、10秒)が経過するまでに、水位検出センサJが洗浄用水位Y2を検出することにより、洗浄用排水運転を開始する場合には、上述したソフトスタート作動を行うことになるが、設定待機時間(例えば、10秒)が経過しても、水位検出センサJが洗浄用水位を検出しないときに、洗浄用排水運転を開始する場合には、ソフトスタート作動を行うことなく、直ちに、設定排水能力に対応する設定回転速度にて兼用ポンプ6を逆転駆動することになる。
以下、制御部Hの洗浄用排水運転の制御作動について、図12のフローチャートに基づいて説明を加える。
先ず、水位検出センサJが洗浄用水位Y2を検出しているか否かが判別され(#21)、そして、水位検出センサJが洗浄用水位Y2を検出している場合には、兼用ポンプ6を目標低回転速度にて逆転駆動すること(ソフトスタート作動)が開始される(#22)。
次に、水位検出センサJにて検出される水位が洗浄用水位Y2から変化したか、つまり、水位が洗浄用水位Y2よりも低くなったか否かが判別される(#23)。
#23にて、水位検出センサJにて検出される水位が洗浄用水位Y2から変化したことが判別されると、上述した移行時間を計測するタイマの計測がスタートされ(#24)、引き続き、設定排水能力に対応する設定回転速度にて兼用ポンプ6を逆転駆動することが開始される(#25)。
上述の#21にて、水位検出センサJが洗浄用水位Y2を検出していないと判別された場合には、設定待機時間(例えば、10秒)が経過したか否かが判別され(#26)、設定待機時間が経過するまでに、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2が検出された場合には、#22の処理に移行されることになり、そして、設定待機時間が経過しても、水位検出センサJにて洗浄用水位Y2が検出されない場合には、#25の処理に移行されることになる。
#25の処理を実行した後は、水位検出センサJにて検出される水位が湯水排出水位Y1aであるか否かが判別される(#27)。
#27にて、水位検出センサJにて検出される水位が湯水排出水位Y1aであることが判別されると、タイマが作動中であるか否かが判別され(#28)、タイマが作動中である場合には、タイマの計測が停止され、且つ、その計測時間が、上述の移行時間として、更新記憶される(#29)。
次に、計測された移行時間が設定基準時間(例えば、15秒)より長いか否が判別され(#30)、移行時間が設定基準時間(例えば、15秒)より長い場合には、兼用ポンプ6を逆転駆動する設定回転速度(設定排水能力)の変更設定処理が行われ(#31)、その後、変更設定された設定回転速度にて兼用ポンプ6が逆転駆動される(#32)。
設定回転速度(設定排水能力)の変更設定処理は、上述の如く、時間差と設定増大速度との関係に基づいて設定増大速度を求めて、設定回転速度を、現在の設定回転速度に設定増大速度を加えた回転速度に変更設定するものであって、ここでの詳細な説明は省略する。
#32にて、変更設定された設定回転速度にて兼用ポンプ6を逆転駆動させた後は、洗浄排水用の設定時間(例えば、15秒)が経過したか否かが判別され(#33)、洗浄排水用の設定時間が経過すると、兼用ポンプ6が停止され(#34)、その後、次の運転に移行することになる。
また、#28にて、タイマが作動中でないと判別したときや、#30にて、計測された移行時間が設定基準時間より短いと判別したときにも、#33に移行して、洗浄排水用の設定時間が経過すると、兼用ポンプ6が停止され(#34)、その後、次の運転に移行することになる。
次に、乾燥運転における乾燥用排水運転を説明する。すなわち、乾燥運転を説明しながら、乾燥運転中に行う乾燥用排水運転の制御作動について、図13のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、加熱ヒータ9及び循環ファン23の作動が開始され、且つ、除湿用湯水の供給が開始される(#41)。
次に、兼用ポンプ6が駆動中である排水運転中であるか否かが判別され(#42)、排水運転中でない場合には、水位検出センサJの検出水位が乾燥用排出水位Y1bであるか否かが判別される(#43)。つまり、本実施形態では、水位検出センサJの検出水位が湯水排出水位Y1aを検出する状態から湯水排出水位Y1aを検出しない状態に変化したことが検出されると、除湿処理後の湯水及び凝縮水が乾燥用排出水位Y1bに相当する水位まで貯留された状態であることが判別される。
#43にて、乾燥用排出水位Y1bでないことを判別した場合には、乾燥運転を開始してからの経過時間が乾燥用設定時間(例えば、25分)を経過したかが判別され(#48)、乾燥用設定時間を経過している場合には、加熱ヒータ9、循環ファン23、兼用ポンプ6の作動を停止し、且つ、除湿用湯水の供給を停止して(#49)、次の運転に移行することになる。
また、#48にて、設定乾燥処理時間が経過していないと判別した場合には、#42の処理に移行する。
#43にて、乾燥用排出水位Y1bであることを判別した場合には、兼用ポンプ6を設定回転速度(設定排水能力)にて逆転駆動することが開始されて(#44)、乾燥用排水運転が開始される。
次に、水位検出センサJの検出水位が乾燥用排出水位Y1bから変化したか否かが判別される(#45)。つまり、本実施形態の場合には、水位検出センサJの検出水位が、湯水排出水位Y1aよりも高い水位を検出している状態から湯水排出水位Y1aを検出する状態に変化したか否かが判別される。
#45にて、水位検出センサJの検出水位が乾燥用排出水位Y1bから変化したことが検出された場合には、その時点からの経過時間が乾燥排水用の設定時間(例えば、15秒)を経過したか否かが判別され(#46)、乾燥排水用の設定時間が経過すると、兼用ポンプ6を停止させ(#47)、その後、#48の処理に移行する。
また、#45にて、水位検出センサJの検出水位が乾燥用排出水位Y1bから変化していないと判別した場合には、#48の処理に移行する。
#42にて、排水運転中であると判別した場合には、水位検出センサJの検出水位が、既に乾燥用排出水位Y1bから変化したか否かが判別される(#50)。
そして、既に乾燥用排出水位Y1bから変化していると判別したときには、#46の処理に移行し、既に乾燥用排出水位Y1bから変化していないと判別したときには、#45の処理に移行することになる。
尚、消臭運転における排水運転は、上述した乾燥運転における排水運転と同様であるので、その説明を省略する。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ)上記実施形態においては、湯水断続手段が、給水路を開閉する第1開閉弁と、洗浄槽用分岐路を開閉する第2開閉弁と、除湿用分岐路に装備された定流量弁とから構成される場合を例示したが、これらの弁に加えて、除湿用分岐路を開閉する開閉弁を備えさせるようにしてもよい。
そして、除湿用分岐路を開閉する開閉弁を備えさせる場合には、給水路を開閉する第1開閉弁を省略する形態で実施してもよい。
(ロ)上記実施形態では、洗浄槽が本体ケース部に対して水平方向に沿って引き出し及び収納自在に設けられる引き出し式の食器洗浄機を例示したが、本体ケース部に洗浄槽が収納されて、本体ケース部の前面扉が開閉されることにより、洗浄槽の洗浄空間が開閉される形態の食器洗浄機についても、本発明は適用できるものである。
)上記実施形態では、排水ポンプを直流モータにて駆動する場合を例示したが、排水ポンプを交流モータにて駆動するようにしてもよく、この場合、例えば、洗浄ポンプを設定目標回転速度にて駆動すべく、交流モータに供給する駆動電力を位相制御により調整するようにするとよい。
)上記実施形態では、正転で洗浄ポンプとして機能し、逆転で排水ポンプとして機能する兼用ポンプを例示したが、洗浄ポンプと排水ポンプとを各別に備える形態で実施しても良い。
)上記実施形態では、回転速度の調整により排水能力を調整する場合を例示したが、例えば、排水ポンプとして可変容量型のポンプを用いて、その容量調整により排水能力を調整するようにする等、排水能力の調整形態は各種変更できる。
)上記実施形態においては、水位検出手段と乾燥用排出水位検出手段とが、一つの水位検出センサにて構成される場合を例示したが、水位検出手段と乾燥用排出水位検出手段を各別に構成してもよい。
また、洗浄用水位と湯水排出水位を検出する水位検出手段を、洗浄用水位を検出するセンサ部と、湯水排出水位を検出するセンサ部とで各別に構成する形態に構成する等、水位検出手段の具体構成は、各種変更できる。
6 排水ポンプ
9 加熱手段
21 空気供給口
22 空気吸引口
23 通風手段
D 洗浄槽
E 湯水断続手段
F 通風経路
G 除湿部
H 制御手段
J 水位検出手段、乾燥用排出水位検出手段
Q 洗浄空間

Claims (4)

  1. 洗浄槽の洗浄空間への湯水の供給を断続する湯水断続手段と、
    前記洗浄空間の底部から湯水を吸引して外部に排出する排水ポンプと、
    前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が洗浄用水位であることを検出する水位検出手段と、
    前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段が、
    前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記洗浄用水位の湯水を前記洗浄空間内に貯留して洗浄及びすすぎを行うべく、前記水位検出手段の検出情報に基づいて前記湯水断続手段を制御し、かつ、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理の後で、前記洗浄空間内に貯留された湯水を排出すべく、前記排水ポンプを作動させる洗浄用排水運転を実行するように構成された食器洗浄機であって、
    前記水位検出手段が、前記洗浄空間に貯留される湯水の水位が前記洗浄用水位よりも低い湯水排出水位であることを検出するように構成され、
    前記制御手段が、
    前記洗浄用排水運転において、前記排水ポンプを設定排水能力にて作動させた状態を、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位が検出されてから洗浄排水用の設定時間が経過するまで継続するように構成され、且つ、
    前記水位検出手段にて前記洗浄用水位から前記湯水排出水位が検出されるまでの移行時間を計測して、その移行時間が設定基準時間よりも長い排水能力不足状態のときには、前記湯水排出水位が検出された時点以降において、前記設定排水能力を高排水能力側に変更設定するように構成され、
    前記制御手段が、前記水位検出手段にて前記洗浄用水位が検出されている状態から前記洗浄用排水運転を実行するごとに、前記移行時間を計測して、前記排水能力不足状態であるごとに、前記設定排水能力を、設定増大量ずつ高排水能力側に変更設定するように構成され、
    前記設定増大量が、前記移行時間と前記設定基準時間との差が大きいほど大きな量に定められるものである食器洗浄機。
  2. 前記洗浄空間からの空気吸引口と前記洗浄空間への空気供給口とに亘る通風経路を通して通風手段にて循環される前記洗浄空間の空気を、除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿し、かつ、除湿処理後の湯水及び凝縮水を前記洗浄槽内に流動させるように構成された除湿部と、
    前記洗浄空間の空気を加熱する加熱手段と、
    前記湯水断続手段が、前記除湿部への湯水供給の断続を行うように構成され、
    前記洗浄空間の底部に貯留される湯水の水位が前記洗浄用水位よりも低い乾燥用排出水位であることを検出する乾燥用排出水位検出手段が設けられ、
    前記制御手段が、
    前記乾燥処理において、前記加熱手段にて前記洗浄空間の空気を加熱しながら、前記除湿用の湯水と前記通風経路を通過する空気とを接触させるべく、前記通風手段、前記加熱手段、及び、前記湯水断続手段を制御し、かつ、前記乾燥用排出水位検出手段にて前記乾燥用排出水位が検出されると、その乾燥用排出水位の湯水を排出すべく、前記排水ポンプを乾燥排水用設定時間が経過するまで作動させる乾燥用排水運転を繰り返すように構成され、且つ、
    前記乾燥用排水運転において、前記洗浄用排水運転について設定した前記設定排水能力にて前記排水ポンプを作動させるように構成されている請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 前記制御手段が、前記洗浄用排水運転を開始する際に、前記水位検出手段が前記洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合には、前記排水ポンプの作動を停止させた状態で待機して、前記水位検出手段が前記洗浄用水位を検出すると、前記洗浄用排水運転を開始するように構成されている請求項1又は2記載の食器洗浄機。
  4. 前記制御手段が、前記洗浄用排水運転を開始する際に、前記水位検出手段が前記洗浄用水位よりも低い水位であることを検出している場合において、設定待機時間が経過しても前記水位検出手段が前記洗浄用水位を検出しないときには、前記洗浄用排水運転を開始し、かつ、前記移行時間の計測を中止するように構成されている請求項3に記載の食器洗浄機。
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