JP5612393B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
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前記乾燥処理においては、前記加熱手段にて前記洗浄空間の空気を加熱しながら、前記除湿用の湯水と前記通風経路を通過する空気とを接触させるべく、前記通風手段、前記加熱手段、及び、前記湯水断続手段を制御するように構成された食器洗浄機に関する。
すなわち、食器洗浄機は種々の形態にて使用されるものであるが、その標準的な使用形態は、洗浄空間内に洗浄対象物が収納された状態において、給水口より洗浄空間内に洗浄用の湯水を供給して、その洗浄用の湯水を洗浄空間内に装備した洗浄ノズルから洗浄水として噴出する洗浄処理を行い、次に、洗浄空間内の湯水を排出したのち、給水口より洗浄空間内にすすぎ用の湯水を供給して、そのすすぎ用の湯水を洗浄空間内に装備した洗浄ノズルから噴出するすすぎ処理を行い、その後、洗浄空間内の湯水を排出したのち、乾燥処理を行う形態である。
つまり、食器洗浄機は、標準的な使用形態や、それとは異なる形態にて食器類を洗浄や乾燥するのに用いられることになる。
この特許文献1においては、乾燥処理についての詳細な説明が記載されていないが、乾燥処理においては、洗浄空間の底部に備えられた加熱手段としてのヒータを作動させて、洗浄空間内の空気を加熱させることになる。
そして、洗浄用の水位の湯水を洗浄空間内に貯留する時間が短くなると、作業効率の向上を図れるものとなる。
しかしながら、この場合、大径の管路を形成することや、大型の弁を装備することに起因して、全体構成が大型化するものとなり、洗浄空間内に洗浄用の水位の湯水を貯留する時間の短縮化を図り難いものとなっていた。
前記洗浄空間からの空気吸引口と前記洗浄空間への空気供給口とに亘る通風経路を通して通風手段にて循環される前記洗浄空間の空気を、除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿する除湿部と、
前記洗浄空間の空気を加熱する加熱手段と、
前記給水口への湯水供給の断続と前記除湿部への湯水供給の断続とを行う湯水断続手段と、
前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段が設けられ、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記給水口からの湯水の供給により洗浄用の水位の湯水を前記洗浄空間内に貯留して洗浄及びすすぎを行うべく、前記湯水断続手段を制御し、且つ、
前記乾燥処理において、前記加熱手段にて前記洗浄空間の空気を加熱しながら、前記除湿用の湯水と前記通風経路を通過する空気とを接触させるべく、前記通風手段、前記加熱手段、及び、前記湯水断続手段を制御するように構成されたものであって、その第1特徴構成は、
前記除湿部が、除湿処理後の湯水を前記洗浄槽内に流動させるように構成され、
前記制御手段が、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記給水口から前記洗浄空間内に湯水を供給することに加えて、前記除湿部から洗浄空間内に湯水を供給すべく、前記湯水断続手段を制御するように構成され、
前記湯水断続手段が、給水源に接続された給水路を開閉する第1開閉弁と、前記給水路から分岐されて前記給水口に接続される洗浄槽用分岐路及び前記給水路から分岐されて前記除湿部に接続される除湿用分岐路のうちの、前記洗浄槽用分岐路を開閉する第2開閉弁と、前記除湿用分岐路に装備されて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開き状態において、その除湿用分岐路を通流する湯水の通流量が前記洗浄槽用分岐路を通流する湯水の通流量よりも少なくなるように制限する定流量弁とから構成され、
前記制御手段が、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において湯水を供給するときには、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開き、且つ、前記乾燥処理において湯水を供給するときには、前記第1開閉弁を開き、かつ、前記第2開閉弁を閉じるように構成されている点を特徴とする。
ちなみに、除湿部が、除湿処理後の湯水を洗浄槽内に流動させるように構成されていると、乾燥処理においても、除湿部から洗浄空間に湯水が供給されることになるが、乾燥処理のために除湿部に供給する湯水の単位時間当たりの供給量は少量でよく、そして、そのような湯水は、洗浄空間の底部に貯留されるものであるため、乾燥処理に対して悪影響を与えるものではない。尚、洗浄空間に供給されて洗浄空間の底部に貯留された湯水は、乾燥処理後において、機外に排出することになる。
また、乾燥処理においては、洗浄槽用分岐路の湯水の通流が停止された状態で、給水路からの湯水が除湿用分岐路を通して除湿部に供給されることになる。
前記洗浄空間内の湯水の水位を検出する水位検出手段が、前記洗浄空間から大部分の湯水を排出した状態に相当する湯水排出水位であることを検出するように構成され、
前記制御手段が、運転停止状態において、前記水位検出手段にて前記洗浄空間内の湯水の水位が前記湯水排出水位より高いことが検出されたときには、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位が検出するまで、前記洗浄空間に貯留された湯水を排水する排水ポンプを作動させる異常判別用排水処理を実行し、かつ、前記運転停止状態の継続中において、前記異常判別用排水処理を設定回数実行したときには、警報手段を作動させる警報処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
つまり、洗浄のための運転を行わない運転停止状態において、第1開閉弁が、異物を噛みこむ等によって、適切に遮断することができない状態となっている等により、湯水の漏れが発生していると、水位検出手段にて、洗浄空間内の湯水の水位が湯水排出水位よりも高いことが検出されることになり、そして、水位検出手段にて湯水排出水位が検出するまで、洗浄空間に貯留された湯水が排水ポンプの作動により排水されることになる。
前記洗浄槽が、本体ケース部に対して水平方向に沿って引き出し及び収納自在に設けられ、
前記第1開閉弁、前記第2開閉弁、及び、前記定流量弁が、前記本体ケース部における背部側箇所に設けられ、
前記洗浄槽用分岐路における前記第2開閉弁と前記給水口とを接続する部分が可撓性ホースにて構成され、
前記除湿用分岐路における前記定流量弁と前記除湿部とを接続する部分が可撓性ホースにて構成されている点を特徴とする。
前記通風経路が、前記洗浄槽の前面側に設けられ、
前記除湿部が、前記通風経路内に装備され、前記通風手段が、前記通風経路に対して通風作用するように設けられている点を特徴とする。
前記空気供給口及び前記空気供給口が、前記洗浄空間の側壁部における下位側箇所に形成され、
前記通風経路が、前記空気吸引口から上方側に伸びる上昇経路部分とその上昇経路部分の上端部から前記空気供給口に向けて下方側に伸びる下降経路部分とからなる逆U字状に構成され、
前記除湿部が、
前記通風経路における前記上昇経路部分を通過する空気に対して除湿用の湯水を下方に向けて噴出させる噴出手段を備えて、前記上昇経路部分を上方に向けて通風する空気を、前記噴出手段により下方に向けて噴出される除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿するように構成され、且つ、除湿処理後の湯水及び凝縮された湯水が前記空気吸引口を通して前記洗浄空間内に流動させるように構成されている点を特徴とする。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、前面部が開口された本体ケース部としての本体部1が設けられ、平面視形状が四角状の洗浄槽Dを備えた引出し部2が、本体部1に対して、水平方向に沿って引出し及び収納自在に設けられて、食器洗浄機の一例としての引出し式の食器洗浄機が構成されている。
尚、例示はしないが、引出し部2を本体部1に対して移動自在に支持するスライド式レール機構が設けられており、引出し部2が、その大部分を本体部1の外方に露出させる状態に引き出すことができるように構成されている。
また、扉体Aには、運転のための各種操作を行う操作部SSが設けられている。
洗浄槽用分岐路4Bは、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に洗浄及びすすぎのための湯水を供給する給水口5に接続され、除湿用分岐路4Cは、洗浄槽Dの前側壁部Dfに装備される後述の除湿部Gに接続されている。
つまり、給水口5に湯水を供給するときには、第1開閉弁V1、及び、第2開閉弁V2が開かれることになり、除湿部Gだけに湯水を供給するときには、第1開閉弁V1が開かれ、第2開閉弁V2が閉じられることになる。
尚、第1開閉弁V1には、洗浄槽用分岐路4Bを通流する湯水の通流量を、除湿用分岐路4Cを通流する湯水の通流量(例えば、200ml/分)よりも十分に大きい通流量ではあるものの、過大な通流量なることを抑制すべく制限する定流量弁V4が、一体的に組み込まれる状態で装備されている。
尚、加熱ヒータ9が、平面視にて、洗浄槽Dの左右方向の右側箇所に前後方向に伸びる姿勢で設けられ(図6参照)、例示はしないが、除湿用分岐路4Cが、洗浄槽Dの左右方向の左端部に設けられて、除湿用分岐路4Cを通流する湯水が、加熱ヒータ9にて加熱されることが抑制されている。
尚、図2に示すように、本体部1の底部には、漏水受止め用のドレンパン14が配備されており、例示はしないが、このドレンパン14にて受止め回収された水の存否を検出する漏水センサが装備されることになる。
この水位センサJは、後述の如く、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が洗浄用の水位(高水位)であること、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が、洗浄空間Qから大部分の湯水を排出した状態に相当して、加熱ヒータ9が露出する程度に低い湯水排出水位(低水位)であること、及び、洗浄槽D内に貯留される湯水が洗浄用水位より設定量高い異常水位であることを検出するように構成されている。
つまり、前側壁部Dfには、図6にも示すように、乾燥ユニットKからの空気を洗浄空間Qに供給する空気供給口21、及び、乾燥ユニットKが洗浄空間Q内の空気を吸引する空気吸引口22が、洗浄空間Qの下位側に相当する箇所でかつ左右両側に離れた位置に形成されている。具体的には、空気供給口21及び空気吸引口22は、洗浄かご10よりも下方側に位置するように形成されるものであり、そして、本実施形態では、空気供給口21を右側に、且つ、空気吸引口22を左側に位置させている。
通風経路Fは、空気吸引口22から上方側に伸びる上昇経路部分f1とその上昇経路部分f1の上端部から空気供給口21に向けて下方側に伸びる下降経路部分f2とからなる逆U字状に形成されており、上昇経路部分f1に、除湿部Gが配設され、下降経路部分f2に、循環ファン23が配設されている。
尚、噴出ノズル25から噴出された除湿用の湯水及び凝縮された湯水は、空気吸引口22を通して洗浄槽Dの洗浄空間Q内に流動して水貯留用凹部Sに貯留されることになる。
したがって、洗浄槽内の洗浄対象物の全体に空気を通流させて、洗浄対象物を効率良く乾燥することにより、乾燥時間の短縮化を図ることができるものとなる。
この警報処理は、警報手段としての、操作部SSに装備した警報ランプL(図1参照)を作動させることになる。
つまり、使用者は、警報ランプLが警報されると、すくなくとも第1開閉弁V1が適正通り閉じられていない状態であると認識できるため、給水路4Aに設けた手動操作式の止水栓(図示せず)を閉じて、給水路4Aを通した給水を停止することになり、その後、機器のメンテナンスコールを行うことになる。
つまり、使用者は、操作部SSにより、洗浄運転、すすぎ運転、排水運転、乾燥運転、消臭運転の順に運転させる連続運転コースや、乾燥運転のみ運転させる乾燥のみコースなど各種の運転コースを選択できるように構成され、さらに、連続運転コースとして、標準運転コース、念入り運転コース、スピーディ運転コース、快速運転コースを選択できるように構成されているが、本実施形態においては、連続コースの標準運転コースについてのみ説明する。
先ず、異常判別用排水処理が実行される(#1)。
この異常判別用排水処理は、上述の如く、運転停止状態において、水位検出センサJにて洗浄空間Q内の湯水の水位が湯水排出水位より高いことが検出されたときには、水位検出センサJにて湯水排出水位が検出するまで、洗浄空間Qに貯留された湯水を排水すべく兼用ポンプ6を作動させる処理である。
そして、#4にて、引出し部2が本体部1の収納位置に収納されていると判別しない場合、#5にて、電源スイッチがON操作されたと判別しない場合、及び、#7にて、スタートスイッチがON操作された判別しない場合には、運転停止状態であるとして、#1の異常判別用排水処理に移行することになる。
操作部SSのスタートスイッチがON操作されると(#7)、洗浄運転(#9)、すすぎ運転(#14)、排水運転(#19)、乾燥運転(#20)、消臭運転(#25)が順次実行される。
尚、使用者が操作部SSのスタートスイッチをON操作する前に洗浄用洗剤を洗浄槽D内に投入しておくことにより、洗剤を用いた洗浄を行うことができる。
#10にて、洗浄終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#11)、中断指令が指令された場合には、兼用ポンプ6を停止させる等の洗浄運転を中断させるための中断処理を行う(#12)。
このように洗浄運転を中断できるので、洗浄対象物を追加したい場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
その後、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物のすすぎを設定時間が経過するまで行うすすぎ動作、及び、兼用ポンプ6を逆転作動させて、洗浄槽Dの底部に貯留されたすすぎ水を上述した湯水排出水位となるまで排水する排水動作を順次行うすすぎ動作を、2回行い、最後に加熱すすぎ動作を行うことになる。
その後、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物のすすぎを行うことになり、そして、図外の温度センサにより、すすぎ水の温度が仕上げ用設定温度(例えば、67℃)になると、加熱すすぎ動作を終了することになる。
#15にて、すすぎ終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#16)、中断指令が指令された場合には、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を停止する等のすすぎ運転を中断するための中断処理を行う(#17)。
このようにすすぎ運転を中断できるので、すすぎを行いたい洗浄対象物を追加したい場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
また、制御部Hは、この排水運転において兼用ポンプ6の逆転作動を開始してから設定時間が経過するまでに、水位センサJにて湯水排出水位が検出されなかった場合には、排水動作が適切に行われなかったとして、エラーを報知するように構成されている。
#21にて、乾燥終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#22)、中断指令が指令された場合には、加熱ヒータ9の加熱作動、及び、循環ファン23の通風作動を停止して乾燥運転を中断することになる中断処理を行う(#23)。
尚、この中断処理においては、噴出ノズル25からの除湿用の湯水の噴出作動を停止せずに、除湿用の湯水の噴出作動を継続させることにより、乾燥処理を再開したときに、除湿部Gの除湿処理を適切に開始できるようになっている。
このように乾燥運転を中断できるので、乾燥を行いたい洗浄対象物を追加した場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
ちなみに、水位センサJにて洗浄用の水位より低い水位であることが検出されるときとは、水位センサJが洗浄用の水位を検出している状態から洗浄用の水位を検出しない状態に変化したときである。
すなわち、例えば、すすぎ処理における最後のすすぎ工程、つまり、電気式の加熱ヒータ9を作動させて高温のすすぎを行う途中において、洗浄対象物を追加収納する作業や、洗浄中の洗浄対象物の一部を取り出す作業等を行うために、一旦運転を停止し、洗浄空間Qを開いて所要の作業を行ったのち、再び、高温のすすぎを行う運転を開始すると、洗浄空間Qを開いたときに洗浄空間Q内に侵入した多量の空気が、高温のすすぎにより加熱されて急激に膨張して、洗浄空間Qの内部圧が大きく増加しようとすることがあるが、このようなときには、圧力調整手段Wの作用によって、洗浄空間Qの内部圧が機外圧となるように自動調整されることになる。
尚、圧力調節手段Wには、結露水が生じることがあるが、その結露水が水位センサJを介して、洗浄槽Dに回収されるように構成されている。
図9〜図11に示すように、洗浄槽Dの底部に案内管13にて接続されて、その洗浄槽D内の湯水が導入される水位検出用の湯水貯留槽40と、湯水貯留槽40の内部に装備されて、その湯水貯留槽40に貯留される湯水の水位に応じて昇降する水位検出用のフロート41と、フロート41の本体部41Aから上方に延びる軸部41Bを昇降自在に案内する案内部Uと、湯水貯留槽40の上端よりも上方側箇所に位置されて、フロート41の上下2つの昇降位置を検出する一対の第1水位検出部T1及び第2検出部T2とが設けられている。
尚、洗浄水受け入れ部40Aの機能については後述する。
つまり、異常水位検出用の電極43は、図14に示すように、湯水貯留槽40の水位が第1水位検出部T1及び第2検出部T2のうちの高水位側の第2水位検出部T1にて検出される水位よりも設定量高くなったときに湯水貯留槽40に貯留される湯水にて導通される導通される状態で、蓋体42に装備されている。
また、案内部Uが、湯水貯留槽40の上端よりも下方に位置するフロート40の軸部40Bを案内すべく、湯水貯留槽40の上端よりも下方に位置して案内するように構成されている。
説明を加えると、揺動レバー44が、第2センサ取付け部42bに、横軸心X回りで上下揺動自在に枢支され、その横軸心Xの一端側部分が、上述の被検出部44aに形成され、横軸心Xの他端側部分が、軸部41Bとの連係部44bに形成されている。
連係部44bは、二股状に形成されて、その連係部44bに、軸部41Bの上端が係合されるように構成されている。
そして、揺動レバー44の二股状の連係部44bが、外れ止め用の突起部41bと左右一対の旗状体41aの間に挿入し、且つ、軸部41の上端が、二股状の連係部44bを貫通する状態となるように構成されている。
そして、上述した一対の旗状体41aのうちの1つが、第1検出部T1にて検出される被検出部と機能するように構成されている。
ちなみに、案内部Uは、一対の旗状体41aのうちの第1検出部T1にて検出される被検出部と機能する旗状体41aが係合する補助案内溝U2をも備えるように構成されているが、この補助案内溝U2は、第1検出部T1の近くまでは存在するものの、被検出部と機能する旗状体41aが第1検出部T1にて検出される箇所では存在しないものであるため、フロート41の昇降全範囲に亘ってフロート41を案内するものではない。
したがって、排水運転を行うときに、兼用ポンプ6にて排水される湯水の一部が洗浄水受け入れ部40Aに流動したのち、湯水貯留槽40の内部に吐出されることにより、湯水貯留槽40の壁面を洗浄できるように構成されている。
次に別実施形態を説明する。
例えば、熱交フィンを備えた熱交換器を通風経路に装備して、熱交換器を通して除湿用の湯水を通流させることにより、通風経路を通風する空気を熱交換器との接触により冷却却させて、空気中の水分を凝縮させて除湿するように構成してもよい。
4A 給水路
4B 洗浄槽用分岐路
4C 除湿用分岐路
5 給水口
6 排水ポンプ
9 加熱手段
21 空気供給口
22 空気吸引口
23 通風手段
25 噴出手段
D 洗浄槽
E 湯水断続手段
F 通風経路
f1 上昇経路部分
f2 下降経路部分
G 除湿部
H 制御手段
J 水位検出センサ
L 警報手段
Q 洗浄空間
R1 可撓性ホース
R2 可撓性ホース
V1 第1開閉弁
V2 第2開閉弁
V3 定流量弁
Claims (5)
- 洗浄槽の洗浄空間内に洗浄及びすすぎのための湯水を供給する給水口と、
前記洗浄空間からの空気吸引口と前記洗浄空間への空気供給口とに亘る通風経路を通して通風手段にて循環される前記洗浄空間の空気を、除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿する除湿部と、
前記洗浄空間の空気を加熱する加熱手段と、
前記給水口への湯水供給の断続と前記除湿部への湯水供給の断続とを行う湯水断続手段と、
前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段が設けられ、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記給水口からの湯水の供給により洗浄用の水位の湯水を前記洗浄空間内に貯留して洗浄及びすすぎを行うべく、前記湯水断続手段を制御し、且つ、
前記乾燥処理においては、前記加熱手段にて前記洗浄空間の空気を加熱しながら、前記除湿用の湯水と前記通風経路を通過する空気とを接触させるべく、前記通風手段、前記加熱手段、及び、前記湯水断続手段を制御するように構成された食器洗浄機であって、
前記除湿部が、除湿処理後の湯水を前記洗浄槽内に流動させるように構成され、
前記制御手段が、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記給水口から前記洗浄槽内に湯水を供給することに加えて、前記除湿部から洗浄槽内に湯水を供給すべく、前記湯水断続手段を制御するように構成され、
前記湯水断続手段が、給水源に接続された給水路を開閉する第1開閉弁と、前記給水路から分岐されて前記給水口に接続される洗浄槽用分岐路及び前記給水路から分岐されて前記除湿部に接続される除湿用分岐路のうちの、前記洗浄槽用分岐路を開閉する第2開閉弁と、前記除湿用分岐路に装備されて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開き状態において、その除湿用分岐路を通流する湯水の通流量が前記洗浄槽用分岐路を通流する湯水の通流量よりも少なくなるように制限する定流量弁とから構成され、
前記制御手段が、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において湯水を供給するときには、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開き、且つ、前記乾燥処理において湯水を供給するときには、前記第1開閉弁を開き、かつ、前記第2開閉弁を閉じるように構成されている食器洗浄機。 - 前記洗浄槽内の湯水の水位を検出する水位検出手段が、前記洗浄槽から大部分の湯水を排出した状態に相当する湯水排出水位であることを検出するように構成され、
前記制御手段が、運転停止状態において、前記水位検出手段にて前記洗浄槽内の湯水の水位が前記湯水排出水位より高いことが検出されたときには、前記水位検出手段にて前記湯水排出水位が検出するまで、前記洗浄槽に貯留された湯水を排水する排水ポンプを作動させる異常判別用排水処理を実行し、かつ、前記運転停止状態の継続中において、前記異常判別用排水処理を設定回数実行したときには、警報手段を作動させる警報処理を実行するように構成されている請求項1記載の食器洗浄機。 - 前記洗浄槽が、本体ケース部に対して水平方向に沿って引き出し及び収納自在に設けられ、
前記第1開閉弁、前記第2開閉弁、及び、前記定流量弁が、前記本体ケース部における背部側箇所に設けられ、
前記洗浄槽用分岐路における前記第2開閉弁と前記給水口とを接続する部分が可撓性ホースにて構成され、
前記除湿用分岐路における前記定流量弁と前記除湿部とを接続する部分が可撓性ホースにて構成されている請求項1又2に記載の食器洗浄機。 - 前記通風経路が、前記洗浄槽の前面側に設けられ、
前記除湿部が、前記通風経路内に装備され、前記通風手段が、前記通風経路に対して通風作用するように設けられている請求項3記載の食器洗浄機。 - 前記空気供給口及び前記空気吸引口が、前記洗浄空間の側壁部における下位側箇所に形成され、
前記通風経路が、前記空気吸引口から上方側に伸びる上昇経路部分とその上昇経路部分の上端部から前記空気供給口に向けて下方側に伸びる下降経路部分とからなる逆U字状に構成され、
前記除湿部が、
前記通風経路における前記上昇経路部分を通過する空気に対して除湿用の湯水を下方に向けて噴出させる噴出手段を備えて、前記上昇経路部分を上方に向けて通風する空気を、前記噴出手段により下方に向けて噴出される除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿するように構成され、且つ、除湿処理後の湯水及び凝縮された湯水が前記空気吸引口を通して前記洗浄槽内に流動させるように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
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