JP5582968B2 - 食器洗浄乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器の洗浄、乾燥を行う食器洗浄乾燥機に関し、詳しくは、食器を乾燥させる工程において、洗浄空間内の空気を除湿しながら循環させることにより、多量の水分を含む空気を外部に排出することなく食器を乾燥させる機能を備えた食器洗浄乾燥機に関する。
食器洗浄乾燥機には、乾燥工程において、加熱手段にて洗浄空間の空気を加熱して、食器の乾燥を行いながら、通風経路を通過する空気を冷却して、空気中の水分を凝縮させて除湿することにより、湿った空気が機外に排出されないようにしたものがある。このような食器洗浄乾燥機は、湿った空気が、使用者や食器洗浄乾燥機が設置されている箇所に存在する他の機器類に吹き付けられることを抑制して、快適な使用感を提供することができることから、広く普及しつつある。
このような食器洗浄乾燥機として、例えば、除湿用冷却水と凝縮水が、除湿部から、機外への排水路に設けた排水トラップに排出され、除湿処理後に直ちに機外に排出されるように構成されたものがある(特許文献1参照)。
この特許文献1には、機外への排水路に設けた排水トラップに排出される除湿用冷却水と凝縮水の流動についての詳しい説明はないが、図面には、除湿部が排水トラップよりも上方に位置し、そして、排水トラップを備える排水路の先端に接続される外部接続ホースが、排水トラップよりも下方に伸びるように配設されることが記載されており、それによれば、落差を利用して、除湿後の除湿用冷却水と凝縮水を流動させるようにしているものと考えられる。
また、この特許文献1には、乾燥処理についても詳細な説明はないが、乾燥処理においては、洗浄空間の底部に備えられた加熱手段としてのヒータを作動させて、洗浄空間内の空気を加熱させることにより乾燥を行うものと考えられる。
しかしながら、特許文献1の食器洗浄乾燥機のように、単に落差を利用した食器洗浄乾燥機の場合、その設置態様によっては、除湿後の除湿用冷却水と凝縮水を確実に流動させることができない場合が生じる。
例えば、食器洗浄乾燥機から延設される外部接続ホースは、水平方向に延びる状態で配設されて、所定の排水管に接続されることが多く、この場合には、除湿後の除湿用冷却水と凝縮水を、落差を利用して外部に排出することができると考えられる。しかし、排水管が排水路の排水トラップよりも上方に位置するような設置環境では、食器洗浄乾燥機から延設する外部接続ホースを上方に延びる状態で配設して、排水管に接続することが必要になるが、そのような場合には、除湿後の除湿用冷却水と凝縮水を排水管に流動させることができなくなるという問題点がある。
そこで、除湿用冷却水と凝縮水を一旦ケーシング内の水貯留用凹部に貯留しておき、設定時間が経過する毎に、または、水貯留用凹部の水位が排水用設定水位であることが検出されたときに、ポンプを用いて除湿用冷却水を外部に排出させる排水処理を実行するように構成することが考えられる。
このように構成された食器洗浄乾燥機においては、その設置箇所の排水管が排水路の排水トラップよりも上方に位置する場合であっても、除湿後の除湿用冷却水と凝縮水を、設置箇所の排水管に流動させることができる。
また、排水ポンプとして、正転で洗浄ポンプとして機能し、かつ、逆転で排水ポンプとして機能する兼用ポンプを用いて、コンパクトに低コストで構成することができるようにした食器洗浄乾燥機が提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、兼用ポンプを逆転で排水ポンプとして機能させる場合、例えば、逆転で運転を開始する際に、ケーシング内の水貯留用凹部に貯留された、排水すべき除湿処理後の除湿用冷却水と凝縮水が、いくらか湯水通路側に流れる場合がある。そして、湯水通路側に流れた除湿処理後の除湿用冷却水と凝縮水が洗浄槽内で再蒸発すると、空気中の湿度が上昇して乾燥効率が低下し、食器の乾燥に要する時間が長くなってしまうという問題点がある。
特開平8−131391号公報 特開2010−142576号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、専用の排水ポンプを用いることなく、上述のような兼用ポンプを用いて、小型化、構成の簡素化を図ることが可能で、かつ、除湿処理後の除湿用冷却水と凝縮水が洗浄槽内で再蒸発することを防止しつつ、除湿部からの除湿用冷却水と凝縮水を確実に外部に排出することが可能で、乾燥効率の高い食器洗浄乾燥機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の食器洗浄乾燥機は、
洗浄すべき食器を収容する洗浄槽と、
回転の方向を切り替えることにより洗浄用と排水用に兼用される兼用ポンプと、
洗浄運転時には、前記洗浄槽の水貯留部に貯留された洗浄用水を噴出させる回転洗浄ノズルと、
前記洗浄槽の底面に設けられ、遊挿される前記回転洗浄ノズルを、洗浄運転時に前記回転洗浄ノズルから噴出する水の反作用により回転できるように保持する接続筒と、
前記洗浄槽に収容された食器の洗浄が行われる洗浄空間に臨むように、洗浄空間の周囲壁に配設された空気吸引口から、同じく前記周囲壁に配設された空気供給口に亘って形成された通風経路を経て、前記洗浄空間内の空気を循環させる通風手段と、
前記通風経路を経て循環される空気を冷却し、水分を凝縮させて分離する除湿部であって、除湿用冷却水により冷却される伝熱体を備えた除湿部と
を具備する食器洗浄乾燥機であって、
食器の洗浄を行う洗浄運転時には、前記兼用ポンプを一の方向に回転させ、洗浄槽の水貯留部に貯留された洗浄用水を前記回転洗浄ノズルから噴出させて、前記洗浄槽に収容された食器の洗浄を行い、
前記水貯留部に貯留された湯水を機外に排出する排水運転時には、前記兼用ポンプを前記一の方向とは逆の方向に回転させて、前記水貯留部に貯留された湯水の機外への排水を行い、
乾燥運転時には、通風経路を経て前記洗浄空間内の空気を循環させ、前記除湿部において、前記伝熱体および除湿用冷却水に空気を接触させ、水分を凝縮させて分離するとともに、前記除湿用冷却水と凝縮水を前記洗浄槽の前記水貯留部に貯留し、
前記乾燥運転中に前記水貯留部に所定量の水が貯留されたときには前記排水運転を行うように構成されているとともに、
前記洗浄槽の底面には、前記接続筒の配置位置から前記水貯留部に亘り、前記接続筒と前記回転洗浄ノズルとの間隙から流出する水を前記水貯留部に導く案内溝が形成されており、かつ、
前記接続筒の上端部周方向の、前記案内溝に対応する箇所には、前記上端部周方向の他の領域よりも高さが低くなるような態様で切り欠き部が設けられ、該切り欠き部が前記接続筒と前記回転洗浄ノズルとの間隙から流出する水の溢出部となるように構成されていること
を特徴としている。
本発明の食器洗浄乾燥機は、上述のように構成されているので、排水運転時に回転洗浄ノズルと接続筒との間隙から水が流出した場合(水漏れした場合)にも、上記間隙から流出した水が、案内溝から水貯留部に導かれるため、洗浄槽内に流出した水が広がらず、排水運転の開始時に、回転洗浄ノズル側へのいくらかの水の流出を招きやすい兼用ポンプを使用した場合にも、洗浄空間で水が再蒸発することによる乾燥効率の低下を防止することができる。
また、除湿用冷却水や凝縮水の排出するための専用の排水ポンプを使用する場合に比べて、機器の低コスト化や小型化を実現することができる。
また、接続筒の上端部周方向の、案内溝に対応する箇所には、上端部周方向の他の領域よりも高さが低くなるような態様で切り欠き部が設けられ、該切り欠き部が接続筒と回転洗浄ノズルとの間隙から流出する水の溢出部となるように構成されているので、接続筒と回転洗浄ノズルとの間に存在する上記の間隙から漏れる水は、切欠き部から溢れて接続筒の外周を伝い、案内溝に流れ込むため、接続筒と回転洗浄ノズルとの間隙から流出する水が洗浄槽の底部を広く濡らしてしまうことを防止して、乾燥効率が低下することをより確実に防止することができる。
本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機の主要部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機の側面断面図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機の扉体の内側領域の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機の扉体の内側領域の概略構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機において用いられている乾燥ユニットの構成を示す斜視図であって、前部側分割ケーシング部分を取り外した状態を示す図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機において用いられている乾燥ユニットの構成を示す正面図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機の動作を説明するための図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機において用いられている兼用ポンプの構造と動作を説明する図であり、洗浄運転時の兼用ポンプの内部状態を示す図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機において用いられている兼用ポンプの構造と動作を説明する図であり、排水運転時の兼用ポンプの内部状態を示す図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機において用いられている兼用ポンプの構造と動作を説明する図であり、排水運転終了前の兼用ポンプの内部状態を示す図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機の要部構成を示す平面断面図である。 図9のA−A線断面図である。 図9のB−B線断面図である。 本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機の要部構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施例を示して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
図1は本発明の実施例にかかる食器洗浄乾燥機の主要部の構成を示す斜視図、図2は側面断面図、図3は本発明の食器洗浄乾燥機の扉体の内側領域の概略構成を示す斜視図である。
この実施例の食器洗浄乾燥機は、引出し式の食器洗浄乾燥機であり、図1、図2、図3に示すように、前面部が開口された直方体形状の本体部1と、本体部1に対して、引出し移動および収納移動の各動作を自由に行うことができるような態様で配設された、平面視形状が略長方形の洗浄槽Dとを備えている。
洗浄槽Dは引出し部2を備えており、本体部1は引出部2を本体部1に対して移動可能に支持するスライド式レール機構(図示せず)を備えている。そして、引出し部2は、その大部分が本体部1の外方に露出するように引き出すことができるように構成されている。
また、本体部1には、この引出し部2を本体部1に収納した状態で洗浄槽Dの上面部を閉塞し、かつ、引出し部2を本体部1から引き出した状態で洗浄槽Dの上面部を開口させる内蓋部3が設けられており、洗浄槽Dの内部空間に、開閉自在な洗浄空間Qが確保されるように構成されている(図2参照)。
引出し部2の前面部には、本体部1の前面部の開口を開閉する扉体Aが設けられ、その扉体Aには、引出し部2を本体部1から引き出すときや、収納するときに把持するための把持部Bが設けられている。なお、詳述はしないが、把持部Bには、引出し部2を本体部1に収納するに伴って本体部1の係止部Paに係合する係合手段Pが設けられており、この係合手段Pが係止部Paに係合することにより、引出し部2を本体部1に収納した状態に保持するように構成されている。そして、係合手段Pは、引出し部2を本体部1から引き出すときに把持部Bを把持している手指で、係合を解除して係合状態を解除することができるように構成されている。さらに、扉体Aには、運転のための各種操作を行う操作部SSが設けられている。
また、この実施例の食器洗浄乾燥機においては、図7に示すように、洗浄槽Dに水を供給する給水路4および給水路4を開閉する給水弁4aが設けられている。
引出し部2における洗浄槽Dの底部下方には、正転で洗浄ポンプとして機能し、かつ、逆転で排水ポンプとして機能する兼用ポンプ6が設けられている。また、洗浄槽Dの内部には、回転洗浄ノズル8や加熱手段としての電気式のヒータ9などが配置され、さらに、食器などの洗浄対象物を収納載置する洗浄かご10が、洗浄槽Dの内部に着脱可能に装着されている。
兼用ポンプ6は、吸引管11を介して洗浄槽Dの底部に形成された水貯留用凹部Sに接続されている。また、兼用ポンプ6には排水のための排水管12が接続されており、排水トラップ12a(図2参照)を経由して機外の排水管に排水される。
さらに、水貯留用凹部Sには、案内管13を介して水位センサJが接続されている。
なお、図2に示すように、本体部1の底部には、漏水受止め用のドレンパン14が配備されており、特に図示しないが、このドレンパン14には、受け止めた水の存否を検出する漏水センサが装備されている。
また、図2、図3、図4および図7に示すように、洗浄槽Dにおける4つの側壁部のうちの機体前面側、すなわち、引出し部前面側に相当する前側壁部Dfには、乾燥ユニットKが取り付けられている。
つまり、前側壁部Dfには、図4などに示すように、乾燥ユニットKからの空気を洗浄空間Qに供給する空気供給口21、および、乾燥ユニットKが洗浄空間Q内の空気を吸引する空気吸引口22が、下方側で左右両側に離れた位置に形成されている。具体的には、空気供給口21および空気吸引口22は、洗浄かご10よりも下方側に位置するように形成されるものであり、この実施例では、空気供給口21を右側に、空気吸引口22を左側に位置させている。
乾燥ユニットKは、図3〜図7などに示すように、洗浄槽Dの前側壁部Dfに止着されるケーシング15の内部に、空気吸引口22から空気供給口21に亘る通風経路Fを経て洗浄空間Qの空気を循環させる循環ファン(通風手段)23、および、通風経路Fを通して循環される空気を除湿する除湿部Gを備えている。循環ファン(通風手段)23としては、シロッコファンが用いられている。
通風経路Fは、図7に示すように、空気吸引口22から上方側に伸びる上昇経路部分f1とその上昇経路部分f1の上端部から空気供給口21に向けて下方側に伸びる下降経路部分f2とからなる逆U字状に形成されており、上昇経路部分f1に除湿部Gが配設され、下降経路部分f2に循環ファン(通風手段)23が配設されている。
前記ケーシング15は、前部側分割ケーシング部分15Aと、後部側分割ケーシング部分15Bとからなり、それらを接続することで乾燥ユニットK全体を囲うことができるように構成されている。図5は、前部側分割ケーシング部分15Aを取り外した状態を示している。
除湿部Gは、図5〜図7などに示すように、通風経路Fを構成する上昇経路部分f1に、所定の間隔をおいて水平方向に並置され、空気吸引口22から吸引された、洗浄空間Qからの空気を接触させることにより空気中の水分を凝縮させる、複数(この実施例では5枚)の平板状の伝熱体24aを備えてなる凝縮部24と、上昇経路部分f1内の、凝縮部24の上方に配設され、凝縮部24を構成する伝熱体24aを冷却するための除湿用冷却水を、複数の伝熱体24aに供給する除湿用冷却水供給手段25とを備えており、通風経路をFを通過する水分を多量に含む空気は、凝縮部24の伝熱体24aおよび伝熱体24aの表面の除湿用冷却水と接触し、冷却されて水分が凝縮することにより除湿された後、通風経路Fを通過し、空気供給口21から洗浄空間Qに戻るように構成されている。
平板状の伝熱体24aは、図5、図6に示すように、横方向の幅が上昇経路部分f1のほぼ横幅全幅にわたり、かつ縦方向の幅が上昇経路部分f1に沿って、所定の領域にわたる状態で縦向きの姿勢で配設されている。また、伝熱体24aは、板厚方向に沿って所定の間隔をおいて所定の位置に保持されるように、左右両側において、複数の保持部材30により間隔を確保しつつ、ケーシング15に保持、固定されている。
この実施例の食器洗浄乾燥機は、さらに、図7に示すように、分配ノズル51に除湿用冷却水を供給する除湿用給水路26、除湿用給水路26を開閉する除湿用冷却水断続弁27、および、給水圧安定用のガバナ28を備えている。ガバナ28は給水圧を安定化させて、除湿用冷却水供給手段25の分配ノズル51に供給される水の流量をほぼ一定(実施例では0.15リッター/分)に維持することができるように構成されている。
次に、この実施例の食器洗浄乾燥機の通風経路Fにおける空気の流れについて説明する。図5および図6に示すように、循環ファン(通風手段)23が作動すると、吸引用開口23Aから空気が吸引され、洗浄空間Q内部の空気がケーシング15の横側壁部15aと仕切り壁40とにより区画された上昇経路部分f1を通り上方に向けて流動する。そして、循環ファン23の吐き出し部23Bから吐き出された空気が、下降経路部分f2を通して下方に向けて流動して空気供給口21から洗浄空間Q内に供給される。
そして、この実施例の食器洗浄乾燥機においては、上昇経路部分f1が複数(この実施例では5枚)の伝熱体24aによって仕切られてスリット状分割経路となり、上昇経路部分f1を通過する空気は各スリット状分割経路を通過する。
各スリット状分割経路を通過する、水分を多量に含む空気は、図7に示すように、分配ノズル51の各流下口53からほぼ均一に流下する除湿用冷却水により効率よく冷却された各伝熱体24aおよびその表面を流下する除湿用冷却水と接触して冷却され、空気中の水分が凝縮して分離される。
なお、各流下口53から流下した除湿用冷却水は、凝縮した水分とともに、空気吸引口22を経て洗浄槽Dに戻り、水貯留用凹部Sに貯留される。
そして、電気式のヒータ9を作動させた状態で、循環ファン(通風手段)23を作動させて洗浄空間Qからの空気を吸引し、通風経路Fを経て通風させるとともに、分配ノズル51の流下口53から除湿用冷却水を流下させることにより、除湿部Gで洗浄空間Qから吸引した空気の除湿を行い、除湿後の空気を乾燥用の空気として洗浄空間Qに循環供給し、その供給された空気をヒータ9で加熱することにより、洗浄空間Q内の洗浄対象物を乾燥する乾燥運転が行われる。
また、ヒータ9を停止した状態で、洗浄空間Q内の空気を通風経路Fを通して通風させ、除湿部Gにおいて、分配ノズル51の流下口53から流下する除湿用冷却水に接触させることにより、空気中に含まれる例えばアンモニアやトリメチルアミンなどの臭気成分を除湿用冷却水に吸収させて除去することにより、循環空気の消臭が行われるように構成されている。
なお、洗浄空間Qから吸引した空気中の臭気成分を除湿部Gにて除湿用冷却水に吸収させて分離した後、洗浄空間Qに供給することにより、洗浄空間Qの消臭も行われることになる。
また、この食器洗浄乾燥機の場合、図1および図7に示すように、引出し部2には、運転を制御する制御手段としての制御部Hが装備されており、この制御部Hが、操作部SSにおいて入力される指令に基づいて、給水弁4a、兼用ポンプ6、ヒータ9、循環ファン(通風手段)23、および、除湿用冷却水断続弁27の動作を制御して、洗浄槽Dの内部の洗浄空間Qの洗浄対象物を洗浄液(湯水)による洗浄処理を行う洗浄運転、洗浄槽Dの水貯留用凹部Sに貯留されかつヒータ9にて加熱されるすすぎ水による洗浄対象物のすすぎ処理を行うすすぎ運転、洗浄槽Dの水貯留用凹部Sに貯留されたすすぎ水を排水処理する排水運転、ヒータ9を加熱作用させた状態で循環ファン23による通風および除湿用冷却水供給手段25の分配ノズル51からの除湿用冷却水の供給(流下)を行って空気の乾燥処理を行う乾燥運転、および、ヒータ9を停止させた状態で循環ファン23による通風および除湿用冷却水供給手段25における分配ノズル51からの除湿用冷却水の供給(流下)を行って空気の消臭処理を行う消臭運転などの運転を行う。すなわち、制御部Hは、乾燥処理において、洗浄空間Qの空気を除湿しながら循環させるべく、循環ファン23および除湿部Gの作動を制御するように構成されている。
また、この実施例の食器洗浄乾燥機は、使用者が、操作部SSにより、洗浄運転、すすぎ運転、排水運転、乾燥運転、消臭運転の順に運転させる連続運転コースや、乾燥運転のみ運転させる乾燥のみコースなど各種の運転コースを選択できるように構成されており、さらに、連続運転コースとして、標準運転コース、念入り運転コース、スピーディ運転コース、快速運転コースが備えられている。
以下、制御部Hの制御動作について説明する。
まず、図外の収納スイッチにより、引出し部2が本体部1の収納位置に収納されることが検出され、操作部SSの電源スイッチがON操作されると、運転コースの選択が行われる。
操作部SSのスタートスイッチがON操作されると、標準運転コースが開始し、洗浄運転、すすぎ運転、排水運転、乾燥運転、消臭運転、排水運転が順次実行される。
洗浄運転では、給水弁4aを開弁して給水路4を通して洗浄槽D内に洗浄水を給水し、その水位が水位センサJにて設定水位に達したことが検出されると、給水弁4aを閉じる給水動作を行い、その後、兼用ポンプ6を正転作動(反時計回りつまりCCW方向に回転)させ、かつヒータ9を作動させて、洗浄水を回転洗浄ノズル8から洗浄対象物に向けて噴出する洗浄動作を、洗浄運転用設定時間が経過するまで行い、次に、兼用ポンプ6を逆転作動(時計回りつまりCW方向に回転)させ、洗浄槽D内の洗浄水を排水する排水動作を行う。
また、すすぎ運転では、上述の洗浄運転における給水動作と同様の給水動作を行って、洗浄槽Dの底部にすすぎ水を設定水位貯留させ、その後、兼用ポンプ6を正転作動(反時計回りつまりCCW方向に回転)させて洗浄対象物にむけて設定時間が経過するまで回転洗浄ノズル8からすすぎ水を噴出するすすぎ水噴出動作、および、兼用ポンプ6を逆転作動(時計回りつまりCW方向に回転)させて洗浄槽Dの底部に貯留されたすすぎ水を排水する排水動作を順次行うすすぎ動作を2回行い、最後に加熱すすぎ動作を行う。
加熱すすぎ動作では、上述の給水動作により、洗浄槽Dの底部にすすぎ水を設定水位貯留させた後、兼用ポンプ6およびヒータ9を作動させ、ヒータ9で加熱されたすすぎ水により洗浄対象物のすすぎを行う。そして、図外の温度センサにより、すすぎ水の温度が仕上げ用設定温度(例えば、67℃)になると、加熱すすぎ動作を終了する。
排水運転では、兼用ポンプ6を逆転作動(時計回りつまりCW方向に回転)させて、洗浄槽Dの底部に貯留されたすすぎ水を排水する排水動作を行う。この排水動作は、水位センサJによる水貯留用凹部Sの水位が、排水用設定水位または排水用設定水位以下であることが検出されてから、兼用ポンプ6の逆転作動(CW方向に回転)を所定時間(例えば20秒)継続させて除湿用冷却水を排水トラップ12aを経由して外部に排出する。
乾燥運転では、ヒータ9を加熱作用させた状態で、循環ファン23による通風動作および除湿用冷却水供給手段25の分配ノズル51からの除湿用冷却水の供給動作を行わせ、その状態を乾燥用設定時間(例えば、25分)が経過するまで継続させる。
なお、除湿用冷却水供給手段25の分配ノズル51からの除湿用冷却水の供給は、除湿用冷却水断続弁27を開弁し、除湿用給水路26を経て分配ノズル51に水を供給し、分配ノズル51の流下口53から除湿用冷却水を流下させることにより行う。このとき、給水圧安定用のガバナ28により、除湿用冷却水の流量がほぼ一定(実施例では0.15リッター/分)に維持される。
分配ノズル51の流下口53から供給(流下)される除湿用冷却水は、通風経路Fにおける上昇経路部分f1を経て流下し、ケーシング15の内面にて案内され、水貯留用凹部Sに貯留される。
そして、貯留される除湿用冷却水によってヒータ9が浸漬することがないように、水位センサJにて、水貯留用凹部Sの水位が排水用設定水位であることが検出されたときに、兼用ポンプ6を所定時間(例えば20秒)逆転作動(時計回りつまりCW方向に回転)させて除湿用冷却水を排水トラップ12aを経由して外部に排出させる排水処理を実行するように構成されている。
ここで、本実施例における兼用ポンプ6の構造と動作について、図8A、図8B、図8C、図9〜図12を参照しつつ、詳述する。
兼用ポンプ6は、正転作動(図8Aに示す反時計回りつまりCCW方向への回転作動)をさせることにより、洗浄対象物にむけて回転洗浄ノズル8(図9〜図12)から洗浄水またはすすぎ水を噴出し、逆転作動(図8Bに示す時計回りつまりCW方向への回転作動)をさせることにより、洗浄槽Dの底部に貯留された洗浄水またはすすぎ水を排水する排水動作を行うように構成されており、以下の構造を有することで、上記のように洗浄用と排水用に兼用できるものとされている。
図8A〜図8Cのように、兼用ポンプ6の内部には、兼用ポンプ6からの吐出流路を洗浄口側と排水口側に切り替える切り替え弁71を備えている。
切り替え弁71は、排水口側流路73を塞ぐ方向に図示しないスプリングにより付勢されており、兼用ポンプ6が停止している場合も排水口側流路73を塞いだ状態で待機している。
兼用ポンプ6が正転作動(反時計回りつまりCCW方向に回転)した場合は、図8Aに示すように吸い込み口74から吸い込まれた水が、正転時吐出口72aから吐出され洗浄口側流路72に吐出される。
兼用ポンプ6が逆転作動(時計回りつまりCW方向に回転)した場合は、図8Bに示すように吸い込み口74から吸い込まれた水が逆転時吐出口73aから吐出され、このとき吐出する水流によって切り替え弁71が洗浄口側を塞ぐ方向に回動して洗浄口側流路72を塞ぎ、排水口側流路73が開放されて、水が排水口側流路73に吐出される。
このように、切り替え弁71により洗浄口側流路72または排水口側流路73のうちの一方の側の流路が塞がれる構成とすることで、a)正転作動時(図8A参照)において、逆転時吐出口73aから少量の湯水の吐出があった場合や、b)逆転作動時(図8B参照)において、正転時吐出口72aから少量の湯水の吐出があった場合に、正転作動や逆転作動に応じた洗浄口側流路72と排水口側流路73のうちの一方の側の流路と異なる他方側の流路に湯水が流れることを極力抑制することができる。
排水動作により水貯留凹部Sにおける貯留水の水位が低下してくると、兼用ポンプ6の吸い込み口から空気を吸い込むエアー噛み状態となり、逆転時吐出口73aから吐出される水流が弱くなり、スプリングによる付勢力により切り替え弁71は、洗浄口側流路72を少し開く方向に回動することになり、洗浄口側流路72から水が少し吐出する洗浄口側漏れ状態となる(図8C参照)。
なお、排水動作開始時に、スプリングにより排水口側流路73を塞ぐ方向に付勢された切り替え弁71が洗浄口側流路72を塞ぐまでの間も洗浄口側流路72から水が少し吐出する状態(洗浄口側漏れ状態)となる。
洗浄口側漏れ状態となったときには、小量の水が回転洗浄ノズル8側に流れることになるが、回転洗浄ノズル8側に流れた水は水貯留用凹部Sに流れた後、兼用ポンプ6の吸い込み口から吸い込まれ排水されることになるので特に不都合は生じない。
もし仮に、切り替え弁71がスプリングにより洗浄口側流路72を塞ぐ方向に付勢されていると、上記とは逆に、洗浄運転やすすぎ運転の開始時に排水口側流路73に水が少し吐出されることになり、洗浄槽D内の湯水が減少してしまうことになる不都合が発生するため、上述のように、切り替え弁71は排水口側流路73を塞ぐ方向にスプリングにより付勢してこのような不都合を回避するようにしている。
ここで詳しく説明すると、回転洗浄ノズル8は、洗浄槽D内に備える接続筒80にわずかな間隙C(図11参照))を介して回転自在に遊挿されており、回転洗浄ノズル8の噴出孔から噴出する湯水が回転軌道円の接線方向に傾けて噴出されることによる反作用で回転するように構成されている。なお、接続筒側係止片80aと回転洗浄ノズル側係止片8aとの係合により、回転洗浄ノズル8が浮き上がり、接続筒80から抜脱することを防止するようにしている(図10参照)。
洗浄口側漏れ状態となり、小流量の水が回転洗浄ノズル8側に流れた場合には、接続筒80と回転洗浄ノズル8との間に存在する上記の間隙Cから水が漏れることになる。そして、乾燥運転中に、上記の間隙Cから漏れた水が洗浄槽Dの底面部を広く濡らしてしまうと、漏れた水の表面積が広くなり、乾燥用に循環している空気の湿度を上昇させる(すなわち、除湿された水分が再び乾燥用の循環空気に還ってしまう)ことになり、乾燥効率が低下して、乾燥時間が長くなるという弊害を生じる。
そこで、この実施例の食器洗浄乾燥機においては、図11、図12に示すように、洗浄槽Dの底面における接続筒80の基部80bから水貯留用凹部Sに至る案内溝90を設けて、上記の間隙Cから漏れた水が、洗浄槽Dの底面部を広く濡らすことなく、速やかに水貯留用凹部Sに戻るようにしている。これにより、間隙Cからの水漏れがあった場合にも、漏れた水が洗浄槽Dの底面部を広く濡らして再蒸発することを防止することができる(図9、図10、図11参照)。
さらに、接続筒80の上端部周方向の、案内溝90に対応する箇所には、図11、図12に示すように、上端部周方向の他の領域よりも高さが低くなるような態様で切り欠き部91が設けられ、切り欠き部91が接続筒80と回転洗浄ノズル8との間隙Cから流出する水の溢出部となるように構成されている。
その結果、上述の洗浄口側漏れ状態となり、小流量の水が回転洗浄ノズル8側に流れた場合に、接続筒80と回転洗浄ノズル8との間に存在する間隙Cから漏れた水は、この切り欠き部91から溢れて接続筒80の外周を伝って案内溝90に流れ込むことになり、間隙Cから漏れた水が洗浄槽Dの底面部を広く濡らしてしまうことをより確実に防止することができる。
そして、本発明の食器洗浄乾燥機においては、乾燥運転を開始して乾燥用設定時間が経過すると、ヒータ9の加熱、循環ファン23による通風を停止し、除湿用冷却水断続弁27を閉弁して分配ノズル51への水の供給を停止して分配ノズル51からの除湿用冷却水の流下を停止させる。
消臭運転では、ヒータ9を停止させた状態で、循環ファン23による通風動作および除湿用冷却水供給手段25の分配ノズル51からの除湿用冷却水の供給動作を行わせ、その状態を消臭用設定時間が経過するまで維持する。この消臭運転においても上述の乾燥運転の場合と同様に、水位センサJにて水貯留用凹部Sの水位が排水用設定水位であることが検出されたときに、兼用ポンプ6を所定時間(例えば20秒)逆転作動(CW方向に回転)させて除湿用冷却水を排水トラップ12aを経由して外部に排出させる排水処理を実行するように構成されている。
消臭運転を開始してから消臭用設定時間が経過すると、循環ファン23による通風動作および除湿用冷却水供給手段25の分配ノズル51からの除湿用冷却水の供給動作を停止して消臭運転を終了する。
そして、消臭運転が終了した後に、排水運転を実行する。この排水運転は、兼用ポンプ6を逆転作動(時計方向つまりCW方向に回転)させて水位センサJにより、水貯留用凹部Sの水位が排水用設定水位または排水用設定水位以下であることが検出されてから、兼用ポンプ6の逆転作動(CW方向に回転)を所定時間(例えば20秒)継続させて除湿用冷却水を排水トラップ12aを経由して外部に排出する。
なお、上記洗浄運転および上記すすぎ運転において給水動作を実行するときには、除湿用冷却水断続弁27を開弁し、除湿用給水路26を経て分配ノズル51に水が供給されるようにする処理も併せて行うようにしている。このように、水を無駄にしない状態で除湿部Gに除湿用給水路26から水を供給して、除湿部Gをできるだけ清潔な状態に保つように構成されている。
なお、上記実施例では、兼用ポンプ6において、正転(CCW方向回転)時吐出口72aからの湯水と、逆転(CW方向回転)時吐出口73aからの湯水が兼用ポンプ6内の同一空間に一旦吐出された後、切り替え弁71により洗浄口側流路72と排水口側流路73とのいずれかの流路を選択切り替えるように構成されているが、切り替え弁71を備えず、正転(CCW方向回転)時吐出口72aと洗浄口72側流路とを直結し、また、逆転(CW方向回転)時吐出口73aと排水口側流路73とを直結するように構成してもよい。
この場合、上記の実施例の場合と異なり、正転作動(反時計回りつまりCCW方向に回転)時において逆転時吐出口73aから少量の湯水の吐出があった場合や、逆転作動(時計回りつまりCW方向に回転)時において正転時吐出口72aから少量の湯水の吐出があった場合には、正転作動や逆転作動に応じた洗浄口側流路と排水口側流路のうちの一方の側の流路と異なる他方側の流路に湯水が流れることを効率よく抑制することが困難になる。そのため、正転作動時において逆転時吐出口73aからの湯水の吐出がないように、また、逆転作動時において正転時吐出口72aからの湯水の吐出がないように配慮することが必要となる。
特に、洗浄運転やすすぎ運転時には、少量であっても湯水が排水されてしまうと、洗浄用湯水やすすぎ用湯水が減少してしまい、兼用ポンプへのエア噛みによる騒音の発生や湯水の浪費を来たすことになるため、十分配慮する必要がある。
また、上記実施例では、乾燥運転中に、水位センサにて、水貯留用凹部の水位が排水用設定水位であることが検出されたときに、所定時間兼用ポンプを逆転作動(時計回りつまりCW方向に回転)させて水貯留用凹部の水を排水トラップを経由して外部に排出させる排水処理を実行するようにしているが、乾燥運転中に、所定時間ごとに兼用ポンプを逆転作動(時計回りつまりCW方向に回転)させて排水を行うように構成することも可能である。
また、本発明はさらにその他の点においても上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変形を加えることが可能である。
1 本体部
2 引出部
3 内蓋部
4 給水路
4a 給水弁
6 兼用ポンプ
8 回転洗浄ノズル
8a 回転洗浄ノズル側係止片
9 電気式のヒータ
10 洗浄かご
11 吸引管
12 排水管
12a 排水トラップ
13 案内管
14 漏水受止め用のドレンパン
15 ケーシング
15a 横側壁部
15A 前部側分割ケーシング部分
15B 後部側分割ケーシング部分
21 空気供給口
22 空気吸引口
23 循環ファン(通風手段)
23A 循環ファンの吸引用開口
23B 循環ファンの吐き出し部
24 凝縮部
24a 伝熱体
25 除湿用冷却水供給手段
26 除湿用給水路
27 除湿用冷却水断続弁
28 給水圧安定用のガバナ
30 保持部材
40 仕切り壁
51 分配ノズル
53 流下口
A 扉体
B 把持部
C 接続筒と回転洗浄ノズルの間隙
D 洗浄槽
Df 前側壁部
F 通風経路
f1 上昇経路部分
f2 下降経路部分
G 除湿部
H 制御部
J 水位センサ
K 乾燥ユニット
P 係合手段
Pa 係止部
Q 洗浄空間
S 水貯留用凹部
SS 操作部
71 切り替え弁
72 洗浄口側流路
72a 正転時吐出口
73 排水口側流路
73a 逆転時吐出口
74 吸い込み口
80 接続筒
80a 接続筒側係止片
80b 接続筒の基部
90 接続筒の基部から水貯留用凹部に至る案内溝
91 切り欠き部

Claims (1)

  1. 洗浄すべき食器を収容する洗浄槽と、
    回転の方向を切り替えることにより洗浄用と排水用に兼用される兼用ポンプと、
    洗浄運転時には、前記洗浄槽の水貯留部に貯留された洗浄用水を噴出させる回転洗浄ノズルと、
    前記洗浄槽の底面に設けられ、遊挿される前記回転洗浄ノズルを、洗浄運転時に前記回転洗浄ノズルから噴出する水の反作用により回転できるように保持する接続筒と、
    前記洗浄槽に収容された食器の洗浄が行われる洗浄空間に臨むように、洗浄空間の周囲壁に配設された空気吸引口から、同じく前記周囲壁に配設された空気供給口に亘って形成された通風経路を経て、前記洗浄空間内の空気を循環させる通風手段と、
    前記通風経路を経て循環される空気を冷却し、水分を凝縮させて分離する除湿部であって、除湿用冷却水により冷却される伝熱体を備えた除湿部と
    を具備する食器洗浄乾燥機であって、
    食器の洗浄を行う洗浄運転時には、前記兼用ポンプを一の方向に回転させ、洗浄槽の水貯留部に貯留された洗浄用水を前記回転洗浄ノズルから噴出させて、前記洗浄槽に収容された食器の洗浄を行い、
    前記水貯留部に貯留された湯水を機外に排出する排水運転時には、前記兼用ポンプを前記一の方向とは逆の方向に回転させて、前記水貯留部に貯留された湯水の機外への排水を行い、
    乾燥運転時には、通風経路を経て前記洗浄空間内の空気を循環させ、前記除湿部において、前記伝熱体および除湿用冷却水に空気を接触させ、水分を凝縮させて分離するとともに、前記除湿用冷却水と凝縮水を前記洗浄槽の前記水貯留部に貯留し、
    前記乾燥運転中に前記水貯留部に所定量の水が貯留されたときには前記排水運転を行うように構成されているとともに、
    前記洗浄槽の底面には、前記接続筒の配置位置から前記水貯留部に亘り、前記接続筒と前記回転洗浄ノズルとの間隙から流出する水を前記水貯留部に導く案内溝が形成されており、かつ、
    前記接続筒の上端部周方向の、前記案内溝に対応する箇所には、前記上端部周方向の他の領域よりも高さが低くなるような態様で切り欠き部が設けられ、該切り欠き部が前記接続筒と前記回転洗浄ノズルとの間隙から流出する水の溢出部となるように構成されていること
    を特徴とする食器洗浄乾燥機。
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