JP6577749B2 - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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Description

本発明は、食器等の被洗浄物を洗浄する洗浄機に関する。
本体部の洗浄室に収容した食器等の被洗浄物を洗浄する洗浄機が知られている。このような洗浄機では、被洗浄物の洗浄時又は被洗浄物の濯ぎ時に水蒸気が発生する。洗浄室内で発生した水蒸気は、蒸気口又は隙間等から洗浄室外に排出される。しかしながら、洗浄室から排出される水蒸気は、高温のため火傷の原因となったり、洗浄機が配置された室内を多湿にしたりするといった問題がある。
例えば、特許文献1には、特許文献1には、洗浄室で発生した水蒸気を含む空気をダクトに導き、蒸気ダクトを流れる水蒸気を含む空気を冷却して結露(凝縮)させることにより、洗浄室の室外に漏れ出す水蒸気の量を抑制することができる洗浄機が開示されている。
特開平1−227732号公報
しかしながら、上記従来の洗浄機では、洗浄室内で発生した水蒸気を凝縮させるために、別途水冷式の凝縮器等を設ける必要があり、構造的に複雑となる。
そこで、本発明の目的は、洗浄室から漏れ出す水蒸気の量を簡易な構成によって抑制することができる洗浄機を提供することにある。
本発明の洗浄機は、洗浄室に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄機であって、被洗浄物の濯ぎに用いられる濯ぎ水を貯留する貯留部と、貯留部において第1規定水位を超えた濯ぎ水を排出する排出部と、を有する給水貯留部と、洗浄室から排出される水蒸気を含む空気を、貯留部に貯留されている濯ぎ水の中に放出する水蒸気排出部と、を備えている。
この構成の洗浄機では、洗浄室から排出される水蒸気を含む空気を、水蒸気排出部によって排出している。そして、この水蒸気を含む空気を、通常の洗浄機に備わる給水貯留部における貯留部に貯留されている濯ぎ水の中に放出して、水蒸気の一部を水に変化させている。また、この構成の洗浄機では、水に変化しなかった水蒸気の残り(水蒸気の包含量が減少した空気)は、排出部を介して排出される。これにより、洗浄室から漏れ出す水蒸気の量を簡易な構成によって抑制することができる。
本発明の洗浄機では、水蒸気排出部には、洗浄室から上記空気を排出する排気ファンが設けられていてもよい。
このような構成の洗浄機では、より確実に、上記空気を洗浄室から排出することができる。
本発明の洗浄機では、貯留部は、給水貯留部の外部から水が供給される第1貯留部と、洗浄室に濯ぎ水を供給すると共に濯ぎ水を加熱する加熱部が配置された第2貯留部と、第1貯留部と第2貯留部とを仕切る仕切部と、を有しており、仕切部は、第1貯留部において第1規定水位よりも低い第2規定水位を超える濯ぎ水が、第1貯留部から第2貯留部に移動可能に形成され、水蒸気排出部は、上記空気を第1貯留部に貯留されている濯ぎ水の中に放出してもよい。
このような構成の洗浄機では、第2貯留部に貯留される濯ぎ水は、洗浄室に供給される前に加熱部によって加熱される。したがって、第2貯留部において加熱される前の第1貯留部に貯留される水は、第2貯留部に貯留される水と比べて冷たい。これにより、洗浄室から排出される水蒸気を含む空気を、第2貯留部に貯留されている水と比べて冷たい第1貯留部に貯留されている濯ぎ水の中に放出することができる。この結果、水蒸気を水に変化させ易くなる。
本発明の洗浄機では、第2貯留部において第2規定水位よりも低い第3規定水位に濯ぎ水を維持する水位維持部を更に備えていてもよい。
このような構成の洗浄機では、第1貯留部から第2貯留部への水の移動を確実にすることができる。
本発明によれば、洗浄室から漏れ出す水蒸気の量を簡易な構成によって抑制することができる。
一実施形態に係る食器洗浄機の斜視図である。 図1の食器洗浄機の概略構成を示す図である。 図2の貯湯タンクの詳細を示す構成図である。 変形例に係る食器洗浄機における貯湯タンクの詳細を示す構成図である。
以下、図面を参照して一実施形態に係る食器洗浄機(洗浄機)について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、必ずしも一致していない。なお、説明の便宜のため、図1において、前後方向、左右方向、及び上下方向をそれぞれ設定した。
図1に示されるように、一実施形態に係る食器洗浄機1は、洗浄室2Aの前面にドア4が設けられたアンダーカウンタ式の洗浄機である。図1及び図2に示されるように、食器洗浄機1は、本体部2と、上側洗浄ノズル5と、上側濯ぎノズル6と、下側洗浄ノズル7と、下側濯ぎノズル8と、排気部(水蒸気排出部)61と、洗浄タンク9と、貯湯タンク(給水貯留部)70と、洗剤供給ポンプ32と、リンス剤供給ポンプ37と、を備えている。
本体部2は、ステンレス製のパネルにより形成されている。本体部2は、食器(被洗浄物)Dをセットしたラックを出し入れする開口部が前方に向かって開口している洗浄室2Aと、排水ポンプ52、貯湯タンク70、マイクロコンピュータ(水位維持部)(以下「マイコン」という)55などが設けられている機械室2Bと、に区画されている。本体部2の底面の四隅には、脚部3が取り付けられている。
本体部2には、洗浄室2A内に食器Dを出し入れするためのドア4が取り付けられている。洗浄室2A内には、ラックレール2Cが設けられ、このラックレール上に、食器Dが並べられた食器ラック(図示せず)が載置される。本体部2の前面におけるドア4の上部には、使用者が運転モード又は各種設定を入力するための操作パネル2Dが設けられている。
上側洗浄ノズル5及び上側濯ぎノズル6は、洗浄室2Aの上部に設けられている。上側洗浄ノズル5は、放射状に延びる3本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。上側濯ぎノズル6は、2本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。下側洗浄ノズル7及び下側濯ぎノズル8は、洗浄室2Aの下部に設けられている。下側洗浄ノズル7は、放射状に延びる3本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。下側濯ぎノズル8は、2本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。
食器ラックに並べられた食器Dには、洗浄工程において上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7によって上下から洗浄水が噴射され、濯ぎ工程において上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8によって上下から濯ぎ水が噴射される。
洗浄室2Aは、排気部61が接続されている。排気部61は、例えば、洗浄室2Aにおける側面上方に接続されている。洗浄室2Aでは、後述する濯ぎ工程等において水蒸気(湯気を含む)が発生する。排気部61には、当該水蒸気を含む空気(以後、単に「水蒸気」とも称す。)を排出する排気ファン60が設けられている。排気ファン60は、マイコン55によって作動の制御がなされる。洗浄室2A内の水蒸気は、排気ファン60によって後述する貯湯タンク70に向かって送り出される。
洗浄タンク9は、洗浄室2Aの下方に配置されており、洗浄水を貯留する。洗浄タンク9には、洗浄水の水位を検知するための水位検知スイッチ10が設けられている。水位検知スイッチ10は、洗浄タンク9内の水位が所定水位Hを超えている場合にONとなり、所定水位H以下の場合にOFFとなるスイッチである。
洗浄タンク9の側面には、洗浄水吸込管13を介して洗浄ポンプ14が接続されている。洗浄タンク9の洗浄水吸込管13が取り付けられた部分には、ポンプフィルタ12が設けられている。洗浄ポンプ14の吐出口には洗浄水吐出管15が接続されている。洗浄水吐出管15は、第1洗浄水吐出管16と第2洗浄水吐出管17とに分岐している。第1洗浄水吐出管16は、上側洗浄ノズル5に接続されている。第2洗浄水吐出管17は、下側洗浄ノズル7に接続されている。
洗浄タンク9の底部9Aには、排水吸込管9Bを介して排水部(第1排出部)51が接続されている。排水部51には、排水ポンプ52が設けられている。排水ポンプ52は、マイコン55によって作動の制御がなされる。洗浄タンク9に貯留された水は、排水ポンプ52によって食器洗浄機1の外部に排出される。
貯湯タンク70は、食器Dを濯ぐ水が貯留されるタンクである。貯湯タンク70には、外部の給湯器(図示せず)から給水管21を介して水が供給される。給水管21には、ストレーナ19が設けられている。給水管21におけるストレーナ19の下流側には、ウォータバルブ(水位維持部)20が設けられている。ウォータバルブ20は、マイコン55によって制御されている。ウォータバルブ20は、図3に示される水位センサ(水位維持部)73における水位の検知と連動して弁を開閉し、第2貯留部71Bに貯留される濯ぎ水の水位を第3規定水位H3に一定に保つ。
図3に示されるように、貯湯タンク70は、第1貯留部71Aと、第2貯留部71Bと、仕切部72と、水位センサ73と、濯ぎ水ヒータ(加熱部)74と、水温センサ75と、オーバーフロー排出管(排出部)76と、を有している。
第1貯留部71Aは、食器洗浄機1の外部から水が供給される部分である。すなわち、第1貯留部71Aは、食器洗浄機1の外部から供給される水を貯留する。また、第1貯留部71Aは、洗浄室2Aから排出される水蒸気を貯留部71に貯留されている濯ぎ水の中に放出する排気部61が接続されている。
第2貯留部71Bは、洗浄室2Aに供給する濯ぎ水を貯留する。第2貯留部71Bには、水位センサ73と、濯ぎ水ヒータ74と、水温センサ75と、が配置されている。第2貯留部71Bは、濯ぎ水吸込管24を介して濯ぎポンプ25が接続されている。
仕切部72は、第1貯留部71Aと第2貯留部71Bとを仕切る壁体であり、第1貯留部71Aにおいて第1規定水位H1よりも低い第2規定水位H2を超える濯ぎ水が、第1貯留部71Aから第2貯留部71Bに移動可能に形成されている。
水位センサ73は、第2貯留部71Bに配置されている。水位センサ73は、第2貯留部71Bおいて第2規定水位H2よりも低い第3規定水位H3に到達した濯ぎ水を検知する。水位センサ73は、濯ぎ水を検知すると、検知信号をマイコン55に出力する。
濯ぎ水ヒータ74は、第2貯留部71Bに配置されている。濯ぎ水ヒータ74は、殺菌能力を向上させるためにすすぎ水を加熱する。濯ぎ水ヒータ74は、マイコン55によって作動の制御がなされる。マイコン55は、水温センサ75が検知する水温に基づいて、食器Dを濯ぐ水を所定温度に維持するように濯ぎ水ヒータ74の作動を制御する。
水温センサ75は、第2貯留部71Bに配置されている。水温センサ75は、第2貯留部71Bに貯留される濯ぎ水の温度を検知する。水温センサ75は、検知する水の温度をマイコン55に出力する。
オーバーフロー排出管76は、第1貯留部71Aに配置されている。オーバーフロー排出管76は、第1貯留部71Aにおいて余剰な濯ぎ水(第1規定水位H1を超える濯ぎ水)を外部に排出して第1規定水位H1に維持する。
貯湯タンク70には、濯ぎ水吸込管24を介して濯ぎポンプ25が接続されている。この濯ぎポンプ25の吐出口には濯ぎ水吐出管26が接続されている。濯ぎ水吐出管26は、第1濯ぎ水吐出管27と第2濯ぎ水吐出管28とに分岐している。第1濯ぎ水吐出管27は、上側濯ぎノズル6に接続されている。第2濯ぎ水吐出管28は、下側濯ぎノズル8に接続されている。
洗剤供給ポンプ32は、食器洗浄機1の外側、すなわち、本体部2の外側に配置されている。洗剤供給ポンプ32は、洗剤タンク33内に貯留された洗剤を洗浄室2Aに供給するためのベローズポンプである。洗剤供給ポンプ32は、洗浄室2Aの側壁に接続された洗剤吐出管34と接続され、信号線によりマイコン55に接続されている。洗剤供給ポンプ32は、マイコン55から出力される信号に応じて動作し、接続された洗剤吸込管35から洗剤タンク33内の洗剤を吸い込み、洗剤吐出管34へ所定量の洗剤を吐出する。この洗剤は、洗剤吐出管34の先端に設けられ、洗浄室2Aと洗剤吐出管34とを接続する洗剤吐出口36から洗浄室2A内に吐出される。洗浄室2A内に吐出された洗剤は、洗浄室2Aの下方の洗浄タンク9内に流れ込み洗浄水と混入される。
リンス剤供給ポンプ37は、食器洗浄機1の外側、すなわち、本体部2の外側に配置されている。リンス剤供給ポンプ37は、リンス剤タンク38内に貯留されたリンス剤を濯ぎ水路に供給するためのものである。リンス剤供給ポンプ37は、第1濯ぎ水吐出管27と連通するリンス剤吐出管39に接続され、信号線によりマイコン55に接続されている。リンス剤供給ポンプ37は、マイコン55から出力される信号に応じて動作し、接続されたリンス剤吸込管40からリンス剤タンク38内の洗剤を吸い込み、リンス剤吐出管39へリンス剤を吐出する。リンス剤は、リンス剤供給ポンプ37によってリンス剤吐出管39から濯ぎ水吐出管26内の濯ぎ水路へ吐出され、濯ぎ水に混入される。
マイコン55は、機械室2Bに配置されている。マイコン55は、食器洗浄機1における動作全般を制御する。マイコン55は、電装ボックス55Aに内蔵されている。マイコン55は、集積回路に実装されたコンピュータシステムあるいはプロセッサである。マイコン55は、食器洗浄機1における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)など、相互に接続されている。
次に、上述した食器洗浄機1の動作について説明する。食器洗浄機1は、電源スイッチがONされると、貯湯タンク70内の水を濯ぎポンプ25によって洗浄室2Aへ噴射することにより、洗浄タンク9内へ水が供給される。これにより初期給湯が行われる。そして、初期給湯量に合った量の洗剤が洗浄タンク9内へ供給されて、洗浄タンク9内の洗浄水の洗剤濃度が所定濃度となる。
初期給湯後、ユーザが食器Dをラッキングしてドア4を閉めると、ドアスイッチ(図示せず)によってドア4が閉められたことが検知されると共に、運転開始信号がマイコン55へ入力される。運転開始信号がマイコン55へ入力されると、マイコン55は、洗浄ポンプを作動させ、食器Dの洗浄(洗浄工程)を開始させる。食器Dの洗浄は、洗浄タンク9内の洗浄水を洗浄室2A内の食器Dに向けて噴射することにより行われる。
洗浄ポンプ14が作動することにより、洗浄タンク9内に貯留された洗浄水は、洗浄水吐出管15などを介して上側及び下側洗浄ノズル5,7に圧送されて、上側及び下側洗浄ノズル5,7から洗浄室2A内の食器Dに向けて噴射される。この洗浄室2A内に噴射された洗浄水は、食器Dから洗い落とされた残菜などが図示しないフィルタによって取り除かれつつ洗浄タンク9内に回収される。さらに、ポンプフィルタ12などを介して洗浄ポンプ14によって洗浄タンク9内の水が取り込まれ、再び洗浄室2A内に供給される。
洗浄工程が終了すると、マイコン55は、排水ポンプ52を作動させ、洗浄タンク9に貯留された洗浄水の排出(排水工程)を開始させる。本実施形態の食器洗浄機1では、洗浄ポンプ14が作動することにより、後述する濯ぎ工程によって洗浄室2Aに供給される濯ぎ水と同じ量の洗浄水が洗浄タンク9から排出される。
排水工程が終了すると、マイコン55は、濯ぎポンプ25を作動させ、食器Dの濯ぎ(濯ぎ工程)を開始させる。食器Dの濯ぎは、貯湯タンク18内の濯ぎ水を洗浄室2A内の食器Dに向けて噴射することにより行われる。
濯ぎポンプ25を始動することにより、貯湯タンク18内に貯留された濯ぎ水は、濯ぎ水吐出管26などを介して上側及び下側濯ぎノズル6,8に圧送されて、各濯ぎノズル6,8から食器Dに向けて噴射される。食器Dに噴射された濯ぎ水は、図示しないフィルタを介して洗浄タンク9内に回収されて洗浄水と混ざり合い、次回の洗浄工程における洗浄水として使用される。
上側及び下側濯ぎノズル6,8から食器Dに濯ぎ水が噴射されると、洗浄室2A内に水蒸気が発生する。本実施形態の食器洗浄機1では、濯ぎ工程が開始されると排気ファン60が作動を開始し、洗浄室2A内で発生した水蒸気が排気ファン60によって排出される。なお、排気ファン60の作動開始タイミングは、このタイミングに限定されず、上側及び下側洗浄ノズル5,7から水が噴射される洗浄工程から開始されてもよい。
排気ファン60によって洗浄室2Aから水蒸気が排出されると、水蒸気は、排気部61を介して第1貯留部71Aに送り出される。水蒸気は、第1貯留部71Aに貯留されている濯ぎ水の中に放出される。第1貯留部71Aに貯留されている濯ぎ水の中に放出された水蒸気は凝縮されて、その一部が水に変化して、水蒸気の包含量が減少した空気となり、第1貯留部71Aに貯留された水の水面から浮き出る。第1貯留部71Aに貯留された水の水面から浮き出た水蒸気の包含量が減少した空気は、オーバーフロー排出管76を介して外部に排出される。
次に、上記実施形態の食器洗浄機1の作用効果について説明する。上記実施形態の食器洗浄機1では、洗浄室2Aから排出される水蒸気を、排気部61によって排出している。そして、この水蒸気を、通常の食器洗浄機に備わる貯湯タンク70における貯留部71に貯留されている濯ぎ水の中に放出して、水蒸気の一部を水に変化させている。また、上記実施形態の食器洗浄機1では、貯湯タンク70内において水蒸気の包含量が減少した空気は、オーバーフロー排出管76を介して排出される。これにより、洗浄室2Aから漏れ出す水蒸気の量を簡易な構成によって抑制することができる。
また、上記実施形態の食器洗浄機1では、第2貯留部71Bに貯留される濯ぎ水は、洗浄室2Aに供給される前に濯ぎ水ヒータ74によって加熱される。したがって、第2貯留部71Bにおいて加熱される前の第1貯留部71Aに貯留される水は、第2貯留部71Bに貯留される水と比べて冷たい。これにより、洗浄室2Aから排出される水蒸気は、第2貯留部71Bに貯留されている水と比べて冷たい第1貯留部71Aに貯留されている濯ぎ水の中に放出することができる。この結果、水蒸気を水に変化させ易くなる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
<変形例1>
上記実施形態の食器洗浄機1では、貯湯タンク70における貯留部71を仕切部72によって第1貯留部71Aと第2貯留部71Bとに仕切る例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。貯湯タンク70は、貯留部71を仕切部72によって第1貯留部71Aと第2貯留部71Bとに仕切らないで、図4に示されるように、一つの貯留部71として構成してもよい。
この場合、例えば、排気部61の貯留部71への接続位置を、濯ぎ水ヒータ74から遠い位置に接続させることが、水蒸気を水に変化させ易くする点で有効である。また、排気部61の貯留部71への接続位置を、貯留部71において外部から水が供給される箇所に近づけて接続させることが、水蒸気を水に変化させ易くする点で有効である。
<変形例2>
上記実施形態又は上記変形例では、排水ポンプ52を備える構成を例に挙げて説明したが、排水ポンプ52を備えない構成としてもよい。例えば、洗浄タンク9の底部9Aには、下方に延びる排水管が接続され、排水管の途中には、マイコン55によって制御がなされる排水用電磁弁が設けられていてもよい。
また、洗浄タンク9には、上下方向に延びるオーバーフロー管が設けられていてもよい。オーバーフロー管は、その上端が洗浄タンク9の上縁に位置しており、下端が洗浄タンク9の底部9Aに形成された排水口に嵌め込まれている。この構成では、余剰な洗浄水は、オーバーフロー管の上端部に形成された流入孔から管内に流れ込み、排水管を介して外部に排水として排出される。このため、洗浄タンク9内の洗浄水は、常に一定水位に保たれる。また、オーバーフロー管は、洗浄タンク9に対して取り外し可能としてもよい。使用者がオーバーフロー管を引き上げることで、オーバーフロー管が差し込まれていた排水口が洗浄タンク9の底部9Aから露出し、排水口から洗浄タンク9内の洗浄水を完全に排出することができる。
<その他の変形例>
上記実施形態及び上記変形例の食器洗浄機1では、洗浄室2Aの前面にドア4が設けられたアンダーカウンタ式の食器洗浄機を例に挙げて説明したが、本願発明は、ドアが上下に開閉するタイプの食器洗浄機、又は、食器Dを収容するためのラックを搬送しながら洗浄を行うコンベアタイプの食器洗浄機に適用することも可能である。
上記実施形態では洗浄室2Aから水蒸気を排出する手段として排気ファン60を例に挙げたが、洗浄室2Aから排気部61に水蒸気を送り出せる手段であれば、これに限定されない。
本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態、上記変形例及びその他の変形例として記載の内容を適宜組み合わせてもよい。
1…食器洗浄機(洗浄機)、2A…洗浄室、20…ウォータバルブ(水位維持部)、55…マイコン(水位維持部)、60…排気ファン、61…排気部(水蒸気排出部)、70…貯湯タンク(給水貯留部)、71…貯留部、71A…第1貯留部、71B…第2貯留部、72…仕切部、73…水位センサ(水位維持部)、74…濯ぎ水ヒータ(加熱部)、75…水温センサ、76…オーバーフロー排出管(排出部)、D…食器(被洗浄物)、H1…第1規定水位、H2…第2規定水位、H3…第3規定水位。

Claims (4)

  1. 洗浄室に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄機であって、
    前記被洗浄物の濯ぎに用いられる濯ぎ水を貯留する貯留部と、前記貯留部において第1規定水位を超えた前記濯ぎ水を前記洗浄機の外部に排出する排出部と、を有する給水貯留部と、
    前記洗浄室から排出される水蒸気を含む空気を、前記貯留部に貯留されている前記濯ぎ水の中に放出する水蒸気排出部と、を備える、洗浄機。
  2. 前記水蒸気排出部には、前記洗浄室から前記空気を排出する排気ファンが設けられている、請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記貯留部は、前記給水貯留部の外部から水が供給される第1貯留部と、前記洗浄室に前記濯ぎ水を供給すると共に前記濯ぎ水を加熱する加熱部が配置された第2貯留部と、前記第1貯留部と前記第2貯留部とを仕切る仕切部と、を有しており、
    前記仕切部は、前記第1貯留部において前記第1規定水位よりも低い第2規定水位を超える前記濯ぎ水が、前記第1貯留部から前記第2貯留部に移動可能に形成され、
    前記水蒸気排出部は、前記空気を前記第1貯留部に貯留されている前記濯ぎ水の中に放出する、請求項1又は2記載の洗浄機。
  4. 前記第2貯留部において前記第2規定水位よりも低い第3規定水位に前記濯ぎ水を維持する水位維持部を更に備えている、請求項3記載の洗浄機。
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