JP2001008880A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP2001008880A
JP2001008880A JP11182768A JP18276899A JP2001008880A JP 2001008880 A JP2001008880 A JP 2001008880A JP 11182768 A JP11182768 A JP 11182768A JP 18276899 A JP18276899 A JP 18276899A JP 2001008880 A JP2001008880 A JP 2001008880A
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hot water
tank
water
washing
cleaning
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JP11182768A
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Yuzo Yamamoto
裕三 山本
晶 ▲吉▼田
Akira Yoshida
Tsuneo Funabiki
恒男 船引
Hiroki Obara
浩樹 小原
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱エネルギーの十分な有効利用を図ることに
より食器の乾燥工程を効率よくかつ迅速に行い得るよう
にする。 【解決手段】 洗浄槽3の下側位置に区画壁21を挟ん
で貯湯槽22を区画形成し、貯湯槽内に蓄熱体6を配設
する。蓄熱体をステンレス鋼製密閉容器61の内部にポ
リエチレングリコールを充填して形成する。貯湯槽に対
し給湯器4から洗浄水として温水が供給されるように接
続する一方、送風ファン7からの空気流路14を蓄熱体
の外表面に向けて形成する。濯ぎ洗浄時等には貯湯槽に
蓄えた洗浄水を洗浄ポンプ9によりノズル8から洗浄槽
に噴出させ、集水孔23から貯湯槽に戻す。この間に洗
浄水の熱エネルギーを蓄熱体に蓄熱する。乾燥時には貯
湯槽内の洗浄水を排水して送風ファンを作動し、外気を
蓄熱体に吹き当てて温風に変換する。温風が集水孔から
洗浄槽内に吹き出て循環流動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部の洗浄槽で食
器等を洗浄した後に乾燥させるために用いられる食器洗
い乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の食器洗い乾燥機とし
て、洗浄槽内に臨んで電気ヒータを配設し、乾燥工程に
おいてはこの電気ヒータに通電して洗浄槽内の雰囲気温
度を昇温させることにより、食器の乾燥を促進するもの
が知られている(例えば、特開平5−137688号公
報参照)。このものでは、また、蓄熱剤を充填した蓄熱
剤層を洗浄槽とその周囲の貯水槽との間、すなわち、周
壁部内に配設し、洗浄工程等の洗浄水として給水された
水を上記電気ヒータの通電により加熱し、その加熱洗浄
水の加温熱量を上記蓄熱剤層に蓄えることが開示されて
いる。これにより、蓄熱剤層がない場合には濯ぎ洗浄工
程により給水される水により洗浄槽内及び食器自体の温
度が低下してしまう分、乾燥工程における電気ヒータの
消費電力が増大してしまうという不都合を、上記蓄熱剤
層を設けることにより解消しようとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
食器洗い乾燥機においては、電気ヒータを併用している
ため、その電気ヒータによる加熱のためのエネルギーを
必要としている。
【0004】また、前洗浄、本洗浄、濯ぎ洗浄等の各工
程毎に給水される水を加熱する必要がある上に、その各
工程毎に水を加熱するための熱エネルギーが必要とな
る。しかも、各工程で使用された洗浄水は各工程終了の
度に乾燥機外に排出されるため、その各工程毎に消費さ
れた熱エネルギーは各工程毎に無駄に廃棄されることに
なる。このため、たとえ蓄熱剤層を設けたとしても、蓄
熱した熱エネルギーを上記各工程毎に放出・蓄熱を繰り
返すことになり熱収支上非効率となる上に、このような
繰り返しの後の蓄熱剤層からの放出熱により乾燥工程に
おける洗浄槽内の雰囲気の加温促進を図ろうとしても、
上記蓄熱剤層に基づく加温促進効果は十分には得られず
食器の乾燥効率は低いものとなる。
【0005】さらに、食器の乾燥工程において、濡れた
食器が収容された洗浄槽内の雰囲気温度の昇温を蓄熱剤
層からの自然放熱のみに頼るだけでは迅速性に欠けるこ
とにもなる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、熱エネルギー
の十分な有効利用を図ることにより食器の乾燥工程を効
率よくかつ迅速に行い得るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、温水供給源から供給される温水を洗浄水
として使用することとし、その洗浄水の熱エネルギーを
蓄熱体に順次蓄熱していき、乾燥工程には外気を洗浄槽
内に導入しその空気流を上記蓄熱体に当てながら循環さ
せることにより温風流とし、この温風流により食器を乾
燥させるようにすることを基本とするものである。
【0008】具体的には、本発明は、内部に区画形成さ
れた洗浄槽を備え、この洗浄槽内で食器の洗浄及び乾燥
を行う食器洗い乾燥機を前提として、温水を洗浄水とし
て供給するように接続された温水供給源と、上記温水供
給源から供給された洗浄水の有する熱エネルギーを蓄え
る蓄熱体と、乾燥時に洗浄槽内に外気を導入して循環さ
せる送風ファンとを備えるものとする。そして、上記蓄
熱体を、その表面が洗浄水排出後の状態で上記送風ファ
ンにより導入される空気の流路に臨んで露出してその空
気を接触熱交換により加温するよう配設することを特定
事項とするものである。
【0009】ここで、上記の「温水供給系」としては、
機外もしくは機内に設置されるものであり、食器洗い乾
燥機用として専用のものを設けてもよいが、好ましくは
他の設備の有効利用という観点から食器洗い乾燥機が設
置される厨房等に通常に設置されている給湯器を用いる
ようにすればよい。この場合には、供給される温水の温
度が変更調整可能となるため、例えば前洗浄、本洗浄、
濯ぎ洗浄等の各工程毎に供給温水、すなわち、洗浄水の
温度を必要十分な温度にすることが容易かつ確実に可能
となる。
【0010】蓄熱体が熱エネルギーの供給を受ける「温
水供給系から供給された洗浄水」とは、上記の前洗浄工
程、本洗浄工程、濯ぎ洗浄工程等の各工程で使用される
洗浄水の全てを含むものである。この内、濯ぎ洗浄工程
において、濯ぎの他に殺菌消毒をも行うために他の工程
と比べかなり高温(例えば80℃)の洗浄水を用いるよ
うにする場合には、この濯ぎ洗浄工程で用いられる洗浄
水の有する熱エネルギーを蓄えるようにするのが好まし
い。
【0011】上記の「蓄熱体」としては、例えば気体も
しくは液体からなる蓄熱媒体(例えばポリエチレングリ
コール)と、この蓄熱媒体を内部に充填した密閉容器と
を備えたものにより構成すればよい。この場合の「密閉
容器」は内外間で熱交換し易いように熱伝導性に富みか
つ洗浄水や食器の汚れを含む洗浄水に対する耐食性を有
する金属(例えばステンレス鋼)により形成するように
すればよい。加えて、空気流との接触熱交換効率を高め
るために、密閉容器の表面に凹凸模様を付するなど空気
と接触する表面積を可及的に増大させるようにすればよ
い。このように蓄熱媒体と密閉容器とで蓄熱体を構成す
る場合には、その蓄熱体を例えば洗浄槽の底部に洗浄槽
に臨んで露出した状態に配設し、この底部に溜まる洗浄
後の洗浄水と接触してその洗浄水の熱エネルギーを蓄え
るようにすればよい。また、上記洗浄後の洗浄水が溜ま
る槽として洗浄槽の下側に洗浄槽とは独立に貯湯槽を設
けた場合には、この貯湯槽内に上記蓄熱体を配設するよ
うにしてもよい。
【0012】さらに、上記蓄熱体を洗浄槽内に露出させ
てその洗浄槽の周囲の内周壁に配設するようにしてもよ
いし、洗浄槽の内部空間に宙に浮くように配設するよう
にしてもよい。このように洗浄槽の内部空間に配設する
場合には、食器が収容されて洗浄槽内に出し入れ可能に
収容される収容かごに対し上記蓄熱体を一体に取り付け
る、あるいは、蓄熱体を上記収容かごを構成する部材の
一部もしくは全部として用い得るように棒状、帯板状も
しくは板片状に形成してこれらを用いて上記収容かごを
形成するようにすればよい。
【0013】また、上記の「蓄熱体」としては、洗浄水
として供給されるのが温水であるため、この温水自体を
何らかの槽もしくは収容容器等に蓄えるようにし、この
内部に収容された温水自体を蓄熱媒体として用いるよう
にしてもよい。例えば、洗浄槽に隣接しかつその洗浄槽
と区画壁により互いに区画されて洗浄水が蓄えられる貯
湯槽を形成し、この貯湯槽と内部に蓄えられた洗浄水と
により「蓄熱体」を構成してもよい。この場合、「空気
の流路」として、その流路を流れる空気流が洗浄槽内の
洗浄水が排出された状態で上記区画壁の洗浄槽側の表面
に対し当たるように形成するようにすればよい。ここ
で、上記の「隣接」とは、洗浄槽の底部側に隣接、内周
壁側に隣接、天井部側に隣接の全てを含み、「貯湯槽」
としては、上記の各側に隣接していずれかに一つもしく
は複数個、又は、上記各側の複数部位にそれぞれ一つも
しくは複数個を設置してもよい。また、「区画壁」とし
ては、上記空気流との接触面積が可及的に大となるよう
な表面形状を有するものとすればよい。例えば、表面に
多数の凹凸が形成されたもの、あるいは、横断面が波板
形状のものにより上記区画壁を構成すればよい。
【0014】一方、上記の温水を蓄えた収容容器により
蓄熱体を構成する場合には、例えば洗浄槽の下側位置に
おいて温水供給源から供給される洗浄水を蓄えるように
貯湯槽を区画形成し、上記収容容器をこの貯湯槽の洗浄
水中に水没した状態で配設するようにし、これにより、
貯湯槽に洗浄水が溜まれば自動的に収容容器内にも洗浄
水が流入して蓄えられるようにすればよい。そして、こ
の場合の「空気の流路」としては、その流路を流れる空
気流が洗浄槽及び貯湯槽内の洗浄水が排出された状態で
上記収容容器の外表面に対し当たるように配設すればよ
い。ここで、上記の「温水供給源から供給される洗浄
水」とは、収容容器に対し直接的に供給されてオーバー
フローした洗浄水が洗浄槽側に供給される場合、貯湯槽
に対し一旦供給された後に収容容器内に流入するという
ように間接的に供給される場合、あるいは、洗浄槽に一
旦供給された後に洗浄槽の底部に溜まった洗浄水が連通
孔を通して貯湯槽内に溜まり上記と同様に収容容器内に
流入するというように間接的に供給される場合のいずれ
をも含むものである。なお、上記の「収容容器」は上述
の密閉容器と同様の材料により形成すればよい。
【0015】上記の本発明の場合、温水供給源から温水
が洗浄水として洗浄槽に、あるいは貯湯槽もしくは収容
容器に供給され、この洗浄水が例えばポンプやノズル等
を介して洗浄槽内の食器に噴出されて食器が洗浄される
ことになる。洗浄後の洗浄水が洗浄槽底部に、あるいは
その底部から上記貯湯槽内に流入して溜められ、再び上
記ポンプ等により食器に噴出されて食器の洗浄が繰り返
される。これらの洗浄工程において、洗浄水の有する熱
エネルギーが蓄熱体に蓄えられることになる。洗浄工程
後の濯ぎ洗浄工程において、洗浄工程よりも通常は高温
の洗浄水が供給されてこの濯ぎ用洗浄水により上記蓄熱
体にさらに高い熱量が順次蓄えられることになる。この
ように種々の工程が繰り返されても各工程で使用される
洗浄水が温水供給源から供給される温水であるため、上
記蓄熱体は放熱することなく蓄熱作用が持続することに
なる。しかも、その濯ぎ用洗浄水により食器自体がかな
りの高温に加温された状態となる。そして、濯ぎ洗浄工
程後に溜まった洗浄水が排出された状態で乾燥工程が行
われる。この乾燥工程において、送風ファンが作動され
て外気が洗浄槽内にあるいは上記貯湯槽内に導入され、
その空気流が洗浄槽内を循環流動して食器に吹き当てら
れることにより食器の乾燥が行われる。この際、上記導
入された空気流が上記蓄熱体の表面に当たることにより
加温され、洗浄槽内の食器には温風が循環流動すること
になる。しかも、蓄熱体には上記の如く極めて大きい蓄
熱度合を維持しているため、導入された空気流はかなり
高温の温風に急速に変換される。この温風の循環流動に
より上記食器の乾燥工程は従来と比べ大幅に効率化され
急速かつ短時間での乾燥処理が可能となる。これによ
り、従来の如き電気ヒータを不要にしてその電力消費を
不要とすることが可能になる上に、洗浄水の熱を高効率
で利用することが可能となり、大幅な省エネルギー化が
図られることになる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の食器洗
い乾燥機によれば、食器の乾燥を急速に行うことができ
乾燥工程の短時間化を図ることができる。しかも、その
乾燥処理の急速化を電気ヒータを用いなくても実現する
ことができる上に、洗浄水の熱エネルギーの有効利用を
効率よく行うことができ、これにより、大幅な省エネル
ギー化を図り得る食器洗い乾燥機を提供することができ
るようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0018】<第1実施形態>図1は本発明の第1実施
形態に係る食器洗い乾燥機を示す。この第1実施形態は
洗浄槽の底部に蓄熱体を配設したのもである。同図にお
いて、2は食器洗い乾燥機のハウジング、3はこのハウ
ジングの内部に区画形成された洗浄槽、4は上記食器洗
い乾燥機に接続された温水供給源としての給湯器、5は
この給湯器4に接続されて給湯器4からの温水を洗浄槽
3内に導入する温水導入管、6は上記洗浄槽3の底部近
傍位置に固定された蓄熱体、7は送風ファン、8は洗浄
水を洗浄槽3内の収容かご10の食器11に対し噴出さ
せるノズル、9は上記洗浄槽3の最下部に配設されて洗
浄水を上記ノズル8に対し圧送する洗浄ポンプである。
【0019】上記給湯器4は、一般的な家庭用給湯器で
あり、一般家庭用水道管に接続された給水管路41から
給湯熱交換器42に導入される水を燃焼バーナ43の燃
焼熱により加熱し、加熱後の温水を出湯管路44を通し
て下流端の図示省略の給湯栓等まで出湯させるようにな
っている。この出湯管路44の下流端位置で分岐した注
湯管路45に対し上記温水導入管5が接続されている。
また、上記給水管路41と出湯管路44とには上記給湯
熱交換器42をバイパスするバイパス管路46がそれぞ
れ連通され、このバイパス管路46に介装された図示省
略の水量調整弁の開度制御により上記給湯熱交換器42
からの湯水に水を流入させて上記温水導入管5に供給さ
れる温水の温度調整が行われるようになっている。上記
燃焼バーナ43は、図示省略の燃料供給管から所定量の
燃料の供給を受ける一方、ファン47から燃焼用空気の
供給を受けるようになっている。
【0020】そして、上記燃焼バーナ43の着火及び燃
料供給量と、ファン47の回転数に基づく送風量とが図
示省略の給湯器用コントローラにより設定温度に対応す
る目標出湯号数に基づいてフィードフォワード制御され
る一方、給水管路41に介装された給水量センサ48並
びに図示省略の給水温度センサ及び出湯温度センサ等か
らの検出値に基づく実際の出湯号数に基づいてフィード
バック制御されるようになっている。なお、上記給湯器
用コントローラは、図示省略の食器洗い乾燥機用コント
ローラからの温度設定指令や注湯指令等に基づいて所定
の設定温度の温水を上記注湯管路45に出湯制御するよ
うになっている。
【0021】上記温水導入管5には電磁開閉弁12が介
装され、この電磁開閉弁12の開閉制御により給湯器4
からの温水を洗浄槽3内に供給したり供給停止したりす
ることができるようになっている。そして、上記温水導
入管5から供給される温水は、洗浄槽3の上部位置で開
口する先端開口51から洗浄槽3内に対し洗浄水として
供給されるようになっている。
【0022】上記蓄熱体6は、ステンレス鋼製の密閉容
器61と、この密閉容器61内に充填された蓄熱媒体と
してのポリエチレングリコール62とから構成されてい
る。そして、上記蓄熱体6は洗浄槽3の底壁等に対し図
示省略のブラケットにより外表面が空間に露出するよう
に、すなわち、洗浄槽3の底部の洗浄水の溜まりの中に
水没してその外表面が洗浄水と接触するように取り付け
られている。
【0023】上記送風ファン7はハウジング2に形成さ
れた吸気口13に配設され、この吸気口13から空気流
路14が上記蓄熱体6の外表面に向けて延びている。そ
して、上記送風ファン7の作動により外気が上記吸気口
13及び空気流路14を通して空気流となって上記蓄熱
体6の外表面に対し当たり、洗浄槽3内を循環流動する
ようになっている。
【0024】上記ノズル8は、中空の軸体81と、この
軸体81の上端に連結された中空の旋回アーム82とか
ら構成されている。上記軸体81の下端開口が上記洗浄
ポンプ8の吐出口に連通され上端開口が上記旋回アーム
82に連通されている。この旋回アーム82の上端面に
は適宜間隔で複数の噴出孔83,83,…が開口されて
おり、この各噴出孔83を通して上記洗浄ポンプ8から
圧送された洗浄水が上方の食器11に向けて噴出される
ようになっている。なお、上記旋回アーム82の鉛直軸
回りの旋回作動は各噴出孔83の向き設定により洗浄水
の噴出力の反作用として旋回力を受けるようにしてもよ
いし、洗浄ポンプ9の吐出圧を例えば旋回羽根に受けて
旋回力に変換させるようにしてもよい。
【0025】上記洗浄ポンプ9は、その正転作動により
洗浄槽3の底部に溜まった洗浄水を吸い込んで上記軸体
81内に吐出する一方、反転作動により上記洗浄槽3の
底部に溜まった洗浄水を排水口14から機外に排水する
ようになっている。
【0026】また、上記収容かご10は例えば線材等に
より食器11が脱落しない程度の格子状に形成されたも
のであり、洗浄水が食器11に対し自由に吹き付けられ
るようになっている。そして、上記収容かご10はハウ
ジング2の周壁の一部として形成された図示省略の開閉
扉から洗浄槽3内に対し出し入れ可能になっている。
【0027】以上の構成の食器洗い乾燥機は図示省略の
食器洗い乾燥機用コントローラ(制御手段)による制御
により、例えば洗浄工程、濯ぎ洗浄工程及び乾燥工程が
自動的に行われるようになっている。
【0028】制御は上記食器11を収容させた収容かご
10を洗浄槽3内に入れてユーザが運転スイッチをON
操作することにより開始される。
【0029】まず、洗浄工程は電磁開閉弁12を開作動
させて所定の設定温度(例えば60℃)の温水を洗浄水
として洗浄槽3内に注湯することにより開始される。洗
浄水が洗浄槽3の底部に所定の設定水位Lまで溜まった
ことを図示省略の水位検出器が検出すると、上記電磁開
閉弁12を閉作動して洗浄ポンプ9を正転作動させるこ
とにより洗浄水がノズル8の各噴出孔83から食器11
に向けて噴出されることになる。噴出された洗浄水は落
下して洗浄槽3の底部に戻り、上記洗浄ポンプ9及びノ
ズル8を介して再び食器11に向けて噴出される。これ
が繰り返されることにより食器11の洗浄が行われる。
なお、この際、洗剤が図示省略の洗剤投入口から混入さ
れる。そして、所定の設定時間だけ洗浄工程を行った後
に上記洗浄ポンプ9を反転作動させて洗浄後の洗浄水を
機外に排水する。なお、この洗浄工程は、前洗浄工程と
本洗浄工程との2種類に分けて行ってもよい。この場合
には、比較的短時間の前洗浄工程を行い、その汚れの激
しい洗浄後の洗浄水を一旦排水した後に本洗浄工程を行
うようにすればよい。
【0030】次に、濯ぎ洗浄工程は、上記と同様に電磁
開閉弁12を開作動させて洗浄工程の場合よりも高温の
所定の設定温度(例えば80℃)の温水を洗浄水として
洗浄槽3内に注湯することにより開始される。そして、
上記と同様に洗浄槽3の底部に溜まった洗浄水が設定水
位Lまで到達すると、上記電磁開閉弁12の閉作動及び
洗浄ポンプ9の正転作動が行われて高温でかつ清浄な洗
浄水が各噴出孔83から食器11に向けて噴出され、こ
れが繰り返される。所定の設定時間だけ濯ぎ洗浄工程を
行った後に上記洗浄ポンプの反転作動により洗浄槽3内
の濯ぎ用の洗浄水が全て排水される。この濯ぎ洗浄工程
により食器11自体が比較的高温の濯ぎ用洗浄水を浴び
て加温された状態に保たれる。
【0031】次に乾燥工程が行われるが、以上の洗浄工
程及び濯ぎ洗浄工程の間に、蓄熱体6は洗浄槽3の底部
に溜まった洗浄水から熱エネルギーを受けて蓄熱する。
しかも、洗浄水として給湯器4から洗浄水として温水が
供給されるため、上記の両工程の間、熱エネルギーの蓄
熱だけで水の温度を高める等の放熱することがなく、蓄
熱作用が継続して蓄熱量が増大する。さらに、直前の濯
ぎ洗浄工程においては、かなり高温の洗浄水からの熱エ
ネルギーを受けて蓄熱量はより一層増大することにな
る。
【0032】そして、乾燥工程では、送風ファン7が作
動されて外気が空気流路14を通って洗浄槽3内に導入
される。この空気流路14を通って導入された空気流は
上記蓄熱体6の外表面に当たり、蓄熱体6との接触熱交
換及び蓄熱体6からの熱放射により加温されて温風とな
って洗浄槽3内を循環流動して食器11を乾燥させるこ
とになる。食器11自体が加温された状態であることと
も相俟って上記温風が吹き当てられることにより、上記
食器11の外表面は急速に乾燥されるとともに、洗浄槽
3の内面も乾燥される。なお、上記温風の一部は排気口
16を通して機外に排気され、その分、上記送風ファン
7により新たな外気が洗浄槽3内に押し込まれることに
なる。
【0033】<第2実施形態>図2は、本発明の第2実
施形態に係る食器洗い乾燥機を示す。この第2実施形態
は洗浄槽3の下側位置に区画壁21により区画形成した
貯湯槽22を有し、この貯湯槽22内に第1実施形態と
同様の蓄熱体6を配設したものである。
【0034】上記貯湯槽22と洗浄槽3とはフィルタ付
きの集水孔23を通して連通され、洗浄槽3内の洗浄水
が上記集水孔23を通して貯湯槽22に流下するように
なっている。すなわち、上記区画壁21が集水孔23に
向かい下り勾配となるように形成され、洗浄槽3内の洗
浄水が洗浄槽内に滞留することなく貯湯槽22に流入し
て溜められるようになっている。そして、この貯湯槽2
2内には蓄熱体6が貯湯槽22に溜められる洗浄水に水
没して外表面がその洗浄水と接触するように図示省略の
ブラケット等を介して固定されている。
【0035】上記貯湯槽22の最下部には洗浄ポンプ9
の吸い込み口が開口され、この洗浄ポンプ9の吐出口に
下端と連通されたノズル8の軸体81が上記蓄熱体6及
び区画壁21を貫通し旋回アーム82が洗浄槽3の底部
位置に配設されている。また、上記貯湯槽22には温水
導入管5の先端開口が貯湯槽22への導入側のみの流動
を許容する逆止弁24を介して連通される一方、送風フ
ァン7が設けられた吸気口13から延びる空気流路14
が上記蓄熱体6に向けて開口されている。さらに、上記
貯湯槽22には、この貯湯槽22内に洗浄水がほぼ満水
位までたまったことを検出する例えばフロート式の水位
検出器25と、貯湯槽22内の洗浄水の温度を検出する
サーミスタ等により構成された温度センサ26とが設け
られている。上記のほぼ満水位の状態では上記蓄熱体6
は洗浄水中に完全に水没した状態となるようになってい
る。なお、図2中27は貯湯槽22内の洗浄水が上限の
最大満水位まで到達したことを検出する高水位検出器で
ある。
【0036】なお、上記以外の他の構成要素については
第1実施形態のものと同様構成であるため、同じ構成要
素については第1実施形態と同じ符号を付してその詳細
な説明を省略する。
【0037】そして、上記の第2実施形態の場合におい
ては、給湯器4からの温水の注湯が貯湯槽22に対して
行われる点を除き、図示省略のコントローラにより第1
実施形態とほぼ同様な制御が行われ、これにより、洗浄
工程、濯ぎ洗浄工程及び乾燥工程が自動的に行われるこ
とになる。
【0038】すなわち、洗浄工程においては、電磁開閉
弁12を開作動して給湯器4から設定温度の温水を洗浄
水として貯湯槽22内に導入し、水位検出器25が満水
位に到達したことを検出することにより上記電磁開閉弁
12を閉作動して導入を停止する。そして、洗剤を投入
して洗浄ポンプ9を正転作動させることにより貯湯槽2
2内の洗浄水をノズル8の各噴出孔83から食器11に
向けて噴出させる。食器11を洗浄した後の洗浄水が区
画壁21上に落下し、この洗浄水が集水孔23を通して
貯湯槽22に戻された後、上記洗浄ポンプ9及びノズル
8により再び食器11に対し噴出される。所定の設定時
間継続した後に上記洗浄ポンプ9を反転作動に切換えて
貯湯槽22内の洗浄水を機外に排水する。
【0039】次の濯ぎ洗浄工程においても、上記と同様
に電磁開閉弁12の開作動により給湯器4から濯ぎ用の
設定温度(80℃)の温水を洗浄水として貯湯槽22内
が満水位になるまで導入し、上記電磁開閉弁12を閉作
動させる。そして、上記と同様に洗浄ポンプ9の正転作
動により貯湯槽22内の高温かつ清浄な濯ぎ用の洗浄水
をノズル8の各噴出孔83から食器に向けて噴出させ、
これを所定の設定時間だけ繰り返す。設定時間の経過に
より、上記洗浄ポンプ9を反転作動に切換えて貯湯槽2
2内の洗浄水を機外に排水する。
【0040】以上の各工程の間、蓄熱体6は洗浄水と常
に接触し、その洗浄水の熱エネルギーを受けて蓄熱を継
続する。
【0041】そして、乾燥工程においては、送風ファン
7の作動により図3に矢印で示すように外気が空気流路
14を通って貯湯槽22内に導入され、その空気流が蓄
熱体6に当たることにより加温されて温風となる。この
温風が集水孔23を通って洗浄槽3内に吹き出して洗浄
槽3内を循環流動することにより、食器11の急速乾燥
が図られることになる。また、最後にダンパー18を作
動させて空気流路を洗浄槽3に対し直接に空気流が吹き
出されるように切換えることにより、外気を蓄熱体6で
加温せずにそのまま洗浄槽3に吹き込むことができ、こ
れにより、最終的に冷却されるまでの時間を短縮するこ
とができるようになる。
【0042】<第3実施形態>図4は、本発明の第3実
施形態に係る食器洗い乾燥機を示す。この第3実施形態
は洗浄槽3の下側位置に洗浄槽3と区画壁21を隔てて
貯湯槽30を区画形成し、これら区画壁21と、貯湯槽
30と、貯湯槽30内の洗浄水としての温水とによって
蓄熱体を構成したものである。つまり、洗浄水自体を蓄
熱媒体としたものである。
【0043】この第3実施形態は、吸気口に続く空気流
路14が洗浄槽3に臨んで上記区画壁21の上面(洗浄
槽3側の表面)に向けて開口している点、第2実施形態
における蓄熱体6(図2参照)が存在しない点を除き、
他の構成要素は第2実施形態と同様構成である。このた
め、以下の説明においては、第2実施形態と同一の上記
他の構成要素には第2実施形態と同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0044】上記区画壁21は、図5及び図6に示すよ
うに横断面形状が波形の板材により形成されている。そ
の材質としては耐食性を有することを前提として熱伝導
性の良い金属(例えばステンレス鋼等)を採用すればよ
い。なお、上記の波形の波形状は図6に示すもの以外に
図7に示す台形状の波形や、曲線状の波形等の種々のも
のを採用すればよい。そして、その区画壁21の全体も
しくは少なくとも谷部が集水孔23に向かって下り勾配
を有するように形成され、これにより、洗浄槽3内の洗
浄水の全てが集水孔23に集められるようになってい
る。なお、図6中23aは例えばネット部材により構成
されたフィルタであり、17,17は食器11の収容か
ご10を転動可能に出し入れ案内しかつ洗浄槽3内の所
定位置に保持する保持レールである。
【0045】この第3実施形態においては、そのコント
ローラによる制御を第2実施形態と同様に行ってもよい
が、貯湯槽22内に蓄えられた洗浄水自体が蓄熱媒体も
しくは蓄熱源の役割を果たすため、その洗浄水が所定の
設定温度以上に維持されるように貯湯槽22内の洗浄水
の一部もしくは全部に相当する温水を給湯器4から補給
する補給制御を行うようにしてもよい。
【0046】すなわち、60℃の設定温度の洗浄水を給
湯器4から貯湯槽30に導入して洗浄工程を行い、次
に、80℃の設定温度の濯ぎ用洗浄水を貯湯槽30に導
入して濯ぎ洗浄工程を行い、その後、乾燥工程におい
て、給湯器4から導入する温水の設定温度を80℃にし
て上記補給制御を併せて行うようにしてもよい。
【0047】このような補給制御部による制御として
は、例えば図8にフローチャートを示すように、まず、
ステップS1で送風ファン7を作動するととともに、コ
ントローラに内蔵の乾燥タイマーをスタートさせる。こ
の乾燥タイマーは乾燥工程の時間が設定されている。上
記の送風ファン7の作動により外気が空気流路14を通
って空気流となって区画壁21の上面に当たり、この区
画壁21の上面に沿って流動する間に接触熱交換及び熱
放射を受けて加温され、その後は温風となつて洗浄槽3
内を循環流動することになる。
【0048】そして、ステップS2で貯湯槽22内の洗
浄水の温度が設定温度(例えば75℃)以上であるか否
かを温度センサ26からの検出信号により判定する。上
記洗浄水温度が設定温度よりも低温側である場合には、
ステップS3でその貯湯槽22内の洗浄水を排水する。
この排水を行うには洗浄ポンプ9を反転作動させればよ
い。そして、ステップS4で電磁開閉弁12を開作動し
て給湯器4から80℃の温水を貯湯槽22が満水になる
まで導入(注湯)する(ステップS5参照)。満水にな
ったか否かは水位検出器25から満水位に到達したこと
を検出する検出信号が出力されたか否かで判定する。そ
して、貯湯槽22が新規な温水で満水になれば、ステッ
プS6で上記電磁開閉弁12を閉作動して注湯を停止
し、再び上記ステップS2の判定を繰り返す。
【0049】貯湯槽22内の温度が設定温度以上を維持
していれば、上記の送風ファン7による送風作動を乾燥
タイマーによる設定時間が経過するまで継続させ、設定
時間が経過(タイマーアップ)したら上記送風ファン7
の作動を停止して乾燥工程は終了する。
【0050】また、他の補給制御部による制御の例とし
ては図9のフローチャートに示すように、外気温との関
係で貯湯槽30内の洗浄水の温度制御を行うようにして
もよい。この場合、まず、蓄熱媒体として75℃以上の
洗浄水で貯湯槽30を満水にし、次に、外気温との関係
で貯湯槽30内が所定の温度以上になるように一部入れ
替えもしくは全部入れ替えの補給制御を行う。
【0051】すなわち、ステップS11で貯湯槽30内
の洗浄水の温度が設定温度(例えば75℃)以上か否か
の確認を温度センサ26からの検出信号に基づいて行
う。設定温度よりも低温になっている場合には、ステッ
プS12で洗浄ポンプ9を反転作動させて貯湯槽30内
の洗浄水を排水し、電磁開閉弁12を開作動させて給湯
器4から80℃の温水を貯湯槽30が満水になるまで、
すなわち、水位検出器25により満水位が検出されるま
で注湯する(ステップS13及びS14)。そして、貯
湯槽30が満水になれば、ステップS15で上記電磁開
閉弁12を閉作動して注湯を停止してから上記のステッ
プS11に戻って温度の確認を行う。
【0052】ステップS11で貯湯槽30内の洗浄水の
温度が75℃以上であれば、ステップS16で貯湯槽3
0が満水か否かの確認を行い、満水でなければ上記ステ
ップS13,S14及びS15を実行する。貯湯槽30
が満水であれば乾燥工程の前提条件が整ったものとして
ステップS17で送風ファン7の作動及び乾燥工程の設
定時間を計時する乾燥タイマーのスタートとを行う。こ
れにより、外気が空気流路14を通して空気流となって
区画壁21の上面に当たり、区画壁21の上面から貯湯
槽30内の洗浄水の熱放射を受けるとともに、区画壁2
1を介して貯湯槽30内の洗浄水と熱交換されることに
より加温されて温風となる。そして、この温風が洗浄槽
3内を循環流動して食器11が乾燥される。
【0053】そして、ステップS18で貯湯槽30内の
洗浄水の温度が外気温センサ32からの外気温検出値に
所定の設定付加値xを加算した温度以上であるか否かを
確認する。それよりも温度が低ければ、ステップS19
で洗浄ポンプ9を反転作動させて貯湯槽30内の洗浄水
を排水する一方、ステップS20で電磁開閉弁12を開
作動させて80℃の温水を給湯器4から注湯する。この
注湯を貯湯槽30内が満水になるまで行い(ステップS
21及びS20)、満水になればこの注湯を停止してス
テップ18の確認に戻る(ステップS22)。このよう
な貯湯槽30の洗浄水の温度を(外気温+x)℃以上に
維持する制御(ステップS18〜S22)を乾燥タイマ
ーがタイマーアップするまで行い(ステップS23でN
Oの場合)、タイマーアップすればステップS24で貯
湯槽30内の洗浄水の全てを排水して食器11及び洗浄
槽3内についての乾燥工程が終了する。
【0054】最後に、排水後の貯湯槽30の内面につい
ての乾燥工程をステップS25及びS26により行う。
すなわち、ステップS25で貯湯槽乾燥タイマーをスタ
ートさせてそのタイマーがアップするまで(ステップS
26)、送風ファン7の作動を継続させる。そして、上
記貯湯槽乾燥タイマーがタイマーアップしたら上記送風
ファン7を停止して(ステップS27)、乾燥工程の全
てを終了させる。
【0055】<第4実施形態>図10は、本発明の第4
実施形態に係る食器洗い乾燥機を示す。この第4実施形
態は、温水導入管5の先端開口51が洗浄槽3の上部位
置で洗浄槽3に臨んで開口している点、及び、洗浄槽3
と貯湯槽30とを連通する集水孔23に対し洗浄槽3か
らの洗浄水の流入のみ許容する逆止弁31が付設されて
いる点、及び、外気温を検出する外気温センサ32を備
えている点においてのみ第3実施形態と異なるものであ
る。これら以外の他の構成要素は第3実施形態と同じで
あるため、第3実施形態と同一構成要素については第3
実施形態と同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】上記逆止弁31は、区画壁21の上面に沿
って集水孔23に集められる洗浄水の全てを貯湯槽30
側に流入させるように開く一方、流入させるべき洗浄水
が洗浄槽3の側になければ閉じて貯湯槽30と洗浄槽3
との間を遮断させる機能を有するものである。つまり、
洗浄槽3から貯湯槽30の側への洗浄水の流入は許容す
るものの、貯湯槽30から洗浄槽3の側への湯気(水蒸
気)の侵入を阻止する機能を有するものである。このよ
うな機能を発揮するものとして例えば図10に示すよう
な構造の逆止弁31が挙げられる。
【0057】図11に示す逆止弁31は、桝状部231
を有して形成された集水孔23の開口部を閉止する弁体
311と、この弁体311に対し先端側が水平軸回りに
回転可能に連結されたアーム部材312と、このアーム
部材312及び上記弁体311を上記開口部に対し所定
の付勢力により閉方向に付勢する付勢部材313とを備
えたものである。上記アーム部材312の基端部は区画
壁21の下面に対し水平軸回りに回転可能に連結されて
いる。また、上記付勢部材313としては、例えば上記
アーム部材312の基端部と上記区画壁21との間に掛
け渡したねじりコイルスプリングにより構成すればよ
い。そして、上記付勢部材313の付勢力設定として
は、例えば上記集水孔23の桝状部231の容積に相当
する洗浄水の自重により付勢部材313の付勢力に抗し
て弁体311が開き、その洗浄水の自重よりも軽い負荷
に対しては上記弁体311を閉状態に保つようにすれば
よい。
【0058】また、他の例としては図12に示すような
ゴム製の逆止弁31aが挙げられる。この逆止弁31a
は、集水孔23の開口部を閉止するゴム製弁体315
と、この弁体315を貯湯槽30の底面に対し弾性力を
もって支持するゴム製もしくは合成樹脂製の脚部材31
6とを備えたものである。この場合には、上記脚部材3
16が上記弁体315の下面中心部を支持するように
し、弁体315の周囲部が桝状部231の洗浄水の自重
により下方に撓むようにすればよい。
【0059】以上の如き逆止弁31,31aを用いるこ
とにより、貯湯槽30に洗浄水を蓄えた状態で乾燥工程
を行う場合に、上記集水孔23を通して貯湯槽30内の
洗浄水から湯気(水蒸気)が洗浄槽3内に侵入するおそ
れを確実に解消することができ、上記湯気の侵入に起因
して食器11の乾燥効率の低下もしくは食器11表面に
結露が発生するなどの事態の発生を阻止することができ
るようになる。
【0060】<第5実施形態>図13は、本発明の第5
実施形態に係る食器洗い乾燥機を示す。この第5実施形
態は第2実施形態における蓄熱体6の代わりにその蓄熱
体6とは異なる構成の蓄熱体を設けたものである。
【0061】すなわち、本第5実施形態では、貯湯槽2
2内に配設した温水タンク33と、この温水タンク33
内に蓄えられる洗浄水(蓄熱媒体)とによって蓄熱体を
構成している。上記温水タンク33にはその最上位の位
置に流入口331が開口されて貯湯槽22内の洗浄水が
この流入口331から流入するようにされ、また、最下
位の位置には排出管333の上流端が連通されている。
この排出管333は途中に電磁開閉弁332を介して洗
浄ポンプ9の吸い込み口まで下方に延びて、上記電磁開
閉弁332を開作動することにより、重力作用により温
水タンク33の内部の洗浄水が上記吸い込み口に導かれ
るようになっている。
【0062】なお、これら以外の他の構成要素は第2実
施形態と同様であるため、第2実施形態と同じ構成を有
する上記他の構成要素には第2実施形態と同じ符号を付
して詳細な説明を省略する。
【0063】この第5実施形態の場合には、図示省略の
コントローラにより第2実施形態と同様に洗浄工程及び
濯ぎ洗浄工程が行われる。これらの工程の際には上記温
水タンク33の電磁開閉弁332を開状態にしておき、
濯ぎ洗浄工程の濯ぎ用洗浄水の導入後〜濯ぎ洗浄工程の
終了間際までの間に上記電磁開閉弁332を閉状態に変
換させる。上記電磁開閉弁332を開状態にしておくこ
とにより、貯湯槽22内に溜まった洗浄水が流入口33
1から温水タンク33の内部に流入し、その流入した洗
浄水が排出管333を通して洗浄ポンプ9に流動して洗
浄槽3の側に循環する。一方、上記電磁開閉弁332を
閉作動することにより、温水タンク33に対し上記流入
口331から流入して内部に充満している洗浄水がその
まま温水タンク33内に蓄えられることになる。
【0064】そして、乾燥工程においては、洗浄ポンプ
9を反転作動させて洗浄槽3及び貯湯槽22内の洗浄水
を全て機外に排水する。この際、上記電磁開閉弁332
が閉状態であるため、温水タンク33内の洗浄水は内部
に蓄えられたまま残り、この蓄えられた洗浄水が蓄熱源
もしくは蓄熱媒体となる。次に、送風ファン7を作動す
ることにより図14に矢印で示すように外気を貯湯槽2
2内に導入し、空気流路14により導入された空気流を
上記温水タンクの外表面に当てて温風に変換させる。こ
の温風が集水孔23を通って洗浄槽3側に吹き込まれて
洗浄槽3内に循環流動されることになる。これにより、
食器11、洗浄槽3内及び貯湯槽22内が乾燥される。
【0065】食器11に対する乾燥処理が終了すれば、
上記電磁開閉弁332を開作動させるとともに、洗浄ポ
ンプ9を反転作動させることにより、温水タンク33内
の洗浄水を機外に排水する。そして、上記の送風ファン
7の作動を所定時間継続させることにより、温水タンク
33の内表面の乾燥を行えばよい。
【0066】<第6実施形態>図15は、本発明の第6
実施形態に係る食器洗い乾燥機を示す。この第6実施形
態は温水タンク34と内部に蓄えられた洗浄水(蓄熱媒
体)とにより蓄熱体を構成する点で第5実施形態とは同
じ系統に属するものの、上記第5実施形態における蓄熱
体としての温水タンク33とは異なり、上記温水タンク
34に対し給湯器4からの温水が直接に導入(供給)さ
れるようにしたものである。
【0067】すなわち、上記温水タンク34にはその最
下位の位置に温水導入管5の先端が逆止弁24を介して
接続される一方、その最上位の位置に流出口341が開
口されてこの流出口341からオーバーフロー(流出)
した洗浄水が貯湯槽22内に流入し、これにより、貯湯
槽22に対し洗浄水が供給されて蓄えられるようになっ
ている。また、上記温水タンク34の上記温水導入管5
とは反対側の最下位の位置には排出管343の上流端が
連通されており、この排出管343は途中に電磁開閉弁
342を介して洗浄ポンプ9の吸い込み口まで下方に延
びている。そして、上記電磁開閉弁342を開作動する
ことにより、重力作用により温水タンク34の内部の洗
浄水が上記吸い込み口に導かれるようになっている。
【0068】また、上記温水タンク34には、温水タン
ク34内の洗浄水の温度を検出する温度センサ344
と、この温水タンク34内が満水になったことを検出す
る水位検出器345とがそれぞれ設けられている。
【0069】この第6実施形態の場合にも、図示省略の
コントローラにより第2実施形態と同様に洗浄工程及び
濯ぎ洗浄工程が行われる。これらの両工程及び次の乾燥
工程が行われるている間は、上記温水タンク34の電磁
開閉弁342を第5実施形態とは逆に閉状態にしてお
く。すなわち、閉状態にしておくことにより、温水導入
管5を通して給湯器4からの温水が、まず温水タンク3
4内に蓄えられ、この温水タンク34が満水になった時
点以降に内部の洗浄水が流出口341から貯湯槽22側
にあふれ出て貯湯槽22内に蓄えられる。そして、洗浄
ポンプ9の正転作動によりこの貯湯槽22に蓄えられた
洗浄水が洗浄槽3に噴出されて洗浄工程もしくは濯ぎ洗
浄工程が行われることになる。
【0070】そして、濯ぎ洗浄工程が終了すれば乾燥工
程に移り、この乾燥工程において、上記電磁開閉弁34
2を閉状態に維持したまま洗浄ポンプ9を反転作動させ
ることにより洗浄槽3及び貯湯槽22内の洗浄水の全て
を機外に排水する。上記電磁開閉弁342が閉状態に維
持されているため、温水タンク34内には濯ぎ洗浄工程
での高温の洗浄水が満水状態で蓄えられたまま残り、こ
の蓄えられた洗浄水が蓄熱源もしくは蓄熱媒体となる。
次に、送風ファン7を作動することにより外気を貯湯槽
22内に導入し、空気流路14により導入された空気流
を上記温水タンク34の外表面に当てて温風に変換させ
る。この温風が集水孔23を通って洗浄槽3側に吹き込
まれて洗浄槽3内に循環流動されることになる。これに
より、食器11、洗浄槽3内及び貯湯槽22内が乾燥さ
れる。
【0071】食器11に対する乾燥処理が終了すれば、
上記電磁開閉弁342を開作動させるとともに、洗浄ポ
ンプ9を反転作動させることにより、温水タンク34内
の洗浄水を機外に排水する。そして、上記の送風ファン
7の作動を所定時間継続させることにより、温水タンク
34の内表面の乾燥を行えばよい。
【0072】また、本実施形態においては、温水タンク
34に対し給湯器4からの温水が直接に導入され、加え
て、温度センサ344及び水位検出器345が設けられ
ているため、これらを利用して乾燥工程において第3実
施形態で説明した図8のフローチャートに基づく補給制
御部による補給制御と同じ補給制御を行うようにしても
よい。
【0073】<第7実施形態>図16は、本発明の第7
実施形態に係る食器洗い乾燥機を示す。この第7実施形
態は食器11を収容する収容かご10aに対し蓄熱体3
5,36,37を適用したものである。この収容かご1
0aは、第1〜第6実施形態のいずれかで示した収容か
ご10の代わりに用いてもよいし、上記第1〜第6実施
形態で示した蓄熱体6,30,33,34の代わりに用
いてもよい。
【0074】上記収容かご10aは、例えば樹脂被服線
材等の線材101によりバスケットの概略枠組みが形成
され、底部を構成する縦向きもしくは横向きに延びる枠
組みとして棒状の蓄熱体35が一体に取り付けられたも
のである。この棒状の蓄熱体35は中空密閉パイプの内
部にポリエチレングリコール等の蓄熱媒体が充填された
ものである。
【0075】また、板片状の蓄熱体36も内部が中空に
されて上記の蓄熱媒体が充填されたものであり、この板
片状の蓄熱体36を用いることにより食器11を縦向き
にして整理した状態で収容させるための間仕切りを形成
することができる上に、放熱フィンとして蓄熱を積極的
に放射し得ることにもなる。
【0076】さらに、帯板状の蓄熱体37は例えば扁平
な角形密閉パイプと、内部に充填した上記の蓄熱媒体と
により構成されたものである。
【0077】本実施形態の場合には、食器11の直近に
蓄熱体35,36,37が位置しているため、その蓄熱
体35,36,37からの熱放射を直接に受け、温風に
よる乾燥と相俟ってより急速な乾燥処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面説明図であ
る。
【図2】第2実施形態の洗浄もしくは濯ぎ洗浄工程を示
す断面説明図である。
【図3】第2実施形態の乾燥工程を示す断面説明図であ
る。
【図4】第3実施形態の乾燥工程を示す断面説明図であ
る。
【図5】洗浄槽の底面を上から見た図である。
【図6】図5のA−A線における拡大断面図である。
【図7】他の区画壁の例を示す図6相当図である。
【図8】第3実施形態における乾燥工程の制御例を示す
フローチャートである。
【図9】第3実施形態における乾燥工程の他の制御例を
示すフローチャートである。
【図10】第4実施形態における乾燥工程を示す断面説
明図である。
【図11】集水孔に対する逆止弁の例を示す拡大断面説
明図である。
【図12】他の逆止弁の例を示す図11相当図である。
【図13】第5実施形態における洗浄または濯ぎ洗浄工
程を示す断面説明図である。
【図14】第5実施形態における乾燥工程を示す断面説
明図である。
【図15】第6実施形態の断面説明図である。
【図16】第7実施形態における収容かごの斜視図であ
る。
【符号の説明】
3 洗浄槽 4 給湯器(温水供給源) 6 蓄熱体 7 送風ファン 10a 収容かご 11 食器 14 空気流路(空気の流路) 21 区画壁 22 貯湯槽 30 貯湯槽(蓄熱体) 33,34 温水タンク(蓄熱体) 35 棒状蓄熱体 36 板片状蓄熱体 37 帯板状蓄熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船引 恒男 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 小原 浩樹 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3B082 BD01 BE00 BK03 BK04 FF07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に区画形成された洗浄槽を備え、こ
    の洗浄槽内で食器の洗浄及び乾燥を行う食器洗い乾燥機
    において、 温水を洗浄水として供給するように接続された温水供給
    源と、 上記温水供給源から供給された洗浄水の有する熱エネル
    ギーを蓄える蓄熱体と、 乾燥時に洗浄槽内に外気を導入して循環させる送風ファ
    ンとを備え、 上記蓄熱体は、その表面が洗浄水排出後の状態で上記送
    風ファンにより導入される空気の流路に臨んで露出して
    その空気を接触熱交換により加温するよう配設されてい
    ることを特徴とする食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 蓄熱体は、洗浄槽に隣接しかつその洗浄槽と区画壁によ
    り互いに区画して形成されて洗浄水が蓄えられる貯湯槽
    により構成され、 空気の流路は、その流路を流れる空気流が洗浄槽内の洗
    浄水が排出された状態で上記区画壁の洗浄槽側の表面に
    対し当たるように形成されていることを特徴とする食器
    洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 洗浄槽の下側位置に区画形成されて温水供給源から供給
    される洗浄水を蓄える貯湯槽を備え、 蓄熱体は上記貯湯槽内の洗浄水中に水没した状態で配設
    され、 空気の流路は、その流路を流れる空気流が洗浄槽及び貯
    湯槽内の洗浄水が排出された状態で上記蓄熱体の外表面
    に対し当たるように配設されていることを特徴とする食
    器洗い乾燥機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 蓄熱体は貯湯槽とは独立して洗浄水を蓄える温水タンク
    により構成され、この温水タンクは貯湯槽内の洗浄水が
    流入して蓄熱媒体として蓄えられるように構成されてい
    ることを特徴とする食器洗い乾燥機。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 洗浄槽内に出し入れ可能に配設されて食器を収容する収
    容かごを備え、 蓄熱体は、棒状、帯板状もしくは板片状に形成されて上
    記収容かごに対し一体に取り付けられていることを特徴
    とする食器洗い乾燥機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2193741A3 (de) * 2010-03-15 2010-09-08 V-Zug AG Haushaltgerät mit Wärmespeicher und Wärmekopplungstank
JP2016214385A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 ホシザキ株式会社 洗浄機

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