JP6403588B2 - 洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、給水源と貯湯タンクとの間に熱交換器を備えた洗浄機に関し、特に初期給水時に有用な洗浄機に関する。
洗浄水を貯留する洗浄タンクと、すすぎ水を貯留すると共にすすぎ水を加熱する貯湯タンクと、を備え、電源投入時、又は、汚れ過多などによって洗浄タンクの水を全て排出した場合、水を洗浄タンクに供給する初期給水を行う洗浄機が知られている(例えば、特許文献1)。このような洗浄機では、初期給水時において、洗浄機の外部の給水源から供給される水を貯湯タンクに取り込み、その後、すすぎポンプを駆動させて貯湯タンク内の水をすすぎノズルから噴射させることにより、洗浄タンクに水を供給する。そして、この供給サイクルを洗浄タンク内の水量が規定水量に達するまで繰り返す。
このような洗浄機において、給水源と貯湯タンクとの間に、例えば、洗浄室から排出される排水が媒体として用いられる熱交換器が配備される場合がある。この場合には、給水と排水との間で効率的に熱エネルギーの交換を行うために、熱交換部分の管路径を小さくしたり管路長を長くしたりする(流路抵抗を大きくする)ので、単位時間あたりの流量が減り、貯湯タンクに所定量の水が供給されるまでに要する時間が長くなる。この結果、洗浄室の内部に設けられた洗浄タンクに水が供給されるまでの時間が長くなる。
特開平11−318796号公報
電源投入時の給水(いわゆる初期給水)においては、熱交換器に排水が流れることが無いので、給水源からの水は熱交換器によって加熱されることはない。したがって、単に給水源から洗浄タンクに所定量の水が供給されるまでに要する時間が長くなるだけである。電源投入時の給水及び/又は洗浄の合間に洗浄タンクへ水を供給して、洗浄タンク内の水を入れ替える給水時など、すすぎ以外の目的で洗浄タンクに水を給水するために要する時間が長くなることは、洗浄機の利便性を損なう。
そこで、本発明の目的は、給水源と貯湯タンクとの間に熱交換機が配備される場合であっても、すすぎ以外の目的で洗浄タンクに水を給水するために要する時間を長くすることなく、利便性に優れた洗浄機を提供することにある。
本発明の洗浄機は、すすぎポンプの駆動によって、貯湯タンク内の水を、洗浄室の内部に設けられた洗浄タンクに供給する食器洗浄機において、給水源から供給される水を、水よりも温度の高い媒体との間で熱交換することにより加熱する熱交換器と、給水源と熱交換器とを接続する第1流路と、熱交換器と貯湯タンクとを接続する第2流路と、一端が第1流路に接続されると共に他端が前記第2流路又は貯湯タンクに接続され、給水源から供給される水を、熱交換器を経由しないで貯湯タンクに供給可能にする第3流路と、を備えている。
この構成の洗浄機では、熱交換器を経由しない第3流路から貯湯タンクへ水が供給されるので、貯湯タンクに十分な水の量が供給される。これにより、給水源と貯湯タンクとの間に熱交換器を配備する洗浄機においても、すすぎ以外の目的で洗浄タンクに水を給水するために要する時間が長くなることを抑制できる。この結果、利便性に優れた洗浄機を提供することができる。
本発明の洗浄機では、第3流路を経由する給水源から貯湯タンクまでの経路である第2経路の流路抵抗は、熱交換器を経由する給水源から貯湯タンクまでの経路である第1経路の流路抵抗よりも小さくしてもよい。
この構成の洗浄機では、熱交換器を経由する第1経路とは別に、第1経路よりも流路抵抗が小さい第2経路が形成されているので、給水源と貯湯タンクとの間に熱交換機が配備されたとしても、給水源から貯湯タンクに供給される単位時間当たりの給水量の減少を抑制できる。なお、ここでいう流路抵抗とは、管路を流れる水に作用する抵抗の総和をいい、管径が小さいほど流路抵抗は大きく、流路が長くなるほど流路抵抗は大きい。そして、流路抵抗が小さいほど単位時間あたりの流量が増える。
本発明の洗浄機では、第2経路の経路長を第1経路の経路長よりも短くしてもよい。
この構成の洗浄機では、熱交換器を経由する第1経路とは別に、第1経路よりも流路長を長くして流路抵抗が小さくした第2経路が形成されているので、給水源から貯湯タンクに供給される単位時間当たりの給水量の減少を抑制できる。
本発明の洗浄機では、第1流路と第3流路との接続部には、給水源から供給される水を、熱交換器に流す第1状態及び第3流路に流す第2状態の2つの状態を切り換え可能にする方向切換弁が配置されていてもよい。
この構成の洗浄機では、第1状態と第2状態とを適切なタイミングで切り換えることが可能なる。これにより、給水源と貯湯タンクとの間に熱交換器を配備する洗浄機においても、すすぎ以外の目的で洗浄タンクに水を給水するために要する時間が長くなることを抑制しつつ、熱交換器によって加熱された水を貯湯タンクに供給できるので、省エネルギー化が図れるようになる。
本発明の洗浄機では、方向切換弁の切り換えを制御する制御部を更に備え、制御部は、特定給水時に方向切換弁を第2状態に切り換えてもよい。
ここでいう特定給水とは、電源投入時の給水、又は洗浄の合間に洗浄タンクへ水を供給して、洗浄タンク内の水を入れ替えるための給水など、すすぎ以外の目的で洗浄タンクに水を給水することをいう。この構成の洗浄機では、特定給水時には、短時間で貯湯タンクへの給水が可能な第2状態に切り換えられるので、特定給水に要する時間が長くなることが抑制できる。また、給水源からの水の供給に即効性が要求されない特定給水時以外は、給水源からの水が熱交換器を経由する経路に切り換えられる。この結果、加熱された水を貯湯タンクに供給することができ、省エネルギー化を図ることができる。
本発明の洗浄機では、第1流路において、方向切換弁が配置される上流側に、給水源から供給される水の温度を測定する温度測定部が配置されており、制御部は、特定給水時を除き、温度測定部により測定される温度と媒体の温度とに基づいて、方向切換弁の切り換えを制御してもよい。
熱交換器における媒体の温度が、給水源から供給される水の温度よりも低い場合には、給水源から供給される水が加熱されることはなく、温度を冷却することとなるので結果的にエネルギーをロスしてしまう。この構成の洗浄機では、熱交換器における媒体の温度と給水源から供給される水の温度とを比較した結果に基づいて、給水源から供給される水の給水源から貯湯タンクまでの経路を選択することができるので、エネルギーロスを抑制することができる。
本発明の洗浄機では、方向切換弁の切り換えを操作可能な操作部を更に備えていてもよい。
この洗浄機では、使用者が方向切換弁の切り換えを操作することができる。これにより、使用者の判断により適切に方向切換弁の切り換えが操作されることにより、給水源と貯湯タンクとの間に熱交換器を配備する洗浄機においても、すすぎ以外の目的で洗浄タンクに水を給水するために要する時間が長くなることを抑制しつつ、熱交換器によって加熱された水を貯湯タンクに供給できるので、省エネルギー化が図れるようになる。
本発明の洗浄機では、熱交換器は、媒体として洗浄室から排出される水を用いる排水熱回収装置としてもよい。
この構成の洗浄機では、被洗浄物の洗浄に用いられ、洗浄室から排出される比較的高熱の水を、熱交換器における媒体として有効に利用することができる。
本発明によれば、給水源と貯湯タンクとの間に熱交換機が配備される場合であっても、すすぎ以外の目的で洗浄タンクに水を給水するために要する時間を長くすることなく、利便性に優れた洗浄機を提供する。
第1実施形態に係る食器洗浄機を示す斜視図である。 第1実施形態に係る食器洗浄機の概略構成を示す断面図である。 図2の排水熱回収装置を示す断面図である。 図3に示す第1部材の斜視図である。 図3に示す第2部材の斜視図である。 第1実施形態に係る給水源から貯湯タンクまでの第1経路及び第2経路を概略的に示す図である。 第2実施形態に係る給水源から貯湯タンクまでの第1経路及び第2経路を概略的に示す図である。
以下、図面を参照して一実施形態に係る食器洗浄機(洗浄機)1について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
〔第1実施形態〕
図1及び図2に示されるように、第1実施形態に係る食器洗浄機1は、ステンレス製のパネルで覆われた洗浄機本体2を有している。洗浄機本体2は、洗浄室3が形成された上側部分2Aと、機械室4が形成された下側部分2Bとに仕切られている。洗浄機本体2の背面側におけるコーナ部には、上側部分2Aと下側部分2Bとに渡って上下方向に延びる支柱6が配置され、支柱6,6間には背面パネル5が配置されている。
洗浄機本体2の上側部分2Aには、洗浄室3の開閉を行うための箱型のドア7が設けられている。このドア7は、ステンレス製の一対の支柱6,6により上下動自在に案内されると共に、前方において水平方向に延在するハンドル8Aによって上下動する。このハンドル8Aの両端には左右一対の回動アーム8B,8Bの先端が固定され、各回動アーム8B,8Bはドア7の側面7Aに沿って斜めに配置されている。各回動アーム8B,8Bには、ドア7の側面7Aに沿って配置されたリンク部8Cの一端が回動自在に連結され、リンク部8Cの他端は、軸ピン8Dを介してドア7に連結されており、ハンドル8Aの回動運動に対してドア7が上下運動可能となっている。洗浄機本体2の底面の四隅には脚部9が取り付けられている。
洗浄室3内には、ラックレール(図示せず)が着脱自在に配置されており、このラックレール上に、飲食後の皿や茶碗などの食器(被洗浄物)Pが並べられた格子状の食器ラック11が載置される。洗浄室3の上部には、放射状に延びる3本のアームからなる上側洗浄ノズル12Aと、2本のアームからなる上側すすぎノズル13Aとがそれぞれ回転自在に配置されている。同様に、洗浄室3の下部には、放射状に延びる3本のアームからなる下側洗浄ノズル12Bと、2本のアームからなる下側すすぎノズル13Bとがそれぞれ回転自在に配置されている。食器ラック11に並べられた食器Pは、上側及び下側洗浄ノズル12A,12Bによって上下から洗浄水(給水)が噴射され、すすぎノズル13A,13Bによって上下からすすぎ水(給水)が噴射される。
洗浄室3の底面3Aには、第1フィルタ14が着脱自在に配置されており、この第1フィルタ14の下方には、すなわち、機械室4の上方には、洗浄水を貯留するための洗浄タンク15が形成されている。洗浄タンク15内には、洗浄能力及び殺菌能力を向上させるために洗浄水を加熱する洗浄水ヒータ16と、この洗浄水の温度を検知するための洗浄水温センサ17とが設置されている。
洗浄タンク15の底面15Aには、第1フィルタ14より目の細かいメッシュ状の第2フィルタ18が着脱自在に配置されており、この第2フィルタ18の下方には、底面15Aの一部が落ち込むようにして落込部19が形成されている。落込部19の底面19Aには排水口19Bが形成されており、排水熱回収装置50が接続されている。
洗浄タンク15には、上下方向に延びるオーバーフロー管21が設けられている。オーバーフロー管21は、その上端が洗浄タンク15の上縁に位置しており、下端が落込部19の底面19Aに形成された排水口19Bに嵌め込まれている。余剰な洗浄水は、オーバーフロー管21の上端部に形成された流入孔から管内に流れ込み、排水熱回収装置50を介して外部に排出される。
オーバーフロー管21は、洗浄タンク15に対して取り外し可能になっている。使用者がオーバーフロー管21を引き上げることで、オーバーフロー管21が差し込まれていた排水口19Bが落込部19の底面19Aから露出し、この排水口19Bから洗浄タンク15内の洗浄水が完全に排水される。
洗浄タンク15の落込部19には、洗浄水吸込管22を介して洗浄ポンプ23が接続されている。洗浄ポンプ23の吐出口には洗浄水吐出管24が接続されている。洗浄水吐出管24は、第1洗浄水吐出管25と第2洗浄水吐出管26とに分岐して、第1洗浄水吐出管25は上側洗浄ノズル12Aに接続され、第2洗浄水吐出管26は下側洗浄ノズル12Bに接続されている。
また、機械室4内には、外部から排水熱回収装置50を介してすすぎ水となる給水W2が供給される貯湯タンク28が配置されている。この貯湯タンク28内には、殺菌能力を向上させるためにすすぎ水を加熱するすすぎ水ヒータ29と、このすすぎ水の温度を検知するためのすすぎ水温センサ31と、水位を検知する水位センサ32とが配置されている。排水熱回収装置50と貯湯タンク28との間に設けられている電磁弁27は、水位センサ32における水位の検知と連動して弁を開閉し、貯湯タンク28内の水位を一定に保つ。また、貯湯タンク28内には、余剰なすすぎ水を外部に排出して一定水位に保つためのオーバーフロー管(図示せず)が設置されていてもよい。
貯湯タンク28には、すすぎ水吸込管33を介してすすぎポンプ34が接続されている。すすぎポンプ34の吐出口にはすすぎ水吐出管36が接続されている。すすぎ水吐出管36は、第1すすぎ水吐出管37と第2すすぎ水吐出管38とに分岐して、第1すすぎ水吐出管37は上側すすぎノズル13Aに接続され、第2すすぎ水吐出管38は下側すすぎノズル13Bに接続されている。なお、貯湯タンク28は、機械室4の外側に設けられてもよい。
機械室4内には、洗浄タンク15内の洗浄水に混入させるための洗剤を貯留した洗剤タンク39が配置されている。洗剤タンク39には、洗剤吸込管41を介して洗剤供給ポンプ42が接続されている。洗剤供給ポンプ42の吐出口には洗剤吐出管43の一端が接続されている。洗剤吐出管43の他端43Aは、洗浄室3内に位置して下方に向かって開口している。
機械室4内には、洗浄タンク15内の洗浄水に混入させるための洗剤を貯留した洗剤タンク39が配置されている。洗剤タンク39には、洗剤吸込管41を介して洗剤供給ポンプ42が接続されている。洗剤供給ポンプ42の吐出口には洗剤吐出管43の一端が接続されている。洗剤吐出管43の他端43Aは、洗浄室3内に位置して下方に向かって開口している。
図3に示されるように、機械室4内には、外部の水道(給水源)99から供給される給水W2(例えば、15℃前後)を、給水W2よりも温度の高い排水W1(媒体)との間で熱交換することにより加熱して、加熱された給水W2(例えば、25℃前後)を貯湯タンク28に供給する熱交換器としての排水熱回収装置50が配置されている。具体的には、図3に示されるように、洗浄室3内の洗浄タンク15から排出される排水W1が流入する本体部51と、本体部51に配置され、貯湯タンク28に供給される給水W2が流れる給水管53と、を有し、本体部51に流入する排水W1と給水管53を流れる給水W2との間で熱交換を行う排水熱回収装置50が配置されている。
上述の排水熱回収装置50は、主に、第1部材60(図4参照)及び第2部材80(図5参照)の2つの部材からなり、第1部材60及び第2部材80は互いに着脱可能に構成されている。第1部材60は、図3及び図4に示されるように、第1部材本体部61と、給水管53と、を有している。第1部材本体部61は、給水W2の入口となる給水入口部71及び給水W2の出口となる給水出口部73が形成されていると共に、本体部51に排水W1を流入させる排水入口部51Aが形成されている部材である。
給水管53は、一端が給水入口部71に接続され、他端が給水出口部73に接続されており、給水W2が流れる管である。給水管53は、全体として、第1部材本体部61から管軸C方向に沿って下方向に突出していると共に、管軸Cを中心とする管軸周りの空間C1を囲うように螺旋状に巻回されている。給水管53は、例えば、ステンレス管(SUS管)であり、第1配管(第1流路)55、第2配管(第2流路)56、及び第3配管(第3流路)57の内径と比べ小径(例えば、φ70.0mm)の管である。また、給水管53の全長は、およそ2.0mである。
給水管53は、第1部材本体部61が射出成形される際に第1部材本体部61と一体的に成形されている。言い換えれば、給水管53は、第1部材本体部61における射出成形時のインサート部品となっている。給水入口部71には、水道99から給水W2が供給される第1配管55(図2及び図6参照)が接続される。給水出口部73には、貯湯タンク28に給水W2を供給する第2配管56(図2及び図6参照)が接続される。
第1部材本体部61の上流側には、本体部51と洗浄タンク15とを接続する接続部63が形成されている。また、接続部63の上端には、洗浄タンク15(図2参照)の落込部19に、排水熱回収装置50を固定する取付部65が形成されている。洗浄タンク15の落込部19に設けられた挿通孔19Cに洗浄室3側から挿通されたネジ20Aが、第1部材本体部61における取付部65のネジ孔65Aに締結されることにより、第1部材60、すなわち、排水熱回収装置50が洗浄タンク15の落込部19に固定される。
第1部材本体部61の下端には、第1部材60を第2部材80に固定する装着部69が形成されている。装着部69に設けられた挿通孔69Aに第1部材60側から挿通されたネジ69Bが、第2部材80における装着部83のネジ孔83Aに締結されることにより、第1部材60と第2部材80とが互い固定される。
第2部材80は、図3及び図5に示されるように、第1部材本体部61から管軸C方向下方に突出する給水管53を内挿すると共に、排水W1が流入する本体部51を形成する部材である。第2部材80は、内周面が螺旋状に配置された給水管53と対向する第2部材本体部81と、下端側に本体部51から排水W1を流出させる排水出口部51Bが形成されたテーパ部87とを有している。
第2部材本体部81の上端には、第2部材80を第1部材60に固定する装着部83は、が形成されている。第1部材60側から第1部材60の装着部69の挿通孔69Aに挿通されたネジ69Bが、第2部材80の装着部83に設けられたネジ孔83Aに締結されることにより、第1部材60と第2部材80とが固定される。
また、食器洗浄機1は、図2及び図6に示されるように、機械室4内に配置される、第1配管55、第2配管56、第3配管57、及び方向切換弁95を備えている。第1配管55は、水道99から供給される給水W2を排水熱回収装置50に供給する流路である。第2配管56は、排水熱回収装置50において加熱された給水W2を貯湯タンク28に供給する流路である。第3配管57は、一端が第1配管55に接続されると共に他端が第2配管56に接続され、水道99から供給される給水W2を排水熱回収装置50経由なしで貯湯タンク28に供給可能にする流路である。第1配管55、第2配管56、及び第3配管57は、例えば、フレキシブル管であり、互いに同一内径(例えば、φ124mm)の管を用いてもよい。
本実施形態の食器洗浄機1では、第3配管57を備えることにより、排水熱回収装置50を経由する「水道99から貯湯タンク28までの経路」である第1経路R1(図6に示す実線矢印によって示される経路)に加え、排水熱回収装置50を経由しない「水道99から貯湯タンク28までの経路」である第2経路R2(図6に示す白抜矢印によって示される経路)が形成される。そして、第1経路R1の経路長L1は、第2経路R2の経路長L2よりも長くなるように形成されている。
方向切換弁95は、第1配管55と第3配管57との接続部に配置されている。言い換えれば、方向切換弁95は、第1配管55における第3配管57への分岐部に配置されている。方向切換弁95は、水道99から供給される給水W2を排水熱回収装置50に流す第1状態、及び水道99から供給される給水W2を第3配管57に流す第2状態の2つの状態を切り換え可能にする。方向切換弁95における第1状態及び第2状態の切換制御は、後述するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)(制御部)91によって行われる。方向切換弁95は、外部から第1状態及び第2状態の切り換えを制御が可能な、例えば電磁弁である。
また、機械室4内には、食器洗浄機1の動作全般を制御するマイコン91が内蔵された電装ボックス90が収容されている。マイコン91は、方向切換弁95の切り換えを制御する。マイコン91は、電源投入時に空の洗浄タンク15の貯湯タンク28の水を供給する初期給湯(特定給水)時に、方向切換弁95を第2状態に切り換える。すなわち、マイコン91は、水道99から供給される給水W2が、排水熱回収装置50を経由しないで貯湯タンク28に供給される状態とする。また、マイコン91は、初期給湯時以外には、方向切換弁95を第1状態に切り換える。すなわち、マイコン91は、水道99から供給される給水W2が、排水熱回収装置50を経由して貯湯タンク28に供給される状態とする。
次に、食器洗浄機1の動作について説明する。図2に示されるように、食器洗浄機1は、電源スイッチがONされると、初期給湯が行われる。具体的には、貯湯タンク28内の温水をすすぎポンプ34によって洗浄室3へ噴射させることにより、洗浄タンク15内へ水が供給される。そして、この供給サイクルを洗浄タンク15内の水量が規定水量に達するまで繰り返す。なお、貯湯タンク28内の水の温度は、80℃前後に設定されている。また、初期給湯量に合った量の洗剤が洗浄タンク15内へ供給されて、洗浄タンク15内の洗浄水の洗剤濃度が所定濃度となる。
また、初期給湯の開始と同時に、マイコン91は、水道99から供給される給水W2が、第3配管57を流れるように、方向切換弁95を第2状態に切り換えている。これにより、水道99から供給される給水W2は、排水熱回収装置50を通過しないで、貯湯タンク28に供給される。
初期給湯後、ユーザが食器Pをラッキングして、ドア7を閉めると、ドアスイッチ(図示せず)により、ドアが閉められたことが検知されると共に、運転開始信号がマイコン(図示せず)へ入力される。運転開始信号がマイコンへ入力されると、食器の洗浄が開始される。食器の洗浄は、洗浄タンク15内の洗浄水を洗浄室3内の食器Pに向けて噴射することにより行われる。洗浄タンク15内の洗浄水の温度は、60℃〜70℃となるように設定されている。
洗浄ポンプ23が始動することにより、洗浄タンク15内に貯留された洗浄水は、洗浄水吐出管24などを介して上側及び下側洗浄ノズル12A,12Bに圧送されて、各洗浄ノズル12A,12Bから洗浄室3内の食器Pに向けて噴射される。このとき、各洗浄ノズル12A,12Bは噴射力の反力によって回転し続けるため、洗浄水が食器Pに満遍なく当てられて、食器Pの汚れが効率良く洗い落とされる。
この洗浄室3内に噴射された洗浄水は、食器Pから洗い落とされた残菜などが第1フィルタ14によって取り除かれつつ洗浄タンク15内に回収される。さらに、第2フィルタ18によって細かい残菜が取り除かれた後、洗浄ポンプ23により再び洗浄室3内に循環供給される。
次に、すすぎポンプ34が始動することにより、貯湯タンク28内に貯留されたすすぎ水は、すすぎ水吐出管36などを介して上側及び下側すすぎノズル13A,13Bに圧送されて、各すすぎノズル13A,13Bから食器Pに向けて噴射される。貯湯タンク28から圧送されるすすぎ水の温度は、80℃前後に設定されている。このとき、各すすぎノズル13A,13Bもまた、噴射力の反力によって回転し続けるため、すすぎ水が食器Pに満遍なく当てられて、食器Pのすすぎが効率良く行われる。
この食器Pに噴射されたすすぎ水は、第1フィルタ14を介して洗浄タンク15内に回収されて洗浄水と混ざり合い、次回の洗浄工程における洗浄水として使用される。洗浄室3内にすすぎ水が噴射されて洗浄タンク15内に回収されると、一定水位を超える余剰な洗浄水は、オーバーフロー管21から排水され、排水熱回収装置50を介して外部に排出される。オーバーフロー管21から排出される排水W1の温度は、60℃前後となっている。
初期給湯後、マイコン91は、水道99から供給される給水W2が、排水熱回収装置50を流れるように、方向切換弁95を第1状態に切り換えている。これにより、水道99から供給される給水W2は、排水熱回収装置50を経由して、貯湯タンク28に供給される。
オーバーフロー管21から排出された排水W1は、排水熱回収装置50において螺旋状に配置された給水管53の内側に形成された、管軸周りの空間C1を流れる。このとき、この排水W1と、給水管53を流れる排水W1と比較して冷たい給水W2と、の間で熱交換が行われる。外部の水道99から供給される給水W2の温度は、10℃〜25℃である。すなわち、60℃前後の排水W1と10℃〜25℃の給水W2との間で熱交換が行われる。これにより、給水管53の一方の端部から流入された給水W2は、流入時よりも水温が高くなった状態で他方の端部から流出する。
なお、給水出口部73に接続される第2配管56において、食器洗浄機1と貯湯タンク28との間に設けられる電磁弁27の開閉状態によっては給水管53に給水W2が滞留している場合がある。この場合には、給水管53に滞留している給水W2と排水W1との間で熱交換が行われる。
この食器洗浄機1では、電源スイッチがONされたときだけでなく、洗浄タンク15内の洗浄水が汚れ過多となった場合にも、初期給湯と同様の給湯(特定給水)が行われる。すなわち、自動又は手動で、洗浄タンク15内の洗浄水が全て排出されると、空になった洗浄タンク15に水を供給するために給湯が行われる。この場合も、上述したとおり、マイコン91は、水道99から供給される給水W2が、第3配管57を流れるように、方向切換弁95を第2状態に切り換える。
次に、上記実施形態の食器洗浄機1の作用効果について説明する。第1実施形態の食器洗浄機1では、排水熱回収装置50を経由する第1経路R1とは別に、第1経路R1よりも流路抵抗が小さい第2経路R2が形成されているので、水道99と貯湯タンク28との間に排水熱回収装置50が配備されたとしても、水道99から貯湯タンク28に供給される単位時間当たりの給水量の減少を抑制できる。これにより、水道99と貯湯タンク28との間に排水熱回収装置50を配備した場合であっても、初期給湯及び洗浄の合間に洗浄タンクへ水を供給して、洗浄タンク内の水を入れ替える給湯(以下、「特定給湯」と称す。)に要する時間が長くなることを抑制できる。この結果、利便性に優れた食器洗浄機1を提供することができる。
第1実施形態の食器洗浄機1では、第1配管55と第3配管57との接続部には方向切換弁95が配置されているので、水道99から供給される給水W2を排水熱回収装置50に流す第1状態と、水道99から供給される給水W2を第3配管57に流す第2状態とを適切なタイミングで切り換えることが可能となる。
第1実施形態の食器洗浄機1では、特定給湯時には、マイコン91によって自動的に、水道99から供給される給水W2が第2経路R2で貯湯タンク28に供給されるように制御される。この結果、特定給湯に要する時間が長くなることを抑制できる。また、水道99から供給される給水W2の供給に即効性が要求されない、特定給湯時以外は、マイコン91によって自動的に、水道99から供給される給水W2が第1経路R1で貯湯タンク28に供給されるように制御される。この結果、貯湯タンク28に加熱された給水W2を供給することができ、省エネルギー化を図ることができる。
第1実施形態の食器洗浄機1は、水道99からの給水W2が、貯湯タンク28に供給される構成となっている。特定給湯は、空の洗浄タンク15への水の供給を目的としているので、水道99から供給される水を洗浄タンク15へ直接供給することも考えられる。しかしながら、通常、洗浄タンク15内のヒータは昇温よりも保温を主目的としているために、ヒータの加熱能力が貯湯タンク内のヒータと比較して低い。したがって、洗浄タンク15内のヒータで洗浄タンク15内の水を所定温度に昇温するには時間を要する。上記実施形態では、このような点も考慮し、水道99からの給水W2が、貯湯タンク28に供給される構成としている。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る食器洗浄機101について、主に図7を参照しながら説明する。第2実施形態の食器洗浄機101が第1実施形態に食器洗浄機1と構成面において異なるのは、図7に示されるように、給水源が給湯器199である点と、第1配管55において、方向切換弁59が配置される上流側に、給湯器199から供給される給水W2の温度を測定する温度センサ(温度測定部)197が配置されている点と、である。したがって、第1実施形態の食器洗浄機1に比べ、高い温度の給水W2が食器洗浄機101に供給されることがある。
また、第2実施形態の食器洗浄機101が第1実施形態に食器洗浄機1と制御面において異なるのは、特定給湯時以外において、マイコン91は、温度センサ197により測定される温度と排水W1の温度とに基づいて、方向切換弁95の切り換えを制御する点である。本実施形態のマイコン91は、基準温度(例えば、65℃)として予め設定された排水W1の温度と、温度センサ197により測定される給水W2の温度とに基づいて、方向切換弁95の切り換えを制御する。
具体的には、マイコン91は、温度センサ197により測定される給水W2の温度(以下、「測定温度」と称す。)が、60℃未満の場合には、給湯器199から供給される給水W2が、排水熱回収装置50を流れるように、方向切換弁95を第1状態に切り換え、測定温度が60℃以上の場合には、給湯器199から供給される給水W2が、第3配管57を流れるように方向切換弁95を第2状態に切り換える。なお、上記説明では、測定温度が60℃の時を閾値として制御する例を挙げて説明したが、当該閾値は、基準温度に合わせて適宜変更されることが望ましい。
その他の点については、第1実施形態の食器洗浄機1と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
この構成の食器洗浄機101によれば、食器洗浄機1が奏する作用効果に加え、以下の作用効果を有する。すなわち、給湯器199から供給される給水W2が60℃以上となると、排水W1(例えば、65℃)との温度差が小さくなり、熱交換の効果が低くなる。この場合には、給湯器199から貯湯タンク28への給水W2の供給速度を優先することができる。
また、給湯器199から供給される給水が65℃を超えると、排水熱回収装置50によって給水W2が冷却されることになる。給水W2が冷却されるということは、給湯器199において給水温度を高めるために要しエネルギー(ガス又は電気など)を無駄に捨ててしまうこととなってエネルギーロスが生じるが、この構成の食器洗浄機101によれば、そのような事象を回避することができる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<第1変形例>
上記第1実施形態及び第2実施形態では、特定給湯時に、水道99から供給される給水W2が、第3配管57を流れるように、方向切換弁95を第2状態に切り換える例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、マイコン91は、特定給湯時に、水道99から供給される給水W2が、第3配管57及び排水熱回収装置50の両方を流れるように方向切換弁95を制御してもよい。この場合には、第3配管57を、第1配管55及び第2配管56の内径と比べ小径の管としてもよい。
<第2変形例>
上記第1実施形態、第2実施形態及び上記変形例では、マイコン91が、例えば、特定給湯時であるか否か、及び/又は、特定給湯時において温度センサ197が検知する給水W2の温度に基づいて、自動で方向切換弁95の切り換えを制御する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、食器洗浄機は、使用者が手動で方向切換弁95の切り換えを可能する構成であってもよい。この場合、例えば、図7に示すように、方向切換弁95の切り換えを操作可能な操作部293を設ければよい。操作部293の例には、電気的に方向切換弁95の切り換えを操作するスイッチ、タッチパネル等の入力インタフェイスが含まれる。また、操作部293の例には、機械的に方向切換弁95の切り換えを操作する操作レバー及びハンドルなども含まれる。
この構成の食器洗浄機では、使用者が方向切換弁95の切り換えを操作することができる。これにより、使用者の判断により適切に方向切換弁95の切り換えが操作されることにより、排水熱回収装置50を配備する食器洗浄機1においても、特定給湯に要する時間が長くなることを抑制しつつ、排水熱回収装置50によって加熱された給水W2を貯湯タンク28に供給できるので、省エネルギー化が図れるようになる。
<第3変形例>
上記第1実施形態、第2実施形態及び上記変形例では、第1配管55と第3配管57との接続部に方向切換弁95が配置されている例を挙げて説明したが、方向切換弁95を備えない構成の食器洗浄機としてもよい。この構成の食器洗浄機では、排水熱回収装置50を経由しない第3配管57から貯湯タンク28へ給水W2が供給されるので、貯湯タンク28に十分な給水W2の量を供給することができる。これにより、水道99と貯湯タンク28との間に排水熱回収装置50を配備した場合であっても、特定給湯に要する時間が長くなることを抑制できる。この結果、利便性に優れた食器洗浄機を提供することができる。
<その他の変形例>
上記実施形態及び変形例の食器洗浄機では、洗浄室3から排出される排水W1と給水W2との間で熱交換が行われる排水熱回収装置50を熱交換器の例として説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、給湯器(熱水器)から排出される燃焼ガスと給水W2との間で熱交換が行われる熱交換器を用いてもよいし、洗浄室3内の洗浄水と給水W2との間で熱交換が行われる熱交換器を用いてもよい。
また、第2実施形態では、マイコン91は、基準温度(例えば、65℃)として予め設定された排水W1の温度と、温度センサ197により測定される給水W2の温度とに基づいて、方向切換弁95の切り換えを制御する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、洗浄タンク15などに設けられた温度センサから取得される温度を基準温度として制御してもよい。
上記実施形態及び変形例の食器洗浄機では、第3配管57の他端が第2配管56に接続されている例を挙げて説明したが、第3配管57の他端は、貯湯タンク28に接続されていてもよい。
また、一実施形態及び他の変形例の洗浄機は、上述したようなドアが上下に開閉するタイプの食器洗浄機1に適用するだけでなく、例えば、オーブンのように洗浄機本体の前面側にドアが設けられたタイプの食器洗浄機や、食器を収容するためのラックを搬送しながら洗浄を行うコンベアタイプの食器洗浄機などにも適用することができる。
1,101…食器洗浄機(洗浄機)、3…洗浄室、15…洗浄タンク、28…貯湯タンク、50…排水熱回収装置(熱交換器)、51…本体部、53…給水管、55…第1配管(第1流路)、56…第2配管(第2流路)、57…第3配管(第3流路)、59…方向切換弁、60…第1部材、80…第2部材、91…マイクロコンピュータ(制御部)、95…方向切換弁、99…水道(給水源)、197…温度センサ(温度測定部)、199…給湯器(給水源)、293…操作部、R1…第1経路、R2…第2経路、W1…排水(媒体、洗浄室から排出される水)、W2…給水(給水源から供給される水)。

Claims (8)

  1. すすぎポンプの駆動によって、貯湯タンク内の水を、洗浄室の内部に設けられた洗浄タンクに供給する食器洗浄機において、
    給水源から供給される水を、前記水よりも温度の高い媒体との間で熱交換することにより加熱する熱交換器と、
    前記給水源と前記熱交換器とを接続する第1流路と、
    前記熱交換器と前記貯湯タンクとを接続する第2流路と、
    一端が前記第1流路に接続されると共に他端が前記第2流路又は前記貯湯タンクに接続され、前記給水源から供給される水を、前記熱交換器を経由しないで前記貯湯タンクに供給可能にする第3流路と、
    前記第1流路と前記第3流路との接続部に配置され、前記給水源から供給される水を、前記熱交換器に流す第1状態及び前記第3流路に流す第2状態の2つの状態を切り換え可能にする方向切換弁と、
    前記方向切換弁の切り換えを制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、すすぎ以外の目的で前記洗浄タンクに水を給水する特定給水時に前記方向切換弁を前記第2状態に切り換える、洗浄機。
  2. 前記第3流路を経由する前記給水源から前記貯湯タンクまでの経路である第2経路の流路抵抗は、前記熱交換器を経由する前記給水源から前記貯湯タンクまでの経路である第1経路の流路抵抗よりも小さい、請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記第1流路において、前記方向切換弁が配置される上流側に、前記給水源から供給される水の温度を測定する温度測定部が配置されており、
    前記制御部は、前記特定給水時を除き、前記媒体の温度が前記温度測定部により測定される温度よりも低いときに前記第2状態となるように前記方向切換弁の切り換えを制御する、請求項1又は2記載の洗浄機。
  4. 前記第1流路において、前記方向切換弁が配置される上流側に、前記給水源から供給される水の温度を測定する温度測定部が配置されており、
    前記制御部は、前記特定給水時を除き、前記温度測定部により測定される温度が、所定閾値未満のときに前記第1状態となるように前記方向切換弁を切り換え、前記所定閾値以上のときに前記第2状態となるように前記方向切換弁を切り換える、請求項1又は2記載の洗浄機。
  5. 前記方向切換弁の切り換えを操作可能な操作部を更に備えている、請求項1〜4の何れか一項記載の洗浄機。
  6. すすぎポンプの駆動によって、貯湯タンク内の水を、洗浄室の内部に設けられた洗浄タンクに供給する食器洗浄機において、
    給水源から供給される水を、前記水よりも温度の高い媒体との間で熱交換することにより加熱する熱交換器と、
    前記給水源と前記熱交換器とを接続する第1流路と、
    前記熱交換器と前記貯湯タンクとを接続する第2流路と、
    一端が前記第1流路に接続されると共に他端が前記第2流路又は前記貯湯タンクに接続され、前記給水源から供給される水を、前記熱交換器を経由しないで前記貯湯タンクに供給可能にする第3流路と、を備え、
    前記第3流路を経由する前記給水源から前記貯湯タンクまでの経路である第2経路の流路抵抗は、前記熱交換器を経由する前記給水源から前記貯湯タンクまでの経路である第1経路の流路抵抗よりも小さい、洗浄機。
  7. 前記第2経路の経路長は、前記第1経路の経路長よりも短い、請求項2又は6記載の洗浄機。
  8. 前記熱交換器は、前記媒体として前記洗浄室から排出される水を用いる排水熱回収装置である、請求項1〜の何れか一項記載の洗浄機。
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