JP6577779B2 - 洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄室から排出される排水と貯湯タンクへ供給される給水との間で熱交換を行う熱交換部を備えた洗浄機に関する。
洗浄室の中の食器類を洗浄したり濯いだりするために供給される給水と、洗浄室から排出される排水との間で熱を交換させる熱交換部を備える洗浄機が知られている。このような熱交換部が、特許文献1に開示されている。特許文献1の熱交換部では、排水が流れる排水管の周囲に給水が流れる給水管を配置することによって、排水管の中を流れる排水と給水管の中を流れる給水との間で熱交換が行われる。
実用新案登録第3106414号
しかしながら、特許文献1に示すような構成の熱交換部では、排水管に排水が流れていない時には、給水管を流れる給水が、排水管に熱を奪われたり、外気に熱を奪われたりするので、給水の温度が低下する。
そこで、本発明の目的は、洗浄室から排出される排水と貯湯タンクに供給される給水との間で熱交換が行われる熱交換部において、排水が流れていない場合であっても、給水の温度低下を抑制することができる洗浄機を提供することにある。
本発明の洗浄機は、被洗浄物の洗浄及び濯ぎが行われる洗浄室から排出される排水と、洗浄室に供給する水を貯留する貯湯タンクに供給される給水と、の間で熱交換を行う熱交換部を備え、熱交換部の周囲の少なくとも一部には、熱を発生する熱源部又は熱源部において発生する熱を伝熱する媒体が配置されている。
この構成の洗浄機では、熱交換部の周囲に熱源部又は熱源部において発生する熱を伝熱する媒体が配置される。これにより、洗浄室から排出される排水と貯湯タンクに供給される給水との間で熱交換が行われる熱交換部において、排水が流れていない場合であっても、給水の温度低下を抑制することができる。
本発明の洗浄機は、熱源部は、被洗浄物の洗浄及び濯ぎに用いられた後に回収された洗浄水、貯湯タンクに貯留される濯ぎ水、貯湯タンクから洗浄室に水を圧送する濯ぎポンプの駆動部、洗浄水を被洗浄物に噴射する噴射部に圧送する洗浄ポンプの駆動部のうちの少なくとも一つであってもよい。
この構成の洗浄機では、熱源を新たに設けることなく、洗浄機内部の熱源を有効に利用することができる。
本発明の洗浄機では、熱交換部は、開口部を有し、排水及び給水の一方が流通可能な空間が形成された有底筒状の本体部と、本体部により形成される空間に配置され、排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、本体部は、開口部が覆われるように、洗浄水が貯留される、媒体としての洗浄タンクの壁面に固定されていてもよい。また、本発明の洗浄機では、上記壁面を洗浄タンクの底面とすることができる。
この構成の洗浄機では、本体部の開口部が覆われるように洗浄タンクの壁面に固定されているので、洗浄タンクの壁面が熱交換部の蓋の役割を果たしている。洗浄タンクの壁面は、洗浄タンクに貯留される洗浄水からの熱が放射されている。熱交換部は、この放射熱により加温されているので、本体部及び管部の一方を排水が流れていない場合であっても、本体部及び管部の他方を流れる給水の温度低下を抑制できる。なお、洗浄タンク壁面からの放射熱は、大気中に放出されるものであり、この利用により洗浄水の温度低下に影響するものではない。
本発明の洗浄機では、本体部により形成される空間は、排水及び給水の一方を貯留するときに、排水及び給水の一方と洗浄タンクの底面との間に隙間があくように形成されていてもよい。
このような構成の洗浄機では、上記空間に排水を貯留させる期間を設けることにより、給水との熱交換効率が高まる。ところが、前記空間に貯留される排水又は給水が洗浄タンクの底面に接触すると、通常、洗浄水の温度と比べて排水又は給水の温度は低いので、洗浄水の温度を低下させてしまうおそれがある。本構成の洗浄機では、筐体により形成される空間は、排水又は給水を貯留するときに、排水又は給水と洗浄タンクの底面との間に隙間があくように形成されているので、排水又は給水が洗浄タンクの底面に接触することがない。したがって、洗浄水の温度を低下させてしまうおそれがない。
本発明の洗浄機では、熱交換部は、排水及び給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、筐体により形成される空間に配置され、排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、熱交換部は、洗浄水が貯留される洗浄タンクにおいて洗浄水が貯留される空間に配置されていてもよい。
この構成の洗浄機では、筐体全体が比較的高温の洗浄水に接触する。これにより、熱交換部は、この洗浄水により加温されるので、本体部及び管部の一方を排水が流れていない場合であっても、本体部及び管部の他方を流れる給水の温度低下を抑制できる。
本発明の洗浄機では、熱交換部は、排水及び給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、筐体により形成される空間に配置され、排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、熱交換部の筐体は、洗浄水が貯留される、媒体としての洗浄タンクに固定され、かつ、洗浄タンクの一部と共に保温用カバーによって覆われていてもよい。
洗浄タンクからは、洗浄タンクに貯留される洗浄水からの熱が放射されている。この構成の洗浄機では、保温用カバーにより洗浄タンクの一部と共に熱交換部が覆われているので、熱交換部は、この放射熱により加温される。この結果、本体部及び管部の一方を排水が流れていない場合であっても、本体部及び管部の他方を流れる給水の温度低下を抑制できる。
本発明の洗浄機では、熱交換部は、排水及び給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、筐体により形成される空間に配置され、排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、熱交換部の筐体は、洗浄水が貯留される洗浄タンクに対し、媒体としての金属製のブラケットを介して固定されていてもよい。
洗浄タンクからは、洗浄タンクに貯留される洗浄水からの熱が放射されている。この構成の洗浄機では、洗浄タンクから大気に放出される熱が、金属製のブラケットによって熱交換部に伝熱され、熱交換部が加温される。この結果、本体部及び管部の一方を排水が流れていない場合であっても、本体部及び管部の他方を流れる給水の温度低下を抑制できる。
本発明の洗浄機では、熱交換部は、排水及び給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、筐体により形成される空間に配置され、排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、熱交換部は、貯湯タンクにおいて濯ぎ水が貯留される空間に配置されていてもよい。
この構成の洗浄機では、筐体全体が比較的高温の濯ぎ水に接触する。これにより、熱交換部は、この濯ぎ水により加温されるので、本体部及び管部の一方を排水が流れていない場合であっても、本体部及び管部の他方を流れる給水の温度低下を抑制できる。
本発明の洗浄機では、熱交換部は、排水及び給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、筐体により形成される空間に配置され、排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、熱交換部の筐体は、濯ぎポンプの駆動部及び/又は洗浄ポンプの駆動部に接触して配置されていてもよい。
この構成の洗浄機では、筐体が比較的高温の濯ぎポンプの駆動部及び/又は洗浄ポンプの駆動部に接触する。これにより、熱交換部は、この濯ぎポンプの駆動部及び/又は洗浄ポンプの駆動部により加温されるので、本体部及び管部の一方を排水が流れていない場合であっても、本体部及び管部の他方を流れる給水の温度低下を抑制できる。また、濯ぎポンプの駆動部及び/又は洗浄ポンプの駆動部を冷却することもできる。
本発明の洗浄機では、熱交換部は、排水及び給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、筐体により形成される空間に配置され、排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、熱交換部の筐体は、濯ぎポンプの駆動部及び/又は洗浄ポンプの駆動部に対し、媒体としての熱伝導性のバンドを介して接触されていてもよい。
この構成の洗浄機では、筐体が比較的高温の濯ぎポンプの駆動部及び/又は洗浄ポンプの駆動部に接触面積が増えた状態で接触する。これにより、熱交換部は、この濯ぎポンプの駆動部及び/又は洗浄ポンプの駆動部により効率的に加温されるので、本体部及び管部の一方を排水が流れていない場合であっても、本体部及び管部の他方を流れる給水の温度低下を抑制できる。また、濯ぎポンプの駆動部及び/又は洗浄ポンプの駆動部を冷却することもできる。
本発明の洗浄機では、熱交換部は、排水及び給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、筐体により形成される空間に配置され、排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、熱交換部は、熱を発生する熱源部に向けて風を送風する送風部の風の流れにおいて、熱源部よりも下流側に配置されていてもよい。
この構成の洗浄機では、熱交換部が、熱源で発生する熱の風下に配置されているので、比較的暖かい熱によって加温される。これにより、本体部及び管部の一方を排水が流れていない場合であっても、本体部及び管部の他方を流れる給水の温度低下を抑制できる。
本発明によれば、洗浄室から排出される排水と貯湯タンクに供給される給水との間で熱交換が行われる熱交換部において、排水が流れていない場合であっても、給水の温度低下を抑制することができる。
第1実施形態に係る食器洗浄機を示す斜視図である。 第1実施形態に係る食器洗浄機の概略構成を示す断面図である。 図2の排水熱回収装置を示す斜視図である。 図2の排水熱回収装置を示す断面図である。 第2実施形態に係る食器洗浄機に備わる排水熱回収装置の近傍を示した断面図である。 第3実施形態に係る食器洗浄機に備わる排水熱回収装置の近傍を示した断面図である。 第4実施形態に係る食器洗浄機に備わる排水熱回収装置の近傍を示した断面図である。 第5実施形態に係る食器洗浄機の概略構成を示す断面図である。 第5実施形態に係る食器洗浄機に備わる排水熱回収装置の近傍を示した断面図である。 第6実施形態に係る食器洗浄機に備わる排水熱回収装置の近傍を示した断面図である。 第7実施形態に係る食器洗浄機に備わる排水熱回収装置の近傍を示した断面図である。
以下、図面を参照して一実施形態に係る食器洗浄機(洗浄機)1について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
〔第1実施形態〕
図1及び図2に示されるように、第1実施形態に係る食器洗浄機1は、ステンレス製のパネルで覆われた洗浄機本体2を有している。洗浄機本体2は、洗浄室3が形成された上側部分2Aと、機械室4が形成された下側部分2Bとに仕切られている。洗浄機本体2の背面側におけるコーナ部には、上側部分2Aと下側部分2Bとに渡って上下方向に延びる支柱6が配置され、支柱6,6間には背面パネル5が配置されている。
洗浄機本体2の上側部分2Aには、洗浄室3の開閉を行うための箱型のドア7が設けられている。このドア7は、ステンレス製の一対の支柱6,6により上下動自在に案内されると共に、前方において水平方向に延在するハンドル8Aによって上下動する。このハンドル8Aの両端には左右一対の回動アーム8B,8Bの先端が固定され、各回動アーム8B,8Bはドア7の側面7Aに沿って斜めに配置されている。各回動アーム8B,8Bには、ドア7の側面7Aに沿って配置されたリンク部8Cの一端が回動自在に連結され、リンク部8Cの他端は、軸ピン8Dを介してドア7に連結されており、ハンドル8Aの回動運動に対してドア7が上下運動可能となっている。洗浄機本体2の底面の四隅には脚部9が取り付けられている。
洗浄室3内には、ラックレール(図示せず)が着脱自在に配置されており、このラックレール上に、飲食後の皿や茶碗などの食器(被洗浄物)Pが並べられた格子状の食器ラック11が載置される。洗浄室3の上部には、放射状に延びる3本のアームからなる上側洗浄ノズル(噴射部)12Aと、2本のアームからなる上側濯ぎノズル13Aとがそれぞれ回転自在に配置されている。同様に、洗浄室3の下部には、放射状に延びる3本のアームからなる下側洗浄ノズル(噴射部)12Bと、2本のアームからなる下側濯ぎノズル13Bとがそれぞれ回転自在に配置されている。食器ラック11に並べられた食器Pは、上側及び下側洗浄ノズル12A,12Bによって上下から洗浄水(給水)が噴射され、濯ぎノズル13A,13Bによって上下から濯ぎ水(給水)が噴射される。
洗浄室3の底面3Aには、第1フィルタ14が着脱自在に配置されており、この第1フィルタ14の下方には、すなわち、機械室4の上方には、洗浄水を貯留するための洗浄タンク15が形成されている。洗浄タンク15内には、洗浄能力及び殺菌能力を向上させるために洗浄水を加熱する洗浄水ヒータ16と、この洗浄水の温度を検知するための洗浄水温センサ17とが設置されている。
洗浄タンク15の底面15Aには、第1フィルタ14より目の細かいメッシュ状の第2フィルタ18が着脱自在に配置されており、この第2フィルタ18の下方には、底面15Aの一部が落ち込むようにして落込部19が形成されている。落込部19の底面19Aには排水口19Bが形成されており、排水熱回収装置(熱交換部)50が接続されている。
洗浄タンク15には、上下方向に延びるオーバフロー管21が設けられている。オーバフロー管21は、その上端が洗浄タンク15の上縁に位置しており、下端が落込部19の底面19Aに形成された排水口19Bに嵌め込まれている。余剰な洗浄水は、オーバフロー管21の上端部に形成された流入孔から管内に流れ込み、排水熱回収装置50を介して外部に排出される。
オーバフロー管21は、洗浄タンク15に対して取り外し可能になっている。使用者がオーバフロー管21を引き上げることで、オーバフロー管21が差し込まれていた排水口19Bが落込部19の底面19Aから露出し、この排水口19Bから洗浄タンク15内の洗浄水が完全に排水される。
洗浄タンク15の落込部19には、洗浄水吸込管22を介して洗浄ポンプ23が接続されている。洗浄ポンプ23の吐出口には洗浄水吐出管24が接続されている。洗浄水吐出管24は、第1洗浄水吐出管25と第2洗浄水吐出管26とに分岐して、第1洗浄水吐出管25は上側洗浄ノズル12Aに接続され、第2洗浄水吐出管26は下側洗浄ノズル12Bに接続されている。
また、機械室4内には、外部から給水管27A、排水熱回収装置50及び給水管27Bを介して濯ぎ水となる給水W2が供給される貯湯タンク28が配置されている。この貯湯タンク28内には、殺菌能力を向上させるために濯ぎ水を加熱する濯ぎ水ヒータ29と、この濯ぎ水の温度を検知するための濯ぎ水温センサ31と、水位を検知する水位センサ32とが配置されている。排水熱回収装置50と貯湯タンク28との間に設けられている電磁弁27Cは、水位センサ32における水位の検知と連動して弁を開閉し、貯湯タンク28内の水位を一定に保つ。また、貯湯タンク28内には、余剰な濯ぎ水を外部に排出して一定水位に保つためのオーバフロー管(図示せず)が設置されていてもよい。
貯湯タンク28には、濯ぎ水吸込管33を介して濯ぎポンプ34が接続されている。濯ぎポンプ34の吐出口には濯ぎ水吐出管36が接続されている。濯ぎ水吐出管36は、第1濯ぎ水吐出管37と第2濯ぎ水吐出管38とに分岐して、第1濯ぎ水吐出管37は上側濯ぎノズル13Aに接続され、第2濯ぎ水吐出管38は下側濯ぎノズル13Bに接続されている。なお、貯湯タンク28は、機械室4の外側に設けられてもよい。
機械室4内には、洗浄タンク15内の洗浄水に混入させるための洗剤を貯留した洗剤タンク39が配置されている。洗剤タンク39には、洗剤吸込管41を介して洗剤供給ポンプ42が接続されている。洗剤供給ポンプ42の吐出口には洗剤吐出管43の一端が接続されている。洗剤吐出管43の他端43Aは、洗浄室3内に位置して下方に向かって開口している。
機械室4内には、外部の水道(給水源)から供給される給水W2(例えば、15℃前後)を、給水W2よりも温度の高い排水W1との間で熱交換することにより加熱して、加熱された給水W2(例えば、25℃前後)を貯湯タンク28に供給する排水熱回収装置50が配置されている。排水熱回収装置50は、洗浄タンク15における落込部19の底面19Aに固定されている。
排水熱回収装置50は、図3及び図4に示されるように、洗浄室3内の洗浄タンク15から排出される排水W1が流入する貯留部(空間)71と、貯留部71から排水W1が排出される排出部73と、貯留部71に配置され、貯湯タンク28に供給される給水W2が流れる給水管(管部)61と、を有している。排水熱回収装置50では、貯留部71に流入する排水W1と給水管61を流れる給水W2との間で熱交換が行われる。
貯留部71は、開口部51Gを有する有底筒状の本体部51によって形成されている。具体的には、本体部51は、開口部51Gと、底部51Eと、底部51Eから立設する右側板51A、左側板51B、前側板51C、及び後側板51Dと、落込部19の底面19Aに固定するための固定部51Fと、を有している。なお、本体部51は、洗浄タンク15から熱伝導により多くの熱が伝熱されると、洗浄タンク15に貯留される水の温度に影響を与えるので、熱伝導率が比較的低い樹脂部材(例えば、ポリフェニルサルファイド)から形成されることが好ましい。
給水管61は、円管であり、一端61Aが給水管27A、他端61Bが給水管27Bに接続されている。給水管61は、熱伝導率の高い金属(例えば、ステンレス)によって形成されている。
排水熱回収装置50は、開口部51Gが覆われるように、洗浄タンク15における落込部19の底面(媒体)19Aに固定されている。本体部51の固定部51Fと落込部19の底面19Aとは、ネジ57によって固定されている。落込部19の底面19Aに固定された排水熱回収装置50には、オーバフロー管21の下端を介して開口部51Gの一部から排水が流入し、貯留部71に一時的に貯留された後、排出部73から排出される。
本体部51により形成される貯留部71は、排水を貯留するときに、排水と洗浄タンク15の底面19Aとの間に隙間G1があくように形成されている。本実施形態では、貯留部71を、一回の濯ぎに用いられる水量(3L未満)よりも多くの水量(3L以上)を貯留できるように形成する。
本実施形態の排水熱回収装置50では、貯留部71に流入する単位時間当たりの水の量が、貯留部71から流出する単位時間当たりの水の量よりも多くなるように排出部73が形成されている。このような構成により、貯留部71に排水W1を一時的に貯留することが可能となっている。なお、貯留部71に排水W1を一時的に貯留するために、排出部73の下流側に開閉弁等を設けてもよい。
また、機械室4内には、食器洗浄機1の動作全般を制御するマイコン80が内蔵された電装ボックス81が収容されている。
次に、食器洗浄機1の動作について説明する。食器洗浄機1は、電源スイッチがONされると、初期給湯が行われる。具体的には、貯湯タンク28内の温水を濯ぎポンプ34によって洗浄室3へ噴射させることにより、洗浄タンク15内へ水が供給される。そして、この供給サイクルを洗浄タンク15内の水量が規定水量に達するまで繰り返す。なお、貯湯タンク28内の水の温度は、80℃前後に設定されている。また、初期給湯量に合った量の洗剤が洗浄タンク15内へ供給されて、洗浄タンク15内の洗浄水の洗剤濃度が所定濃度となる。
初期給湯後、ユーザが食器Pをラッキングして、ドア7を閉めると、ドアスイッチ(図示せず)により、ドアが閉められたことが検知されると共に、運転開始信号がマイコン(図示せず)へ入力される。運転開始信号がマイコンへ入力されると、食器の洗浄が開始される。食器の洗浄は、洗浄タンク15内の洗浄水を洗浄室3内の食器Pに向けて噴射することにより行われる。洗浄タンク15内の洗浄水の温度は、65℃〜70℃となるように設定されている。
洗浄ポンプ23が始動することにより、洗浄タンク15内に貯留された洗浄水は、洗浄水吐出管24などを介して上側及び下側洗浄ノズル12A,12Bに圧送されて、各洗浄ノズル12A,12Bから洗浄室3内の食器Pに向けて噴射される。このとき、各洗浄ノズル12A,12Bは噴射力の反力によって回転し続けるため、洗浄水が食器Pに満遍なく当てられて、食器Pの汚れが効率良く洗い落とされる。
この洗浄室3内に噴射された洗浄水は、食器Pから洗い落とされた残菜などが第1フィルタ14によって取り除かれつつ洗浄タンク15内に回収される。さらに、第2フィルタ18によって細かい残菜が取り除かれた後、洗浄ポンプ23により再び洗浄室3内に循環供給される。
次に、濯ぎポンプ34が始動することにより、貯湯タンク28内に貯留された濯ぎ水は、濯ぎ水吐出管36などを介して上側及び下側濯ぎノズル13A,13Bに圧送されて、各濯ぎノズル13A,13Bから食器Pに向けて噴射される。貯湯タンク28から圧送される濯ぎ水の温度は、80℃前後に設定されている。このとき、各濯ぎノズル13A,13Bもまた、噴射力の反力によって回転し続けるため、濯ぎ水が食器Pに満遍なく当てられて、食器Pの濯ぎが効率良く行われる。
この食器Pに噴射された濯ぎ水は、第1フィルタ14を介して洗浄タンク15内に回収されて洗浄水と混ざり合い、次回の洗浄工程における洗浄水として使用される。洗浄室3内に濯ぎ水が噴射されて洗浄タンク15内に回収されると、一定水位を超える余剰な洗浄水は、オーバフロー管21から排水され、排水熱回収装置50を介して外部に排出される。オーバフロー管21から排出される排水W1の温度は、65℃〜70℃となっている。
オーバフロー管21から排出された排水W1は、開口部71Aの一部から貯留部に71に流入する。このとき、この排水W1と、給水管61を流れる排水W1と比較して冷たい給水W2と、の間で熱交換が行われる。外部の水源から供給される給水W2の温度は、10℃〜25℃である。すなわち、65℃〜70℃の排水W1と10℃〜25℃の給水W2との間で熱交換が行われる。これにより、給水管61の一端61Aから流入された給水W2は、流入時よりも水温が高くなった状態で他端61Bから流出する。
なお、給水管61の他端61Bに接続される給水管27Bにおいて、排水熱回収装置50と貯湯タンク28との間に設けられる電磁弁27Cの開閉状態によっては給水管61に給水W2が滞留している場合がある。この場合には、給水管61に滞留している給水W2と排水W1との間で熱交換が行われる。
また、洗浄タンク15の底面19Aからは、比較的高温(例えば、65℃〜70℃)の洗浄水を熱源とする熱が放射されている。言い換えれば、貯留部71は、洗浄タンク15に洗浄水が貯留されている状態においては常に加温されている。したがって、給水W2が給水管61の中を流れる場合又は給水管61に滞留している場合に排水W1が流れない場合であっても、給水W2の温度が低下することが抑制される。
次に、上記実施形態の食器洗浄機1の作用効果について説明する。第1実施形態の食器洗浄機1では、排水熱回収装置50の周辺に、熱源となる洗浄水の熱を伝達する媒体が配置されている。これにより、洗浄室3から排出される排水W1と貯湯タンク28に供給される給水W2との間で熱交換が行われる排水熱回収装置50において、排水W1が流れていない場合であっても、給水W2の温度低下を抑制することができる。
また、上記実施形態では、本体部51の開口部51Gが覆われるように洗浄タンク15の底面19Aに固定されているので、洗浄タンク15の底面19Aが排水熱回収装置50の蓋の役割を果たしている。洗浄タンク15の底面19Aは、洗浄タンク15に貯留される洗浄水からの熱が放射されている。排水熱回収装置50は、この放射熱により加温されているので、貯留部71を排水が流れていない場合であっても、給水管61を流れる給水の温度低下を抑制できる。なお、洗浄タンク15の底面19Aからの放射熱は、大気中に放出されるものであり、この利用により洗浄水の温度低下に影響するものではない。
また、上記実施形態では、本体部51により形成される貯留部71は、排水W1を貯留するときに、排水W1と洗浄タンク15の底面19Aとの間に隙間G1があくように形成されている。これにより、排水W1が洗浄タンク15の底面19Aに接触することがないので、洗浄タンク15に貯留される洗浄水の温度を低下させてしまうおそれがない。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る食器洗浄機101について、主に図5を参照しながら説明する。第2実施形態の食器洗浄機101が第1実施形態に食器洗浄機1と構成面において異なるのは、図5に示されるように、排水熱回収装置150の構成が異なる点と、配置方法が異なる点、とである。
排水熱回収装置150は、図5に示されるように、流入部151と、本体部153、流出部155と、を備えている。流入部151は、内空部151Aが排水W1の流路となる部分である。流入部151は、排水W1の流れる方向に向かって内径を徐々に大きくする内空部152を有している。また、流入部151は、洗浄タンク15の落込部19(図2参照)にネジ57を介して固定される。
本体部153は、軸方向における上端に流入部151が接続され、下端に流出部155が接続されている。本体部153の内周面153Aには、給水W2の流路となる給水管(管部)161が対向かつ接触した状態で螺旋状に配置されている。また、螺旋状の給水管161が配置される空間153Cは、排水W1の流路となる。給水管161は、一端161Aが給水管27Aに接続され、他端161Bが給水管27Bに接続されている。
流出部155は、内空部155Aが排水W1の流路となる部分である。流出部155は、本体部153に接続される側から排水W1の流れる方向に向かって内径を徐々に小さくする内空部154を有している。また、流出部155は、食器洗浄機101の外部に排水W1を排出する接続管(図示せず)が接続される。
流入部151と、本体部153と、流出部155とは、一体的に形成(筐体)されており、樹脂(例えば、ポリフェニルサルファイド)により形成されている。給水管161は、例えば、ステンレス管(SUS管)である。排水熱回収装置150は、排水W1が流通可能な空間153Cが形成された本体部153と、本体部153により形成される空間153Cに配置され、給水W2が流れる給水管161と、の間で熱交換が可能に形成されている。また、排水熱回収装置150は、洗浄タンク(媒体)15の底面19Aに固定され、かつ、洗浄タンク15の一部と共に保温用カバー170によって覆われている。給水管27A及び給水管27Bは、この保温用カバー170を貫通している。
保温用カバー170は、熱伝導率が比較的低い、例えば、ポリフェニルサルファイドなどの板状の部材から形成されており、上端170Aは、洗浄タンク15の底面19Aに固定され、下端170Bは、排水熱回収装置150における流出部155に固定されている。排水熱回収装置150における流出部155の一部を除く外周面は、保温用カバー170によって覆われている。
第2実施形態に係る食器洗浄機101では、洗浄タンク15から洗浄タンク15に貯留される洗浄水を熱源とする熱が放射されている。第2実施形態の食器洗浄機101では、保温用カバー170により洗浄タンク15の一部と共に排水熱回収装置150が覆われているので、排水熱回収装置150は、この放射熱により加温される。この結果、本体部153を排水W1が流れていない場合であっても、給水管161を流れる給水W2の温度低下を抑制できる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る食器洗浄機201について、主に図6を参照しながら説明する。第3実施形態の食器洗浄機201が備える排水熱回収装置150の構成は、第2実施形態で説明したものと同じである。第3実施形態に係る食器洗浄機201が第2実施形態の食器洗浄機101と構成面において異なるのは、図6に示されるように、排水熱回収装置150の加温構造のみである。
排水熱回収装置150は、洗浄水が貯留される洗浄タンク15の底面19Aに対し、金属製(例えば、ステンレス)のブラケット(媒体)270を介して固定されている。具体的には、ブラケット270における第2本体部272が、排水熱回収装置150の本体部153と接触するように配置され、ブラケット270における第1本体部271が、洗浄タンク15の底面19Aに接触するように配置されている。
第3実施形態に係る食器洗浄機201では、洗浄タンク15から洗浄タンク15に貯留される洗浄水を熱源とする熱が放射されている。第3実施形態に係る食器洗浄機201では、従来、洗浄タンク15から大気に放出される熱が、金属製のブラケット270を介して排水熱回収装置150に伝熱され、排水熱回収装置150が加温される。この結果、本体部153を排水W1が流れていない場合であっても、給水管161を流れる給水W2の温度低下を抑制できる。
なお、第3実施形態に係る食器洗浄機201の構成に、第2実施形態に係る食器洗浄機101で説明した保温用カバー170を加えてもよい。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態に係る食器洗浄機301について、主に図7を参照しながら説明する。第4実施形態の食器洗浄機301が備える排水熱回収装置150の構成は、第2実施形態で説明したものと同じである。第4実施形態に係る食器洗浄機301が第2実施形態の食器洗浄機101と構成面において異なるのは、図7に示されるように、洗浄タンク15に対する排水熱回収装置150の配置位置と、排水熱回収装置150の加温構造とである。
排水熱回収装置150は、洗浄水が貯留される洗浄タンク15の内部に配置されている。具体的には、排水熱回収装置150は、洗浄タンク15における落込部19に配置されており、落込部19に貯留される洗浄水に完全に水没するように配置されている。給水管161の一端161Aに接続される給水管27A、及び給水管161の他端161Bに接続される給水管27Bは、図示しないが、例えば、落込部19より上方の洗浄室3の一部を貫通することにより、水源及び貯湯タンク28にそれぞれ接続される。
第4実施形態に係る食器洗浄機301では、排水熱回収装置150全体が比較的高温(65℃〜70℃)の洗浄水に接触する。これにより、排水熱回収装置150は、この洗浄水により加温される。この結果、本体部153を排水W1が流れていない場合であっても、給水管161を流れる給水W2の温度低下を抑制できる。なお、洗浄タンク15は、ステンレスにより形成され、流入部151、本体部153、及び流出部155は、比較的熱伝導率が低い樹脂部材により形成されているので、洗浄水から大気に放出される熱に対して、排水熱回収装置150が受け取る熱は少ない。したがって、洗浄タンク15に貯留される洗浄水の温度低下に及ぼす影響は小さい。
〔第5実施形態〕
次に、第5実施形態に係る食器洗浄機401について、主に図8及び図9を参照しながら説明する。第5実施形態の食器洗浄機401が備える排水熱回収装置150の構成は、第2実施形態で説明したものと同じである。第5実施形態に係る食器洗浄機401が第2実施形態の食器洗浄機101と構成面において異なるのは、図8及び図9に示されるように、排水熱回収装置150が洗浄タンク15ではなく、貯湯タンク28に配置されている点である。
排水熱回収装置150は、濯ぎ水が貯留される貯湯タンク28の内部に配置されている。具体的には、排水熱回収装置150は、貯湯タンク28に貯留される濯ぎ水に水没するように配置されている。洗浄タンク15におけるオーバフロー管21と、排水熱回収装置150における流入部151とは、接続管21Aによって接続されている。給水管161の一端161Aに接続される給水管27A、及び、給水管161の他端161Bに接続される給水管27Bは、貯湯タンク28の一部を貫通することにより、水源及び貯湯タンク28にそれぞれ接続される。
第5実施形態に係る食器洗浄機401では、排水熱回収装置150全体が比較的高温(80℃〜85℃)の濯ぎ水に接触する。これにより、排水熱回収装置150は、この濯ぎ水により加温される。この結果、本体部153を排水W1が流れていない場合であっても、給水管161を流れる給水W2の温度低下を抑制できる。なお、貯湯タンク28は、ステンレスにより形成され、流入部151、本体部153、及び流出部155は、比較的熱伝導率が低い樹脂部材により形成されているので、濯ぎ水から大気に放出される熱に対して、排水熱回収装置150が受け取る熱は少ない。したがって、貯湯タンク28に貯留される濯ぎ水の温度低下に及ぼす影響は小さい。
〔第6実施形態〕
次に、第6実施形態に係る食器洗浄機501について、主に図10を参照しながら説明する。第6実施形態の食器洗浄機501が備える排水熱回収装置150の構成は、第2実施形態で説明したものと同じである。第6実施形態に係る食器洗浄機501が第2実施形態の食器洗浄機101と構成面において異なるのは、図10に示されるように、排水熱回収装置150が洗浄タンク15に接触するようにではなく、洗浄ポンプ23のモータ(駆動部)123に接触するように配置されている点である。
第6実施形態に係る食器洗浄機501では、排水熱回収装置150が、作動中に比較的高温になる洗浄ポンプ23のモータ123に接触する。これにより、排水熱回収装置150は、洗浄ポンプ23のモータ123により加温される。この結果、本体部153を排水W1が流れていない場合であっても、給水管161を流れる給水W2の温度低下を抑制できる。また、排水熱回収装置150は、洗浄ポンプ23のモータ123に対し、熱伝導率が比較的高い材料により形成された(例えば、銅、アルミニウムなど)バンド(媒体)190を介して接触されている。これにより、排水熱回収装置50と洗浄ポンプ23のモータ123との接触面積が広くなる。この結果、より効果的に、給水管161を流れる給水W2の温度低下を抑制できる。また、この構成により、洗浄ポンプ23のモータ123を冷却することもできる。
なお、第6実施形態に係る食器洗浄機501として、排水熱回収装置150が洗浄ポンプ23のモータ123に接触するように配置される例を挙げて説明したが、濯ぎポンプ34のモータ(駆動部)134に接触するように配置されてもよい。
〔第7実施形態〕
次に、第7実施形態に係る食器洗浄機601について、主に図11を参照しながら説明する。第7実施形態の食器洗浄機601が備える排水熱回収装置150の構成は、第2実施形態で説明したものと同じである。第7実施形態に係る食器洗浄機601が第6実施形態の食器洗浄機101と構成面において異なるのは、図11に示されるように、排水熱回収装置150が洗浄ポンプ23のモータ123に対し接触するように配置されているのではなく、モータ(熱源)123に対して間隔をあけて配置されている点と、排水熱回収装置150に対し、モータ123を挟むような位置にファンモータ(送風部)195が配置されている点とである。
ファンモータ195は、モータ123に風を送風するよう配置されている。ファンモータ195から送風される風の向きにおいて、排水熱回収装置150は、モータ123の下流となる位置に配置されている。したがって、モータ123において発生する熱は、ファンモータ195から送風される風によって、排水熱回収装置150側に伝熱される。これにより、排水熱回収装置150は、この風により加温される。この結果、本体部153を排水W1が流れていない場合であっても、給水管161を流れる給水W2の温度低下を抑制できる。また、また、この構成により、洗浄ポンプ23のモータ123を冷却することもできる。
なお、第7実施形態に係る食器洗浄機601として、排水熱回収装置150が洗浄ポンプ23のモータ123に対して間隔をあけて配置される例を挙げて説明したが、濯ぎポンプ34のモータ(熱源部)134に対して間隔をあけて配置されてもよい。また、熱源の例として、洗浄ポンプ23のモータ123及び濯ぎポンプ34のモータ134を例に挙げて説明したが、熱源は、各種機器を内蔵する電装ボックス等としてもよい。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<第1変形例>
上記第1実施形態の排水熱回収装置50では、貯留部71には排水W1が流入され、給水管61には給水W2が流れる例を挙げて説明したが、貯留部71に給水W2を流し、給水管61に排水W1を流してもよい。また、第2実施形態〜第7実施形態では、本体部153により形成される空間153Cに排水W1が流れ、給水管161に給水W2が流れる例を挙げて説明したが、空間153Cに給水W2を流し、給水管161に排水W1を流してもよい。
また、排水熱回収装置50,150は、上記実施形態又は変形例として説明した構成に限定されるものではなく、排水W1と給水W2との間で熱交換可能である構成であればよい。
<その他の変形例>
上記実施形態及び変形例の洗浄機は、上述したようなドアが上下に開閉するタイプの食器洗浄機1に適用するだけでなく、例えば、オーブンのように洗浄機本体の前面側にドアが設けられたタイプの食器洗浄機や、食器を収容するためのラックを搬送しながら洗浄を行うコンベアタイプの食器洗浄機などにも適用することができる。また、洗浄水及び濯ぎ水を毎回全て入れ替える家庭用食器洗浄機にも適用が可能である。
本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態、上記変形例及びその他の変形例として記載の内容を適宜組み合わせてもよい。
1,101,201,301,401,501,601…食器洗浄機(洗浄機)、15…洗浄タンク、19…落込部、19A…底面、19B…排水口、21…オーバフロー管、28…貯湯タンク、34…濯ぎポンプ、50,150…排水熱回収装置(熱交換部)、51…本体部、61,161…給水管(管部)、71…貯留部、71A…開口部、73…排出部、123…モータ、170…保温用カバー、195…ファンモータ(送風部)、270…ブラケット、W1…排水、W2…給水。

Claims (5)

  1. 被洗浄物の洗浄及び濯ぎが行われる洗浄室から排出される排水と、前記洗浄室に供給する水を貯留する貯湯タンクに供給される給水と、の間で熱交換を行う熱交換部を備え、
    前記熱交換部の周囲の少なくとも一部には、熱を発生する熱源部において発生する熱を伝熱する媒体が配置されており
    前記熱源部は、前記被洗浄物の洗浄及び濯ぎに用いられた後に洗浄タンクに回収された洗浄水であり、
    前記熱交換部は、前記排水及び前記給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、前記筐体により形成される前記空間に配置され、前記排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、
    前記熱交換部の前記筐体は、前記洗浄水が貯留される、前記媒体としての前記洗浄タンクに固定され、かつ、前記洗浄タンクの一部と共に保温用カバーによって覆われている、洗浄機。
  2. 前記熱交換部は、前記排水及び前記給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、前記筐体により形成される前記空間に配置され、前記排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、
    前記熱交換部の前記筐体は、前記洗浄水が貯留される洗浄タンクに対し、前記媒体としての金属製のブラケットを介して固定されている、請求項記載の洗浄機。
  3. 被洗浄物の洗浄及び濯ぎが行われる洗浄室から排出される排水と、前記洗浄室に供給する水を貯留する貯湯タンクに供給される給水と、の間で熱交換を行う熱交換部を備え、
    前記熱交換部の周囲の少なくとも一部には、熱を発生する熱源部が配置されており
    前記熱源部は、前記貯湯タンクから前記洗浄室に水を圧送する濯ぎポンプの駆動部及び前記被洗浄物の洗浄及び濯ぎに用いられた後に洗浄タンクに回収された洗浄水を前記被洗浄物に噴射する噴射部に圧送する洗浄ポンプの駆動部のうちの少なくとも一つであり、
    前記熱交換部は、前記排水及び前記給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、前記筐体により形成される前記空間に配置され、前記排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、
    前記熱交換部の前記筐体は、前記濯ぎポンプの駆動部及び/又は前記洗浄ポンプの駆動部に接触して配置されている、洗浄機。
  4. 被洗浄物の洗浄及び濯ぎが行われる洗浄室から排出される排水と、前記洗浄室に供給する水を貯留する貯湯タンクに供給される給水と、の間で熱交換を行う熱交換部を備え、
    前記熱交換部の周囲の少なくとも一部には、熱を発生する熱源部において発生する熱を伝熱する媒体が配置されており
    前記熱源部は、前記貯湯タンクから前記洗浄室に水を圧送する濯ぎポンプの駆動部及び前記被洗浄物の洗浄及び濯ぎに用いられた後に洗浄タンクに回収された洗浄水を前記被洗浄物に噴射する噴射部に圧送する洗浄ポンプの駆動部のうちの少なくとも一つであり、
    前記熱交換部は、前記排水及び前記給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、前記筐体により形成される前記空間に配置され、前記排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、
    前記熱交換部の前記筐体は、前記濯ぎポンプの駆動部及び/又は前記洗浄ポンプの駆動部に対し、前記媒体としての熱伝導性のバンドを介して接触されている、洗浄機。
  5. 被洗浄物の洗浄及び濯ぎが行われる洗浄室から排出される排水と、前記洗浄室に供給する水を貯留する貯湯タンクに供給される給水と、の間で熱交換を行う熱交換部を備え、
    前記熱交換部の周囲の少なくとも一部には、熱を発生する熱源部が配置されており
    前記熱源部は、前記貯湯タンクから前記洗浄室に水を圧送する濯ぎポンプの駆動部、前記被洗浄物の洗浄及び濯ぎに用いられた後に洗浄タンクに回収された洗浄水を前記被洗浄物に噴射する噴射部に圧送する洗浄ポンプの駆動部、及び電装ボックスのうちの少なくとも一つであり、
    前記熱交換部は、前記排水及び前記給水の一方が流通可能な空間が形成された筐体と、前記筐体により形成される前記空間に配置され、前記排水及び給水の他方が流れる管部と、の間で熱交換が可能に形成されており、
    前記熱交換部は、前記熱源部に向けて風を送風する送風部の風の流れにおいて、前記熱源部よりも下流側に配置されている、洗浄機。
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