JP2000018429A - 給水制御装置 - Google Patents
給水制御装置Info
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- JP2000018429A JP2000018429A JP10201297A JP20129798A JP2000018429A JP 2000018429 A JP2000018429 A JP 2000018429A JP 10201297 A JP10201297 A JP 10201297A JP 20129798 A JP20129798 A JP 20129798A JP 2000018429 A JP2000018429 A JP 2000018429A
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- JP
- Japan
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- water supply
- water
- supply valve
- abnormality
- control device
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 給水弁の異物噛み込みによる閉鎖不良を回避
する。 【解決手段】 洗浄室内のオーバーフロースイッチのオ
ン動作(S1)により給水異常が検知されたなら、30
秒間、給水弁を開放させるとともに排水ポンプを駆動す
る(S5、S6)。異物の噛み込みにより給水弁の閉鎖
不良である場合には、給水弁を開放して多量の水が通過
する際に異物が押し流されて除去される可能性が高い。
その後、再び給水弁を閉鎖させるとともに排水ポンプを
停止し(S7)、オーバーフロースイッチにより異常の
解消の有無を確認する。
する。 【解決手段】 洗浄室内のオーバーフロースイッチのオ
ン動作(S1)により給水異常が検知されたなら、30
秒間、給水弁を開放させるとともに排水ポンプを駆動す
る(S5、S6)。異物の噛み込みにより給水弁の閉鎖
不良である場合には、給水弁を開放して多量の水が通過
する際に異物が押し流されて除去される可能性が高い。
その後、再び給水弁を閉鎖させるとともに排水ポンプを
停止し(S7)、オーバーフロースイッチにより異常の
解消の有無を確認する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗浄機の洗浄
室や洗濯機の洗濯槽に外部より水を供給して貯留するた
めの給水制御装置に関する。
室や洗濯機の洗濯槽に外部より水を供給して貯留するた
めの給水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば食器洗浄機では、食器類を収納し
た洗浄室の底部に水を貯留し、その水を吸引して洗浄室
内に配設したノズルから食器類に水を噴射して汚れを洗
い落とし、固形物(食物の残滓等)をフィルタで除去し
た洗浄水を再びノズルに循環させるようになっている。
外部の水道栓等から洗浄室内に水を供給するために給水
管(ホース)が配設されており、その給水管は電磁開閉
式の給水弁により開放又は閉鎖される構成になってい
る。
た洗浄室の底部に水を貯留し、その水を吸引して洗浄室
内に配設したノズルから食器類に水を噴射して汚れを洗
い落とし、固形物(食物の残滓等)をフィルタで除去し
た洗浄水を再びノズルに循環させるようになっている。
外部の水道栓等から洗浄室内に水を供給するために給水
管(ホース)が配設されており、その給水管は電磁開閉
式の給水弁により開放又は閉鎖される構成になってい
る。
【0003】こうした給水弁の開閉動作はサイリスタ等
の電力半導体スイッチを含む給水弁駆動回路により制御
されるが、一般に、この駆動回路が駆動電流を導通(つ
まりオン)させたときに給水弁は開放し、駆動電流が遮
断(つまりオフ)されると給水弁は自発的に閉鎖する構
成となっている。
の電力半導体スイッチを含む給水弁駆動回路により制御
されるが、一般に、この駆動回路が駆動電流を導通(つ
まりオン)させたときに給水弁は開放し、駆動電流が遮
断(つまりオフ)されると給水弁は自発的に閉鎖する構
成となっている。
【0004】給水弁は、種々の要因により開閉動作に不
具合が生じる可能性がある。例えば、駆動回路が故障し
て給水弁に駆動電流が流れ続けた状態になると、給水弁
は開いたままで給水が停止しなくなる。勿論、食器洗浄
機では洗浄室から水を排出するために排水ポンプが備え
られており、その排水流量は給水管を通しての給水流量
よりも大きいから、異常時に排水ポンプを駆動しさえす
れば洗浄室から水が溢れ出すことはない。しかしなが
ら、使用者が気が付いて水道栓を閉鎖するまで水が無駄
に流れ続けることになる。
具合が生じる可能性がある。例えば、駆動回路が故障し
て給水弁に駆動電流が流れ続けた状態になると、給水弁
は開いたままで給水が停止しなくなる。勿論、食器洗浄
機では洗浄室から水を排出するために排水ポンプが備え
られており、その排水流量は給水管を通しての給水流量
よりも大きいから、異常時に排水ポンプを駆動しさえす
れば洗浄室から水が溢れ出すことはない。しかしなが
ら、使用者が気が付いて水道栓を閉鎖するまで水が無駄
に流れ続けることになる。
【0005】これに対し、特開平7−313789号公
報に記載の給水弁制御装置では、給水弁駆動回路の異常
を検知すると、その回路への商用電源の供給を強制的に
遮断して給水弁駆動回路の動作を停止させることにより
給水弁を閉鎖している。
報に記載の給水弁制御装置では、給水弁駆動回路の異常
を検知すると、その回路への商用電源の供給を強制的に
遮断して給水弁駆動回路の動作を停止させることにより
給水弁を閉鎖している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、給水弁が閉
鎖しようとする際に、水に混入した固形物(例えば水道
管の内側に付着している錆の破片等)を噛み込んで閉鎖
不能になったような場合には、上記従来技術のように給
水弁駆動回路の動作を停止させても給水弁は完全に閉鎖
することができず、使用者が異常に気付いて給水栓を閉
めるまで無駄に水が流れてしまうという問題がある。
鎖しようとする際に、水に混入した固形物(例えば水道
管の内側に付着している錆の破片等)を噛み込んで閉鎖
不能になったような場合には、上記従来技術のように給
水弁駆動回路の動作を停止させても給水弁は完全に閉鎖
することができず、使用者が異常に気付いて給水栓を閉
めるまで無駄に水が流れてしまうという問題がある。
【0007】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
のであり、その目的とするところは、給水弁の異物噛み
込みによる閉鎖異常を迅速に解消し、無駄な水が多量に
流れることを防止することができる給水制御装置を提供
することにある。
のであり、その目的とするところは、給水弁の異物噛み
込みによる閉鎖異常を迅速に解消し、無駄な水が多量に
流れることを防止することができる給水制御装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明は、給水弁を備えた給水管を通して貯水槽内に水を
送り込む給水制御装置において、 a)前記給水弁の閉鎖不良による異常を検知する異常検知
手段と、 b)前記給水弁を閉鎖すべく制御した際に、前記異常検知
手段にて異常が検知されたならば、所定時間だけ該給水
弁を開放させた後に再び閉鎖すべく制御する給水弁制御
手段と、 を備えることを特徴としている。
発明は、給水弁を備えた給水管を通して貯水槽内に水を
送り込む給水制御装置において、 a)前記給水弁の閉鎖不良による異常を検知する異常検知
手段と、 b)前記給水弁を閉鎖すべく制御した際に、前記異常検知
手段にて異常が検知されたならば、所定時間だけ該給水
弁を開放させた後に再び閉鎖すべく制御する給水弁制御
手段と、 を備えることを特徴としている。
【0009】この発明に係る給水制御装置では、異常検
知手段は給水弁が閉鎖すべきときに閉鎖していないこと
を検知する。給水弁制御手段は、この給水弁の閉鎖不良
が検知されたならば、給水弁を閉鎖させるための動作を
止めて、反対に、所定時間だけ給水弁が開放するような
制御を行う。異物の噛み込みにより給水弁が閉鎖不能と
なっている場合には、給水弁が一旦開放した際に多量の
水がその給水弁を通過することにより異物が押し流され
る可能性が高い。従って、給水弁制御手段が再び給水弁
を閉鎖させようとしたときには、既に異物は除去されて
おり給水弁は確実に閉鎖する。
知手段は給水弁が閉鎖すべきときに閉鎖していないこと
を検知する。給水弁制御手段は、この給水弁の閉鎖不良
が検知されたならば、給水弁を閉鎖させるための動作を
止めて、反対に、所定時間だけ給水弁が開放するような
制御を行う。異物の噛み込みにより給水弁が閉鎖不能と
なっている場合には、給水弁が一旦開放した際に多量の
水がその給水弁を通過することにより異物が押し流され
る可能性が高い。従って、給水弁制御手段が再び給水弁
を閉鎖させようとしたときには、既に異物は除去されて
おり給水弁は確実に閉鎖する。
【0010】前記異常検知手段としては種々の構成が考
えられるが、例えば、貯水槽内の水位が所定以上に達し
たことを検知したときに異常であると判定する構成とす
ることができる。これによれば、給水弁の閉鎖異常を簡
単な構成でもって確実に検知することができる。
えられるが、例えば、貯水槽内の水位が所定以上に達し
たことを検知したときに異常であると判定する構成とす
ることができる。これによれば、給水弁の閉鎖異常を簡
単な構成でもって確実に検知することができる。
【0011】また、本発明に係る給水制御装置では、前
記貯水槽に接続された排水管を通して外部へ水を排出す
る排水手段を更に備え、前記制御手段は、所定時間だけ
給水弁を開放させている期間中、該排水手段により貯水
槽内の水を排出する構成とすることができる。これによ
れば、貯水槽から水が溢れ出すことを防止できる。
記貯水槽に接続された排水管を通して外部へ水を排出す
る排水手段を更に備え、前記制御手段は、所定時間だけ
給水弁を開放させている期間中、該排水手段により貯水
槽内の水を排出する構成とすることができる。これによ
れば、貯水槽から水が溢れ出すことを防止できる。
【0012】また、上述のような給水弁の開放によって
異常が解消されるのは異物の噛み込み等が原因である場
合であって、例えば駆動回路の故障等により給水弁が閉
鎖しない場合には上記動作をいくら繰り返しても異常は
解消されない。そこで、本発明では、外部に対し異常を
報知する異常報知手段を備え、前記制御手段は、所定回
数、給水弁の開放動作を行った後になお異常が検知され
る場合には、該異常報知手段を駆動することを構成とす
ることが好ましい。ここで異常報知手段としては、ブザ
ーの鳴動やランプの点灯等により使用者の注意を喚起す
るものが利用できる。
異常が解消されるのは異物の噛み込み等が原因である場
合であって、例えば駆動回路の故障等により給水弁が閉
鎖しない場合には上記動作をいくら繰り返しても異常は
解消されない。そこで、本発明では、外部に対し異常を
報知する異常報知手段を備え、前記制御手段は、所定回
数、給水弁の開放動作を行った後になお異常が検知され
る場合には、該異常報知手段を駆動することを構成とす
ることが好ましい。ここで異常報知手段としては、ブザ
ーの鳴動やランプの点灯等により使用者の注意を喚起す
るものが利用できる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る給水制御装置では、給水弁
が閉鎖動作をする際に異物を噛み込んで閉鎖不能になっ
た場合、一旦給水弁が開放されることにより異物が除去
され、元の正常状態に復帰する。従って、使用者の手を
煩わすことなく自動的に復帰が可能である。また、無駄
に流れる水の量を抑えることができる。
が閉鎖動作をする際に異物を噛み込んで閉鎖不能になっ
た場合、一旦給水弁が開放されることにより異物が除去
され、元の正常状態に復帰する。従って、使用者の手を
煩わすことなく自動的に復帰が可能である。また、無駄
に流れる水の量を抑えることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による給水制御装置を食器洗浄
機に適用した一実施例について図面を参照して説明す
る。なお、本発明は、食器洗浄機のみならず、例えば洗
濯機等、水道水やその他の水(例えば風呂の残り湯)を
給水する装置全般に利用することができる。
機に適用した一実施例について図面を参照して説明す
る。なお、本発明は、食器洗浄機のみならず、例えば洗
濯機等、水道水やその他の水(例えば風呂の残り湯)を
給水する装置全般に利用することができる。
【0015】図1は、本実施例の食器洗浄機の構成を示
す側面断面図である。まず、図1により全体の構成を説
明する。機枠1の内部には洗浄室(乾燥室を兼用する)
2が配設され、洗浄室2の前面開口には、その下端が軸
支されるドア3が手前方向(図1では左方向)に開放す
るように設けられている。洗浄室2の底部中央には回転
自在のノズルアーム4が設けられ、その上面には所定の
角度をもって噴射孔5が形成されている。洗浄室2の底
部には、循環口7及び排水口8が側方に設けられた貯水
槽6が連通して配設されており、該貯水槽6の上面、つ
まり洗浄室2との間には、食器類から流れ落ちた残菜類
を捕集するためのメッシュ状のフィルタ9が設けられて
いる。
す側面断面図である。まず、図1により全体の構成を説
明する。機枠1の内部には洗浄室(乾燥室を兼用する)
2が配設され、洗浄室2の前面開口には、その下端が軸
支されるドア3が手前方向(図1では左方向)に開放す
るように設けられている。洗浄室2の底部中央には回転
自在のノズルアーム4が設けられ、その上面には所定の
角度をもって噴射孔5が形成されている。洗浄室2の底
部には、循環口7及び排水口8が側方に設けられた貯水
槽6が連通して配設されており、該貯水槽6の上面、つ
まり洗浄室2との間には、食器類から流れ落ちた残菜類
を捕集するためのメッシュ状のフィルタ9が設けられて
いる。
【0016】洗浄室2の底面下方には洗浄兼排水ポンプ
10が配置されており、洗浄時には貯水槽6の循環口7
から吸い込んだ水をノズルアーム4へ送出し、排水時に
は貯水槽6の排水口8から吸い込んだ水を排水ホース1
1を通して外部へと排出する。一方、給水弁12を介し
て外部より供給された水は、洗浄室2の後方に配設され
た給水口13から洗浄室2内に注がれる。洗浄室2の後
方には洗浄室2内の水位を検知するためのフロート(図
示せず)を備える水位検知室14が配置されており、洗
浄室2内の水は図示せぬ連通口を通して該水位検知室1
4にも流れ込む。更には、洗浄室2底部には、ノズルア
ーム4の回転軸の周囲を大きく周回して、洗浄水やすす
ぎ水を温めるとともに乾燥時には洗浄室2内の空気の温
度を高めるためのループ状のシーズヒータ15が設けら
れている。
10が配置されており、洗浄時には貯水槽6の循環口7
から吸い込んだ水をノズルアーム4へ送出し、排水時に
は貯水槽6の排水口8から吸い込んだ水を排水ホース1
1を通して外部へと排出する。一方、給水弁12を介し
て外部より供給された水は、洗浄室2の後方に配設され
た給水口13から洗浄室2内に注がれる。洗浄室2の後
方には洗浄室2内の水位を検知するためのフロート(図
示せず)を備える水位検知室14が配置されており、洗
浄室2内の水は図示せぬ連通口を通して該水位検知室1
4にも流れ込む。更には、洗浄室2底部には、ノズルア
ーム4の回転軸の周囲を大きく周回して、洗浄水やすす
ぎ水を温めるとともに乾燥時には洗浄室2内の空気の温
度を高めるためのループ状のシーズヒータ15が設けら
れている。
【0017】上記食器洗浄機により食器類の洗浄を行な
う際には、使用者は図示せぬ食器篭に食器類を収納し、
ドア3を開いて該食器篭を洗浄室2内に設置する。洗浄
が開始されると、給水弁12が開放されて洗浄室2底部
及び貯水槽6に所定量の水が溜められる。この水はシー
ズヒータ15により所定温度(通常60℃程度)にまで
加熱される。洗浄兼排水ポンプ10が駆動されると、該
洗浄兼排水ポンプ10は貯水槽6の循環口7から温水を
吸引しノズルアーム4へと送出する。水は小径の噴射孔
5より勢いよく飛び出し、水の噴射の反動によりノズル
アーム4は回転する。これにより、水は食器類に当たっ
て洗浄室2底部に流れ落ち、フィルタ9により固形物が
除去されて貯水槽6に循環する。所定時間(10分程
度)の洗浄が終了すると、洗浄兼排水ポンプ10は貯水
槽6の排水口8から吸引した水を排水ホース11へと吐
出し、洗浄室2底部の水を排出する。
う際には、使用者は図示せぬ食器篭に食器類を収納し、
ドア3を開いて該食器篭を洗浄室2内に設置する。洗浄
が開始されると、給水弁12が開放されて洗浄室2底部
及び貯水槽6に所定量の水が溜められる。この水はシー
ズヒータ15により所定温度(通常60℃程度)にまで
加熱される。洗浄兼排水ポンプ10が駆動されると、該
洗浄兼排水ポンプ10は貯水槽6の循環口7から温水を
吸引しノズルアーム4へと送出する。水は小径の噴射孔
5より勢いよく飛び出し、水の噴射の反動によりノズル
アーム4は回転する。これにより、水は食器類に当たっ
て洗浄室2底部に流れ落ち、フィルタ9により固形物が
除去されて貯水槽6に循環する。所定時間(10分程
度)の洗浄が終了すると、洗浄兼排水ポンプ10は貯水
槽6の排水口8から吸引した水を排水ホース11へと吐
出し、洗浄室2底部の水を排出する。
【0018】その後、給水弁12を開放してすすぎのた
めの清浄な水を新たに洗浄室2に導入し、洗浄時と同様
にして1分程度のすすぎを実行する。水によるすすぎを
2〜3回繰り返した後、洗浄室2に水を導入し、その水
をシーズヒータ15により70〜80℃程度の温度にま
で加熱する。そして、この熱湯により最終すすぎを行な
う。これにより、食器類の殺菌が行なえるとともに、食
器類が温まるので次行程の乾燥運転時に迅速な乾燥が行
なえる。最終すすぎの後には、洗浄室2底部の水を排出
し、シーズヒータ15により洗浄室2内の空気を加熱し
て食器類を乾燥させる。
めの清浄な水を新たに洗浄室2に導入し、洗浄時と同様
にして1分程度のすすぎを実行する。水によるすすぎを
2〜3回繰り返した後、洗浄室2に水を導入し、その水
をシーズヒータ15により70〜80℃程度の温度にま
で加熱する。そして、この熱湯により最終すすぎを行な
う。これにより、食器類の殺菌が行なえるとともに、食
器類が温まるので次行程の乾燥運転時に迅速な乾燥が行
なえる。最終すすぎの後には、洗浄室2底部の水を排出
し、シーズヒータ15により洗浄室2内の空気を加熱し
て食器類を乾燥させる。
【0019】図2は、この食器洗浄機の制御系の要部の
構成図である。制御部20はCPU、ROM、RAM、
タイマ等を含んで成る周知のマイクロコンピュータを中
心に構成されており、負荷駆動部21、オーバーフロー
スイッチ(OFSW)22、警告ブザー23が接続され
ている。負荷駆動部21は制御部20からの駆動制御出
力を受け、給水弁12、洗浄兼排水ポンプ10、ヒータ
15の動作を制御する。より詳しく言うと、給水弁12
に対しては開放動作時には駆動電流を供給し、閉鎖動作
時には駆動電流を遮断する。また、上記水位検知室14
内には所定の位置にオーバーフロー水位が設定されてお
り、給水された水がその水位以上に上昇するとOFSW
22がオンするようになっている。
構成図である。制御部20はCPU、ROM、RAM、
タイマ等を含んで成る周知のマイクロコンピュータを中
心に構成されており、負荷駆動部21、オーバーフロー
スイッチ(OFSW)22、警告ブザー23が接続され
ている。負荷駆動部21は制御部20からの駆動制御出
力を受け、給水弁12、洗浄兼排水ポンプ10、ヒータ
15の動作を制御する。より詳しく言うと、給水弁12
に対しては開放動作時には駆動電流を供給し、閉鎖動作
時には駆動電流を遮断する。また、上記水位検知室14
内には所定の位置にオーバーフロー水位が設定されてお
り、給水された水がその水位以上に上昇するとOFSW
22がオンするようになっている。
【0020】図3は、本発明の特徴である給水制御動作
を示すフローチャートである。図3に沿って以下に動作
を説明する。(なお、給水動作に関連して洗浄兼排水ポ
ンプ10は排水に寄与するので、図3中では洗浄兼排水
ポンプ10を「排水ポンプ」と記載している。)
を示すフローチャートである。図3に沿って以下に動作
を説明する。(なお、給水動作に関連して洗浄兼排水ポ
ンプ10は排水に寄与するので、図3中では洗浄兼排水
ポンプ10を「排水ポンプ」と記載している。)
【0021】制御部20は、電源が投入されている期間
中、所定時間間隔でOFSW22がオンしているか否か
を繰り返し判定する(ステップS1)。給水弁12や洗
浄兼排水ポンプ10の動作が正常である場合には、水位
検知室14内の水位はオーバーフロー水位に到達しない
ようになっている。従って、OFSW22がオンするの
は、その原因は不明であるものの何らかの異常が発生し
ていると判断できる。そこで、制御部20は、OFSW
22がオンしている場合に外部制御出力を全てオフにす
る(ステップS2)。これにより、負荷駆動部21から
給水弁12、洗浄兼排水ポンプ10、ヒータ15へ供給
される駆動電流は停止され、その結果、給水弁12は閉
鎖し、洗浄兼排水ポンプ10及びヒータ15はいずれも
停止する。そして、制御部20は内部のOFSW動作カ
ウンタのカウント値をインクリメントする(ステップS
3)。なお、このカウンタのカウント値は電源投入時に
「0」にリセットされている。
中、所定時間間隔でOFSW22がオンしているか否か
を繰り返し判定する(ステップS1)。給水弁12や洗
浄兼排水ポンプ10の動作が正常である場合には、水位
検知室14内の水位はオーバーフロー水位に到達しない
ようになっている。従って、OFSW22がオンするの
は、その原因は不明であるものの何らかの異常が発生し
ていると判断できる。そこで、制御部20は、OFSW
22がオンしている場合に外部制御出力を全てオフにす
る(ステップS2)。これにより、負荷駆動部21から
給水弁12、洗浄兼排水ポンプ10、ヒータ15へ供給
される駆動電流は停止され、その結果、給水弁12は閉
鎖し、洗浄兼排水ポンプ10及びヒータ15はいずれも
停止する。そして、制御部20は内部のOFSW動作カ
ウンタのカウント値をインクリメントする(ステップS
3)。なお、このカウンタのカウント値は電源投入時に
「0」にリセットされている。
【0022】その後、制御部20はそのカウント値が
「5」未満であるか否かを判定し(ステップS4)、カ
ウント値が「5」未満である場合には、給水弁12及び
洗浄兼排水ポンプ10をオンさせるように駆動制御出力
を送出する(ステップS5)。これにより給水弁12は
開放する。もし給水弁12が異物を噛み込んで閉鎖不可
能であるためにオーバーフローが生じていた場合、給水
弁12を一旦開放すると多量の水が給水弁12を通過す
るため、その異物が押し流されて噛み込みが解除される
可能性が高い。一方、この間、洗浄室2内には水が流入
し続けるため、溢水を回避するために洗浄兼排水ポンプ
10を作動させて洗浄室2内からの排水を行う。この排
水流量は給水流量よりも大きいから、洗浄兼排水ポンプ
10を作動させておけば溢水が生じる恐れはなく、時間
経過に伴い水位検知室14内の水位は一旦オーバーフロ
ー水位よりも低下し、OFSW22はオフする。
「5」未満であるか否かを判定し(ステップS4)、カ
ウント値が「5」未満である場合には、給水弁12及び
洗浄兼排水ポンプ10をオンさせるように駆動制御出力
を送出する(ステップS5)。これにより給水弁12は
開放する。もし給水弁12が異物を噛み込んで閉鎖不可
能であるためにオーバーフローが生じていた場合、給水
弁12を一旦開放すると多量の水が給水弁12を通過す
るため、その異物が押し流されて噛み込みが解除される
可能性が高い。一方、この間、洗浄室2内には水が流入
し続けるため、溢水を回避するために洗浄兼排水ポンプ
10を作動させて洗浄室2内からの排水を行う。この排
水流量は給水流量よりも大きいから、洗浄兼排水ポンプ
10を作動させておけば溢水が生じる恐れはなく、時間
経過に伴い水位検知室14内の水位は一旦オーバーフロ
ー水位よりも低下し、OFSW22はオフする。
【0023】給水弁12の開放動作後、30秒が経過し
たか否かを判定し(ステップS6)、30秒が経過した
ならば、給水弁12及び洗浄兼排水ポンプ10をオフさ
せるように駆動制御出力を送出する(ステップS7)。
これにより、給水弁12は閉鎖し、洗浄兼排水ポンプ1
0は排水動作を停止する。上記ステップS5、S6の処
理期間中(つまり30秒の間)に異物の噛み込みが解消
されていた場合には、ここで給水弁12は完全に閉鎖す
るから、水位はそれ以上上昇しない。従って、その後ス
テップS1の処理に戻ったとき、制御部20はOFSW
22がオフであると判定し、その他の必要な処理(例え
ば上述の食器の洗浄動作など)を実行する。
たか否かを判定し(ステップS6)、30秒が経過した
ならば、給水弁12及び洗浄兼排水ポンプ10をオフさ
せるように駆動制御出力を送出する(ステップS7)。
これにより、給水弁12は閉鎖し、洗浄兼排水ポンプ1
0は排水動作を停止する。上記ステップS5、S6の処
理期間中(つまり30秒の間)に異物の噛み込みが解消
されていた場合には、ここで給水弁12は完全に閉鎖す
るから、水位はそれ以上上昇しない。従って、その後ス
テップS1の処理に戻ったとき、制御部20はOFSW
22がオフであると判定し、その他の必要な処理(例え
ば上述の食器の洗浄動作など)を実行する。
【0024】一方、上記ステップS5、S6の期間中に
異物の噛み込みが解消されなかった場合、或いは、他の
要因(例えば負荷駆動部21の故障等)によって給水弁
12が閉鎖しない場合には、上記ステップS7にて給水
弁12の閉鎖が指示された後にも水が洗浄室2に流れ込
み続けるため、次にステップS1の処理に戻ったとき、
制御部20は再びOFSW22がオンしたと判定し、上
記ステップS2以降の処理に進む。ステップS1にてO
FSW22がオンであると判定される状態が4回発生す
るまでは、上述のステップS2〜S7の処理を繰り返す
ことにより、給水弁12の閉鎖不良の自動復帰動作が試
みられる。通常、異物の噛み込みで給水弁12が閉鎖し
ない場合には、その4回の試行でもって異常が解消され
る筈である。
異物の噛み込みが解消されなかった場合、或いは、他の
要因(例えば負荷駆動部21の故障等)によって給水弁
12が閉鎖しない場合には、上記ステップS7にて給水
弁12の閉鎖が指示された後にも水が洗浄室2に流れ込
み続けるため、次にステップS1の処理に戻ったとき、
制御部20は再びOFSW22がオンしたと判定し、上
記ステップS2以降の処理に進む。ステップS1にてO
FSW22がオンであると判定される状態が4回発生す
るまでは、上述のステップS2〜S7の処理を繰り返す
ことにより、給水弁12の閉鎖不良の自動復帰動作が試
みられる。通常、異物の噛み込みで給水弁12が閉鎖し
ない場合には、その4回の試行でもって異常が解消され
る筈である。
【0025】換言すれば、ステップS4にてカウント値
が5に達した場合には、その異常が異物の噛み込みによ
るものでなく、他の要因によるものであると判断するこ
とができる。これは、ステップS5、S6の処理によっ
ては解決が不可能であるから、制御部20は警告ブザー
23を駆動し警告音を発生させて異常を報知する(ステ
ップS8)。更に、洗浄兼排水ポンプ10をオンするよ
うに駆動制御出力を送出する(ステップS9)。これに
より、閉鎖不能な給水弁12を通過して水が洗浄室2内
に流入する一方、洗浄室2内の水は洗浄兼排水ポンプ1
0により外部に排出されるので溢水が回避される。な
お、警告ブザー23の代わりに表示ランプの点灯など他
の方法によって異常を報知する構成としてもよい。
が5に達した場合には、その異常が異物の噛み込みによ
るものでなく、他の要因によるものであると判断するこ
とができる。これは、ステップS5、S6の処理によっ
ては解決が不可能であるから、制御部20は警告ブザー
23を駆動し警告音を発生させて異常を報知する(ステ
ップS8)。更に、洗浄兼排水ポンプ10をオンするよ
うに駆動制御出力を送出する(ステップS9)。これに
より、閉鎖不能な給水弁12を通過して水が洗浄室2内
に流入する一方、洗浄室2内の水は洗浄兼排水ポンプ1
0により外部に排出されるので溢水が回避される。な
お、警告ブザー23の代わりに表示ランプの点灯など他
の方法によって異常を報知する構成としてもよい。
【0026】また、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜修正や変更を行えることは明らかで
ある。
の趣旨の範囲で適宜修正や変更を行えることは明らかで
ある。
【0027】例えば、上記実施例ではOFSW22によ
り洗浄室2内の水位異常を検知しているが、給水弁12
の下流側に流量センサ(流れの有無を検知できる程度の
簡易的なものでよい)を備え、制御部20は、給水弁1
2をオフさせるように駆動制御出力を送出しているとき
にその流量センサにより水の流れを検知した場合には給
水弁12の閉鎖が不良であると判定する構成としてもよ
い。
り洗浄室2内の水位異常を検知しているが、給水弁12
の下流側に流量センサ(流れの有無を検知できる程度の
簡易的なものでよい)を備え、制御部20は、給水弁1
2をオフさせるように駆動制御出力を送出しているとき
にその流量センサにより水の流れを検知した場合には給
水弁12の閉鎖が不良であると判定する構成としてもよ
い。
【図1】 本発明による給水制御装置の一実施例を適用
した食器洗浄機の構成を示す側面断面図。
した食器洗浄機の構成を示す側面断面図。
【図2】 この食器洗浄機の制御系の要部の構成図。
【図3】 この食器洗浄機の給水制御動作を示すフロー
チャート。
チャート。
2…洗浄室 6…貯水槽 10…洗浄兼排水ポンプ 12…給水弁 14…水位検知室 15…シーズヒータ 20…制御部 21…負荷駆動部 22…オーバーフロースイッチ(OFSW) 23…警告ブザー
Claims (4)
- 【請求項1】 給水弁を備えた給水管を通して貯水槽内
に水を送り込む給水制御装置において、 a)前記給水弁の閉鎖不良による異常を検知する異常検知
手段と、 b)前記給水弁を閉鎖すべく制御した際に、前記異常検知
手段にて異常が検知されたならば、所定時間だけ該給水
弁を開放させた後に再び閉鎖すべく制御する給水弁制御
手段と、 を備えることを特徴とする給水制御装置。 - 【請求項2】 前記異常検知手段は、貯水槽内の水位が
所定以上に達したことを検知したときに異常であると判
定することを特徴とする請求項1に記載の給水制御装
置。 - 【請求項3】 前記貯水槽に接続された排水管を通して
外部へ水を排出する排水手段を更に備え、前記制御手段
は、所定時間だけ給水弁を開放させている期間中、該排
水手段により貯水槽内の水を排出することを特徴とする
請求項2に記載の給水制御装置。 - 【請求項4】 外部に対し異常を報知する異常報知手段
を備え、前記制御手段は、所定回数、給水弁の開放動作
を行った後になお異常が検知される場合には、該異常報
知手段を駆動することを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の給水制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201297A JP2000018429A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 給水制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201297A JP2000018429A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 給水制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000018429A true JP2000018429A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16438663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10201297A Pending JP2000018429A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 給水制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000018429A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007202933A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Rinnai Corp | 食器洗い機 |
JP2010187779A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Rinnai Corp | 給水弁装置 |
JP2012034907A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Harman Co Ltd | 食器洗浄機 |
CN111275587A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-06-12 | 上海锦同智能科技有限公司 | 一种基于物联网的校园智慧管理系统 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP10201297A patent/JP2000018429A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007202933A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Rinnai Corp | 食器洗い機 |
JP2010187779A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Rinnai Corp | 給水弁装置 |
JP2012034907A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Harman Co Ltd | 食器洗浄機 |
CN111275587A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-06-12 | 上海锦同智能科技有限公司 | 一种基于物联网的校园智慧管理系统 |
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