JP2001087204A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2001087204A
JP2001087204A JP26666399A JP26666399A JP2001087204A JP 2001087204 A JP2001087204 A JP 2001087204A JP 26666399 A JP26666399 A JP 26666399A JP 26666399 A JP26666399 A JP 26666399A JP 2001087204 A JP2001087204 A JP 2001087204A
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JP
Japan
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water
water level
water storage
level
upper limit
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JP26666399A
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English (en)
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Seiji Moriguchi
誠治 森口
Hideaki Kishine
秀明 岸根
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Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯水部から水が溢れることを防止した食器洗浄
機を提供する。 【解決手段】食器洗浄機1は、貯水部6内の水の水位が
洗浄水位L0 以上となったときにONする洗浄水位スイ
ッチ12aと、貯水部6内の水の水位が上限水位L1
上となったときにONする上限水位スイッチ12bとを
有する。制御ユニット24に備えたマイコンは、上限水
位スイッチ12bがONしたときに、貯水部6内の水の
水位が洗浄水位L0 よりも低くなるまで排水ポンプ13
により貯水部6内の水を排水し、該排水の終了後、洗浄
水位スイッチ12aがONするか又は上限水位スイッチ
12bがONする度に、貯水部6内の水の水位が洗浄水
位L 0 よりも低くなるまで排水ポンプ13により貯水部
6内の水を排水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、貯水部に貯めた
水を使用して食器を洗浄する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器を収容する洗浄槽に貯水
部を有し、該貯水部に貯められた水を食器に噴出して食
器を洗浄する食器洗浄機が知られている。かかる食器洗
浄機においては、食器を洗浄する際に貯水部内に所定の
洗浄水位まで水を貯めるために、該貯水部内の水の水位
が該洗浄水位以上となったときにONする洗浄水位セン
サが設けられる。
【0003】そして、貯水部と接続された給水管には該
給水管を開閉する給水電磁弁が設けられ、該給水電磁弁
を開弁して貯水部への給水を開始し、洗浄水位センサが
ONしたときに該給水電磁弁を閉弁して貯水部への給水
を終了することで、貯水部内に洗浄水位まで給水してい
た。このように、洗浄水位センサが正常に作動していれ
ば、貯水部内に前記洗浄水位を越えて給水が行われるこ
とはない。
【0004】しかし、洗浄水位センサが故障して貯水部
内の水の水位が洗浄水位以上となったことを検出するこ
とができなくなったときには、洗浄水位を超える給水が
行われて貯水部から水が溢れてしまう。
【0005】そこで、貯水部内の水の水位が、前記洗浄
水位よりも高く、且つ、貯水部から水が溢れる水位(溢
水水位)よりもわずかに低い水位に設定された上限水位
以上となったときにONする上限水位センサを設け、該
上限水位センサがONしたときは、給水電磁弁を閉弁し
て貯水部への給水を停止し、貯水部内の水を強制的に排
出する上限排水処理を行うことで、貯水部から水が溢れ
ることを防止するようにした食器洗浄機が知られてい
る。
【0006】このように、上限水位センサを設けて前記
上限排水処理を行うことによって、洗浄水位センサが故
障した場合に貯水部から水が溢れてしまうことを防止す
ることができる。しかし、本願発明者らは、前記上限排
水処理を行っても貯水部から水が溢れてしまうことが生
じ得ることを知見した。即ち、給水電磁弁が開弁故障し
た場合には、貯水部への給水を停止することができなく
なり、貯水部への給水が継続される状態となる。そのた
め、前記上限排水処理を行って貯水部内の水を排出して
も、前記上限排水処理が終了すると、貯水部への給水に
より貯水部内の水の水位が再び上昇して貯水部から水が
溢れてしまうという不都合があることを知見した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、貯水部から水が溢れることを防止した食器洗
浄機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、貯水部を有するととも
に食器を収容する洗浄槽と、該貯水部に給水する給水手
段と、前記貯水部内の水の水位が所定の洗浄水位以上と
なったことを検出する洗浄水位センサと、前記貯水部内
の水の水位が前記洗浄水位よりも高く且つ前記貯水部か
ら水が溢れる水位よりも低い範囲で設定した上限水位以
上となったことを検出する上限水位センサと、前記貯水
部内の水を排水する排水手段とを有し、前記上限水位セ
ンサにより前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上
となったことが検出されたときに、前記給水手段による
前記貯水部への給水を停止して前記排水手段により前記
貯水部内の水を排水する水位監視手段を備えた食器洗浄
機の改良に関する。
【0009】そして、本発明の第1の態様は、前記水位
監視手段は、前記上限排水処理の終了後、前記貯水部内
の水の水位が前記洗浄水位以上となったことが前記洗浄
水位センサによって検出されるか、又は前記貯水部内の
水の水位が前記上限水位以上となったことが前記上限水
位センサによって検出される度に、前記排水手段により
前記貯水部内の水を排水することを特徴とする。
【0010】かかる本発明によれば、前記給水手段が故
障して前記貯水部への給水が継続して行われる状態とな
り、前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上となる
と、前記水位監視手段は先ず前記上限排水処理を行って
前記貯水部内の水を排水する。そして、前記上限排水処
理が終了すると、前記給水手段からの給水により、前記
貯水部内の水の水位が再び上昇するが、前記洗浄水位以
上となったことが前記洗浄水位センサにより検出される
か、又は前記貯水部内の水の水位が前記上限水位以上と
なったことが前記上限水位センサによって検出される度
に、前記水位監視手段は、前記排水手段により前記貯水
部内の水を排水する。そのため、前記給水手段が故障し
て前記貯水部への給水が継続される状態となっても、前
記貯水部から水が溢れることはない。
【0011】また、本発明によれば、前記給水手段が故
障し、且つ、前記洗浄水位センサが故障して前記貯水部
内の水の水位が前記洗浄水位以上となったことを検出す
ることができなくなった場合であっても、前記貯水部の
水の水位が前記上限水位以上となったことが前記上限水
位センサによって検出される度に、前記水位監視手段に
より前記貯水部内の水の排水処理が行われる。そのた
め、前記貯水部から水が溢れることを防止することがで
きる。
【0012】次に、前記給水手段が故障すると共に前記
上限水位センサも故障していたときには、前記水位監視
手段による前記上限排水処理は行われず前記貯水部から
水が溢れ続けてしまう状況となる。
【0013】そこで、かかる状況となることを防止する
ため、本発明の第2の態様は、前記貯水部から水が溢れ
たことを検出する溢水センサと、該溢水センサにより前
記貯水部から水が溢れたことが検出されたときに、前記
貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも低くなるまで
前記排水手段により前記貯水部内の水を排水する溢水排
水処理を行い、該溢水排水処理の終了後、前記貯水部内
の水の水位が前記洗浄水位以上となったことが前記洗浄
水位センサによって検出される度に、前記貯水部内の水
の水位が前記洗浄水位よりも低くなるまで前記排水手段
により前記貯水部内の水を排水する再溢水防止処理を行
う再溢水防止手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】かかる本発明によれば、前記上限水位セン
サと前記給水手段の故障が生じ、前記貯水部内の水の水
位が前記上限水位を超えて前記貯水部から水が溢れたこ
とが前記溢水センサによって検出されると、前記再溢水
防止手段は前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位より
も低くなるまで前記排水手段によって前記貯水部内の水
を排水する。これにより、前記貯水部から水が溢れ続け
ることを防止することができる。
【0015】そして、前記再溢水防止手段が前記貯水部
内の水の排水を終了すると、故障した前記給水手段から
前記貯水部への給水により、前記貯水部内の水の水位が
再び上昇するが、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水
位以上となったことが前記洗浄水位センサにより検出さ
れる度に、前記再溢水防止手段は前記貯水部内の水の水
位が前記洗浄水位よりも低くなるまで前記排水手段によ
って前記貯水部内の水を排水する。そのため、前記貯水
部内の水の水位が前記洗浄水位以下に保たれ、前記貯水
部から再び水が溢れることはない。
【0016】また、前記溢水センサは、前記貯水部から
の漏水を検出する漏水センサであることを特徴とする。
前記貯水部から水が溢れると、前記貯水部の亀裂等によ
り前記貯水部から水が漏れた場合と同様に貯水部の下に
水が貯まる状態となる。そのため、前記食器洗浄機が前
記貯水部の亀裂等により前記貯水部から漏水したことを
検出するために漏水センサを備えている場合は、該漏水
センサにより前記貯水部から水が溢れたことを検出する
ことができる。そして、前記漏水センサによって前記貯
水部から水が溢れたことを検出することにより、新たに
前記溢水センサを設けることを不要とすることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て、図1〜図4を参照して説明する。図1は本実施の形
態の食器洗浄機の要部を示す縦断面図、図2は図1に示
した食器洗浄機の制御ブロック図、図3は溢水防止処理
のフローチャート、図4は再溢水防止処理のフローチャ
ートである。
【0018】図1を参照して、本実施の形態の食器洗浄
機1においては、食器(湯飲みL,皿M,椀N等)は食
器カゴ2にセットされて洗浄槽3から出し入れされる。
洗浄槽3の上部には水道管(図示しない)と接続されて
給水電磁弁4により開閉される給水管5が接続され、給
水管5を介して洗浄槽3の下部の貯水部6に給水され
る。尚、給水電磁弁4と給水管5により本発明の給水手
段が構成される。
【0019】貯水部6に貯められた水は洗浄ポンプ7に
より固定ノズル8及び回転ノズル9から食器に向かって
噴出される。貯水部6には貯められた水を昇温させる電
気ヒータ10と水温を検出するサーミスタ11とが設け
られている。
【0020】また、貯水部6内の水の水位が食器を洗浄
する際の水位である洗浄水位L0 以上であるときにON
するフロート式の洗浄水位スイッチ12a(本発明の洗
浄水位センサに相当する)と、貯水部6内の水の水位
が、洗浄水位L0 よりも高く且つ貯水部6から水が溢れ
る水位(溢水水位)よりも低い範囲で設定された上限水
位L1 以上であるときにONするフロート式の上限水位
スイッチ12b(本発明の上限水位センサに相当する)
とが設けられている。
【0021】13は貯水部6に溜められた水を排出する
ための排水ポンプであり、該排水ポンプ13により貯水
部6内の水が残菜フィルタ14を介して排水管15から
排出される。尚、排水ポンプ13と排水管15により本
発明の排水手段が構成される。16は乾燥ファンであ
り、ダクト17を介して食器に送風することで食器の乾
燥を行う。
【0022】また、18は貯水部6からの漏水を検出す
る電極センサ(本発明の漏水センサ及び溢水センサに相
当する)である。電極センサ18は2個の電極を有して
貯水部6の下側に設けられ、貯水部6の亀裂等により貯
水部6から水が漏れて該2個の電極間に水が満たされた
状態となったときにONするものである。
【0023】食器カゴ2を出し入れするためのドア19
の上部には、電源スイッチ20や運転開始/停止スイッ
チ21等を備えた操作パネル22が設けられ、また、ド
ア19の開閉状態を検出するためのドアスイッチ23が
設けられている。
【0024】24はマイクロコンピュータ等により構成
される制御ユニットである。図2を参照して、制御ユニ
ット24は、マイクロコンピュータ30(以下、マイコ
ン30という)と、給水電磁弁4,洗浄ポンプ7,排水
ポンプ13,電気ヒータ10,及び乾燥ファン16をそ
れぞれ駆動する駆動回路31〜35とを備えている。
【0025】マイコン30は、主要な構成部分として、
給水電磁弁駆動回路31,洗浄ポンプ駆動回路32,排
水ポンプ駆動回路34,及び乾燥ファン駆動回路35を
介して、給水電磁弁4,洗浄ポンプ7,排水ポンプ1
3,及び電気ヒータ10の作動をそれぞれ制御して食器
の洗浄制御を行う洗浄制御手段40と、電気ヒータ駆動
回路34と乾燥ファン駆動回路35を介して、電気ヒー
タ10と乾燥ファン16の作動をそれぞれ制御して食器
の乾燥制御を行う乾燥制御手段41と、貯水部6内の水
の水位が上限水位L1 以上となったときに、貯水部6か
ら水が溢れることを防止する溢水防止処理(詳細は後述
する)を行う水位監視手段42と、貯水部6から水が溢
れ続けることを防止する再溢水防止処理(詳細は後述す
る)を行う再溢水防止手段43とを備える。
【0026】マイコン30には、操作パネル22からの
スイッチ操作信号,洗浄水位スイッチ12aと上限水位
スイッチ12bからの水位検出信号,サーミスタ11か
らの温度検出信号,電極センサ18からの漏水検出信号
及びドアスイッチ23からの開閉検出信号が入力され
る。そして、マイコン30は、これらの信号に基づい
て、給水電磁弁4,洗浄ポンプ7,排水ポンプ13,電
気ヒータ10,及び乾燥ファン16の作動を制御して、
食器の洗浄運転を実行する。
【0027】次にマイコン30による食器洗浄機1の作
動の制御について説明する。食器洗浄機1が商用電源と
接続されると、マイコン30への作動用電源の供給が開
始されてマイコン30が作動を開始する。そして、マイ
コン30は、使用者による電源スイッチ20のON操作
待ちとなる。電源スイッチ20がON操作されるまで
は、マイコン30は食器の洗浄運転の開始を指示する運
転/停止スイッチ22の操作を受け付けないため、電源
スイッチ20がON操作されるまでは食器の洗浄運転は
開始されない。
【0028】使用者が食器カゴ2を洗浄槽3内にセット
し、洗剤を投入してドア19を閉め、操作パネル22の
電源スイッチ20を操作すると、マイコン30は、使用
者による運転/停止スイッチ21の操作の受け付けを開
始し、運転/停止スイッチ21のON操作(洗浄運転の
開始指示)待ちとなる。
【0029】そして、使用者が運転/停止スイッチ21
をON操作すると、マイコン30は食器の洗浄運転を開
始する。洗浄運転においては、マイコン30は、食器を
洗剤入の水で洗浄する洗剤洗浄工程と、該洗剤洗浄工程
の終了後に食器を水ですすぐすすぎ洗浄工程と、該すす
ぎ洗浄工程の終了後に食器を乾燥させる乾燥工程とを実
行する。
【0030】洗剤洗浄工程とすすぎ洗浄工程は洗浄制御
手段40によって実行される。洗剤洗浄工程において
は、洗浄制御手段40は、先ず、給水電磁弁4を開弁し
て洗浄槽3への給水を開始し、洗浄水位スイッチ12a
がONするのを待って給水電磁弁4を閉弁することで、
洗浄水位L0 まで貯水部6に水を貯める。続いて、洗浄
制御手段40は、電気ヒータ10への通電を開始して貯
水部6に貯められた水を加熱すると共に洗浄ポンプ7を
作動させる。これにより、貯水部6内に貯められた洗剤
入りの洗浄水が、残菜フィルタ14,洗浄ポンプ7を介
して固定ノズル8と回転ノズル9から食器に噴出されて
食器が洗浄される。
【0031】食器の洗浄中は、洗浄制御手段40は、サ
ーミスタ11の検出温度が一定(例えば60℃)に保た
れるように、電気ヒータ10をON/OFF制御する。
そして、所定の洗剤洗浄時間が経過した時に、洗浄制御
手段40は洗浄ポンプ7と電気ヒータ10の作動を停止
し、排水ポンプ13を一定時間作動させて、汚れた洗剤
入りの洗浄水を残菜フィルタ14,排水ポンプ13,排
水管15を介して排出して洗剤洗浄工程を終了する。
【0032】続いて、洗浄制御手段40はすすぎ洗浄工
程を実行する。すすぎ洗浄工程においては、洗浄制御手
段40は、前記洗浄運転と同様の処理を数回繰り返すこ
とで食器に水を噴きつけてすすぎを行う。そして、最後
のすすぎは、食器を滅菌処理するため、貯水部6内の水
を電気ヒータ10で昇温して(例えば70℃)食器をす
すぐ高温すすぎを行う。
【0033】すすぎ洗浄工程が終了すると、マイコン3
0は乾燥工程を実行する。乾燥工程は乾燥制御手段41
により実行される。乾燥制御工程においては、乾燥制御
手段41は、電気ヒータ10を作動させて洗浄槽3内の
温度を上昇させると共に乾燥ファン16を作動させ、食
器に温風をあてることで食器を乾燥させる。そして、乾
燥工程の終了により、マイコン30は食器の洗浄運転を
終了する。
【0034】次に、食器の洗浄運転中は、上述したよう
に、マイコン30は洗浄水位スイッチ12aがONする
まで貯水部6に給水するため、通常は貯水部6内から水
が溢れることはない。しかし、洗浄水位スイッチ12a
がOFF故障したときは貯水部6内の水位がL0 以上と
なったことが検知できなくなる。また、給水電磁弁4が
開弁故障したときは給水管5から貯水部6への給水を停
止することができなくなる。
【0035】そのため、食器の洗浄運転中に洗浄水位ス
イッチ12aの故障が生じると、貯水部6への給水を開
始したときに貯水部6内の水の水位が洗浄水位L0 以上
となっても給水が停止されず、貯水部から水が溢れてし
まう。また、給水電磁弁4の開弁故障が生じると、食器
の洗浄運転中であるか否かに拘わらず、貯水部6への給
水が連続的に行われ、貯水部6から水が溢れてしまう。
【0036】そこで、食器洗浄機1が商用電源と接続さ
れてマイコン30への作動用電力の供給が開始される
と、水位監視手段42は、洗浄水位スイッチ12aのO
FF故障及び給水電磁弁4の開弁故障が生じた場合に、
貯水部6から水が溢れることを防止するため、図3に示
した溢水防止処理の実行を開始する。
【0037】図3を参照して、水位監視手段42は、S
TEP1で、上限水位スイッチ12bがON状態である
か否かを検知することで、貯水部6内の水の水位が上限
水位L1 以上となったか否かを監視する。そして、上限
水位スイッチ12bがON状態であることを検知したと
きは、STEP2に進んで給水電磁弁4を閉弁する。こ
れにより貯水部6内の水位が上限水位L1 以上まで上昇
した要因が洗浄水位スイッチ12aのOFF故障である
場合は、貯水部6への給水が停止される。
【0038】続くSTEP3とSTEP4は、使用者に
貯水部6内の水位が上限水位L1 以上となったことを報
知(水位異常報知)するための処理であり、水位監視手
段42は、STEP3で操作パネル22に備えられたブ
ザー(図示しない)を鳴動させ、STEP4で操作パネ
ル22に備えられたエラーランプ(図示しない)を点灯
させる。
【0039】そして、水位監視手段42は、次のSTE
P5で2分タイマをスタートしてSTEP6で排水ポン
プ13を作動させ、貯水部6内からの水の排水を開始す
る。そして、STEP7で2分タイマがタイムアップす
るのを待って、水位監視手段42はSTEP8で排水ポ
ンプ13を停止する。ここで2分というタイマの設定時
間は、貯水部6内に上限水位L0 まで貯められた水を排
水するのに十分な時間に設定したものである。
【0040】このように、水位監視手段42は、貯水部
6内の水を排水して貯水部6内の水の水位を下げること
で、貯水部6から水が溢れることを防止する。次いで、
水位監視手段42は、STEP9で洗浄水位スイッチ1
2aがONしたか否かを確認し、また、STEP10で
上限水位スイッチ12bがONしたか否かを確認しなが
ら、STEP11で使用者により運転/停止スイッチ2
1がOFF操作(エラー解除操作)されるのを待つ。S
TEP11で運転/停止スイッチ21がOFF操作され
ると、水位監視手段42はSTEP12でブザーの鳴動
を停止し、STEP13でエラーランプを消灯して水位
異常報知を終了してSTEP1に戻る。
【0041】ここで、貯水部6内の水の水位が上限水位
1 以上となった要因が給水電磁弁4の開弁故障である
ときは、給水管5から貯水部6への給水が継続されてい
るため、STEP8で排水ポンプ13の作動が停止され
ると貯水部6内の水の水位が再び上昇する。しかし、貯
水部6内の水の水位が上昇して洗浄水位L0 以上となっ
て、洗浄水位スイッチ12aがONしたときは、STE
P9からSTEP5に分岐して、水位監視手段42はS
TEP5〜STEP8の処理を実行して排水ポンプ13
を2分間作動させる。
【0042】これにより、水位監視手段42は、給水電
磁弁4が開弁故障した場合に貯水部6内の水の水位が上
昇して貯水部6から水が溢れることを防止している。そ
して、このように貯水部6内の水の水位が洗浄水位L0
に達した時点で貯水部6内の水を排水することにより、
貯水部6内の水の水位が上限水位L1 に達した時点で貯
水部6内の水を排水する場合よりも、貯水部6内の水の
水位を低く保つことができる。
【0043】また、給水電磁弁4が開弁故障し、且つ、
洗浄水位スイッチ12aもOFF故障した場合は、貯水
部6内の水の水位がL0 以上となっても洗浄スイッチ1
2aがONしないが、貯水部6内の水の水位がさらに上
昇して上限水位L1 以上となると、上限水位スイッチ1
2bがONする。そのため、この場合には、図3のST
EP10からSTEP5に分岐して、水位監視手段42
はSTEP5〜STEP8の処理を実行して排水ポンプ
を2分間作動させる。これにより、水位監視手段42
は、給水電磁弁4が開弁故障し、且つ、洗浄水位スイッ
チ12aがOFF故障した場合に貯水部6から水が溢れ
ることを防止している。
【0044】このように、上限水位スイッチ12bが正
常に作動していれば、洗浄水位スイッチ12aのOFF
故障や給水電磁弁4の開弁故障が生じても、上述した図
3のSTEP3以下の処理が行われるため貯水部6から
水が溢れることはない。しかし、上限水位スイッチ12
bがOFF故障した場合には、図3のSTEP2以下の
処理は行われず、貯水部6内の水の水位が上昇して貯水
槽6から溢れ続けてしまう。
【0045】そこで、このような上限水位スイッチ12
bのOFF故障に対処するため、マイコン30への作動
用電力の供給が開始されると、再溢水防止手段43が図
4に示した再溢水防止処理の実行を開始する。
【0046】図4を参照して、再溢水防止手段43は、
STEP20で、電極センサ18がON状態であるか否
かを検知する。貯水部6から水が溢れると貯水部6の下
部に水が貯まり、貯水部6から水が漏れた場合と同じ状
態となるため(図1参照)、電極センサ18がONす
る。そこで、再溢水防止手段43は、電極センサ18が
ON状態であることを検知したときに貯水部6から水が
溢れたと判断する。このように、貯水部6からの漏水を
検出するために設けられた電極センサ18を利用して貯
水部6から水が溢れたことを検出することで、貯水部6
から水が溢れたことを検出するセンサを専用に設ける必
要がなくなり、食器洗浄機1の製造コストを抑制するこ
とができる。
【0047】そして、再溢水防止手段43は、電極セン
サ18がON状態にあることを検知して貯水部6から水
が溢れたと判断したときは、STEP20からSTEP
21に進んで給水電磁弁4を閉弁する。これにより貯水
部6からの溢水が生じた原因が洗浄水位スイッチ12a
のOFF故障と上限水位スイッチ12bのOFF故障に
ある場合は、貯水部6への給水が停止される。
【0048】続くSTEP22とSTEP23は、使用
者に貯水部6から水が溢れたことを報知(溢水異常報
知)するための処理であり、再溢水防止手段43は、S
TEP22で操作パネル22に備えられたブザー(図示
しない)を鳴動させ、STEP23で操作パネル22に
備えられたエラーランプ(図示しない)を点灯させる。
【0049】そして、再溢水防止手段43は、次のST
EP24で2分タイマをスタートしてSTEP25で排
水ポンプ13を作動させ、STEP26で2分タイマが
タイムアップするのを待ってSTEP27で排水ポンプ
13の作動を停止する。このように排水ポンプ13を2
分間作動させることで、上述した水位監視手段42によ
る処理と同様に、貯水部6内の水の水位が洗浄水位L0
よりも下がり、貯水部6から水が溢れることを防止する
ことができる。
【0050】次いで、再溢水防止手段43は、STEP
28で洗浄水位スイッチ12aがONしたか否かを検知
しながら、STEP29で使用者により運転/停止スイ
ッチ21がOFF操作(エラー解除操作)されるのを待
つ。STEP29で運転/停止スイッチ21がOFF操
作されれば、再溢水防止手段43はSTEP30でブザ
ーの鳴動を停止し、STEP31でエラーランプを消灯
して溢水異常報知を終了してSTEP20に戻る。
【0051】ここで、洗浄水位スイッチ12aは正常だ
が、給水電磁弁4が開弁故障していたときは、給水管5
から貯水部6への給水が継続されているため、STEP
27で排水ポンプ13の作動を停止すると貯水部6内の
水の水位が再び上昇する。しかし、貯水部6内の水の水
位が洗浄水位L0 以上となって洗浄水位スイッチ12a
がONすると、STEP28からSTEP24に分岐し
て、再溢水防止手段43はSTEP24からSTEP2
7の処理を実行して排水ポンプ13を2分間作動させ
る。そのため、給水電磁弁4が開弁故障し、且つ、上限
水位スイッチ12bもOFF故障した場合であっても貯
水部6内の水の水位が洗浄水位L0 以下に保たれ、貯水
部6から再び水が溢れることはない。
【0052】尚、本実施の形態では、貯水部6の亀裂等
により貯水部6から水が漏れたことを検出するために設
けられた電極センサ18がON状態にあるか否かを検知
することで、貯水部6から水が溢れたか否かを認識した
が、貯水部6からの溢水を検出するセンサはこれに限ら
ず、例えば貯水部6内の水の水位が上限水位L1 を越え
たときにONする水位スイッチを設け、該水位スイッチ
がONしたときに貯水部6から水が溢れたと認識するよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗浄機の要部を示す縦断面図。
【図2】図1に示した食器洗浄機の制御ブロック図。
【図3】図2に示した水位監視手段の作動を示すフロー
チャート。
【図4】図2に示した再溢水防止手段の作動を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…食器洗浄機、3…洗浄層、4…給水電磁弁、5…給
水管、6…貯水部、7…洗浄ポンプ、10…電気ヒー
タ、12a…洗浄水位スイッチ、12b…上限水位スイ
ッチ、13…排水ポンプ、18…電極センサ、22…操
作パネル、24…制御ユニット、30…マイクロコンピ
ュータ、40…洗浄制御手段、41…乾燥制御手段、4
2…水位監視手段、43…再溢水防止手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯水部を有するとともに食器を収容する洗
    浄槽と、該貯水部に給水する給水手段と、前記貯水部内
    の水の水位が所定の洗浄水位以上となったことを検出す
    る洗浄水位センサと、前記貯水部内の水の水位が前記洗
    浄水位よりも高く且つ前記貯水部から水が溢れる水位よ
    りも低い範囲で設定した上限水位以上となったことを検
    出する上限水位センサと、前記貯水部内の水を排水する
    排水手段とを有し、 前記上限水位センサにより前記貯水部内の水の水位が前
    記上限水位以上となったことが検出されたときに、前記
    給水手段による前記貯水部への給水を停止して前記排水
    手段により前記貯水部内の水を排水する上限排水処理を
    行う水位監視手段を備えた食器洗浄機において、 前記水位監視手段は、前記上限排水処理の終了後、前記
    貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以上となったことが
    前記洗浄水位センサによって検出されるか、又は前記貯
    水部内の水の水位が前記上限水位以上となったことが前
    記上限水位センサによって検出される度に、前記排水手
    段により前記貯水部内の水を排水することを特徴とする
    食器洗浄機。
  2. 【請求項2】貯水部を有するとともに食器を収容する洗
    浄槽と、該貯水部に給水する給水手段と、前記貯水部内
    の水の水位が所定の洗浄水位以上となったことを検出す
    る洗浄水位センサと、前記貯水部内の水の水位が前記洗
    浄水位よりも高く且つ前記貯水部から水が溢れる水位よ
    りも低い範囲で設定した上限水位以上となったことを検
    出する上限水位センサと、前記貯水部内の水を排水する
    排水手段とを有し、 前記上限水位センサにより前記貯水部内の水の水位が前
    記上限水位以上となったことが検出されたときに、前記
    給水手段による前記貯水部への給水を停止して前記排水
    手段により前記貯水部内の水を排水する上限排水処理を
    行う水位監視手段を備えた食器洗浄機において、 前記貯水部から水が溢れたことを検出する溢水センサ
    と、該溢水センサにより前記貯水部から水が溢れたこと
    が検出されたときに、前記貯水部内の水の水位が前記洗
    浄水位よりも低くなるまで前記排水手段により前記貯水
    部内の水を排水する溢水排水処理を行い、該溢水排水処
    理の終了後、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位以
    上となったことが前記洗浄水位センサによって検出され
    る度に、前記貯水部内の水の水位が前記洗浄水位よりも
    低くなるまで前記排水手段により前記貯水部内の水を排
    水する再溢水防止処理を行う再溢水防止手段とを設けた
    ことを特徴とする食器洗浄機。
  3. 【請求項3】前記溢水センサは、前記貯水部からの漏水
    を検出する漏水センサであることを特徴とする請求項2
    記載の食器洗浄機。
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