JP2009136654A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食器洗浄機に水位検知装置を備えることなく、洗浄槽内に洗浄水が所定の水位まで給水されると、給水を停止することを可能にする。
【解決手段】 食器洗浄機10は、洗浄槽14と給水弁41と吸気経路63と排気経路18と乾燥ファン52とコントローラ60を備えている。コントローラ60は、給水弁41を開いて、洗浄槽14内に洗浄水を給水する。乾燥ファン52は、ファン53と回転数センサ50を備えている。回転数センサ50は、ファン53の回転数を検知し、コントローラ60に結果を送信する。コントローラ60は、ファン53の回転数が所定値に達した時に、給水弁41を閉じる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食器洗浄機に関する。特に、洗浄槽内に給水した洗浄水が所定水位に達した時に給水を停止する技術に関する。
食器洗浄機では、洗浄槽内の食器を洗浄する前に、洗浄槽内に洗浄水を給水し、所定水位になった時に給水を停止する。食器洗浄機は、洗浄槽内に給水された洗浄水の水位を検出する水位検知装置を備えている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の食器洗浄機の水位検知装置は、フロート室とフロートとリードスイッチを備えている。フロート室は、連通路によって洗浄槽と連通している。洗浄槽内に給水された洗浄水は、連通路を介してフロート室に流入する。フロートは、フロート室に収容されている。フロートの上端には、リードスイッチが配置されている。フロートは、フロート室に流入した洗浄水によって浮上する。フロートが所定の位置まで浮上すると、リードスイッチがオンとなる。リードスイッチがオンとなると、給水が停止される。特許文献1の食器洗浄機は、フロート室内の洗浄水の水位を検出することによって、洗浄槽内に貯水されている洗浄水の水位を検知することができる。これにより、特許文献1の食器洗浄機では、洗浄槽内に所定の水位の洗浄水が貯水されると、洗浄水の給水を停止することができる。
特開2004−283431号公報
食器洗浄機では、食器に付着していた汚れ、特に、油成分が連通路に堆積する可能性がある。また、汚れや油成分がフロート室にも侵入する可能性がある。汚れや油成分がフロート室に侵入すると、特に油成分がフロートに付着する。そのため、フロートの動きが悪くなってしまう。これにより、水位の検知が不正確になってしまう虞がある。
本発明は、上記の問題を解決するために創作されたものであり、その目的は、フロート等の水位検知装置を備えることなく、洗浄槽内に給水した洗浄水の水位が所定水位にまで上昇した時に給水を停止することができる技術を提供することである。
本発明の食器洗浄機は、洗浄槽と切替装置と吸気経路と排気経路とファンと制御装置を備えている。洗浄槽には食器が収容される。切替装置は、洗浄槽内に洗浄水を給水する状態と給水しない状態を切り替える。吸気経路は、洗浄槽の外側から内側に達している。排気経路は、洗浄槽の内側から外側に達している。ファンは、吸気経路と排気経路の少なくとも一方に配置されている。そのファンは、吸気経路を介して洗浄槽内に空気を導入するとともに、洗浄槽内の空気を排気経路を介して洗浄槽外に排気する。そして、制御装置は、吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標が所定値に達した時に、切替装置を洗浄水を給水しない状態に切り替える。
この食器洗浄機では、切替装置を洗浄水を給水する状態にして、洗浄槽内に洗浄水を給水する。洗浄水を給水すると、洗浄槽内の洗浄水の水位が上昇する。水位が上昇すると、吸気経路と排気経路の少なくとも一方の洗浄槽側の開口に達する。この状態からさらに洗浄水が給水されると、洗浄水の水位が上昇することによって、吸気経路と排気経路の少なくとも一方の洗浄槽側の開口の一部が塞がれる。これにより、吸気経路を介して洗浄槽内に導入され、排気経路を介して洗浄槽外に排気される空気の経路が絞られていく。経路が絞られていくと、空気が経路を通過する際の抵抗が大きくなる。
空気の通過抵抗が変動すると、それに追従して変動する指標がある。例えば、消費電力を一定に維持しながらファンを回転させると、通過抵抗の変動に追従してファン回転数は変化する。通過抵抗が増大すると、ファン回転数は上昇する。あるいは、ファンの回転数を所定値で一定に維持しながらファンを回転させると、通過抵抗の変動に追従して消費電力は変化する。通過抵抗が増大すると、消費電力は低下する。
この食器洗浄機では、吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標が所定値に達した時に、制御装置が切替装置を切り替えることによって、洗浄槽内に洗浄水を給水しない状態に切り替える。これにより、洗浄槽内に所定の水位の洗浄水が貯水された時に、洗浄水の給水を停止することができる。
この食器洗浄機では、切替装置を洗浄水を給水する状態に切り替えた時点から所定の時間が経過しても指標が所定値に達しない場合に、制御装置が、切替装置を洗浄水を給水しない状態に切り替えることが好ましい。
洗浄槽は、食器を洗浄槽内に収容するための開口を有している。食器洗浄機が動作している間、洗浄槽の開口は蓋等によって密閉される。しかしながら、例えば、規定されたサイズ以上の食器が洗浄槽内に収容されると、食器等が蓋に接触して、洗浄槽と蓋の間に隙間ができることがある。洗浄槽が密閉されていなければ、空気の経路は絞られず、空気が経路を通過する際の抵抗が予定していたほど変動しない。洗浄槽内に洗浄水の水位が、吸気経路と排気経路の少なくとも一方の洗浄槽側の開口の一部を塞ぐ所定水位に達していても、指標が所定値に達しないことがある。この食器洗浄機では、所定時間内(所定水位に達するはずの時間以上に設定されている)に指標が所定値に達しない場合は、洗浄槽内への洗浄水の給水を停止する。これにより、洗浄槽内に必要以上の多量の洗浄水が給水されることを防止することができる。
洗浄槽内の水位に追従して変化する通気抵抗に依存して変動する指標には、例えば、ファン回転数、あるいは、ファン消費電力を採用することができる。これ以外の指標を採用することも可能である。例えば、給気経路と排気経路の圧力差を指標とすることもできれば、ファンの運転音を指標とすることもできる。ファン回転数やファン消費電力は、特別なセンサを設けなくとも検出しやすいことから、これらを指標すると、指標を利用する食器洗浄機を安価に製造することが可能となる。
上記した指標をファン回転数とする場合、ファンを所定消費電力で回転させてもよい。あるいは、上記した指標をファン消費電力とする場合、ファンを所定回転数で回転させてもよい。ファン回転数とファン消費電力のいずれか一方を所定値で一定とすると、もう一方が洗浄槽内の水位に追従して変化する通気抵抗に依存して顕著に変動する。これにより、洗浄水の給水を停止するタイミングをより正確に捉えることができる。
吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標には、ファンを通過する空気の温度に依存して変動するものがある。本発明は、ファンを通過する空気の温度の変化によって、切替装置を洗浄水を給水する状態から洗浄水を給水しない状態に切り替えるときの基準となる指標の値を変化させる食器洗浄機を提供する。
本発明の食器洗浄機は、洗浄槽と切替装置と吸気経路と排気経路とファンとサーミスタと記憶装置と制御装置を備えている。洗浄槽には食器が収容される。切替装置は、洗浄槽内に洗浄水を給水する状態と給水しない状態を切り替える。吸気経路は、洗浄槽の外側から内側に達している。排気経路は、洗浄槽の内側から外側に達している。ファンは、吸気経路と排気経路の少なくとも一方に配置されている。そのファンは、吸気経路を介して洗浄槽内に空気を導入するとともに、洗浄槽内の空気を排気経路を介して洗浄槽外に排気する。サーミスタは、ファンを通過する空気の温度を測定して測定温度を得る。記憶装置は、吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標の基準指標値を複数の温度範囲の各々に対応づけて記憶している。そして、制御装置は、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する基準指標値に達した時に、切替装置を給水しない状態に切り替える。
この食器洗浄機では、洗浄槽内の空気の温度の変化によって、切替装置を給水する状態から給水しない状態に切り替えるときの基準指標値を変化させることができる。そのため、洗浄槽内の空気の温度によって指標が変化しても、制御装置が的確なタイミングで切替装置を給水する状態から給水しない状態に切り替えることができる。
この食器洗浄機は、洗浄槽と吸気経路と排気経路のいずれか一つの内側であって、食器の洗浄とすすぎに必要な洗浄水の水位よりも上方に配置され、洗浄水を検知すると制御装置に信号を送信する洗浄水検知装置を備えていてもよい。この場合、制御装置は、洗浄水検知装置から信号を受信すると、切替装置を給水しない状態に切り替えることが好ましい。
この食器洗浄機は、例えば、食器洗浄機の開口が蓋によって閉塞されていない場合や、ファンの駆動性能が低下している場合に特に有効である。これらの場合、洗浄槽内に必要以上に洗浄水が給水されているにも関わらず、指標が予期していた値にならない。この食器洗浄機によれば、指標が基準指標値に達しない場合であっても、洗浄槽が洗浄水から溢れ出すことなく、切替装置を給水しない状態に切り替えることができる。
この食器洗浄機では、記憶装置が、基準指標値の他に、各々の温度範囲に対応する給水時正常指標範囲と、その給水時正常指標範囲内に設定されている給水時基準指標範囲を記憶していることが好ましい。この場合、給水時正常指標範囲と給水時基準指標範囲は、抵抗の増加に伴って指標が減少する場合にその温度範囲に対応する基準指標値を下限とし、抵抗の増加に伴って指標が増加する場合にその温度範囲に対応する基準指標値を上限とすることが好ましい。制御装置は、切替装置を切り替えた際の指標が測定温度を含む温度範囲に対応する給水時正常指標範囲内であって、給水時基準指標範囲外にある場合に、切替装置を切り替えた際の指標を測定温度を含む温度範囲に対応する新たな基準指標値として、給水時正常指標範囲と給水時基準指標範囲をシフトさせることが好ましい。
この食器洗浄機では、指標の判定値を切替装置を切り替えた際の指標にする。これにより、ファンの駆動性能が変化することにより指標が変化しても、制御装置が的確なタイミングで切替装置を給水しない状態に切り替えることができる。
また、この食器洗浄機では、制御装置が、切替装置を給水する状態に切り替えた時点から所定の時間が経過しても、指標が測定温度を含む温度範囲に対応する給水時正常指標範囲に達しない場合に、切替装置を給水しない状態に切り替えてもよい。
切替装置が給水する状態となっていても、断水等によって、洗浄槽内に洗浄水が給水されない場合がある。この食器洗浄機によれば、洗浄水が給水されていないにも関わらず、切替装置が給水する状態となっていることを防止することができる。
洗浄槽内の水位に追従して変化する通気抵抗に依存して変動する指標には、例えば、ファン回転数、あるいは、ファン消費電力を採用することができる。これ以外の指標を採用することも可能である。例えば、給気経路と排気経路の圧力差を指標とすることもできれば、ファンの運転音を指標とすることもできる。ファン回転数やファン消費電力は、特別なセンサを設けなくとも検出しやすいことから、これらを指標すると、指標を利用する食器洗浄機を安価に製造することが可能となる。
本発明の食器洗浄機によれば、ファンの吸気経路から排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標に基いて、洗浄槽内に所定の水位の洗浄水が貯水された時に洗浄水の給水を停止することができる。これにより、本発明の食器洗浄機では、フロート等の水位検知装置を備える必要がない。フロート等に異物が堆積することによって、水位の検知が不正確になることを防止することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1) 本実施例の食器洗浄機では、洗浄槽内に貯水される洗浄水量が異なる複数の洗浄コースを実施することができる。本実施例の食器洗浄機は、複数の洗浄コースの中から一つの洗浄コースを決定するコース決定装置と、ファンの回転数を検知する回転数検知装置と、各洗浄コースの洗浄水量に対応するファン回転数を算出する演算装置を備えている。この食器洗浄機の制御装置は、回転数検知装置で検知されたファンの回転数が、演算装置によって算出された回転数に達した時に、切替装置を洗浄水を給水しない状態に切り替える。
(形態2) 本実施例の食器洗浄機は、食器洗浄機外の温度を測定するサーミスタと、サーミスタで測定された温度に基づいて所定のファン回転数を算出する演算装置を備えている。この食器洗浄機の制御装置は、回転数検知装置で検知されたファンの回転数が、演算装置によって算出された所定の回転数に達したときに、切替装置を洗浄水を給水しない状態に切り替える。
(形態3) 本実施例の他の食器洗浄機は、ファンの回転数を一定に維持しながらファン(正確にはファンに含まれているモータ)の通電電流値を計測する電流計を備えている。この食器洗浄機の制御装置は、電流計で計測された電流値が所定電流値に達した時に、切替装置を洗浄水を給水しない状態に切り替える。
(形態4) 本実施例の他の食器洗浄機では、制御装置が、一つの温度範囲に対応する給水時基準指標値を新たな基準指標値とする場合、他の温度範囲の対応する基準指標値も同じ量だけ変化させる。また、制御装置は、基準指標値の変化に伴って、他の温度範囲の対応する給水時正常指標数範囲と給水時基準指標範囲をシフトさせる。
(第1実施例)
本発明を具現化した実施例の食器洗浄機を図面を参照しながら説明する。図1は、食器洗浄機10の縦断面図である。食器洗浄機10は、引き出し式の食器洗浄機である。食器洗浄機10は、本体12と洗浄槽14と扉15を備えている。
扉15には、室温サーミスタ13と操作パネル16と排気経路18が設けられている。室温サーミスタ13は、食器洗浄機10の外気の温度を測定する。操作パネル16には、複数の洗浄コースを選択することができる洗浄コース選択ボタン等の各種のボタンやランプ等が設けられている。食器洗浄機10では、コースX,Y,Zの3つの洗浄コースを選択することができる。洗浄槽14に貯水される洗浄水は、コースX,Y,Zの順番で多くなり、コースZのときに最も水位が高くなる。排気経路18は、洗浄槽14の内側から外側に達している。排気経路18の洗浄槽14の外側の端は、扉15の前面(図1の左側)に位置している。排気経路18の扉15側の端には、排気口18bが設けられている。排気経路18の洗浄槽14側の端には、開口18aが設けられている。
洗浄槽14は、本体12と扉15で形成される空間に収容されている。洗浄槽14は、本体12にスライド可能に支持されている。洗浄槽14は、本体12に対して前後方向(図1の左右方向)にスライド可能である。洗浄槽14は、扉15に連結されている。扉15を前方(図1の左方向)へ引き出すと、扉15とともに洗浄槽14が引き出される。洗浄槽14は、上部が開放された箱状に形成されている。洗浄槽14には、洗浄ノズル20、食器かご61等が収容されている。洗浄ノズル20には、複数の噴射口20aが形成されている。食器かご61は、種々の食器19を保持するために、食器19に対応した形状に形成されている。
洗浄槽14の上方には、シール蓋56が配置されている。シール蓋56は、図示しない昇降機構によって洗浄槽14と連結されている。扉15が閉じられた状態(洗浄槽14が本体12に収容されている状態)では、シール蓋56は降下して洗浄槽14の上側開口部に密着して蓋をする。洗浄槽14が本体12から引き出されると、シール蓋56は上昇して洗浄槽14の上側開口部を開放する。
洗浄槽14の底面39には、吸込凹部31が形成されている。吸込凹部31の上側開口部は、残菜フィルタ17によって覆われている。残菜フィルタ17はメッシュ状に形成されている。残菜フィルタ17は、洗浄槽14から取り外すことができる。底面39の下方には、ポンプ27が設けられている。ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転する。ポンプ27は、インペラ28を一方向に回転することもできるし、その逆の方向に回転することもできる。インペラ28が配置されている空間と吸込凹部31は、吸込流路32によって連通されている。ポンプ27が配置されている底面39の上方には、電気式のヒータ30が装着されている。ヒータ30の下方には、サーミスタ55が配置されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に洗浄水やすすぎ水が入れられているときには水の温度を検出し、洗浄水やすすぎ水が入れられていないときには洗浄槽14内の温度を検出する。
洗浄槽14の底面39には、洗浄ノズル20が回転可能に取付けられている。洗浄ノズル20は、ポンプ27の第1吐出口11と連通している。洗浄ノズル20に形成されている複数の噴射口20aの一部の噴射口は、水を噴射したときに、洗浄ノズル20に回転モーメントを発生させる。
本体12の後方壁33(図1の右側の壁)には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34とポンプ27の第2吐出口35は、排水流路36によって連通されている。排水流路36の排水ホース34と接続されている側の端部には、排水逆止弁38が装着されている。排水逆止弁38は、排水ホース34から排水流路36に排水が逆流するのを防止する。
また、本体12の後方壁33には、給水ホース40の一端が接続されている。給水ホース40の他端は、給水管88に接続される。給水ホース40には、水道水(冷水)が直接給水されることもあるし、給湯器によって加熱された温水が給水されることもある。給水ホース40の一端は、第1給水流路42を介して本体12内部の給水弁41に接続されている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41が開かれると洗浄槽14内に洗浄水を給水する状態となり、給水弁41が閉じられると洗浄槽14内に洗浄水を給水しない状態となる。給水弁41と洗浄槽14の間は、第2給水流路43によって連通されている。
本体12の後方壁33と洗浄槽14の後方壁14aの間には、吸気経路63が形成されている。吸気経路63は、洗浄槽14の外側から内側に達している。吸気経路63には、乾燥ファン52が配置されている。乾燥ファン52は、内蔵するモータでファン53を回転駆動する。乾燥ファン52のモータには、一定の電力が供給される。乾燥ファン52は、吸気経路63を介して洗浄槽14と接続されている。吸気経路63の洗浄槽14側には、開口63aが形成されている。乾燥ファン52には、ファン53の回転数を検知する回転数センサ50が設置されている。
本体12の底面57には、凹部58が形成されている。凹部58には、水漏れ検知センサ59の2本の電極が差し込まれている。洗浄槽14から外部に水が漏れ、その漏れた水が凹部58に流れ込むと、電極間が導通して水漏れ検知センサ59がオンになる。
室温サーミスタ13の下方には、コントローラ60が装着されている。図2に示すように、コントローラ60には、室温サーミスタ13、操作パネル16、ポンプ27、ヒータ30、給水弁41、回転数センサ50、乾燥ファン52、サーミスタ55及び水漏れ検知センサ59が接続されている。コントローラ60は、内蔵するCPU60a、メモリ60b等によって、接続されている各装置の動作を制御する。メモリ60bは、各装置の制御するための情報と、基準ファン回転数を記憶している。基準ファン回転数とは、例えば、洗浄コースXのときに必要とされる洗浄水量が洗浄槽14内に貯水されている状態であって、室温サーミスタ13の測定温度が20℃であるときのファン53の回転数である。
CPU60aは、選択された洗浄コースと室温サーミスタ13の測定温度に対応して、基準ファン回転数を基に、コントローラ60が給水弁41を閉じるファン回転数(以下、所定ファン回転数と呼ぶ)を算出する。
次に、食器洗浄機10の動作について図面を参照して説明する。図3に示すように、食器洗浄機10は、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程の順に動作する。図4は、ステップS10の洗浄工程又はステップS12のすすぎ工程が開始される前に洗浄槽14内に洗浄水を給水する処理を示すフローチャートである。
まず、使用者が操作パネル16に設けられている洗浄コース選択ボタンを操作して、洗浄コースを選択する。コントローラ60は、使用者が選択したコースに対応する信号を操作パネル16から受信する(ステップS20)。コントローラ60は、回転数センサ50を駆動させてファン53の回転数の検知を開始させる(ステップS22)。同時に、乾燥ファン52の運転を開始して、ファン53を駆動させる(ステップS24)。次に、コントローラ60は、ポンプ27を駆動させて(ステップS26)、洗浄槽14内の洗浄水を排水する。ポンプ27を駆動させてから所定の時間が経過すると(ステップS28でYES)、ポンプ27を停止する(ステップS30)。なお、洗浄工程前の給水処理(洗浄槽14内に洗浄水がない場合)には、ステップS26〜S30までの排水工程は行われない。
洗浄槽14内の洗浄水を排水すると、コントローラ60は、室温サーミスタ13から食器洗浄機10外の温度の情報を受信する(ステップS32)。コントローラ60は、ステップS20で受信した洗浄コースとステップS32で受信した温度の情報に基づいて所定ファン回転数を算出する(ステップS34)。ここで、コントローラ60が実行する所定ファン回転数の算出方法を説明する。図5には、洗浄水の貯水量とファン53の回転数の関係の一例を示す。図5のグラフの横軸は洗浄槽14内の洗浄水の貯水量(ml)を示し、縦軸はファン53の回転数(r/min)を示す。図5に示す実線100,110,120は、洗浄槽14内への洗浄水の貯水量の変化に対するファン53の回転数の変化を示すグラフである。実線100は室温サーミスタ13の測定温度が20℃であり、実線110,120はそれぞれ室温サーミスタ13の測定温度が30℃,10℃である。点102,103,104は、それぞれ測定温度が20℃の場合の洗浄コースX,Y,Zの所定ファン回転数である。また、点112,113,114は、それぞれ測定温度が30℃の場合の洗浄コースX,Y,Zの所定ファン回転数であり、点122,123,124は、それぞれ測定温度が10℃の場合の洗浄コースX,Y,Zの所定ファン回転数である。図6は、洗浄コースX,Y,Zのそれぞれの場合の洗浄水の水位54a,54b,54cを示す模式図である。洗浄コースX,Y,Zの順で洗浄槽14内の洗浄水の水位が高くなる。ファン53の回転数は、洗浄コースX,Y,Zの順で高くなる。洗浄水の水位が最も低い洗浄コースXの水位54aは、開口18aの下端よりも上方に位置している。洗浄水の水位が最も高い洗浄コースZの水位54cは、開口18aの上端よりも下方に位置している。基準ファン回転数は、点102で指示される洗浄コースXの場合の回転数3800r/minである。
例えば、洗浄コースYが選択され、室温サーミスタ13の測定温度が20℃である場合、CPU60aは、基準ファン回転数にα(例えばα=100)を加算して、洗浄コースYの所定ファン回転数(点103に対応する点)を算出する。洗浄コースYが選択され、測定温度が30℃であった場合、CPU60aは、基準ファン回転数である3800r/minにαを加算し、さらに、β(例えば、β=50)に加算して、点113で示される所定ファン回転数を算出する。洗浄コースZが選択され、測定温度が10℃であった場合、CPU60aは、基準ファン回転数3800r/minにα(例えば、α=200)を加算し、さらに、γ(例えば、γ=50)を減算して点124で示される所定ファン回転数を算出する。上記したα、β、γは、予め実験等によって求められており、メモリ60bに記憶されている。なお、αは、洗浄コースによって異なる。β、γは、室温サーミスタ13の測定温度によって異なる。以上のようにして、CPU60aは、洗浄コースと室温サーミスタ13の測定温度によって所定ファン回転数を算出する。メモリ60bは、予め洗浄コースと温度を軸とする2次元マップにして、所定ファン回転数を記憶していてもよい。
ステップS34で所定ファン回転数が算出されると、コントローラ60は、給水弁41を開いて、洗浄水を洗浄槽14内に給水する(ステップS36)。コントローラ60は、回転数センサ50からファンの回転数の情報を受信して、所定ファン回転数となったか否かを確認する(ステップS38)。所定ファン回転数に達していない場合(ステップS38でNO)、コントローラ60は、給水弁41を開いてから所定時間が経過したかを確認する(ステップS40)。所定時間が経過していない場合(ステップS40でNO)、ステップS38に戻って、コントローラ60は、所定ファン回転数となったか否かを確認する。一方、所定時間が経過した場合(ステップS40でYES)、コントローラ60は、操作パネル16に警告信号を送信し、ステップS44に進む。警告信号を受信した操作パネル16は、ランプ等によって使用者に対して警告を発する。ステップS38において、所定ファン回転数となった場合(ステップS38でYES)、ステップS44に進む。ステップS44では、コントローラ60は、給水弁41を閉じて、洗浄槽14内への洗浄水の給水を停止する。続いて、コントローラ60は、乾燥ファン52の駆動を停止する(ステップS46)。同時に、回転数センサ50の検知を停止して(ステップS48)、洗浄水の給水処理を終了する。
洗浄水の給水が終了すると、食器19の洗浄が行われる。図3に示すように、洗浄工程が終了すると、すすぎ工程(ステップS12)が行われる。すすぎ工程では、洗浄工程と同様に、図4に示す洗浄水の給水処理が行われる。すすぎ工程が終了すると、洗浄槽14内の洗浄水は排水され、乾燥工程(ステップS14)が行われる。
次に、洗浄水の貯水量(洗浄水の水位)とファン53の回転数の関係について説明する。図7,8は、図5で示す点101,105での洗浄槽14内の洗浄水の水位と開口18a,63aの位置関係を示す模式図である。
図5に示すように、洗浄水の給水開始からある期間に亘って、ファン53の回転数は略一定となっている。図7に示すように、点101では、洗浄水54の水位(以下、水位54とも呼ぶ)は、開口18aよりも下方にある。ファン53の回転数が略一定である期間では、開口18aが洗浄水54によって塞がれていない。即ち、ファン53の回転によって吸気経路63を介して洗浄槽14内に導入され、排気経路18を介して洗浄槽14外に排気される空気の経路に変化がない。そのため、ファン53の回転数は変化しない。
この状態からさらに洗浄水の給水が進むと、水位54は、開口18aの下端よりも上方になる。上記した図6に示すように、点102〜104では、開口18aの一部が洗浄水54によって塞がれている。即ち、水位54a〜54cが開口18aの下端よりも上方になると、空気の経路が小さくなる。これにより、ファン53の回転数が増加する。この状態では、水位54aから水位54cに上昇するにしたがって、ファン53の回転数は増加していく。
図8に示すように、点105では、開口18aの全体が洗浄水54によって塞がれている。この状態からさらに洗浄水が給水されても、ファン53の回転数は上昇しない。
食器洗浄機10では、図5の関係を利用することによって、ファン53の回転数から所定の貯水量になったときに給水を停止することができる。また、単位時間当たりの給水量がわかっている場合、コントローラ60は、点105から所定時間経過後に給水弁41を閉じることもできる。これにより、点107のように、回転数が変化しない期間中であっても、所定の貯水量で給水を停止することができる。これにより、図1で示すように、開口18aよりも上方の水位54まで洗浄水を給水して停止することができる。また、コントローラ60が、給水中の回転数の変化から単位時間当たりの給水量を算出してもよい。
洗浄槽14とシール蓋56との間に隙間がある場合、開口18a以外にも洗浄槽14内の空気が洗浄槽14外に排気される。そのため、給水前のファン53の回転数は、洗浄槽14とシール蓋56との間に隙間がない場合に比べて低くなる。また、水位の上昇によって空気の経路が減少しても、ファン53の回転数の増加量は小さい。図5に示す破線は、洗浄槽14とシール蓋56との間に隙間がある場合のファン53の回転数と貯水量の関係の一例を示している。食器洗浄機10では、コントローラ60は、給水弁41が開いてから所定の時間経過した時点(例えば、1分間)で、ファン53の回転数が所定値(例えば、3750r/min)以下の場合、給水弁41を閉じる。そのため、洗浄槽14内に必要以上に多量の洗浄水が給水されることを防止することができる。また、このとき、コントローラ60は、操作パネル16に警告信号を送信する。操作パネル16は、ランプ等によって洗浄槽14とシール蓋56との間に隙間があることをユーザに知らせる。これにより、食器洗浄機10では、洗浄槽14とシール蓋56との間に隙間がある状態で洗浄工程を開始することを防止することができる。
上記した食器洗浄機10では、回転数センサ50で検知されたファン53の回転数に応じて洗浄槽14内への洗浄水の給水を停止する。これにより、フロート等を用いた水位検知装置が不要となる。食器洗浄機10では、回転数センサ50によってファン53の回転数を検知する。そのため、フロート等を用いた水位検知装置を設置するスペースが不要となる。また、フロート、フロート室、リードスイッチ等水位検知装置に必要な部品を削減することによって、コストが低減され、組立性も向上する。
また、食器洗浄機10では、ファン53の回転数を検知するによって、複数の洗浄水の水位を検知することができる。そのため、洗浄水の貯水量が異なる複数の洗浄コースを有する食器洗浄機10において、貯水量ごとに別の構成で水位を検知する必要がない。
また、食器洗浄機10では、洗浄水が給水されている状態で洗浄槽14とシール蓋56の間の隙間を判定している。しかしながら、洗浄水が給水される前に洗浄槽14とシール蓋56の間の隙間を判定してもよい。図5に示すように、洗浄槽14とシール蓋56の間に隙間がある場合、洗浄水を給水する前のファン53の回転数は、隙間がない場合に比べて低くなる。コントローラ60は、洗浄水を給水する前にファン53の回転数によって洗浄槽14とシール蓋56の間の隙間の有無を判定してもよい。また、ファン53の回転数の単位時間当たりの変化率により判定してもよい。
上記した食器洗浄機10では、吸気経路63の開口63aが排気経路18の開口18aよりも上方に位置している。各洗浄コースによって必要とされる洗浄水量が給水されると、開口18aの少なくとも一部が洗浄水によって塞がれる。これにより、ファン53の回転数が増加する。開口63aは、その全体が洗浄水の水位より上方に位置する。しかしながら、例えば、図9,10に示すように、開口63aと開口18aの位置を変更してもよい。図9の食器洗浄機10では、開口63aは、開口18aよりも下方に位置している。各洗浄コースによって必要とされる洗浄水量が給水されると、開口63aの少なくとも一部が洗浄水によって塞がれる。これにより、ファン53の回転数が増加する。開口18aは、その全体が洗浄水の水位よりも上方に位置する。また、図10の食器洗浄機10では、開口18aと開口63aが同じ高さに位置している。各洗浄コースによって必要とされる洗浄水量が給水されると、開口18a,63aの両者の少なくとも一部が洗浄水によって塞がれる。これにより、ファン53の回転数が増加する。
上記した食器洗浄機10では、吸気経路63のみに乾燥ファン52を配置している。しかしながら、排気経路18にもファンを配置してもよいし、排気経路18のみにファンを配置してもよい。
また、上記した食器洗浄機10では、洗浄工程中に断続的にファン53を回転させてもよい。洗浄工程では、洗剤を含んだ洗浄水が攪拌される。使用者が専用洗剤と間違えて台所用中性洗剤等の界面活性剤を多量に含有する洗剤を投入した場合や、卵等の泡の発生しやすい物質が洗浄水中に混入することによって泡が発生することがある。泡が発生すると、排気経路18や吸気経路63が塞がれる。そのため、洗浄工程中に泡が発生すると、ファン53の回転数は高くなる。これにより、洗浄工程中に発生する泡を検知することができる。
(第2実施例)
上記した食器洗浄機10では、洗浄水が洗浄槽14内に給水されている状態で、ファン53を一定の消費電力で駆動し、ファン53の回転数が所定ファン回転数に達すると給水を停止している。これに代えて、ファン53の回転数を一定に維持するようにしてもよい。
第2実施例の食器洗浄機10では、コントローラ60が、回転数センサ50で検知されたファン53の定常状態での回転数を一定(例えば、3500r/min)に維持するように、乾燥ファン52のモータに通電する電流値を制御する。
図11に示すように、第2実施例の食器洗浄機10では、図2に示す各装置の他に、電流計51を備えている。電流計51は、コントローラ60に接続されている。電流計51は、乾燥ファン52のモータに通電している電流値を計測する。そして、その計測結果をコントローラ60に送信する。コントローラ60のメモリ60bには、基準電流値が記憶されている。基準電流値とは、例えば、洗浄コースXのときに必要とされる洗浄水量が洗浄槽14内に貯水されている状態であって、室温サーミスタ13の測定温度が20℃であるときの電流値である。
図12は、図3に示すステップS10の洗浄工程又はステップS12のすすぎ工程が開始される前に洗浄槽14内に洗浄水を給水する処理を示すフローチャートである。図12では、図4と同一の処理に対して、図4と同一の符号を付して重複説明を省略する。
まず、使用者が操作パネル16に設けられている洗浄コース選択ボタンを操作して、洗浄コースを選択する。コントローラ60は、ステップS20〜S24までの処理を行う。このとき、コントローラ60は、回転数センサ50で検知されるファン53の回転数が、その定常状態において予め定められている一定値となるように、乾燥ファン52に通電される電流値を制御する。さらに、電流計51によって乾燥ファン52のモータに通電される電流値の計測を開始する(ステップS102)。次に、ステップS26〜S30までの排水工程を行う。
ステップS32の後、コントローラ60は、ステップS20で受信した洗浄コースとステップS32で受信した温度の情報に基づいて所定電流値を算出する(ステップS104)。ここで、コントローラ60が実行する所定電流値の算出方法を説明する。ファン53の回転数を一定の値に維持するのに必要な電流値は、洗浄水の水位が高くなるに従って小さくなる。そのため、例えば、洗浄コースXよりも洗浄水の水位が高い洗浄コースYが選択された場合、コントローラ60のCPU60aは、基準電流値からαを減算する。さらに、受信した温度と20℃との差に基いて決まる温度パラメータβを加減算して所定電流値を算出する。ファン53の回転数を一定の値に維持するのに必要な電流値は、高温時に低く低温時に高いことから、ステップS104では、ステップS32で受信した温度が20℃よりも高い場合にβを減算し、20℃よりも低い場合にβを加算して所定電流値を算出する。なお、αは、洗浄コースによって異なる。βは、室温サーミスタ13の測定温度によって異なる。α、βは、予め実験等によって算出し、メモリ60bに記憶させておく。
ステップS104で所定電流値が算出されると、コントローラ60は、ステップS36において、給水弁41を開いて、洗浄水を洗浄槽14内に給水し始める。コントローラ60は、電流計51から乾燥ファン52のモータに通電される電流値の情報を受信して、所定電流値となったか否かを確認する(ステップS106)。所定電流値に達していない場合(ステップS106でNO)、コントローラ60は、給水弁41を開いてから所定時間が経過したかを確認する(ステップS40)。所定時間が経過していない場合(ステップS40でNO)、ステップS106に戻る。一方、所定時間が経過した場合(ステップS40でYES)、コントローラ60は、操作パネル16に警告信号を送信し、ステップS44に進む。警告信号を受信した操作パネル16は、ランプ等によって使用者に対して警告を発する。ステップS106において、所定電流値となった場合(ステップS106でYES)、ステップS44に進む。コントローラ60は、ステップS44〜S48を実行して給水を停止し、電流の計測を停止して(ステップS108)、洗浄水の給水処理を終了する。
この食器洗浄機では、乾燥ファン52に通電される電流値に応じて洗浄槽14内への洗浄水の給水を停止する。これにより、フロート等を用いた水位検知装置が不要となる。
(第3実施例)
第2実施例の食器洗浄機10では、コントローラ60は、ファン53の回転数を所定値に維持するように、乾燥ファン52のモータに通電する電流値を制御している。しかしながら、コントローラ60は、ファン53の回転数が所定の範囲内で変化することを許容した状態で、乾燥ファン52のモータに通電する電流値に応じて給水弁41を閉じるようにしてもよい。
第3実施例の食器洗浄機10は、第2実施例の食器洗浄機10と同様の構成を備えている。第3実施例のコントローラ60のメモリ60bには、第2実施例と同様の基準電流値と基準ファン回転数が記憶されている。基準ファン回転数とは、洗浄コースXのときに必要とされる洗浄水量が洗浄槽14内に貯水されている状態で、乾燥ファン52に基準電流値の電流が通電されているときのファン53の回転数である。コントローラ60は、回転数センサ50で検知されたファン53の定常状態での回転数をメモリ60bに記憶された基準ファン回転数を中心とする所定の範囲内に留まるように、乾燥ファン52のモータに通電する電流値を制御する。以下では、基準ファン回転数を4000r/minとし、ファン回転数の範囲を4000±200r/minとする。
図13は、第3実施例における給水処理を示すフローチャートである。図13は、図12のステップS36の後に行われる。コントローラ60は、給水前のファン53の回転数が4000r/minに維持されるように乾燥ファン52に通電する電流を制御する。
コントローラ60は、回転数センサ50で検知されるファン53の回転数が、4000r/minであるか否かを確認する(ステップS201)。ファン53の回転数が4000r/minである場合(ステップS201でYES)、コントローラ60は、電流計51から乾燥ファン52のモータに通電される電流値の情報を受信して、ステップS104で算出された所定電流値以下か否かを確認する(ステップS203)。ファン53の回転数が4000r/minであって所定電流値以下の状態とは、洗浄槽14内の洗浄水の水位が所望の水位以上になった状態である。所定電流値以下の場合(ステップS203でYES)、コントローラ60は、図12のステップS44以降を実行して処理を終了する。一方、所定電流値より大きい場合(ステップS203でNO)、コントローラ60は、給水弁41を開いてから所定時間が経過したかを確認する(ステップS205)。所定時間が経過していない場合(ステップS205でNO)、ステップS201に戻る。所定時間が経過した場合(ステップS205でYES)、コントローラ60は、操作パネル16に警告信号を送信し(ステップS207)、図12のステップS44以降を実行して処理を終了する。
第3実施例の食器洗浄機10では、コントローラ60は、ファン53の回転数が4000±200r/minに留まるように乾燥ファン52のモータに通電する電流値を制御する。そのため、ファン53の回転数は、4000±200r/minの範囲内で洗浄槽14内の洗浄水の水位の上昇に伴って増加する。
ファン53の回転数が4000r/minでない場合(ステップS201でNO)、コントローラ60は、ファン53の回転数が4000r/minよりも大きいか否かを確認する(ステップS209)。ファン53の回転数が4000r/minよりも大きい場合(ステップS209でYES)、コントローラ60は、電流計51で計測された電流値から所定値を減算する(ステップS211)。ここで、所定値とは、ファン53の回転数の範囲に基づいて決定される。ファン53の回転数範囲が4000±200r/minである場合、所定値とは、ファン53の回転数を200r/minだけ変化させるときの電流の変化量である。なお、所定値は、一定であってもよいし、ファン53の回転数によって変化させてもよい。所定値をファン53の回転数によって変化させる場合、所定値は、ファン53の回転数を基準ファン回転数にするときの電流の変化量とする。この場合、メモリ60bに、ファン53の回転数の変化量と電流の変化量を対応付けて記憶させておいてもよい。
次に、コントローラ60は、ステップS211で算出した値が所定電流値より小さいか否かを確認する(ステップS215)。ファン53の回転数が基準ファン回転数よりも大きく、ステップS211で算出した値が所定電流値より小さい場合とは、ファン53の回転数が検知されたファン53の回転数より200r/minだけ小さいときの電流値が所定電流値よりも小さい場合である。この状態では、洗浄槽14内の洗浄水の水位が所望の水位と略等しくなっている。ステップS211で算出した値が所定電流値より小さい場合(ステップS215でYES)、コントローラ60は、図12のステップS44以降を実行して処理を終了する。一方、算出した値が所定電流値以上の場合(ステップS215でNO)、コントローラ60は、給水弁41を開いてから所定時間が経過したかを確認する(ステップS217)。所定時間が経過した場合(ステップS217でYES)、コントローラ60は、操作パネル16に警告信号を送信し(ステップS219)、図12のステップS44以降を実行して処理を終了する。所定時間が経過していない場合(ステップS217でNO)、コントローラ60は、乾燥ファン52のモータに通電する電流値をステップS211で算出した値に変化させて(ステップS221)、ステップS201に戻る。ファン53の回転数は、ステップS201で検知された回転数から200r/minだけ小さくなる。
ステップS209において、ファン53の回転数が基準ファン回転数よりも小さい場合(ステップS209でNO)、コントローラ60は、電流計51の電流値から所定値だけ加算して(ステップS213)、ステップS215に進む。電流計51の電流値から加算する所定値は、ステップS211の所定値と同一である。コントローラ60は、ステップS215,S217の処理を実行する。ステップS215において、ファン53の回転数が基準ファン回転数よりも小さく、ステップS213で算出した値が所定電流値より小さい場合とは、ファン53の回転数が検知されたファン53の回転数より200r/minだけ大きいときの電流値が所定電流値よりも小さい場合である。この状態では、洗浄槽14内の洗浄水の水位が所望の水位と略等しくなっている。
ステップS217で、所定時間が経過した場合(ステップS217でYES)、ステップS219に進む。ステップS217で、所定時間が経過していない場合(ステップS217でNO)、コントローラ60は、乾燥ファン52のモータに通電する電流値をステップS213で算出した値に変化させて(ステップS221)、ステップS201に戻る。これにより、ファン53の回転数は、ステップS201で検知された回転数よりも大きくなる。
第3実施例の食器洗浄機10では、ファン53の回転数と乾燥ファン52のモータに通電する電流値の両者が変化する場合に、乾燥ファン52のモータに通電する電流値に応じて洗浄槽14内への洗浄水の給水を停止する。これにより、フロート等を用いた水位検知装置が不要となる。
(第4実施例)
図14に第4実施例の食器洗浄機300を示す。ここでは、上記した第1〜3実施例の食器洗浄機10と同一の構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
食器洗浄機300では、説明を簡単にするために、操作パネル16に洗浄コース選択ボタンが設けられておらず、1つの洗浄コースを食器洗浄機300に実行させるスタートボタンが設けられていることとする。また、食器洗浄機300には、吸気経路63に、洗浄水検知センサ365が配置されている。洗浄水検知センサ365は、食器洗浄機300の洗浄工程(図3のステップS10)とすすぎ工程(図3のステップS12)の時に、洗浄槽14内に給水される正常な洗浄水の水位よりも上方に位置している。洗浄水検知センサ365は、洗浄水に接触すると後述するコントローラ360に信号を送信する。洗浄水検知センサ365の下側には、防水板367が配置されている。防水板367は、洗浄槽14内に貯水された洗浄水が波打つことによって、誤って洗浄水検知センサ365が反応することを防止する。
吸気経路63には、洗浄水検知センサ365の上方に、溢水用の孔364が設けられている。洗浄水検知センサ365がコントローラ360に信号を送信することができない場合には、洗浄水が孔364から本体12の底面57に洗浄水が漏れることがある。本体12の底面57には、凹部58が形成されている。凹部58には、水漏れ検知センサ59の2本の電極が差し込まれている。孔364から底面57に水が漏れ、その漏れた水が凹部58に流れ込むと、電極間が導通して水漏れ検知センサ59がオンになる。
食器洗浄機300の前方には、コントローラ360が装着されている。図15に示すように、コントローラ360には、室温サーミスタ13、操作パネル16、ポンプ27、ヒータ30、給水弁41、回転数センサ50、乾燥ファン52、サーミスタ55、水漏れ検知センサ59、洗浄水検知センサ365が接続されている。コントローラ360は、内蔵するCPU360a、メモリ360b等によって、接続されている各装置の動作を制御する。メモリ360bは、各装置の制御するための情報を記憶している。また、メモリ360bは、給水停止回転数データベース420を記憶している。
図16に示すように、給水停止回転数データベース420は、複数の温度範囲422のそれぞれに対応付けて、給水時ファン回転数424と給水時基準ファン回転数範囲下限426と給水時正常ファン回転数範囲下限428が記録されている。温度範囲422は、サーミスタ55で測定される空気の温度を示す。温度範囲422は、各温度範囲に示される最小値以上であって最大値未満の範囲を示している。給水時基準ファン回転数範囲下限426は、同じ温度範囲の給水時ファン回転数424の値から50r/minだけ減算した値である。給水時正常ファン回転数範囲下限428は、同じ温度範囲の給水時ファン回転数424の値から300r/minだけ減算した値である。給水時基準ファン回転数範囲と給水時正常ファン回転数範囲の上限は、給水時ファン回転数である。例えば、温度が15℃以上20℃未満の場合、給水時基準ファン回転数範囲は、3925r/minから3975r/minである。給水時正常ファン回転数範囲は、3675r/minから3975r/minである。
次に、コントローラ360が給水弁41を開いている状態から閉じている状態に切り替えるまでの処理について説明する。図17は、給水弁41を開いている状態から閉じている状態に切り替えるまでの、コントローラ360が行う処理手順を示すフローチャートである。図17の処理は、第1実施例の図4のステップS20〜S30の処理の後に行われる。ここで、第1実施例のコントローラ60は、ステップS20において、使用者が選択した洗浄コースに対応する信号を操作パネル16から受信する。食器洗浄機300では、使用者が操作パネル16のスタートボタンを押すことによって、コントローラ360は、操作パネル16から運転開始の示す信号を受信する。コントローラ360は、操作パネル16から信号を受信すると、サーミスタ55の測定温度情報を受信する(ステップS300)。コントローラ360は、測定温度情報に基づいて、メモリ360bに記憶されている給水停止回転数データベース420から給水時ファン回転数と給水時基準ファン回転数範囲と給水時正常ファン回転数範囲を特定する(ステップS302)。コントローラ360は、回転数センサ50で検知した乾燥ファン52の回転数が給水時ファン回転数に達したか否かを判定する(ステップS304)。
図18は、洗浄槽14内の貯水量に対するファン53の回転数の変化を示すグラフである。図18のグラフは、サーミスタの測定温度が15℃の場合を例に挙げる。図18の横軸は、洗浄槽14内の貯水量(ml)を示し、縦軸は、ファン53の回転数(r/min)を示す。実線460,462,464,466は、洗浄槽14内への洗浄水の貯水量の変化に対するファン53の回転数の変化を示すグラフである。破線450は、給水時ファン回転数424を示す。破線452は、給水時基準ファン回転数範囲の下限426を示し、破線454は、給水時正常ファン回転数範囲の下限428を示す。実線460で示されるように、洗浄水の水位が排気経路18の開口18aの下端よりも下方に位置する場合、ファン53の回転数に変化が見られない。洗浄槽14内の洗浄水の水位が上昇し、排気経路18の開口18aの下端よりも上方になると、開口18aの一部が洗浄水によって閉塞される。これにより、排気経路18から洗浄槽14外に送出される空気の経路が小さくなる。そのため、ファン53の回転数が上昇する。図6に示すように、洗浄槽14内の洗浄水の水位54aによって開口18aの一部が閉塞されると、ファン53の回転数は点460aで示される回転数となる。さらに水位が上昇し、水位54bとなると、ファン53の回転数は点460bで示される回転数となる。洗浄工程に必要な水位54cでは、ファン53の回転数は、点460cで示されるように、給水時ファン回転数424を示す破線450上に達する。
ステップS304では、コントローラ360は、ファン53の回転数が給水時ファン回転数424(図18の破線450)に達したか否かを確認する。ファン53の回転数が破線450に達した場合(ステップS304でYES)、コントローラ360は、給水弁41を閉じて(ステップS306)、洗浄槽14に洗浄水を給水しない状態に切り替えて、ステップS314に進む。
一方、ファン53の回転数が給水時ファン回転数に達していない場合(ステップS304でNO)、コントローラ360は、洗浄水検知センサ365から信号を受信したか否かを確認する(ステップS308)。図19に示すように、洗浄水の水位54eが洗浄水検知センサ365の下端部に到達すると、洗浄水検知センサ365はコントローラ360に信号を送信する。コントローラ360が洗浄水検知センサ365から信号を受信した場合(ステップS308でYES)、コントローラ360は、給水弁41を閉じて(ステップS310)、洗浄槽14に洗浄水を給水しない状態に切り替える。これにより、洗浄水が洗浄槽14内から漏れることを防止することができる。コントローラ360は、ファン53の回転数が給水時基準ファン回転数範囲内か否かを確認する(ステップS312)。ファン53の回転数が給水時基準ファン回転数範囲内の場合、即ち、ファン53の回転数が実線462に示される場合(ステップS312でYES)、ステップS314に進む。ステップS314では、コントローラ360は、回転数センサ50を停止して、ステップS322に進む。
一方、ファン53の回転数が給水時基準ファン回転数範囲外の場合(ステップS312でNO)、コントローラ360は、ファン53の回転数が給水時正常ファン回転数範囲内か否かを確認する(ステップS316)。ファン53の回転数が給水時正常ファン回転数範囲内の場合、例えば、ファン53の回転数が実線464に示される場合(ステップS316でYES)、コントローラ360は、回転数センサ50を停止する(ステップS318)。コントローラ360は、給水停止回転数データベース420を補正して(ステップS320)、ステップS322に進む。ステップS322では、コントローラ360は、ポンプ27を駆動して、洗浄水を洗浄ノズルに送出する。これにより、洗浄槽14内の食器19が洗浄される。
ここで、ステップS320で実行される給水停止回転数データベース420の補正方法について、回転数センサ50で検知された値が3900r/minの場合で説明する。図20に示すように、コントローラ360は、温度が15℃から20℃の場合に対応する給水時ファン回転数424を回転数センサ50で検知された値である3900r/minに補正する。即ち、コントローラ360は、給水時ファン回転数424を75r/minだけ減算する。コントローラ360は、給水時基準ファン回転数範囲下限426と給水時正常ファン回転数範囲下限428を、給水時ファン回転数424と同様に75r/minだけ減算する。これにより、給水時基準ファン回転数範囲と給水時正常ファン回転数範囲は、その幅を変えることなく、給水時ファン回転数424の変化量だけシフトされる。
さらに、コントローラ360は、給水停止回転数データベース420に記録されている全てのファン53の回転数に対して、上記した温度範囲15℃から20℃に対応する給水時ファン回転数424と同様に、75r/minだけ減算する。即ち、コントローラ360は、一つの温度範囲に対応する給水時ファン回転数424と給水時基準ファン回転数範囲下限426と給水時正常ファン回転数範囲下限428を補正するのと同時に、他の温度範囲に対応する給水時ファン回転数424と給水時基準ファン回転数範囲下限426と給水時正常ファン回転数範囲下限428も補正する。
一方、ファン53の回転数が給水時正常ファン回転数範囲外の場合、即ち、ファン53の回転数が実線466で示される場合(ステップS316でNO)、ステップS326に進む。ファン53の回転数が給水時正常ファン回転数範囲下限428に達しない場合には、例えば、洗浄槽14の上端開口部とシール蓋56の間に隙間がある場合が考えられる。この場合、コントローラ360は、ポンプ27を駆動させて、洗浄槽14内の洗浄水を洗浄槽14外に排水してもよい。
また、ステップS308において、コントローラ360が洗浄水検知センサ365から信号を受信していない場合(ステップS308でNO)、コントローラ360は、給水弁41を開いてから所定の時間(例えば15分)経過したか否かを確認する(ステップS324)。所定の時間が経過していない場合(ステップS324でNO)、コントローラ360は、ステップS304に戻って、ステップS304からの処理を繰り返す。所定の時間が経過している場合(ステップS324でYES)、ステップS326に進む。ステップS326では、コントローラ360は、給水弁41を閉じて、洗浄槽14に洗浄水を給水しない状態にする。コントローラ360は、回転数センサ50を停止する(ステップS328)。コントローラ360は、操作パネル16に、警告信号を送信して(ステップS330)、処理を終了する。ファン回転数が給水時正常ファン回転数範囲外である場合(ステップS316でNOの場合)、ステップS330では、コントローラ360は、洗浄槽14の上端開口部とシール蓋56との間に隙間があることを示す警告信号を送信する。一方において、所定時間が経過している場合(ステップS324でYESの場合)、ステップS330では、コントローラ360は、給水不良を示す警告信号を送信する。
洗浄水の給水が終了すると、食器19の洗浄が行われる。図3に示すように、洗浄工程が終了すると、すすぎ工程(ステップS12)が行われる。すすぎ工程では、洗浄工程と同様に、洗浄水の給水処理が行われる。すすぎ工程前の洗浄水の給水処理では、コントローラ360は、洗浄槽14内の洗浄水を排水した後、図17に示す処理を行う。
上記した食器洗浄機300では、回転数センサ50で検知されたファン53の回転数に応じて、コントローラ360が給水弁41を閉じて洗浄槽14内への洗浄水の給水を停止する。これにより、フロート等を用いた水位検知装置が不要となる。
(第5実施例)
上記した第4実施例の食器洗浄機300では、一定の電力で駆動しているファン53の回転数に基づいて給水弁41の開閉を制御している。これに代えて、ファン53の回転数を一定に維持するようにしてもよい。
以下では、ファン53の回転数を3500r/minに維持するように乾燥ファン52のモータに通電する電流値を制御した場合に、モータに通電される電流値に基づいて給水弁41の開閉を制御する第5実施例の食器洗浄機を図面を参照しながら説明する。図21は、第2実施例の食器洗浄機500の縦断面図である。ここで、食器洗浄機300と同じ構成のものには、図14と同じ符号を付し、重複説明を省略する。
乾燥ファン52には、ファン53と回転数センサ50とモータ以外に、モータに通電される電流値を測定する電流計554が設置されている。図22に示すように、電流計554は、食器洗浄機500のコントローラ560に接続されている。コントローラ560には、食器洗浄機300のコントローラ360と同様に、食器洗浄機500の各装置が接続されている。コントローラ560は、内蔵するCPU560a、メモリ560b等によって、接続されている各装置の動作を制御する。メモリ560bは、各装置の制御するための情報を記憶している。また、メモリ560bは、給水停止電流値データベース530を記憶している。
図23に示すように、給水停止電流値データベース530は、複数の温度範囲532のそれぞれに対応付けて、給水時電流値534と給水時基準電流値範囲上限536と給水時正常電流値範囲上限538が記録されている。温度範囲532は、各温度範囲に示される最小値以上であって最大値以下の範囲を示している。サーミスタ55によって測定された温度は、小数点以下が四捨五入される。給水時基準電流値範囲上限536は、同じ温度範囲の給水時電流値534の値から0.005Aだけ加算した値である。給水時正常電流値範囲上限538は、同じ温度範囲の給水時電流値534の値から0.03Aだけ加算した値である。給水時基準電流値範囲と給水時正常電流値範囲の下限は、給水時電流値である。例えば、温度が16℃以上20℃以下の場合、給水時基準電流値範囲は、0.1650Aから0.1700Aである。給水時正常電流値範囲は、0.1650Aから0.1950Aである。
次に、コントローラ560が給水弁41を開いている状態から閉じている状態に切り替えるまでの処理について説明する。図24は、給水弁41が開いている状態から閉じている状態に切り替えるまでの、コントローラ560が行う処理手順を示すフローチャートである。図24では、図17と同一の処理に対して、図17と同一の符号を付して重複説明を省略する。
コントローラ560は、ステップS300で受信した測定温度情報に基づいて、メモリ560bに記憶されている給水停止電流値データベース530から給水時電流値と給水時基準電流値範囲と給水時正常電流値範囲を特定する(ステップS500)。コントローラ560は、電流計554で計測した電流値が給水時電流値に達したか否かを判定する(ステップS502)。
ここで、電流計554で計測される電流値の変化について説明する。洗浄水の水位が排気経路18の開口18aの下端よりも下方に位置する場合、電流値に変化が見られない。洗浄槽14内の洗浄水の水位が上昇し、排気経路18の開口18aの下端よりも上方になると、開口18aの一部が洗浄水によって閉塞される。これにより、排気経路18から洗浄槽14外に送出される空気の経路が小さくなる。その結果、ファン53の回転数が上昇しようとする。このとき、コントローラ560は、ファン53の回転数を所定値に維持するように、乾燥ファン52のモータに通電する電流値を下げる。この結果、電流計554で計測される電流値は、洗浄槽14内の洗浄水の水位が上昇すると徐々に小さくなっていく。
電流計554で計測した電流値が給水時電流値である0.1650Aに達した場合(ステップS502でYES)、コントローラ560は、給水弁41を閉じて(ステップS306)洗浄水を給水しない状態に切り替え、ステップS322の処理を実行する。
一方、電流計554で計測した電流値が給水時電流値に達していない場合(ステップS502でNO)、ステップS308に進む。ステップS308でNOの場合、コントローラ560はステップS324,S326,S330の処理を実行する。
一方、ステップS308でYESの場合、コントローラ560は、給水弁41を閉じて(ステップS310)、洗浄槽14に洗浄水を給水しない状態に切り替える。これにより、洗浄水が洗浄槽14内から漏れることを防止することができる。コントローラ560は、電流計554で計測した電流値が給水時基準電流値範囲内か否かを確認する(ステップS504)。電流計554で計測した電流値が給水時基準電流値範囲内の場合、(ステップS504でYES)、ステップS332に進む。
一方、電流計554で計測した電流値が給水時基準電流値範囲外の場合(ステップS504でNO)、コントローラ560は、電流計554で計測した電流値が給水時正常電流値範囲内か否かを確認する(ステップS506)。電流計554で計測した電流値が給水時正常電流値範囲内の場合、(ステップS506でYES)、コントローラ260は、給水停止電流値データベース530を補正して(ステップS508)、ステップS332に進む。
ここで、給水停止電流値データベース530の補正方法について、電流計554で計測された電流値が0.1750Aの場合について説明する。図25に示すように、コントローラ560は、温度が16℃から20℃の場合に対応する給水時電流値534を電流計554で計測された電流値である0.1750Aに補正する。即ち、コントローラ560は、給水時電流値534を0.01Aだけ加算する。コントローラ560は、給水時基準電流値範囲上限536と給水時正常電流値範囲上限538を、給水時電流値534と同様に0.01Aだけ加算する。これにより、給水時基準電流値範囲と給水時正常電流値範囲は、その幅を変えることなく、給水時電流値534の変化量だけシフトされる。
さらに、コントローラ560は、給水停止電流値データベース530に記録されている全ての電流値に対して、上記した温度範囲16℃から20℃に対応する電流値534と同様に、0.01Aだけ加算する。即ち、コントローラ560は、一つの温度範囲に対応する電流値534を補正するのと同時に、給水停止電流値データベース530に記録されている全ての電流値も補正する。
一方、電流計554で計測された電流値が給水時正常電流値範囲外の場合、(ステップS506でNO)、ステップS326に進む。電流計554で計測された電流値が給水時正常電流値範囲上限538に達しない場合には、例えば、洗浄槽14の上端開口部とシール蓋56の間に隙間がある場合が考えられる。この場合、コントローラ560は、ポンプ27を駆動させて、洗浄槽14内の洗浄水を洗浄槽14外に排水してもよい。
洗浄水の給水が終了すると、食器19の洗浄が行われる。図3に示すように、洗浄工程が終了すると、すすぎ工程(ステップS14)が行われる。すすぎ工程では、洗浄工程と同様に、洗浄水の給水処理が行われる。すすぎ工程前の洗浄水の給水処理でも、コントローラ560は、図24に示す処理を行う。
上記した食器洗浄機500では、電流計554で計測された電流値に応じて、コントローラ560が給水弁41を閉じて洗浄槽14内への洗浄水の給水を停止する。これにより、フロート等を用いた水位検知装置が不要となる。
第4実施例の食器洗浄機300では、洗浄槽14内の空気の温度によって、洗浄槽14への洗浄水の給水を停止する時のファン回転数を変えることができる。また、第5実施例の食器洗浄機500では、洗浄槽14内の空気の温度によって、洗浄槽14への洗浄水の給水を停止する時の電流値を変えることができる。これにより、洗浄槽14内の温度変化による指標の変化に対応することができる。さらに、食器洗浄機300,500では、コントローラ360,560が給水弁41を開いた状態から閉じた状態にするときのファン53の回転数、あるいは乾燥ファン52のモータに通電される電流値の基準範囲を補正することができる。これにより、乾燥ファン52の駆動性能の変化を次回以降にフィードバックすることができる。
上記した食器洗浄機300では、洗浄槽14の貯水量が異なる複数の洗浄コースを選択できるように構成してもよい。この場合、第4実施例の給水停止回転数データベース420には、各洗浄コースの洗浄水の貯水量に対応するファン53の回転数を給水時ファン回転数として記録しておく。また、給水停止回転数データベース420には、各給水時ファン回転数を上限とする給水時基準ファン回転数範囲の下限と、給水時正常ファン回転数範囲の下限を記憶しておく。コントローラ360は、選択された洗浄コースにしたがって、給水停止回転数データベース420から給水時ファン回転数と基準ファン回転数範囲と正常ファン回転数範囲を特定する。同様に、第5実施例の食器洗浄機500は、給水停止電流値データベース530に、各洗浄コースの洗浄水の貯水量に対応する電流値を給水時電流値として記録しておく。また、各給水時電流値を上限とする給水時基準電流値範囲の下限と、給水時正常電流値範囲の下限を記憶しておく。コントローラ560は、選択された洗浄コースにしたがって、給水停止電流値データベース530から給水時電流値と基準電流値範囲と正常電流値範囲を特定する。
上記した第1〜5実施例の各食器洗浄機では、吸気経路63のみに乾燥ファン52を配置している。しかしながら、排気経路18にもファンを配置してもよいし、排気経路18のみにファンを配置してもよい。
上記した第4,5実施例の食器洗浄機300,500では、洗浄槽14内の空気の温度を測定するサーミスタ55で測定された温度に基づいて給水時ファン回転数、給水時電流値等の指標値を特定している。しかしながら、例えば、室温サーミスタ13で測定された温度に基づいて指標値を特定してもよく、乾燥ファン52付近に別のサーミスタを設置して、そのサーミスタで測定された測定温度に基づいて指標値を特定してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の食器洗浄機の断面模式図。 食器洗浄機の制御系統を示すブロック図。 運転動作を示すフローチャート。 第1実施例の洗浄槽内への給水処理を示すフローチャート。 第1実施例の洗浄槽内の貯水量とファンの回転数の関係を示すグラフ。 洗浄槽内の洗浄水の水位と吸気経路及び排気経路の開口との関係を示す模式図。 洗浄槽内の洗浄水の水位と吸気経路及び排気経路の開口との関係を示す模式図。 洗浄槽内の洗浄水の水位と吸気経路及び排気経路の開口との関係を示す模式図。 第2実施例の食器洗浄機の断面模式図。 第2実施例の食器洗浄機の断面模式図。 第2実施例の食器洗浄機の制御系統を示すブロック図。 第2実施例の食器洗浄機の洗浄槽内への給水処理を示すフローチャート。 第3実施例の食器洗浄機の洗浄槽内への給水処理を示すフローチャート。 第4実施例の食器洗浄機の断面模式図。 第4実施例の食器洗浄機の制御系統を示すブロック図。 第4実施例の給水停止回転数データベースを示す図。 第4実施例の給水処理を示すフローチャート。 第4実施例の洗浄槽内の貯水量とファンの回転数の関係を示すグラフ。 洗浄槽内の洗浄水の水位と洗浄水センサとの関係を示す模式図。 第4実施例の補正された給水停止回転数データベースを示す図。 第5実施例の食器洗浄機の断面模式図。 第5実施例の食器洗浄機の制御系統を示すブロック図。 第5実施例の給水停止電流値データベースを示す図。 第5実施例の給水処理を示すフローチャート。 第5実施例の補正された給水停止電流値データベースを示す図。
符号の説明
10:食器洗浄機
12:本体
14:洗浄槽
18:排気経路
18a:開口
18b:排気口
41:給水弁
50:回転数センサ
52:乾燥ファン
60:コントローラ
63:吸気経路
63a:開口

Claims (9)

  1. 食器を収容するための洗浄槽と、
    その洗浄槽内に洗浄水を給水する状態と給水しない状態を切り替える切替装置と、
    前記洗浄槽の外側から内側に達している吸気経路と、
    前記洗浄槽の内側から外側に達している排気経路と、
    前記吸気経路と前記排気経路の少なくとも一方に配置され、前記吸気経路を介して前記洗浄槽内に空気を導入するとともに、前記洗浄槽内の空気を前記排気経路を介して洗浄槽外に排気するファンと、
    前記吸気経路から前記排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標が所定値に達した時に、前記切替装置を洗浄水を給水しない状態に切り替える制御装置と、
    を備えることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記制御装置は、前記切替装置を洗浄水を給水する状態に切り替えた時点から所定の時間が経過しても前記指標が前記所定値に達しない場合に、前記切替装置を洗浄水を給水しない状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記指標が、ファン回転数と、ファンの消費電力のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記指標が、前記ファンを所定消費電力で回転させているときのファン回転数と、前記ファンを所定回転数で回転させているときのファンの消費電力のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  5. 食器を収容するための洗浄槽と、
    その洗浄槽内に洗浄水を給水する状態と給水しない状態を切り替える切替装置と、
    前記洗浄槽の外側から内側に達している吸気経路と、
    前記洗浄槽の内側から外側に達している排気経路と、
    前記吸気経路と前記排気経路の少なくとも一方に配置され、前記吸気経路を介して前記洗浄槽内に空気を導入するとともに、前記洗浄槽内の空気を前記排気経路を介して洗浄槽外に排気するファンと、
    前記ファンを通過する空気の温度を測定して測定温度を得るサーミスタと、
    前記吸気経路から前記排気経路に至る経路を空気が通過するときの抵抗に依存して変動する指標の基準指標値を複数の温度範囲の各々に対応づけて記憶している記憶装置と、
    前記指標が前記測定温度を含む温度範囲に対応する基準指標値に達した時に、前記切替装置を給水しない状態に切り替える制御装置と、
    を備えることを特徴とする食器洗浄機。
  6. 前記洗浄槽と前記吸気経路と前記排気経路のいずれか一つの内側であって、食器の洗浄とすすぎに必要な洗浄水の水位よりも上方に配置され、洗浄水を検知すると前記制御装置に信号を送信する洗浄水検知装置を備えており、
    前記制御装置は、前記洗浄水検知装置から信号を受信すると、前記切替装置を給水しない状態に切り替えることを特徴とする請求項5に記載の食器洗浄機。
  7. 前記記憶装置は、前記基準指標値の他に、各々の温度範囲に対応する給水時正常指標範囲と、その給水時正常指標範囲内に設定されている給水時基準指標範囲を記憶しており、前記給水時正常指標範囲と前記給水時基準指標範囲は、前記抵抗が増加するのに伴って前記指標が減少する場合にその温度範囲に対応する基準指標値を下限とし、前記抵抗が増加するのに伴って前記指標が増加する場合にその温度範囲に対応する基準指標値を上限とし、
    前記制御装置は、前記切替装置を切り替えた際の指標が前記測定温度を含む温度範囲に対応する前記給水時正常指標範囲内であって、前記給水時基準指標範囲外にある場合に、前記切替装置を切り替えた際の指標を前記測定温度を含む温度範囲に対応する新たな基準指標値として、前記給水時正常指標範囲と前記給水時基準指標範囲をシフトさせることを特徴とする請求項6に記載の食器洗浄機。
  8. 前記制御装置は、前記切替装置を給水する状態に切り替えた時点から所定の時間が経過しても、前記指標が前記測定温度を含む温度範囲に対応する前記給水時正常指標範囲に達しない場合に、前記切替装置を給水しない状態に切り替えることを特徴とする請求項7に記載の食器洗浄機。
  9. 前記指標が、ファン回転数と、ファンの消費電力のいずれかであることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
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