JP2023068448A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023068448000001
【課題】洗剤の補充頻度を低減することができる食器洗い機を提供する。
【解決手段】本開示における食器洗い機は、洗浄槽1と、洗浄槽1に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンク15と、洗剤タンク15内の液体洗剤を洗浄槽1に供給する洗剤ポンプ16と、洗剤ポンプ16を制御する制御部19と、を備え、洗剤タンク15内には、液体洗剤内で浮遊する浮遊体30が設けられ、浮遊体30は磁性体35を備え、磁気を検知する複数の磁気センサ149a、149bを備え、浮遊体30が液体洗剤の液位に追従して移動し、磁気センサ149a、149bが磁性体35の磁気を検知することにより、洗剤タンク15内の洗剤量を検知可能である。
【選択図】図7

Description

本開示は、食器洗い機に関する。
特許文献1は、液体洗剤をストックする洗剤タンクと、液体洗剤を庫内に供給する洗剤ポンプを備え、液体洗剤を適当なタイミングで庫内に自動供給することが可能な洗濯機を開示する。洗剤タンクは、液体洗剤を補充するための洗剤投入口と洗剤残量を検知するために設けられた浮遊体を有しており、浮遊体が回転方向に動作することで液体洗剤の液位を検知する。
特開2021-045484号公報
本開示は、洗剤の補充頻度を低減することができる食器洗い機を提供する。
本開示における食器洗い機は、洗浄槽と、前記洗浄槽に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンクと、前記洗剤タンク内の液体洗剤を前記洗浄槽に供給する洗剤ポンプと前記洗剤ポンプを制御する制御部と、を備え、前記洗剤タンク内には、液体洗剤内で浮遊する浮遊体が設けられ、前記浮遊体は磁性体を備え、前記磁性体の磁気を検知する複数の磁気センサを備え、前記浮遊体が液体洗剤の液位に追従して移動し、前記磁気センサが前記磁性体の磁気を検知することにより、前記洗剤タンク内の洗剤量を検知可能である。
本開示における食器洗い機は、洗剤の補充頻度を低減することができる。
実施の形態1に係る食器洗い機の概略側面図 実施の形態1に係る食器洗い機の概略正面図 実施の形態1に係る洗剤タンクを出し入れする際の食器洗い機の概略正面図 実施の形態1に係る洗剤タンクの正面図 実施の形態1に係る液体洗剤が充填された状態の洗剤タンクの正面図 実施の形態1に係る磁気センサユニットと磁性体との位置関係を示す洗剤タンク収納部の正面図 実施の形態1に係る磁性体の検出範囲を示す洗剤タンク収納部の正面図 実施の形態1に係る磁気センサユニットの検知信号のパターンと制御部における判定結果の対応を示す図表 実施の形態1に係る表示操作部の平面図 実施の形態1に係る食器洗い機の制御構成を示す模式図 実施の形態1に係る洗剤タンク内の洗剤量が少ない場合の洗剤ポンプの動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る洗剤タンク内の洗剤量が少ない場合の表示操作部の動作を示すフローチャート
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、食器洗い機の技術分野では、洗剤を手動で投入することが一般的という状況であった。そうした状況下において、発明者らは、洗剤の自動投入を実現するためには、食器洗い機には洗剤タンクを設置するためのスペースが少なく、且つ、洗剤の自動投入のための洗剤量検知機構により洗剤タンクの容量が圧迫されるため、洗剤タンクの容量を大きくすることが難しく、ユーザーによる洗剤の補充頻度が高くなるという課題を発見した。その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、洗剤の補充頻度を低減することができる食器洗い機を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
[1-1.構成]
[1-1-1.全体構成]
図1は、食器洗い機の概略側面図であり、図2は、食器洗い機の概略正面図である。図1に示すように、洗浄槽1には扉体3が取り付けられている。この食器洗い機は、例えばシステムキッチンなどに搭載されるビルトイン式の食器洗浄機である。各図中において、前方は扉体3および洗浄槽1が引き出される方向であり、後方は洗浄槽1が収納され扉体3が閉じられる方向である。また、食器洗い機の洗浄槽1の開口部側が上方であり、反対側が下方であり、扉体3の正面から見て右側が右方、左側が左方である。
洗浄槽1は上方に開口部1aを有し、内部には被洗浄物8を収容するかご7が配置される。洗浄槽1は、図2に示すように、下方域に第1のレール5を備える。筐体2は、内面内側に第2のレール6を備える。第1のレール5は第2のレール6に移動可能に支持される。洗浄槽1は、筐体2に対して、前後方向(図1の紙面上では左右方向)に出し入れ自在に支持される。
扉体3の上部には、図1に示すように、洗浄槽1の開口部1aの前方に配置される平面部23を備える。平面部23には、表示操作部(表示部)25などが配置される。表示操作部25は、LEDなどの表示装置とタッチセンサとを備えたタッチパネルであり、使用者のタッチ操作により、食器洗い機の洗浄コース、電源のオン、オフ、洗剤自動投入のオン、オフなどが設定される。また、表示操作部25は、洗浄状況、動作状況、時間などを表示する。平面部23の裏面側には、それらの動作を制御する操作表示基板(図示せず)が配置される。扉体3の上部には、前方に突出する取手4を備える。取手4は、使用者が把持して洗浄槽1を筐体2から出し入れする際に利用される。
なお、表示操作部25は、扉体3が閉じられた状態においては、扉体3及び筐体2に覆い隠されるので、外部から視認されない。従って、扉体3が閉じられた状態における外観性をさらに向上できる。
また、表示操作部25についての詳細は、後述する。
図1に示すように、洗浄槽1と扉体3との間の両側には側壁12が配置される。一対の側壁12は洗浄槽1と扉体3とを連結し、洗浄槽1と扉体3とは一体的に移動可能である。洗浄槽1と扉体3との間には、前方空間部13が形成される。前方空間部13は、洗浄槽1の前面側と、扉体3の後面側と、側壁12の内面側と、平面部23の下面側とで区画形成される。前方空間部13には、洗剤タンク収納部14が配置され、洗剤タンク収納部14には洗剤タンク15が出し入れ自在に収容される。洗剤タンク収納部14は、側壁12の片側に溶着、ネジ止め、または側壁12と一体成型で形成される。洗剤タンク収納部14は、洗浄槽1の前面に設けてもよい。
洗浄槽1の前面下方には、制御部19が配置される。制御部19は、例えば循環ポンプ9、洗剤ポンプ16、排水ポンプ40、給水ポンプ41(図10参照)や図示しない給水弁、などの駆動を制御する。制御部19は洗剤ポンプ16の駆動回転速度、駆動時間などを制御する。該制御により、被洗浄物8などの洗浄時において、必要な量の液体洗剤が洗剤タンク15から洗浄槽1に供給される。
また洗浄槽1には、以下の経路で被洗浄物8を洗浄する洗浄水が給水される。具体的には、図示しないシステムキッチン上の分岐水栓などから給水ホースなどの給水経路に、水道水などの洗浄水が供給される。供給された洗浄水は、給水ポンプ41や給水弁などにより、給水経路を経て、洗浄槽1内に必要な水位や必要量の給水がなされる。
洗浄槽1の外側下方には、循環ポンプ9が配置される。循環ポンプ9は、洗浄槽1内に給水された洗浄水を、循環経路を経て循環させ、洗浄ノズル11から洗浄水を噴射させる。そして、噴射された洗浄水で、被洗浄物8の洗浄が可能に構成される。洗浄水を加熱するヒータ10が、洗浄槽1の底部近傍に配置される。
食器洗い機は、洗浄槽1から洗浄水を排水する排水経路を備える。排水経路は、排水ポンプ40と排水ホースなどで構成される。被洗浄物8の洗浄やすすぎが終了すると、排水ポンプ40が駆動され、洗浄水は、排水ホースを介して外部に排水される。排水は、洗浄槽1内の洗浄水を排水ホースを介して、接続されている排水管などへと送られることで、排水可能である。
[1-1-2.洗剤タンク周りの構成]
図2は、洗剤タンク15を収納した状態を示し、図3は、洗剤タンク15を収納途中もしくは引出途中の状態を示す。図3に示すように、洗剤タンク収納部14は右方が開口した空洞状の空間を有する。空洞状の空間には洗剤タンク15が出し入れ自在に収納される。洗剤タンク収納部14は、例えば洗浄槽1の中央部側から右方側に配置され、平面部23(表示操作部25)の略下方(下方を含む)で、洗剤タンク15を収納する。
図2および図3では、洗剤タンク収納部14から洗剤タンク15を右方向に引き出す構成を図示しているが、本開示の適用はこの構成に限られない。例えば、洗剤タンク収納部14および洗剤タンク15を、図2、図3とは左右対称の反対の位置に配置してもよい。この場合、洗剤タンク収納部14から洗剤タンク15を左方向に引き出す構成が望ましい。
洗剤タンク15の底面の左側端部には、図3に示すように、タンク側逆止弁151が設けられる。タンク側逆止弁151の出口は、洗剤タンク15の洗剤吐出口152に連通する。洗剤タンク収納部14には、底面の左側端部に本体側逆止弁141が設けられる。洗剤タンク収納部14に洗剤タンク15を収納すると、図2に示すように、洗剤タンク収納部14の本体側逆止弁141とタンク側逆止弁151とが係合する。これにより、洗剤タンク15の収納が完了し、洗剤吐出口152から洗剤タンク収納部14側への液体洗剤を移送する経路が構成される。
上記の構成によれば、洗浄槽1が筐体2に完全に収納された状態において、洗剤タンク15が目立つことがない。そのため、食器洗い機をシンプルなデザインで構成できる。さらに、洗浄槽1の外側前方におけるスペース(前方空間部13)を有効活用できる。
洗剤タンク15は、図1に示すように、洗浄槽1を前方に少なくとも距離a(図1の点線矢印)以上、引き出された状態において、洗剤タンク収納部14から洗剤タンク15を左右方向に出し入れ自在に構成される。距離aは、扉体3の背面と筐体2の最前面との合わせ面と、洗剤タンク収納部14の洗浄槽1側の面の最短距離である。
上記の構成によれば、洗浄槽1が前方向に所定距離(距離a)以上引き出された状態において、はじめて洗剤タンク15の出し入れが可能となる。そのため、洗剤タンク15を収納する洗浄槽1の前方のスペースと、筐体2から洗浄槽1を引き出したときの横方向のスペースとを活用して、使用者は洗剤タンク15を容易に出し入れできる。
[1-1-3.洗剤タンク内およびフロートの構成]
図4および図5は、洗剤タンク15の側面図である。図4は、洗剤タンク15に液体洗剤が貯留されていない状態を示し、図5は、洗剤タンク15に液体洗剤が貯留されている状態を示す。図5では、破線によって液体洗剤の液位を表している。 液体洗剤は、洗剤入れ蓋部154を開けて貯留される。洗剤タンク15は側面側の少なくとも一部に透明部を有し、洗剤タンク収納部14に収納された状態で、使用者が洗剤タンク15内の液体洗剤の残量を目視可能とする。透明部は、液体洗剤の洗剤量を示す目盛りを有し、液体洗剤の減り具合、補充のタイミングなどを目視により推測できる。洗剤タンク15は、タンク取手155を有する。タンク取手155は側面側の少なくとも一部に設けられる。
洗剤タンク15の内部には、液体洗剤内で浮遊する浮遊体の一例であるフロート30が設けられる。フロート30は、洗剤タンク15の開口を覆うカバー31に設けられた回動軸32に、アーム33を介して軸支される。フロート30は、液体洗剤に発生する波を打ち消すために設けられ、液体洗剤に浮く材料で形成される。フロート30は、熱可塑性樹脂や金属などによって形成されてもよい。フロート30を金属によって形成する場合には、フロート30が液体洗剤に浮くようにするために、内部に空洞が設けられてもよい。フロート30とアーム33は、一体的に形成されてもよいし、別々に形成されて接合されてもよい。アーム33は、洗浄槽1を筐体2に対して出し入れする方向と直交する方向に回動する。フロート30の回動は、下方においては図4のようにアーム33がストッパリブ36に当接する位置で規制され、上方においてはフロート30が突出部34に当接することで規制される。ストッパリブ36はカバー31に形成される。
フロート30には磁性体35が設けられ、磁性体35の磁気を検知する磁気センサユニット147が、洗剤タンク収納部14の側面に設けられる。磁気センサユニット147が磁性体35の磁気を検知し、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていることが検知される。磁気センサユニット147は、磁性体35の磁気を検知した場合に、検知信号を制御部19に出力する。
フロート30の寸法が大きいと、洗剤タンク15の容量を圧迫するとともに、液体洗剤によって洗剤タンク15の壁面にフロート30が固着するリスクが大きくなる。
そのため、例えば、寸法が小さくても強い磁力を発揮するネオジム磁石を磁性体35として採用することによって、フロート30の重量を抑制し、必要な浮力を低減できる。これにより、フロート30の寸法を小さくし、洗剤タンク15の容量を確保するとともに、フロート30が固着するリスクを低減することができる。
図4に示すように、洗剤タンク15に液体洗剤が貯留されていないとき、もしくは液体洗剤の液位が低く、フロート30に十分な浮力が働かないときには、フロート30およびアーム33は自重により鉛直下方に垂れ下がる。洗剤タンク15に液体洗剤がフロート30に十分な浮力を与える程度に貯留されると、図5に示すように、フロート30は液体洗剤の液位に応じて浮上し、アーム33は回動軸32を中心として上方に回動する。磁気センサユニット147により磁性体35の位置を検知することにより、洗剤タンク15内の液体洗剤の液位を検知することができる。磁気センサユニット147は、例えば、洗剤タンク15内の液体洗剤の複数の液位に対応する磁性体35の位置の近傍に設けられた複数のホール素子を備えてもよい。磁気センサユニット147は、磁気抵抗効果素子、磁気インピーダンス素子など、任意の方式で磁性体35の磁気を検知可能なセンサを備えてもよい。
なお、本実施の形態における、磁気センサユニット147による洗剤タンク15の液位検知のための詳細な構成は、後述する。
磁気センサユニット147は、洗剤タンク収納部14の側面のうち、制御部19から遠い側の側面に設けられてもよい。これによれば、制御部19の電気回路において発生する磁場の影響を小さくすることができ、磁気センサの検知精度を向上できる。
洗剤タンク15の左側底部には爪158が設けられる。洗剤タンク15を洗剤タンク収納部14に挿入すると、爪158が洗剤タンク収納部14の側面に設けられた爪受け部と嵌合し、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14内に安定して支持される。洗剤タンク15は天面が開口され、開口部分はカバー31により覆われる。カバー31には洗剤投入口153が設けられ、洗剤投入口153は洗剤入れ蓋部154により覆われる。カバー31には投入補助斜面156が設けられる。液体洗剤は、投入補助斜面156に沿って流れて安定投入される。
[1-1-4.磁気センサユニットの詳細な構成]
図6は、洗剤タンク収納部14に洗剤タンク15が収納された状態を示す正面図である。
本実施の形態において、磁気センサユニット147は、フロート30の回動による磁性体35の軌跡Tの略中央に正面視で重なるように、洗剤タンク収納部14に配置されている。なお、本実施形態における磁性体35は、下方にN極35nが、上方にS極35sが配置されるように設けられている。またN極35nとS極35sとを結ぶ直線が、回動軸32を中心とした円の接線となるように、磁性体35はフロート30に対して傾斜して設けられる。
磁気センサユニット147は、第1の磁気センサ(磁気センサ)149aと第2の磁気センサ(磁気センサ)149bとを、正面視で軌跡Tに重なるように備える。第1の磁気センサ149a及び第2の磁気センサ149bは、それぞれホール素子によって図6の紙面に垂直な2方向の磁気を独立に検知可能である。各磁気センサにおいて、対応する方向の磁束密度が所定の閾値を上回った場合、磁気センサユニット147は検知信号を制御部19に出力する。なお、検知信号はデジタル出力である。
ここで、磁性体35の位置を考慮すると、磁気センサユニット147が受ける磁気は、後方から前方(図6の紙面奥から手前)に向かう方向の磁気についてはN極35nによる磁気である。また、前方から後方(図6の紙面手前から奥)に向かう方向の磁気はS極35sによる磁気である。すなわち、磁気センサユニット147は、第1の磁気センサ149aによる第1N極検知信号N1と、第1S極検知信号S1と、第2の磁気センサ149bによる第2N極検知信号N2と、第2S極検知信号S2と、の4種類の検知信号を出力する。
図7は、磁性体35の磁気が検知される範囲を示した図である。
図7において、正面視でN極検知範囲BN内に、第1の磁気センサ149aまたは第2の磁気センサ149bが含まれるとき、各磁気センサは第1N極検知信号N1または第2N極検知信号N2を出力する。同様に、正面視でS極検知範囲BS内に、第1の磁気センサ149aまたは第2の磁気センサ149bが含まれるとき、各磁気センサは第1S極検知信号S1または第2N極検知信号S2を出力する。
すなわち、N極検知範囲BN、S極検知範囲BSは、それぞれN極35n、S極35sからの磁束密度が、図7の紙面に垂直な方向における各磁気センサと同じ位置で、所定の閾値を上回る領域を示したものである。
N極検知範囲BN、S極検知範囲BSは、磁性体35の磁力の強さ、磁性体35と各磁気センサとの図7の紙面に垂直な方向(前後方向)の距離、各磁気センサにおける磁気検知の閾値等によって設定される。
図7においては、洗剤タンク15に液体洗剤が入っていない状態であるため、フロート30は、可動範囲の最下部に位置する。このときの磁性体35の位置を、位置PHとする。
このとき、第1の磁気センサ149aは、N極検知範囲BN及びS極検知範囲BSの外側にあるので、N極35n及びS極35sの近接を共に検知せず、検知信号を出力しない。一方、第2の磁気センサ149bは、N極検知範囲BNの範囲外であるが、S極検知範囲BSの範囲内に存在する。従って、磁気センサユニット147から出力される検知信号は、第2S極検知信号S2のみとなる。
また、図7において、液体洗剤が最大まで貯留された状態における磁性体35の位置を、仮想線で示す。このとき、磁性体35は、図6に示した磁性体35の軌跡Tの最上部に位置する。この時の磁性体35の位置を、PBとする。
この場合、第1の磁気センサ149aは、N極検知範囲BNの範囲内にある。また、第2の磁気センサ149bは、N極検知範囲BN及びS極検知範囲BS両方の範囲外に位置する。従って、磁気センサユニット147から出力される検知信号は、第1N極検知信号N1のみとなる。
このように、洗剤タンク15内の液体洗剤の液位の変動によってフロート30が回動し、磁性体35の位置が変化することで、磁気センサユニット147から出力される検知信号のパターンが変化する。
従って、制御部19は、あらかじめ洗剤タンク15内の液位の段階に対応した検知信号のパターンを記憶しておくことにより、磁気センサユニット147から出力される検知信号のパターンから洗剤タンク15内の液位を複数段階で判定することができる。
図8は、本実施の形態における検知信号のパターン及び磁性体35の位置と、検知信号のパターンに対応する洗剤タンク内の洗剤量を示した図表である。なお、各信号は1が磁気を検知、0が非検知時のものである。
本実施の形態においては、図8に示すように、図6に示した軌跡Tの範囲内において、磁性体35が最も高い位置にある場合を含むPBから、最も低い位置にある場合を含むPHまでの範囲で、7パターンの検知信号の組み合わせが制御部19に出力される。
すなわち、本実施の形態においては、出力信号が図8のようなパターンを取るように、磁性体35の磁力の強さ、磁性体35のN極35nとS極35sとの距離、第1の磁気センサ149aと第2の磁気センサ149bとの距離、各磁気センサと磁性体35との図6及び図7の紙面に垂直な方向(前後方向)における距離、各磁気センサにおける磁気検知の閾値等を調整している。
また、このように検出される検知信号の7つのパターンは、制御部19において、洗剤多、洗剤中、洗剤少と3パターンにまとめて対応付けられる。
また、本実施の形態においては、図8に示すように、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に正常に収納されている場合、洗剤タンク15内の液体洗剤の洗剤量にかかわらず、少なくとも1つ以上の検知信号が制御部19に出力される。従って、検知信号が1つも出力されていない場合は、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に正常な位置で収納されていないことが検知できる。
従って、本実施の形態においては、検知信号が制御部19に1つも出力されていない場合、制御部19は、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14から抜けた状態である、タンク抜けであると判定する。
さらに、本実施の形態においては、磁気センサユニット147からの検知信号は4種類であり、それぞれの検知信号について、検知時、非検知時の2通りの状態が存在する。すなわち、各検知信号の取り得る状態を独立とみなせば、4つの検知信号は16パターンの状態が存在し、図8に記載の8パターンよりも多い。
通常であれば、全16パターンの内、図8に記載の8パターン以外の信号パターンが制御部19に出力されることはない。例えば、第1の磁気センサ149aによる第1N極検知信号N1と、第1S極検知信号S1とが同時に検知状態の出力を取ることはない。しかし、例えば第1の磁気センサ149aが故障した場合などには、上記のような通常は出力されないパターンをとる可能性がある。
従って、本実施の形態においては、図8に記載の8パターン以外のパターンを制御部19が検出した場合には、制御部19は磁気センサユニット147の異常と判断する。この場合、制御部19は、磁気センサユニット147の回復動作を行う。この回復動作によって図8に記載のパターンに復帰しなかった場合、制御部19は異常を記憶する。
[1-1-5.表示操作部の構成]
図9は、本実施の形態に係る表示操作部(表示部)25の平面図である。なお、説明の都合上、図9ではすべてのLEDが点灯した状態を示す。
表示操作部25は、前述したように、電源操作部25a等のタッチ操作可能な表示を備える。また、表示操作部25は、オプション操作部25bを備える。オプション操作部25bは、ユーザーのタッチ操作を受け付け、通常は表示されていないオプション部25cの各項目にLEDを点灯し、表示する。
オプション部25cには、例えば液体洗剤の自動投入についての設定を行う洗剤自動投入操作部25dが設けられる。洗剤自動投入操作部25dは、ユーザーのタッチ操作を受け付けることで、洗浄工程において洗剤タンク15から洗浄槽1に液体洗剤を自動投入する機能のオン、オフを切り替えることができる。このとき切り替えた機能のオン、オフは、文字表示部25fに表示される。文字表示部25fは、7セグメントLEDによって構成されている。
また、電源操作部25aの近傍には、洗剤量表示部25eが設けられている。洗剤量表示部25eは、電源操作部25aとは独立に点灯するように構成されており、通常は消灯している。詳細は後述するが、主に制御部19による洗剤量の判定が図8における洗剤少以下の際に、点灯または点滅する。
[1-1-6.洗浄装置の制御構成]
図10は、食器洗い機の制御構成を示す模式図である。
制御部19は、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、集積回路などのハードウエアにより実現される。制御部19は、プロセッサ190、工程制御部191、検知結果取得部192、液位判定部193、洗剤タンク収納判定部194、送液制御部195、報知部196、放置時間取得部197、送液目標量判定部198、メモリ199、などを備える。
プロセッサ190は、CPU(Central Processing Unit)やMPC(Micro Processing Unit)等のプロセッサである。
メモリ199は、プログラムやデータを記憶するメモリである。メモリ199は、制御プログラム、プロセッサ190に処理されるデータを記憶する。メモリ199は、不揮発性の記憶領域を有する。また、メモリ199は、揮発性の記憶領域を備え、プロセッサ190のワークエリアを構成してもよい。
これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIなどにより実現され、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、またはハードウエアとソフトウエアの組合せなど、いろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
工程制御部191は、食器洗い機による洗浄運転を制御する。工程制御部191は、食器洗い機の表示操作部25から使用者による指示を受け付け、指示にしたがって、循環ポンプ9、ヒータ10、洗浄ノズル11、給水ポンプ41、排水ポンプ40などを制御し、洗浄運転を実行する。
工程制御部191は、洗浄運転の内、洗浄工程、すすぎ工程、および乾燥工程を連続的に実行してもよいし、いずれかの工程のみを実行してもよいし、いずれか2以上の工程の組合せを任意の順序で実行してもよい。
検知結果取得部192は、磁気センサユニット147による検知信号を取得する。上述したように、磁気センサユニット147は、各磁気センサによってフロート30に設けられた磁性体35の磁気をそれぞれ検知し、検知信号を出力する。
検知結果取得部192は、磁気センサユニット147による検知信号以外にも、食器洗い機に設けられた種々のセンサからの出力を取得する。検知結果取得部192は、例えば、扉体3の開閉を検知する開閉センサ42や、循環経路を流れる洗浄水の濁度を測定する光学式の濁度検知センサ43等からの出力を取得する。
液位判定部193は、検知結果取得部192により取得された、磁気センサユニット147が出力する検知信号に基づいて、洗剤タンク15に貯留された液体洗剤の液位を判定する。先述のように、本実施の形態においては、液位判定部193は図8の図表に記載の対応関係により、磁性体35の位置、すなわち、洗剤量を7段階で判定し、それを更に洗剤少、洗剤中、洗剤多の3段階に対応付ける。
また、液位判定部193は、洗剤ポンプ16の非駆動時に洗剤量の判定が変化した場合、例えば、洗剤ポンプ16の非駆動時に洗剤多から洗剤少に変化した場合等は、洗剤タンク15からの洗剤漏れであると判定する。その後、液位判定部193は、判定された洗剤漏れを、異常情報としてメモリ199に記録する。
洗剤タンク収納判定部194は、検知結果取得部192により取得された磁気センサユニット147の出力信号に基づいて、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されているか否かを判定する。洗剤タンク収納判定部194は、検知結果取得部192により取得された磁気センサユニット147の検知信号の内、少なくとも1つ以上が磁性体35の磁気を検知したことを示す場合、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていると判定する。それ以外の場合は、先述のように、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていない、タンク抜けの状態であると判定する。
ここで、タンク抜けの状態であると判定された場合は、報知部196が表示操作部25(または音声等)を介してユーザーに通知する。これにより、ユーザーが誤って洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていないままに洗浄運転を開始した場合であっても、ユーザーに洗剤タンク15の収納を促すことができる。
送液目標量判定部198は、洗浄工程において、洗剤タンク15から洗浄槽1に対して送液する液体洗剤の目標量を判定する。
送液目標量判定部198は、例えば、被洗浄物8に対する洗浄工程の開始時に、検知結果取得部192を介して濁度検知センサ43の出力を取得し、出力から被洗浄物8の汚れの程度を推定する。その後、送液目標量判定部198は、推定した汚れの程度に応じて送液目標量を判定する。
送液制御部195は、洗剤タンク15に貯留されている液体洗剤を洗浄槽1へ送液するために洗剤ポンプ16を制御する。送液制御部195は、送液目標量判定部198により判定された量の液体洗剤が洗浄槽1に供給されるように洗剤ポンプ16を制御する。送液制御部195は、送液目標量判定部198により判定された量の液体洗剤の送液が終了すると、送液開始及び終了時刻をメモリ199に記録する。
本実施の形態においては、洗剤ポンプ16の単位時間当たりの回転数は一定である。そのため、洗剤ポンプ16の駆動時間と送液した洗剤量との関係は、比例関係を推定可能である。従って、送液制御部195は、メモリ199に記録された送液開始及び終了時刻に基づいて洗剤ポンプ16の駆動時間を計算することで、洗剤ポンプ16による送液量を推定することができる。
また、送液制御部195は、推定された送液量と、液位判定部193による判定結果と、を比較し、洗剤ポンプ16による送液の異常を検知する。例えば、液位判定部193による判定が変化していないが、送液制御部195による送液量の推定値が、液位判定部193による判定が変化する送液量よりも多い場合などに、異常であると判定される。ここで検知された洗剤ポンプ16の異常は、メモリ199に記録されるとともに、ユーザーが扉体3を開けた際に報知部196を介して表示操作部25に表示される。この表示は、例えば、開閉センサ42によって扉体3が開いたことを検知してから一定時間の間だけ表示されるように構成してもよい。
さらに、送液制御部195は、洗剤タンク収納判定部194により洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていないと判定された場合、液体洗剤を洗剤タンク15から洗浄槽1へ送液しないように洗剤ポンプ16を制御する。これにより、洗剤が洗浄槽1に供給されないまま洗浄工程が実行されるのを防ぐことができる。また、洗剤タンク15から洗浄槽1に至る液体洗剤の流路に空気が送り込まれて、次回以降に洗浄を実行する際に送液目標量の洗剤が洗浄槽1に適切に供給されなくなることを防ぐことができる。
[1-2.動作]
[1-2-1.洗剤量が充分な時の洗剤ポンプの動作]
本実施の形態に係る食器洗い機は、洗浄工程において、制御部19の送液制御部195が、送液目標量判定部198から取得した送液目標量に対応した時間だけ洗剤ポンプ16を駆動し、洗剤タンク15から液体洗剤を自動的に洗浄槽1に投入する。従って、ユーザーは洗浄工程ごとに洗剤を洗浄槽1に投入する必要がなく、簡単に被洗浄物8を洗浄できる。
このとき、洗剤タンク15内の液位は、制御部19の液位判定部193によって判定される。本実施の形態においては、図8に示す液位の判定が洗剤中以上の場合において、ユーザーに液体洗剤の補充や購入についての表示や通知を特に実施しない。
[1-2-2.洗剤量が少ない時の洗剤ポンプの動作]
一方で、制御部19の液位判定部193が、洗剤タンク15内の洗剤量が図8に示す洗剤少以下であると判定した場合には、洗剤ポンプ16は上記と異なる動作を行う。この時のフローチャートを、図11に示す。
液位判定部193が図8に示す液位の判定を洗剤少とした後に(ステップSA1:Yes)、洗浄運転を開始する場合(ステップSA2:Yes)、洗浄運転の内の洗浄工程は、通常通り実施される。洗浄工程では、送液制御部195が送液目標量判定部198から送液目標量を取得し(ステップSA3)、取得した送液目標量に応じて洗剤ポンプ16を駆動させる(ステップSA5)。このとき、洗剤ポンプ16の駆動前後において、送液開始時刻の取得(ステップSA4)及び送液終了時刻の取得(ステップSA6)を実行し、取得した時刻をメモリ199に記録する。
その後、制御部19は、液位判定部193によって洗剤少と判定(ステップSA1:Yes)された後に洗剤ポンプ16が駆動した累積時間を、メモリ199に記録した送液開始時刻及び送液終了時刻の差分の合計から計算する。ここで計算した洗剤ポンプ16の駆動時間が所定の時間t1を超えていれば(ステップSA7:Yes)、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態を検知する(ステップSA8)。以後は液体洗剤の自動投入を停止する(ステップSA9)。
この、所定の時間t1は、液位判定部193により洗剤少と判定された時点(ステップSA1:Yes)における洗剤タンク15内の洗剤量と、洗剤ポンプ16が単位時間に送液する洗剤量によって決まる。すなわち、液位判定部193によって洗剤少と判定(ステップSA1:Yes)された後に、洗剤タンク15内の洗剤量が、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態に達するまでの時間が、所定の時間t1とされる。本実施の形態においては、種々のばらつきを考慮し、洗剤少と判定(ステップSA1:Yes)された後に、洗剤タンク15内の液体洗剤が、2回の洗浄工程を行う際に使用する洗剤量を下回る程度に残存する状態を、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態としている。さらに、洗剤少と判定(ステップSA1:Yes)された後に、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態に達するまでの洗剤ポンプ16の駆動時間を、所定の時間t1としている。
洗剤タンク15内の液量は、通常、磁気センサユニット147の出力に基づいて、液位判定部193により判定される。しかし、フロート30に十分な浮力を与えられないほどに液位が下降すると、その液位以下においては、フロート30が鉛直下方に下がった状態で液位に追従しなくなり、洗剤タンク15内に残存する液位にかかわらず、フロート30の位置は変化しない。
よって、フロート30に十分な浮力を与えられないほどに液位が下降すると、磁気センサユニット147の出力に基づいて液位判定部193により判定される結果が変動しなくなる。従って、洗剤タンク15内に洗剤が少量残っている状態(例えば、図8のPGからPHに切り替わった瞬間の状態)と、洗剤タンク15内が空の状態(もしくはそれに近い、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態)と、が、液位判定部193による判定では区別できない。
そのため、これを区別するために、図11のフローチャートに示したように、洗剤量が少ない時は、洗剤少と判定(ステップSA1:Yes)された時点での液量と、その後の洗剤ポンプ16の駆動時間と、に基づいて、洗剤タンク15に残存する洗剤の量を判定する。そして、洗剤タンク15内の洗剤量が、洗剤ポンプ16が空転しない程度に設定された、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態の洗剤量を下回ったかどうかを判定し(ステップSA7)、下回っていれば(ステップSA7:Yes)、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態を検知する(ステップSA8)。
その後、ユーザーによって洗剤が洗剤タンク15に補充される(ステップSA10:Yes)と、磁気センサユニット147から出力される検知信号に基づいて、液位判定部193が液量中以上を判定する。これにより、洗剤の自動投入が再開され(ステップSA11)、洗剤量が充分な時の動作に復帰する。
図12は、洗剤量が少ない場合の表示操作部25の動作を示したフローチャートである。洗剤量が少ない時は、図11のフローチャートに示した洗剤ポンプ16の動作に平行して、表示操作部25の表示も制御される。
洗剤少と判定(ステップSA1:Yes)された場合、表示操作部25は、第1の洗剤量の表示を実行する(ステップSB1)。第1の洗剤量の表示は、ユーザーに対し、洗剤タンク15内の液量が少なくなっていることを通知し、食器洗い機に用いる洗剤について、ユーザーの保有する洗剤の残量の確認や、洗剤の購入を促す。
本実施の形態における第1の洗剤量の表示の具体的な様態は、図9に示した表示操作部25において、洗剤量表示部25eを点灯させる表示である。
第1の洗剤量の表示は、後述する第2の洗剤量の表示が実行されるか、洗剤タンク15に液体洗剤が補充されるまで継続する。従って、洗剤タンク15内の液体洗剤が、フロート30が液位に追従できる下限の洗剤量まで減少したときにも、第1の洗剤量の表示が実行される。
洗剤少と判定(ステップSA1:Yes)された後、洗剤ポンプ16が所定の時間t1以上駆動したと判定された場合(ステップSA7:Yes)、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態を検知する(ステップSA8)。その後、表示操作部25は、第2の洗剤量の表示を実行する(ステップSB2)。第2の洗剤量の表示は、ユーザーに対し、洗剤タンク15内が空に近いことを通知し、食器洗い機に用いる洗剤について、洗剤タンク15に補充することを促す。
本実施の形態における第2の洗剤量の表示の具体的な形態は、図9に示した表示操作部25において、洗剤量表示部25eを点滅させる表示である。
このように、第2の洗剤量の表示では、洗剤量表示部25eを、新たな装置を用いることなく第1の洗剤量の表示の実行時よりも強調できる。よって、単に洗剤量が少ない状態よりも緊急性が高い、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態では、ユーザーに対して洗剤タンク15に洗剤を補充することを促しやすくなる。
その後は、表示操作部25のオプション操作部25bがタッチ操作を受けたとしても、洗剤自動投入操作部25dの点灯が規制される(ステップSB3)。この状態では、洗剤自動投入操作部25dはタッチ操作を受け付けない。このとき、図11に示したように洗剤の自動投入は停止された状態である。
これにより、洗剤タンク15が空(もしくはそれに近い)状態になってもユーザーが液体洗剤の自動投入を設定することを防ぐとともに、液体洗剤の自動投入の設定ができない状態であることを、新たな装置を用いることなくユーザーに直感的に通知できる。
その後、洗剤が補充された場合(ステップSA10:Yes)、第2の洗剤量の表示を停止する(ステップSB4)とともに、洗剤自動投入操作部25dの点灯規制が解除され(ステップSB5)、洗剤量が充分な時の動作に復帰する。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、食器洗い機は、洗浄槽1と、洗浄槽1に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンク15と、洗剤タンク15内の液体洗剤を洗浄槽1に供給する洗剤ポンプ16と、洗剤ポンプ16を制御する制御部19と、を備え、洗剤タンク15内には、液体洗剤内で浮遊するフロート30が設けられ、フロート30は磁性体35を備え、磁性体35の磁気を検知する複数の磁気センサ(第1の磁気センサ149a、第2の磁気センサ149b)を備え、フロート30が液体洗剤の液位に追従して移動し、第1の磁気センサ149a、第2の磁気センサ149bが磁性体35の磁気を検知することにより、洗剤タンク15内の洗剤量を検知可能である。
この構成によれば、フロート30内に設けられる磁性体35が複数である必要がないため、フロート30を小型化することができる。従って、洗剤タンク15内のより多くの容積を、液体洗剤の収容のために使用でき、収容可能な洗剤量が向上する。
よって、洗剤量の検知機構を備えながら、ユーザーによる洗剤補充の頻度を低減することができる。
本実施の形態のように、フロート30は、洗剤タンク15に回動可能に取り付けられたアーム33と接続し、第1の磁気センサ149a、第2の磁気センサ149bは、磁性体35のN極35nとS極35sとを独立に検知可能なデジタル出力のセンサであるとともに、アーム33の回動による磁性体35の回動範囲の近傍に複数設けられ、制御部19は、第1の磁気センサ149a、第2の磁気センサ149bからの出力のパターンに応じて、洗剤タンク15内の洗剤量を複数段階で判定するように構成してもよい。
この構成によれば、安価なデジタル出力のセンサを用いて、複数段階の洗剤量を判定することができる。また、フロート30がアーム33によって回動するので、液位の変動よりも磁性体35の動きが大きくなり、洗剤量の検知精度を向上できる。
本実施の形態のように、洗剤タンク15内の液体洗剤の洗剤量が、フロート30により検知される洗剤量の下限まで減少した後、制御部19は、洗剤ポンプ16を駆動して、洗剤タンク15内の液体洗剤の少なくとも一部を洗浄槽1に供給するように構成してもよい。
この構成によれば、洗剤タンク15内に残存する液体洗剤の洗剤量が少なくなった後も、洗剤ポンプ16による洗浄槽1に対する液体洗剤の供給が可能となる。
従って、ユーザーによる洗剤補充の頻度を減らすことができる。
本実施の形態のように、制御部19は、洗剤ポンプ16の駆動時間から、洗浄槽1に供給された洗剤量を推定可能であり、洗剤タンク15内の液体洗剤の洗剤量が、フロート30により検知される洗剤量の下限まで減少した後、さらに制御部19が洗剤ポンプ16を駆動する際に、制御部19は、フロート30により検知された洗剤量と、洗剤ポンプ16の駆動時間から推定される洗浄槽1に供給された洗剤量と、をもとに、洗剤タンク15内の洗剤量が、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態まで減少したことを検知するように構成してもよい。
この構成によれば、フロート30の移動による洗剤量検知ができなくなった後であっても、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態を検知することができる。
本実施の形態のように、制御部19は、洗剤タンク15内の洗剤量がそれ以上の液体洗剤を使用することができない状態まで減少したことを検知した場合、洗剤ポンプ16の駆動を規制するように構成してもよい。
この構成によれば、洗剤ポンプ16が空転することを抑制できる。よって、洗剤ポンプ16の空転による気泡の発生や、十分な洗剤量が供給されないまま被洗浄物8が洗浄されることを抑制できる。
従って、洗剤タンク15内の洗剤量がより少なくなるまで洗剤補充をしなくても、洗剤ポンプ16の空転による異常発生のリスクを低減でき、ユーザーによる洗剤補充の頻度を減らすことができる。
本実施の形態のように、食器洗い機は、洗浄状況などを表示する表示操作部25を有し、表示操作部25は、洗剤タンク15内に貯留された液体洗剤の量を表示可能であり、表示操作部25において、洗剤タンク15内の液体洗剤の洗剤量が、フロート30が液位に追従できる洗剤量の下限まで減少したときに実行される第1の洗剤量の表示と、その後さらに洗浄槽1に液体洗剤を供給して、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態のときに実行される第2の洗剤量の表示と、を含む複数段階の表示を行うように構成してもよい。
この構成によれば、洗剤タンク15内の洗剤量が少なくなったことを、第1の洗剤量の表示および第2の洗剤量の表示を通じて、ユーザーに対して通知することができる。
本実施の形態のように、第1の洗剤量の表示と、第2の洗剤量の表示とは、互いに表示形態が異なるように構成してもよい。
この構成によれば、洗剤タンク15内の洗剤量が少なくなった状態と、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態とを、ユーザーが判別可能に表示することができる。
従って、洗剤タンク15内の洗剤量が少なくなった状態ではなく、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態をユーザーに通知して洗剤補充を実行させることができ、ユーザーの洗剤補充の頻度を低減することができる。
本実施の形態のように、制御部19は、洗剤ポンプ16の駆動時間から、洗浄槽1に供給された洗剤量を推定可能であり、洗剤ポンプ16の駆動時間から推定される洗浄槽1に供給された洗剤量が、第1の磁気センサ149a、第2の磁気センサ149bからの出力のパターンから判定された洗剤タンク15内の液体洗剤の減少量よりも多い場合に、洗剤ポンプ16の異常を検知するように構成してもよい。
この構成によれば、洗剤ポンプ16の異常を検知できることにより、信頼性を向上することができる。
本実施の形態のように、制御部19は、洗剤ポンプ16の非駆動時に、第1の磁気センサ149a、第2の磁気センサ149bからの出力のパターンから判定された洗剤タンク15内の洗剤量が減少した場合、洗剤タンク15からの液体洗剤の漏れを検知するように構成してもよい。
この構成によれば、洗剤タンク15の異常を検知できることにより、信頼性を向上することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、磁気センサの一例として、第1の磁気センサ149aと第2の磁気センサ149bを説明した。磁気センサは、液位を検知可能に設けられていれば良い。従って、磁気センサは、第1の磁気センサ149aと第2の磁気センサ149bに限定されない。
例えば、3つ以上の磁気センサが設けられていてもよい。この場合、さらに多段階での液位の検知が可能になる。
また、1つの磁気センサが設けられていてもよい。この場合、液位を検知できる段階の数は少なくなるが、例えば液量が少なくなった場合のみ検知するように構成することで、コストを抑制することができる。
このようにセンサの配置や個数、構成を変えることで、適宜必要な検知内容によって、得られる液位のパターン数および内容を変更してもよい。
ただし、磁気センサとして第1の磁気センサ149aと第2の磁気センサ149bを使用した場合は、コストを抑えた上で、多段階での液位の検知が可能である。
実施の形態1では、第1の磁気センサ149a及び第2の磁気センサ149bの2つの磁気センサを用いて多段階に液位を判定し、洗剤少と判定された後に図11及び図12のフローチャートに示すステップSA1:Yes以降の一連のステップを実行していた。
しかし、ステップSA1では、特定の1段階の液量を磁気センサユニット147によって検知したか判定できれば良い。従って、図11及び図12のフローチャートに示す制御を実行する上において、磁気センサユニット147に第1の磁気センサ149a及び第2の磁気センサ149bの両方が設けられなくてもよい。
例えば、磁気センサユニット147に、第1の磁気センサ149aが設けられずに、第2の磁気センサ149bが1つだけ設けられていても、図11及び図12のフローチャートに示す制御と同様の動作を実現できる。この場合、例えば、第2の磁気センサ149bがS極35sを検知した第2S極検知信号S2が出力されたときを洗剤少と定義してステップSA1での判定に用い、以後は図11及び図12に示す各ステップを実行してもよい。この場合、磁気センサが一つであっても、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態を検知できる。
つまり、食器洗い機は、洗浄槽1と、洗浄槽1に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンク15と、洗剤タンク15内の液体洗剤を洗浄槽1に供給する洗剤ポンプ16と、洗剤ポンプ16を制御する制御部19と、を備え、洗剤タンク15内には、液体洗剤内で浮遊するフロート30が設けられ、フロート30は磁性体35を備え、磁性体35の磁気を検知する磁気センサ(第2の磁気センサ149b)を備え、フロート30が液体洗剤の液位に追従して移動し、磁気センサ(第2の磁気センサ149b)が磁性体35の磁気を検知することにより、洗剤タンク15内の洗剤量を検知可能であり、洗剤タンク15内の液体洗剤の洗剤量が、フロート30により検知される洗剤量の下限まで減少した後、制御部19は、洗剤ポンプ16を駆動して、洗剤タンク15内の液体洗剤の少なくとも一部を洗浄槽1に供給するように構成してもよい。
この構成によれば、洗剤タンク15内に残存する液体洗剤の洗剤量が少なくなった後も、洗剤ポンプ16による洗浄槽1に対する液体洗剤の供給が可能となる。
従って、ユーザーによる洗剤補充の頻度を減らすことができる。
また、制御部19は、洗剤ポンプ16の駆動時間から、洗浄槽1に供給された洗剤量を推定可能であり、洗剤タンク15内の液体洗剤の洗剤量が、フロート30により検知される洗剤量の下限まで減少した後、さらに制御部19が洗剤ポンプ16を駆動する際に、制御部19は、フロート30により検知された洗剤量と、洗剤ポンプ16の駆動時間から推定される洗浄槽1に供給された洗剤量と、をもとに、洗剤タンク15内の洗剤量が、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態まで減少したことを検知するように構成してもよい。
この構成によれば、フロート30の移動による洗剤量検知ができなくなった後であっても、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態を検知することができる。
また、制御部19は、洗剤タンク15内の洗剤量がそれ以上の液体洗剤を使用することができない状態まで減少したことを検知した場合、洗剤ポンプ16の駆動を規制するように構成してもよい。
この構成によれば、洗剤ポンプ16が空転することを抑制できる。よって、洗剤ポンプ16の空転による気泡の発生や、十分な洗剤量が供給されないまま被洗浄物8が洗浄されることを抑制できる。
従って、洗剤タンク15内の洗剤量がより少なくなるまで洗剤補充をしなくても、洗剤ポンプ16の空転による異常発生のリスクを低減でき、ユーザーによる洗剤補充の頻度を減らすことができる。
実施の形態1では、浮遊体の一例として、回動軸32によって回動自在に取り付けられるアーム33と接続するフロート30を説明した。浮遊体は、液体洗剤の液位に追従して上下するものであればよい。従って、浮遊体は、回動軸32によって回動自在に取り付けられるアーム33と接続するフロート30に限られない。
例えば、洗剤タンク15内を、液位に追従して鉛直に、直線的に上下する浮遊体であってもよい。
ただし、浮遊体として回動軸32によって回動自在に取り付けられるアーム33と接続するフロート30を用いれば、フロート30は、液体洗剤の液位の変動に追従する際に回動軸32を中心として回動する。従って、液位の変動に対してフロート30の移動量が大きくなり、磁性体35の移動量も大きくなる。これにより、磁性体35の移動が検出しやすくなり、第1の磁気センサ149aと第2の磁気センサ149bによる検知精度が向上する。
実施の形態1では、制御部19は、洗剤ポンプ16による送液開始時刻と送液終了時刻の差分から、送液した洗剤量を推定していた。送液した洗剤量を推定するためには、洗剤ポンプ16の回転数が分かればよい。従って、制御部19は、洗剤ポンプ16による送液開始時刻と送液終了時刻の差分から、送液した洗剤量を推定する構成に限られない。
例えば、送液中の時間をタイマーで直接測定し、その時間の累積から送液した洗剤量を推定してもよい。また、例えば、制御部19が洗剤ポンプ16の回転数を直接カウントし、カウントした回転数から送液した洗剤量を推定する構成でもよい。
プロセッサ190は、単一のプロセッサにより構成されてもよいし、複数のプロセッサにより構成されていてもよい。プロセッサ190は、対応する機能部を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。すなわち、プロセッサ190は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成される。
図11及び図12に示す動作のステップ単位は、動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、動作が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本開示の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、洗剤の自動投入が可能な食器洗い機に適用可能である。具体的には、家庭用のビルトイン式食器洗い機の他、家庭用の卓上食器洗い機や、業務用のビルトイン式食器洗い機などにも、本開示は適用可能である。
1 洗浄槽
1a 開口部
2 筐体
3 扉体
4 取手
5 第1のレール
6 第2のレール
7 かご
8 被洗浄物
9 循環ポンプ
10 ヒータ
11 洗浄ノズル
12 側壁
13 前方空間部
14 洗剤タンク収納部
15 洗剤タンク
16 洗剤ポンプ
19 制御部
23 平面部
25 表示操作部(表示部)
25a 電源操作部
25b オプション操作部
25c オプション部
25d 洗剤自動投入操作部
25e 洗剤量表示部
25f 文字表示部
30 フロート(浮遊体)
31 カバー
32 回動軸
33 アーム
34 突出部
35 磁性体
35n N極
35s S極
36 ストッパリブ
40 排水ポンプ
41 給水ポンプ
42 開閉センサ
43 濁度検知センサ
141 本体側逆止弁
147 磁気センサユニット
149a 第1の磁気センサ(磁気センサ)
149b 第2の磁気センサ(磁気センサ)
151 タンク側逆止弁
152 洗剤吐出口
153 洗剤投入口
154 洗剤入れ蓋部
155 タンク取手
156 投入補助斜面
158 爪
190 プロセッサ
191 工程制御部
192 検知結果取得部
193 液位判定部
194 洗剤タンク収納判定部
195 送液制御部
196 報知部
197 放置時間取得部
198 送液目標量判定部
199 メモリ

Claims (12)

  1. 洗浄槽と、
    前記洗浄槽に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンクと、
    前記洗剤タンク内の液体洗剤を前記洗浄槽に供給する洗剤ポンプと、
    前記洗剤ポンプを制御する制御部と、
    を備え、
    前記洗剤タンク内には、液体洗剤内で浮遊する浮遊体が設けられ、
    前記浮遊体は磁性体を備え、
    前記磁性体の磁気を検知する複数の磁気センサを備え、
    前記浮遊体が液体洗剤の液位に追従して移動し、前記磁気センサが前記磁性体の磁気を検知することにより、前記洗剤タンク内の洗剤量を検知可能である
    ことを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記浮遊体は、前記洗剤タンクに回動可能に取り付けられたアームと接続し、
    前記磁気センサは、前記磁性体のN極とS極とを独立に検知可能なデジタル出力のセンサであるとともに、前記アームの回動による前記磁性体の回動範囲の近傍に複数設けられ、
    前記制御部は、複数の前記磁気センサからの出力のパターンに応じて、前記洗剤タンク内の洗剤量を複数段階で判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記洗剤タンク内の液体洗剤の洗剤量が、前記浮遊体により検知される洗剤量の下限まで減少した後、
    前記制御部は、前記洗剤ポンプを駆動して、前記洗剤タンク内の液体洗剤の少なくとも一部を前記洗浄槽に供給する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗い機。
  4. 前記制御部は、前記洗剤ポンプの駆動時間から、前記洗浄槽に供給された洗剤量を推定可能であり、
    前記洗剤タンク内の液体洗剤の洗剤量が、前記浮遊体により検知される洗剤量の下限まで減少した後、さらに前記制御部が前記洗剤ポンプを駆動する際に、
    前記制御部は、前記浮遊体により検知された洗剤量と、前記洗剤ポンプの駆動時間から推定される前記洗浄槽に供給された洗剤量と、をもとに、
    前記洗剤タンク内の洗剤量が、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態まで減少したことを検知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の食器洗い機。
  5. 前記制御部は、前記洗剤タンク内の洗剤量がそれ以上の液体洗剤を使用することができない状態まで減少したことを検知した場合、
    前記洗剤ポンプの駆動を規制する
    ことを特徴とする請求項4に記載の食器洗い機。
  6. 洗浄状況などを表示する表示部を有し、
    前記表示部は、前記洗剤タンク内に貯留された液体洗剤の量を表示可能であり、
    前記表示部において、
    前記洗剤タンク内の液体洗剤の洗剤量が、前記浮遊体が液位に追従できる洗剤量の下限まで減少したときに実行される第1の洗剤量の表示と、
    その後さらに前記洗浄槽に液体洗剤を供給して、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態のときに実行される第2の洗剤量の表示と、
    を含む複数段階の表示を行う
    ことを特徴とする請求項3乃至5に記載の食器洗い機。
  7. 前記第1の洗剤量の表示と、前記第2の洗剤量の表示とは、互いに表示形態が異なる
    ことを特徴とする請求項6に記載の食器洗い機。
  8. 前記制御部は、前記洗剤ポンプの駆動時間から、前記洗浄槽に供給された洗剤量を推定可能であり、
    前記洗剤ポンプの駆動時間から推定される前記洗浄槽に供給された洗剤量が、
    前記磁気センサからの出力のパターンから判定された前記洗剤タンク内の液体洗剤の減少量よりも多い場合に、
    前記洗剤ポンプの異常を検知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の食器洗い機。
  9. 前記制御部は、前記洗剤ポンプの非駆動時に、前記磁気センサからの出力のパターンから判定された前記洗剤タンク内の洗剤量が減少した場合、
    前記洗剤タンクからの液体洗剤の漏れを検知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の食器洗い機。
  10. 洗浄槽と、
    前記洗浄槽に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンクと、
    前記洗剤タンク内の液体洗剤を前記洗浄槽に供給する洗剤ポンプと、
    前記洗剤ポンプを制御する制御部と、
    を備え、
    前記洗剤タンク内には、液体洗剤内で浮遊する浮遊体が設けられ、
    前記浮遊体は磁性体を備え、
    前記磁性体の磁気を検知する磁気センサを備え、
    前記浮遊体が液体洗剤の液位に追従して移動し、前記磁気センサが前記磁性体の磁気を検知することにより、前記洗剤タンク内の洗剤量を検知可能であり、
    前記洗剤タンク内の液体洗剤の洗剤量が、前記浮遊体により検知される洗剤量の下限まで減少した後、
    前記制御部は、前記洗剤ポンプを駆動して、前記洗剤タンク内の液体洗剤の少なくとも一部を前記洗浄槽に供給する
    ことを特徴とする食器洗い機。
  11. 前記制御部は、前記洗剤ポンプの駆動時間から、前記洗浄槽に供給された洗剤量を推定可能であり、
    前記洗剤タンク内の液体洗剤の洗剤量が、前記浮遊体により検知される洗剤量の下限まで減少した後、さらに前記制御部が前記洗剤ポンプを駆動する際に、
    前記制御部は、前記浮遊体により検知された洗剤量と、前記洗剤ポンプの駆動時間から推定される前記洗浄槽に供給された洗剤量と、をもとに、
    前記洗剤タンク内の洗剤量が、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態まで減少したことを検知する
    ことを特徴とする請求項10に記載の食器洗い機。
  12. 前記制御部は、前記洗剤タンク内の洗剤量がそれ以上の液体洗剤を使用することができない状態まで減少したことを検知した場合、
    前記洗剤ポンプの駆動を規制する
    ことを特徴とする請求項11に記載の食器洗い機。
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