JP6944271B2 - 縦型洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、縦型洗濯機に関する。
従来、縦型洗濯機としては、給水工程において、水位センサからの水位信号に基づいて給水弁を制御して、給水開始時に給水弁をオンした後、水位が設定水位に達すると給水弁をオフにして給水を停止するものがある(例えば、特開平5−154285号公報(特許文献1)参照)。
特開平5−154285号公報
ところで、上記縦型洗濯機では、水位センサや回路部品のバラつき、環境温度の変化等により、実際の水位と水位センサによる検知水位が乖離し、設定水位が溢水穴に近いと、水位センサにより設定水位が検知されて給水を停止する前に、水位が溢水穴まで到達して溢れてしまう場合がある。
上記縦型洗濯機では、給水中に水位が溢水穴まで到達して溢れてしまうと、溢水穴の水位以上に水位が上がらない状態となるため、水位センサが設定水位を検知できなくなって、給水が止まらなくなるという不具合が発生する。
そこで、この発明の課題は、溢水穴からの溢水により給水が止まらない不具合を回避しつつ、溢水穴に近い設定水位まで給水することができる縦型洗濯機を提供することにある。
この発明の一態様に係る縦型洗濯機は、
水槽と、
上記水槽内に回転可能に収容された回転槽と、
上記水槽の上部または上記回転槽の上部に設けられた溢水穴と、
上記水槽内または上記回転槽内の水位を検出する水位センサと、
上記水槽内または上記回転槽内に水を供給する給水装置と、
上記水位センサにより検出された上記水槽内または上記回転槽内の水位に基づいて、上記給水装置を制御する制御装置と
を備え、
上記制御装置は、
給水時に設定水位よりも低い中途水位に到達するまで上記水槽内または上記回転槽内に水を供給し、上記中途水位に到達した時点から給水設定時間が経過するまで上記水槽内または上記回転槽内に水を供給するように、上記給水装置を制御することを特徴とする。
以上より明らかなように、この発明によれば、給水時に設定水位の手前で水位センサにより検出される水位に基づく給水制御を止めて、残りの給水を設定水位までの給水時間で制御することによって、溢水穴からの溢水により給水が止まらない不具合を回避しつつ、溢水穴に近い設定水位まで給水することができる縦型洗濯機を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の縦型洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の斜視図である。 図2は上記縦型洗濯乾燥機を側方から見た縦断面図である。 図3は上記縦型洗濯乾燥機の制御ブロック図である。 図4は上記縦型洗濯乾燥機の回転槽を含む要部の模式図である。 図5はこの発明の第2実施形態の縦型洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の制御ブロック図である。 図6はこの発明の第3実施形態の縦型洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の制御ブロック図である。
以下、この発明の縦型洗濯機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の縦型洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の外観を示す斜視図を示している。
この第1実施形態の縦型洗濯乾燥機は、図1に示すように、金属または合成樹脂製の本体ケーシング1と、水槽2(図2に示す)の開口を開閉する上蓋4と、本体ケーシング1の上面に設けられた操作表示部5とを備える。操作表示部5によって、運転動作を選択指示入力すると共に運転状態を表示する。
また、図2は上記縦型洗濯乾燥機を側方から見た縦断面図を示している。
図2に示すように、金属または合成樹脂製の本体ケーシング1は、直方体形状に成形され、その上面および底面は開口部となっている。本体ケーシング1の上面開口部には操作表示部5等が設けられた合成樹脂製の上面板11が固定されている。一方、本体ケーシング1の底面開口部には、合成樹脂製のベース12が固定されている。
上記縦型洗濯乾燥機内に洗濯物を投入するための洗濯物投入口1aを上面板11に設けている。その洗濯物投入口1aを開閉する上蓋4を、縦型洗濯乾燥機の奧側で上面板11に回動可能に支持している。上蓋4を上下に回動させて洗濯物投入口1aを開閉する。
また、本体ケーシング1内には、水槽2と、この水槽2の内部に回転可能に設けられた回転槽3を配置している。回転槽3は、洗剤を溶かした水またはすすぎ用の水を溜める。水槽2および回転槽3は、上側が開口した有底筒状のカップの形状をしており、各々中心軸を垂直にして、水槽2を外側とし、回転槽3を内側とする形で同軸に配置されている。
上記回転槽3は、下端から上端に向かって徐々に内径が大きくなる筒状の無孔周壁3aを有する。また、回転槽3の上部開口部の縁に、洗濯物の脱水のために回転槽3を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする環状のバランサ40を装着している。また、回転槽3内の底面に攪拌翼20を回転可能に配置している。
また、本体ケーシング1内の水槽2の下側に、クラッチ・ブレーキ機構31と駆動モータ32とを有する駆動ユニット30を取り付けている。駆動ユニット30は、駆動装置の一例である。また、クラッチ・ブレーキ機構31の回転軸31aの先端に攪拌翼20を取り付けている。
上記縦型洗濯乾燥機は、送風ファン用モータ51(図3に示す)とヒータ52(図3に示す)を有する乾燥装置(図示せず)を備えている。
また、上記縦型洗濯乾燥機は、本体ケーシング1内の上側かつ後面側に配置された給水弁80と風呂ポンプ90を備えている。上記給水弁80と風呂ポンプ90で給水装置を構成している。
上記給水弁80に給水経路61を接続している。この給水経路61の下側に、洗剤を収容する洗剤ケース62を着脱可能に取り付けている。また、洗剤ケース62の後面側と下側に沿って給水経路63を設けている。
上記給水弁80を開状態にすると、給水弁80を介して供給された水道水は、給水経路61から洗剤ケース62内に給水された後、給水経路63を介して給水口63aから流れ出て回転槽3内に流入する。なお、洗濯工程における給水では、洗剤ケース62に収納された洗剤と一緒に水が給水経路63を介して給水口63aから流れ出る。
ここで、水道水の代わりに、風呂ポンプ90を駆動することにより、風呂ポンプ90から供給された風呂水を、給水経路61と洗剤ケース62と給水経路63を介して回転槽3内に供給してもよい。
また、図3は上記縦型洗濯乾燥機の制御ブロック図を示している。この縦型洗濯乾燥機は、図3に示すように、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる制御装置100を備えている。この制御装置100は、操作部5aと表示部5bを有する操作表示部5と、水位センサ21と、温度センサ22と、湿度センサ23と、扉開閉センサ24と、クラッチ・ブレーキ機構31と、駆動モータ32と、送風ファン用モータ51と、ヒータ52と、給水弁80と、風呂ポンプ90が接続されている。制御装置100は、操作部5a,水位センサ21,温度センサ22,湿度センサ23,扉開閉センサ24からの信号に基づいて、表示部5b,クラッチ・ブレーキ機構31,駆動モータ32,送風ファン用モータ51,ヒータ52,給水弁80および風呂ポンプ90などを制御する。
上記制御装置100は、給水弁80と風呂ポンプ90を制御する給水制御部100aと、駆動ユニット30などを制御する駆動制御部100bと、運転動作に関わる時間などを計時するためのタイマ100cとを有する。
また、図4は上記縦型洗濯乾燥機の回転槽3を含む要部の模式図を示している。図4では、回転槽3の上部に複数の溢水穴3bを設けている。図4において、Lmaxは、複数の溢水穴3bから水が溢れ出すときの最高水位である。
この縦型洗濯乾燥機は、図4に示すように、回転槽3の下部にエアートラップ101の一端を接続し、エアートラップ101の他端にパイプ102の下端を接続している。また、パイプ102の上端に水位センサ21を接続している。この水位センサ21は、パイプ102内の空気の圧力を検出する。回転槽3の水位が高くなるほどパイプ102内の空気の圧力が上昇し、水位センサ21は、検出した圧力に基づいて回転槽3内の水位に相当する水位信号を出力する。
上記構成の縦型洗濯乾燥機において、運転を開始すると、設定された洗濯容量に応じて設定水位Lsが決定され、給水弁80を開状態にして給水を開始する。
このとき、上記設定水位Lsが判定水位Lxよりも低いと、水位センサ21により検出された回転槽3内の水位が設定水位Lsになると、給水弁80を閉状態にして給水を停止する。
この実施の形態では、判定水位Lxは、(Lmax−30mm−α)としている。ここで、αは定数であり、水位センサ21の検知誤差は±30mmである。なお、この判定水位Lxは、使用する水位センサの検知誤差に応じて適宜設定すればよい。
一方、図4に示すように設定水位Lsが判定水位Lx以上のとき、中途水位Lu(<Ls)に到達するまで回転槽3内に水を供給し、水位センサ21により検出された回転槽3内の水位が中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで、回転槽3内に水を供給した後、給水弁80を閉状態にする。
ここで、中途水位Luは、設定水位Ls(≧Lx)よりも予め設定された高さ△L分低い水位としている。そして、予め実施した実験やシミュレーションなどによって、高さ△L分に相当する水量を給水するのに必要な時間を求めて、給水設定時間Tmとしている。この給水設定時間Tmは、設定水位Lsから数式やテーブルを用いて求める。
上記構成の縦型洗濯乾燥機では、給水時、水位センサ21により検出された回転槽3内の水位が中途水位Lu(<Ls)に到達するまで、回転槽3内に水を供給し、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで回転槽3内に水を供給するように、給水装置(80,90)を制御装置100,200,300により制御する。
このように、給水時に設定水位Lsの手前で水位センサ21により検出される水位に基づく給水制御を止めて、残りの給水を設定水位Lsまでの給水設定時間Tmで制御することによって、給水設定時間Tmが経過したら確実に給水を停止するので、溢水穴3bからの溢水により給水が止まらない不具合を回避しつつ、溢水穴3bに近い設定水位Lsまで給水することが可能になる。
また、上記縦型洗濯乾燥機では、給水時に、設定水位Lsが判定水位Lx未満であるときは、給水装置(80,90)を制御して、水位センサ21により検出された回転槽3内の水位が設定水位Lsに到達するまで水を供給する。一方、給水時に、設定水位Lsが判定水位Lx以上であるときは、給水装置(80,90)を制御して、中途水位Luに到達するまで回転槽3内に水を供給し、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで、回転槽3内に水を供給する。
このように、上記設定水位Lsが最高水位Lmax(溢水穴3bの水位)に近くて、設定水位Lsが最高水位Lmaxに対して水位センサ21の検知誤差範囲の近傍である場合に、中途水位Luから給水設定時間Tmだけ給水した後に給水を停止するようにしている。したがって、溢水穴3bからの溢水により給水が止まらない不具合の発生を確実に防止しつつ、設定水位Lsが最高水位Lmaxに対して水位センサ21の検知誤差範囲の近傍でない(判定水位Lx未満)場合では、水位センサ21により検出される水位に基づく給水制御のみを行うので、水位センサ21の検知誤差範囲内の正確な水位が得られる。
また、下端から上端に向かって徐々に内径が大きくなる筒状の無孔周壁3aを有する回転槽3を備えた縦型洗濯乾燥機において、回転槽3の上部に溢水穴3bが設けられているので、中途水位Lu(<Ls)に到達するまで回転槽3内に水を供給し、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで回転槽3内に水を供給した後に設定水位Lsで給水を停止できる。
〔第2実施形態〕
図5はこの発明の第2実施形態の縦型洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の制御ブロック図を示している。
この縦型洗濯乾燥機は、図5に示すように、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる制御装置200を備えている。この制御装置200は、操作部5aと表示部5bを有する操作表示部5と、水位センサ21と、温度センサ22と、湿度センサ23と、扉開閉センサ24と、クラッチ・ブレーキ機構31と、駆動モータ32と、送風ファン用モータ51と、ヒータ52と、給水弁80と、風呂ポンプ90が接続されている。制御装置200は、操作部5a,水位センサ21,温度センサ22,湿度センサ23,扉開閉センサ24からの信号に基づいて、表示部5b,クラッチ・ブレーキ機構31,駆動モータ32,送風ファン用モータ51,ヒータ52,給水弁80および風呂ポンプ90などを制御する。
上記制御装置200は、給水弁80と風呂ポンプ90を制御する給水制御部200aと、駆動ユニット30などを制御する駆動制御部200bと、運転動作に関わる時間などを計時するためのタイマ200cと、給水装置(80,90)の単位時間あたりの給水流量を推定する給水流量推定部200dと、給水設定時間Tmを算出する給水設定時間算出部200eとを有する。
上記給水流量推定部200dは、給水弁80による給水(水道水の供給)時の水位センサ21により検出された回転槽3内の水位の単位時間あたりの変化量に基づいて、給水弁80の単位時間あたりの給水流量を推定する。なお、風呂ポンプ90による給水(風呂水の供給)の場合、給水流量推定部200dは、風呂ポンプ90による給水時の水位センサ21により検出された回転槽3内の水位の単位時間あたりの変化量に基づいて、風呂ポンプ90の単位時間あたりの給水流量を推定する。
そして、上記給水設定時間算出部200eは、給水流量推定部200dにより推定された単位時間当たりの給水流量に基づいて、給水設定時間Tmを算出する。
上記給水制御部200aと駆動制御部200bとタイマ200cの夫々は、第1実施形態の制御装置100の給水制御部100aと駆動制御部100bとタイマ100cと同一の機能を有する。
上記構成の縦型洗濯乾燥機では、給水時に、設定水位Lsが判定水位Lx以上であるときは、給水装置(80,90)を制御して、中途水位Luに到達するまで回転槽3内に水を供給し、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで、回転槽3内に水を供給する。
ここで、給水装置(80,90)による給水時の水位センサ21により検出された回転槽3内の水位の単位時間あたりの変化量に基づいて、給水装置(80,90)の単位時間あたりの給水流量を給水流量推定部200dにより推定し、その単位時間当たりの給水流量に基づいて、中途水位Luから設定水位Lsまでの高さ△L分に相当する水量を給水するのに必要な給水設定時間Tmを給水設定時間算出部200eにより算出する。これにより、上記中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで回転槽3内に水を供給することで、正確な設定水位Lsになるように給水できる。
ここで、給水設定時間Tmは、予め実施した実験やシミュレーションなどで得られた数式やテーブルを用いて、単位時間当たりの給水流量から求める。
上記第2実施形態の縦型洗濯乾燥機は、第1実施形態の縦型洗濯乾燥機と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
図6はこの発明の第3実施形態の縦型洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の制御ブロック図を示している。
この縦型洗濯乾燥機は、図6に示すように、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる制御装置300を備えている。この制御装置300は、操作部5aと表示部5bを有する操作表示部5と、水位センサ21と、温度センサ22と、湿度センサ23と、扉開閉センサ24と、流量センサ25と、クラッチ・ブレーキ機構31と、駆動モータ32と、送風ファン用モータ51と、ヒータ52と、給水弁80と、風呂ポンプ90が接続されている。制御装置300は、操作部5a,水位センサ21,温度センサ22,湿度センサ23,扉開閉センサ24,流量センサ25からの信号に基づいて、表示部5b,クラッチ・ブレーキ機構31,駆動モータ32,送風ファン用モータ51,ヒータ52,給水弁80および風呂ポンプ90などを制御する。
上記流量センサ25は、給水弁80による給水(水道水)および風呂ポンプ90による給水(風呂水)において、単位時間あたりの給水流量を検出する。
上記制御装置300は、給水弁80と風呂ポンプ90を制御する給水制御部300aと、駆動ユニット30などを制御する駆動制御部300bと、運転動作に関わる時間などを計時するためのタイマ300cと、給水設定時間Tmを算出する給水設定時間算出部300dとを有する。
上記給水設定時間算出部300dは、流量センサ25により検出された単位時間当たりの給水流量に基づいて、中途水位Luから設定水位Lsまでの高さ△L分に相当する水量を給水するのに必要な給水設定時間Tmを算出する。
上記給水制御部300aと駆動制御部300bとタイマ300cの夫々は、第1実施形態の制御装置100の給水制御部100aと駆動制御部100bとタイマ100cと同一の機能を有する。
上記構成の縦型洗濯乾燥機では、給水時に、設定水位Lsが判定水位Lx以上であるときは、給水装置(80,90)を制御して、中途水位Luに到達するまで回転槽3内に水を供給し、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで、回転槽3内に水を供給する。
ここで、流量センサ25により検出された単位時間当たりの給水流量に基づいて、給水設定時間算出部300dにより算出された給水設定時間Tmを用いて、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで回転槽3内に水を供給することで、正確な設定水位Lsになるように給水できる。
ここで、給水設定時間Tmは、予め実施した実験やシミュレーションなどで得られた数式やテーブルを用いて、単位時間当たりの給水流量から求める。
上記第3実施形態の縦型洗濯乾燥機は、第1実施形態の縦型洗濯乾燥機と同様の効果を有する。
上記第1〜第3実施形態では、乾燥装置を備えた縦型洗濯乾燥機について説明したが、乾燥装置を備えていない縦型洗濯機にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、筒状の無孔周壁3aを有する回転槽3を備えた縦型洗濯乾燥機について説明したが、複数の孔を有する筒状の周壁を有する回転槽を備えた縦型洗濯機にこの発明を適用してもよい。この場合、水槽内と回転槽内は複数の孔を介して連通しているので、給水時に水槽内の水位と回転槽内水位は同じになり、水位センサにより検出された水槽内の水位に基づいて給水装置を制御する。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の一態様に係る縦型洗濯機は、
水槽2と、
上記水槽2内に回転可能に収容された回転槽3と、
上記水槽2の上部または上記回転槽3の上部に設けられた溢水穴3bと、
上記水槽2内または上記回転槽3内の水位を検出する水位センサ21と、
上記水槽2内または上記回転槽3内に水を供給する給水装置(80,90)と、
上記水位センサ21により検出された上記水槽2内または上記回転槽3内の水位に基づいて、上記給水装置(80,90)を制御する制御装置100,200,300と
を備え、
上記制御装置100,200,300は、
給水時に設定水位Lsよりも低い中途水位Luに到達するまで上記水槽2内または上記回転槽3内に水を供給し、上記中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで上記水槽2内または上記回転槽3内に水を供給するように、上記給水装置(80,90)を制御することを特徴とする。
上記構成によれば、水位センサ21により検出された水槽2内(または回転槽3内)の水位が設定水位Lsよりも低い中途水位Luに到達するまで、水槽2内(または回転槽3内)に水を供給し、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで水槽2内(または回転槽3内)に水を供給するように、給水装置(80,90)を制御装置100,200,300により制御することによって、給水設定時間Tmが経過したら確実に給水を停止できる。したがって、溢水穴3bからの溢水により給水が止まらない不具合を回避しつつ、溢水穴3bに近い設定水位Lsまで給水することができる。
また、一実施形態の縦型洗濯機では、
上記制御装置100,200,300は、
上記設定水位Lsが上記溢水穴3bの水位Lmaxよりも低い判定水位Lx未満であるとき、上記給水装置(80,90)を制御して、上記水位センサ21により検出された上記水槽2内または上記回転槽3内の水位が上記設定水位Lsに到達するまで水を供給する一方、
上記設定水位Lsが上記判定水位Lx以上であるとき、上記給水装置(80,90)を制御して、上記中途水位Luに到達するまで上記水槽2内または上記回転槽3内に水を供給し、上記中途水位Luに到達した時点から上記給水設定時間Tmが経過するまで、上記水槽2内または上記回転槽3内に水を供給する。
上記実施形態によれば、設定水位Lsが溢水穴3bの水位Lmaxよりも低い判定水位Lx未満であるとき、給水装置(80,90)を制御して、水位センサ21により検出された水槽2内(または回転槽3内)の水位が設定水位Lsに到達するまで水を供給する。一方、設定水位Lsが判定水位Lx以上であるとき、給水装置(80,90)を制御して、中途水位Luに到達するまで水槽2内(または回転槽3内)に水を供給し、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで、水槽2内(または回転槽3内)に水を供給する。
このように、上記設定水位Lsが溢水穴3bの水位Lmaxに近くて、設定水位Lsが溢水穴3bの水位Lmaxに対して水位センサ21の検知誤差範囲内かまたはその検知誤差範囲の近傍であるときに、設定水位Lsよりも低い中途水位Luからは、給水設定時間Tmだけ給水して給水を停止する。したがって、溢水穴3bからの溢水により給水が止まらない不具合の発生を確実に防止しつつ、設定水位Lsが最高水位Lmaxに対して水位センサ21の検知誤差範囲の近傍でない(判定水位Lx未満)場合では、水位センサ21により検出される水位に基づく給水制御のみを行うので、正確な水位を得ることができる。
また、一実施形態の縦型洗濯機では、
上記制御装置200は、
上記給水装置(80,90)による給水時の上記水位センサ21により検出された上記水槽2内または上記回転槽3内の水位の単位時間あたりの変化量に基づいて、上記給水装置(80,90)の単位時間あたりの給水流量を推定する給水流量推定部200dと、
上記給水流量推定部200dにより推定された上記単位時間当たりの給水流量に基づいて、上記給水設定時間Tmを算出する給水設定時間算出部200eと
を有する。
上記実施形態によれば、給水装置(80,90)による給水時の水位センサ21により検出された水槽2内(または回転槽3内)の水位の単位時間あたりの変化量に基づいて、給水装置(80,90)の単位時間あたりの給水流量を給水流量推定部200dにより推定し、その単位時間当たりの給水流量に基づいて、給水設定時間算出部200eにより給水設定時間Tmを算出する。これにより、上記中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで水槽2内(または回転槽3内)に水を供給することで、正確な設定水位Lsになるように給水できる。
また、一実施形態の縦型洗濯機では、
上記給水装置(80,90)の単位時間あたりの給水流量を検出する流量センサ25を備え、
上記制御装置300は、
上記流量センサ25により検出された上記単位時間当たりの給水流量に基づいて、上記給水設定時間Tmを算出する給水設定時間算出部300dを有する。
上記実施形態によれば、流量センサ25により検出された単位時間当たりの給水流量に基づいて、給水設定時間算出部300dにより算出された給水設定時間Tmを用いて、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで水槽2内(または回転槽3内)に水を供給することで、正確な設定水位Lsになるように給水できる。
また、一実施形態の縦型洗濯機では、
上記回転槽3は、下端から上端に向かって徐々に内径が大きくなる筒状の無孔周壁3aを有し、
上記回転槽3の上部に上記溢水穴3bが設けられている。
上記実施形態によれば、下端から上端に向かって徐々に内径が大きくなる筒状の無孔周壁3aを有する回転槽3を備えた縦型洗濯機においても、回転槽3の上部に溢水穴3bが設けられているので、設定水位Lsよりも低い中途水位Luに到達するまで回転槽3内に水を供給し、中途水位Luに到達した時点から給水設定時間Tmが経過するまで回転槽3内に水を供給して設定水位Lsで給水を停止できる。
1…本体ケーシング
2…水槽
3…回転槽
3a…筒状の無孔周壁
3b…溢水穴
4…上蓋
5…操作表示部
5a…操作部
5b…表示部
11…上面板
12…ベース
20…攪拌翼
21…水位センサ
22…温度センサ
23…湿度センサ
24…扉開閉センサ
30…駆動ユニット
31…クラッチ・ブレーキ機構
32…駆動モータ
40…バランサ
51…送風ファン用モータ
52…ヒータ
61…給水経路
62…洗剤ケース
63…給水経路
80…給水弁
90…風呂ポンプ
100,200,300…制御装置
100a,200a,300a…給水制御部
100b,200b,300b…駆動制御部
100c,200c,300c…タイマ
101…エアートラップ
102…パイプ
200d…給水流量推定部
200e,300d…給水設定時間算出部

Claims (5)

  1. 水槽と、
    上記水槽内に回転可能に収容された回転槽と、
    上記水槽の上部または上記回転槽の上部に設けられた溢水穴と、
    上記水槽内または上記回転槽内の水位を検出する水位センサと、
    上記水槽内または上記回転槽内に水を供給する給水装置と、
    上記水位センサにより検出された上記水槽内または上記回転槽内の水位に基づいて、上記給水装置を制御する制御装置と
    を備え、
    上記制御装置は、
    給水時に設定水位よりも予め設定された高さ分だけ低く設定された中途水位に到達するまで上記水槽内または上記回転槽内に水を供給し、上記中途水位に到達した時点から所定の給水設定時間が経過するまで上記水槽内または上記回転槽内に水を供給するように、上記給水装置を制御することを特徴とする縦型洗濯機。
  2. 請求項1に記載の縦型洗濯機において、
    上記制御装置は、
    上記水位センサの検知誤差に応じた高さ分だけ上記溢水穴よりも低く設定された判定水位を設定し、
    上記設定水位が上記判定水位未満であるとき、上記給水装置を制御して、上記水位センサにより検出された上記水槽内または上記回転槽内の水位が上記設定水位に到達するまで水を供給する一方、
    上記設定水位が上記判定水位以上であるとき、上記給水装置を制御して、上記中途水位に到達するまで上記水槽内または上記回転槽内に水を供給し、上記中途水位に到達した時点から上記所定の給水設定時間が経過するまで、上記水槽内または上記回転槽内に水を供給することを特徴とする縦型洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載の縦型洗濯機において、
    上記制御装置は、
    上記給水装置による給水時の上記水位センサにより検出された上記水槽内または上記回転槽内の水位の単位時間あたりの変化量に基づいて、上記給水装置の単位時間あたりの給水流量を推定する給水流量推定部と、
    上記給水流量推定部により推定された上記単位時間当たりの給水流量に基づいて、上記所定の給水設定時間を算出する給水設定時間算出部と
    を有することを特徴とする縦型洗濯機。
  4. 請求項1または2に記載の縦型洗濯機において、
    上記給水装置の単位時間あたりの給水流量を検出する流量センサを備え、
    上記制御装置は、
    上記流量センサにより検出された上記単位時間当たりの給水流量に基づいて、上記所定の給水設定時間を算出する給水設定時間算出部を有することを特徴とする縦型洗濯機。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の縦型洗濯機において、
    上記回転槽は、下端から上端に向かって徐々に内径が大きくなる筒状の無孔周壁を有し、
    上記回転槽の上部に上記溢水穴が設けられていることを特徴とする縦型洗濯機。
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