JP2023068397A - 食器洗い機 - Google Patents

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Ikuya IKEZOE
直紀 松浦
Naoki Matsuura
直樹 廣松
Naoki Hiromatsu
慎 竹内
Shin Takeuchi
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Abstract

【課題】洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納させているか否かをユーザーに知らせることができ、使い勝手の向上を図ることができる食器洗い機を提供する。【解決手段】本開示における食器洗い機は、筐体と、前記筐体内に設けられ、被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンクと、前記洗剤タンクを出し入れ自在に収納する洗剤タンク収納部と、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されているか否かを検知するための判定部と、洗浄運転を制御する制御部と、を備え、前記判定部により、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されていないことが検知されたとき、前記制御部は、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されていない旨の報知を行う。【選択図】図13

Description

本開示は、食器洗い機に関する。
特許文献1は、洗剤タンクを出し入れ自在に収納する洗剤タンク収納部を有する食器洗い乾燥機において、磁気センサにより、洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納されているか否かを検知することができる食器洗い機を開示する。
特開2021-132978号公報
本開示は、洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納させているか否かをユーザーに知らせることができ、使い勝手の向上を図ることができる食器洗い機を提供する。
本開示における食器洗い機は、筐体と、前記筐体内に設けられ、被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンクと、前記洗剤タンクを出し入れ自在に収納する洗剤タンク収納部と、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されているか否かを検知するための判定部と、洗浄運転を制御する制御部と、を備え、前記判定部により、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されていないことが検知されたとき、前記制御部は、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されていない旨の報知を行う。
本開示における食器洗い機は、洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納させているか否かをユーザーに知らせることができ、使い勝手の向上を図ることができる。
実施の形態1に係る食器洗い機の概略側面図 実施の形態1に係る食器洗い機の概略正面図 実施の形態1に係る洗剤タンクを出し入れする際の食器洗い機の概略正面図 実施の形態1に係る洗剤タンクの正面図 実施の形態1に係る液体洗剤が充填された状態の洗剤タンクの正面図 実施の形態1に係る磁気センサユニットと磁性体との位置関係を示す洗剤タンク収納部の正面図 実施の形態1に係る磁性体の検出範囲を示す洗剤タンク収納部の正面図 実施の形態1に係る磁気センサユニットの検知信号パターンと制御部における判定結果の対応を示す図表 実施の形態1に係る表示操作部の平面図 実施の形態1に係る制御構成を示す模式図 実施の形態1に係る洗剤タンク内の洗剤量が少ない場合の食器洗い機の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る洗剤タンク内の洗剤量が少ない場合の表示操作部の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納されていない場合の動作を示すフローチャート
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、食器洗い機の技術分野では、磁気センサにより、洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納されているか否かを検知することができる食器洗い機がある。
しかしながら、洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納されているか否かをユーザーが認識することができないと、洗剤タンクの収納を促すことができず、使い勝手が悪くなるという課題を発見した。その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納させているか否かをユーザーに知らせることができ、使い勝手の向上を図ることができる食器洗い機を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
[1-1.構成]
[1-1-1.全体構成]
図1は、食器洗い機の概略側面図であり、図2は、食器洗い機の概略正面図である。
図1に示すように、食器洗い機100の洗浄槽1には扉体3が取り付けられている。この食器洗い機100は、例えばシステムキッチンなどに搭載されるビルトイン式の食器洗浄機である。各図中において、前方は扉体3および洗浄槽1が引き出される方向であり、後方は洗浄槽1が収納され扉体3が閉じられる方向である。また、食器洗い機100の洗浄槽1の開口部側が上方であり、反対側が下方であり、扉体3の正面から見て右側が右方、左側が左方である。
洗浄槽1は上方に開口部1aを有し、内部には被洗浄物8を収容するかご7が配置される。洗浄槽1は、図2に示すように、下方域に第1のレール5を備える。筐体2は、内面内側に第2のレール6を備える。第1のレール5は第2のレール6に移動可能に支持される。洗浄槽1は、筐体2に対して、前後方向(図1の紙面上では左右方向)に出し入れ自在に支持される。
扉体3の上部には、図1に示すように、洗浄槽1の開口部1aの前方に配置される平面部23を備える。平面部23には、表示操作部(表示部)25などが配置される。表示操作部25は、LEDなどの表示装置とタッチセンサとを備えたタッチパネルであり、使用者のタッチ操作により、食器洗い機100の洗浄コース、電源のオン、オフ、洗剤自動投入のオン、オフなどが設定される。また、表示操作部25は、洗浄状況、動作状況、時間などを表示する。平面部23の裏面側には、それらの動作を制御する操作表示基板(図示せず)が配置される。扉体3の上部には、前方に突出する取手4を備える。取手4は、使用者が把持して洗浄槽1を筐体2から出し入れする際に利用される。
なお、表示操作部25は、扉体3が閉じられた状態においては、扉体3及び筐体2に覆い隠されるので、外部から視認されない。従って、扉体3が閉じられた状態における外観性をさらに向上できる。
また、表示操作部25についての詳細は、後述する。
図1に示すように、洗浄槽1と扉体3との間の両側には側壁12が配置される。一対の側壁12は洗浄槽1と扉体3とを連結し、洗浄槽1と扉体3とは一体的に移動可能である。洗浄槽1と扉体3との間には、前方空間部13が形成される。前方空間部13は、洗浄槽1の前面側と、扉体3の後面側と、側壁12の内面側と、平面部23の下面側とで区画形成される。前方空間部13には、洗剤タンク収納部14が配置され、洗剤タンク収納部14には洗剤タンク15が出し入れ自在に収容される。洗剤タンク収納部14は、側壁12の片側に溶着、ネジ止め、または側壁12と一体成型で形成される。洗剤タンク収納部14は、洗浄槽1の前面に設けてもよい。
洗浄槽1の前面下方には、制御部19が配置される。制御部19は、例えば循環ポンプ9、排水ポンプ、給水ポンプ(給水弁)、洗剤ポンプ16などの駆動を制御する。制御部19は洗剤ポンプ16の駆動回転速度、駆動時間などを制御する。該制御により、被洗浄物8などの洗浄時において、必要な量の液体洗剤が洗剤タンク15から洗浄槽1に供給される。
また洗浄槽1には、以下の経路で食器類を洗浄する洗浄水が給水される。具体的には、図示しないシステムキッチン上の分岐水栓などから給水ホースなどの給水経路に、水道水などの洗浄水が供給される。供給された洗浄水は、図示しない給水ポンプや給水弁などにより、給水経路を経て、洗浄槽1内に必要な水位や必要量の給水がなされる。
洗浄槽1の外側下方には、循環ポンプ9が配置される。循環ポンプ9は、洗浄槽1内に給水された洗浄水を、循環経路を経て循環させ、洗浄ノズル11から洗浄水を噴射させる。そして、噴射された洗浄水で、被洗浄物8の洗浄が可能に構成される。洗浄水を加熱するヒータ10が、洗浄槽1の底部近傍に配置される。
食器洗い機100は、洗浄槽1から洗浄水を排水する排水経路を備える。排水経路は、図示しない排水ポンプと排水ホースなどで構成される。被洗浄物8の洗浄やすすぎが終了すると、排水ポンプが駆動され、洗浄水は、排水ホースを介して外部に排水される。排水経路は、洗浄槽1内の洗浄水を排水ホースを介して、接続されている排水管などへと送られることで、排水可能である。
[1-1-2.洗剤タンク周りの構成]
図2は、洗剤タンク15を収納した状態を示し、図3は、洗剤タンク15を収納途中もしくは引出途中の状態を示す。図3に示すように、洗剤タンク収納部14は右方が開口した空洞状の空間を有する。空洞状の空間には洗剤タンク15が出し入れ自在に収納される。洗剤タンク収納部14は、例えば洗浄槽1の中央部側から右方側に配置され、平面部23(表示操作部25)の略下方(下方を含む)で、洗剤タンク15を収納する。
図2および図3では、洗剤タンク収納部14から洗剤タンク15を右方向に引き出す構成を図示しているが、本開示の適用はこの構成に限られない。例えば、洗剤タンク収納部14および洗剤タンク15を、図2、図3とは左右対称の反対の位置に配置してもよい。この場合、洗剤タンク収納部14から洗剤タンク15を左方向に引き出す構成が望ましい。
洗剤タンク15の底面の奥側端部には、図3に示すように、タンク側逆止弁151が設けられる。タンク側逆止弁151の出口は、洗剤タンク15の洗剤吐出口152に連通する。洗剤タンク収納部14には、底面の奥側端部に本体側逆止弁141が設けられる。洗剤タンク収納部14に洗剤タンク15を収納すると、図2に示すように、洗剤タンク収納部14の本体側逆止弁141とタンク側逆止弁151とが係合する。これにより、洗剤タンク15の収納が完了し、洗剤吐出口152から洗剤タンク収納部14側への液体洗剤を移送する経路が構成される。
上記の構成によれば、洗浄槽1が筐体2に完全に収納された状態において、洗剤タンク15が目立つことがない。そのため、食器洗い機100をシンプルなデザインで構成できる。さらに、洗浄槽1の外側前方におけるスペース(前方空間部13)を有効活用できる。
洗剤タンク15は、図1に示すように、洗浄槽1を前方に少なくとも距離a(図1の点線矢印)以上、引き出された状態において、洗剤タンク収納部14から洗剤タンク15を左右方向に出し入れ自在に構成される。距離aは、扉体3の背面と筐体2の最前面との合わせ面と、洗剤タンク収納部14の洗浄槽1側の面の最短距離である。
上記の構成によれば、洗浄槽1が前方向に所定距離(距離a)以上引き出された状態において、はじめて洗剤タンク15の出し入れが可能となる。そのため、洗剤タンク15を収納する洗浄槽1の前方のスペースと、筐体2から洗浄槽1を引き出したときの横方向のスペースとを活用して、使用者は洗剤タンク15を容易に出し入れできる。
[1-1-3.洗剤タンク内およびフロートの構成]
図4および図5は、洗剤タンク15の側面図である。図4は、洗剤タンク15に液体洗剤が貯留されていない状態を示し、図5は、洗剤タンク15に液体洗剤が貯留されている状態を示す。図5では、破線によって液体洗剤の液位を表している。 液体洗剤は、洗剤入れ蓋部154を開けて貯留される。洗剤タンク15は側面側の少なくとも一部に透明部を有し、洗剤タンク収納部14に収納された状態で、使用者が洗剤タンク15内の液体洗剤の残量を目視可能とする。透明部は、液体洗剤の洗剤量を示す目盛りを有し、液体洗剤の減り具合、補充のタイミングなどを目視により推測できる。洗剤タンク15は、タンク取手155を有する。タンク取手155は側面側の少なくとも一部に設けられる。
洗剤タンク15の内部には、液体洗剤内で浮遊する浮遊体の一例であるフロート30が設けられる。フロート(浮遊体)30は、洗剤タンク15の開口を覆うカバー31に設けられた回動軸32に、 アーム33を介して軸支される。フロート30は、液体洗剤に発生する波を打ち消すために設けられ、液体洗剤に浮く材料で形成される。フロート30は、熱可塑性樹脂や金属などによって形成されてもよい。フロート30を金属によって形成する場合には、フロート30が液体洗剤に浮くようにするために、内部に空洞が設けられてもよい。フロート30とアーム33は、一体的に形成されてもよいし、別々に形成されて接合されてもよい。アーム33は、洗浄槽1を筐体2に対して出し入れする方向と直交する方向に回動する。アーム33の回動はストッパリブ36にせき止められる。ストッパリブ36はカバー31に形成される。
フロート30には磁性体35が設けられ、磁性体35の磁気を検知する磁気センサユニット147が、洗剤タンク収納部14の側面に設けられる。磁気センサユニット147が磁性体35の磁気を検知し、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていることが検知される。磁気センサユニット147は、磁性体35の磁気を検知した場合に、検知信号を制御部19に出力する。
フロート30の寸法が大きいと、洗剤タンク15の容量を圧迫するとともに、液体洗剤によって洗剤タンク15の壁面にフロート30が固着するリスクが大きくなる。
そのため、例えば、寸法が小さくても強い磁力を発揮するネオジム磁石を磁性体35として採用することによって、フロート30の重量を抑制し、必要な浮力を低減することで、フロート30の寸法を小さくすることができる。
図4に示すように、洗剤タンク15に液体洗剤が貯留されていないとき、もしくは液体洗剤の液位が低く、フロート30に十分な浮力が働かないときには、フロート30およびアーム33は自重により鉛直下方に垂れ下がる。洗剤タンク15に液体洗剤がフロート30に十分な浮力を与える程度に貯留されると、図5に示すように、フロート30は液体洗剤の液位に応じて浮上し、アーム33は回動軸32を中心として上方に回動する。磁気センサユニット147により磁性体の位置を検知することにより、洗剤タンク30内の液体洗剤の液位を検知することができる。磁気センサユニット147は、例えば、洗剤タンク15内の液体洗剤の複数の液位に対応する磁性体の位置の近傍に設けられた複数のホール素子を備えてもよい。磁気センサユニット147は、磁気抵抗効果素子、磁気インピーダンス素子など、任意の方式で磁性体の磁気を検知可能なセンサを備えてもよい。
なお、本実施の形態における、磁気センサユニット147による洗剤タンク15の液位検知のための詳細な構成は、後述する。
磁気センサユニット147は、洗剤タンク収納部14の側面のうち、制御部19から遠い側の側面に設けられてもよい。これによれば、制御部19の電気回路において発生する磁場の影響を小さくすることができ、磁気センサの検知精度を向上できる。
洗剤タンク15の奥側底部には爪158が設けられる。洗剤タンク15を洗剤タンク収納部14に挿入すると、爪158が洗剤タンク収納部14の側面に設けられた爪受け部と嵌合し、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14内に安定して支持される。洗剤タンク15は天面が開口され、開口部分はカバー31により覆われる。カバー31には洗剤投入口153が設けられ、洗剤投入口153は洗剤入れ蓋部154により覆われる。カバー31には投入補助斜面156が設けられる。液体洗剤は、投入補助斜面156に沿って流れて安定投入される。
[1-1-4.磁気センサユニットの詳細な構成]
図6は、洗剤タンク収納部14に洗剤タンク15が収納された状態を示す正面図である。
本実施の形態において、磁気センサユニット147は、フロート30の回動による磁性体35の軌跡Tの略中央に正面視で重なるように、洗剤タンク収納部14に配置されている。なお、本実施形態における磁性体35は、下方にN極35nが、上方にS極35sが配置されるように設けられている。またN極35nとS極35sとを結ぶ直線が、回転軸32を中心とした円の接線となるように、磁性体35はフロート30に対して傾斜して設けられる。
磁気センサユニット147は、第1の磁気センサ(磁気センサ)149aと第2の磁気センサ(磁気センサ)149bとを、正面視で軌跡Tに重なるように備える。第1の磁気センサ149a及び第2の磁気センサ149bは、それぞれホール素子によって図6の紙面に垂直な2方向の磁束を独立に検知可能である。各磁気センサにおいて、対応する方向の磁束密度が所定の閾値を上回った場合、磁気センサユニット147は検知信号を制御部19に出力する。なお、検知信号はデジタル出力である。
ここで、磁性体35の位置を考慮すると、磁気センサユニット147が受ける磁束は、後方から前方(図6の紙面に垂直な2方向のうち、奥から手前)に向かう方向の磁束についてはN極35nによる磁束である。また、前方から後方(図6の紙面に垂直な2方向のうち、手前から奥)に向かう方向の磁束はS極35sによる磁束である。すなわち、磁気センサユニット147は、第1の磁気センサ149aによる第1N極検知信号N1と、第1S極検知信号S1と、第2の磁気センサ149bによる第2N極検知信号N2と、第2S極検知信号S2と、の4種類の検知信号を出力する。
図7は、磁性体35の磁力が検知される範囲を示した図である。
図7において、正面視でN極検知範囲BN内に、第1の磁気センサ149aまたは第2の磁気センサ149bが含まれるとき、各磁気センサは第1N極検知信号N1または第2N極検知信号N2を出力する。同様に、正面視でS極検知範囲BS内に、第1の磁気センサ149aまたは第2の磁気センサ149bが含まれるとき、各磁気センサは第1S極検知信号S1または第2N極検知信号S2を出力する。
すなわち、N極検知範囲BN、S極検知範囲BSは、それぞれN極35n、S極35sからの磁束密度が、図7の紙面に垂直な方向における各磁気センサと同じ位置で、所定の閾値を上回る領域を示したものである。
N極検知範囲BN、S極検知範囲BSは、磁性体35の磁力の強さ、磁性体35と各磁気センサとの図7の紙面に垂直な方向(前後方向)の距離、各磁気センサにおける磁力検知の閾値等によって設定される。
図7においては、洗剤タンク15に液体洗剤が入っていない状態であるため、フロート30は、可動範囲の最下部に位置する。このときの磁性体35の位置を、位置PHとする。
このとき、第1の磁気センサ149aは、N極検知範囲BN及びS極検知範囲BSの外側にあるので、N極35n及びS極35sの近接を共に検知せず、検知信号を出力しない。一方、第2の磁気センサ149bは、N極検知範囲BNの範囲外であるが、S極検知範囲BSの範囲内に存在する。従って、磁気センサユニット147の出力は、第2S極検知信号S2のみとなる。
また、図7において、液体洗剤が最大まで貯留された状態における磁性体35の位置を、仮想線で示す。このとき、磁性体35は、図6に示した磁性体35の軌跡Tの最上部に位置する。この時の磁性体35の位置を、PBとする。
この場合、第1の磁気センサ149aは、N極検知範囲BNの範囲内にある。また、第2の磁気センサ149bは、N極検知範囲BN及びS極検知信号BS両方の範囲外に位置する。従って、磁気センサユニット147の出力は、第1N極検知信号N1のみとなる。
このように、洗剤タンク15内の液量によってフロート30が回動し、磁性体35の位置が変化することで、磁気センサユニット147から出力される検知信号のパターンが変化する。
従って、制御部19は、あらかじめ洗剤タンク15内の液位の段階に対応した検知信号のパターンを記憶しておくことにより、磁気センサユニット147から出力される検知信号のパターンから洗剤タンク15内の液位を多段階で判定することができる。
図8は、本実施の形態における検知信号のパターン及び磁性体35の位置と、検知信号のパターンに対応する洗剤タンク内の洗剤量を示した図表である。なお、各信号は1が磁力を検知、0が非検知時のものである。
本実施の形態においては、図8に示すように、図6に示した軌跡Tの範囲内において、磁性体35が最も高い位置にあるPBから最も低い位置にあるPHまでの範囲で7パターンの出力信号が制御部19に出力される。
すなわち、本実施の形態においては、出力信号が図8のようなパターンを取るように、磁性体35の磁力の強さ、磁性体35のN極35nとS極35sとの距離、第1の磁気センサ149aと第2の磁気センサ149bとの距離、各磁気センサと磁性体35との図6及び図7の紙面に垂直な方向(前後方向)における距離、各磁気センサにおける磁力検知の閾値等を調整している。
また、このように検出される検知信号の7つのパターンは、制御部19において、洗剤多、洗剤中、洗剤少と3パターンにまとめて対応付けられる。
また、本実施の形態においては、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に正常に収納されている場合、洗剤タンク15内の液体洗剤の洗剤量にかかわらず、少なくとも1つ以上の検知信号が制御部19に出力される。従って、検知信号が1つも出力されていない場合は、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に正常な位置で収納されていないことが検知できる。
従って、本実施の形態においては、検知信号が制御部19に1つも出力されていない場合、制御部19は、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14から抜けた状態である、タンク抜けであると判定する。
さらに、本実施の形態においては、磁気センサユニット147からの検知信号は4種類であり、それぞれの検知信号について、検知時、非検知時の2通りの状態が存在する。すなわち、各検知信号の取り得る状態を独立とみなせば、4つの検知信号は16パターンの状態が存在し、図8に記載の8パターンよりも多い。
通常であれば、全16パターンの内、図8に記載の8パターン以外の信号パターンが制御部19に出力されることはない。例えば、第1の磁気センサ149aによる第1N極検知信号N1と、第1S極検知信号S1とが同時に検知状態の出力を取ることはない。しかし、例えば第1の磁気センサ149aが故障した場合などには、上記のような通常は検出されないパターンをとる可能性がある。
従って、本実施の形態においては、図8に記載の8パターン以外のパターンを制御部19が検出した場合には、制御部19は磁気センサユニット147の異常と判断する。この場合、制御部19は、磁気センサユニット147の回復動作を行う。この回復動作によって図8に記載のパターンに復帰しなかった場合、制御部19は異常を記憶する。
[1-1-5.表示操作部の構成]
図9は、本実施の形態に係る表示操作部25の平面図である。なお、説明の都合上、図9ではすべてのLEDが点灯した状態を示す。
表示操作部25は、前述したように、電源操作部25a等のタッチ操作可能な表示を備える。また、表示操作部25は、オプション操作部25bを備える。操作部25bは、ユーザーのタッチ操作を受け付け、通常は表示されていないオプション部25cの各項目にLEDを点灯し、表示する。
オプション部25cには、例えば液体洗剤の自動投入についての設定を行う洗剤自動投入操作部25dが設けられる。洗剤自動投入操作部25dは、ユーザーのタッチ操作を受け付けることで、洗浄運転時に洗剤タンク15から洗浄槽1に液体洗剤を自動投入する機能のオン、オフを切り替えることができる。このとき切り替えた機能のオン、オフは、文字表示部25fに表示される。文字表示部25fは、7セグメントLEDによって構成されている。
また、電源操作部25aの近傍には、洗剤量表示部25eが設けられている。洗剤量表示部25eは、電源操作部25aとは独立に点灯するように構成されており、通常は消灯している。詳細は後述するが、主に制御部19による洗剤量の判定が図8における洗剤少以下の際に、点灯または点滅する。
[1-1-6.洗浄装置の制御構成]
図10は、実施の形態1に係る制御構成を示す模式図である。
図10に示すように、制御部19は、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、集積回路などのハードウエアにより実現される。制御部19は、工程制御部191、検知結果取得部192、液位判定部193、洗剤タンク収納判定部194、送液制御部195、報知部196、放置時間取得部197、送液目標量判定部198、メモリ199、などを備える。これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIなどにより実現され、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、またはハードウエアとソフトウエアの組合せなど、いろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
工程制御部191は、食器洗い機100による洗浄運転を制御する。工程制御部191は、食器洗い機100の表示操作部25から使用者による指示を受け付け、指示にしたがって洗浄運転を制御する。工程制御部191は、洗浄工程、すすぎ工程、および乾燥工程を連続的に実行してもよいし、いずれかの工程のみを実行してもよいし、いずれか2以上の工程の組合せを任意の順序で実行してもよい。
検知結果取得部192は、磁気センサユニット147による出力信号を取得する。上述したように、磁気センサユニット147は、各磁気センサによってフロート30に設けられた磁性体35の磁気をそれぞれ検知し、検知信号を出力する。
液位判定部193は、検知結果取得部192により取得された、磁気センサユニット147が出力する検知信号に基づいて、洗剤タンク15に貯留された液体洗剤の液位を判定する。先述のように、本実施の形態においては、液位判定部193は図8の図表に記載の対応関係により、磁性体35の位置、すなわち、洗剤量を7段階で判定し、それを更に洗剤少、洗剤中、洗剤多の3段階に対応付ける。
また、液位判定部193は、洗剤ポンプ16の非駆動時に洗剤量の判定が変化した場合、例えば、洗剤ポンプ16の非駆動時に洗剤多から洗剤少に変化した場合等は、洗剤タンク15からの洗剤漏れであると判定する。その後、液位判定部193は、判定された洗剤漏れを、異常としてメモリ199に記録する。
洗剤タンク収納判定部194は、検知結果取得部192により取得された磁気センサユニット147の出力信号に基づいて、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されているか否かを判定する。洗剤タンク収納判定部194は、各磁気センサの内で少なくとも1つ以上が磁性体35の磁気を検知したことを示す出力信号が検知結果取得部192により取得された場合、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていると判定する。それ以外の場合は、先述のように、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていないと判定する。
送液制御部195は、洗剤タンク15に貯留されている液体洗剤を洗浄槽1へ送液するために洗剤ポンプ16を制御する。送液制御部195は、送液目標量判定部198により判定された量の液体洗剤が洗浄槽1に供給されるように洗剤ポンプ16を制御する。送液制御部195は、送液目標量判定部198により判定された量の液体洗剤の送液が終了すると、送液開始及び終了時刻をメモリ199に記録する。
本実施の形態においては、洗剤ポンプ16の駆動時間によって、洗浄槽1に供給する液体洗剤の量を管理している。従って、メモリ199に記録された送液開始及び終了時刻に基づいて送液時間を計算することで、送液量を推定することができる。
また、送液制御部195は、推定された送液量と、液位判定部193による判定結果と、を比較し、洗剤ポンプ16による送液の異常を検知する。例えば、液位判定部193による判定が変化していないが、送液制御部195による送液量の推定値が、液位判定部193による判定が変化する送液量よりも多い場合などに、異常であると判定される。ここで検知された洗剤ポンプ16の異常は、メモリ199に記録されるとともに、ユーザーが扉体3を開けた際に報知部196を介して表示操作部25に表示される。
送液制御部195は、洗剤タンク収納判定部194により洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていないと判定された場合、液体洗剤を洗剤タンク15から洗浄槽1へ送液しないように洗剤ポンプ16を制御する。これにより、洗剤が洗浄槽1に供給されないまま洗浄工程が実行されるのを防ぐことができる。また、洗剤タンク15から洗浄槽1に至る液体洗剤の流路に空気が送り込まれて、次回以降に洗浄を実行する際に送液目標量の洗剤が洗浄槽1に適切に供給されなくなってしまうのを防ぐことができる。
[1-2.動作]
[1-2-1.洗剤量が充分な時の動作]
本実施の形態に係る食器洗い機100は、洗浄工程において、制御部19の送液制御部195が洗剤ポンプ16を制御し、洗剤タンク15から液体洗剤を自動的に洗浄槽1に投入する。従って、ユーザーは洗浄工程ごとに洗剤を洗浄槽1に投入する必要がなく、簡単に被洗浄物8を洗浄できる。
このとき、洗剤タンク15内の液量は、制御部19の液位判定部193によって判定される。本実施の形態においては、図8に示す液量の判定が洗剤中以上の場合において、ユーザーに洗剤量の補充や購入についての表示や通知を特に実施しない。
[1-2-2.洗剤量が少ない時の動作]
一方で、制御部19の液位判定部193が、洗剤タンク15内の洗剤量が図8に示す洗剤少以下であると判定した場合のフローチャートを、図11に示す。
液量判定部が図8に示す液量の判定を液量少とした後に(SA1:Yes)、洗浄運転を開始する場合(SA2:Yes)、洗浄運転は、通常通り実施される。洗浄運転では、送液制御部195が送液目標量判定部198から送液目標量を取得し(SA3)、取得した送液目標量に応じて洗剤ポンプ16を駆動させる(SA5)。このとき、洗剤ポンプ16の駆動前後において、送液開始時刻の取得(SA4)及び送液終了時刻の取得(SA6)を実行し、取得した時刻をメモリ199に記録する。
その後、制御部19は、液位判定部193によって洗剤少と判定(SA1:Yes)された後に洗剤ポンプ16が駆動した累積時間を、メモリ199に記録した送液開始時刻及び送液終了時刻の差分の合計から計算する。ここで計算した洗剤ポンプ16の駆動時間が所定の時間t1を超えていれば(SA7:Yes)、以後は液体洗剤の自動投入を停止する(SA8)。
この、所定の時間t1は、液位判定部193により洗剤少と判定された時点(SA1:Yes)における洗剤タンク15内の洗剤量と、洗剤ポンプ16が単位時間に送液する洗剤の量によって決まる。すなわち、液位判定部193によって洗剤少と判定(SA1:Yes)された後に、洗剤タンク15内の洗剤量が、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態に達するまでの時間が、所定の時間t1とされる。本実施の形態においては、種々のばらつきを考慮し、洗剤少と判定(SA1:Yes)された後に、洗剤タンク15内の液体洗剤が、2回の洗浄運転を行う際に使用する洗剤量を下回る程度に残存する状態を、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態としている。さらに、洗剤少と判定(SA1:Yes)された後に、その状態に達するまでの洗剤ポンプ16の駆動時間を、所定の時間t1としている。
洗剤タンク15内の液量は、通常、磁気センサユニット147の出力に基づいて、液位判定部193により判定される。しかし、フロート30に十分な浮力を与えられないほどに液位が下降すると、その液位以下においては、フロート30が鉛直下方に下がった状態で液位に追従しなくなり、洗剤タンク15内に残存する液位にかかわらず、フロート30の位置は変化しない。
よって、フロート30に十分な浮力を与えられないほどに液位が下降すると、磁気センサユニット147の出力に基づいて液位判定部193により判定される結果が変動しなくなる。従って、洗剤タンク15内に洗剤が少量残っている状態(例えば、図8のPGからPHに切り替わった瞬間の状態)と、洗剤タンク15内が空の状態(もしくはそれに近い、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態)と、が、液位判定部193による判定では区別できない。
そのため、これを区別するために、図11のフローチャートに示したように、洗剤量が少ない時は、洗剤少と判定(SA1:Yes)された時点での液量と、その後の洗剤ポンプ16の時間と、に基づいて、洗剤タンク15に残存する洗剤の量を判定する。そして、洗剤タンク15内の洗剤量が、洗剤ポンプ16が空転しない程度に設定された、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態の洗剤量を下回ったかどうかを判定し、下回っていれば洗剤の自動投入を停止している(SA8)。
その後、ユーザーによって洗剤が洗剤タンク15に補充される(SA9:Yes)と、磁気センサユニット147の出力に基づいて、液位判定部193が液量中以上を判定する。これにより、洗剤の自動投入が再開され(SA10)、洗剤量が充分な時の動作に復帰する。
図12は、液量が少ない場合の表示操作部25の動作を示したフローチャートである。洗剤量が少ない時は、図11のフローチャートに示した動作に平行して、表示操作部25の表示も制御される。
洗剤少と判定(SA1:Yes)された場合、表示操作部25は、第1の洗剤量の表示を実行する(SB1)。第1の洗剤量の表示は、ユーザーに対し、洗剤タンク15内の液量が少なくなっていることを通知し、食器洗い機100に用いる洗剤について、ユーザーの保有する洗剤の残量の確認や、洗剤の購入を促す。
本実施の形態における第1の洗剤量の表示の具体的な様態は、表示操作部25において、洗剤量表示部25eを点灯させる表示である。
第1の洗剤量の表示は、後述する第2の洗剤量の表示が実行されるか、洗剤タンク15に液体洗剤が補充されるまで継続する。従って、洗剤タンク15内の液体洗剤が、フロート30が液位に追従できる下限の洗剤量まで減少したときには、第1の洗剤量の表示が実行されている。
洗剤少と判定(SA1:Yes)された後、洗剤ポンプ16が所定の時間t1以上駆動したと判定された場合(SA7:Yes)、すなわち、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態と判定された場合、表示操作部25は、第2の洗剤量の表示を実行する。第2の洗剤量の表示は、ユーザーに対し、洗剤タンク15内が空に近いことを通知し、食器洗い機100に用いる洗剤について、洗剤タンク15に補充することを促す。
本実施の形態における第2の洗剤量の表示の具体的な形態は、表示操作部25において、洗剤量表示部25eを点滅させる表示である。
第2の洗剤量の表示では、洗剤量表示部25eを、新たな装置を用いることなく第1の洗剤量の表示の実行時よりも強調できる。よって、単に洗剤量が少ない状態よりも緊急性が高い、それ以上の液体洗剤を使用することができない状態では、ユーザーに対して洗剤タンク15に洗剤を補充することを促しやすくなる。
またその後は、表示操作部25のオプション操作部25bがタッチ操作を受けたとしても、洗剤自動投入操作部25dの点灯が規制される(SB3)。この状態では、洗浄自動投入操作部25dはタッチ操作を受け付けない。このとき、図11に示したように洗剤の自動投入は停止された状態である。
これにより、洗剤タンク15が空(もしくはそれに近い)状態になってもユーザーが洗剤の自動投入を設定することを防ぐとともに、洗剤の自動投入の設定ができないことを、新たな装置を用いることなくユーザーに直感的に通知できる。
その後、洗剤が補充された場合(SA9)、第2の洗剤量の表示を停止する(SB4)とともに、洗剤自動投入操作部25dの点灯規制が解除され(SB5)、洗剤量が充分な時の動作に復帰する。
[1-2-3.洗剤タンクが収納されていない時の動作]
図13は、洗剤タンクが収納されていないときの動作を示すフローチャートである。
図13に示すように、洗剤タンク収納判定部194は、検知結果取得部192により取得された磁気センサユニット147の出力信号に基づいて、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されているか否かを判定する(SC1)。
洗剤タンク収納判定部194は、各磁気センサユニット147の少なくとも1つ以上が磁性体35の磁気を検知したことを示す出力信号が検知結果取得部192により取得された場合、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていると判定する。一方、いずれの磁気センサユニット147でも磁性体35を検知しない場合には、先述のように、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていないと判定する。
洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていないと判断した場合は(SC2:YES)、制御部19は、報知部により洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていない旨の報知を行う(SC3)。
この報知は、メモリ199に記録されるとともに、ユーザーが扉体3を開けた際に報知部196を介して表示操作部25に表示される。
なお、報知する他の手段としては、例えば、食器洗い機100から無線通信を行うことにより、ユーザーの端末装置に対して行うようにしてもよい。
制御部19は、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていないと判断した後(SC3)、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されたことを認識した場合は(SC4:YES)、制御部19は、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていない旨の報知を終了する(SC5)。
その後は、制御部19は、通常の洗浄処理を行う。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、食器洗い機100は、筐体2と、筐体2内に設けられ、被洗浄物8を洗浄する洗浄槽1と、洗浄槽1に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンク15と、洗剤タンク15を出し入れ自在に収納する洗剤タンク収納部14と、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されているか否かを検知するための洗剤タンク収納判定部(判定部)と、洗浄運転を制御する制御部19と、を備え、洗剤タンク収納判定部により、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていないことが検知されたとき、制御部19は、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていない旨の報知を行う。
この構成によれば、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納させていない場合に、ユーザーに報知することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、本実施の形態においては、制御部19は、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていない旨の報知を行った後、判定部により、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されたことが検知された場合、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されていない旨の報知を終了する。
この構成によれば、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納された場合には、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納させていない旨の報知を終了するので、ユーザーが洗剤タンク15を洗剤タンク収納部14に収容した後、ユーザーが自ら報知を終了する作業が不要となり、使い勝手の向上を図ることができる。
また、本実施の形態においては、洗剤タンク15は、内部に液体洗剤内で浮遊する浮遊体と、浮遊体に設けられた磁性体とを備え、磁性体を検出する磁気センサユニットを備え、洗剤タンク収納判定部(判定部)は、磁気センサユニットによる磁性体の検出の有無に基づいて、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されているか否かを判定する。
この構成によれば、洗剤タンク15の残量を検知するための磁性体と磁気センサユニットとを利用することで、洗剤タンク15が洗剤タンク収納部14に収納されているか否かを判定することができる。そのため、洗剤タンク15が収納させているか否かを検知するための別の検知部材を設ける必要がなく、製造コストの低減を図ることができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する例示として、上記実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
また、磁気センサの一例として、第1の磁気センサ149aと第2の磁気センサ149bを説明したが、磁気センサは、第1の磁気センサ149aと第2の磁気センサ149bに限定されない。
例えば、さらに多段階での液位の検知のため、3つ以上の磁気センサが設けられていてもよいし、コストを抑制するため1つの磁気センサが設けられていてもよい。このようにセンサの配置や個数、構成を変えることで、適宜必要な検知内容によって、得られる液位のパターン数および内容を変更してもよい。
例えば、制御部19のプロセッサ190は、単一のプロセッサにより構成されてもよいし、複数のプロセッサにより構成されていてもよい。プロセッサ190は、対応する機能部を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。すなわち、プロセッサ190は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成される。
プロセッサ190が実行する制御プログラムは、可搬型の情報記録媒体に制御プログラムを記録させた状態で実現することも可能である。情報記録媒体は、ハードディスク等の磁気的記録媒体、CD等の光学的記録媒体、USB(Universal Serial Bus)メモリやSSD(Solid State Drive)等の半導体記憶デバイスが挙げられるが、その他の記録媒体を用いることも可能である。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本発明は、洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納されているか否かを判定することのできる食器洗い機に適用可能である。具体的には、ビルトイン式の食器洗い機の他、卓上式の食器洗い機などにも、本開示は適用可能である。
1 洗浄槽
2 筐体
3 扉体
8 被洗浄物
10 ヒータ
11 洗浄ノズル
14 洗剤タンク収納部
15 洗剤タンク
19 制御部
25 表示操作部
30 フロート
33 アーム
35 磁性体
100 食器洗い機
190 プロセッサ
191 工程制御部
192 検知結果取得部
193 液位判定部
194 洗剤タンク収納判定部
195 送液制御部
196 報知部
197 放置時間取得部
198 送液目標量判定部
199 メモリ

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、被洗浄物を収容する洗浄槽と、
    前記洗浄槽に供給される液体洗剤を貯留するための洗剤タンクと、
    前記洗剤タンクを出し入れ自在に収納する洗剤タンク収納部と、
    前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されているか否かを検知するための判定部と、
    洗浄運転を制御する制御部と、を備え、
    前記判定部により、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されていないことが検知されたとき、前記制御部は、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されていない旨の報知を行う、
    食器洗い機。
  2. 前記制御部は、前記洗剤タンクが洗剤タンク収納部に収納されていない旨の報知を行った後、前記判定部により、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されたことが検知された場合、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されていない旨の報知を終了する、
    請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記洗剤タンクは、内部に液体洗剤内で浮遊する浮遊体と、前記浮遊体に設けられた磁性体とを備え、
    前記磁性体を検出する磁気センサユニットを備え、
    前記判定部は、前記磁気センサユニットによる前記磁性体の検出の有無に基づいて、前記洗剤タンクが前記洗剤タンク収納部に収納されているか否かを判定する、
    請求項1または請求項2に記載の食器洗い機。
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