JP2020114526A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄工程において洗浄槽内に水がないにもかかわらず発熱体へ通電させることによって生じる不具合を回避することができる食器洗浄機を提供すること。【解決手段】制御装置50は、洗浄槽3への給水後に洗浄ポンプ13を動作させて洗浄槽3内に収容された食器類70の洗浄を行う洗浄工程を有し、制御装置50は、洗浄工程において、給水装置10による給水を開始してから基準時間が経過した後に水位検知装置が規定水位を検知した場合、発熱体12へ通電させながら洗浄ポンプ13を動作させ、給水装置10による給水を開始してから基準時間以内に水位検知装置が規定水位を検知した場合、発熱体12へ通電させずに洗浄ポンプ13を動作させるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄槽内の水位を検知する水位検知装置を備えた食器洗浄機に関するものである。
従来、洗浄槽内の水位を検知する水位検知装置と、時間を計測する計測手段と、を備え、給水開始後一定時間が経過しても洗浄槽内の水位が規定水位に達しない場合に、異常状態と判別し、異常状態を報知する食器洗浄機がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の食器洗浄機によれば、洗浄槽内に給水中であるにもかかわらず、何らかの原因で水が供給されない場合を検知し、ユーザーに異常状態を報知することができる。
特開昭63−197429号公報
しかし、特許文献1に記載の食器洗浄機は、例えば水位検知装置にゴミが付着した場合等、実際は水位が規定水位に達していないにもかかわらず、水位が規定水位に達したと水位検知装置が誤検知してしまうことがあった。そして、そのような場合、洗浄工程において洗浄槽内に水がないにもかかわらず発熱体に通電させてしまい、不具合が生じてしまうという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、洗浄工程において洗浄槽内に水がないにもかかわらず発熱体へ通電させることによって生じる不具合を回避することができる食器洗浄機を提供することを目的としている。
本発明に係る食器洗浄機は、食器類を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽への給水を行う給水装置と、前記洗浄槽内の水位が規定水位に達したことを検知する水位検知装置と、時間を計測する計測装置と、前記計測装置による計測時間と前記水位検知装置による前記規定水位の検知とに基づいて前記給水装置を制御する制御装置と、前記洗浄槽内に貯留されている水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に貯留されている水を加熱する発熱体と、を備え、前記制御装置は、前記洗浄槽への給水後に前記洗浄ポンプを動作させて前記洗浄槽内に収容された食器類の洗浄を行う洗浄工程を有し、前記制御装置は、前記洗浄工程において、前記給水装置による給水を開始してから基準時間が経過した後に前記水位検知装置が前記規定水位を検知した場合、前記発熱体へ通電させながら前記洗浄ポンプを動作させ、前記給水装置による給水を開始してから基準時間以内に前記水位検知装置が前記規定水位を検知した場合、前記発熱体へ通電させずに前記洗浄ポンプを動作させるものである。
本発明に係る食器洗浄機によれば、制御装置は、洗浄工程において、給水装置による給水を開始してから基準時間以内に水位検知装置が規定水位を検知した場合、発熱体へ通電させずに洗浄ポンプを動作させるものである。そのため、洗浄工程を継続しつつも、洗浄槽内に水がないにもかかわらず発熱体に通電させるのを抑制でき、洗浄工程において洗浄槽内に水がないにもかかわらず発熱体へ通電させることによって生じる不具合を回避できる。
本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の概略構成を示す右側方から見た断面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の正面図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の水位検知装置を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の洗浄動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の洗浄工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の排水処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1のすすぎ工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の加熱すすぎ工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機の概略構成を示す右側方から見た第1の断面図である。 本発明の実施の形態3に係る食器かごおよび洗剤入れを示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る洗剤入れの概略構成を平面視した図である。 本発明の実施の形態3に係る洗剤入れの概略構成を側方から見た図である。 本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機の概略構成を示す右側方から見た第2の断面図である。 本発明の実施の形態4に係る食器洗浄機1の洗浄工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る食器洗浄機1の洗浄工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る食器洗浄機1のすすぎ工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る食器洗浄機1の第2給水処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態7に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態8に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態8に係る食器洗浄機1の洗浄動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」等)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の概略構成を示す右側方から見た断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る食器洗浄機1は、前面が開口した前面開口部を有し、食器洗浄機1の外郭となる筐体2と、上面が開口した上面開口部を有し、食器かご6に載置された食器類70を収納する洗浄槽3と、洗浄槽3の上面に設けられており、洗浄槽3の上面開口部を開閉する内蓋4と、洗浄槽3の前方に取り付けられており、筐体2内部に設けられた洗浄槽3が取り出される際に開閉する扉5と、扉5の開閉を検知する扉開閉検知装置26と、を備えている。また、筐体2の内部には、水道水を洗浄槽3に供給する給水弁10が設けられている。
なお、給水弁10は、本発明の「給水装置」に相当する。
洗浄槽3は、ほぼ箱体形状を有しており、底面の少なくとも一部に、鉛直下方向に突出した凹部3aが設けられている。その凹部3aの四側面のうちいずれかの側面あるいは底面には、洗浄槽3内に貯留されている水の温度を検知する水温検知装置17と、洗浄槽3内に貯留されている水を加熱する発熱体12と、がそれぞれ取り付けられている。また、凹部3aの側面に形成された開口と連通するフロート室29には、洗浄槽3内に貯留されている水の水位を検知する水位検知装置30が設けられている。
洗浄槽3の外部には洗浄ポンプ13が設けられている。洗浄ポンプ13は、洗浄槽3の凹部3aと給水配管13aで連通しており、洗浄槽3内に貯留されている水を加圧するものである。洗浄ポンプ13によって加圧された水は、洗浄槽3の底面に設けられた軸部19を通って、軸部19に取り付けられた洗浄ノズル40に送られる。そして、洗浄ノズル40から水が食器類70に向けて噴射され、食器類70が洗浄される。また、洗浄ポンプ13と同様に、洗浄槽3の外部には排水ポンプ16が設けられている。排水ポンプ16は、洗浄槽3の凹部3aと排水配管16aで連通しており、洗浄槽3内に貯留されている水を排水するものである。
なお、排水ポンプ16は、本発明の「排水装置」に相当する。
また、洗浄槽3の後方には、食器類70を乾燥させるため洗浄槽3内に空気を供給する送風ファン22が設けられている。
内蓋4は、筐体2の内面上部に取り付けられている。内蓋4には、リンク機構(図示せず)の一端が取り付けられていて、リンク機構の他端は筐体2の内面上部に取り付けられている。そして、このリンク機構により、筐体2から洗浄槽3が引き出される際に内蓋4が持ち上がり、洗浄槽3を開放することができるようになっている。
これにより、筐体2から洗浄槽3が引き出される際に、洗浄槽3と一緒に内蓋4が引き出されないようになっている。一方で、洗浄槽3が押し込まれたときには、このリンク機構によって内蓋4が下がり、洗浄槽3を閉塞することができるようになっている。
洗浄槽3は、筐体2に設けられた固定レール21と洗浄槽3に設けた可動レール(図示せず)とにより、正面側に引き出すことで前方に移動させることができるようになっている。また、筐体2には洗浄槽3が必要なとき以外は前方へ移動しないよう、洗浄槽3を筐体2内部に保持するための保持機構18が設けられている。
洗浄槽3は、筐体2の内部方向に所定の保持位置まで押し込まれると、保持機構18により所定の位置に保持されるようになっている。このとき保持機構18は、バネ(図示せず)によって洗浄槽3が引き出し方向とは反対の力で付勢されるようになり、洗浄槽3を保持することができる。
また、扉5の背面と洗浄槽3の前面との間の空間には、食器洗浄機1の動作を制御する制御装置50が設けられている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の正面図である。
図2に示すように、食器洗浄機1の正面には扉5が設けられている。扉5は上部に操作パネル15を有し、操作パネル15の右側には操作部7が設けられている。操作部7は、ユーザーの操作指示入力を受け付け、これに対応した操作信号を制御装置50に出力するものである。操作部7には、食器洗浄機1の電源をONまたはOFFする電源スイッチ8aと、食器洗浄機1の運転をスタートまたは一時停止させる運転スイッチ8bと、扉5を開閉させる扉開閉スイッチ8cと、が設けられている。
また、操作パネル15の中央部には、食器洗浄機1の運転状態等を表示する例えば液晶ディスプレイ等の表示部41が設けられている。また、操作パネル15の左側には、洗浄槽3内の空気を食器洗浄機1の外部へ排出する扉排気口5aと、食器洗浄機1の運転状態等を報知する例えばブザー等の報知装置42と、が設けられている。
図3は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の機能ブロック図である。
制御装置50は、例えば、専用のハードウェア、または記憶装置52に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)で構成されている。
制御装置50は、ユーザーから操作部7を介して食器洗浄機1への操作指示を受け付けたり、扉開閉検知装置26等の装置から各種電気信号を受信したりする。そして、制御装置50は、ユーザーからの操作指示または各種装置等からの電気信号に応じて、食器洗浄機1の動作を制御する。すなわち、制御装置50は、機器を構成する電気部品のうち少なくとも一つを制御するものである。
また、図3に示すように、制御装置50は、時間を計測する計測装置51を備えている。なお、計測装置51は、制御装置50の外部に設けられていてもよい。
発熱体駆動回路57は、制御装置50からの制御指令を受けて発熱体12の温度を制御する。給水弁駆動回路53は、制御装置50からの制御指令を受けて給水弁10の開閉等の動作を制御する。洗浄ポンプ駆動回路54は、制御装置50からの制御指令を受けて洗浄ポンプ13の動作を制御する。排水ポンプ駆動回路55は、制御装置50からの制御指令を受けて排水ポンプ16の動作を制御する。送風ファン駆動回路56は、制御装置50からの制御指令を受けて送風ファン22の回転数を制御する。表示部駆動回路58は、制御装置50からの制御指令を受けて表示部41に表示される表示画を制御する。
制御装置50は、電気配線またはプリント配線等により記憶装置52と接続されており、記憶装置52に食器洗浄機1の積算通電時間、積算運転回数、または積算運転時間等の機器情報を記憶させる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の水位検知装置30を説明する図である。
図4に示すように、水位検知装置30は、フロート室29内の水に浮かべられた磁石31を内蔵するフロート32と、フロート室29内に設けられ、水位の変動に応じてフロート32が上下方向に移動するように案内する案内部材33と、案内部材33に設けられた規定水位センサ34およびゼロ水位センサ35と、を備えている。規定水位センサ34は、洗浄槽3内が規定水位に達したときに、フロート32の磁石31によりONする位置に設けられており、ゼロ水位センサ35は、洗浄槽3内に水が貯留されていないときに、フロート32の磁石31によりONする位置に設けられている。ここで、規定水位とは、食器かご6に載置された食器類70の洗浄が可能な水量が洗浄槽3内に貯留したときの水位である。
そして、洗浄槽3への給水を開始後、洗浄槽3内の水位が規定水位に達したら、フロート32の磁石31が規定水位センサ34に近づき、規定水位センサ34がONする。食器洗浄機1は、制御装置50がこのON信号を水位検知装置30の規定水位センサ34から受信することにより、洗浄槽3内の水位が規定水位に達したことを検知する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の洗浄動作を示すフローチャートである。
次に、本実施の形態1に係る食器洗浄機1の洗浄動作について説明する。
ユーザーは、洗浄槽3内に収納された食器かご6に食器類70を配置し、洗浄槽3内に適量の洗剤を入れた後に、操作部7の運転スイッチ8bを押すと、洗浄工程が開始される(ステップS100)。
図6は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の洗浄工程を示すフローチャートである。
洗浄工程が開始されると、制御装置50は、洗浄槽3への給水処理を開始する(ステップS101)。なお、給水処理の詳細については後述する。
制御装置50は、洗浄槽3への給水処理が正常終了した後、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13を動作させて(ステップS102)、洗浄ポンプ13により圧送された洗浄用水(洗剤を含んだ水)を洗浄ノズル40から食器かご6に配置された食器類70に向かって噴射すると共に、計測装置51により時間の計測を開始する。さらに、制御装置50は、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を開始する(ステップS103)。
そして、発熱体12への通電によって洗浄用水が加熱され、洗浄用水は所定の基準水温T1(例えば、55℃以上)になるまで加熱される(ステップS105〜S107)。
そして、洗浄用水が基準水温T1以上となり、これを検知した水温検知装置17から検知信号を制御装置50が受信したら(ステップS105のYes)、制御装置50は発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を停止させる(ステップS106、S107)。
制御装置50は、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t1(例えば20分)経過したら、つまり、洗浄ポンプ13の動作開始から設定時間t1経過したら(ステップS104のYes)、ステップS108に進む。
ステップS108において、制御装置50は、発熱体12への通電が行われていなかったら(ステップS108のNo)、ステップS110に進み、発熱体12への通電が行われていたら(ステップS108のYes)、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を停止させ(ステップS109)、ステップS110に進む。
ステップS110において、制御装置50は、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13を停止させ(ステップS110)、排水処理を行う(ステップS111)。
図7は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の排水処理を示すフローチャートである。
排水処理が開始されると、制御装置50は、排水ポンプ駆動回路55により排水ポンプ16を動作させ、排水を開始する(ステップS401)。
制御装置50は、水位検知装置30からゼロ水位センサ35がONした信号を受信したら(ステップS402のYes)、排水ポンプ駆動回路55により排水ポンプ16の動作を停止させ(ステップS403)、排水処理を終了させる。
制御装置50は、排水処理が終了したら、洗浄工程を終了させる。
図8は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1のすすぎ工程を示すフローチャートである。
次に、すすぎ工程が開始される(ステップS200)。
すすぎ工程が開始されると、制御装置50は、洗浄槽3への給水処理を開始する(ステップS201)。制御装置50は、洗浄槽3への給水処理が正常終了した後、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13を動作させて(ステップS202)、洗浄ポンプ13により圧送されたすすぎ用水(洗剤を含まない水)を洗浄ノズル40から食器かご6に配置された食器類70に向かって噴射すると共に、計測装置51により時間の計測を開始する。なお、このすすぎ工程では、発熱体12への通電は行わず、すすぎ用水を加熱しない。
制御装置50は、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t2(例えば2分)経過したら、つまり、洗浄ポンプ13の動作開始から設定時間t2経過したら(ステップS203のYes)、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13の動作を停止させ(ステップS204)、排水処理を行う(ステップS206)。
制御装置50は、排水処理が終了したら、すすぎ工程を終了させる。なお、すすぎ工程は、コースによっては複数回繰り返される。
図9は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の加熱すすぎ工程を示すフローチャートである。
次に、すすぎ加熱工程が開始される(ステップS300)。
加熱すすぎ工程が開始されると、制御装置50は、洗浄槽3への給水処理を開始する(ステップS301)。制御装置50は、洗浄槽3への給水処理が正常終了した後、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13を動作させて(ステップS302)、洗浄ポンプ13により圧送されたすすぎ用水を洗浄ノズル40から食器かご6に配置された食器類70に向かって噴射すると共に、計測装置51により時間の計測を開始する。さらに、制御装置50は、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を開始する(ステップS303)。
そして、発熱体12への通電によってすすぎ用水が加熱され、すすぎ用水は所定の基準水温T2(例えば、60℃以上)になるまで加熱される(ステップS305〜S307)。
そして、すすぎ用水が基準水温T2以上となり(ステップS305のYes)、これを検知した水温検知装置17から検知信号を制御装置50が受信したら、制御装置50は発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を停止させる(ステップS306、S307)。
制御装置50は、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t3(例えば15分)経過したら、つまり、洗浄ポンプ13の動作開始から設定時間t3経過したら(ステップS304のYes)、ステップS308に進む。
ステップS308において、制御装置50は、発熱体12への通電が行われていなかったら(ステップS308のNo)、ステップS310に進み、発熱体12への通電が行われていたら(ステップS308のYes)、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を停止させ(ステップS309)、ステップS310に進む。
ステップS310において、制御装置50は、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13を停止させ(ステップS310)、排水処理を行う(ステップS311)。
制御装置50は、排水処理が終了したら、加熱すすぎ工程を終了させる。
以上で食器洗浄機1の洗浄動作が終了となる。
図10は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。
次に、本実施の形態1に係る食器洗浄機1の給水処理(ステップS101、S201、S301)について説明する。
給水処理が開始されると、制御装置50は、給水弁駆動回路53により給水弁10を開いて(ステップS1)、洗浄槽3への給水を開始すると共に、計測装置51により時間の計測を開始する。
制御装置50は、水位検知装置30から規定水位センサ34がONした信号を受信したら(ステップS5のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じる(ステップS6)。
そして、制御装置50は、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t5(例えば10秒)経過していたら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t5経過していたら(ステップS7のNo)、給水処理を正常終了させる。ここで、設定時間t5は、洗浄槽3への給水を開始後、洗浄槽3内の水位が規定水位に達するまでの時間に比べ、十分に短い時間が設定されている。
一方、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t5以内だったら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t5以内だったら(ステップS7のYes)、報知装置42により異常状態であることをユーザーに報知し(ステップS8)、給水処理を異常終了させ、洗浄動作を中止する。
上記のようにすることで、例えば規定水位センサ34にゴミが付着した場合等、実際は水位が規定水位に達していないにもかかわらず、規定水位センサ34がONしてしまう、水位検知装置30の誤検知を判別することができる。
さらに、報知装置42により異常状態であることをユーザーに報知し、給水処理を異常終了させ、洗浄動作を中止することにより、その後のステップで、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12へ通電を開始するのを抑制できる。そのため、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12へ通電させることによって生じる不具合を回避できる。
また、制御装置50は、水位検知装置30から規定水位センサ34がONした信号を受信せずに、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t4(例えば1分)経過したら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t4経過したら(ステップS2のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じて(ステップS3)、報知装置42により異常状態であることをユーザーに報知し(ステップS4)、給水処理を異常終了させ、洗浄動作を中止する。
上記のようにすることで、何らかの原因で洗浄槽3に水が供給されない場合を判別することができる。さらに、報知装置42により異常状態であることをユーザーに報知し、給水処理を異常終了させ、洗浄動作を中止することにより、その後のステップで、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12への通電を開始するのを抑制できる。そのため、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12へ通電させることによって生じる不具合を回避できる。
以上、本実施の形態1に係る食器洗浄機1によれば、制御装置50は、洗浄動作開始後、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間以内に規定水位を検知した場合、報知装置42により異常を報知するため、水位検知装置30の誤検知を判別し、ユーザーに異常状態を報知することができる。
また、制御装置50は、洗浄動作開始後、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間以内に規定水位を検知した場合、洗浄動作を中止することにより、その後のステップで、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12への通電を開始するのを抑制できる。そのため、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12へ通電させることによって生じる不具合を回避できる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図11は、本発明の実施の形態2に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態2に係る食器洗浄機1の給水処理(ステップS101、S201、S301)について説明する。
なお、ステップS1〜ステップS4については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
制御装置50は、水位検知装置30から規定水位センサ34がONした信号を受信したら(ステップS5のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じる(ステップS6)。
そして、制御装置50は、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t5(例えば10秒)経過していたら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t5経過していたら(ステップS7のNo)、給水処理を正常終了させる。ここで、設定時間t5は、洗浄槽3への給水を開始後、洗浄槽3内の水位が規定水位に達するまでの時間に比べ、十分に短い時間が設定されている。
一方、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t5以内だったら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t5以内だったら(ステップS7のYes)、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御装置50は、所定の設定回数(例えば2回)洗浄槽3への給水のやり直し(以下、給水リトライとも称する)を行っていない場合(ステップS14のNo)、排水処理を行った後(ステップS15)、再度、給水弁駆動回路53により給水弁10を開いて(ステップS1)、洗浄槽3への給水を開始すると共に、計測装置51により今までの計測をリセット後、再び時間の計測を開始する。つまり、制御装置50は、再び洗浄槽3への給水を行う。また、制御装置50は、給水リトライを行う際に、記憶装置52に記憶されている給水リトライ回数を1加算する。
その後、制御装置50は、設定回数給水リトライを行った場合(ステップS14のYes)、報知装置42により異常状態であることをユーザーに報知し(ステップS8)、給水処理を異常終了させ、洗浄動作を中止する。
以上、本実施の形態2に係る食器洗浄機1によれば、洗浄動作開始後、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間以内に規定水位を検知した場合、給水リトライを行う。給水リトライを行うことにより、例えば規定水位センサ34にゴミが付着した場合等の状態が解消される場合があり、水位検知装置30を誤検知しない正常状態に戻すことができる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図12は、本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機1の概略構成を示す右側方から見た第1の断面図であり、図13は、本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機1の食器かご6および洗剤入れ60を示す斜視図である。
図12および図13に示すように、本実施の形態3に係る食器洗浄機1は、洗浄槽3内に収容された食器かご6の上に洗剤入れ60が載置されている。この洗剤入れ60は、洗浄槽3への給水中に直接水がかからない位置に配置されている。
図14aは、本発明の実施の形態3に係る洗剤入れ60の概略構成を平面視した図であり、図14bは、本発明の実施の形態3に係る洗剤入れ60の概略構成を側方から見た図である。
図14aおよび図14bに示すように、洗剤入れ60は、上面が開口したほぼ箱体形状を有しており、その底面には、底面を半分に区切る突起形状の区切り部61が設けられている。また、区切り部61によって区切られた底面の一方には、洗剤が載置される載置部62が設けられており、底面の他方には、網目形状が形成された網目部63が設けられている。
なお、網目部63は、本発明の「穴部」に相当する。
本実施の形態3では、ユーザーは洗浄を開始する前、洗浄槽3内に適量の洗剤を入れる際に、洗浄槽3内に設けられた洗剤入れ60の載置部62に洗剤を載置する。このとき、区切り部61により、載置部62に載置された洗剤が網目部63から落下しないようになっている。そして、給水処理時に洗浄槽3へ給水されると、網目部63から洗剤入れ60内に水が浸入し、載置部62に載置された洗剤が水に溶け、網目部63から洗剤入れ60外に流出するようになっている。
ここで、ユーザーが洗浄槽3内に直接洗剤を入れた場合、実施の形態2で説明した給水リトライを行った際に、排水処理時に水と共に洗剤も洗浄槽3から排出されてしまう。しかし、本実施の形態3のように、ユーザーが洗浄槽3内に設けられた洗剤入れ60の載置部62に洗剤を載置することで、実施の形態2で説明した給水リトライを行っても、排水処理時に水と共に洗剤も洗浄槽3から排出されてしまうのを抑制することができる。
図15は、本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機1の概略構成を示す右側方から見た第2の断面図である。
上記では、洗浄槽3内に収容された食器かご6の上に洗剤入れ60が載置されていると説明したが、それに限定されず、図15に示すように、洗浄槽3内の側壁部に洗剤入れ60を固定した構造にしてもよい。この場合、洗浄槽3への給水中に直接水がかからず、かつ、網目部63から洗剤入れ60内に水が浸入し、載置部62に載置された洗剤が水に溶け、網目部63から洗剤入れ60外に流出する位置に設けるとよい。
以上、本実施の形態3に係る食器洗浄機1によれば、洗浄槽3内に洗剤入れ60が設けられている。そのため、ユーザーは洗浄を開始する前、洗浄槽3内に適量の洗剤を入れる際に、洗剤入れ60の載置部62に洗剤を載置することで、実施の形態2で説明した給水リトライを行っても、排水処理時に水と共に洗剤も洗浄槽3から排出されてしまうのを抑制することができる。
なお、本実施の形態3では、洗剤入れ60がほぼ箱体形状を有しているとしたが、それに限定されず、他の形状でもよい。また、洗剤入れ60は、底面に網目形状が形成された網目部63を有する構造としたが、それに限定されず、内部に水が浸入する穴が形成された構造であれば他の形状でもよい。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4について説明するが、実施の形態1〜3と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図16は、本発明の実施の形態4に係る食器洗浄機1の洗浄工程を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態4に係る食器洗浄機1の洗浄工程(ステップS100)について説明する。
洗浄工程が開始されると、制御装置50は、洗浄槽3への給水処理を開始する(ステップS21)。
図17は、本発明の実施の形態4に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。
なお、ステップS1〜ステップS4については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
制御装置50は、水位検知装置30から規定水位センサ34がONした信号を受信したら(ステップS5のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じる(ステップS6)。
そして、制御装置50は、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t5(例えば10秒)経過していたら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t5経過していたら(ステップS7のNo)、給水処理を正常終了させる。ここで、設定時間t5は、洗浄槽3への給水を開始後、洗浄槽3内の水位が規定水位に達するまでの時間に比べ、十分に短い時間が設定されている。
一方、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t5以内だったら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t5以内だったら(ステップS7のYes)、発熱体OFFフラグをセットし(ステップS23)、給水処理を正常終了させる。なお、発熱体OFFフラグは、記憶装置52に記憶されている。
制御装置50は、洗浄槽3への給水処理が正常終了した後、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13を動作させて(ステップS102)、洗浄ポンプ13により圧送された洗浄用水(洗剤を含んだ水)を洗浄ノズル40から食器かご6に配置された食器類70に向かって噴射すると共に、計測装置51により時間の計測を開始する。
そして、制御装置50は、発熱体OFFフラグがセットされていなかったら(ステップS22のNo)、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を開始する(ステップS103)、ステップS104へ進む。
一方、制御装置50は、発熱体OFFフラグがセットされていたら(ステップS22のYes)、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を開始することなく、ステップS104へ進む。
なお、ステップS104〜ステップS111については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上、本実施の形態3に係る食器洗浄機1によれば、洗浄動作開始後、洗浄工程において、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間以内に規定水位を検知した場合、発熱体12への通電を開始することなく、その後の洗浄工程を行う。そうすることで、洗浄工程を継続しつつも、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12に通電させるのを抑制できる。そのため、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12へ通電させることによって生じる不具合を回避できる。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5について説明するが、実施の形態1〜4と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜4と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図18は、本発明の実施の形態5に係る食器洗浄機1の洗浄工程を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態5に係る食器洗浄機1の洗浄工程(ステップS100)について説明する。
洗浄工程が開始されると、制御装置50は、洗浄槽3への給水処理を開始する(ステップS21)。
なお、給水処理(ステップS21)については実施の形態4と同様であるため、説明を省略する。
制御装置50は、洗浄槽3への給水処理が正常終了した後、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13を動作させて(ステップS102)、洗浄ポンプ13により圧送された洗浄用水(洗剤を含んだ水)を洗浄ノズル40から食器かご6に配置された食器類70に向かって噴射すると共に、計測装置51により時間の計測を開始する。
そして、制御装置50は、発熱体OFFフラグがセットされていなかったら(ステップS22のNo)、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を開始し(ステップS103)、ステップS104へ進む。
一方、制御装置50は、発熱体OFFフラグがセットされていたら(ステップS22のYes)、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を開始することなく、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t6(例えば30分)経過するまで洗浄ポンプ13を動作させる(ステップS31)。ここで、設定時間t6は、設定時間t1よりも長い時間が設定されている。
そして、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t6経過したら、つまり、洗浄ポンプ13の動作開始から設定時間t6経過したら(ステップS31のYes)、ステップS108に進む。
ステップS108において、制御装置50は、発熱体12への通電が行われていなかったら(ステップS108のNo)、ステップS110に進み、発熱体12への通電が行われていたら(ステップS108のYes)、発熱体駆動回路57により発熱体12への通電を停止させ(ステップS109)、ステップS110に進む。
ステップS110において、制御装置50は、洗浄ポンプ駆動回路54により洗浄ポンプ13を停止させ(ステップS110)、排水処理を行う(ステップS111)。
なお、ステップS104〜ステップS107については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
ここで、発熱体12への通電を開始することなく洗浄を行った場合、つまり洗浄用水を加熱せずに洗浄を行った場合、洗浄用水を加熱して洗浄を行った場合に比べて洗浄性能が低下する。
そこで、本実施の形態5に係る食器洗浄機1によれば、洗浄動作開始後、洗浄工程において、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間以内に規定水位を検知した場合、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間が経過した後に規定水位を検知した場合によりも、洗浄ポンプ13の動作時間を長くする。そうすることで、洗浄時間を長くすることができ、洗浄性能を高めることができる。
実施の形態6.
以下、本発明の実施の形態6について説明するが、実施の形態1〜5と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜5と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図19は、本発明の実施の形態6に係る食器洗浄機1のすすぎ工程を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態6に係る食器洗浄機1のすすぎ工程(ステップS200)について説明する。
実施の形態4で説明した洗浄工程が終了後、すすぎ工程が開始される。
すすぎ工程が開始されると、制御装置50は、洗浄槽3への第2給水処理を開始する(ステップS201)。
図20は、本発明の実施の形態6に係る食器洗浄機1の第2給水処理を示すフローチャートである。
第2給水処理が開始されると、制御装置50は、給水弁駆動回路53により給水弁10を開いて(ステップS501)、洗浄槽3への給水を開始すると共に、計測装置51により時間の計測を開始する。
制御装置50は、水位検知装置30から規定水位センサ34がONした信号を受信したら(ステップS505のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じる(ステップS506)。
そして、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t5以内だったら(ステップS507のYes)、給水処理を正常終了させる。
一方、制御装置50は、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t5(例えば10秒)経過していたら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t5経過していたら(ステップS507のNo)、ステップS508に進む。ここで、設定時間t5は、洗浄槽3への給水を開始後、洗浄槽3内の水位が規定水位に達するまでの時間に比べ、十分に短い時間が設定されている。
ステップS508において、制御装置50は、発熱体OFFフラグがセットされていたら(ステップS508のYes)、復旧フラグをセットし(ステップS509)、給水処理を正常終了させる。
一方、制御装置50は、発熱体OFFフラグがセットされていなかったら(ステップS508のNo)、復旧フラグをセットせずに、給水処理を正常終了させる。
また、制御装置50は、水位検知装置30から規定水位センサ34がONした信号を受信せずに、計測装置51の計測時間が所定の設定時間t4(例えば1分)経過したら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t4経過したら(ステップS502のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じて、報知装置42により異常状態であることをユーザーに報知し(ステップS504)、給水処理を異常終了させる。
洗浄槽3への第2給水処理が正常終了した後、制御装置50は、復旧フラグがセットされていたら(ステップS42のYes)、洗浄工程に戻る(ステップS43)。
一方、制御装置50は、復旧フラグがセットされていなかったら(ステップS42のNo)、ステップS202に進む。
なお、ステップS202〜ステップS205については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上、本実施の形態6に係る食器洗浄機1によれば、洗浄動作開始後、洗浄工程において、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間以内に規定水位を検知し、その後のすすぎ工程において、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間が経過した後に規定水位を検知した場合、洗浄工程に戻って最初から洗浄動作をやり直す。このように、洗浄動作の途中で水位検知装置30が正常状態に戻った場合、最初から洗浄動作をやり直すことで、より確実に食器類70の洗浄を行うことができる。
実施の形態7.
以下、本発明の実施の形態7について説明するが、実施の形態1〜6と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜6と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図21は、本発明の実施の形態7に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態7に係る食器洗浄機1の給水処理(ステップS101、S201、S301)について説明する。
なお、ステップS1〜ステップS4については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
制御装置50は、水位検知装置30から規定水位センサ34がONした信号を受信したら(ステップS5のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じる(ステップS6)。
そして、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t7(例えば15秒)以内だったら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t7以内だったら(ステップS51のNo)、ステップS2に戻る。ここで、設定時間t7は、洗浄槽3への給水を開始後、洗浄槽3内の水位が規定水位に達するまでに最低限かかる時間が設定されている。
一方、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t7経過していたら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t7経過していたら(ステップS51のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じて(ステップS52)、給水処理を正常終了させる。
以上、本実施の形態7に係る食器洗浄機1によれば、洗浄動作開始後、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間以内に規定水位を検知した場合、水位検知装置30が誤検知しているものと見なして水位検知装置30による検知を無効とする。そして、基準時間が経過するまで洗浄槽3への給水を継続し、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから基準時間が経過した後に規定水位を検知した場合、洗浄槽3への給水を停止する。そうすることで、水位検知装置30が誤検知した場合でも洗浄槽3に水を供給することができるため、洗浄槽3内に水がないにもかかわらず発熱体12へ通電させることによって生じる不具合を回避できる。
実施の形態8.
以下、本発明の実施の形態8について説明するが、実施の形態1〜7と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜7と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図22は、本発明の実施の形態8に係る食器洗浄機1の給水処理を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態8に係る食器洗浄機1の給水処理(ステップS101、S201、S301)について説明する。
なお、ステップS1〜ステップS4については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
制御装置50は、水位検知装置30から規定水位センサ34がONした信号を受信したら(ステップS5のYes)、ステップS51に進む。
ステップS51において、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t7(例えば15秒)以内だったら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t7以内だったら(ステップS51のNo)、ステップS2に戻る。ここで、設定時間t7は、洗浄槽3への給水を開始後、洗浄槽3内の水位が規定水位に達するまでに最低限かかる時間が設定されている。
一方、制御装置50は、計測装置51の計測時間が設定時間t7経過していたら、つまり、洗浄槽3への給水を開始してから設定時間t7経過していたら(ステップS51のYes)、給水弁駆動回路53により給水弁10を閉じる(ステップS52)。
そして、制御装置50は、水位検知装置30が、洗浄槽3への給水を開始してから規定水位を検知するまでの時間tnを記憶装置52に保存し(ステップS61)、給水処理を正常終了させる。
図23は、本発明の実施の形態8に係る食器洗浄機1の洗浄動作を示すフローチャートである。
そして、次回の洗浄動作が開始したら、制御装置50は、過去の洗浄動作時に記憶装置52に保存された時間tnに基づいて設定時間t7を算出し(ステップS62)、その算出した設定時間t7を用いて洗浄工程(ステップS100)、すすぎ工程(ステップS200)、加熱すすぎ工程(ステップS300)を行う。
なお、設定時間t7の算出方法としては、例えば過去複数回分の時間tnの平均値を設定時間t7とする等である。
以上、本実施の形態8に係る食器洗浄機1によれば、過去の洗浄動作時に記憶装置52に保存された時間tnに基づいて設定時間t7を算出することで、適切な設定時間t7を用いて洗浄動作を行うことができる。
1 食器洗浄機、2 筐体、3 洗浄槽、3a 凹部、4 内蓋、5 扉、5a 扉排気口、6 食器かご、7 操作部、8a 電源スイッチ、8b 運転スイッチ、8c 扉開閉スイッチ、10 給水弁、12 発熱体、13 洗浄ポンプ、15 操作パネル、16 排水ポンプ、16a 排水配管、17 水温検知装置、18 保持機構、19 軸部、21 固定レール、22 送風ファン、26 扉開閉検知装置、29 フロート室、30 水位検知装置、31 磁石、32 フロート、33 案内部材、34 規定水位センサ、35 ゼロ水位センサ、40 洗浄ノズル、41 表示部、42 報知装置、50 制御装置、51 計測装置、52 記憶装置、53 給水弁駆動回路、54 洗浄ポンプ駆動回路、55 排水ポンプ駆動回路、56 送風ファン駆動回路、57 発熱体駆動回路、58 表示部駆動回路、60 洗剤入れ、61 区切り部、62 載置部、63 網目部、70 食器類。

Claims (2)

  1. 食器類を収容する洗浄槽と、
    前記洗浄槽への給水を行う給水装置と、
    前記洗浄槽内の水位が規定水位に達したことを検知する水位検知装置と、
    時間を計測する計測装置と、
    前記計測装置による計測時間と前記水位検知装置による前記規定水位の検知とに基づいて前記給水装置を制御する制御装置と、
    前記洗浄槽内に貯留されている水を加圧する洗浄ポンプと、
    前記洗浄槽内に貯留されている水を加熱する発熱体と、を備え、
    前記制御装置は、前記洗浄槽への給水後に前記洗浄ポンプを動作させて前記洗浄槽内に収容された食器類の洗浄を行う洗浄工程を有し、
    前記制御装置は、
    前記洗浄工程において、
    前記給水装置による給水を開始してから基準時間が経過した後に前記水位検知装置が前記規定水位を検知した場合、前記発熱体へ通電させながら前記洗浄ポンプを動作させ、
    前記給水装置による給水を開始してから基準時間以内に前記水位検知装置が前記規定水位を検知した場合、前記発熱体へ通電させずに前記洗浄ポンプを動作させる
    食器洗浄機。
  2. 前記制御装置は、
    前記洗浄工程において、
    前記給水装置による給水を開始してから基準時間以内に前記水位検知装置が前記規定水位を検知した場合の前記洗浄ポンプの動作時間を、
    前記給水装置による給水を開始してから基準時間が経過した後に前記水位検知装置が前記規定水位を検知した場合の前記洗浄ポンプの動作時間よりも長くする
    請求項1に記載の食器洗浄機。
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