JP4268908B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は食器洗い機に関する。
食器洗い機は、洗浄槽の内部に食器を収納し、洗い工程では、ノズルから洗浄水を食器に向けて噴射することにより、食器の洗浄を行う。また、すすぎ工程では、ノズルからすすぎ水を食器に向けて噴射することにより、食器をすすぐ。食器洗浄機には、ヒータが設けてあり、洗い工程や加熱すすぎ工程時にヒータに通電して洗浄水やすすぎ水の温度を上昇させて洗浄力やすすぎ力を向上させたものがある。特開平11−267085号公報(特許文献1)に記載の発明では、ヒータの出力を上げて素早く温度上昇させるために、洗浄水やすすぎ水を加圧する洗浄ポンプのモータの回転数をヒータ使用時には低くして出力を下げている。
特開平11−267085号公報
特許文献1に記載の発明は、洗浄ポンプを駆動するモータの温度上昇については考慮していない。洗浄槽に洗浄水やすすぎ水を噴射するために洗浄水やすすぎ水を加圧する洗浄ポンプは、洗浄槽の底面部の狭い空間に配置されており、洗浄水を駆動するモータは、駆動により生じた熱を洗浄水またはすすぎ水等に放熱をしてモータの温度を所定の範囲に保っている。しかし、洗浄水やすすぎ水が加熱され高温になったときには、モータは洗浄水やすすぎ水等へ十分に放熱を行うことができなくなり、モータの温度が高騰して故障する恐れがある。
本発明はかかる問題を解決するため、洗浄率を確保し且つ洗浄ポンプ駆動用のモータの温度上昇を抑えることを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するための、洗浄を行う食器を収納する洗浄槽と、洗浄水を加圧するポンプと、前記ポンプを駆動する制御可能なモータと、前記加圧された洗浄水を前記洗浄槽内に噴射するノズルと、前記洗浄水を加熱する加熱手段とを備えた食器洗い機において、洗浄工程時に前記加熱手段を動作させ、前記洗浄水の温度上昇に応じて、前記モータの回転数を低くすることを特徴とする食器洗い機である。
また、本発明は、洗浄を行う食器を収納する洗浄槽と、すすぎ水を加圧するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、前記加圧されたすすぎ水を前記洗浄槽内に噴射するノズルと、前記すすぎ水を加熱する加熱手段とを備えた食器洗い機において、すすぎ工程時に前記加熱手段を動作させ、前記すすぎ水の温度が低いときには前記モータの回転数を高くし、前記すすぎ水の温度が高いときには前記モータの回転数を低くすることを特徴とする食器洗い機である。
本発明によれば、洗浄水の温度が低い時には、モータを高回転にして主に洗浄水の噴射圧で洗浄を行い、洗浄水の温度が高いときには、主に油分を洗浄水に溶解させる洗浄を行う。このようにすることで、洗浄率を確保し、洗浄水が高温のときにはモータの回転数を低くしてモータの温度上昇を抑えて、熱による故障を防ぐことができる。
以下本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。
図1に本発明の一実施例である食器洗い機の正面外観図を示す。前面にはドア開閉用のアーム1があり、このアーム1を押すことによりドアロックが解除され、取っ手2が付いた下扉4と上扉3とがほぼ同時に開く。また食器洗い機の下部には操作表示部5があり、スタートボタン6を押すことにより食器洗浄運転を開始する。操作表示部5の裏側には制御手段であるコントローラ7が内蔵されている。
図2は、本発明の一実施例による食器洗い機を正面から見た縦断面図である。食器洗い機の内部には、食器15を収納する洗浄槽8が備えられており、洗浄槽8の下部には、洗浄槽8内に貯溜した洗浄水を吸込み加圧して吐出す洗浄ポンプ9と、加圧された洗浄水を洗浄槽8内に配置された上カゴ10と下カゴ11の食器に向けて噴射する洗浄ノズルが備えられている。洗浄ノズルは上カゴ10の上部と下カゴ11の下部または横部の任意の位置に任意の個数取付けられている。本実施例の食器洗い機においては、下カゴ11の下部方向に2個の回転ノズル12、その2個の回転ノズル12の中央近傍に配置した1個の固定ノズル32と上カゴ10の上部方向に複数の噴射孔を持つ8個の固定ノズル13が設置されている。これらのノズルへの洗浄水の供給の有無は、水流切替え装置(図示せず)により独立して切替えることができる。
食器洗い機は、洗浄ポンプ9で加圧された洗浄水を洗浄ノズルより食器15に噴射することにより、食器15に付着している汚れを洗浄する。洗浄を行った洗浄水は、残菜が中に溶解又は混合し、洗浄槽8の底部及び洗浄ポンプ9の吸込側途中に設置されている残菜フィルター14により、洗浄した残菜がこし取られる。このように食器洗い機は、洗浄槽8内に貯溜されている洗浄水を洗浄ポンプ9により循環しながら、上カゴ10と下カゴ11に収納されている食器15を洗浄するものである。また、残菜フィルター14の下部には洗浄水を加熱するための洗浄水用ヒータ16があり、洗浄水を加熱することによって、洗浄力を向上させている。
洗浄、すすぎが終了すると食器15を乾燥させる。乾燥用の送風を行う乾燥用ファン17と、乾燥用ファン17から送風された風を加熱するための温風用ヒータ18を動作させて食器15を乾燥する。温風用ヒータ18にはPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータを使用しているので、洗浄用ヒータ16を乾燥用に兼用した場合に比較して電流の変化が少なく、雑音に与える影響が小さて信頼性が高い。また、PTCヒータは風量が少なくなり高温になると発熱量が低下するので、過加熱を防止することができる。洗浄槽8内には洗浄水の水温を検出するため温度検出手段であるサーミスタ19が設けられている。サーミスタ19は、温度の検出感度を良くするために直接洗浄槽8内に突き出している構造としている。そのため、耐食性及び熱伝導が良い材料としてステンレスやセラミックなどでサーミスタ19の外郭を構成したものを用いている。
図3は、本発明の一実施例の食器洗い機を制御する制御回路のブロック図である。
電源20には、コンセント21を介して順番に電源スイッチ22、電源フィルター回路23、整流回路24、インバータ駆動回路25、DCブラシレスモータ26が接続されている。本実施例では、DCブラシレスモータ26の巻線には、巻線の異常温度を検知してOFF動作を行う保護装置27が三相の巻線のうち二相に直列に入っているが、電流検知回路があるものでは省略することもある。
整流回路24とインバータ駆動回路25の間にはDCブラシレスモータ26の巻線に流れる電流を検知する電流検知回路28がついている。DCブラシレスモータ26には、ロータの回転位置を検出するための回転位置センサ29がついている。回転位置センサ29は、モータの回転数を検知するとともにDCブラシレスモータ26の回転数を制御するために使用し、検出素子にはホールICが使用されている。マイコン30はモータや操作表示部5等の制御を行っている。マイコン30は制御電源31から直流の低圧電源を供給されている。また、マイコン30には温度検出用のサーミスタ19が接続されており洗浄水の温度を検知している。なお、本実施例では、DCブラシレスモータ26の制御に回転位置センサを使用しているが回転位置センサ無しで制御してもよい。
図4は本発明の一実施例を示す食器洗浄運転の工程のフローを示す。洗浄を行う食器を食器洗い機内にセットした後に、操作表示部5のスタートボタン6を押すことにより、食器洗い機は食器洗浄運転を開始する。食器洗浄運転では、最初に排水ポンプ(図示せず)が始動して洗浄槽8内に洗浄水が残らないように排水を行う。排水が完了したら、食器洗い機に接続された水道から洗浄槽8内に給水を行う。給水が完了すると洗浄工程に入る。洗浄工程では、給水された水道水に洗剤が溶かされて洗浄水になり、洗浄ポンプが作動して洗浄ノズルから洗浄水が勢いよく噴射され、洗浄水が食器15に当たって、食器15に付着している残菜を取り除く。このときにヒータ16が動作し、所定温度の60℃まで洗浄水の温度を上昇させながら洗浄を行い、60℃に到達したらヒータ16のON−OFF制御により温度を一定に保時して洗浄を行う。温度は洗浄槽内の水量とヒータ16の容量で決まり本実施例では約1.8℃/分となっている。所定の時間、洗浄を行うと洗浄水を排水し、水道水を給水してすすぎ1を実行する。すすぎ1はヒータを動作させず、すすぎ水を洗浄ポンプで加圧し、加圧された洗浄水がノズルから食器15に向かって噴出する。すすぎ運転を1〜2分運転を行った後に排水し、さらに給水を行いすすぎ2をすすぎ1と同様に実行する。すすぎ2が終わると、排水と給水を行い、加熱すすぎを行う。加熱すすぎ工程では、ヒータ16を動作させてすすぎ水の水温を70〜80℃の所定温度まで上昇させながら、すすぎ水をノズルから食器15に噴出する。加熱すすぎは、すすぎ水の温度が上記所定温度に到達するまで行われる。加熱すすぎが終了するとすすぎ水を排水し、温風用ヒータ18に送風して作った温風を食器に吹きかけて食器を乾燥させる。湿度センサ(図示せず)を備えたものでは、検出湿度が所定の湿度に到達したら乾燥運転を終了し、湿度センサの無いものでは、所定の時間、乾燥運転を行って終了する。
図5(a)に、本発明の一実施例の運転時間に対する洗浄水の温度とモータ26の回転数の関係を、図5(b)に洗浄水の温度とモータの回転数の関係を示す。本実施例では、洗浄水の温度をサーミスタ19で検出し、検出温度に応じてモータ26の回転数の制御を行う。洗浄水の温度が低いときにはモータ26の回転数を高くし、洗浄水の温度が高いときにはモータ26の回転数を低くする。
給水時の洗浄水の温度が30℃の場合の洗浄水の温度の時間変化をT1で表す。洗浄水を加熱するヒータの発熱量は一定なので、洗浄水の温度T1は設定された温度の60℃まで直線的に上昇する。このとき、モータ26の回転数N1は、洗浄水の温度に連動して図5(b)に示すように制御され、洗浄水の温度上昇に伴い回転数が徐々に低くなるように制御される。すなわち、洗浄工程開始直後にモータ26の回転数が最も高く、洗浄水がヒータ16で加熱されサーミスタ19の検出温度が上昇するにしたがってモータ26の回転数は低くなり、洗浄水の温度T1が所定値の60℃に達し一定に制御されるとモータ回転数N1も一定に制御される。
また、給水時の洗浄水の温度が0℃の場合の洗浄水の温度の時間変化をT2で示す。洗浄工程開始直後のモータ26の回転数N2は温度が30℃の場合の回転数N1に比べて高く、洗浄水がヒータ16で加熱されサーミスタ19の検出温度が上昇するにしたがって、モータ26の回転数N2は低くなるように制御され、洗浄水の温度T2が所定温度に達し一定に制御されると、モータ26の回転数も一定に制御される。
本方式では、サーミスタ19により検出された洗浄水の温度にリンクしてモータ26の回転数を制御しており、設定温度に対するモータ26の回転数の誤差をなく制御できる。
図11に洗浄水の温度と洗浄率の関係を、図12に洗浄ポンプ9を駆動するモータ26の回転数と洗浄率の関係を示す。洗浄率は、洗浄後の各食器に対して汚れの度合いを目視で判定し、汚れが無い場合は2点、汚れが少ない場合は1点、汚れが多い場合は0点を加算する。そして、分子はその汚れ度合いの点数の合計とし、分母は2×食器点数としたものを%で表示したものであり、洗浄後の汚れが少ないほど洗浄率は増加する。
図11は一定時間、一定温度で洗浄運転した時の洗浄水の温度と洗浄率の関係を示す。洗浄水の温度が低い点のaでは、主に食器15に付着した固形物を洗浄水の噴射圧により除去しており、油分は溶解せずに残留しているので洗浄率は低くなる。温度が高くなるbでは高温の洗浄水への油分溶解し易くなり、洗浄水の噴射圧による洗浄に加えて油分の洗浄水への溶解があるため、洗浄率が高くなる。cでは油分がほぼ完全に溶解することにより洗浄率が向上し、洗浄水の温度に対してほぼ飽和した状態となる。
図12は洗浄水の温度を0℃、45℃及び60℃にしたときのモータ26の回転数と洗浄率の関係を示す。これによると、モータ26の回転数が高くなると洗浄ポンプの圧力が増加し、洗浄ノズルから噴射される水流の速度が速くなり、食器に付着している残采を洗い流す力が強くなるため、洗浄効率が向上する。洗浄水の温度が低い0℃のときには、洗浄は洗浄水の噴射圧による残菜の洗い流しによるものがほとんどとなるので、モータの回転数と洗浄率の相関が大きく、モータ26の回転数を高くすることにより洗浄率が大きく上昇して行く。一方で、洗浄水の温度が高い45℃、60℃のときには、洗浄水の噴射圧による洗い流しに加えて、高温の洗浄水への油分の溶解により洗浄を行うので、モータ26の回転数と洗浄率の相関が小さくなり、モータ26の回転数を高くしても洗浄率の変化は小さい。そして、洗浄水の温度が60℃のときには、回転数2400〜2600r/minでの洗浄率の変化はほとんど見られていない。従って、洗浄水の温度が高い場合には、モータ26の回転数を低くしても洗浄率の低下はほとんど起こらない。
図13はモータ26の回転数とモータ26の温度との関係を示す。これによると、モータ26の回転数が上がるほどモータ26の温度は急激に高くなる傾向にあり、高回転時には周囲への放熱が無いと規格値以下に温度を下げることができないので、高回転のモータ26を使用する場合には温度管理の注意が必要である。食器洗い機の洗浄ポンプ9は、洗浄槽8の底面部の狭い空間に配置されており、洗浄水の温度の影響を受けやすい。洗浄水の温度が低いときには、洗浄水の噴射圧を高くするためにモータ26を高速回転させても、モータ26から発生した熱は洗浄水が吸収するため、モータ26の温度は高くならない。しかし、洗浄水の温度が高いときに、モータ26を高速回転させると、モータ26から発生した熱は十分に洗浄水に放熱できず、モータ26が高温になって故障する恐れがある。そこで、洗浄水が高温になったときには、モータ26の回転数を低くしてモータ26自身の発熱量を減らし、モータ26の温度の上昇を抑えることが好ましい。
つまり図5(a)に示すように、回転数の制御が可能なモータ26を用い、洗浄水の水温が低い段階では、モータ26の回転数を高くして噴射圧を増加させて噴射し、主に水溶性のものや非水溶性の固形分を噴射圧で除去する洗浄を行い、洗浄水の水温が高い時には、高温の洗浄水に油分を溶解させる洗浄へシフトする。このようにすることで、洗浄水の温度が低いときにモータ26を高速回転させて洗浄水の噴射圧を上げ、洗浄率を向上させることができる。そして洗浄水の温度が低いときには、モータ26の回転数を高くしても洗浄水への放熱によりモータ26の温度上昇は抑えられ、洗浄水の温度が高いときにはモータ26の回転数を低くしモータ26自身の発熱を抑え、モータ26の温度上昇を抑える。このような運転を行うことで、洗浄率を向上させ、且つモータ26の熱による故障を防止して信頼性を上げることができる。
実施例1では、マイコンは常に温度検知とモータ26の制御とを行うため、処理能力が大きいものが必要である。本実施例は、マイコンの負荷を小さくし、処理能力の高くないマイコンを使用可能にする実施例である。
図6(a)に、本実施例の運転時間に対する洗浄水の温度とモータ26の回転数の関係を、図6(b)にヒータ16の加熱時間とモータ26の回転数の関係を示す。給水時の洗浄水の温度が15℃の場合の洗浄水の温度変化をT3で表す。洗浄水を加熱するヒータ16の発熱量は一定なので、設定された温度まで直線的に上昇する。本実施例では、給水時の洗浄水の温度を適当な温度(本実施例では15℃)と仮定し、ヒータ16の加熱時間に応じてモータ26の回転数N3を制御する。給水時に15℃であった洗浄水の温度T3は、ヒータ16による加熱により所定の速度で上昇し、設定温度に到達するとヒータ16をON−OFFして一定温度に保持する。15℃の洗浄水が60℃に達する時間をt3とする。モータ26の回転数N3は、ヒータ16を使用した時間に応じて徐々に減少し、洗浄水が設定温度に達する時間であるt3を過ぎた後は、一定回転数に制御される。
本実施例では、図6(b)に示すようにヒータ16の加熱時間によりモータ26の回転数を制御するので、給水時の洗浄水の温度が30℃や0℃のときも、モータ26の回転数は同じく回転数N3に制御される。つまり、給水時の洗浄水の温度が30℃の場合、洗浄水の温度変化はT1のようになるが、モータ26の回転数は同様に回転数N3のように制御される。また、給水時の洗浄水の温度が0℃の場合、洗浄水の温度変化はT2のようになるが、モータ26の回転数は同様に回転数N3のように制御される。
このように制御を行うことで、洗浄率を向上させ、且つモータの熱による故障を防止して信頼性を上げることができる。また、実施例1に比べてマイコンは常に温度検知とモータ制御を行う必要は無く、マイコンの負荷を小さくすることができる。
図7(a)に本発明の他の実施例の運転時間と洗浄水の温度とモータ26との回転数の関係を、図7(b)洗浄水の温度とモータ26の回転数の関係を示す。本実施例では、洗浄水の温度が所定の温度に達するまでは、モータ26の回転数を一定にし、所定の温度を超えたときに、温度に応じてモータ26の回転数を低くする。洗浄水の温度が高いときのみモータ26の回転数を低くしてモータ26の温度上昇を抑えればよいので、洗浄水が所定の温度以下のときにはモータの回転数を一定にして、洗浄水の噴射圧を高くして洗浄を行い、所定の温度が超えたときにモータの回転数を低くしてモータの温度上昇を抑制する。これによって、モータが高回転である領域が広くなるので、洗浄率が向上し、モータの熱による故障を防止して信頼性を上げることができる。
図8に本発明の他の実施例の運転時間と洗浄水の温度とモータ26との回転数の関係を示す。本実施例では、洗浄水の温度が所定の温度である60℃になって所定の時間t4が経ってから、モータ26の回転数を低くする。モータ26の温度は、洗浄水の温度が一定になった後も、モータ26の発熱と放熱の均衡が取れた温度まで上昇する。そのため、モータ26の耐熱規格値によっては、このような制御を行っても、熱によるモータ26の故障を防止できる。
図9(a)に、本発明の他の実施例の運転時間と洗浄水の温度とモータ26の回転数との関係を、図9(b)に洗浄水の温度とモータ26の回転数との関係を示す。本実施例では、モータ26の回転数を段階的に制御する。本実施例のモータ26の回転数は3段階になっており、ほぼ均等に配分されている。これらはモータ26の回転数の中心値に対して±3〜10%位の範囲に設定されている。中心値が2600r/minとすると±78〜260r/minとなる。また、本実施例では回転数は3段階であるが、2段階以上であればほぼ同様の効果が得られる。なお、本実施例では各モータ26の回転数の運転時間は均等配分になっているが、洗浄率向上のために、モータ26の回転数が高い領域を大きくし、洗浄水の温度が十分に高くなってからモータ26の回転数を低くして、モータ26の回転の低い運転時間を短くしてもよい。また、モータ26の回転数は、洗浄水の中にあるサーミスタ19の温度を検知して洗浄水の温度にリンクさせて、設定温度になってからモータの回転数を低下させても良く、所定の運転時間により段階的に回転数を変化させても良い。また、段階制御の場合は、温度範囲データに対する回転数のデータを数段だけ記憶させておけばよいので、連続的に温度と回転数を制御する時に比較してマイコンの処理能力の低減できる。
本実施例では、洗浄率を向上させ、且つモータの熱による故障を防止して信頼性を上げることができる。また、実施例1に比べてマイコンは常に温度検知とモータ制御を行う必要は無く、マイコンの負荷を小さくすることができる。
図10(a)に本発明の他の実施例の運転時間とすすぎ水の温度とモータ26の回転数との関係を、図10(b)にすすぎ水の温度とモータ26の回転数の関係を示す。実施例1〜5では、洗浄工程においてモータ26の回転数を制御するものであるが、本実施例は、加熱すすぎ工程においてモータ26の回転数を制御するものである。加熱すすぎ工程でも、洗浄工程と同様にヒータ16を動作させてすすぎ水の温度を上昇させているため、すすぎ水が高温になったときにはモータ26の温度も高温になるため、モータ26の回転数を低くすることが熱によるモータ26の故障を防止する上で有効である。加熱すすぎ工程においても、すすぎ水の温度が低いときにはすすぎ水の噴射圧を高くしてすすぎを行い、また、すすぎ水の温度が高くなったときには、すすぎ水に洗剤等の食器に残った残留物質を溶解させるすすぎを行う。そこで、実施例1と同様に、サーミスタ19ですすぎ水の温度を検出し、すすぎ水の温度が高くなるにつれてモータ26の回転数を低くする制御を行う。これによって、すすぎを効率よく行うことができ、また、モータ26の熱による故障も防ぐことができる。
また、実施例2のように、ヒータ16の動作時間に応じてモータ26の回転数を制御してもよい。実施例3のように、すすぎ水が所定の温度を超えたときにモータ26の回転数を低くしてもよい。実施例4のように、すすぎ水が所定の温度に達してから所定時間経過後にモータ26の回転数を低くしてもよい。実施例5のように、段階的にモータ26の回転数を低くしてもよい。
また、加熱すすぎ工程では、すすぎ水の温度が70〜80℃と、洗浄工程の60℃よりも高温になる。従って、加熱すすぎ工程のモータ26の最低回転数は、洗浄工程の最低回転数よりも低くなる。
本発明の一実施例に係る食器洗い機の正面外観図である。 本発明の一実施例に係る食器洗い機の縦断面図である。 本発明の一実施例に係る食器洗い機を制御する制御回路のブロック図である。 本発明の一実施例に係る食器洗浄運転の工程のフローチャートである。 本発明の一実施例に係る運転時間、洗浄水の温度及びモータの回転数の関係を示す図である。 本発明の一実施例に係る運転時間、洗浄水の温度及びモータの回転数の関係を示す図である。 本発明の一実施例に係る運転時間、洗浄水の温度及びモータの回転数の関係を示す図である。 本発明の一実施例に係る運転時間、洗浄水の温度及びモータの回転数の関係を示す図である。 本発明の一実施例に係る運転時間、洗浄水の温度及びモータの回転数の関係を示す図である。 本発明の一実施例に係る運転時間、すすぎ水の温度及びモータの回転数の関係を示す図である。 一定時間運転した時の洗浄水の温度と洗浄率の関係を示す図である。 洗浄水の温度を0℃、45℃及び60℃にしたときのモータの回転数と洗浄率の関係を示す図である。 モータの回転数とモータの温度との関係を示す図である。
符号の説明
8…洗浄槽、9…洗浄ポンプ、15…食器、16…洗浄用ヒータ、19…サーミスタ、26…DCブラシレスモータ、27…保護装置、28…電流検知回路、29回転位置センサー…、30…マイコン30、31…制御電源。

Claims (8)

  1. 洗浄を行う食器を収納する洗浄槽と、洗浄水を加圧するポンプと、該ポンプを駆動する制御可能なモータと、前記加圧された洗浄水を前記洗浄槽内に噴射するノズルと、前記洗浄水を加熱する加熱手段とを備えた食器洗い機において、
    洗浄工程時に前記加熱手段を動作させ、前記洗浄水の温度上昇に応じて、前記モータの回転数を低くすることを特徴とする食器洗い機。
  2. 洗浄を行う食器を収納する洗浄槽と、すすぎ水を加圧するポンプと、該ポンプを駆動するモータと、前記加圧されたすすぎ水を前記洗浄槽内に噴射するノズルと、前記すすぎ水を加熱する加熱手段とを備えた食器洗い機において、
    すすぎ工程時に前記加熱手段を動作させ、前記すすぎ水の温度が低いときには前記モータの回転数を高くし、前記すすぎ水の温度が高いときには前記モータの回転数を低くすることを特徴とする食器洗い機。
  3. 請求項1または2において、
    前記洗浄水または前記すすぎ水の温度が所定の温度より高いときに、前記洗浄水またはすすぎ水の温度が上昇するにつれ、前記モータの回転数を低くすることを特徴とする食器洗い機。
  4. 請求項1または2において、
    前記洗浄水または前記すすぎ水の温度が所定の温度になってから所定の時間経過後に前記モータの回転数を低くすることを特徴とする食器洗い機。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記洗浄水または前記すすぎ水の温度を検出する温度検出手段を備え、前記温度検出手段の検出温度に応じて、前記モータの回転数を制御することを特徴とする食器洗い機。
  6. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記加熱手段を動作させた時間に応じて前記モータの回転数を制御することを特徴とする食器洗い機。
  7. 請求項5または6において、
    前記モータの回転数は、前記検出温度または前記加熱手段を動作させた時間に対して直線的に回転数を変化させることを特徴とする食器洗い機。
  8. 請求項5または6において、
    前記モータの回転数は、前記検出温度または前記加熱手段を動作させた時間に対して、段階的に回転数を変化させることを特徴とする食器洗い機。
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