JPWO2020071006A1 - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

食器洗い機(10)は、食器を収納する開口部(2a)を有する洗浄槽(2)と、開口部(2a)を開閉可能に配設される扉(6)を備える。扉(6)は、閉状態で上下部および両側部の周縁をシール可能なシール部(11)を有し、シール部(11)は、側部または下部の少なくとも一部に洗浄槽(2)の底面から水位を上げて溢れる溢水が抜けられるシール抜け箇所を有する。洗浄槽(2)は、扉(6)の下部(6a)のシール部(11)の外側に設けられ、溢水が流れ込む溢水口(14)と、扉(6)の下部のシール部(11)の外側に、溢水口(14)の高さより低い位置に配設され、溢水状態を検知する溢水検知部(16)を備える。これにより、溢水が一時的な場合、リトライ可能な食器洗い機(10)を提供する。

Description

本発明は、溢水検知部を有する食器洗い機に関する。
従来、食器洗い機は、洗浄水を循環させて利用する場合、例えば底部に設けられた給水タンクの一定の水位まで、洗浄水が給水される。このとき、水位センサが、一定の水位まで洗浄水が給水されたことを検知すると、洗浄槽への洗浄水の給水を止める。しかし、洗浄水の給水の際に、誤った洗剤の投入量などによる発泡などで、水位センサが誤検知する場合がある。この場合、洗浄水が一定の水位に達しても、水位センサが機能(検知)しないため、給水が続く。そのため、洗浄水の水位が上がり続け、底部に設けられた給水タンクから洗浄水が溢れる溢水状態となる場合がある。この場合、通常、一旦、洗浄槽内の洗浄水を排水して、再度、給水するリトライ動作を行う。これにより、溢水状態を解消して、食器洗い機を正常な動作に復帰させている。
また、扉のシール部材の劣化によって漏れる水を受ける水受けパンと、水受けパンに溜まった水を検知する水検知部を備える食器洗浄機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の食器洗浄機は、発生した溢水が、一時的な溢水か、故障による溢水かを、区別できない。そのため、一時的な溢水の場合でも、ユーザ側では、一時的な溢水であることを確認できない。これにより、故障による溢水などの異常状態を判別して、リセットできない虞がある。
特開2001−204673号公報
本発明は、一時的な溢水の場合に、リトライ可能な食器洗い機を提供する。
本発明に係る食器洗い機は、食器を収納する開口部を有する洗浄槽と、洗浄槽の開口部を開閉可能に配設される扉を備える。扉は、閉状態で上下部および両側部の周縁をシール可能なシール部を有する。シール部は、側部または下部の少なくとも一部に洗浄槽の底面から水位を上げて溢れる溢水が抜けられるシール抜け箇所を有する。さらに、洗浄槽は、扉の下部のシール部の外側に設けられ、シール抜け箇所を抜けた溢水が流れ込む溢水口と、扉の下部のシール部の外側に、溢水口の高さより低い位置に配設され、溢水状態を検知する溢水検知部を備える。
本発明の食器洗い機によれば、シール部は、洗浄槽の底面から水位を上げて溢れる溢水が抜けられるシール抜け箇所を有する。さらに、シール部の外側に、溢水口の高さより低い位置に配設され、溢水状態を検知する溢水検知部を備える。これにより、溢水口に溢水が流れ込む前に、溢水状態を検知して、洗浄水を排水し、排水後、再度、洗浄水の給水をリトライできる。
図1は、実施の形態に係る食器洗い機の斜め上方から洗浄槽の内部を見た概略斜視図である。 図2は、同食器洗い機の洗浄槽の底面、および扉の下部に設けられた溢水検知部を示す概略平面図である。 図3は、同食器洗い機の前後方向の垂直切断面を側方から見た概略断面図である。 図4は、図1の食器洗い機の前方左側の部分垂直断面を示す斜視図である。 図5は、同食器洗い機の構成を示すブロック図である。
以下、実施の形態に係る食器洗い機について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(実施の形態)
以下、本実施の形態に係る食器洗い機10について、図1から図4を用いて、説明する。
図1は、本実施の形態に係る食器洗い機10の斜め上方から洗浄槽2の内部を見た概略斜視図である。図2は、食器洗い機10の洗浄槽2の底面、および扉6(図3参照)の下部に設けられた溢水検知部を示す概略平面図である。図3は、食器洗い機10の前後方向の垂直切断面を側方から見た概略断面図である。図4は、図1の食器洗い機の前方左側の部分垂直断面を示す斜視図である。なお、図では、便宜上、食器洗い機10の前面の左から右にX方向、奥行き方向をY方向、鉛直上方をZ方向として示している。また、図1では、内部構造を示すために前面の扉(図3に示す扉6)を省略して図示している。
本実施の形態に係る食器洗い機10は、図1から図3に示すように、少なくとも、本体1と、本体1に収納される洗浄槽2と、扉6などを備える。洗浄槽2は、例えば前面に、開口部2aを有し、食器などの被洗浄物を収納する。扉6は、洗浄槽2の開口部2aを開閉可能に設けられる。
扉6は、閉状態において、開口部2aの上下部および両側部の周縁をシールするシール部11を有する。シール部11は、側部または下部の少なくとも一部に設けられる、シール抜け箇所12を有する。シール抜け箇所12は、洗浄時などの給水時において、洗浄槽2の底面から水位を上げて、洗浄槽2から溢れ出る溢水を、後述する溢水受け13に通流させる。
また、洗浄槽2は、扉6の下部6aのシール部11の外側に配設されている溢水受け13の底面から突出するように設けられる溢水口14を有する。溢水口14は、洗浄槽2内で底面から水位を上げて溢れ、シール抜け箇所12を抜けて通流する溢水が流れ込む。さらに、洗浄槽2は、扉6の下部6aで、シール部11の外側に配設される溢水受け13の底面に設けられる溢水検知部16を備える。溢水検知部16は、突出する溢水口14の高さより、低い位置に配設され、溢水状態を検知する。
つまり、溢水検知部16は、扉6のシール部11よりも外側(−Y方向)に設けられる。そのため、溢水検知部16は、通常の使用時においては、洗浄槽2内に露出しないため、洗浄水などがかからない。これにより、通常使用時における、溢水検知部16の誤検知などの誤動作を抑制できる。また、溢水検知部16は、溢水口14よりも低い位置に配設される。これにより、溢水口14に溢水が流れ込む前に、溢水検知部16で溢水状態を検知できる。そのため、通常の洗浄時よりも少し水位が高くなってしまった程度での溢水が流れるパターンなどにおいて、速やかに、溢水検知部16で溢水を検知できる。その結果、溢水検知部16の溢水の検知情報に基づいて、洗浄水を排水し、その後、再度、洗浄水の給水をリトライできる。つまり、洗浄槽2からの溢水が、溢水口14に流れ込む前に、迅速に、給水のリトライを実行できる。
以下、食器洗い機10を構成する各部材について、項分けして、図1から図4を参照しながら、説明する。
<本体>
本体1は、食器洗い機10の外郭を構成し、内部に、洗浄槽2を格納する。なお、本体1は、例えばキッチンの調理台の下にビルトイン型で収納されてもよい。また、本体1は、独立してキッチンの上などに載置されるタイプの食器洗い機の本体を構成してもよい。
<洗浄槽>
洗浄槽2は、例えば本体1の前面側(−Y方向)に開口部2aを有する。洗浄槽2は、内部に、食器などの被洗浄物を収納する食器トレイ4a、4bが配置される。なお、洗浄槽2は、上部に開口部を有し、上部から食器などの被洗浄物を収納する食器トレイが配置される構造でもよい。
また、洗浄槽2は、下部に搭載される、例えば水位検知部(図示せず)を備える。
つまり、洗浄槽2は、外部水栓(図示せず)から給水ホース(図示せず)ならびに給水弁27(図5参照)を介して、洗浄水が給水される。そして、水位検知部が、給水される洗浄水の水位を検知し、洗浄するための適切な水位になると、給水弁を閉じて、外部水栓からの給水を停止するように構成される。なお、給水弁は、給水用のポンプで代用してもよい。
このとき、給水される洗浄水の通常の洗浄時における水位は、少なくとも扉6の下部6aのシール部11よりも低い位置に設定される。
なお、水位検知部は、例えば給水された洗浄水の圧力を検知するスイッチで構成してもよい。また、例えばフロート式などの他の構成で水位検知部を構成してもよい。
<扉>
扉6は、洗浄槽2の開口部2aを開閉可能に設けられる。扉6は、洗浄槽2の開口部2aが前面側の場合には前面側に設けられ、開口部2aが上部側の場合には上部側に設けられる。なお、扉6は、1枚または2枚以上を組み合わせて構成してもよい。
扉の開き方としては、手前(−Y方向)側に向って開く場合、扉6の開放位置が前面下方に位置するように扉6を開く構成でも、扉6の開放位置が前方上部に位置するように扉6を開く構成でもよい。さらに、左(−X方向)または右(X方向)に向かって扉6が開く場合、扉6の開放位置が左側または右側の位置に、扉6を開く構成でもよい。また、2枚以上の構成の扉6の場合、それぞれの扉6が対称に開く、いわゆる観音開きで開く構成でもよく、それぞれの扉6が同じ方向に開く構成でもよい。
<シール部>
シール部11は、扉6の後面側(Y方向)に設けられる。シール部11は、扉6の閉状態において、扉6の上下部および両側部の周縁をシールする。
また、図4に示すように、シール部11は、例えば側部のシール部11に形成される、シール抜け箇所12を有する。実施の形態1では、シール抜け箇所12として、側部のシール部11の左右に形成される、第1シール抜け箇所12aおよび第2シール抜け箇所12bを有する例で説明する。なお、第1シール抜け箇所12aおよび第2シール抜け箇所12bを区別しない場合は、単に、シール抜け箇所12と記す。
シール抜け箇所12は、洗浄槽2の底面7から何らかの理由で通常の洗浄時に規定された水位よりも水位を上げて溢れてくる溢水を通流させ、シール部11の外側に流す。つまり、溢水は、洗浄槽2の外側に排出される。
なお、シール抜け箇所12は、図4に示すように、側部のシール部11に設ける場合に限られない。例えば、シール抜け箇所12は、下部のシール部11の、少なくとも一部に設けてもよい。
そして、図4中の白抜き矢印で示す溢水15は、シール部11の左右の側部に形成された第1シール抜け箇所12aおよび第2シール抜け箇所12bを抜けて、図2に示す溢水受け13に沿って、例えば洗浄槽2の前面側の中央に向かって流れる。なお、シール部11に形成されるシール抜け箇所12は、図3に示す扉6の下部6aと同程度、または下部6aよりも低い位置に設けることが望ましい。
また、図2に示すように、第1シール抜け箇所12aおよび第2シール抜け箇所12bを抜けた、白抜き矢印で示す溢水15は、シール部11と溢水受け13との間を流れる。このとき、溢水は、溢水口14を構成する第1溢水口14aおよび第2溢水口14bの開口の位置よりも低い(−Z方向)溢水受け13を、例えば洗浄槽2の中央に向かって流れる。
そして、溢水受け13を流れた溢水は、溢水検知部16を構成する一対の電極16a、電極16bの間に達する。このとき、後述するように、溢水検知部16は、溢水口14の開口よりも、低い位置に配設されている。つまり、溢水口14の開口は、扉6の下部6aより一定の高さ、Z方向に突出した位置に設けられる。
そのため、溢水受け13を流れる溢水15の水位が比較的低い場合、溢水15は溢水口14に流れこまず、シール部11と溢水受け13との間を、さらに例えば洗浄槽2の中央に向かって流れて、溢水検知部16の一対の電極16a、電極16bの間に達する。
また、シール部11にシール抜け箇所12を設けることにより、溢水15が洗浄槽2内を満たして、図1に示す本体1の上部の排気口9から溢れ出るような状態を避けることができる。
さらに、後述するように、シール抜け箇所12から抜け出た溢水15は、比較的低い水位の状態で、溢水検知部16で検知される。そのため、一時的な溢水か、故障による溢水かを、判断するために、早期に、リトライ(繰り返し)を行うことができる。ここで、リトライとは、洗浄水の排水後に、再度、給水し、溢水が生じるか否かを確認するステップをいう。なお、リトライの回数は、1回に限られず、複数回実行してもよい。
また、シール抜け箇所12から抜け出た溢水は、上述したように、溢水受け13を流れる。このとき、例えば溢水検知部16で溢水を検知できなかった場合、溢水は、溢水受け13内に、さらに溜まって、水位が上昇する。この場合、溢水口14の開口の高さ以上に溢水が増加すると、溢水は、溢水口14の開口から溢水口14内に流入し、導入路17を介して溢水受けパン24に導かれる。これにより、溢水15が本体1の上部の排気口9から溢れ出るような状態を、より確実に防止できる。
<食器トレイ>
食器トレイ4aおよび食器トレイ4bは、図3に示すように、食器などの被洗浄物8を収納する。食器トレイ4a、4bは、例えば、図1に示す洗浄槽2の内面の両方の側面に設けられる一対のレール3aおよび一対のレール3bに沿って、洗浄槽2の前面側から出し入れ可能に配置される。なお、図1に示す例では、上段側にレール3a、下段側にレール3bを設け、上下の2段に食器トレイ4a、4bが配置可能な構成で図示している。
<給水弁(給水部)>
給水部を構成する給水弁は、開放により、洗浄槽2に、食器などの被洗浄物を洗浄する洗浄水を供給する。
具体的には、洗浄水は、例えば外部水栓(図示せず)から給水ホース(図示せず)ならびに給水弁27(図5参照)を介して、洗浄槽2に給水される。給水された洗浄水は、扉6の下部のシール部11よりも低い位置に設定された水位まで供給され、洗浄槽2の底部に貯留される。このとき、供給される洗浄水の水位の制御は、例えば水位検知部によって実行される。
<洗浄ノズル(洗浄部)>
洗浄部である洗浄ノズル5は、例えば3つの洗浄ノズル5a、洗浄ノズル5bおよび洗浄ノズル5cで構成される。洗浄ノズル5a、5b、5cのそれぞれは、例えば洗浄槽2内の異なる位置、あるいは異なる高さに配設される。洗浄ノズル5a、5b、5cは、食器トレイ4aおよび食器トレイ4bに収納された食器などの被洗浄物8に洗浄水を噴射して、被洗浄物8を洗浄する。
なお、洗浄ノズル5a、5b、5cは、上記配置構成に限られず、洗浄槽2の構成や形状、食器トレイの形状や配置などに応じて、洗浄槽2内の適切な位置に、配置することが望ましい。
また、洗浄槽2内の下部近傍に洗浄水を加熱して温水にするヒータを設け、温水を、それぞれの洗浄ノズル5a、5b、5cに供給する構成としてもよい。これにより、洗浄効率が、より向上する。
<洗浄ポンプ(洗浄部)>
洗浄部である洗浄ポンプ23は、図3に示すように、洗浄槽2の底面7の外方側に配設され、洗浄槽2内に溜められた洗浄水を吸引する。そして、吸引した洗浄水を、洗浄ノズル5である洗浄ノズル5a、5b、5cに供給し、被洗浄物を洗浄する。さらに、洗浄し、洗浄槽2の底面7に落下する洗浄水を、再度、吸引して、上記動作を繰り返し、洗浄水を循環させる。
<排水ポンプ(排水部)>
排水部である排水ポンプ22は、被洗浄物の洗浄後、洗浄槽2の底面7にたまった洗浄水を、排水口20から排水ホースなどを介して、機外に排出する。このとき、排水口20に、残さいフィルタ21を設ける構成が望ましい。残さいフィルタ21は、洗浄水に含まれる残さいを捕集する。これにより、残さいなどによる循環経路や、排水経路の詰まりなどの不具合の発生を防止できる。
<溢水口>
溢水口14は、扉6の下部6aのシール部11の外側(−Y方向)に配設される。溢水口14は、供給された洗浄水が、洗浄槽2内で底面7から水位を上げて溢れ、シール抜け箇所12から溢水受け13を流れる溢水が流れ込むように設けられる。なお、溢水口14は、Z方向において、扉6の下部6aのシール部11の下端より高く、溢水受け13の底面より高い位置に開口を有する。溢水口14は、溢水が溢水受け13から溢れる前に、導入路17を介して、溢水を溢水受けパン24に導く。
このとき、オーバフロー検知部26を溢水受けパン24に設けてもよい。オーバフロー検知部26は、溢水受けパン24に、水があることを検知する。なお、オーバフロー検知部26は、溢水受けパン24内の水が所定の水位にあることを検知できればよい。そのため、オーバフロー検知部26は、例えばフロート式で構成してもよい。これにより、溢水口14からの溢水、つまり、真性のオーバフローであることを検知できる。このとき、音または表示により、ユーザに、溢水口14からの溢水を報知するように構成してもよい。
なお、上記真性のオーバフローとは、例えば洗浄槽2の底部が破損すると、給水しても溢水検知部16まで到達することなく、洗浄槽2の底部から水漏れし、溢水受けパン24に漏れた水をオーバフロー検知部26で検知するしかない状態を意味する。
<溢水検知部>
溢水検知部16は、図2に示すように、例えば一対の電極16a、電極16bから構成される。溢水検知部16は、図3に示すように、扉6の下部6aのシール部11の外側(−Y方向)で、溢水口14の開口の高さより低い位置に配設される。溢水検知部16は、溢水受け13を流れる溢水状態を検知する。
具体的には、溢水検知部16は、一対の電極16a、16bの間の電気的な特性変化、例えば電気抵抗の変化に基づいて、溢水状態を検知する。そのため、一対の電極16a、16bの間は、例えば撥水性とすることが望ましい。これにより、溢水受け13内の溢水の水位が低下した際に、一対の電極16a、16bの間に、水が残りにくく、さらに速やかに引く。そのため、溢水状態が解除されたか否かを、迅速に、判断できる。
なお、溢水の水位を検知する水位センサを、シール部11より内側(Y方向)に設けた場合、水位センサが溢水の水位を誤検知する虞がある。つまり、通常使用時においては、洗浄槽2内は、洗浄水が噴流水となって溢れている。そのため、通常使用時にもかかわらず、水位センサが、噴流水の水位を溢水の水位と誤検知する虞がある。
そこで、実施の形態1では、溢水検知部16を、シール部11よりも外側(−Y方向)に配設している。そのため、通常の使用状態においては、噴流水となった洗浄水が、溢水検知部16にかかることはない。これにより、通常使用時における溢水検知部16の誤検知を、より確実に抑制できる。
また、溢水検知部16は、扉6の下部6aで、溢水口14の開口の高さよりも低い位置に設けられる。これにより、シール抜け箇所12を抜け、溢水受け13を流れる溢水が、溢水口14に流れ込むよりも、先に、溢水検知部16で溢水を検知できる。この場合、溢水受けパン24には、溢水が流れ込まない。そのため、溢水受けパン24に配設されるオーバフロー検知部26による最終的なオーバフローの検知は、行われない(または、検知してもオーバフロー状態を検知しない)。つまり、溢水検知部16で溢水を検知すると、給水弁27を閉鎖することによって給水を止めるため、溢水口14から溢水受けパン24に水が流れ込まないので、オーバフローを検知しなくてもよい。
つまり、例えば、通常の洗浄時よりも少し水位が高くなってしまった程度での溢水が流れるパターンなどにおいて、溢水検知部16で溢水を検知できる。これにより、溢水検知部16の溢水の検知情報に基づいて、排水ポンプ22を駆動して洗浄槽2の底面にたまった洗浄水を排水する。そして、再度、洗浄ポンプ23からの洗浄水の給水をリトライできる。つまり、洗浄槽2からの溢水が、溢水口14に流れ込む前に、迅速に、排水および給水のリトライを実行できる。
つぎに、食器洗い機10の制御部30について、図5を用いて、説明する。
図5は、食器洗い機10の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、食器洗い機10の制御部30は、溢水状態確認指示部35aを、さらに有する。
溢水状態確認指示部35aは、まず、溢水検知部16で溢水状態を検知した場合、排水部である排水ポンプ22を駆動して、洗浄槽2の底面にたまった洗浄水を、外部に排水する。
つぎに、溢水状態確認指示部35aは、溢水検知部16で溢水状態の解消を確認すると、その後、再度、給水部である給水弁27から洗浄水を供給する。これにより、溢水状態確認指示部35aは、溢水検知部16による溢水状態の検知の有無を確認する。
つまり、溢水状態確認指示部35aは、溢水検知部16が検知した溢水状態が、リトライで解消可能な一時的な溢水か、あるいはリトライで解消できない何らかの故障による溢水かを確認できる。
以下、食器洗い機10の制御部30の概略、および制御部30を構成する要素ごとに項分けして、図5を参照しながら、説明する。
<制御部(コンピュータ装置)>
制御部30は、例えばコンピュータ装置で構成される。コンピュータ装置は、例えば汎用的なコンピュータ装置を用いることができる。
つまり、コンピュータ装置は、図5に示すように、例えば処理部31、記憶部32、表示部33などを含む。なお、コンピュータ装置は、さらに、図示しない、入力装置、記憶装置、インタフェースなどを含んでもよい。
制御部30は、食器洗い機10の、例えば溢水検知部16、排水部である排水ポンプ22、給水部である給水弁27などを制御する。
<処理部>
処理部31は、例えば、中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)、マイクロコンピュータ、または、コンピュータで実行可能な命令を実行できる処理装置などで構成される。
<記憶部>
記憶部32は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read−Only Memory)、RAM(Random Acsess Memory)、フラッシュSSD(Solid State Device)、ハードディスク、USB(Unversal Serial Bus)メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどの少なくとも一つで構成される。
記憶部32は、プログラム35などを含む。なお、制御部30がネットワークに接続されている場合、必要に応じて、プログラム35をネットワークからダウンロードする構成としてもよい。
<プログラム>
記憶部32に含まれるプログラム35は、溢水状態確認指示部35aの機能を実現するプログラムを含んでいればよい。溢水状態確認指示部35aの機能を実現するプログラムは、実行時において、記憶部32から読み出されて、処理部31で実行される。
具体的には、溢水状態確認指示部35aは、まず、溢水検知部16で溢水状態を検知した場合、排水部である排水ポンプ22を駆動して、洗浄槽2の底面にたまった洗浄水を、外部に排水する。
つぎに、溢水状態確認指示部35aは、溢水検知部16で溢水状態が解消されたか否かを確認する。
溢水状態の解消を確認すると、溢水状態確認指示部35aは、その後、再度、給水部である給水弁27を駆動して、洗浄槽2内に洗浄水を供給する。つまり、溢水状態確認指示部35aは、溢水検知部16による溢水状態の検知の有無を確認する。
なお、溢水状態確認指示部35aによる、上記一連の溢水状態の確認は、リトライ(繰り返し)可能である。そのため、リトライの回数は、1回に限られず、複数回であってもよい。
また、記憶部32に含まれるプログラム35は、必要に応じて、報知指示部35bの機能を実現するプログラムを含んでいてもよい。
つまり、溢水状態確認指示部35aは、溢水状態の確認において、溢水検知部16が、再度、溢水状態を検知した場合、給水弁27からの洗浄水の供給を中止する。
つぎに、報知指示部35bは、溢水状態であることを、音または、表示部33への表示により、ユーザに知らせる。なお、報知指示部35bの機能を実現するプログラムも、実行時において、記憶部32から読み出され、処理部31で実行される。
<表示部>
表示部33は、例えば、報知指示部35bからの、再度の溢水状態の検知を表示できる構成であればよい。具体的には、表示部33は、例えば音による報知が可能なスピーカなどを付属する構成としてもよい。また、表示部33ではなく、スピーカなどで音による報知のみをする構成としてもよい。
以上のように、制御部30は構成され、動作する。
なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態のうちの任意の実施の形態を、適宜、組み合わせることも含む。これらにより、それぞれの実施の形態が有する効果を、同様に奏することができる。
以上で説明したように、本発明の食器洗い機は、食器を収納する開口部を有する洗浄槽と、洗浄槽の開口部を開閉可能に配設される扉を備える。扉は、閉状態で、上下部および両側部の周縁をシール可能なシール部を有する。シール部は、側部または下部の少なくとも一部に、洗浄槽の底面から水位を上げて溢れる溢水が抜けられるシール抜け箇所を有する。さらに、洗浄槽は、扉の下部のシール部の外側に設けられ、シール抜け箇所を抜けた溢水が流れ込む溢水口と、扉の下部のシール部の外側に、溢水口の高さより低い位置に配設され、溢水状態を検知する溢水検知部を備える。
また、溢水検知部は、一対の電極から構成され、一対の電極の間の電気的な特性変化に基づいて、洗浄槽からの溢水状態を検知してよい。
また、本発明の食器洗い機は、食器を洗浄する洗浄水を洗浄槽に供給する給水部と、洗浄槽の底面にたまった洗浄水を排水する排水部と、溢水検知部と、排水部と、給水部と、を制御する制御部を、さらに備える。制御部は、溢水検知部が洗浄槽内からの溢水状態を検知した場合、排水部によって洗浄槽の底面にたまった洗浄水を排水し、溢水検知部が溢水状態の解消を確認すると、再度、給水部から洗浄水を供給し、溢水検知部による溢水状態の検知の有無を確認する溢水状態確認指示部を、有する。
また、制御部は、溢水状態確認指示部による溢水状態の確認において、溢水検知部が、再度、溢水状態を検知した場合、給水部からの洗浄水の供給を中止して、溢水状態であることを、少なくとも音または表示のいずれか一方で知らせる報知指示部を、さらに有してもよい。
本発明は、一時的な溢水の場合に、適切な、排水および給水のリトライが要望される食器洗い機に有用である。
1 本体
2 洗浄槽
2a 開口部
3a,3b レール
4a,4b 食器トレイ
5,5a,5b,5c 洗浄ノズル
6 扉
6a 下部
7 底面
8 被洗浄物
9 排気口
10 食器洗い機
11 シール部
12 シール抜け箇所
12a 第1シール抜け箇所
12b 第2シール抜け箇所
13 溢水受け
14 溢水口
14a 第1溢水口
14b 第2溢水口
15 溢水
16,16a,16b 電極(溢水検知部)
17 導入路
20 排水口
21 残さいフィルタ
22 排水ポンプ(排水部)
23 洗浄ポンプ(洗浄部)
24 溢水受けパン
26 オーバフロー検知部
27 給水弁(給水部)
30 制御部(コンピュータ装置)
31 処理部
32 記憶部
33 表示部
35 プログラム
35a 溢水状態確認指示部
35b 報知指示部

Claims (4)

  1. 食器を収納する開口部を有する洗浄槽と、
    前記洗浄槽の前記開口部を開閉可能に配設される扉と、を備え、
    前記扉は、
    閉状態で、上下部および両側部の周縁をシール可能なシール部を有し、
    前記シール部は、
    側部または下部の少なくとも一部に、前記洗浄槽の底面から水位を上げて溢れる溢水が抜けられるシール抜け箇所を有し、
    前記扉の下部の前記シール部の外側に設けられ、前記シール抜け箇所を抜けた前記溢水が流れ込む溢水口と、前記扉の下部の前記シール部の外側に、前記溢水口の高さより低い位置に配設され、溢水状態を検知する溢水検知部と、を備える、
    食器洗い機。
  2. 前記溢水検知部は、一対の電極から構成され、前記一対の電極の間の電気的な特性変化に基づいて、前記洗浄槽からの溢水状態を検知する、
    請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 食器を洗浄する洗浄水を前記洗浄槽に供給する給水部と、
    前記洗浄槽の底面にたまった洗浄水を排水する排水部と、
    前記溢水検知部と、前記排水部と、前記給水部と、を制御する制御部と、を、さらに備え、
    前記制御部は、前記溢水検知部が前記洗浄槽内からの溢水状態を検知した場合、前記排水部によって前記洗浄槽の底面にたまった洗浄水を排水し、前記溢水検知部が溢水状態の解消を確認すると、再度、前記給水部から洗浄水を供給し、前記溢水検知部による溢水状態の検知の有無を確認する溢水状態確認指示部を、有する、
    請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  4. 前記制御部は、前記溢水状態確認指示部による溢水状態の確認において、前記溢水検知部が、再度、溢水状態を検知した場合、前記給水部からの洗浄水の供給を中止して、溢水状態であることを、少なくとも音または表示のいずれか一方で知らせる報知指示部を、さらに有する、
    請求項3に記載の食器洗い機。
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