JPH11346988A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH11346988A
JPH11346988A JP15596298A JP15596298A JPH11346988A JP H11346988 A JPH11346988 A JP H11346988A JP 15596298 A JP15596298 A JP 15596298A JP 15596298 A JP15596298 A JP 15596298A JP H11346988 A JPH11346988 A JP H11346988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器出入れ口を開放して洗浄槽が水を入れて
洗われた場合でも、洗浄槽から水が溢れることなく、そ
の洗浄槽の洗浄を可能とする。 【解決手段】 食器出入れ口5の前部に、蓋6が完全に
閉鎖されたことを検知する第1の蓋スイッチ8を設け、
後部に、蓋6が完全に開放されたことを検知する第2の
蓋スイッチ10を設ける。洗浄槽4内の水位を検知する
水位検知装置18には、規定水位を検知する第1の水位
スイッチと、規定水位より高い異常水位を検知する第2
の水位スイッチとを設ける。使用者が蓋6を完全に開放
した状態で、シャワー蛇口62から洗浄槽4内に水を入
れて洗浄槽4を洗浄しようとした場合、制御装置は、第
2の蓋スイッチ10が蓋6の完全開放状態を検知した状
態で、第1の水位スイッチが規定水位を検知すると、排
水ポンプ29を駆動させて洗浄槽4内の水を排出させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄槽を洗うこと
に対応した食器洗浄機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、システムキッチ
ンの流し台用キャビネットに組み込まれる食器洗浄機に
おいては、流し台用キャビネットの天板部分に食器出入
れ口が設けられ、この食器出入れ口の下方に設置された
洗浄槽に対して食器を出し入れするようにした、いわゆ
るトップオープン式のものがある。上記食器出入れ口に
は、これを開閉する蓋が設けられている。
【0003】このような構成の食器洗浄機は、通常、流
し台のシンクと隣接している。このため、上記食器出入
れ口を開放した状態で、例えば、シンクに付属の蛇口か
らの水を洗浄槽内に入れて、その水により洗浄槽が洗わ
れる場合がある。
【0004】ところで、この種の食器洗浄機において
は、洗浄槽内の水位を検出するための水位検知装置や食
器乾燥のための送風装置などが設けられていて、洗浄槽
内の水位が一定水位を越えると、それら水位検知装置の
貯水ケースや送風装置の部分から水が溢れてしまうおそ
れがある。このため、一般に、食器洗浄機の電源スイッ
チがオフの状態でも(ただし、食器洗浄機の電気コード
の差し込みプラグはコンセントに差し込まれた状態)、
洗浄槽内の水位が予め設定された異常水位になり、上記
水位検知装置がこれを検知すると、これに基づきブザー
を動作させて異常を報知するようになっている。
【0005】このため、上述したように、洗浄槽内に水
を入れてこれが洗われた場合、洗浄槽内の水位が異常水
位に達すると、ブザーが鳴動することになるため、それ
以上洗うことはできない。また、そのブザーが鳴って
も、そのまま水を入れて洗い続けた場合には、やがて洗
浄槽から水が溢れてしまい、床などを濡らしてしまうこ
とになる。
【0006】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、食器出入れ口を開放して洗浄槽
が水を入れて洗われた場合でも、洗浄槽から水が溢れる
ことなく、その洗浄槽の洗浄を可能とする食器洗浄機を
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の食器洗浄機は、食器出入れ口から入れら
れる食器を収容する洗浄槽と、前記食器出入れ口を開閉
する蓋と、前記洗浄槽内に収容された食器を洗浄するた
めの洗浄手段と、前記洗浄槽内に貯留される水の水位を
検知する水位検知手段と、前記洗浄槽内の水を排出する
ための排水ポンプと、前記蓋の開閉状態を検知する蓋検
知手段と、この蓋検知手段が蓋の開放を検知し、かつ、
前記水位検知手段が予め設定された設定水位を検知する
ことに基づき、前記排水ポンプを駆動して排水する槽洗
浄コースを実行する制御手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0008】上記した構成のものにおいて、使用者が食
器出入れ口の蓋を開放した状態で、洗浄槽内に水を入れ
て洗った場合において、洗浄槽内の水位が設定水位に達
し、水位検知手段がこれを検知すると、制御手段は、排
水ポンプを駆動して洗浄槽内の水を排出する槽洗浄コー
スを実行する。これにより、洗浄槽から水が溢れること
なく、その洗浄槽の洗浄が可能となる。
【0009】本発明において、制御手段は、蓋検知手段
が蓋の開放を検知することに基づき、自動的に槽洗浄コ
ースに入るようにすることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をシステムキッチン
の流し台用キャビネットに組み込まれるトップオープン
式の食器洗浄機に適用した第1実施例について、図1な
いし図9を参照して説明する。まず、図1ないし図3に
おいて、流し台用のキャビネット1の天板2は、例えば
ステンレス板からなり、この天板2の下方に本発明の食
器洗浄機3が設置されている。この食器洗浄機3は、天
板2に設けられた図示しないシンクに隣接した部位に配
置されている。
【0011】食器洗浄機3の洗浄槽4は、上面が開口し
ていて、その開口部が天板2に設けられた食器出入れ口
5に連通している。この食器出入れ口5を開閉する蓋6
は、二つ折れ式で、後端部(図2において、右側)にお
いて回動可能に支持されている。この蓋6の前端部部分
には磁石7が設けられていると共に、食器出入れ口5の
前部部分(図1及び図2の左側)には、それに対応する
リードスイッチからなる第1の蓋スイッチ8が設けられ
ている。また、蓋6の後端部部分にも磁石9が設けられ
ていると共に、食器出入れ口5の後部部分にも、それに
対応するリードスイッチからなる第2の蓋スイッチ10
が設けられている。
【0012】これら第1及び第2の蓋スイッチ8及び1
0は、それぞれ蓋6の開閉状態を検知する蓋検知手段を
構成していて、このうち、第1の蓋スイッチ8は、蓋6
が完全に閉鎖されたこと(図2参照)を検知するための
ものであり、また、第2の蓋スイッチ10は、蓋6が完
全に開放されたこと(図1参照)を検知するためのもの
である。
【0013】上記洗浄槽4内の底部には、ヒータ11
と、噴水体である噴水アーム12及び噴水ノズル13と
が配設されている。また、洗浄槽4内には、食器を収容
する食器かご14が上記食器出入れ口5を通して出し入
れ可能に収納されている。洗浄槽4の後部には給水弁1
5が設けられていて、この給水弁15に、水道に接続さ
れる給水ホース16が接続されている。従って、洗浄槽
4内には、水道水が給水ホース16から給水弁15を通
じて供給されるようになっている。
【0014】洗浄槽4の前部には、コントロールボック
ス17、及び水位検知手段を構成する水位検知装置18
が配設されている。このうちの水位検知装置18は、図
3及び図5に示すように、貯水ケース19と、この貯水
ケース19内に上下動可能に収容された第1のフロート
20と、この第1のフロート20の上下動に応じて軸2
1aを中心に上下方向に回動するレバー21と、このレ
バー21の回動に応じてオン/オフする、例えばマイク
ロスイッチからなる第1の水位スイッチ22と、貯水ケ
ース19内に上下動可能に収容され、上部に磁石23a
を備えた第2のフロート23と、この第2のフロート2
3の上下動に応じてオン/オフする、例えばリードスイ
ッチからなる第2の水位スイッチ24とを備えていて、
このうちの、第1の水位スイッチ22が第1の設定水位
である規定水位を検知し、第2の水位スイッチ24が第
2の設定水位である異常水位を検知するようになってい
る。
【0015】洗浄槽4の下部には、洗浄ポンプ28と、
排水ポンプ29と、これらを回転駆動するポンプモータ
30とが配設されている。この場合、ポンプモータ30
は両ポンプ28,29に共通のものであり、その正転方
向の回転によって洗浄ポンプ28を作動させ、逆転方向
の回転によって排水ポンプ29を作動させるようになっ
ている。なお、両ポンプ28,29は個々に専用のポン
プモータを備えたものであっても良い。
【0016】洗浄槽4の下部の後部側には、貯水タンク
部31が設けられている。この貯水タンク部31と洗浄
ポンプ28の吸込み口28aとが接続ホース32により
接続され、また、洗浄ポンプ28の吐出口28bは、接
続ホース33により前記噴水アーム12及び噴水ノズル
13に接続されている。排水ポンプ29の吸込み口29
aは、接続ホース34により貯水タンク部31に接続さ
れ、また、吐出口29bは排水経路を構成する排水パイ
プ35に接続されている。
【0017】排水パイプ35は、図3に示すように、一
旦、洗浄槽4の上部まで上げてから下方へ延ばされてい
て、排水トラップ36に接続されている。排水トラップ
36には、別の排水ホース37が接続され、この排水ホ
ース37はシンク側へ延ばされている。そして、排水ホ
ース37は、最終的には屋外へ排水する排水管に接続さ
れている。
【0018】上記貯水タンク部31と前記水位検知装置
18の貯水ケース19との間は、接続ホース38によっ
て接続されていて、洗浄槽4内に水が供給されて貯留さ
れると、貯水タンク部31から接続ホース38を通じて
貯水ケース19内にも水が供給されるようになり、その
貯水ケース19内の水位は洗浄槽4内の水位と同じよう
に変化することになる。従って、水位検知装置18は、
洗浄槽4内の水位を検知できることになる。
【0019】ここで、前記洗浄ポンプ28が駆動される
と、洗浄槽4内の水が、貯水タンク部31から接続ホー
ス32を通じて洗浄ポンプ28に吸入され、接続ホース
33を通じて噴水アーム12及び噴水ノズル13に圧送
される。この圧送された水は、それら噴水アーム12及
び噴水ノズル13の孔から噴射される。また、このと
き、それら噴水アーム12及び噴水ノズル13は、噴射
反力によって回転する。このようにして、噴水アーム1
2及び噴水ノズル13から噴射された洗浄水により、食
器かご14内の食器が洗われる。従って、洗浄ポンプ2
8と、噴水アーム12及び噴水ノズル13は、洗浄槽4
内に収容された食器を洗浄するための洗浄手段を構成し
ている。なお、洗い及びすすぎ行程中は、ヒータ11が
発熱することにより、洗浄水が所定温度、例えば60〜
70℃程度まで加熱されて温水化される。
【0020】これに対し、排水ポンプ29が駆動される
と、洗浄槽4内の水は、貯水タンク部31から接続ホー
ス34を通じて排水ポンプ29側に吸入され、排水パイ
プ35及び排水ホース37を介して排出される。
【0021】洗浄槽4の前部側の上部には、送風機39
(図3参照)が設けられている。この送風機39は、乾
燥工程時に洗浄槽4内へ外気を送り込むためのもので、
その送り込まれた空気はヒータ11により加熱された温
風化され、この温風により、すすぎ後の食器が乾燥され
るようになる。なお、前記排水パイプ35の途中部に
は、サイホン現象が発生することを防止するためのサイ
ホン防止手段を構成する分岐管40,41の一端部が接
続されている。これら分岐管40,41の他端部は、送
風機39において上部が外部と連通した送風ダクト39
aの下部に接続されている。
【0022】洗浄槽4の下方には、水受器42が配設さ
れている。この水受器42は、洗浄ポンプ28などの機
構部や水位検知装置18に使用者が不用意に触れないよ
うに、それらを下方から覆うように配置されている。こ
の水受器42の下面側には、食器洗浄機3を支持するた
めのジャッキ43が設けられている。水受器42の前部
には、点検口(図示せず)を塞ぐ点検口カバー44(図
3参照)が着脱可能に設けられている。
【0023】洗浄槽4の前方には、前記コントロールボ
ックス17、水位検知装置18及び送風機39などを覆
う遮蔽板45(図1、2参照)が設けられている。ま
た、この遮蔽板45の前方には、キャビネット1の扉4
6が設けられていると共に、この扉46の上方部に、操
作パネル47が設けられている。この操作パネル47に
は、図4に示すように、電源用の「入」スイッチ48及
び「切」スイッチ49、「スタート/一時停止」スイッ
チ50、「時間設定」スイッチ51、「コース設定」ス
イッチ52が設けられていると共に、電源ランプ53、
2個の時間ランプ54a,54b、並びに4個のコース
ランプ55a〜55dが設けられている。
【0024】一方、図6には、食器洗浄機3の電気的構
成が示されている。制御装置58は、例えばマイクロコ
ンピュータからなっていて、食器洗浄機3の運転を制御
する制御手段として機能するものであり、前記コントロ
ールボックス17内に収納されている。この制御装置5
8には、前記操作パネル47に設けられた各種操作スイ
ッチ48〜52からの操作信号と、第1及び第2の蓋ス
イッチ8,10からの蓋検知信号と、水位検知装置18
の第1及び第2の水位スイッチ22,24からの水位検
知信号と、洗浄槽4内の温度を検知するように設けられ
た温度センサ59からの温度検知信号とが入力されるよ
うになっている。
【0025】そして、制御装置58は、それらの入力信
号及び予め記憶された制御プログラムに基づいて、前記
操作パネル47に設けられた各種表示ランプ53,54
a,54b,55a〜55dを制御すると共に、報知手
段を構成するブザー60、給水弁15、ポンプモータ3
0、ヒータ11、送風機39をそれぞれ駆動回路61を
介して制御するようになっている。
【0026】次に、上記構成の作用について、図7〜図
9も参照して説明する。制御装置58は、電源用の
「入」スイッチ48が操作される前の状態では、図7に
示すように、「入」スイッチ48がオンになるか、蓋6
が完全開放状態になるまで待機している(ステップS
1,S2)。
【0027】ここで、使用者が食器を洗浄する場合に
は、まず、蓋6を開放し(図2参照)、食器出入れ口5
から洗浄槽4内の食器かご14に食器(図示せず)を収
容する。そして、扉6を閉鎖した状態で、電源用の
「入」スイッチ48を操作する。
【0028】この場合、制御装置58は、電源用の
「入」スイッチ48が操作される前に、蓋6が完全開放
状態にされると、第2の蓋スイッチ10の検知信号によ
りこれを検知し、これに基づき、後述するように、一
旦、ステップS17のシャワー洗浄コース(図8のフロ
ーチャート参照)へ移行するが、蓋6が完全閉鎖状態に
されると(図8のステップT6)、図7のステップS1
に戻る。
【0029】扉6が閉鎖された状態で、電源用の「入」
スイッチ48がオン操作されると、標準コースのコース
ランプ55aが点灯される。使用者は、標準コースで良
い場合には、そのまま「スタート/一時停止」スイッチ
50を操作する。制御装置58は、蓋6が完全閉鎖状態
にある状態で、「スタート/一時停止」スイッチ50が
操作されることに基づき(ステップS3〜S5)、標準
コースを実行する(ステップS6)。この標準コースで
は、図9に示すように、洗い、すすぎ1、すすぎ2、仕
上げすすぎ、及び乾燥の各行程が実行される。
【0030】使用者が、「コース設定」スイッチ52の
操作で念入りコースを選択した場合には、ステップS7
で「YES」に従ってステップS8へ移行し、蓋6が完
全閉鎖状態か否かを判定し、蓋6が完全閉鎖状態にある
状態で、「スタート/一時停止」スイッチ50が操作さ
れることに基づき(ステップS9)、念入りコースを実
行する(ステップS10)。この念入りコースでは、図
9に示すように、洗い、すすぎ1、すすぎ2、すすぎ
3、仕上げすすぎ、及び乾燥の各行程が実行される。
【0031】また、使用者が、「コース設定」スイッチ
52の操作で乾燥のみコースを選択した場合には、ステ
ップS11で「YES」に従ってステップS12へ移行
し、蓋6が完全閉鎖状態か否かを判定し、蓋6が完全閉
鎖状態にある状態で、「スタート/一時停止」スイッチ
50が操作されることに基づき(ステップS13)、乾
燥のみコースを実行する(ステップS14)。この乾燥
のみコースでは、図9に示すように、排水後に乾燥行程
のみが実行される。
【0032】一方、使用者が洗浄槽4内を洗うために、
コース設定スイッチ52の操作でシャワー洗浄コース
(本発明の槽洗浄コースに相当)を選択した場合には、
制御装置58は、ステップS15の「YES」に従って
ステップS16へ移行し、「スタート/一時停止」スイ
ッチ50の操作があるまで待機する。そして、「スター
ト/一時停止」スイッチ50が操作されることに基づ
き、ステップS17のシャワー洗浄コースを実行する。
【0033】このシャワー洗浄コースの具体的なフロー
チャートは図8に示されている。シャワー洗浄コースで
は、制御装置58は、まず、蓋6が完全開放状態になる
まで待機する(ステップT1)。ここで、使用者が洗浄
槽4内を洗うために蓋6を図1のように完全開放状態と
すると、第2の蓋スイッチ10によりこれを検知し、こ
れに基づき、制御装置58はステップT2へ移行する。
ステップT2では、洗浄槽4内の水位が規定水位以上か
否かを判定する。
【0034】使用者が、シンクに備えられたシャワー蛇
口62(図1参照)を食器出入れ口5に臨ませ、そのシ
ャワー蛇口62から水を出して洗浄槽4内を洗うと、洗
浄槽4内の水位が次第に上昇する。そして、洗浄槽4内
の水位が規定水位に達し、第1の水位スイッチ22によ
りこれを検知すると、制御装置58は、ステップT2で
「YES」に従ってステップT3へ移行し、排水ポンプ
29を運転させる。これにより、洗浄槽4内の水が排出
されるようになる。この後、洗浄槽4内の水位が異常水
位以上か否かを判定する(ステップT4)。この場合、
排水ポンプ29により洗浄槽4内の水が排出するので、
通常は、洗浄槽4内の水位が異常水位まで上昇すること
はない。
【0035】ステップT4で異常水位以上でないと判定
された場合には、ステップT2へ戻り、再び洗浄槽4内
の水位が規定水位以上か否かを判定する。ステップT2
で規定水位以上でないと判定された場合(洗浄槽4内の
水位が規定水位よりも下がった場合)には、「NO」に
従ってステップT5へ移行し、排水ポンプ29の運転を
停止する。そして、ステップT6で蓋6が完全閉鎖状態
であるか判定し、完全閉鎖状態でない場合には、「N
O」に従ってステップT7へ移行した後、ステップT2
へ戻る。また、使用者が洗い終り、蓋6を完全閉鎖状態
とした場合には、ステップT6において「YES」に従
って図7のステップS1へ戻る。
【0036】従って、洗浄槽4内に水を入れて洗う場合
に、洗浄槽4内の水が規定水位に達すると、排水ポンプ
29が駆動されて洗浄槽4内の水が排出されるようにな
り、ブザー60を鳴らすことなく、また、水が溢れてし
まうことなく、洗浄槽4内を洗うことができる。
【0037】ところで、このシャワー洗浄コースにおい
て、例えば、シャワー蛇口62から洗浄槽4内へ供給さ
れる水の量が、排水ポンプ29の排水量を上回るような
場合には、排水ポンプ29を運転していても、洗浄槽4
内の水位が異常水位まで上昇することが考えられる。こ
のような場合には、制御装置58は、ステップT4にお
いて、第2の水位スイッチ24の検知により異常水位以
上であると判定したら、「YES」に従ってステップT
8へ移行し、ブザー60を鳴動させて使用者に異常であ
ることを報知する。
【0038】一方、使用者が洗浄槽4を洗う場合におい
て、電源用の「入」スイッチ48を操作せずに、蓋6を
完全開放状態とした場合には、制御装置58は、図7の
ステップS2において、蓋6の完全開放状態を検知し、
「YES」に従ってステップS17のシャワー洗浄コー
ス(図8参照)へ移行する。
【0039】そして、使用者が、上述したように、シン
クに備えられたシャワー蛇口62(図1参照)を食器出
入れ口5に臨ませ、そのシャワー蛇口62から水を出し
て洗浄槽4内を洗うと、洗浄槽4内の水位が次第に上昇
する。そして、洗浄槽4内の水位が規定水位に達し、第
1の水位スイッチ22によりこれを検知すると、制御装
置58は、ステップT2で「YES」に従ってステップ
T3へ移行し、排水ポンプ29を運転して排水する。
【0040】従ってこの場合にも、上述と同様に、洗浄
槽4内に水を入れて洗う場合に、洗浄槽4内の水が規定
水位に達すると、排水ポンプ29が運転されて洗浄槽4
内の水が排出されるようになり、ブザー60を鳴らすこ
となく、また、水が溢れてしまうことなく、洗浄槽4内
を洗うことができる。
【0041】なお、使用者が、電源用の「入」スイッチ
48を操作せずに、蓋6を完全開放状態とした場合、自
動的にシャワー洗浄コースへ入るが、例えば洗浄槽4を
洗わずに、その後、蓋6を完全閉鎖状態とした場合に
は、ステップT6においてこれを検知すると、「YE
S」に従ってステップS1へ戻る。また、蓋6を開放し
た状態で、電源用の「入」スイッチ48を操作した場合
には、ステップT7においてこれを検知すると、「YE
S」に従ってステップS3へ戻る。
【0042】上記した第1実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。まず、使用者がコース設定ス
イッチ52によりシャワー洗浄コースを選択して洗浄槽
4内を洗う場合、または、電源用の「入」スイッチ48
を操作せずに、食器出入れ口5の蓋6を完全開放状態と
して洗浄槽4内を洗う場合において、第2の蓋スイッチ
10により蓋6の完全開放状態を検知すると共に、第1
の水位スイッチ22により規定水位を検知すると、排水
ポンプ29を駆動して洗浄槽4内の水が自動的に排出さ
れるようになる。従って、ブザー60を鳴らすことな
く、また、水が溢れてしまうことなく、使用者は洗浄槽
4内を洗うことができる。この場合、特に、食器出入れ
口5の蓋6を完全開放状態として洗浄槽4内を洗う場合
には、自動的にシャワー洗浄コースに入るので、使用者
にとって便利である。
【0043】また、規定水位を検出する第1のスイッチ
22と、規定水位よりも高い異常水位を検出する第2の
水位スイッチ24とを備え、シャワー洗浄コースにおい
て、第1の水位スイッチ22が規定水位を検知すること
に基づき排水ポンプ29を駆動し、第2の水位スイッチ
24が異常水位を検知することに基づきブザー60を鳴
動させて異常を報知するようにしているので、例えばシ
ャワー蛇口62から洗浄槽4内に入れられる水の量が、
排水ポンプ29の排水量よりも多くなることがあった場
合でも、水が溢れる前に使用者に異常を知らせることが
できる。
【0044】さらに、蓋6が完全に閉鎖されたことを検
知する第1の蓋スイッチ8と、蓋6が完全に閉鎖された
ことを検知する第2の蓋スイッチ10とを備えているの
で、蓋6の状態に一層適した対応ができるようになる。
【0045】図10及び図11は本発明の第2実施例を
示したものであり、この第2実施例は上記した第1実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、排水ポンプ2
9により排水される排水経路を構成する排水パイプ35
と送風機39の送風ダクト39aとの間を接続するよう
に設けられた、サイホン防止手段を構成する分岐管4
0,41に、当該分岐管40,41のサイホン防止機能
を有効化する場合と無効化する場合とを切り換えるため
の切換え手段として電磁弁65a,65bを設けてい
る。これら電磁弁65a,65bは、制御装置58によ
り制御されるようにしている。この場合、電磁弁65
a,65bが開放状態とされた場合には、分岐管40,
41のサイホン防止機能が有効化され、逆に、電磁弁6
5a,65bが閉鎖状態とされた場合には、分岐管4
0,41のサイホン防止機能が無効化される。
【0046】また、洗浄槽4下部の貯水タンク部31の
底部部分に、図11に示すように、発光素子66と受光
素子67とから構成される汚れセンサ68を設けてい
る。この汚れセンサ68は、発光素子66から発せられ
る光が、洗浄水を介して受光素子67にて受けられ、そ
の受光素子67にて受けられる光の量を検出することに
基づき、水の汚れを検出する構成となっている。この汚
れセンサ68の検出信号は、制御装置58に出力され
る。
【0047】上記した構成において、排水時に、排水ポ
ンプ29を駆動させた状態で、電磁弁65a,65bを
閉鎖状態とし、分岐管40,41のサイホン防止機能を
無効化すると、排水ポンプ29を停止させても、サイホ
ン現象により排水が継続するようになる。これにより、
排水ポンプ29の運転回数を減らすことができるように
なる。
【0048】図12は本発明の第3実施例を示したもの
であり、この第3実施例は上記した第1実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、サイホン防止手段を構成
する分岐管40,41の洗浄槽4側の接続部40a,4
1aを、洗浄槽4下部の貯水タンク部31としている。
この接続部40a,41aの位置は、水位検知装置18
における第1の水位スイッチ22が検知する規定水位よ
りも下方となっている。
【0049】このような構成とした場合、排水時に、サ
イホン現象が発生すると、洗浄槽4側の水位が上記接続
部40a,41aまで下がるまではサイホン現象が継続
して、排水が継続するようになるので、この場合も排水
ポンプ29の運転回数を減らすことができるようにな
る。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の食器洗浄機によれば、使用者が食器出入れ口の蓋を開
放した状態で、洗浄槽内に水を入れて洗った場合におい
て、洗浄槽内の水位が設定水位に達し、水位検知手段が
これを検知すると、制御手段は、排水ポンプを駆動して
洗浄槽内の水を排出する槽洗浄コースを実行する。これ
により、洗浄槽から水が溢れることなく、その洗浄槽の
洗浄が可能となる。
【0051】請求項2の食器洗浄機によれば、食器出入
れ口の蓋を開放状態とすることに基づき自動的に槽洗浄
コースに入るので、使用者にとって便利である。
【0052】請求項3の食器洗浄機によれば、槽洗浄コ
ースにおいて、例えば洗浄槽内に入れられる水の量が、
排水ポンプの排水量よりも多くなることがあった場合で
も、水が溢れる前に使用者に異常を知らせることができ
る。
【0053】請求項4の食器洗浄機によれば、蓋が完全
に閉鎖されたことを検知する第1の蓋スイッチと、蓋が
完全に閉鎖されたことを検知する第2の蓋スイッチとを
備えた構成としているので、蓋の状態に一層適した対応
ができるようになる。
【0054】請求項5の食器洗浄機によれば、排水時
に、切換え手段を、サイホン防止手段を無効化するよう
に切り換えると、排水ポンプを停止させても、サイホン
現象により排水が継続するようになるので、排水ポンプ
の運転回数を減らすことができるようになる。
【0055】請求項6の食器洗浄機によれば、排水時
に、サイホン現象が発生すると、洗浄槽側の水位が、サ
イホン防止手段を構成する分岐管の接続部まで下がるま
ではサイホン現象が継続して、排水が継続するようにな
るので、この場合も排水ポンプの運転回数を減らすこと
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、洗浄槽を洗う状態
での全体の縦断側面図
【図2】蓋を閉鎖した状態での縦断側面図
【図3】全体の破断正面図
【図4】水位検知装置の縦断正面図
【図5】操作パネルの正面図
【図6】電気的構成を示すブロック図
【図7】作用説明用のフローチャートその1
【図8】作用説明用のフローチャートその2
【図9】コースと行程内容とを示す図
【図10】本発明の第2実施例を原理的に示す図
【図11】汚れセンサ部分を示す断面図
【図12】本発明の第3実施例を原理的に示す図
【符号の説明】
3は食器洗浄機、4は洗浄槽、5は食器出入れ口、6は
蓋、8は第1の蓋スイッチ(蓋検知手段)、10は第2
の蓋スイッチ(蓋検知手段)、12は噴水アーム(洗浄
手段)、13は噴水ノズル(洗浄手段)、18は水位検
知装置(水位検知手段)、22は第1の水位スイッチ、
24は第2の水位スイッチ、28は洗浄ポンプ(洗浄手
段)、29は排水ポンプ、30はポンプモータ、31は
貯水タンク部、35は排水パイプ(排水経路)、39は
送風機、40,41は分岐管(サイホン防止手段)、4
0a,41bは接続部、42は水受器、58は制御装置
(制御手段)、60はブザー(報知手段)、62はシャ
ワー蛇口、65a,65bは電磁弁(切換え手段)を示
す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器出入れ口から入れられる食器を収容
    する洗浄槽と、 前記食器出入れ口を開閉する蓋と、 前記洗浄槽内に収容された食器を洗浄するための洗浄手
    段と、 前記洗浄槽内に貯留される水の水位を検知する水位検知
    手段と、 前記洗浄槽内の水を排出するための排水ポンプと、 前記蓋の開閉状態を検知する蓋検知手段と、 この蓋検知手段が蓋の開放を検知し、かつ、前記水位検
    知手段が予め設定された設定水位を検知することに基づ
    き、前記排水ポンプを駆動して排水する槽洗浄コースを
    実行する制御手段とを備えたことを特徴とする食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、蓋検知手段が蓋の開放を検
    知することに基づき、自動的に槽洗浄コースに入ること
    を特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 報知手段を備えると共に、水位検知手段
    は、第1の設定水位とこの第1の設定水位よりも高い第
    2の設定水位とを検知する機能を有し、 制御手段は、槽洗浄コースにおいて、前記水位検知手段
    が前記第1の設定水位を検知することに基づき排水ポン
    プを駆動すると共に、前記第2の設定水位を検知するこ
    とに基づき前記報知手段を動作させることを特徴とする
    請求項1記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 蓋検知手段は、蓋が完全に閉鎖されたこ
    とを検知する第1の蓋スイッチと、蓋が完全に開放され
    たことを検知する第2の蓋スイッチとを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 排水ポンプにより排水される排水経路中
    にサイホン現象の発生を防止するサイホン防止手段を備
    えると共に、このサイホン防止手段を有効化する場合と
    無効化する場合とを切り換える切換え手段を備え、 制御手段は、槽洗浄コースの実行中は、前記切換え手段
    により前記サイホン防止手段を無効化することを特徴と
    する請求項1記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 排水ポンプにより排水される排水経路中
    にサイホン現象の発生を防止するサイホン防止手段を備
    え、 このサイホン防止手段は、排水経路の途中部と洗浄槽内
    に通じる部分とを接続する分岐管により構成し、この分
    岐管の洗浄槽側の接続部を、槽洗浄コースにおいて排水
    ポンプが駆動される設定水位よりも下となるように設定
    したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
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