JPH0938599A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

Info

Publication number
JPH0938599A
JPH0938599A JP19552495A JP19552495A JPH0938599A JP H0938599 A JPH0938599 A JP H0938599A JP 19552495 A JP19552495 A JP 19552495A JP 19552495 A JP19552495 A JP 19552495A JP H0938599 A JPH0938599 A JP H0938599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water level
overflow
rinsing
abnormal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19552495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3281764B2 (ja
Inventor
Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Masaru Noro
勝 野呂
Mitsuru Osanawa
充 長縄
Tetsuo Sakane
鐵男 坂根
Takenari Yuki
武成 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP19552495A priority Critical patent/JP3281764B2/ja
Publication of JPH0938599A publication Critical patent/JPH0938599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3281764B2 publication Critical patent/JP3281764B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】すすぎ水を供給しながら貯水槽内のオーバ
ーフロー排水水位以上のすすぎ水を排水するオーバーフ
ローすすぎを実行している場合、オーバーフローすすぎ
開始から過渡時間t1 が経過した後、貯水槽に溜められ
ているすすぎ水の水位がオーバーフロー排水水位よりも
高いオーバーフロー開始水位に達したと判別されると(S
10) 、排水不良が発生したと判断され、オーバーフロー
すすぎが停止されるとともに、給水およびオーバーフロ
ー排水を行わないバッチすすぎが実行される(S7)。した
がって、貯水槽内のすすぎ水が溢れることはない。 【効果】オーバーフローすすぎを実行している場合に、
排水不良が発生した場合でも、適切な対応を採ることが
できる。そのため、排水不良に伴う水漏れを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食器を自動的に
洗浄するための食器洗浄機や、試験管,ビーカおよびフ
ラスコ等の実験器具を自動的に洗浄するための器具洗浄
機等の洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば食器を自動的に洗浄
するための食器洗浄機や、試験管,ビーカおよびフラス
コ等の実験器具を自動的に洗浄するための器具洗浄機等
の洗浄機が用いられている。このうち、器具洗浄機で
は、通常、実験器具を専用のラックに載置し、器具が載
置されたラックを器具洗浄機の洗浄室にセットして、洗
浄を行う。
【0003】洗浄室には、貯水槽が備えられている。洗
浄時、洗剤が混入された洗浄水が洗浄室に供給され、貯
水槽に溜められる。洗浄室にはまた、ノズルが備えられ
ている。ノズルには噴射口が複数配列されている。貯水
槽に溜められた洗浄水は、ポンプによって汲み取られ、
ノズルに供給される。その結果、洗浄水が噴射口から実
験器具に向けて噴射される。これにより、実験器具を洗
浄することができる。洗浄後の洗浄水は、貯水槽に溜ま
った後、ポンプによって汲み取られ、再度洗浄に供され
る。
【0004】洗浄後の実験器具をすすぐすすぎ行程時に
は、洗剤が混入されていないすすぎ水が洗浄室に供給さ
れ、貯水槽に溜められる。貯水槽に溜められているすす
ぎ水はノズルに供給され、噴射口から噴射される。その
結果、噴射されるすすぎ水で実験器具がすすがれる。す
すぎ後のすすぎ水は、貯水槽に溜まった後、ポンプによ
って汲み取られ、再度すすぎに供される。
【0005】すすぎ行程には、いわゆるバッチすすぎ行
程およびオーバーフローすすぎ行程の2種類のすすぎ行
程が設定されている。このうち、バッチすすぎ処理は、
上述のように、貯水槽に溜められているすすぎ水の排水
を循環させてからすすぎが行われる。すなわち、すすぎ
期間中に給水および排水は行われずに、最初に溜められ
たすすぎ水だけを利用してすすぎが行われる。よって、
水の無駄のないすすぎを行うことができる。
【0006】一方、オーバーフローすすぎ処理では、す
すぎ水の給水は適宜行われるとともに、貯水槽に溜めら
れているすすぎ水のうち、オーバーフロー排水水位以上
のすすぎ水をオーバーフローポンプの吸込動作によって
オーバーフローさせながら機外に排水させる。これによ
り、水面付近に浮遊しやすい血液等の汚れを洗浄室外に
排出しながらすすぎを行うことができる。そのため、バ
ッチすすぎ処理に比べて、すすぎ効果は高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オーバーフ
ローすすぎでは、器具洗浄機からすすぎ水を十分に排水
できない場合がある。この排水不良の原因としては、た
とえば器具洗浄機を設置している施設の排水管が詰まっ
た場合、器具洗浄機内の排水経路が詰まった場合、また
はオーバーフローポンプの故障が考えられる。このよう
な場合、すすぎ水の排水は行われない。すなわち、排水
は不十分なのに対して、すすぎ水の給水は通常どおり行
われることになる。その結果、貯水槽からすすぎ水で溢
れ、器具洗浄機のドアの隙間等から水が漏れるという不
具合が生じるおそれがある。
【0008】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、オーバーフローすすぎを行っている場合
に、万が一排水不良が生じたときでも、適切な対応をと
ることができる洗浄機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の洗浄機は、洗浄後の洗浄対象物をすす
ぐ際に用いられるすすぎ水を溜めるための貯水手段を含
み、上記洗浄対象物をすすぐ際、上記貯水手段にすすぎ
水を溜めた後、この貯水手段に溜められているすすぎ水
を汲み出して上記洗浄対象物に噴射するとともに、上記
貯水手段にすすぎ水を供給しながら、上記貯水手段に溜
められているすすぎ水のうち、予め定めるオーバーフロ
ー排水水位以上のすすぎ水を排水してすすぎを行うオー
バーフローすすぎを実行できる洗浄機であって、上記オ
ーバーフローすすぎが実行されている場合において、上
記貯水手段に溜められているすすぎ水の水位を検出する
水位検出手段と、この水位検出手段で検出された水位が
予め定める異常水位以上であるか否かを判別する異常判
別手段と、この異常判別手段において上記水位検出手段
で検出された水位が上記異常水位以上であると判別され
ると、所定の異常対応処理を実行する異常処理実行手段
とを含むことを特徴とする。
【0010】オーバーフローすすぎが実行されている場
合、排水不良が発生すると、すすぎ水の供給のみが行わ
れ、排水はほとんど行われない。その結果、貯水手段に
溜められているすすぎ水の水位は上昇する。そのため、
上記構成では、オーバーフローすすぎが実行されている
場合、貯水手段に溜められているすすぎ水の水位が異常
水位以上になると、排水不良が発生していると判断し、
所定の異常対応処理を実行することとしている。
【0011】請求項2記載の洗浄機は、上記請求項1記
載の洗浄機であって、上記異常処理実行手段は、上記異
常判別手段において上記水位検出手段で検出された水位
が上記異常水位以上であると判別されると、上記貯水手
段へのすすぎ水の供給および上記オーバーフロー排水水
位以上のすすぎ水の排水を停止するものであることを特
徴とする。
【0012】この構成では、オーバーフローすすぎが実
行されている場合に、排水不良が発生すると、すすぎ水
の供給およびオーバーフロー排水水位以上のすすぎ水の
排水(以下「オーバーフロー排水」という)が停止され
る。一方、洗浄対象物に対するすすぎ水の噴射はそのま
ま継続される。すなわち、いわゆるバッチすすぎが実行
される。
【0013】このように、この構成によれば、排水不良
が発生されると、バッチすすぎが実行されるので、貯水
手段に溜められているすすぎ水が溢れることはない。請
求項3記載の洗浄機は、上記請求項1記載の洗浄機であ
って、上記異常処理実行手段は、上記異常判別手段にお
いて上記水位検出手段で検出された水位が上記異常水位
以上であると判別されると、上記貯水手段へのすすぎ水
の供給を停止するものであることを特徴とする。
【0014】この構成では、オーバーフローすすぎが実
行されている場合に、排水不良が発生すると、貯水手段
へのすすぎ水の供給が停止される。したがって、排水不
良が発生していても、貯水手段に溜められているすすぎ
水が溢れることはない。しかも、オーバーフロー排水は
そのまま継続されるので、貯水手段に溜められているす
すぎ水の水面に浮いている血液等の汚れを少しでも多く
貯水手段から排出することができる。
【0015】なお、排水は、たとえ排水不良が発生して
いても、少しずつなら可能である。一方、たとえばオー
バーフロー排水を間欠的に行うことにすれば、少しずつ
排水することができる。請求項4記載の洗浄機は、上記
請求項1、2または3記載の洗浄機であって、上記異常
処理実行手段で異常処理が実行されたか否かを示す指示
手段と、この指示手段で異常処理が実行されたことが指
示されているか否かを判別する異常処理判別手段とをさ
らに含み、上記異常処理実行手段は、上記異常処理判別
手段で異常処理が実行されたことが指示されていると判
別されると、排水不良が発生したことを報知するもので
あることを特徴とする。
【0016】この構成では、排水不良が発生して所定の
異常処理が実行された場合、排水不良が発生したことが
報知される。したがって、ユーザは、排水不良が発生し
たことを確認でき、その後の適切な対応を採ることがで
きる。請求項5記載の洗浄機は、上記請求項4記載の洗
浄機であって、上記異常処理実行手段は、上記異常処理
判別手段で異常処理が実行されたことが指示されている
と判別されると、当該洗浄機における洗浄運転を停止す
るものであることを特徴とする。
【0017】この構成では、排水不良が発生して所定の
異常処理が実行された場合、洗浄運転が停止される。し
かも、このとき、排水不良が発生したことが報知されて
いる。したがって、ユーザは、排水不良に対する適切な
対応を迅速に採ることができる。請求項6記載の洗浄機
は、上記請求項1、2、3、4または5記載の洗浄機で
あって、上記オーバーフローすすぎは、上記貯水手段
に、上記オーバーフロー排水水位よりも高いオーバーフ
ロー開始水位まですすぎ水を溜めた後、実行されるもの
であり、上記異常水位は、上記オーバーフロー開始水位
と同一水位であることを特徴とする。
【0018】この構成では、貯水手段にオーバーフロー
排水水位よりも高いオーバーフロー開始水位まですすぎ
水が溜められた後、オーバーフローすすぎが開始され
る。したがって、オーバーフローすすぎの開始直後か
ら、水面に浮遊している汚れ等をすすぎ水とともに排水
することができる。また、上記異常水位は、上記オーバ
ーフロー開始水位と同一水位なので、たとえば貯水手段
に溜められているすすぎ水の水位がオーバーフロー開始
水位または異常水位に達したことを1つの水位センサで
検出することができる。
【0019】請求項7記載の洗浄機は、上記請求項6記
載の洗浄機であって、上記オーバーフローすすぎの実行
開始から予め定める過渡時間が経過したか否かを判別す
る過渡時間判別手段をさらに含み、上記異常判別手段
は、上記過渡時間判別手段においてオーバーフローすす
ぎの実行開始から過渡時間が経過したと判別された後
に、上記水位検出手段で検出された水位が上記異常水位
以上であるか否かを判別するものであることを特徴とす
る。
【0020】この構成では、オーバーフロー開始水位と
異常水位とが同一水位である場合において、検出水位が
異常水位以上であるか否かの判別をオーバーフローすす
ぎの実行開始から過渡時間が経過した後に限って行うこ
ととしている。上記過渡期間では、通常、貯水手段に溜
められているすすぎ水に大きな波が立つ。したがって、
排水不良が発生していなくても、貯水手段に溜められて
いるすすぎ水の水位が異常水位以上に達するおそれがあ
る。
【0021】このように、この構成によれば、誤判定の
おそれのある過渡期間には異常判別を行わないこととし
ているので、排水不良が発生したか否かを確実に判別す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の第1実施形態の器具洗浄機の外観構成を示す概略
斜視図である。この器具洗浄機は、試験管、ビーカおよ
びフラスコ等の実験器具を洗浄するためのものであっ
て、キャビネット1によってその外観形状が形成されて
いる。キャビネット1の前面上部には、開閉可能なドア
2が取付けられている。ドア2の内部には、実験器具を
収容するための洗浄室が配置されている。
【0023】ドア2の上部には、ドア2を開成する際に
操作するためのラッチ3が備えられている。ラッチ3
は、開成していたドア2を閉成する際には、止め具とし
て機能する。また、ラッチ3は、ドア2の開閉を検知す
るドアスイッチとしても機能する。ドア2の中央部左側
には、表示パネル4が備えられている。表示パネル4に
は、後述するように、種々の表示器が配置されている。
表示パネル4の右側には、操作パネル5が備えられてい
る。操作パネル5には、操作信号を入力するための種々
の操作キーが備えられている。さらに、操作パネル5の
右側には、電源スイッチSWが備えられている。
【0024】ドア2の下部には、器具洗浄機の内部の様
子を外から観察することができる透明なガラス窓6が備
えられている。キャビネット1の前面下部には、開閉可
能なサービスハッチ7が取付けられている。サービスハ
ッチ7は、サービスマン等が器具洗浄機のメンテナンス
や修理を行う際に開成するためのものである。
【0025】キャビネット1の右側側面には、漏電ブレ
ーカ8および純水加圧装置専用電源9が備えられてい
る。純水加圧装置専用電源9は、純水タンクから純水を
汲み出すための純水ポンプを含む純水加圧装置を動作さ
せるのに必要な電源である。図2は、上記表示パネル4
の正面図である。表示パネル4には、残り時間表示器4
aおよび温度表示器4bが配置されている。残り時間表
示器4aは、7セグメント表示器で構成され、運転中の
残り時間を表示するためのものである。温度表示器4b
は、7セグメント表示器で構成され、洗浄に用いられる
水の温度を表示するためのものである。
【0026】表示パネル4にはまた、発光ダイオード
(LED)ランプで構成された行程表示ランプ4cが複
数配置されている。行程表示ランプ4cは、器具洗浄機
で実行されている行程を点灯/消灯のいずれかの状態に
よって示すためのものである。図3は、主に洗浄室の構
成を説明するために、ドア2を取り外し、かつ右側面の
一部を切欠いた状態の器具洗浄機を示す概略斜視図であ
る。
【0027】この第1実施形態の器具洗浄機は、洗浄室
20内に上段ラックURおよび下段ラックDRをセット
できる。各ラックUR,DRは、洗浄すべき実験器具を
載置するためのものである。各ラックUR,DRは、後
述するように、載置された実験器具に向かって外から洗
浄水等を噴射させるため、網状容器として構成されてい
る。実験器具を上段ラックURまたは下段ラックDRに
載置する場合、実験器具は洗浄したい部分が下方に向く
ように載置する。これは、後述するように、上段ラック
URまたは下段ラックDRの下方から上方に向かって洗
浄水またはすすぎ水が噴射されるからである。
【0028】洗浄室20の上部左内壁には、上段ラック
URを洗浄室20にセットするための上段ラック保持部
21aが取付けられている。また、図示していないが、
この上段ラック保持部21aに対向する右内壁にも同様
の上段ラック保持部が取付けられている。洗浄室20の
下部左内壁には、下段ラックDRを洗浄室20にセット
するための下段ラック保持部22aが取付けられてい
る。また、図示していないが、この下段ラック保持部2
2aに対向する右内壁にも同様の下段ラック保持部が取
付けられている。
【0029】ユーザは、実験器具を洗浄する際、実験器
具を上段ラックURまたは下段ラックDRに載置し、当
該上段ラックURまたは下段ラックDRをそれぞれ上段
ラック保持部21a、または下段ラック保持部22aに
セットする。上段ラックURの下部には、上ノズル23
が所定の取付部材で回転自在に取付けられている。上ノ
ズル23は、主に上段ラックURに載置されている実験
器具に洗浄水等を噴射するためのものである。上ノズル
23の上面には、上段噴射口23aが複数配列されてい
る。また、上ノズル23には、上方に向かう給水軸24
が取付けられている。給水軸24は、上段ラックURを
洗浄室20にセットする際、洗浄室20の上壁に取付け
られている供給口25に当接するようにされている。供
給口25は後述する第2供給管に接続されている。
【0030】この構成によれば、第2供給管から供給口
25に洗浄水等が供給された場合、上段ラックURが上
段ラック保持部21aにセットされていると、洗浄水等
は給水軸24を介して上ノズル23に導かれ、上段噴射
口23aから上方に向かって噴射される。その結果、上
段ラックURに載置されている実験器具に洗浄水等を噴
射することができる。
【0031】上ノズル23は、回転方向Aに沿って回転
するように、上段ラックURに回転自在に取付けられて
いる。この構成によれば、上ノズル23は、上段噴射口
23aから洗浄水等が噴射されている場合、上ノズル2
3に供給される洗浄水等の水圧によって、回転方向Aに
沿って回転する。より詳述すると、上ノズル23の左側
先端部分の手前側の側面、および上ノズル23の右側先
端部分の向こう側の側面には、それぞれ、回転用噴射口
(図示せず)が形成されている。上ノズル23に洗浄水
等が供給されている場合、この洗浄水等は回転用噴射口
から噴射される。その結果、上ノズル23に回転方向A
に沿う回転力が加えられる。これにより、上段ラックU
Rに載置されている実験器具に洗浄水等を万遍なく噴射
することができる。
【0032】上ノズル23にはまた、その下面にも噴射
口(図示せず)が複数配列されている。この噴射口は、
下段ラックDRに載置されている実験器具の主に外側を
洗浄するためのものである。洗浄室20の下部には、下
ノズル26が備えられている。下ノズル26は、下段ラ
ックDRに載置されている実験器具に洗浄水等を噴射す
るためのものである。下ノズル26の上面には、下段噴
射口26aが複数配列されている。下ノズル26から噴
射すべき洗浄水等は、後述する第1供給管から供給され
る。
【0033】この構成によれば、第1供給管から下ノズ
ル26に洗浄水等が供給されると、この洗浄水等が下段
噴射口26aから上方に向かって噴射される。このと
き、下段ラック保持部22aに下段ラックDRがセット
されていれば、当該下段ラックDRに載置されている実
験器具に洗浄水等を噴射することができる。下ノズル2
6は、回転方向Bに沿って回転するように、後述する貯
水槽27として利用されている洗浄室20の下部に回転
自在に支持されている。この構成において、下ノズル2
6は、下段噴射口26aから洗浄水等が噴射されている
場合、下ノズル26に供給される洗浄水等の水圧によっ
て、回転方向Bに沿って回転する。より詳述すると、下
ノズル26の左側先端部分の手前側の側面、および下ノ
ズル26の右側先端部分の向こう側の側面には、それぞ
れ、回転用噴射口(図示せず)が形成されている。下ノ
ズル26に洗浄水等が供給されている場合、この洗浄水
等は回転用噴射口から噴射される。その結果、下ノズル
26に回転方向Bに沿う回転力が加えられる。このと
き、下段ラック保持部22aに下段ラックDRがセット
されていれば、当該下段ラックDRに載置されている実
験器具に洗浄水等を万遍なく噴射することができる。
【0034】図4は、上記器具洗浄機の洗浄水等の供給
機構を主に説明するための図である。なお、この図4に
は、上段ラックURおよび下段ラックDRがいずれも洗
浄室20にセットされている場合を示している。洗浄室
20の内壁には、給湯口30、給水口31および純水口
32がそれぞれ形成されている。給湯口30には、図外
の給湯管が接続可能な給湯供給管33が接続されてい
る。給湯供給管33には給湯バルブ34が介装されてい
る。この構成において、給湯バルブ34がオンされる
と、温水が給湯供給管33および給湯口30を介して洗
浄室20に供給される。
【0035】給湯供給管33の途中からは第1洗剤供給
管35が分岐している。第1洗剤供給管35の先方部に
は第1洗剤投入口36が接続されている。第1洗剤投入
口36は、洗浄室20の内壁に形成され、実験器具を洗
浄するための洗剤を投入しておくスペースである。第1
洗剤供給管35には第1洗剤バルブ37が介装されてい
る。
【0036】この構成において、給湯バルブ34がオフ
され、かつ第1洗剤バルブ37がオンされると、温水が
給湯供給管33および第1洗剤供給管35を介して第1
洗剤投入口36に供給される。その結果、第1洗剤投入
口36において、洗剤と温水とが混合され、洗浄水が作
られる。作られた洗浄水は洗浄室20に供給される。給
水口31には、図外の給水管が接続可能な給水供給管3
8が接続されている。給水供給管38には給水バルブ3
9が介装されている。この構成において、給水バルブ3
9がオンされると、水が給水供給管38および給水口3
1を介して洗浄室20に供給される。
【0037】給水供給管38の途中からは第2洗剤供給
管40が分岐している。第2洗剤供給管40の先方部に
は第2洗剤投入口41が接続されている。第2洗剤投入
口41は、上記第1洗剤投入口36と同様に、洗浄室2
0の内壁に形成され、洗剤を投入しておくスペースであ
る。第2洗剤供給管40には第2洗剤バルブ42が介装
されている。
【0038】この構成において、給水バルブ39がオフ
され、かつ第2洗剤バルブ42がオンされると、水が給
水供給管38および第2洗剤供給管40を介して第2洗
剤投入口41に供給される。その結果、上述と同様に、
第2洗剤投入口41において洗浄水が作られる。作られ
た洗浄水は洗浄室20に供給される。純水口32には、
図外の純水加圧装置に接続可能な純水供給管43が接続
されている。純水供給管43には純水バルブ44が介装
されている。この構成において、純水バルブ44がオン
されると、純水が純水供給管44を介して洗浄室20に
供給される。
【0039】洗浄室20に供給された温水、水または純
水(以下総称して「すすぎ水」という)、あるいは洗浄
水は、洗浄室20の下部の貯水槽27に溜められる。貯
水槽27は、この第1実施形態では、約9リットルの洗
浄水等を溜めることができるものである。貯水槽27に
は水温検知サーミスタ50が取付けられている。水温検
知サーミスタ50では、貯水槽27に溜められている洗
浄水等の温度が検出される。
【0040】貯水槽27にはまた、ループ型のヒータ5
1が備えられている。ヒータ51は、この器具洗浄機を
給湯管が配備されていない場所にも設置できるようにす
るためのものである。すなわち、実験器具を洗浄するに
は、温水の方が好ましいことがあるので、水しか洗浄室
20に供給することができない場合、この水を熱する必
要があるからである。
【0041】貯水槽27の底には、排水口52が形成さ
れている。排水口52には、汚れ除去のためのフィルタ
53を介して流出管54の一端が接続されている。流出
管54の他端側は、循環ポンプ55の入口側および排水
ポンプ56の入口側に分岐して接続されている。また、
流出管54の他端側には、フロートパイプ57を介して
水位検知装置58が接続されている。水位検知装置58
は、貯水槽27に溜められている洗浄水等の水位を検知
するためのものである。詳細については後述する。
【0042】循環ポンプ55の吐出側には、第1供給管
59および第2供給管60が接続されている。第1供給
管59は、貯水槽27に支持されている下ノズル26に
接続されている。第2供給管60は、洗浄室20の上壁
に取付けられている供給口25に接続されている。この
構成において、循環ポンプ55がオンされると、流出管
54に流出された洗浄水等は、循環ポンプ55に吸い込
まれ、循環ポンプ55の吐出側から第1供給管59およ
び第2供給管60に吐出される。その結果、洗浄水等
は、下ノズル26の下段噴射口26a(図3参照)から
噴射されるとともに、上ノズル23の上段噴射口23a
および噴射口からそれぞれ噴射される。
【0043】排出ポンプ56の吐出側には、機外に延設
されている排水管61が接続されている。排水管61に
は逆止弁62が介装されている。逆止弁62は、後述す
る第2オーバーフロー管から排水されるオーバーフロー
水が排水管61へ逆流するのを防止するためのものであ
る。この構成において、排水ポンプ56がオンされる
と、流出管54に流出された洗浄水等は排水ポンプ56
に吸い込まれ、排水管61を介して機外に排水される。
【0044】また、第1オーバーフロー管63が洗浄室
20の外に設けられている。第1オーバーフロー管63
は、後述するオーバーフローすすぎ処理において、貯水
槽27に溜められた洗浄水等のうち、予め定めるオーバ
ーフロー排水水位以上の洗浄水等を洗浄室20の外に排
水するためのものである。より詳述すると、第1オーバ
ーフロー管63の一端は、貯水槽27の底から貯水槽2
7内に進入する取込口64を形成している。取込口64
の周囲には、オーバーフローキャップ67が被せられて
いる。上記オーバーフロー排水水位は、貯水槽27の底
からこのオーバーフローキャップ67の下面端(一点鎖
線で示す)までの高さに相当する。第1オーバーフロー
管63の他端はオーバーフローポンプ65の入口側に接
続されている。オーバーフローポンプ65の吐出側には
第2オーバーフロー管66の一端側が接続されている。
第2オーバーフロー管66の他端側は逆止弁62を介し
て排水管61に接続されている。
【0045】この構成において、オーバーフローポンプ
65がオンされると、貯水槽27内のオーバーフロー排
水水位以上の洗浄水等が第1オーバーフロー管63を介
してオーバーフローポンプ65に吸い込まれ、第2オー
バーフロー管66および排水管61を介して機外に排水
される。洗浄室20の上部にはさらに、排気ダクト67
が取付けられている。排気ダクト67は、洗浄室20の
内部の高温多湿の空気を洗浄室20の外部に排気するた
めのものである。排気ダクト67からは、サイフォンブ
レーカ用ホース68が排水管61に介装されている逆止
弁62まで延設されている。サイフォンブレーカ用ホー
ス68は、いわゆるサイフォン現象を防止するために、
排水管66に空気を送り込むためのものである。
【0046】図5は、上記水位検知装置58の構成を示
す断面図である。水位検知装置58は、パスカルの原理
を利用して、貯水槽27に溜められている洗浄水等の水
位を検知するためのもので、上記フロートパイプ57と
一体的に形成された円柱形状のフロートボックス58a
を備えている。流出管52からフロートパイプ57に導
かれた洗浄水等は、このフロートボックス58aに溜ま
る。フロートボックス58aの上部には蓋58bが被せ
られている。蓋58bの中央部には所定径のフロート孔
が形成されている。また、フロートボックス58aの中
央部には軸入孔58cが備えられている。軸入孔58c
は、フロートボックス58aの下端から上記フロート孔
の中央付近を通ってフロートボックス58aの上方に突
出している。
【0047】軸入孔58cには、フロート軸58dが介
装されている。フロート軸58dの上下端には、フロー
ト軸58dが軸入孔58cから抜けないように、フロー
トノブ58e,58fがそれぞれ取付けられている。フ
ロート軸58dおよびフロートノブ58eには、フロー
ト58gが取付けられている。フロート58gは、フロ
ートボックス58aの内部に備えられ、軸入孔58cの
周囲を囲むような形状のものである。
【0048】フロート58gは、水に浮く程度の重さで
ある。したがって、フロートボックス58aに溜まった
洗浄水等の水位によって、フロート58gはフロート軸
58dとともに上下方向に移動する。フロート軸58d
の上方および下方には、オーバーフロー水位スイッチ5
8hおよび規定水位スイッチ58iがそれぞれ設置され
ている。オーバーフロー水位スイッチ58hは、貯水槽
27に溜められている洗浄水等の水位がオーバーフロー
開始水位に達したことを検知するためのものである。オ
ーバーフロー開始水位とは、後述するオーバーフローす
すぎ行程を実行する際、貯水槽27に予め溜めておく必
要のある洗浄水等の水位のことで、オーバーフロー排水
水位よりも高い位置に設定されている。オーバーフロー
水位スイッチ58hは、接点58jが図の実線で示した
状態のときオフ、図の二点鎖線で示した状態のときオン
となる。
【0049】規定水位スイッチ58iは、貯水槽27に
溜められている洗浄水等の水位が規定水位に達したこと
を検知するためのものである。規定水位とは、後述する
本洗処理やバッチすすぎ処理等を実行する際に、貯水槽
27に予め溜めておく必要のある洗浄水等の水位のこと
である。規定水位スイッチ58iは、接点58kが図の
実線で示した状態のときオフ、図の二点鎖線で示した状
態のときオンとなる。
【0050】図6は、フロートボックス58aに導かれ
る洗浄水等の水位に応じた水位検知装置58の動作を説
明するための図である。フロートボックス58aに洗浄
水等が導かれていない場合、すなわち貯水槽27に洗浄
水等が溜められていない場合、フロート58gは、図6
(a) に示すように、初期状態になっている。このとき、
オーバーフロー水位スイッチ58hおよび規定水位スイ
ッチ58iはオフされている。
【0051】この状態において、貯水槽27に洗浄水等
が溜められ始めると、洗浄水等がフロートパイプ55を
介してフロートボックス58aに導かれる。このとき、
パスカルの原理に従い、貯水槽27に溜められた水位と
同じ水位になる量の洗浄水等がフロートボックス58a
に導かれる。その結果、フロート58gがフロートボッ
クス58aに導かれてきた洗浄水等によって浮上する。
貯水槽27に溜められた洗浄水等が規定水位に達する
と、これに伴いフロート58gは図6(b) に示す位置ま
で浮上する。その結果、規定水位スイッチ58iがオン
される。これにより、貯水槽27に溜められた洗浄水等
の水位が規定水位に達したことを検知できる。
【0052】さらに、貯水槽27に洗浄水等が溜めら
れ、その水位がオーバーフロー開始水位に達すると、フ
ロート58gは図6(c) に示す位置まで浮上する。その
結果、オーバーフロー水位スイッチ58hがオンされ
る。これにより、貯水槽27に溜められた洗浄水等の水
位がオーバーフロー開始水位に達したことを検知でき
る。図7は、上記器具洗浄機の電気的な制御回路の構成
を示すブロック図である。制御回路には、制御中枢とし
てのマイクロコンピュータ200が備えられている。マ
イクロコンピュータ200には、各種スイッチやセンサ
の信号が与えられる。マイクロコンピュータ200で
は、その与えられる信号に基づいて、種々の素子や装置
へ制御信号が出力される。
【0053】具体的には、操作パネル5に備えられた各
種キーの押圧に応答して、対応するキースイッチ201
から各種設定値等がマイクロコンピュータ200に与え
られる。また、水温検知サーミスタ50、ドアスイッチ
(ラッチ)3、規定水位スイッチ58i、およびオーバ
ーフロー水位スイッチ58hの各出力がマイクロコンピ
ュータ200に与えられる。
【0054】マイクロコンピュータ200は、上述の各
入力信号に基づいて、表示パネル4に備えられた残り時
間表示器4aおよび温度表示器4bにセグメント信号を
与える。同時に、残り時間表示器4aおよび温度表示器
4b、ならびに行程表示ランプ4cにコントロール信号
を与える。また、行程表示ランプ4cには発光ダイオー
ド(LED)出力を与える。
【0055】マイクロコンピュータ200はまた、給湯
バルブ34、給水バルブ39、第1洗剤バルブ37、第
2洗剤バルブ42、純水バルブ44にそれぞれ制御信号
を与える。これにより、各バルブの開閉が制御される。
また、オーバーフローポンプ65、排水ポンプ56、純
水ポンプ202、循環ポンプ55にそれぞれ制御信号を
与える。これにより、各ポンプにおける吸込動作が制御
される。
【0056】マイクロコンピュータ200はさらに、ヒ
ータ51およびブザー203にそれぞれ制御信号を与え
る。図8は、この器具洗浄機において行われるオーバー
フローすすぎ行程を説明するためのフローチャートであ
る。ここで、オーバーフローすすぎ行程の説明に先立
ち、まず、この第1実施形態の器具洗浄機で行われる洗
浄行程の全体の流れを主として図4を参照して説明す
る。なお、この第1実施形態の器具洗浄機で行われる洗
浄行程は複数設定されており、その中から所望の洗浄行
程を操作パネル5のキー等を操作することによって選択
できるようにされている。以下の洗浄行程は、複数設定
されている洗浄行程の中の一例である。
【0057】この洗浄行程では、まず、予洗バッチ行程
が行われる。予洗バッチ行程では、給湯バルブ34また
は給水バルブ39がオンされる。その結果、温水または
水が貯水槽27に溜められる。温水等が規定水位まで溜
められると、循環ポンプ55がオンされる。その結果、
貯水槽27に溜められた温水等が下ノズル26および上
ノズル23に供給され、下段噴射口26a、上段噴射口
23aおよび噴射口から噴射される。この温水等の噴射
力および下ノズル26および上ノズル23の回転によっ
て、上段ラックURおよび下段ラックDRに載置されて
いる実験器具がある程度洗浄される。
【0058】予洗バッチ行程が終了すると、本洗行程が
行われる。本洗行程では、第1洗剤バルブ37または第
2洗剤バルブ42がオンされる。その結果、第1洗剤投
入口36または第2洗剤投入口41で洗浄水が作られ、
この洗浄水が貯水槽27に溜められる。洗浄水が規定水
位まで溜められると、循環ポンプ55がオンされる。こ
れに応答して、洗浄水は第1供給管59および第2供給
管60を介して下ノズル26および上ノズル23にそれ
ぞれ供給される。その結果、下段噴射口26a、上段噴
射口23aおよび噴射口から洗浄水が噴射される。これ
により、上段ラックURおよび下段ラックDRに載置さ
れている実験器具を確実に洗浄することができる。
【0059】本洗行程が終了すると、バッチすすぎ行程
が行われる。バッチすすぎ行程では、給湯バルブ34ま
たは給水バルブ39がオンされる。その結果、温水また
は水のすすぎ水が貯水槽27に溜められる。すすぎ水が
規定水位まで溜められると、循環ポンプ55がオンされ
る。その結果、上記本洗行程の場合と同様に、貯水槽2
7に溜められたすすぎ水が下ノズル26および上ノズル
23に供給され、下段噴射口26a、上段噴射口23a
および噴射口から噴射される。これにより、上段ラック
URおよび下段ラックDRに載置されている実験器具を
すすぐことができる。
【0060】バッチすすぎ行程が終了すると、次に説明
するオーバーフローすすぎ行程が行われる。オーバーフ
ローすすぎ行程が終了すると、純水バッチすすぎ行程が
行われる。純水バッチすすぎ処理では、純水バルブ44
がオンされる。その結果、貯水槽27に純水が溜められ
る。その後行われる動作は上記バッチすすぎ処理と同様
なので、その後の説明は省略する。この純水バッチすす
ぎ行程が終了すると、洗浄行程が終了する。
【0061】次に、図8を参照して、オーバーフローす
すぎ行程について詳述する。オーバーフローすすぎ行程
では、まず、マイクロコンピュータ200に設定されて
いるオーバーフロー異常フラグが「0」にセットされる
(ステップS1)。次いで、給湯バルブ34または給水
バルブ29がオンされる(ステップS2)。その結果、
水または温水のすすぎ水が洗浄室20に供給され、貯水
槽27に溜められる。
【0062】一方、マイクロコンピュータ200では、
水位検知装置58においてオーバーフロー水位スイッチ
58hがオンされたか否かが監視されている(ステップ
S3)。その結果、オーバーフロー水位スイッチ58h
がオンされたと判別されると、貯水槽27に溜められた
すすぎ水がオーバーフロー開始水位に達したと判断さ
れ、循環ポンプ55がオンされる(ステップS4)。ま
た、すすぎ水が水である場合には、ヒータ51がオンさ
れる。その結果、水が熱せられて温水が作られる。
【0063】循環ポンプ55の吸込動作が開始される
と、オーバーフロー異常フラグが「0」に設定されてい
るか「1」に設定されているかが判別される(ステップ
S5)。最初、オーバーフロー異常フラグは「0」に設
定されているので、通常のオーバーフローすすぎ処理が
実行される(ステップS6)。すなわち、オーバーフロ
ーポンプ65が間欠的にオンされる。その結果、オーバ
ーフロー排水水位以上のすすぎ水が間欠的に排水され
る。同時に、給湯バルブ34または給水バルブ39が間
欠的にオンされる。その結果、すすぎ水が間欠的に供給
される。
【0064】このとき、オーバーフローポンプ65のオ
ン時間の方が給湯バルブ34または給水バルブ39のオ
ン時間よりも長く設定されている。具体的には、たとえ
ばオーバーフローポンプ65のオン/オフ時間はそれぞ
れ10秒/5秒、給湯バルブ34または給水バルブ39
のオン/オフ時間はそれぞれ5秒/10秒に設定されて
いる。しかも、貯水槽27に溜められているすすぎ水は
循環ポンプ55で常時吸い込まれている。したがって、
排水量>給湯(水)量となる。そのため、貯水槽27に
溜められているすすぎ水は、通常、オーバーフロー開始
水位からいったん下がると、オーバーフロー排水水位以
上には上昇しない。すなわち、再びオーバーフロー開始
水位よりも高くなることはない。
【0065】通常のオーバーフローすすぎ処理が実行さ
れている間、マイクロコンピュータ200では、当該通
常のオーバーフローすすぎ処理の実行開始から予め定め
る設定時間t0 が経過したか否かが監視されている(ス
テップS8)。その結果、設定時間t0 が経過したと判
別されると、次行程である純水バッチすすぎ行程に移行
する(ステップS12)。一方、設定時間t0 が経過し
ていないと判別されると、オーバーフロー異常判定処理
が実行される(ステップS9〜S11)。
【0066】オーバーフロー異常判定処理とは、排水不
良が発生していないか否かを判定するための処理であ
る。すなわち、この器具洗浄機が設置されている場所に
配備されている排水管が詰まっている場合、器具洗浄機
の排水管61、第1オーバーフロー管63または第2オ
ーバーフロー管66が詰まっている場合、あるいはオー
バーフローポンプ65が故障している場合、貯水槽27
に溜められているすすぎ水はほとんど排水されないにも
かかわらず、給湯または給水だけが行われることにな
る。この場合、貯水槽27に溜められているすすぎ水の
水位は上昇し、結果的に、ドア2の隙間から水漏れが生
じるおそれがある。
【0067】一方、上述のように、通常のオーバーフロ
ーすすぎ処理が実行されている場合、排水量>給湯
(水)量の関係から、貯水槽27に溜められるすすぎ水
は、通常、オーバーフロー開始水位からいったん下がる
と、再びオーバーフロー開始水位以上になることはな
い。そこで、オーバーフロー異常判定処理では、オーバ
ーフローすすぎ処理の開始から所定の過渡時間t1 (た
とえばt1 =10(sec) )が経過した後、オーバーフロー
水位スイッチ58hが再度オンしたか否かの監視が行わ
れる(ステップS9、S10)。その結果、オーバーフ
ロー水位スイッチ58hが再度オンしたと判別される
と、マイクロコンピュータ200では、排水不良が発生
していると判断され、オーバーフロー異常フラグが
「1」に書換えられる(ステップS11)。
【0068】過渡期間t1 が経過した後に限ってオーバ
ーフロー水位スイッチ58hの再オン判別を行うのは、
次の理由による。すなわち、過渡期間t1 中には、貯水
槽27に溜められているすすぎ水に大きなさざ波が立つ
可能性が高い。言い換えれば、いわゆるチャタリング現
象が生じる可能性が高い。この場合、排水不良が発生し
ていなくても、オーバーフロー水位スイッチ58hが再
オンするおそれがあるからである。
【0069】オーバーフロー異常フラグが「1」に設定
された場合、通常のオーバーフローすすぎ処理は停止さ
れ、その代わりにバッチすすぎ処理が実行される(ステ
ップS7)。すなわち、循環ポンプ55はオンしたま
ま、オーバーフローポンプ65、ならびに給湯バルブ3
4または給水バルブ39がオフされる。この通常のオー
バーフローすすぎ処理の代わりにバッチすすぎ処理が行
われている場合も、最初にオーバーフローすすぎ処理が
開始されたときから設定時間t 0 が経過した後、次行程
の純水バッチすすぎ行程に移行する。この純水バッチす
すぎ行程が終了すると、この第1実施形態では最終行程
が終了したことになる(ステップS13)。
【0070】最終行程が終了すると、エラー表示処理が
行われる(ステップS14)。具体的には、たとえば排
水不良が生じた場合には、残り時間表示器4aおよび温
度表示器4bに排水不良を示す「E2」が表示される。
一方、何らエラーが生じていない場合には、何も表示さ
れない。なお、排水不良が発生したことを表示するので
はなく、たとえば排水不良が発生したことをブザー20
3(図7参照)等を用いて音声または警告音で報知する
ようにしてもよい。
【0071】以上のようにこの第1実施形態の器具洗浄
機によれば、オーバーフローすすぎ行程が行われている
場合に、排水不良が生じたときには、オーバーフローす
すぎ処理を停止するとともに、排水過程のないバッチす
すぎ処理に自動的に切換えられるので、排水不良に伴う
水漏れが生じることはない。しかも、排水不良が発生す
ると器具洗浄機の運転自体を停止させるのではなく最終
行程まで一通り行うので、ユーザに無駄な手間を掛けな
いで済む。すなわち、ユーザには、一般に、運転がその
都度停止するよりも、一通りの運転を最適ではなくても
とりあえず終了することができる方が好まれるからであ
る。
【0072】図9は、この発明の第2実施形態のオーバ
ーフローすすぎ行程を説明するためのフローチャートで
ある。この図9の説明では、上記図1〜図7も必要に応
じて参照する。上記第1実施形態の器具洗浄機では、排
水不良が発生したと判断されると、給水および排水のい
ずれも停止してすすぎを行うバッチすすぎ処理を実行し
ているのに対して、この第2実施形態の器具洗浄機で
は、通常のオーバーフローすすぎ処理における給水のみ
を停止する点に特徴がある。すなわち、オーバーフロー
ポンプ65はそのまま間欠オンし、給湯バルブ34また
は給水バルブ39をオフする(ステップP7)。その他
の動作は上記図8と同様である。
【0073】この構成によれば、給水は停止されるの
で、貯水槽27に溜められているすすぎ水がドア2の隙
間等から漏れることはない。しかも、オーバーフロー排
水が行われるので、水面に浮いている血液等の汚れを少
しでも多く排出することができる。そのため、通常のオ
ーバーフローすすぎ処理からバッチすすぎ処理に切換え
る場合に比べて、すすぎ効果の向上を図ることができ
る。
【0074】なお、排水は、たとえ排水不良が発生して
いても、少しずつなら可能である。一方、オーバーフロ
ー排水は間欠的に行われるので、排水速度はあまり速く
なく、排水は少しずつ行われる。図10は、この発明の
第3実施形態のオーバーフローすすぎ行程を説明するた
めのフローチャートである。
【0075】上記第1実施形態および第2実施形態の器
具洗浄機では、最終行程が終了した後に排水不良エラー
表示を行っているのに対して、この第3実施形態の器具
洗浄機では、オーバーフローすすぎ行程が終了した後
に、排水不良エラー表示を行うとともに、器具洗浄機の
運転も停止させている点に特徴がある(ステップT1
2)。その他の動作は上記図8と同様である。
【0076】この構成によれば、排水不良が発生したこ
とを迅速に確認できるので、排水管の清掃等の排水不良
に対する適切な処置を迅速に行うことができる。その結
果、器具洗浄機を正常な状態で使用できる環境に迅速に
戻すことができる。この発明の実施の形態の説明は以上
のとおりであるが、この発明は上述の実施の形態に限定
されるものではない。たとえば上記第1実施形態、第2
実施形態および第3実施形態では、排水不良が発生した
か否かを判定する基準として、オーバーフローすすぎ行
程を開始する際に利用されるオーバーフロー開始水位を
利用しているが、たとえば排水不良が発生したか否かの
判定のみに利用される水位を新たに設定してもよい。た
とえば、オーバーフロー開始水位よりも高いオーバーフ
ロー異常水位を新たに設定してもよい。この構成によれ
ば、過渡期間t1 にチャタリング現象が発生した場合で
も、検知される水位がオーバーフロー異常水位に達する
ことはない。そのため、オーバーフロー異常判定処理に
おいて、過渡期間t1 が経過したか否かの判別を行う必
要はない。
【0077】また、上記第1実施形態、第2実施形態お
よび第3実施形態では、洗浄機として、実験器具を洗浄
するための器具洗浄機を例にとって説明しているが、こ
の発明は、たとえば食器を洗浄するための食器洗浄機等
の他の洗浄機についても、広く適用することができる。
その他特許請求の範囲に記載された範囲内で種々の設計
変更を施すことは可能である。
【0078】
【発明の効果】以上のようにこの発明の洗浄機によれ
ば、オーバーフローすすぎが実行されている場合、排水
不良が発生していると判断されると、所定の異常対応処
理が実行されるので、適切な対応を採ることができる。
そのため、排水不良に伴う水漏れを防止できる。
【0079】また、請求項2記載の洗浄機によれば、オ
ーバーフローすすぎが実行されている場合に、排水不良
が発生していると判断されると、すすぎ水の供給および
オーバーフロー排水を行わないバッチすすぎが実行され
るので、貯水手段に溜められているすすぎ水が溢れるこ
とはない。そのため、排水不良に伴う水漏れを防止でき
る。
【0080】また、請求項3記載の洗浄機によれば、オ
ーバーフローすすぎが実行されている場合に、排水不良
が発生していると判断されると、貯水手段へのすすぎ水
の供給は停止されるので、貯水手段に溜められているす
すぎ水が溢れることはない。そのため、排水不良に伴う
水漏れを防止できる。しかも、オーバーフロー排水はそ
のまま継続されるので、貯水手段に溜められているすす
ぎ水の水面に浮いている血液等の汚れを少しでも多く貯
水手段から排出することができる。そのため、すすぎ効
果の向上を図ることができる。
【0081】また、請求項4記載の洗浄機によれば、排
水不良が発生して所定の異常処理が実行された場合、排
水不良が発生したことが報知される。したがって、ユー
ザは、排水不良が発生したことを確認でき、その後の適
切な対応を採ることができる。そのため、洗浄機を正常
な状態で使用できる環境に迅速に戻すことができる。ま
た、請求項5記載の洗浄機によれば、排水不良が発生し
て所定の異常処理が実行された場合、洗浄運転が停止さ
れ、かつ排水不良が発生したことが報知されているの
で、ユーザは、排水不良に対する適切な対応を迅速に採
ることができる。そのため、洗浄機を正常な状態で使用
できる環境に一層迅速に戻すことができる。
【0082】また、請求項6記載の洗浄機によれば、オ
ーバーフローすすぎは、実際に排水が行われるオーバー
フロー排水水位よりも高いオーバーフロー開始水位まで
すすぎ水が溜められた後、実行されるので、オーバーフ
ロー開始直後からその効果が発生する。そのため、オー
バーフローすすぎの効果が現れるまで、貯水槽にすすぎ
水が溜まるのを待つ必要がない。
【0083】また、異常水位は、オーバーフロー開始水
位と同一水位なので、たとえば貯水手段に溜められてい
るすすぎ水の水位がオーバーフロー開始水位または異常
水位に達したことを1つの水位センサで検出することが
できる。そのため、構成の簡素化を図ることができる。
また、請求項7記載の洗浄機によれば、オーバーフロー
開始水位と異常水位とが同一水位である場合において、
誤判定のおそれのある過渡期間には異常判別を行わない
こととしているので、排水不良が発生したか否かを確実
に判別することができる。そのため、洗浄機を状況に応
じた最適な状態で運転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の器具洗浄機の外観構
成を示す概略斜視図である。
【図2】上記器具洗浄機に備えられている表示パネルの
正面図である。
【図3】主に洗浄室の構成を説明するために、ドアを取
り外し、かつ右側面を切欠いた状態の器具洗浄機を示す
概略斜視図である。
【図4】上記器具洗浄機の水路構成を主に説明するため
の図である。
【図5】上記器具洗浄機に備えられている水位検知装置
の構成を示す断面図である。
【図6】上記水位検知装置の一部を構成するフロートボ
ックスに導かれる水の量に応じた水位検知装置の動作を
説明するための図である。
【図7】上記器具洗浄機の電気的な制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図8】上記器具洗浄機におけるオーバーフローすすぎ
行程を説明するためのフローチャートである。
【図9】この発明の第2実施形態の器具洗浄機における
オーバーフローすすぎ行程を説明するためのフローチャ
ートである。
【図10】この発明の第3実施形態の器具洗浄機におけ
るオーバーフローすすぎ行程を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
4 表示パネル 20 洗浄室 23 上ノズル 23a 上段噴射口 26 下ノズル 26a 下段噴射口 27 貯水槽 30 給湯口 33 給湯管 34 給湯バルブ 55 循環ポンプ 58 水位検知装置 58h オーバーフロー水位スイッチ 65 オーバーフローポンプ 200 マイクロコンピュータ UR 上段ラック DR 下段ラック
フロントページの続き (72)発明者 坂根 鐵男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 結城 武成 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄後の洗浄対象物をすすぐ際に用いられ
    るすすぎ水を溜めるための貯水手段を含み、上記洗浄対
    象物をすすぐ際、上記貯水手段にすすぎ水を溜めた後、
    この貯水手段に溜められているすすぎ水を汲み出して上
    記洗浄対象物に噴射するとともに、上記貯水手段にすす
    ぎ水を供給しながら、上記貯水手段に溜められているす
    すぎ水のうち、予め定めるオーバーフロー排水水位以上
    のすすぎ水を排水してすすぎを行うオーバーフローすす
    ぎを実行できる洗浄機であって、 上記オーバーフローすすぎが実行されている場合におい
    て、上記貯水手段に溜められているすすぎ水の水位を検
    出する水位検出手段と、 この水位検出手段で検出された水位が予め定める異常水
    位以上であるか否かを判別する異常判別手段と、 この異常判別手段において上記水位検出手段で検出され
    た水位が上記異常水位以上であると判別されると、所定
    の異常対応処理を実行する異常処理実行手段とを含むこ
    とを特徴とする洗浄機。
  2. 【請求項2】上記異常処理実行手段は、上記異常判別手
    段において上記水位検出手段で検出された水位が上記異
    常水位以上であると判別されると、上記貯水手段へのす
    すぎ水の供給および上記オーバーフロー排水水位以上の
    すすぎ水の排水を停止するものであることを特徴とする
    請求項1記載の洗浄機。
  3. 【請求項3】上記異常処理実行手段は、上記異常判別手
    段において上記水位検出手段で検出された水位が上記異
    常水位以上であると判別されると、上記貯水手段へのす
    すぎ水の供給を停止するものであることを特徴とする請
    求項1記載の洗浄機。
  4. 【請求項4】上記異常処理実行手段で異常処理が実行さ
    れたか否かを示す指示手段と、 この指示手段で異常処理が実行されたことが指示されて
    いるか否かを判別する異常処理判別手段とをさらに含
    み、 上記異常処理実行手段は、上記異常処理判別手段で異常
    処理が実行されたことが指示されていると判別される
    と、排水不良が発生したことを報知するものであること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の洗浄機。
  5. 【請求項5】上記異常処理実行手段は、上記異常処理判
    別手段で異常処理が実行されたことが指示されていると
    判別されると、当該洗浄機における洗浄運転を停止する
    ものであることを特徴とする請求項4記載の洗浄機。
  6. 【請求項6】上記オーバーフローすすぎは、上記貯水手
    段に、上記オーバーフロー排水水位よりも高いオーバー
    フロー開始水位まですすぎ水を溜めた後、実行されるも
    のであり、 上記異常水位は、上記オーバーフロー開始水位と同一水
    位であることを特徴とする請求項1、2、3、4または
    5記載の洗浄機。
  7. 【請求項7】上記オーバーフローすすぎの実行開始から
    予め定める過渡時間が経過したか否かを判別する過渡時
    間判別手段をさらに含み、 上記異常判別手段は、上記過渡時間判別手段においてオ
    ーバーフローすすぎの実行開始から過渡時間が経過した
    と判別された後に、上記水位検出手段で検出された水位
    が上記異常水位以上であるか否かを判別するものである
    ことを特徴とする請求項6記載の洗浄機。
JP19552495A 1995-07-31 1995-07-31 洗浄機 Expired - Fee Related JP3281764B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19552495A JP3281764B2 (ja) 1995-07-31 1995-07-31 洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19552495A JP3281764B2 (ja) 1995-07-31 1995-07-31 洗浄機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0938599A true JPH0938599A (ja) 1997-02-10
JP3281764B2 JP3281764B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=16342533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19552495A Expired - Fee Related JP3281764B2 (ja) 1995-07-31 1995-07-31 洗浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3281764B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002064010A2 (en) * 2001-02-15 2002-08-22 Multibrás S.A. Eletrodomésticos A water level indicating device for a dishwasher
WO2018146837A1 (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 新オオツカ株式会社 層流超音波洗浄装置
US10407907B2 (en) 2015-02-03 2019-09-10 Georgia-Pacific Gypsum Llc Gypsum panels, systems, and methods
JP2020081071A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 三菱電機株式会社 食器洗浄機
CN114190852A (zh) * 2021-11-04 2022-03-18 华帝股份有限公司 一种洗碗机的进水防溢控制方法及洗碗机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002064010A2 (en) * 2001-02-15 2002-08-22 Multibrás S.A. Eletrodomésticos A water level indicating device for a dishwasher
WO2002064010A3 (en) * 2001-02-15 2003-04-10 Multibras Eletrodomesticos Sa A water level indicating device for a dishwasher
US10407907B2 (en) 2015-02-03 2019-09-10 Georgia-Pacific Gypsum Llc Gypsum panels, systems, and methods
WO2018146837A1 (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 新オオツカ株式会社 層流超音波洗浄装置
JP2020081071A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 三菱電機株式会社 食器洗浄機
CN114190852A (zh) * 2021-11-04 2022-03-18 华帝股份有限公司 一种洗碗机的进水防溢控制方法及洗碗机
CN114190852B (zh) * 2021-11-04 2024-03-19 华帝股份有限公司 一种洗碗机的进水防溢控制方法及洗碗机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3281764B2 (ja) 2002-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960013156B1 (ko) 식기 세척기
JPH10165913A (ja) 噴射式洗浄機
KR20130033419A (ko) 식기 세척기
JPH0938599A (ja) 洗浄機
KR20090022733A (ko) 식기 세척기의 제어방법
JP4538996B2 (ja) 食器洗い機
JP2001112686A (ja) 食器洗浄機
JPH0938602A (ja) 洗浄機
KR101307590B1 (ko) 식기 세척기 및 식기 세척기의 제어 방법
KR100267931B1 (ko) 식기세척기 및 그 제어방법
KR100693518B1 (ko) 식기 세척기 섬프의 거품 역류 방지 구조
JP2003047584A (ja) 食器洗い機
JP3133649B2 (ja) 洗浄機
JPH07136097A (ja) 食器洗浄機
JP4034232B2 (ja) 食器洗浄機
JP2002306394A (ja) 食器洗い機
JP3138188B2 (ja) 洗浄機内の給水路の構造
KR950004474B1 (ko) 식기세척기
JP5785962B2 (ja) 食器洗浄機
JP2001204677A (ja) 食器洗浄機
KR960010944B1 (ko) 식기세정기
JP6980459B2 (ja) 洗浄機
JPH0230067Y2 (ja)
JPH04297218A (ja) 食器洗い乾燥機
JPH11346988A (ja) 食器洗浄機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees