JP3340334B2 - 飯米処理機能を備えた食器洗浄機 - Google Patents

飯米処理機能を備えた食器洗浄機

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JP3340334B2
JP3340334B2 JP00130497A JP130497A JP3340334B2 JP 3340334 B2 JP3340334 B2 JP 3340334B2 JP 00130497 A JP00130497 A JP 00130497A JP 130497 A JP130497 A JP 130497A JP 3340334 B2 JP3340334 B2 JP 3340334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭の台所で使用
する全自動式の食器洗浄機に関し、特に、飯米処理機能
を備えた食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭で使用する電気機器の中
には、便利性を高めるために洗浄および乾燥の動作を自
動で行う構成とした全自動食器洗浄機や、米の計量と供
給、洗米および炊飯の動作を自動で行う構成とした全自
動炊飯装置などが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記全
自動炊飯装置や全自動食器洗浄機は、水の給水動作や排
水動作を伴うものであるため、それぞれを水道の蛇口に
接続したり台所の排水口に導くように配管する必要があ
るが、台所にある蛇口や排水口の数は限られているた
め、流し台での配管が複雑になるという問題があった。
特に、前記蛇口と接続するには分岐管を介して行わなけ
ればならないため、取付作業に手間がかかるという問題
があった。また、全自動炊飯装置は、自動化するために
米供給器や洗米器が取り付けられているため、炊飯機能
のみの所謂炊飯器より大型になり、台所に大型の電気機
器を2個設置するのは非常に邪魔になるという問題があ
った。
【0004】一方、特開平8−112485号公報で
は、洗濯機に炊飯器を一体に設けた全自動炊飯器付全自
動洗濯機が提供されている。この全自動炊飯器付全自動
洗濯機では、炊飯器と洗濯機の給水路と排水路の一部を
共用させて、装置本体の外部には一本化した共用部を突
出させているため流し台での配管を簡素化することはで
きる。しかし、本来、洗濯機は洗面所に設置され、炊飯
器は台所に設置されるものであり、両者は設置場所が異
なるものであるから、前記全自動炊飯器付全自動洗濯機
を洗面所に設置した場合には食事の際に不便である一
方、台所に設置した場合には調理する際に邪魔になる。
【0005】そこで、本発明は、設置場所が共通する炊
飯装置と食器洗浄機とを一体に設け、台所での配管を簡
素化するとともに、設置スペースの削減を図ることを課
題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の飯米処理機能を備えた食器洗浄機は、食器
を自動的に洗浄した後に乾燥させる食器洗浄機におい
て、該食器洗浄機のケーシング内に、洗米、炊飯のうち
少なくとも一方の動作を行う飯米処理装置を設け、前記
飯米処理装置は、その構成部品を、前記ケーシング内に
配設した食器カゴを取り外すこと、または、折り畳むこ
とによって形成されるケーシングの内部空間に着脱可能
に取り付けるように構成している。
【0007】前記飯米処理機能を備えた食器洗浄機で
は、設置場所が同じ台所である食器洗浄機に飯米処置装
置を設けているため、使用上不便になることを防止でき
る。また、飯米処理装置の構成部品を、前記ケーシング
内に配設した食器カゴを取り外すこと、または、折り畳
むことによって形成されるケーシングの内部空間に着脱
可能に取り付けるため、食器洗浄機のケーシングの大き
さをほとんど変えることなく、飯米処理機能を付加する
ことができる。また、前記給水管、排水管および排気管
のうち大部分を共用する構成とすることができる。
【0008】前記飯米処理装置は、水とともに米を撹拌
して洗米するための撹拌部材を備え、該撹拌部材を前記
食器洗浄機の洗浄水吹付用ノズルの回転用モータにより
回転させる構成とすることが好ましい。
【0009】また、前記飯米処理装置は、米を炊飯する
ための炊飯鍋を備え、該炊飯鍋を前記食器洗浄機の洗浄
水加熱用の誘導加熱コイルにより加熱する構成とするこ
とが好ましい。
【0010】これらによると、食器洗浄機と飯米処理装
置とでモータまたは誘導加熱コイルを兼用できるため、
部品点数を削減してコストの低減を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1および図2は本発明の第1
実施形態の飯米処理機能を備えた食器洗浄機1を示す。
具体的には、該食器洗浄機1は、ケーシング2の内部が
第1収容室4と第2収容室5とに区画され、前記第1収
容室4に全自動式の食器洗浄機が内装されるとともに、
第2収容室5に飯米処理装置7、所謂全自動炊飯装置が
内装されたものである。
【0012】具体的には、ケーシング2は、仕切板3に
よって第1収容室4と第2収容室5に左右に区画されて
いる。前記第1収容室4の内部には内槽10が形成され
ている。該内槽10は、その下部が洗浄水の水溜部11
となる。該水溜部11には、図示しない水位センサが取
り付けられ、該水溜部11に所定水位まで洗浄水が注水
されるように設定する一方、水道の蛇口が閉栓状態とな
っている場合など、水溜部11内に水が注水されないと
きには使用者に報知するように設定している。なお、前
記水位センサの代わりにタイマー方式で水溜部11内に
水を注水する構成としてもよい。この場合には、加熱時
の異常な温度上昇により異常を検知する。
【0013】また、前記内槽10の内部には、食器カゴ
12、ノズル13およびファンヒータ14が配設されて
いる。また、第1収容室4の外壁と内槽10の間には、
ヒータ15、ポンプ16および前記ノズル13を回転さ
せる回転用モータ17が設けられている。
【0014】前記食器カゴ12は2段に形成され、内槽
10内に着脱可能に収容されるものである。前記ノズル
13は複数のノズル孔を有し、前記水溜部11と食器カ
ゴ12との間に配設され、その中央部が中空状の軸部1
3aに回転自在に水平に支持されている。前記ファンヒ
ータ14は、内槽10の上部に配設され、該内槽10内
の濡れた食器を熱風により乾燥させるものである。
【0015】前記ヒータ15は、水溜部11内に注水さ
れた水(洗浄水)を加熱して所定温度に昇温させるもの
である。前記ポンプ16は、モータ18の正転駆動によ
り内槽10内の洗浄水を吸引し、軸部13aを介してノ
ズル13に導き、ノズル孔を介して上方に吹き付ける一
方、モータ18の逆転駆動により内槽10内の洗浄水を
排出するものである。前記回転用モータ17は、ノズル
13を水平方向に回転させるものである。
【0016】前記第2収容室5には、米供給器20、洗
米器21および炊飯器22からなる前記飯米処理装置7
が設けられている。
【0017】前記米供給器20は、米びつ25の下部開
口に閉鎖シャッター25aを備え、該シャッター25a
を電磁弁により一定時間開放して一定量づつ前記洗米器
21に供給するものである。また、前記米びつ25に
は、図示しない光センサが取り付けられ、該米びつ25
内に米が無くなった場合には、使用者に報知する構成と
している。
【0018】前記洗米器21は、ケース26と撹拌部材
27とを備え、ケース26内に供給された米をモータ2
8により撹拌部材27を回転させることによって水とと
もに撹拌して洗米するものである。前記ケース26は、
例えば米1カップと、その米を炊飯するのに必要な量の
水が入る容積に設定され、電磁弁により下部の供給口を
開いて米とともに水を前記炊飯器22に供給するように
設定されている。
【0019】前記炊飯器22は、公知の炊飯器と実質的
に同一構成であり、炊飯器本体30と該炊飯器本体30
を自動的に開閉する蓋体31とを備えている。前記炊飯
器本体30内には、炊飯鍋32が収容されるとともに、
該炊飯鍋32の下部に炊飯ヒータ33が設けられてい
る。
【0020】また、前記ケーシング2の背部には、給水
管35、排水管36、排気管37が配管されている。
【0021】前記給水管35は、ケーシング2の外部に
突出して水道の蛇口に接続される共用部35cと、ケー
シング2の内部で共用部35cより二又に分岐した分岐
管35aと35bからなっている。一方の分岐管35a
は第1収容室4内の水溜部11内に給水できるように配
設され、他方の分岐管35bは第2収容室5のケース2
6内に給水できるように配設されている。また、これら
分岐管35a,35bには、流路切換用の電磁弁38
a,38bが介設されている。
【0022】前記排水管36は、第1収容室4内のポン
プ16の吐出側に接続された分岐管36aと、第2収容
室5のケース26の排水部26aに接続された分岐管3
6bと、これら分岐管36aと36bが合流して一本化
した共用部36cとからなる。前記共用部36cはケー
シング2より外部に突出され、台所の排水口に導かれる
ように配管されている。
【0023】前記排気管37は、前記第1収容室4の内
槽10の天板10aに接続された分岐管37aと、前記
第2収容室5の炊飯器22の上部に配設された分岐管3
7bと、これら分岐管37aと37bが合流して一本化
した共用部37cとからなる。前記共用部37cはケー
シング2の天板に設けた蒸気用の排出口2aよりケーシ
ング2で発生した水蒸気を外部に排出するように配設さ
れている。
【0024】前記食器洗浄機1のファンヒータ14、ヒ
ータ15、回転用モータ17およびポンプ16のモータ
18と、飯米処理装置7の米びつ25のシャッター25
aとケース27の電磁弁、モータ28、炊飯ヒータ33
および給水管35の分岐管35a,35bに介設した各
切換弁38a,38bの動作は、図示しない制御部によ
り制御している。
【0025】前記食器洗浄機1により食器を洗浄するに
は、食器を食器カゴ12にセットして該食器カゴ12を
内槽10内に収容させるとともに、前記水溜部11に洗
剤を入れてスタートする。これにより、給水管35の分
岐管35aに設けた電磁弁38aが開状態となり、共用
部35cおよび分岐管35aを介して水溜部11に水が
規定量だけ供給される。
【0026】ついで、ヒータ15により水溜部11内の
水(洗浄水)を所定温度に加熱しながらモータ18を介
してポンプ16が作動し、ノズル13より所定温度に加
熱した洗浄水を食器に吹き付ける。この吹付動作は、回
転用モータ17によりノズル13を回転させながら内槽
10内に対してまんべんなく行う。
【0027】前記吹付動作を所定時間行うと、ポンプ1
6を逆転させて水溜部11内の汚れた洗浄水を、排水管
36の分岐管36aおよび共用部36cを介して排水口
に排水した後、該水溜部11内に清浄な水を供給して前
記と同様の吹付動作で食器のすすぎを行う。
【0028】前記吹付動作および排水動作を繰り返し、
洗剤を洗い流して食器が清浄されると、ファンヒータ1
4を作動させて食器を乾燥させる。この乾燥動作時に発
生する水蒸気は、前記排出路37の分岐管37aおよび
共用部37cを介してケーシング2の排出口2aより外
部に排出される。
【0029】一方、飯米処理装置7により炊飯するに
は、第2収容室5内の炊飯器本体30に炊飯鍋32をセ
ットし、操作スイッチにより制御部に米の炊飯量および
炊き上がり時間を入力してスタートする。これにより、
所定時間になると飯米処理装置7が動作を始める。
【0030】即ち、まず、米供給器20の米びつ25よ
り所定量(本実施形態では1カップ)の米を洗米器21
に供給する。
【0031】つぎに、給水管35の分岐管35bの電磁
弁38bを開状態とし、共用部35cおよび分岐管35
bを介して洗米器21のケース26内に水を供給すると
ともにモータ28を作動させ、水をケース26内に供給
しながら撹拌部材27により撹拌して米の洗米を行う。
この際にオーバーフローする水はケース26の排水部2
6a、および、排水管36の分岐管36bおよび共用部
36cを介して排水口に排水する。
【0032】つぎに、前記洗米した米を水とともに炊飯
器22の炊飯鍋32内に供給する。このように、炊飯器
22に対して洗米した米とその米を炊飯するのに必要な
水を供給し、セットした炊飯量になるまで以上の動作を
繰り返す。
【0033】つぎに、前記炊飯器本体30の上部を蓋体
31で蓋をして温度センサにより炊飯温度を制御しなが
ら公知の炊飯器と同様に米の炊飯をする。この際に、発
生する水蒸気は、前記排気管37の分岐管37bおよび
共用部37cを介してケーシング2の外部に排出する。
【0034】このように、前記食器洗浄機1では、全自
動方式の飯米処理装置7が一体に設けられ、該飯米処理
装置7が必要とする水の供給管および排水管を、前記食
器洗浄機1の供給管および排水管と1本化しているた
め、台所の流し台での配管を簡素化することができる。
また、これら食器洗浄機と炊飯装置とはもともと設置場
所が同一であるため、使用上不便になることはない。
【0035】図3および図4は第2実施形態の飯米処理
機能を備えた食器洗浄機40を示す。該食器洗浄機40
は、ケーシング41の内部に飯米処理装置43の構成部
品を着脱可能に取り付ける構成としたものである。
【0036】具体的には、前記ケーシング41には内槽
44が設けられている。該内槽44の底板には位置決め
枠44aが設けられている。また、内槽44の下部は、
食器洗浄機40として使用する時には水溜部45の役割
をなす。
【0037】前記内槽44には、上部に前記第1実施形
態と同様のノズル46が回転自在に配設されるとともに
ファンヒータ47が配設されている。また、前記ケーシ
ング41と内槽44との間には、上側に回転用モータ4
8が設けられるとともに、下側に誘導加熱コイル49、
ポンプ50が設けられている。また、前記内槽44の内
部には、食器洗浄機40として使用する場合には、図3
(A)に示すように、食器カゴ53が着脱可能に収容さ
れる一方、飯米処理装置43として使用する場合には、
図3(B)に示すように、洗米器54と炊飯鍋55とが
着脱可能に収容される。
【0038】前記回転用モータ48は、その回転軸57
が前記ノズル46より下方に突出されている。該回転軸
57の下端部には、図4に示すように、水平方向に突出
する2つの係止突起58a,58aからなる連結部58
が設けられている。前記誘導加熱コイル49は前記内槽
44の底板下面に配設され、該内槽44の底板を介して
上面に配設する炊飯鍋55および誘導加熱板61を誘導
加熱するものである。前記ポンプ50は、モータ51を
正転駆動させることにより内槽44の下部に溜められた
洗浄水を接続管59を介してノズル46に供給し、該ノ
ズル46より下方に吹き付ける一方、モータ51を逆転
駆動させることにより洗浄水を排出するためのものであ
る。
【0039】前記食器カゴ53には、前記誘導加熱コイ
ル49と対向するように誘導加熱板61が一体に設けら
れている。該誘導加熱板61は、錆が生じにくく電気抵
抗が大きいステンレスなどにより形成されている。
【0040】前記洗米器54は、ケース63と撹拌部材
64とからなる。前記ケース63は、炊飯鍋55の上部
に着脱可能に取り付けられている。前記撹拌部材64
は、前記ケース63の内部に回転可能に取り付けられ、
その軸部65の上部がケース63に対して回転可能に支
持されている。また、前記軸部65の上端部には、前記
回転用モータ48の回転軸57の連結部58と連結する
被連結部66が設けられている。該被連結部66は、図
4に示すように、円形状の基部66aと、該基部66a
の外周から軸方向に延設された複数の突起66bとから
なるカップリングにより構成されている。前記炊飯鍋5
5は、公知の炊飯器に用いるものである。
【0041】前記ケーシング41と内槽44との間に
は、給水管68、排水管69が配管されている。また、
前記第1実施形態に示す排気管36の代わりに水蒸気の
排出用のダクト70が設けられている。さらに、前記回
転用モータ48、誘導加熱コイル49およびモータ51
などを制御する制御部71が設けられている。
【0042】前記給水管68は、第1実施形態と同様
に、ケーシング41の外部に突出して水道の蛇口に接続
される共用部68cと、ケーシング41の内部で共用部
68cより二又に分岐した分岐管68aと68bからな
っている。一方の分岐管68aは前記内槽44の下部に
配設され、該内槽44の水溜部45に給水し、他方の分
岐管68bは内槽の上部略中央に配設され、前記飯米処
理装置43を装着したときに前記洗米器54のケース6
3内に給水できるように配設されている。また、これら
分岐管68a,68bには、流路切換用の電磁弁72
a,72bが介設されている。なお、分岐管68aは設
けずに、内槽44の上部より水溜部45内に水を供給す
る構成としてもよい。
【0043】前記排水管69は一本のパイプからなり、
一端が前記ポンプ16の吐出側に接続され、他端がケー
シング41より外部に突出され、台所の排水口に導かれ
るように配管されている。即ち、本実施形態の排水管6
9は、全ての部分が共用部となる。
【0044】前記ダクト70は、内槽44の天板とケー
シング41の天板との間に設けられ、前記内槽44内で
発生した水蒸気をケーシング41の外部に排気する。
【0045】図3(A)に示すように、前記内槽44の
内部に食器カゴ53をセットして食器洗浄機40として
使用する場合には、前記第1実施形態と同様に、食器カ
ゴ53に食器をセットした状態で該食器カゴ53を内槽
44の内部に装着し、洗剤を入れてスタートする。これ
により、給水管68の分岐管68aに設けた電磁弁72
aが開状態となり、内槽44内に規定量の水が供給され
る。
【0046】ついで、前記回転用モータ48、誘導加熱
コイル49およびモータ51に電流が流れる。これによ
り、内槽44の底板を介して食器カゴ53の誘導加熱板
61が誘導加熱され、その熱により内槽44の下部に溜
められた水(洗浄水)を加熱しながら、モータ51を介
してポンプ50により洗浄水を上部に汲み上げ、ノズル
46より加熱した洗浄水を食器に吹き付ける。
【0047】前記洗浄水の吹付動作は、第1実施形態と
同様に回転用モータ48によりノズル46を回転させな
がら行われ、食器の汚れが落ちるときれいな水ですすぎ
を行った後、排水管69を介して排水する。つぎに、フ
ァンヒータ47を作動させて食器を乾燥させる。この乾
燥動作時に発生する水蒸気は、ダクト70を介してケー
シング41の外部に排出される。
【0048】一方、図3(B)に示すように、炊飯装置
として使用する場合には、前記食器カゴ53を取り外し
た後、前記洗米器54のケース63内に炊飯する量の米
を入れた状態で該ケース63を炊飯鍋55にセットし、
操作スイッチを操作して制御部71に米の炊き上がり時
間を入力してスタートする。
【0049】そして、所定時間になると、給水管68の
分岐管68bの電磁弁72bが開状態となり、ケース6
3内に水が供給されるとともに、回転用モータ48が作
動して撹拌部材64により水と一緒に米を撹拌して米が
洗米される。
【0050】つぎに、洗米した米を所定量の水とともに
炊飯鍋55に供給した後、誘導加熱コイル49に電流を
流して、前記炊飯鍋55を誘導加熱して炊飯する。
【0051】このように、第2実施形態の飯米処理機能
を備えた食器洗浄機40では、食器カゴ53を取り外す
ことにより形成される内部空間に洗米器54および炊飯
鍋55をセットすることにより炊飯することができるた
め、従来の食器洗浄機の大きさをほとんど変えることな
く、飯米処理機能を付加することができる。また、飯米
処理機能で必要となる洗米用のモータとヒータとを食器
洗浄機と兼用しているため、部品点数を削減してコスト
の低減を図ることができる。なお、前記第2実施形態の
食器洗浄機40では、食器の洗浄と米の炊飯は同時にす
ることはできないが、通常、食器洗浄機と炊飯器とは同
時に使用することはないため、不都合が生じることはな
い。
【0052】なお、本発明の飯米処理機能を備えた食器
洗浄機は前記構成に限定されるものではない。例えば、
食器カゴ12,53は着脱可能に構成したが、折畳可能
に設けてもよい。また、第2実施形態の食器洗浄機にお
いて、図3中点線で示すように、ケーシング41に米を
所定量づつ供給するための米供給器75を設けてもよ
い。さらに、前記ノズル46を回転用モータ48の回転
軸57に対して着脱可能に設け、飯米処理装置43とし
て使用するときには取り外す構成としてもよい。さら
に、前記洗米器54の撹拌部材64と回転用モータ48
の回転軸57との連結構造は、それぞれの軸に歯車を取
り付けてもよく、回転用モータ48の駆動力を確実に伝
達できる構成であればよい。さらに、前記食器カゴ53
には誘導加熱板61を一体に設けているが、別体として
形成してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の飯米処理機能を備えた食器洗浄機では、設置場所が同
一である食器洗浄機のケーシング内に飯米処理装置を設
けているため、使用上不便になることを防止することが
できる。
【0054】さらに、前記飯米処理装置をケーシングに
対して着脱可能に取り付ける構成としているため、従来
の食器洗浄機と比較してほとんど同じ大きさで飯米の処
理機能を具備させることができる。よって、台所に大型
の機器を2台も置く必要がなくなるため、設置スペース
の削減を図ることができる。さらに、前記給水管または
排水管の大部分を共用することができる。
【0055】さらに、前記飯米処理装置において、洗米
するための撹拌部材を食器洗浄機のノズルの回転用モー
タにより回転させる構成とし、また、炊飯するための炊
飯鍋を食器洗浄機の洗浄水加熱用の誘導加熱コイルによ
り加熱する構成とし、モータまたは誘導加熱コイルを兼
用しているため部品点数を削減することができる。その
ため、比較的小型化を図り、設置スペースの削減を図る
ことができるとともにコストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の飯米処理機能を備えた食器洗
浄機を示す概略構成図である。
【図2】 第1実施形態の食器洗浄機を示す概略断面図
である。
【図3】 第2実施形態の飯米処理機能を備えた食器洗
浄機を示し、(A)は食器洗浄機として使用する状態を
示す概略断面図、(B)は炊飯装置として使用する状態
を示す概略断面図である。
【図4】 炊飯装置として使用する場合の回転用モータ
と撹拌部材との連結機構を示す概略図である。
【符号の説明】
1,40…食器洗浄機、2,41…ケーシング、7,4
3…飯米処理装置、10,44…内槽、11,45…水
溜部、12,53…食器カゴ、13,46…ノズル、1
4…ファンヒータ、15…ヒータ、16,50…ポン
プ、17,48…回転用モータ、18,51…ポンプ用
のモータ、20…米供給器、21,54…洗米器、22
…炊飯器、32,55…炊飯鍋、35,68…給水管、
36,69…排水管、37…排気管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/00 - 19/00 A47J 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器を自動的に洗浄した後に乾燥させる
    食器洗浄機において、該食器洗浄機のケーシング内に、
    洗米、炊飯のうち少なくとも一方の動作を行う飯米処理
    装置を設け、 前記飯米処理装置は、その構成部品を、前記ケーシング
    内に配設した食器カゴを取り外すこと、または、折り畳
    むことによって形成されるケーシングの内部空間に着脱
    可能に取り付けるようにしたことを特徴とする飯米処理
    機能を備えた食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記飯米処理装置は、水とともに米を撹
    拌して洗米するための撹拌部材を備え、該撹拌部材を前
    記食器洗浄機の洗浄水吹付用ノズルの回転用モータによ
    り回転させる構成とした請求項1に記載の飯米処理機能
    を備えた食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記飯米処理装置は、米を炊飯するため
    の炊飯鍋を備え、該炊飯鍋を前記食器洗浄機の洗浄水加
    熱用の誘導加熱コイルにより加熱する構成とした請求項
    1または請求項2に記載の飯米処理機能を備えた食器洗
    浄機。
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