JP2001252235A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2001252235A
JP2001252235A JP2000065053A JP2000065053A JP2001252235A JP 2001252235 A JP2001252235 A JP 2001252235A JP 2000065053 A JP2000065053 A JP 2000065053A JP 2000065053 A JP2000065053 A JP 2000065053A JP 2001252235 A JP2001252235 A JP 2001252235A
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air
exhaust
cooling device
dishwasher
washing
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JP2000065053A
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Kenji Yoshida
賢治 吉田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出空気によって機外の周囲に結露が生ずる
ことを極力防止できるようにする。 【解決手段】 洗浄槽11内の空気を排出する排気口4
0と連続する当該排気口40の外部に、蒸気処理ユニッ
ト44を設ける。蒸気処理ユニット44は、通気路46
を有するケース45と、冷却装置47と、露受け器48
と、露誘導パイプ49とを備えている。排気口40から
排出された排出空気が通気路46を通る際に冷却装置4
7の冷却部47aにより冷却されると、その排出空気に
含まれた湿気はケース45内において結露し、その露は
露受け器48に受けられた後、露誘導パイプ49により
例えばシンクに導かれて処理される。従って、通気路4
6からは湿度が比較的低くなった排出空気が排出される
ようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄槽内の空気を
外部へ排出する排気口を備えた食器洗浄機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、食器洗浄機
においては、例えばキッチン用キャビネットに組み込ま
れるビルトインタイプのものがある。この種の食器洗浄
機においては、本体の上面後部或いは本体の前面上部
に、洗浄槽内の空気を排出するための排気口が設けられ
ていて、洗浄行程、すすぎ行程、及び乾燥行程におい
て、洗浄槽内の空気が前記排気口から外部へ排出される
ようになっている。
【0003】ところで、洗浄行程、すすぎ行程、及び乾
燥行程の特に初期においては、前記排気口から排出され
る排出空気には多くの水蒸気が含まれており、その水蒸
気を含んだ排出空気によって、排気口周辺の壁やキッチ
ンの天板、或いは排気口上方の吊戸棚や天井などに結露
が生じやすいという問題があった。
【0004】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、排出空気によって機外の周囲に
結露が生ずることを極力防止することができる食器洗浄
機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の食器洗浄機は、洗浄槽と、この
洗浄槽の内部に収容された食器を洗浄する洗浄手段と、
前記洗浄槽内の空気を排気路を介して外部へ排出する排
気口と、この排気口と連続する排気口外部若しくは前記
排気路に設けられ、排出空気を冷却する冷却装置を有す
ると共に、排出空気の冷却により生じた露を所定部位に
導く露誘導パイプを有した蒸気処理ユニットとを具備し
たことを特徴とするものである。
【0006】上記した構成において、洗浄槽内から排出
される排出空気が蒸気処理ユニットの冷却装置により冷
却されると、その排出空気に含まれた湿気は蒸気処理ユ
ニット内において結露し、その露は露誘導パイプにより
所定部位に導かれて処理される。従って、水蒸気を多く
含んだ排出空気が機外の周囲に排出されることを防止で
きるため、機外の周囲に結露が生ずることを極力防止す
ることができ、また、蒸気処理ユニット内に生じた露
は、露誘導パイプにより適当なところに導いて処理する
ことができる。
【0007】この場合、請求項2の発明のように、洗浄
槽内へ空気を吸入するための吸気口を設けると共に、冷
却装置を通過した後の排出空気を前記吸気口側へ導くダ
クトを設けることが好ましい。これによれば、冷却装置
を通過することによって比較的湿度が低くなった排出空
気を、吸気口を介して洗浄槽内へ取り込むようになるの
で、乾燥時の乾燥性能を向上させることが可能となる。
【0008】また、請求項3の発明のように、蒸気処理
ユニットに、脱臭剤を収容する脱臭剤収容部を設けるこ
とが好ましい。これによれば、脱臭剤収容部に脱臭剤を
収容しておくことにより、排出空気に含まれた臭気成分
を脱臭剤により取り除くことができるようになる。
【0009】請求項4の発明は、冷却装置より上流側に
位置する排気路若しくは蒸気処理ユニット内に湿度セン
サを設けると共に、この湿度センサの検出結果に基づい
て前記冷却装置を制御する制御手段を設けたことを特徴
としている。これによれば、冷却装置より上流側の排出
空気の湿度を湿度センサにより検出し、例えばこの湿度
センサによる検出湿度が予め設定された設定値よりも高
い場合には冷却装置を動作させて湿気を取り除くように
し、逆に湿度センサによる検出湿度が前記設定値よりも
低い場合には冷却装置の動作を停止させるという制御を
自動的に行うことができるようになる。
【0010】請求項5の発明は、冷却装置の動作を使用
者が制御できる手動スイッチを設けたことを特徴として
いる。これによれば、使用者が排出空気中の湿気を除去
したいと思う場合には、手動スイッチにより冷却装置を
動作させ、逆に排気中の湿気を除去する必要がないと思
う場合には、手動スイッチにより冷却装置の動作を停止
させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をビルトインタイプ
の食器洗浄機に適用した第1実施例について図1ないし
図4を参照して説明する。まず、図2には、食器洗浄機
1をビルトインしたキッチン用キャビネット2が示され
ている。このキッチン用キャビネット2の天板3には、
シンク4の横に位置させて、食器洗浄機1の蓋5が設け
られている。蓋5の前方の前面部には、食器洗浄機1の
操作パネル6及び扉7が設けられている。これら操作パ
ネル6及び扉7の前面は、キッチン用キャビネット2の
他の扉8や引出し9の前面とほぼ面一となっている。
【0012】図3には、キッチン用キャビネット2に組
み込まれた食器洗浄機1の断面図が示されている。この
図3において、食器洗浄機1の本体10は、洗浄槽11
を有している。この洗浄槽11は、食器を出入れするた
めの開口部11aを上面に有していて、この開口部11
aが、前記天板3に形成された開口部に水密に結合され
ている。この洗浄槽11の開口部11aは、前記蓋5に
より開閉されるようになっている。この蓋5は、開放時
に連結部5aで山折り状に二つ折りされるようになって
いる。蓋5の後部には、化粧枠12が設けられている。
【0013】前記洗浄槽11内には、底部にヒータ13
が配設され、これの上方に噴水アーム14及び噴水ノズ
ル15が配設されている。また、この洗浄槽11内に
は、それぞれ食器(図示せず)を収容する下食器かご1
6及び上食器かご17が開口部11aから出し入れ可能
に収納されている。洗浄槽11の背面部には給水弁18
が取り付けられており、この給水弁18には、図示しな
い水道に通じる給水管19が接続されている。従って、
洗浄槽11内には、水道水が給水管19から給水弁18
を通じて供給されるようになっている。
【0014】洗浄槽11の外下部には、洗浄ポンプ20
と、排水ポンプ21と、これらの共通の駆動源となるポ
ンプモータ22とが配設されている。この場合、ポンプ
モータ22の正回転によって洗浄ポンプ20が作動し、
逆回転によって排水ポンプ21が作動するようになって
いる。尚、両ポンプ20,21は、個々に専用のポンプ
モータで駆動するものであっても良い。
【0015】洗浄槽11の外下部には、さらに、洗浄槽
11内と連通する貯水タンク23と、この貯水タンク2
3と洗浄ポンプ20の吸入口とを接続する接続管24
と、洗浄ポンプ20の吐出口と前記噴水アーム14及び
噴水ノズル15とを接続する接続管25とが設けられて
いる。
【0016】この構成で、洗浄ポンプ20は、給水弁1
8から供給された洗浄槽11内の水(洗浄水)を、貯水
タンク23内から吸入して、噴水アーム14及び噴水ノ
ズル15に圧送する。この圧送された水は、それら噴水
アーム14及び噴水ノズル15から噴出されるものであ
り、その噴水の反動によって、噴水アーム14及び噴水
ノズル15は回転もするようになっている。このように
して、下食器かご16及び上食器かご17内の食器に洗
浄水が満遍なく噴射され、食器の洗浄(洗い、すすぎ)
が行われる。従って、洗浄ポンプ20、噴水アーム1
4、及び噴水ノズル15は、洗浄槽11内に収容された
食器を洗浄する洗浄手段として機能するものである。
【0017】洗浄槽11の底部外面には温度センサ26
が設けられており、この温度センサ26は、洗浄槽11
の温度を検出することによって、結果的に、洗浄槽11
内の空気温度、並びに洗浄水の温度を検出する温度検出
手段として機能するものである。また、前記排水ポンプ
21は、洗浄槽11内の洗浄水を、貯水タンク23から
接続管27を通じて吸入し、そして、排水ホース28を
通じて排出する排水手段として機能するものである。
【0018】洗浄槽11の前部の下部には、水位検出部
29が設けられている。この水位検出部29の貯水ケー
ス30の底部が、接続管31を介して前記貯水タンク2
3の底部と連通していて、貯水ケース30内には、洗浄
槽11内と等しい水位の貯水がなされるようになってい
る。そして、貯水ケース30内には図示しない水位検出
機構が設けられていて、この水位検出機構により、洗浄
槽11内の水位を検出する構成となっている。
【0019】また、洗浄槽11の前部には、上下方向に
延びる吸気ダクト32が設けられている。この吸気ダク
ト32は、下端部が洗浄槽11内と連通していて、上部
に前向きの吸気口33を有している。この吸気ダクト3
2の上部の内部には、ファン34と、このファン34を
回転させるファンモータ35とから成る送風機36が配
設されており、この送風機36が運転されると、洗浄槽
11外の空気が吸気口33から吸気ダクト32内に吸入
されると共に、その空気が洗浄槽11内に供給されるよ
うになっている。
【0020】尚、洗浄槽11の下方には水受け容器37
が配設されており、この水受け容器37は、洗浄槽11
の外下部に配設された前記洗浄ポンプ20や排水ポンプ
21などを覆っている。この水受け容器37は、ジャッ
キ38によって支持されている。また、洗浄槽11の前
方には前部カバー39が取り付けられていて、この前部
カバー39は、洗浄槽11の前部に配設された前記水位
検出部29や吸気ダクト32などを覆っている。
【0021】一方、洗浄槽11の後上部に存する前記化
粧枠12には、図1に示すように、後ろ向きに開口した
排気口40が形成されており、この排気口40が、排気
路41を介して洗浄槽11の内部と連通している。尚、
化粧枠12は、取付板42を介して天板3にねじ43に
より固定されている。
【0022】しかして、前記排気口40と連続する該排
気口40の後側の外部には、天板3上に位置させて蒸気
処理ユニット44のケース45が配設されている。この
ケース45には上下方向に延びる通気路46が形成され
ていて、この通気路46の一端部46aは、排気口40
と連続するように連通し、他端部46bは上向きに開口
している。ケース45内には、冷却装置47と、露受け
器48と、一端部がこの露受け器48に接続された露誘
導パイプ49が配設されていて、露誘導パイプ49の先
端部49aは、図2に示すようにシンク4まで延ばされ
ている。
【0023】冷却装置47は、例えばペルチェ効果を利
用した電子冷却器であり、その冷却部47aを通気路4
6内に突出させていて、通気路46内を通る排出空気を
冷却するようになっている。露受け器48は、冷却部4
7aの下方に位置されていて、冷却部47aの表面に生
じた露を受けるようになっている。露受け器48に受け
られた露は、露誘導パイプ49により、所定部位この場
合シンク4へ導かれるようになっている。上記通気路4
6の上部である他端部46bには、通気性を有する脱臭
剤収容部50が設けられていて、この脱臭剤収容部50
に脱臭剤51が着脱可能に収容されている。
【0024】図4には、前記操作パネル6が詳細に示さ
れている。この操作パネル6には、電源を入り/切りす
るための電源スイッチ52、運転の開始または一時停止
をするためのスタート/一時停止スイッチ53、乾燥時
間を設定するための時間設定スイッチ54、運転のコー
スを設定するためのコース設定スイッチ55、前記蒸気
処理ユニット44の冷却装置47の動作、この場合オン
/オフ動作を使用者が制御するための手動スイッチであ
る蒸気カットスイッチ56が設けられていると共に、電
源投入表示ランプ57、複数個の乾燥時間表示ランプ5
8、複数個のコース表示ランプ59、蒸気カット表示ラ
ンプ60が設けられている。
【0025】この操作パネル6の裏側には、図3に示す
制御装置61が設けられている。この制御装置61は、
本発明の制御手段を構成するもので、マイクロコンピュ
ータを主体に構成されている。そして、この制御装置6
1は、操作パネル6の上記した各スイッチ52〜56、
温度センサ26、水位検出部29からの入力信号、及び
予め備えた制御プログラムに基づいて、ヒータ13、給
水弁18、ポンプモータ22、ファンモータ35、冷却
装置47、操作パネル6の各表示ランプ57〜60を制
御する機能を備えている。
【0026】次に上記構成の作用を説明する。食器を洗
浄から乾燥まで行う場合、使用者は、まず、食器を洗浄
槽11内(下食器かご16、上食器かご17)に収容し
て配列し、洗剤を投入して蓋5を閉じ、この状態で、電
源スイッチ52を投入すると共に、コース設定スイッチ
55によりコースを設定し、スタート/一時停止スイッ
チ53を操作する。この場合、コース設定スイッチ55
により「標準」コースが設定されたとする。すると、制
御装置61は、「標準」コースとして、例えば、洗い、
すすぎ(2回)、加熱すすぎ、及び乾燥の行程を順に実
行する。
【0027】洗い行程では、まず給水弁18を開放させ
て、洗浄槽11内に規定水位となるまで給水する。次
に、その水をヒータ13により加熱しながら、洗浄ポン
プ20を作動させることにより、噴水アーム14及び噴
水ノズル15から洗浄水を噴射させて食器を洗う。そし
て、水温が例えば60℃になったところでヒータ13を
断電し、また、設定時間(例えば15分)経過したとこ
ろで、洗浄ポンプ20を停止させ、その後、排水ポンプ
21を作動させて排水する。この後、短時間の給水と排
水を行う。
【0028】すすぎ行程では、2回とも、まず洗浄槽1
1内に規定水位となるまで給水し、次に洗浄ポンプ20
を作動させることにより、噴水アーム14及び噴水ノズ
ル15から洗浄水を噴射させて食器に付着した洗剤分を
洗い流す。そして、設定時間(例えば1分)経過したと
ころで、洗浄ポンプ20を停止させ、その後、排水ポン
プ21を作動させて排水する。この後、短時間の給水と
排水を行う。
【0029】加熱すすぎ行程では、まず洗浄槽11内に
規定水位となるまで給水し、次にその水をヒータ13に
より加熱しながら、洗浄ポンプ20を作動させることに
より、噴水アーム14及び噴水ノズル15から洗浄水を
噴射させて食器のすすぎを行う。そして、水温が例えば
70℃になったところでヒータ13を断電すると共に洗
浄ポンプ20を停止させ、その後、排水ポンプ21を作
動させて排水する。
【0030】乾燥行程では、ファンモータ35によりフ
ァン34を回転させることにより、洗浄槽11外の空気
を吸気ダクト32を通して洗浄槽11内に供給すると共
に、ヒータ13を所定の比率で通断電制御することによ
り洗浄槽11内の空気を加熱して食器を乾燥させる。こ
のとき、洗浄槽11内の空気は、図1に矢印Aで示すよ
うに、排気路41、排気口40、蒸気処理ユニット44
の通気路46を通って外部に排出される。そして、設定
時間(例えば20分)経過したところで運転を終了す
る。
【0031】ここで、洗い行程や加熱すすぎ行程におい
ては、洗浄槽11内の水蒸気を含んだ空気が、自然の流
れにより、上記矢印Aで示すように、排気路41、排気
口40、蒸気処理ユニット44の通気路46を通って外
部に排出されるようになる。また、特に乾燥行程の初期
においては、上述したように、洗浄槽11内の水蒸気を
含んだ空気が、送風機36の強制的な風の流れにより、
上記矢印Aで示すように、排気路41、排気口40、蒸
気処理ユニット44の通気路46を通って外部へ排出さ
れるようになる。
【0032】さて、このような洗い行程や加熱すすぎ行
程、乾燥行程の場合に、使用者が蒸気カットスイッチ5
6をオン操作しておくと、蒸気処理ユニット44の通気
路46を通る排出空気が、冷却装置47の冷却部47a
において冷却され、その排出空気に含まれた湿気が冷却
部47aの表面などに結露するようになる。そして、そ
の露は、露受け器48にて受けられ、露誘導パイプ49
を通ってシンク4に導かれる。従って、洗浄槽11内の
水蒸気を多く含んだ空気が排気口40から通気路46側
へ排出されたとしても、湿気が蒸気処理ユニット44の
ケース45内において除去されるようになるので、通気
路46の他端部46aから水蒸気を多く含んだ排出空気
が機外の周囲に排出されることを防止できる。よって、
機外の周囲、例えば図3に示す壁62や、吊戸棚63に
結露が生ずることを極力防止することができる。
【0033】また、上記した実施例においては、蒸気処
理ユニット44の通気路46に脱臭剤収容部50を設け
ていて、ここに脱臭剤51を収容しておくことにより、
排出空気に含まれる悪臭(例えば残水や残菜の腐敗臭や
残菜のこげた臭いなど)を低減できるようになる。
【0034】さらに、蒸気処理ユニット44における冷
却装置47のオン/オフ動作を使用者が制御できる蒸気
カットスイッチ56を設けているので、使用者が排出空
気中の湿気を除去したいと思う場合には蒸気カットスイ
ッチ56をオン(冷却装置47をオン動作)させ、逆
に、食器洗浄機1の設置条件により結露の心配がない場
合や、或いは乾燥行程の後半などで結露が生じにくい状
況で、部屋の湿度を上昇させたいような場合には、蒸気
カットスイッチ56をオフ(冷却装置47をオフ動作)
させる、というように使用者の意志により冷却装置47
のオン/オフ動作を制御することができる。
【0035】また、上記した実施例においては、蒸気処
理ユニット44は、食器洗浄機1の機外に配設するよう
にしているので、既にキッチン用キャビネット2に組み
込まれている食器洗浄機1に対して後付けすることが可
能である。
【0036】図5及び図6は本発明の第2実施例を示し
たものであり、この第2実施例は上記した第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、蒸気処理ユニット
65のケース66は、化粧枠12の下方において、排気
口40と洗浄槽11との間の排気路41に設けている。
ケース66の通気路67は、排気口40と排気路41に
連通している。露誘導パイプ68は、ケース66から下
方へ突出し、図5に示すように洗浄槽11の外部を通っ
て、先端部68aが水位検出部29の貯水ケース30の
上部に接続されている。従ってこの場合、蒸気処理ユニ
ット65のケース66内に生じた露は、露誘導パイプ6
8により貯水ケース30に導かれ、貯水タンク23内の
残水と合流するようになる。尚、この場合、脱臭剤収容
部は設けても設けなくてもよい。
【0037】このような第2実施例においては、蒸気処
理ユニット65は、食器洗浄機1の機内側に配設されて
いるので、キッチンの使用時や天板3付近の清掃時など
にその蒸気処理ユニット65が邪魔にならず、また、外
観も向上させることができる。
【0038】図7は本発明の第3実施例を示したもので
ある。この第3実施例の食器洗浄機70は、床設置タイ
プのものであり、第1実施例の食器洗浄機1とは形式が
異なったものであるが、第1実施例の食器洗浄機1と同
様な機能を奏する部分には同一の符号を付して説明は省
略し、特に異なっている部分についてのみ説明する。
【0039】洗浄槽71は、前面に開口部(図示せず)
を有していて、その開口部を開閉する扉72が本体73
の前面部に設けられている。洗浄槽11の上面部に、内
部を排気路74とした排気ダクト75が設けられてい
て、この排気ダクト75の一端部の排気口76が、本体
73の上部の前部に前向きに配置されている。そして、
排気ダクト75の中間部に蒸気処理ユニット77を設け
ていて、露誘導パイプ78の先端部78aを水位検出部
29の貯水ケース30に接続している。このような構成
とした第3実施例においても、第2実施例とほぼ同様な
作用効果を得ることができる。
【0040】図8は本発明の第4実施例を示したもので
あり、この第4実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、蒸気処理ユニット44にお
けるケース45内の通気路46において、冷却装置47
より上流側(洗浄槽11側)に位置させて湿度センサ8
0を設けていて、この湿度センサ80の検出信号を、前
記制御装置61(図3参照)に出力する構成としてい
る。
【0041】そして、制御装置61は、食器洗浄機1の
運転状態において、湿度センサ80により通気路46を
通る排出空気の湿度を検出し、その検出湿度が予め設定
された設定値よりも高い場合には冷却装置47を動作さ
せて湿気を取り除くようにし、逆にその検出湿度が前記
設定値よりも低い場合には冷却装置47の動作を停止さ
せるという制御を行う。このような第4実施例によれ
ば、通気路46を通る排出空気の湿度に応じて、冷却装
置47を自動的にオン/オフ動作させることができる。
【0042】尚、湿度センサ80は、蒸気処理ユニット
44のケース45内に限らず、冷却装置47より上流側
(洗浄槽11側)であれば、排気路41(図1参照)に
設けるようにしても良い。
【0043】図9は本発明の第5実施例を示したもので
あり、この第5実施例は上記した第2実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、蒸気処理ユニット65の通
気路67(図6参照)の上部側の端部を横向きとして排
気口81とし、この排気口81にダクト82を接続して
いる。従って、化粧枠12には、排気口は設けられてい
ない。そして、このダクト82は、洗浄槽11の外部を
通って、先端部82aが吸気ダクト32の吸気口33の
近傍に位置するように配置している。
【0044】このような第5実施例によれば、蒸気処理
ユニット65を通過することによって比較的湿度が低く
なった排出空気の一部を、吸気口33を介して洗浄槽1
1内へ取り込むようになるので、乾燥行程での乾燥性能
を向上させることが可能となる。
【0045】図10は本発明の第6実施例を示したもの
であり、この第6実施例は上記した第5実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、排気口81に接続したダ
クト82の先端部82aを、吸気ダクト42の吸気口3
3に接続している。
【0046】このような第6実施例によれば、蒸気処理
ユニット65を通過することによって比較的湿度が低く
なった排出空気の全部を、吸気口33を介して洗浄槽1
1内へ取り込むようになるので、乾燥行程での乾燥性能
を一層向上させることが可能となる。また、排出空気が
機外に放出されないので、洗浄槽11内で発生する悪臭
(残菜の焦げた臭いなど)が機外に放出されることも防
止できる利点がある。
【0047】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。食器洗浄機1,70としては、キッチン用キ
ャビネット2に組み込まれるビルトインタイプや床設置
タイプのものに限られず、キッチン用キャビネット2の
天板3などの上に設置して使用されるタイプのものでも
良い。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の食器洗浄機によれば、排気口と連続する排気口外部若
しくは排気路に、冷却装置及び露誘導パイプを有した蒸
気処理ユニットを設けた構成とすることにより、排出空
気によって機外の周囲に結露が生ずることを極力防止す
ることができ、また、蒸気処理ユニット内に生じた露
は、露誘導パイプにより適当なところに導いて処理する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断側面図
【図2】食器洗浄機を組み込んだキッチン用キャビネッ
トの斜視図
【図3】キッチン用キャビネットに食器洗浄機を組み込
んだ状態の縦断側面図
【図4】操作パネル部分の正面図
【図5】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図6】図1相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す食器洗浄機の破断斜
視図
【図8】本発明の第4実施例を示す蒸気処理ユニットの
縦断側面図
【図9】本発明の第5実施例を示す図3相当図
【図10】本発明の第6実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
1は食器洗浄機、2はキッチン用キャビネット、4はシ
ンク(所定部位)、6は操作パネル、10は本体、11
は洗浄槽、13はヒータ、14は噴水アーム(洗浄手
段)、15は噴水ノズル(洗浄手段)、20は洗浄ポン
プ(洗浄手段)、30は貯水ケース(所定部位)、32
は吸気ダクト、33は吸気口、36は送風機、40は排
気口、41は排気路、44は蒸気処理ユニット、46は
通気路、47は冷却装置、48は露受け器、49は露誘
導パイプ、50は脱臭剤収容部、51は脱臭剤、56は
蒸気カットスイッチ(手動スイッチ)、61は制御装置
(制御手段)、65は蒸気処理ユニット、67は通気
路、68は露誘導パイプ、70は食器洗浄機、71は洗
浄槽、73は本体、74は排気路、76は排気口、77
は蒸気処理ユニット、78は露誘導パイプ、80は湿度
センサ、81は排気口、82はダクトを示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、 この洗浄槽の内部に収容された食器を洗浄する洗浄手段
    と、 前記洗浄槽内の空気を排気路を介して外部へ排出する排
    気口と、 この排気口と連続する排気口外部若しくは前記排気路に
    設けられ、排出空気を冷却する冷却装置を有すると共
    に、排出空気の冷却により生じた露を所定部位に導く露
    誘導パイプを有した蒸気処理ユニットとを具備したこと
    を特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 洗浄槽内へ空気を吸入するための吸気口
    を備え、冷却装置を通過した後の排出空気を前記吸気口
    側へ導くダクトを設けたことを特徴とする請求項1記載
    の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 蒸気処理ユニットに、脱臭剤を収容する
    脱臭剤収容部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 冷却装置より上流側に位置する排気路若
    しくは蒸気処理ユニット内に湿度センサを設けると共
    に、この湿度センサの検出結果に基づいて前記冷却装置
    を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 冷却装置の動作を使用者が制御できる手
    動スイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の食
    器洗浄機。
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