JP2002078660A - 食器洗浄乾燥機 - Google Patents

食器洗浄乾燥機

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JP2002078660A
JP2002078660A JP2000274342A JP2000274342A JP2002078660A JP 2002078660 A JP2002078660 A JP 2002078660A JP 2000274342 A JP2000274342 A JP 2000274342A JP 2000274342 A JP2000274342 A JP 2000274342A JP 2002078660 A JP2002078660 A JP 2002078660A
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Japan
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dishwasher
water
water supply
exhaust duct
drain pipe
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JP2000274342A
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English (en)
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Toshimitsu Mizuno
利光 水野
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Rinnai Corp
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Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥時に生じる水蒸気を含む高温の排気を、
室内に排出することのない食器洗浄乾燥機を提供する。 【解決手段】 食器洗浄乾燥機20aは、食器64を収
容可能な洗浄槽24と、一端が洗浄槽24に接続され他
端が排水トラップ40を介して流し台72の排水管78
に接続された洗浄機排水管32と、一端が洗浄槽24に
接続され他端が排水トラップ40より上流側で洗浄機排
水管32に接続された排気ダクト26と、一端が洗浄槽
24に接続され他端が給水手段(図示せず)に接続され
た給水管34と、一端が給水管34に接続され他端が排
水管32に接続されるとともに排気ダクト26の外周を
覆うウォータージャケット28とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、食器洗浄乾燥機
に関する。特に、食器洗浄乾燥機の洗浄槽からの排気を
処理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 食器洗浄乾燥機では、食器の洗浄を行
う工程の後に、その食器の乾燥を行う工程が設けられて
いる。この乾燥工程では、乾燥ファンによって吸気した
外気を、ヒータによって温風化し、その温風によって食
器を乾燥する。食器を乾燥した後の温風は、食器に付着
していた水滴や、洗浄槽の内部の湿気を吸い取っている
ため、水蒸気を多く含んだ高温の空気となっている。従
来は、食器洗浄乾燥機の前面に排気口を設け、水蒸気を
多く含んだ高温の空気をその排気口から排出していた。
しかしながら、食器洗浄乾燥機の前面の排気口から水蒸
気を含んだ高温の空気を室内に排出すると、食器洗浄乾
燥機の前面付近にいる者に高温多湿の空気があたった
り、水蒸気によってキッチンカウンタが腐食したり、室
内の湿気が増加するという問題があった。
【0003】上記した問題の解決を図るべく提案された
従来の食器洗浄乾燥機の一例が、特開平11−1040
55号公報に記載されている。この公報に記載の食器洗
浄乾燥機について図6を参照して説明する。図6は、従
来技術に係る食器洗浄乾燥機の概略縦断面図である。図
6に示す食器洗浄乾燥機20dは、食器を収容可能な洗
浄槽24と、その洗浄槽24の中央上面に一端が接続さ
れ、他端が流し台72の下方の接続部76に接続された
排気ダクト26とを備えている。なお、この排気ダクト
26には逆流防止弁25が取り付けられている。
【0004】図6に示す食器洗浄乾燥機20dによれ
ば、乾燥工程で生じた排気は、洗浄槽24の中央上面に
接続された排気ダクト26から排出されるため、高温多
湿の排気が食器洗浄乾燥機20dの前面から排出されな
いようにすることができる。流し台72の排水管78に
は排水トラップ80が設けられているため、排気はその
排水トラップ80より下流側に流れることはできない。
よって、洗浄槽24から排出された水蒸気を含む高温の
排気は、排気ダクト26を通って流し台72の下方の接
続部76まで達した後、上流側に上昇して流し台72の
排水口74から室内に放出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 従って、この技術で
は、依然として洗浄槽24から排出された水蒸気を含む
排気を室内に排出しないようにすることはできない。流
し台72の排水口74から水蒸気を含む高温の排気が室
内に放出されると、食器洗浄乾燥機20dの前面から水
蒸気を含んだ排気が室内に排出される場合と同様の問題
が生じる。即ち、流し台72の付近にいる者に高温多湿
の空気があたったり、水蒸気によって流し台72の周辺
が腐食したり、室内の湿気が増加するという問題が生じ
る。このように、乾燥時に洗浄槽24から排出された水
蒸気を含む高温の排気を、単に洗浄槽24に排気ダクト
26を接続して流し台72等に放出するだけでは、この
水蒸気を含む高温の排気は流し台72の排水口74等か
ら室内へ排出されることになり、依然として上記した問
題を解決できない。
【0006】本発明は、乾燥時に生じる水蒸気を含む高
温の排気を、室内に排出することのない食器洗浄乾燥機
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用と効果】 請求
項1に記載の食器洗浄乾燥機は、食器の洗浄および乾燥
が可能な食器洗浄乾燥機であって、食器を収容可能な洗
浄槽と、その洗浄槽に接続された排気ダクトと、前記洗
浄槽に収容された食器の乾燥中に前記排気ダクトを流れ
る排気に含まれる水蒸気を液化させる液化手段とを備え
ていることを特徴とする。この食器洗浄乾燥機では、洗
浄槽からの排気に含まれる水蒸気を液化させて排気ダク
トから排出する。よって、例えば、排気ダクトが流し台
排水管に接続されていれば、流し台排水管に液化された
液体が流入し、その流し台排水管の下流に流れ落ちる。
このため、流し台排水口から水蒸気を含む高温の排気が
室内に排出されることがない。この食器洗浄乾燥機によ
れば、水蒸気を含む高温の排気が室内に放出されないの
で、排気が排出される部分にいる者に高温多湿の排気が
あたることがない。また、室内の備品の腐食を防止する
こともできる。さらに、室内の湿気を増加させることも
ない。
【0008】この食器洗浄乾燥機は、さらに、一端が前
記洗浄槽に接続され他端が給水手段に接続された給水管
を備え、前記液化手段は、一端が前記給水管に接続され
他端が大気開放部に接続されるとともに前記排気ダクト
の外周を覆うウォータージャケットであることが好まし
い(請求項2)。ここで、「大気開放部」とは、大気に
開放されている部分であれば、食器洗浄乾燥機の外部に
位置していてもよいし、食器洗浄乾燥機の内部に位置す
る排水管や洗浄槽等であってもよい。この食器洗浄乾燥
機では、ウォータージャケットの一端が給水管に接続さ
れ他端が大気開放部に接続されている。よって、ウォー
タージャケットには、一端に接続された給水管から他端
に接続された大気開放部に向けて冷水が流れる。ウォー
タージャケットに冷水が流れると、このウォータージャ
ケットで外周を覆われた排気ダクトを流れる高温の排気
に含まれる水蒸気は、冷却され液化される。
【0009】この食器洗浄乾燥機は、さらに、一端が前
記洗浄槽に接続され他端が排水トラップを介して流し台
排水管に接続された洗浄機排水管を備え、前記排気ダク
トの他端は、前記排水トラップより上流側で前記洗浄機
排水管に接続されていることが好ましい(請求項3)。
この食器洗浄乾燥機によれば、排気ダクトの他端は排水
トラップより上流側で洗浄機排水管に接続されているた
め、その排水トラップによって、流し台排水管からの臭
気・排水の流入を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】 後記する本発明の実施例の主要
な特徴を記載する。 (形態1) 給水管には、洗浄槽側とウォータージャケ
ット側への水流を切り換える切換え弁が設けられている
(実施例1〜3に対応)。この形態によれば、1つの給
水管を、洗浄槽に給水する場合とウォータージャケット
に給水する場合の両方に用いることができる。 (形態2) ウォータージャケットの下流側にポンプを
設け、一端がポンプに接続され他端がウォータージャケ
ットの上流側に接続された戻し管を設けている(実施例
2に対応)。この形態によれば、冷却水を再利用できる
ため、節水効果が得られる。 (形態3) 洗浄槽に空気を送り込む乾燥ファンへの空
気供給口を排水管に設けている(実施例3に対応)。こ
の形態によれば、水蒸気の除かれた乾燥した空気を乾燥
ファンで吸気できるため、食器の乾燥が促進される。
【0011】
【実施例】 (実施例1)本発明の第1の実施例に係る
食器洗浄乾燥機の構成について、図1を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例に係る食器洗浄乾燥
機の概略縦断面図である。図1に示す食器洗浄乾燥機2
0aは、洗浄機本体22によって外枠が構成されてい
る。この洗浄機本体22の前面(図1では左方)には、
開閉可能な可能な扉63が設けられている。この扉63
の上部には、扉スイッチ70と、電源スイッチ68、ス
タート/一時停止ボタン66が設けられている。洗浄機
本体22の内部には、洗浄槽24が収容されている。こ
の洗浄槽24の内部には、食器カゴ62が着脱自在に収
容されている。この食器カゴ62の内部には、食器64
が収容可能となっている。この食器カゴ62の内部に
は、固定ノズル60が取り付けられている。この食器カ
ゴ62の下方には、回転ノズル58が底面に垂直な軸を
中心にして回転可能に取り付けられている。この回転ノ
ズル58の下方には、ヒータ56が取り付けられてい
る。この回転ノズル58の軸の下部近傍には、洗浄ポン
プ50が取り付けられている。洗浄槽24の底面には、
残菜フィルタ54が着脱自在に取り付けられている。洗
浄槽24の下面には、サーミスタ52が取り付けられて
いる。
【0012】この残菜フィルタ54の下方から洗浄機本
体22の後方(図1では右方)に伸びる通路は、2方向
に分岐している。一方に分岐した通路を後方(図1では
右方)に進んだ位置には、排水ポンプ46が取り付けら
れている。この排水ポンプ46の上部には排水管32が
接続されている。この排水管32は、排水ポンプ46の
上方から洗浄機本体22の後方に向かって伸びている。
さらに、この排水管32は、洗浄機本体22の後方でL
字状に曲げられており、上方に伸びている。排水管32
の上方の伸びる中間部にはエアー抜き30が設けられて
いる。このエアー抜き30を介して、排水管32は洗浄
槽24の後方で逆Uの字状に曲げられて、今度は下方に
伸びる。さらに下方に伸びたところに、排水トラップ4
0が設けられている。この排水トラップ40を介して、
排水管32はさらに後方(図1では右方)に伸びて、流
し台72と連通する排水管78の接続部76に接続され
ている。この接続部76の下方には排水トラップ80が
設けられている。また、接続部76の上方には排水口7
4が設けられている。残菜フィルタ54の下方からもう
一方に分岐した通路48は洗浄機本体22の後方(図1
では右方)に伸び、途中から垂直上方に伸びる。垂直上
方に伸びた位置には、水位センサ38が取り付けられて
いる。
【0013】排水ポンプ46の後方(図1では右方)に
は、乾燥ファン44が取り付けられている。この乾燥フ
ァン44の上方には、空気供給管36が設けられてい
る。この空気供給管36は上方に伸びた後、逆Uの字状
に曲げられて下方に伸び、その他端が洗浄槽24の後部
と接続されている。乾燥ファン44の後方(図1では右
方)には、給水電磁弁42が取り付けられている。この
給水電磁弁42の一端は、図示しない給水手段が接続さ
れており、他端は、給水管34が接続されている。この
給水管34は、上方に伸びて洗浄機本体22の上部付近
まで達した後、直角に曲げられて前方(図1では左方)
に向かって伸び、その他端が洗浄槽24の上方後部と接
続されている。
【0014】洗浄槽24の上部後方には排気ダクト26
の一端が接続されている。この排気ダクト26は、洗浄
機本体22の上面に沿って後方(図1では右方)に伸び
た後、洗浄機本体22の後面に沿って下方に伸び、他端
は前方(図1では左方)に曲げられて排水管32に接続
されている。この排気ダクト26は、排水管32の下流
側に設けられた排水トラップ40より上方、即ち上流側
で排水管32に接続されている。給水管34の中間部に
は、ウォータージャケット28が接続されている。この
給水管34とウォータジャケット28の接続位置付近A
の拡大図である図2によく示されるように、ウォーター
ジャケット28と給水管34の接続位置の給水通路に
は、給水通路の切換え弁27が取り付けられている。こ
の切換え弁27は、洗浄槽24側の給水通路を閉じる位
置(図2の実線に示す位置)とウォータージャケット2
8側の給水通路を閉じる位置(図2の一点鎖線に示す位
置)で切り換えられる。この切換え弁27は、図示しな
いソレノイドによって駆動される。このウォータージャ
ケット28は、排気ダクト26の外周を覆うようにして
形成されている。このウォータージャケット28の他端
は、排気ダクト26と同様に、排水トラップ40より上
流側の排水管32に接続されている。この排水管32の
内部は大気圧に等しく、大気開放部である。
【0015】次に、本発明の第1の実施例に係る食器洗
浄乾燥機20aの動作を図1を参照して説明する。図1
に示す食器洗浄乾燥機20aの動作は、準備工程→給水
工程→洗浄工程→すすぎ工程→乾燥工程という手順を経
る。乾燥工程が終了すると、電源スイッチ68は自動的
にオフとなり、食器洗浄乾燥機20aの運転が終了す
る。
【0016】(準備工程)食器カゴ62に食器64をセ
ットし、扉63を閉めてレバーを閉じると、扉スイッチ
70がオンし、運転準備が完了する。電源スイッチ68
をオンし、所定のコースを選択してスタート/一時停止
ボタン66を押すと運転を開始する。
【0017】(給水工程)準備工程を終えて運転を開始
すると、給水電磁弁42がオンする。給水電磁弁42が
オンすると、給水手段(図示せず)より、給水管34を
介して、洗浄槽24の内部へ給水が開始される。給水が
開始された後、水位センサ38が所定の水位を検知する
と、給水電磁弁42はオフする。給水電磁弁42がオフ
することによって給水工程が終了する。給水工程の間
は、図2に示す切換え弁27は、洗浄槽24側を開き、
ウォータージャケット28側を閉じる27bの位置に切
り換えられている。
【0018】(洗浄工程)給水工程が終了すると、洗浄
ポンプ50の回転と同時にヒータ56が通電する。洗浄
ポンプ50によって押し上げられ、固定ノズル60と回
転ノズル58によって噴射された洗浄水は、残菜フィル
タ54でろ過され洗浄ポンプ50へ戻って再度押し上げ
られる、という循環作用によって食器64の洗浄を行
う。特に、回転ノズル58は、回転しながら洗浄水を噴
射することによって、食器64の隅々まで洗浄する。こ
の間、ヒータ56は、洗浄水を設定温度に維持するよう
にサーミスタ52で温度を検知しながらオン・オフ制御
される。循環作用によって所定時間洗浄を行った後の水
は、排水ポンプ46によって押し上げられ、排水管32
(エアー抜き30、排水トラップ40を含む)を介して
流し台72の排水管78に排出される。
【0019】(すすぎ工程)洗浄工程が終了すると、再
度給水され、洗浄ポンプ50が回転する。洗浄ポンプ5
0によって押し上げられ、固定ノズル60と回転ノズル
58によって噴射された水は残菜フィルタ54でろ過さ
れ洗浄ポンプ50へ戻って再度押し上げられる、という
循環作用によって食器64のすすぎを行う。循環作用に
よって所定時間すすぎを行った後の水は、排水ポンプ4
6によって押し上げられ、排水管32(エアー抜き3
0、排水トラップ40を含む)を介して流し台72の排
水管78に排出される。以上のすすぎ工程は、複数回繰
り返される。
【0020】(乾燥工程)すすぎ工程が終了すると、乾
燥(吸気)ファン44が回転する。乾燥ファン44が回
転すると、空気供給管36を通じて洗浄槽24の内部に
外部の空気が供給される。この外気をヒータ56によっ
て温風化することで食器64の乾燥を行う。このヒータ
56への通電は、サーミスタ52によって洗浄槽24の
内部の温度を検知することによってオン・オフ制御され
る。
【0021】乾燥工程の間は、水滴の付着した食器64
を乾燥させたことで水蒸気を多く含んだ湿気の多い排気
を、洗浄槽24の内部から排気ダクト26に排出する。
この食器洗浄乾燥機20aでは、ウォータージャケット
28に冷却水を送り込むため、乾燥工程の間も給水電磁
弁42をオンする。給水電磁弁42を開くと、給水管3
4に冷水が流れる。乾燥工程の間は、図2に示す切換え
弁27は、ウォータージャケット28側を開き、洗浄槽
24側を閉じる27aの位置に切り換えられている。こ
のため、給水管34を流れる冷水は、ウォータージャケ
ット28側に流れ込む。ウォータージャケット28側に
冷水が流れ込むと、排気ダクト26を流れる高温の排気
に含まれた水蒸気が結露(液化)する。
【0022】排気ダクト26で結露された結露水は、排
水管32の矢印Cの向きへ流れ落ちる。この結露水は、
排水管32の排水トラップ40を介して流し台72の下
方の接続部76へ流れ込む。接続部76へ流れ込んだ結
露水は、そのまま流し台72の排水管78の下方へ流れ
落ちる。一方、排気ダクト26で水蒸気が除かれて乾燥
した空気の大部分は、矢印Bに示すように排水管32の
上方へ流れる。なお、この時点では排水を行っていない
ことから排水管32には排水は流れていない。この空気
は、エアー抜き30等から洗浄槽24の内部等へ流れ込
む。この空気は、水蒸気が除かれた乾燥した空気である
ことから、乾燥工程における食器の乾燥に寄与する。な
お、排気ダクト26で水蒸気が除かれて乾燥した空気の
一部は、矢印Cの向きへ流れる。この空気は、ウォータ
ージャケット28から矢印Cの向きに流れ落ちた冷却水
の流れに巻き込まれて、排水トラップ40を通過する。
【0023】以上で説明したように、ウォータージャケ
ット28によって結露された結露水は、排水管32を矢
印Cに示す向きに流れ、流し台72の排水管78の下方
へ流れ落ちる。また、排気ダクト26で水蒸気が除かれ
て乾燥した空気の大部分は、排水管32を矢印Bに示す
向きに流れ、洗浄槽24の内部等へ流れ込む。このた
め、図1に示す食器洗浄乾燥機20aによれば、洗浄機
本体22の前面(扉63等)に排気口を設けなくてよ
く、また、流し台72の排水口74から水蒸気を含む高
温の排気が排出されることもない。従って、水蒸気を含
む高温の排気が室内に放出されないので、排気が排出さ
れる部分(例えば、扉63に設けていた排気口、流し台
72の排水口74等)にいる者に高温多湿の排気があた
ることがない。また、室内の備品(キッチンカウンタ、
流し台72等)の腐食を防止することもできる。さら
に、室内の湿気を増加させることもない。
【0024】従来は、図6に示すように、排気ダクト2
6と流し台72の接続部76を直接接続していた。この
ため、洗浄槽24の内部の水蒸気を含む高温の排気を排
気ダクト26を用いて流し台72の接続部76まで排出
したとしても、その排気は流し台72の排水口74から
室内に放出されていた。また、図6に示すように逆流防
止弁25を設けることで流し台72からの排水の流入を
防止することはできたが、流し台72からの臭気の流入
までは防止できなかった。流し台72からの臭気が洗浄
槽24へ流入すると、洗浄槽24を引き出したときに異
臭によって不快感を生ずる。また、洗浄槽24の中に食
器64を長時間放置しておいた場合、食器64に異臭が
付着してしまい、せっかく洗浄した食器64を快適に使
用できない。図1に示す食器洗浄乾燥機20aによれ
ば、洗浄槽22に接続されている排気ダクト26と、流
し台72の下方の接続部76との間に、排水トラップ4
0を設けていることから、流し台72からの排水・臭気
の両方とも洗浄槽24に流れ込むことを防止できる。
【0025】(実施例2)本発明の第2の実施例に係る
食器洗浄乾燥機について、図3を参照して説明する。図
3は、本発明の第2の実施例に係る食器洗浄乾燥機の概
略縦断面図である。図3に示す食器洗浄乾燥機20b
は、ウォータージャケット28の下流側の端部が排水管
32に接続されておらず、ポンプ31の一端に接続され
ている。このポンプ31の他端は、L字状の戻し管29
の一端に接続されている。この戻し管29の他端は、ウ
ォータージャケット28の上流側に接続されている。こ
れらの点で、図1に示す食器洗浄乾燥機20aと異な
る。図3に示す食器洗浄乾燥機20bでは、ウォーター
ジャケット28の下流側に達した水は、ポンプ31で押
し上げられ、戻し管29を通ることによって再度ウォー
タージャケット28の上流側に戻される。よって、高温
の排気を冷却するための冷却水を再利用できる。このた
め、高温の排気を冷却するために給水手段(図示せず)
から給水管34を通じて常時冷却水を供給する必要がな
い。従って、図3に示す食器洗浄乾燥機20bは、食器
洗浄乾燥機の課題となっている節水対策に有効である。
なお、ウォータジャケット28内の冷却水は、ウォータ
ージャケット28を循環している内に温度が上昇してく
るが、直ちに上昇するわけでなく、上昇するまでの間は
排気中の水蒸気を液化させ、所定の温度まで上昇した後
に排水する。
【0026】なお、図示しないが、洗浄工程・すすぎ工
程で使用した水を再利用して、ウォータージャケット2
8内の冷却水とするような構成としてもよい。ウォータ
ージャケット28内の冷却水は、食器を洗浄する等のた
めのものではなく、排気ダクト26の内部の水蒸気を含
んだ高温の排気を冷却するためのものである。よって、
ウォータージャケット28内の冷却水は、高温多湿の排
気を冷却できればよく、必ずしもきれいな水である必要
はない。このため、高温多湿の排気を冷却するために、
洗浄工程・すすぎ工程で使用した水を再利用しても問題
はない。このように、洗浄工程・すすぎ工程で使用した
水を再利用すれば、節水効果が得られる。
【0027】(実施例3)本発明の第3の実施例に係る
食器洗浄乾燥機について、図4と図5を参照して説明す
る。図4は、本発明の第3の実施例に係る食器洗浄乾燥
機の概略縦断面図である。図5は、同食器洗浄乾燥機の
排水管の空気供給口付近の拡大図である。図4に示す食
器洗浄乾燥機20cは、乾燥(吸気)ファン44を洗浄
槽24の後方に設け、排水管32の中間部であって、乾
燥ファン44に空気を供給するような位置に空気供給口
33が設けられている点で、図1に示す食器洗浄乾燥機
20aと異なる。さらに、排水管32の空気供給口33
の付近Fの拡大図である図5に示すような、切換え弁3
5が設けられている点でも、図1に示す食器洗浄乾燥機
20aと異なる。この切換え弁35は、乾燥工程のとき
は35aに示す位置にあり、排水工程等の排水時には3
5bに示す位置にある。
【0028】図1に示す食器洗浄乾燥機20aでは、乾
燥ファン44を洗浄機本体22の下部に設け、室内の空
気を吸気するようにしている。しかし、食器洗浄乾燥機
20aが設置されているキッチンカウンタ付近の空気
は、水物の調理等によって湿気を多く含んでいることか
ら、乾燥ファン44によって吸気する空気として必ずし
も適していない。図4に示す食器洗浄乾燥機20cで
は、排気ダクト26でウォータージャケット28によっ
て水蒸気の除かれた乾燥した空気は、矢印Dに示す向き
に流れる。これに対し、排気ダクト26でウォータージ
ャケット28によって結露された液体は、矢印Eに示す
向きに流れる。即ち、高温の水蒸気を含む排気は、排気
ダクト26を通過することでウォータージャケット28
によって、水蒸気の除かれた乾燥した空気と、結露され
た液体に分離される。水蒸気の除かれた乾燥した空気
は、乾燥工程では切換え弁35が35aに示す位置にあ
ることから、排水管32の中間部に設けた空気供給口3
3へ導かれる。この空気は乾燥ファン44によって洗浄
槽24へ吸気される。図4に示す食器洗浄乾燥機20c
によれば、ウォータージャケット28によって水蒸気の
除かれた乾燥した空気を乾燥ファン44で吸気して洗浄
槽24の内部に常時送り込むことができる。従って、洗
浄槽24に収容された食器64の乾燥が促進される。な
お、図4に示す食器洗浄乾燥機20cでは、排水管32
を利用して乾燥ファン44まで乾燥した空気を導いてい
るが、直接的に乾燥した空気を乾燥ファン44に導入す
るような管を設けてもよい。
【0029】以上、本発明の実施例に係る食器洗浄乾燥
機について説明したが、本発明は上記の実施例になんら
限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々
の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【0030】例えば、上記第1から第3の実施例では、
ウォータージャケット28は排気ダクト26の外周の大
部分を覆っているが、排気ダクト26の一部を覆うもの
であっても、高温の排気に含まれる水蒸気を液化させる
ことができる程度に覆われていればよい。また、上記第
1から第3の実施例では、排気ダクト26を通過する排
気を冷却して液化させる手段として、給水手段(図示せ
ず)から給水した水が通過する給水管34を分岐させて
構成したウォータージャケット28を用いているが、液
化させる手段はウォータージャケット28には限られな
い。例えば、液化させる手段は、乾燥ファン44で吸気
した空気が通過する空気供給管36を分岐させて排気ダ
クト26を覆うようにして構成するエアージャケットで
あってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る食器洗浄乾燥機の
概略縦断面図。
【図2】同食器洗浄乾燥機の給水管とウォータージャケ
ットの接続部付近の拡大図。
【図3】本発明の第2の実施例に係る食器洗浄乾燥機の
概略縦断面図。
【図4】本発明の第3の実施例に係る食器洗浄乾燥機の
概略縦断面図。
【図5】同食器洗浄乾燥機の排水管の空気供給口付近の
拡大図。
【図6】従来の技術に係る食器洗浄乾燥機の概略縦断面
図。
【符号の説明】
20:食器洗浄乾燥機 22:洗浄機本体 24:洗浄槽 26:排気ダクト 28:ウォータージャケット 30:エアー抜き 32:洗浄機の排水管 34:給水管 36:空気供給管 38:水位センサ 40:洗浄機の排水トラップ 42:給水電磁弁 44:乾燥ファン 46:排水ポンプ 48:分岐通路 50:洗浄ポンプ 52:サーミスタ 54:残菜フィルタ 56:ヒータ 58:回転ノズル 60:固定ノズル 62:食器カゴ 64:食器 66:スタート/一時停止ボタン 68:電源スイッチ 70:扉スイッチ 72:流し台 74:排水口 76:接続部 78:流し台の排水管 80:流し台の排水トラップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器の洗浄および乾燥が可能な食器洗浄
    乾燥機であって、 食器を収容可能な洗浄槽と、その洗浄槽に接続された排
    気ダクトと、前記洗浄槽に収容された食器の乾燥中に前
    記排気ダクトを流れる排気に含まれる水蒸気を液化させ
    る液化手段とを備えていることを特徴とする食器洗浄乾
    燥機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の食器洗浄乾燥機であ
    り、さらに、一端が前記洗浄槽に接続され他端が給水手
    段に接続された給水管を備え、 前記液化手段は、一端が前記給水管に接続され他端が大
    気開放部に接続されるとともに前記排気ダクトの外周を
    覆うウォータージャケットであることを特徴とする食器
    洗浄乾燥機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の食器洗浄乾燥
    機であり、さらに、一端が前記洗浄槽に接続され他端が
    排水トラップを介して流し台排水管に接続された洗浄機
    排水管を備え、 前記排気ダクトの他端は、前記排水トラップより上流側
    で前記洗浄機排水管に接続されていることを特徴とする
    食器洗浄乾燥機。
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