JP2007301066A - 食器洗い機 - Google Patents

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清恭 新海
Kazuhisa Enomoto
和久 榎本
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

【課題】デザイン性に優れ、食器類に付着している水や汚染物が排気口に侵入することの無い衛生的な食器洗い機を提供する。
【解決手段】前方に開口部17を設けた食器洗い機本体16内に出し入れ自在の洗浄槽22の前面に、開口部17を覆う扉体18と、洗浄槽22内の空気を上向きに排出する第2の排気口31を開閉するシャッター37とを備え、運転時に第2の排気口31から排出された空気を、扉体18の上方から前向きに外部に排出すると共に、シャッター37は、洗浄槽22を食器洗い機本体16から引き出した時に閉じるもので、システムキッチン50の扉(図示せず)と同じ材質、大きさの化粧板(図示せず)を扉体18の前面全てに施してデザイン性を向上させると共に、洗浄槽22を引き出して食器類24をセットする際に、食器類24に付着した水や汚染物が第2の排気口31に侵入することが無い。
【選択図】図1

Description

本発明は食器等の洗浄および乾燥を行う食器洗い機に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は、図4に示すように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
図4に示すように、システムキッチン50に収容された食器洗い機本体1内に設けた洗浄槽2は、上方に槽開口部3を設け、内部に食器類4を収容する食器かご5を配置している。食器かご5の下方には、洗浄ノズル6を回転自在に設けており、洗浄槽2内に溜めた洗浄水をポンプ7によって循環させ、洗浄ノズル6より噴射して食器類4を洗浄する。
また、洗浄槽2の前方に設けられた前面パネル8の上部には排気口9が設けられ、送風手段10によって洗浄槽2内の空気を排気口9より機外へ排出して食器類4の乾燥をする。
また、前面パネル8の下方にはシステムキッチン50の扉と同じ材質からなる化粧板11を取り付けることで、システムキッチン50のデザイン性を向上させることができる。
洗浄槽2の側面には、第1のレール12を固定しており、第1のレール12は、食器洗い機本体1に固定した第2のレール13により前後方向へ平行移動可能に支持されている。食器類4の出し入れを行う際には、前面パネル8に一体的に形成されたハンドル14をつかみ、洗浄槽2を前方に引き出し、槽開口部3より食器類4の収容を行う。次に洗浄槽2を食器洗い機本体1内に戻し、運転を開始すると、洗浄槽2の底部に配置されたヒータ15によって洗浄水を加熱しながら、洗浄ノズル6から食器類4に向かって噴射し、食器類4の汚れを落とす洗浄行程が行われる。その後、食器類4をすすいだ後、乾燥行程を行って運転が終了する。
特開2001−046301号公報
しかしながら、このような従来の食器洗い機の構成では、送風手段10が、機外の空気を吸い込み、洗浄槽2内へ送風するとともに、洗浄槽2内の水分を多く含んだ空気を機外に排気しているが、収納されるシステムキッチン50内に結露が発生しないよう、排気をシステムキッチン50外に排出する必要があり、前面パネル8に、排気を前方に排出する排気口9を設けている。そのため、前面パネル8が外観となり、前面パネル8の下方に化粧板11を取り付けることによって、システムキッチン50のデザイン性を向上することができるが、前面パネル8の色や形状、大きさによっては、多様化するシステムキッチンのデザインに適応しないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、収容されるシステムキッチンの扉と同じ材質、大きさの化粧板を扉体の前面全てに施してデザイン性の優れた食器洗い機を提供すると共に、洗浄槽を引き出して食器類をセットする際に、食器類に付着している水や汚染物が排気口に侵入することのない衛生的な食器洗い機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、前方に開口部を設けた食器洗い機本体内に出し入れ自在の洗浄槽を設け、前記洗浄槽の前面に、前記開口部を覆う扉体と、前記洗浄槽内の空気を上向きに排出する排気口と、前記排気口を開閉するシャッターとを備え、運転時に前記排気口から排出された空気を、前記扉体の上方から前向きに外部に排出すると共に、前記シャッターは、前記洗浄槽を前記食器洗い機本体内に収納したときに開き、前記洗浄槽を前記食器洗い機本体から引き出したときに閉じるようにしたもので、排気を扉体上部から排出するようにしたことにより、システムキッチンの扉と同じ材質、大きさの化粧板を、扉体の前面全てに施すことができるようになり、デザイン性に優れた食器洗い機を提供することができると共に、洗浄槽を引き出して食器類をセットする際に、排気口がシャッターで閉じられているので、食器類に付着していた水や汚染物が、上向きに開口した排気口に侵入するのを防ぐことができる。
本発明の食器洗い機は、排気を扉体上部から排出するようにしたことにより、システムキッチンの扉と同じ材質、大きさの化粧板を、扉体の前面全てに施すことができるようになり、デザイン性に優れた食器洗い機を提供することができると共に、洗浄槽を引き出して食器類をセットする際に、排気口がシャッターで閉じられているので、食器類に付着していた水や汚染物が、上向きに開口した排気口に侵入するのを防ぐことができる。
第1の発明は、前方に開口部を設けた食器洗い機本体内に出し入れ自在の洗浄槽を設け、前記洗浄槽の前面に、前記開口部を覆う扉体と、前記洗浄槽内の空気を上向きに排出する排気口と、前記排気口を開閉するシャッターとを備え、運転時に前記排気口から排出された空気を、前記扉体の上方から前向きに外部に排出すると共に、前記シャッターは、前記洗浄槽を前記食器洗い機本体内に収納したときに開き、前記洗浄槽を前記食器洗い機本体から引き出したときに閉じるようにしたもので、排気を扉体上部から排出するようにしたことにより、システムキッチンの扉と同じ材質、大きさの化粧板を、扉体の前面全てに施すことができるようになり、デザイン性に優れた食器洗い機を提供することができると共に、洗浄槽を引き出して食器類をセットする際に、排気口がシャッターで閉じられているので、食器類に付着していた水や汚染物が、上向きに開口した排気口に侵入するのを防ぐことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の排気口にシャッターを回動自在に軸支し、前記シャッターを排気口を閉塞する方向に付勢する付勢手段と、洗浄槽を食器洗い機本体内に収納したとき、前記付勢手段の付勢力に抗して前記シャッターを開成するアクチェータとを備えたもので、安価で、簡単な構成で、洗浄槽の引き出し動作に連動させて、確実にシャッターの開閉動作を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側断面図、図2は、同食器洗い機の要部断面図、図3は、同食器洗い機の正面図である。
図1において、システムキッチン50に収容された食器洗い機本体16は、前面に開口部17を有し、その開口部17は、扉体18によって覆われている。扉体18は、前面全てがシステムキッチン50の引き出し収納等の扉(図示せず)と同じ材質・大きさの化粧板19と、化粧板19を固定すると共に、上部に操作部20を形成した操作パネル21からなり、操作部20は、洗浄プログラムを選択するなどの運転操作を食器洗い機本体1の上方からできるように構成されている。
また、食器洗い機本体16の内部に設けた洗浄槽22は、上方に槽開口部23を有し、内部に食器類24を収容する食器かご25を配置している。食器かご25の下方には洗浄水を噴射する洗浄ノズル26を回転自在に設けるとともに、洗浄槽22内に溜めた洗浄水を洗浄ノズル26を介して循環するポンプ27を設けている。また、洗浄槽22内の底部には洗浄水と第1の送風手段28によって送風される空気とを加熱するヒータ29を配設している。
第1の排気口30は、扉体18と洗浄槽22との間に配設され、第1の送風手段28によって洗浄槽22内の空気を排気するためのものである。第1の排気口30は、従来の排気口と同じ大きさの開口を有している。また、第2の排気口31は、操作パネル21に設けられ、第1の排気口30と第2の排気口31は、排気経路32で連通され、第1の排気口30より排気された空気は、第2の排気口31より上向きに排出され、さらに、食器洗い機本体16の開口部17の上辺に取り付けられた整流板33によって、上向きの排気風が前方に変えられ、扉体18の上方から前方に排出するように構成されている。
また、整流板33は、第2の排気口31の上方に配設し、排気がシステムキッチン50内方へ排気が排出されるのを防ぐよう略L字状の断面とし、その前端をシステムキッチン50のカウンタートップ50bの前端部50cとほぼ同じ位置としている。
第2の送風手段34は、第1の送風手段28とほぼ同じ能力を有し、外気を扉体18の後方に配設した送風経路35を介して、第2の排気口31に送風するよう構成されている。送風経路35は、排気経路32と前後方向で面接触するよう配設しつつ、第2の排気口31で、洗浄槽22内から排出された空気と、外気が混合するように構成されている。
また、第2の排気口31にはシャッター37を設け、洗浄槽22を食器洗い機本体16内に収納した状態で、第2の排気口31を開放し、洗浄槽22を引き出した状態で、密閉するように構成されている。
シャッター37は、第2の排気口31の上端に回動自在に軸支され、付勢手段である付勢バネ(図示なし)により第2の排気口31を塞ぐ方向に付勢されている。また、食器洗い機本体16の開口部17の上方に一体的に形成されたアクチェータ38を設け、洗浄槽22を食器洗い機本体16内に収納した時に、アクチェータ38がシャッター37の軸支部の反対側に干渉させることで、第2の排気口31を開放するようにしている。
また、洗浄槽22の下部には、洗浄水の温度を検知する温度検知手段39が設けられ、洗浄・すすぎ・乾燥工程を逐次制御する制御手段40は、温度検知手段39からの信号によって第1の送風手段28、第2の送風手段34の運転時間を制御するよう構成しており、洗浄・すすぎ工程で、温度検知手段39によって、洗浄槽22の温度が一定の温度(例えば50℃)に達したことが検知されると、第2の送風手段34が運転し、乾燥工程に入ると、第2の送風手段34を運転するとともに、第1の送風手段28を、数分間間欠運転させた後連続運転させ、一定の時間経過後に、第2の送風手段34の運転を停止するようにしている。
また、洗浄槽22の側面には第1のレール41が固定され、その第1のレール41は食器洗い機本体16側に固定した第2のレール42によって前後方向へ平行移動可能に支持されている。食器類24の出し入れを行う際には、化粧板19に取り付けられたハンドル43をつかみ、洗浄槽22を前方に引き出し、上方の槽開口部23より食器類24の収容を行う。
上記のように構成された本実施の形態における食器洗い機の動作、作用を説明する。
化粧板19に設けたハンドル43をつかみ洗浄槽22を食器洗い機本体16から引き出して、操作パネル21を上方から操作し、食器かご25に汚れた食器類24をセットする。このとき、第2の排気口31は、付勢バネによって閉塞方向に付勢されたシャッター37によって閉塞されているため、食器類24をセットする際に食器類24に付着している水や汚染物が滴下したときに、それが第2の排気口31に侵入するのを防止することができる。
次に洗浄槽22を食器洗い機本体16内に押し戻すと、食器洗い機本体16の開口部17の上方に設けられたアクチェータ38が、第2の排気口31に設けたシャッター37を、付勢バネの付勢力に抗して押し、第2の開口部31を開放する。運転を開始すると、洗浄槽22内底に配置されたヒータ29によって加熱された洗浄水が、洗浄ノズル26から食器類24に向かって噴射され、食器類24の汚れを落とす洗浄工程が行われる。
その後、数回の溜めすすぎを行った後、ヒータ29によって、洗浄水を約80℃に加熱しながら、すすぐ、加熱すすぎ工程を行った後、ヒータ29によって空気を加熱しながら、第1の送風手段28によって水分を多く含んだ加熱空気を、第1の排気口30より排出しつつ、食器類24および洗浄槽22内部を乾かす乾燥工程を行って運転が終了する。
乾燥工程では、ヒータ29によって洗浄槽22内の空気を加熱しながら、第1の送風手段28によって、水分を多く含むとともに高温の加熱空気が、第1の排気口30から排出され、その第1の排気口30から排出された空気は、排気経路32を介し、シャッター37が開いた第2の排気口31で、第2の送風手段34から送られてきた外気と合流し、温度、湿度が低減され、扉体18の上端と扉体18上方にあるシステムキッチン50のカウンタートップ50bとの間の隙間から機外へ排出される。
この排気は、従来の排気口の面積と同じ開口を有した第1の排気口30から排出されているため、排気性能を維持しつつ乾燥性能を満足するとともに、第2の排気口31から排出されるときは、外気と混合され、温度、湿度が低減されているため、システムキッチン50に収容した状態でもシステムキッチン50に結露等が発生するのを防止することができる。
また、化粧板19は、扉体18の前面を覆いシステムキッチン50の扉と同じ材質、大きさであるためデザイン性が損なわれることはない。
このように本実施の形態によれば、前方に開口部17を設けた食器洗い機本体16内に引き出し自在の洗浄槽22を設け、前記洗浄槽22の前面に、前記開口部17を覆う扉体18と、洗浄槽22内の空気を排出する第1の排気口30と、第1の排気口30と連通する第2の排気口31に開閉自在に設けられたシャッター37とを備え、前記シャッター37を、前記洗浄槽22を前記食器洗い機本体16内に収納したときに開放することにより、排気を扉体18上部の隙間から排出し、収容されるシステムキッチン50の扉と同じ材質、大きさの化粧板19が扉体18の前面全てに施されたデザイン性の優れた食器洗い機を提供することができる。又、洗浄槽22を引き出して食器類24をセットする際に、食器類24に付着している水や汚染物が、上向きに開口した第2の排気口31に侵入するのを防ぐことができる。
また、第2の排気口31にシャッター37を回動自在に軸支し、前記シャッター37を閉塞方向に付勢する付勢バネと、開口部17の上方にアクチェータ38とを備え、前記アクチェータ38は、洗浄槽22を食器洗い機本体16内に収納したとき、シャッター37を開放するように構成したことにより、洗浄槽22の引き出し動作に合わせて、容易にまた確実にシャッター37を開閉させることができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、デザイン性に優れ、しかも食器類に付着している水や汚染物が排気口に侵入することの無い衛生的なもので、システムキッチンに組み込む食器洗い機に広く適用できる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の側断面図 同食器洗い機の要部断面図 同食器洗い機の正面図 従来の食器洗い機の側断面図
符号の説明
16 食器洗い機本体
17 開口部
18 扉体
22 洗浄槽
31 第2の排気口(排気口)
37 シャッター
50 システムキッチン

Claims (2)

  1. 前方に開口部を設けた食器洗い機本体内に出し入れ自在の洗浄槽を設け、前記洗浄槽の前面に、前記開口部を覆う扉体と、前記洗浄槽内の空気を上向きに排出する排気口と、前記排気口を開閉するシャッターとを備え、運転時に前記排気口から排出された空気を、前記扉体の上方から前向きに外部に排出すると共に、前記シャッターは、前記洗浄槽を前記食器洗い機本体内に収納したときに開き、前記洗浄槽を前記食器洗い機本体から引き出したときに閉じるようにした食器洗い機。
  2. 排気口にシャッターを回動自在に軸支し、前記シャッターを排気口を閉塞する方向に付勢する付勢手段と、洗浄槽を食器洗い機本体内に収納したとき、前記付勢手段の付勢力に抗して前記シャッターを開成するアクチェータとを備えた請求項1に記載の食器洗い機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015167771A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機
CN105395148A (zh) * 2015-12-25 2016-03-16 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 透气装置及洗碗机
EP3881748A1 (de) * 2020-03-17 2021-09-22 Miele & Cie. KG Haushaltsgerät

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