JP6998784B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、本体に設けられた開口部を開閉する扉体を備える食器洗浄機に関する。
従来、システムキッチン等に設置される食器洗浄機として、開口部が設けられ、食器を収容する本体と、本体の開口部を開閉する扉体とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
なお、特許文献1及び2に記載された食器洗浄機は、食器が収容される洗浄槽と、洗浄槽の前面に一体的に設けられた扉体とを備える洗浄槽ユニットが、本体に収容される位置(扉体が本体の開口部を閉塞する位置)と、本体から引き出された位置(扉体が本体の開口部を開放する位置)との間でスライド可能な引き出し式の食器洗浄機である。一方、本体の前面に設けられた開口部を、本体の前面に回転等の動作可能に設けられた開閉扉により開閉し、開閉扉を開放位置に動作させて開口部を開放することで、本体内に設置される食器かごに食器を収容可能となるフロントオープン式の食器洗浄機も広く知られている。
特許文献1及び2に記載された食器洗浄機では、システムキッチンとの一体感を向上させると共に、食器洗浄運転中のスイッチの誤操作を防止するために、使用者により操作されるスタートスイッチ及び設定スイッチ等の複数のスイッチを有する操作部が、洗浄槽ユニットが本体内に収容された状態では操作不能となる位置に配置されている。さらに、洗浄槽ユニットが収容位置にあること(扉体が本体の開口部を閉塞していること)を検知する検知部が備えられている。
そして、検知部がOFF(洗浄槽ユニットが引出位置にあり、扉体が本体の開口部を開放している状態)であるときに、使用者により設定スイッチが操作されて運転コースが選択されて、スタートスイッチが操作された後、検出部がON(洗浄槽ユニットが収容位置にあり、扉体が本体の開口部を閉塞している状態)になったときに、食器洗浄運転を開始する構成になっている。
特許第5990780号公報 特許第6130821号公報
特許文献1の食器洗浄機では、検出部がONであるときに、電源スイッチやスタートスイッチが操作されたときには、検出部の誤検出が生じており、実際には洗浄槽ユニットが引き出されている(扉体が本体の開口部を開放している)と判断して、これらの操作を受け付けずにブザーによる異常報知を行っているが、食器洗浄運転中である場合には、食器洗浄機の外部に洗浄液が飛び散ってしまう。さらに、慌てた使用者が電源スイッチやスタートスイッチを操作しても、操作が受け付けられず、食器洗浄運転を停止させることができないという不都合がある。
特許文献2の食器洗浄機では、食器洗浄運転中で検出部がONであるときに、電源スイッチやスタートスイッチが操作されたときには、検出部の誤検出が生じており、実際には洗浄槽ユニットが引き出されている(扉体が本体の開口部を開放している)と判断して、食器洗浄運転を停止することで、食器洗浄機の外部に洗浄液が飛び散るのを防止している。
しかしながら、特許文献2の食器洗浄機では、食器洗浄運転を途中で停止しているため、洗浄槽内には洗浄水が貯留された状態となっている。洗浄槽内に洗浄水が貯留されている場合、修理後に食器洗浄運転が再開されない限りは洗浄槽内に洗浄水が貯留されたままとなり、不衛生であった。かかる不都合は、フロントオープン式の食器洗浄機でも同様に生じるものである。
また、特許文献1及び2のような引き出し式の食器洗浄機では、洗浄槽ユニットを収容位置までスライドさせるときに、洗浄槽ユニットの洗浄槽内の水がこぼれてしまうことがあった。さらに、洗浄水が貯留されている洗浄槽ユニットを収容位置までスライドさせるときに、洗浄水が貯留されていない場合に比べて、洗浄槽ユニットをスライド可能に支持するスライド機構にかかる負荷が大きく、故障の原因となっていた。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、扉体が本体の開口部を閉塞していることが検知された状態で操作部が操作された場合に、洗浄水を排出することができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
本発明の食器洗浄機は、開口部を有し、前記開口部を介して食器が収容される本体と、前記開口部を開放する開放位置と、前記開口部を閉塞する閉塞位置との間で開閉可能な扉体と、前記扉体が前記閉塞位置にあることを検知する閉塞検知部と、前記扉体が前記閉塞位置にあるときに操作不能となる位置に配置された操作部と、前記本体内に収容された食器を洗浄する洗浄水を噴出するノズルと、前記洗浄水を貯留する貯水部と、前記貯水部内の前記洗浄水を前記貯水部の外部に排出するポンプと、前記ポンプの駆動を制御する制御部と、を備えた食器洗浄機であって、前記制御部は、前記閉塞検知部により前記扉体が前記閉塞位置にあることが検知され、且つ前記操作部が操作された場合に、前記食器洗浄機の運転状況に応じた排出速度で前記貯水部内の前記洗浄水を前記貯水部の外部に排出するように前記ポンプを駆動することを特徴とする。
本発明では、操作部は、扉体が閉塞位置にあるときに操作不能となる位置に配置されているため、閉塞検知部により扉体が閉塞位置にあることが検知され、且つ操作部が操作された場合には、閉塞検知部の異常が生じており、実際には扉体が開口部を閉塞していない異常状態であると判断することができる。
そこで、上記異常状態である場合には、制御部は、ポンプを駆動して、貯水部内の洗浄水を貯水部の外部に排出するので、貯水部内に洗浄水が貯留されたままの不衛生な状態になることがなく、衛生的に良い状態にすることができる。
また、貯水部内の洗浄水をノズルから噴射させる洗浄運転が行われている場合でも、ポンプを駆動して、貯水部内の洗浄水を貯水部の外部に排出することで、貯水部内の洗浄水が全て排出されると、ノズルから洗浄水が噴射されることがなくなる。これにより、ノズルから噴射された洗浄水が、食器洗浄機の周囲に飛び散るのを防止することができる。
さらに、上記したような引き出し式の食器洗浄機においては、上記異常状態では、洗浄槽ユニットが本体から引き出されている状態となり、使用者は洗浄槽ユニットを本体内に収容させるようにスライドさせる。また、引き出し式の食器洗浄機では、貯水部は、扉体を備える洗浄槽ユニットに設けられている。本発明によれば、貯水槽ユニットに設けられた貯水部内の洗浄水が排出されるので、洗浄槽ユニットを本体内に収容させるようにスライドさせるときに、貯水部から水がこぼれることがなく衛生的に良い状態を保つことができる。さらに、洗浄槽ユニットに設けられた貯水部内に水が貯留されている場合に比べて、洗浄槽ユニットを本体内に収容させるようにスライドさせるときにスライド機構にかかる負荷が小さくなり、故障の発生を抑制することができる。
本発明の食器洗浄機は、開口部を有し、前記開口部を介して食器が収容される本体と、前記開口部を開放する開放位置と、前記開口部を閉塞する閉塞位置との間で開閉可能な扉体と、前記扉体が前記閉塞位置にあることを検知する閉塞検知部と、前記扉体が前記閉塞位置にあるときに操作不能となる位置に配置された操作部と、前記本体内に収容された食器を洗浄する洗浄水を噴出するノズルと、前記洗浄水を貯留する貯水部と、前記貯水部内の前記洗浄水を前記貯水部の外部に排出するポンプと、前記ポンプの駆動を制御する制御部と、を備えた食器洗浄機であって、前記貯水部に所定水位の水が貯められていることを検出する水位センサを備え、前記制御部は、前記閉塞検知部により前記扉体が前記閉塞位置にあることが検知され、且つ前記操作部が操作されるとともに、前記水位センサにより、前記貯水部に所定水位の水が貯められていることを検出されている場合にのみ、前記貯水部内の前記洗浄水を前記貯水部の外部に排出するように前記ポンプを駆動することを特徴とする。
この構成によれば、ポンプを正転作動させて、貯水部内の洗浄水をノズルから噴射させる洗浄運転が行われている場合でも、閉塞検知部により扉体が閉塞位置にあることが検知され、且つ操作部が操作された場合には、ポンプを逆転作動させるので、ノズルからの洗浄水の噴射が直ちに停止される。これにより、ノズルから噴射された洗浄水が、食器洗浄機の周囲に飛び散るのを直ちに防止することができる。
本実施形態の食器洗浄機の構成を断面により示した説明図。 図1に示した食器洗浄機の洗浄槽が引出位置にある状態の説明図。 図1に示した食器洗浄機の制御ブロック図。 図1に示した操作部の構成図。 食器洗浄運転のフローチャート。
本発明の食器洗浄機の実施形態について、図1~図5を参照して説明する。
図1を参照して、本実施形態の食器洗浄機1は、システムキッチン等の天板(カウンタートップ)CTの下部に備え付けられた前面引き出し式の食器洗浄機であり、筐体40(本体)の開口M(開口部)を介して洗浄槽20が水平方向にスライドして出し入れされる。洗浄槽20には、洗浄用の水を貯留する貯水部20aが設けられている。
洗浄槽20は、前面に扉体35が一体的に設けられている。洗浄槽20と、洗浄槽20に一体的に設けられた扉体35とで、洗浄槽ユニット36が構成される。
筐体40内には、洗浄槽20に水を供給するための給水管41、給水管41を開閉して洗浄槽20への水の供給と停止を切り替える給水電磁弁44、洗浄槽20の貯水部20a内の水を排水するための排水管42、洗浄槽ユニット36が筐体40の最奥部付近に収容された収容位置にあることを検知する位置センサ45(閉塞検知部)、及び洗浄槽20からの漏水等を検出する電極センサ46が備えられている。
洗浄槽20には、W等の食器を収容した食器かご21がセットされ、食器に向けて水を噴射する洗浄ノズル22、洗浄槽20の貯水部20aに貯められた水を加熱するヒータ23、洗浄槽20の温度を検出する温度センサ24、ポンプ26、及び乾燥ファン28が備えられている。
ポンプ26は、正転作動時は洗浄槽20の貯水部20a内の水を洗浄ノズル22から噴射して循環させ、逆転作動時には洗浄槽20の貯水部20a内の水を残菜フィルタ25及び排水管42を介して排出する。乾燥ファン28は、ヒータ23を作動させた状態で回転作動することにより、温風を洗浄槽20内に送出して食器を乾燥させる。乾燥ファン28により洗浄槽20内に送出された温風は、洗浄槽20の前面上方の通気口eから排気される。
洗浄槽20の貯水部20aと連通管27を介して接続された水位検出槽30には、洗浄槽20の貯水部20aに所定水位の水が貯められていることを検出するフロート式の水位センサ31が設けられている。
扉体35の上面であって、先端上面よりも1段下がった面には、使用者により操作される操作部50が配置されている。操作部50の詳細については後述する。さらに、洗浄槽20には、食器洗浄機1の全体的な作動を制御するコントローラ10(制御部)が備えられている。扉体35の前面には、洗浄槽ユニット36を出し入れする際に使用者により把持される取手部60が設けられている。
食器洗浄機1には、洗浄槽ユニット36を、収容位置(図1参照、閉塞位置)と引出位置(図2参照、開放位置)との間で水平方向にスライド可能に支持するスライド機構(図示せず)が設けられている。
図1に示すように、洗浄槽ユニット36が筐体40内に収容された収容位置にあるときは、洗浄槽ユニット36の扉体35により、筐体40の開口Mが閉塞された状態となり、位置センサ45がON(検知状態)になる。それに対して、図2に示すように、洗浄槽ユニット36が筐体40から引き出されているときには、洗浄槽ユニット36の扉体35により、筐体40の開口Mが開放された状態となり、位置センサ45がOFF(非検知状態)になる。
また、操作部50は扉体35の前端部の上面に設けられているため、図1に示すように、洗浄槽ユニット36が筐体40内に収容された収容位置にある状態では、操作部50がシステムキッチンの天板CT及び筐体40の天板40aによって遮蔽される。そのため、使用者は操作部50の操作及び視認をすることができない。なお、操作部50を、システムキッチンの天板CT及び筐体40の天板40aのいずれか一方によって遮蔽するようにしてもよい。
そこで、食器洗浄機1においては、図2に示すように、洗浄槽ユニット36が筐体40から引き出された引出位置にある状態で、使用者が、操作部50を操作して食器洗浄運転の開始を指示した後に、洗浄槽ユニット36を筐体40に押し込むことにより、食器洗浄運転が開始される仕様となっている。
なお、本実施形態においては、洗浄槽20に収容された食器の洗浄と乾燥を行う運転(食器洗浄運転)と、洗浄槽20に収容された食器の乾燥のみを行う運転(食器乾燥運転)と、洗浄槽20及び食器かご21の洗浄を行う運転(槽内洗浄運転)とを、食器洗浄運転と総称する。
次に、図3を参照して、コントローラ10(制御部)は、図示しないCPU、メモリ、インターフェース回路等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された食器洗浄機1の制御用プログラムをCPUで実行することにより、一連の食器洗浄運転の処理を実行する運転制御部11と、食器洗浄運転が中断された一時停止状態であることを報知する一時停止報知部12として機能する。
コントローラ10には、温度センサ24、水位センサ31、位置センサ45、及び電極センサ46の各検知・検出信号が入力される。また、コントローラ10から駆動回路70を介して出力される制御信号により、ヒータ23、ポンプ26、給水電磁弁44、及び乾燥ファン28の作動が制御される。
さらに、コントローラ10には、操作部50のスイッチ51,53,54の操作信号が入力される。また、コントローラ10から操作部50に出力される制御信号により、コースLED53a~53e及び予約LED54aと、ブザー55の作動が制御される。
操作部50には、図4に示したように、食器洗浄運転の開始と一時停止を指示するためのスタートスイッチ51(本発明の操作スイッチに相当する)、食器洗浄運転のコース(運転工程)を選択するためのコース選択部52、予約運転を指示するための予約スイッチ54、及び予約運転が設定されていることを示すための予約LED54aが設けられている。
コース選択部52は、食器洗浄運転のコースの切り替えを指示するためのコース選択スイッチ53と、選択中のコースを示すコースLED53a~53eとを備えている。使用者がコース選択スイッチ53を操作する度に、選択される食器洗浄運転のコースが、「標準コース」→「標準+乾燥2時間コース」→「標準+ソフト排気コース」→「標準+ソフト排気+乾燥2時間コース」→「念入りコース」→「念入り+乾燥2時間コース」→「念入り+ソフト排気コース」→「念入り+ソフト排気+乾燥2時間コース」→「乾燥コース」→「槽内洗浄コース」→「標準コース」→ … と順次切り替えられる。
「槽内洗浄コース」は、洗浄槽20や食器かご21に付着した石灰質成分等を除去するために、食器用洗剤とは異なる槽内洗浄剤(例えばクエン酸を主成分とする洗剤)を用いて、洗浄槽20内を洗浄するコースである。「槽内洗浄コース」以外のコースは、洗浄槽20に収容された食器を洗浄又は乾燥するコースである。
ここで、「標準コース」は、「洗浄工程」→「水すすぎ工程」→「加熱すすぎ工程」→「乾燥工程」を実行する基本的なコースである。「標準+乾燥2時間コース」は、「標準コース」において、乾燥工程の時間を2時間に変更したコースである。
「標準+ソフト排気コース」は、「標準コース」において、乾燥工程で通気口eから排気される温風の温度を40℃に抑えるコースである。「標準+ソフト排気+乾燥2時間コース」は、「標準コース」において、乾燥工程の時間を2時間に変更すると共に乾燥工程で通気口eから排気される温風の温度を40℃に抑えるコースである。
また、「念入りコース」、「念入り+乾燥2時間コース」、「念入り+ソフト排気コース」、及び「念入り+ソフト排気+乾燥2時間コース」は、「標準コース」、「標準+乾燥2時間コース」、「標準+ソフト換気コース」、及び「標準+ソフト換気+乾燥2時間コース」において、それぞれ加熱すすぎ工程におけるすすぎ水の加熱温度を80℃に設定するコースである。「乾燥コース」は、乾燥工程のみを実行するコースである。
「槽内洗浄コース」は、洗浄工程において洗浄水を「標準コース」よりも高温に加温すること以外は、「標準コース」と同様である。
コントローラ10は、選択されているコースに応じて、コースLED53a~53e(標準LED53a、念入りLED53b、乾燥LED53c、槽内洗浄53d、ソフト排気LED53e)の点灯と消灯を切り替える。
例えば、「標準コース」が選択されているときには、コントローラ10は標準LED53aのみを点灯して他のLED53b~53eを消灯する。また、「標準+乾燥2時間コース」が選択されているときは、コントローラ10は、標準LED53a及び乾燥LED53cを点灯して、他のLED53b,53d,53eを消灯する。
コントローラ10は、食器洗浄機1の設置時等に電源接続部(図示しない)が商用電源に接続されて、電源スイッチ(図示しない)がON状態とされたときに作動を開始する。コントローラ10は、洗浄槽ユニット36が筐体40から引き出されて、位置センサ45がOFF(収容位置にあることが検知されない状態)になったときに、食器洗浄運転の初期選択コースである「標準コース」を選択して標準LED53aを点灯する。
コントローラ10は、洗浄槽ユニット36が引き出されて、LED53a~53e,54aのいずれが点灯しているときに、使用者によりスタートスイッチ51が長押し操作されたときには、全てのLED53a~53e,54aを消灯する。このように、全てのLED53a~53e,54aが消灯した状態であるときに、使用者がスイッチ51,53,54のいずれか操作すると、コントローラ10は、操作に応じてLED53a~53e,54aのいずれかを点灯する。
次に、図5に示したフローチャートに従って、運転制御部11により実行される食器洗浄運転の一連の処理について説明する。
運転制御部11は、STEP1で位置センサがOFFである状態(洗浄槽ユニット36が筐体40から引き出されて、収容位置にあることが検知されない状態)で、続くSTEP2でスタートスイッチ51がONするのを待つ。そして、使用者の操作によってスタートスイッチ51がONしたときにSTEP3に進み、位置センサ45がON(洗浄槽ユニット36が筐体40に押し込まれて、収容位置にあることが検知される状態)に切り替わるのを待つ。
STEP3で位置センサ45がONしたときにSTEP4に進み、運転制御部11は食器洗浄運転を開始する。このように、STEP1,STEP3により、位置センサ45がOFFからONに切り替わったことが確認できたときは、位置センサ45が正常に動作していると判断することができる。そのため、位置センサ45が故障した状態で、食器洗浄運転が開始されることを防止することができる。
続くSTEP5で、運転制御部11は、食器洗浄運転の運転終了条件(選択されているコースの全工程が終了すること)が成立したか否かを判断する。そして、運転終了条件が成立したときはSTEP6に進み、運転制御部11は、食器洗浄運転を終了する。
一方、STEP5で運転終了条件が成立していないときにはSTEP10に分岐し、運転制御部11は、位置センサ45がOFFしているか否かを判断する。そして、位置センサ45がOFFしているとき、すなわち、使用者が洗浄槽ユニット36を筐体40から引き出したときたときはSTEP22に進み、運転制御部11は、食器洗浄運転を中断して一時停止状態とする。
また、STEP10で位置センサ45がONであるときにはSTEP20に分岐し、運転制御部11は、スタートスイッチ51がONしたか否かを判断する。ここで、位置センサ45が正常に動作していれば、位置センサ45がON状態であるときには、洗浄槽ユニット36が筐体40内に収納されているため、使用者は操作部50のスタートスイッチ51を操作することができない。
そのため、STEP10で位置センサ45がON状態であって、STEP20でスタートスイッチ51が操作されたときには、例えば、使用者が洗浄槽ユニット36を筐体40から引き出して食器洗浄運転を中断させようとしたが、位置センサ45が故障していてON状態が維持された状況で、使用者がスタートスイッチ51を操作したと判断することができる。この場合、コントローラ10は、異常であることを検知する。
コントローラ10は、異常であることを検知すると、STEP21で、駆動回路70を介してポンプ26に逆転制御信号を出力し、ポンプ26を逆回転作動させ、洗浄槽20の貯水部20a内の水を残菜フィルタ25及び排水管42を介して排出させる水排出制御を行う。これにより、洗浄槽20の貯水部20a内に水が貯留され続けることがなくなり、衛生的に良い状態となる。さらに、洗浄槽20の貯水部20a内の水が洗浄ノズル22から噴射されることがなくなるので、食器洗浄機1の周囲に水が飛び散るのを防止することができる。
また、洗浄槽20の貯水部20a内の水が排出されるので、洗浄槽20を筐体40内に収容させるようにスライドさせるときに、洗浄槽20から水がこぼれることがなく衛生的に良い状態を保つことができる。さらに、洗浄槽20の貯水部20a内に水が貯留されている場合に比べて、洗浄槽ユニット36を筐体40内に収容させるようにスライドさせるときにスライド機構にかかる負荷が小さくなり、故障の発生を抑制することができる。
STEP21に平行して、運転制御部11は、STEP22として、食器洗浄運転を中断して一時停止状態とする。これにより、位置センサ45の故障により、食器洗浄運転を停止することが不能となることを防止することができる。
本実施形態では、STEP21においてポンプ26を逆回転させているので、洗浄槽20の貯水部20a内の水が洗浄ノズル22から噴射されることはないが、例えば、ポンプ26とは別に噴射用のポンプを備えたものでは、食器洗浄運転を停止することで、洗浄槽20の貯水部20a内の水が洗浄ノズル22から噴射されることがなくなる。これにより、食器洗浄機1の周囲に水が飛び散るのを抑制することができる。なお、STEP22は、実行しないようにしてもよい。
STEP20でスタートスイッチ51が操作されなかったときにはSTEP5に戻り、食器洗浄運転が継続される。
一時停止報知部12は、STEP22で食器洗浄運転が中断されたときに、ブザー55を鳴動させて報知を行う。なお、STEP10で位置センサ45がOFFしたことによりSTEP22で食器洗浄運転が中断された場合(位置センサ45は正常に動作している)と、STEP20でスタートスイッチ51がONしたことによりSTEP22で食器洗浄運転が中断された場合(位置センサ45がON故障している)とで、一時停止報知部12による報知内容を変えることによって、使用者に位置センサ45が故障していることを認識させるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、図5のSTEP20で、食器洗浄運転の実行中にスタートスイッチ51が操作されたときには、STEP21及びSTEP22に進んで食器洗浄運転を中断させるようにしたが、スタートスイッチ51に限定せず、操作部50に設けられた複数のスイッチ(スタートスイッチ51、コース選択スイッチ53、及び予約スイッチ54)のいずれかが操作されたときに、食器洗浄運転を中断させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ポンプ26は、正転作動時は洗浄槽20の貯水部20a内の水を洗浄ノズル22から噴射して循環させ、逆転作動時には洗浄槽20の貯水部20a内の水を残菜フィルタ25及び排水管42を介して排出するが、ポンプは、少なくとも作動時に、洗浄槽20の貯水部20a内の水を排出することができればよい。この場合には、洗浄槽20の貯水部20a内の水を洗浄ノズル22から噴射して循環させるための噴射ポンプが別に設けられる。噴射ポンプが設けられたものでも、STEP21において、洗浄槽20の貯水部20a内の水を残菜フィルタ25及び排水管42を介して排出するように制御することで、STEP22が行われず、噴射ポンプの作動が継続された場合でも、洗浄槽20の貯水部20a内の水が全て排出されると、洗浄ノズル22から水が噴射されることがなくなる。
上記実施形態では、食器洗浄運転中に、STEP10で位置センサ45がON状態であって、STEP20でスタートスイッチ51が操作されたときに、STEP21として、ポンプ26を逆回転作動させ、洗浄槽20の貯水部20a内の水を残菜フィルタ25及び排水管42を介して排出しているが、食器洗浄運転中でないときにも、位置センサ45がON状態であって、スタートスイッチ51が操作されたときに、STEP21を行うようにしてもよい。これにより、例えば、故障により、食器洗浄運転が終了しても、洗浄槽20の貯水部20a内に水が貯留されている状態であっても、排水することができる。
また、水位センサ31により、洗浄槽20の貯水部20aに所定水位の水が貯められていることを検出されている場合のみ、STEP21を行うようにしてもよい。この場合、使用者により上記所定水位を変更可能にしてもよい。
さらに、位置センサ45がON状態であって、スタートスイッチ51が操作されたときの状況によって、ポンプ26による排水速度を変えるようにしてもよい。例えば、食器洗浄運転中の場合には、最高速で排水し、食器洗浄運転中でない場合には、最高速の半分程度の速度で排水するようにポンプ26を駆動する。
また、食器洗浄運転で実行しているコースに応じて、ポンプ26による排水速度を変えるようにしてもよい。例えば、「標準コース」の場合には、最高速で排水し、「乾燥コース」の場合には、最高速の半分程度の速度で排水するようにポンプ26を駆動する。
上記実施形態では、スライド式の洗浄槽を備える前面引き出し式の食器洗浄機に本発明を実施しているが、上記したフロントオープン式の食器洗浄機に実施してもよい。フロントオープン式の食器洗浄機では、貯水部は本体内に設けられ、水排出制御では、本体内に設けられた貯水部内の水を排出する。
1…食器洗浄機、10…コントローラ(制御部)、11…運転制御部、12…一時停止報知部、20…洗浄槽、20a…貯水部、22…洗浄ノズル、26…ポンプ、35…扉体、36…洗浄槽ユニット、40…筐体(本体)、45…位置センサ(閉塞検知部)、50…操作部

Claims (2)

  1. 開口部を有し、前記開口部を介して食器が収容される本体と、
    前記開口部を開放する開放位置と、前記開口部を閉塞する閉塞位置との間で開閉可能な扉体と、
    前記扉体が前記閉塞位置にあることを検知する閉塞検知部と、
    前記扉体が前記閉塞位置にあるときに操作不能となる位置に配置された操作部と、
    前記本体内に収容された食器を洗浄する洗浄水を噴出するノズルと、
    前記洗浄水を貯留する貯水部と、
    前記貯水部内の前記洗浄水を前記貯水部の外部に排出するポンプと、
    前記ポンプの駆動を制御する制御部と、
    を備えた食器洗浄機であって、
    前記制御部は、前記閉塞検知部により前記扉体が前記閉塞位置にあることが検知され、且つ前記操作部が操作された場合に、前記食器洗浄機の運転状況に応じた排出速度で前記貯水部内の前記洗浄水を前記貯水部の外部に排出するように前記ポンプを駆動することを特徴とする食器洗浄機。
  2. 開口部を有し、前記開口部を介して食器が収容される本体と、
    前記開口部を開放する開放位置と、前記開口部を閉塞する閉塞位置との間で開閉可能な扉体と、
    前記扉体が前記閉塞位置にあることを検知する閉塞検知部と、
    前記扉体が前記閉塞位置にあるときに操作不能となる位置に配置された操作部と、
    前記本体内に収容された食器を洗浄する洗浄水を噴出するノズルと、
    前記洗浄水を貯留する貯水部と、
    前記貯水部内の前記洗浄水を前記貯水部の外部に排出するポンプと、
    前記ポンプの駆動を制御する制御部と、
    を備えた食器洗浄機であって、
    前記貯水部に所定水位の水が貯められていることを検出する水位センサを備え、
    前記制御部は、前記閉塞検知部により前記扉体が前記閉塞位置にあることが検知され、且つ前記操作部が操作されるとともに、前記水位センサにより、前記貯水部に所定水位の水が貯められていることを検出されている場合にのみ、前記貯水部内の前記洗浄水を前記貯水部の外部に排出するように前記ポンプを駆動することを特徴とする食器洗浄機。
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