JP6326619B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器類を洗浄する食器洗い機に関する。より詳しくは、本発明は、食器洗い機の洗浄開始前に洗浄水を加熱して洗剤の酵素の動きを活性化させ、洗浄開始当初から高い洗浄力を得る技術に関する。
従来、一般的な食器洗い機として、洗浄水を加熱しながら洗浄ノズルより食器類に向けて噴射して食器類を洗浄する食器洗い機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。以下に、一般的な食器洗い機の構成について、図4を用いて説明する。図4は、従来の食器洗い機の側面断面図である。
図4に示すように、従来の食器洗い機は、少なくとも洗浄槽2と、給水弁3と、洗浄ポンプ5と、洗浄ノズル7と、ヒータ8と、食器かご10と、排水ポンプ11などから構成されている。食器洗い機の本体の前面に、開閉して食器類9を出し入れする扉体1が設けられている。洗浄槽2は、食器洗い機の内部に設けられ、給水弁3により水または湯が供給されるように構成されている。また、洗浄槽2の底部に排水孔4が設けられている。洗浄ポンプ5は、排水孔4に連通して取り付けられ、モータによって駆動される。洗浄ポンプ5は、洗浄水を洗浄ノズル7から噴射させて洗浄槽2の内部に循環させる。また、食器類9から洗い落とされた残菜を捕集する残菜フィルタ6が排水孔4に設けられている。なお、洗浄槽2内に収容された食器類9などの被洗浄物の洗浄およびすすぎステップで用いられる液体を洗浄水と称して説明する。
具体的には、まず、洗浄槽2内に供給され、貯留された洗浄水は、残菜フィルタ6を通過して洗浄ポンプ5に吸い込まれる。吸い込まれた洗浄水は、洗浄ポンプ5により洗浄槽2内に設けられた洗浄ノズル7に圧送される。供給された洗浄水は、洗浄ノズル7から食器類9に向けて噴射される。そして、洗浄ノズル7から噴射された洗浄水は、食器類9を洗浄した後、再び排水孔4に戻るという経路で循環する。このとき、食器類9から脱落した残菜などは、洗浄水とともに残菜フィルタ6に流入する。そして、残菜フィルタ6を通過できない大きさの残菜は残菜フィルタ6に捕集される。
また、ヒータ8は、洗浄ノズル7と洗浄槽2の底部との間に配設され、洗浄水を加熱する。具体的には、ヒータ8は、洗浄時において、洗浄水が洗浄槽2に所定の水位まで給水されると洗浄ポンプ5の起動とほぼ同時に通電される。そして、洗浄水は洗浄槽2内を循環しながら約60℃まで加熱される。また、食器かご10は、食器類9を整然と配置するように構成され、洗浄ノズル7の上方に配設されている。これにより、食器かご10に配置された食器類9に対して、洗浄水を効果的に食器類9に噴射して効率的に洗浄を行う。また、排水ポンプ11は、排水ホース12を通して洗浄水を機外に排出する。
さらに、食器洗い機の本体の底部に、外気を洗浄槽2に取り入れる送風ファン13と、一連の洗浄運転を制御して実行する制御装置13が設けられている。また、洗浄水の温度を検知するサーミスタ14が排水孔4の外側に配設されている。
以上のように構成された食器洗い機の一般的な運転シーケンスを図5に示し、簡単に説明する。この運転シーケンスは、制御装置13により制御される。
まず、食器類9に付着した食品の汚染物を洗い落とす洗浄ステップを行う。洗浄ステップでは、洗浄槽2内に事前に投入された洗剤を溶かしながら、洗剤を含んだ洗浄水を洗浄
ノズル7から噴射し、食器類9に付着した汚染物を洗い落とす。その後、食器類9に付着した洗剤などをきれいな水に入れ替えて、例えば2回すすぐ、すすぎステップを行う。次に、さらに衛生的に仕上げるために、70℃〜80℃の高温のきれいな加熱水ですすぐ加熱すすぎステップを行う。
なお、図示はしていないが、加熱すすぎステップの次に乾燥ステップを行う。乾燥ステップでは外気を送風ファン13により洗浄槽2内に取り入れる。そして、取り入れた外気をヒータ8により加熱して暖めた後、食器類9の間を流す。これにより、食器類9に付着した水滴を乾かして食器類9を乾燥させる。
特開2000−316784号公報
投入された洗剤の溶解は、ヒータにより加熱される洗浄水の温度上昇とともに促進される。また、洗浄槽内を循環する洗浄水の流れによって促進される。しかしながら、従来の食器洗い機の運転シーケンスでは、洗浄ステップの開始時に、ヒータへの通電とほぼ同時に洗浄ポンプが起動される。そのため、運転初期の洗浄水の温度は低く、洗剤が完全に溶解しないまま洗浄が行われる。また、その状態でも汚染物との反応は進み、洗剤の酵素は洗浄力の効果を徐々に失うため、所定温度まで上昇することで酵素の力が活性化して得られる最大限の洗浄効果を得ることができない。
すなわち、投入された洗剤の洗浄効果は、洗浄水の温度上昇とともに向上する。具体的には、食器洗い機で使用される洗剤に含まれる酵素の最大活性化温度はおよそ40℃〜60℃である。一般的な家庭環境における使用の中で、洗浄槽内へ給水される水の水温は20℃前後である。したがって、給湯器から加熱水を給水するような場合を除いては、運転初期の洗剤の洗浄力は抑制されている。そのため、従来の食器洗い機では、洗浄水中の洗剤の酵素による洗浄力は水温が高い場合と比較すると低い。そして、水温が上昇して酵素が活性化される頃には、汚染物との反応で酵素は洗浄力の効果を失ってきているため、最大限の洗浄効果を得ることができない。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、給水完了後の洗浄ポンプの起動前に、洗浄水を洗剤の酵素が活性化する温度まで加熱して酵素の力を高めることにより、洗剤量を増量することなく高い洗浄力を有する食器洗い機を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の食器洗い機は、被洗浄物を収容するとともに洗浄水を溜める洗浄槽と、前記洗浄水を加圧し循環させる洗浄ポンプと、前記洗浄水を加熱するヒータと、前記洗浄ポンプにより加圧された洗浄水を前記被洗浄物に噴射する複数の洗浄部と、前記複数の洗浄部への流路を切り換える分水装置と、前記洗浄水の温度を検知するサーミスタと、少なくとも洗浄ステップ、すすぎステップの一連の洗浄運転を実行する制御装置とを備える。さらに、前記制御装置は、前記洗浄ステップにおいて、前記洗浄ポンプを動作させずに洗浄水を第1の所定温度に加熱する加熱ステップと、洗浄水への洗剤の溶解を促進させる溶解ステップと、前記複数の洗浄部ごとに第1の所定時間ずつ前記洗浄ポンプを動作させて加熱された洗浄水を噴射する予備洗浄ステップと、前記複数の洗浄部ごとに前記第1の所定時間より長い第2の所定時間ずつ前記洗浄ポンプを動作させて洗浄水を噴射する本洗浄ステップとを順番に実行するように構成され、前記制御装置は、前記溶解ステップにおいて、前記洗浄ポンプを動作させるものである。
これにより、洗浄水の温度が上昇するまで洗浄ポンプが動作しないので、水温が低い間に洗剤の酵素と汚染物とが反応して、酵素が洗浄力の効果を失うことがない。そして、洗浄ポンプが動作する前に水温が上昇して洗剤の酵素の働きが活性化するため、食器洗い機は、洗浄ポンプの動作開始時から汚染物に酵素の力を効果的に作用させることができ、高い洗浄力を発揮することができる。
本発明の食器洗い機は、洗浄水の温度が低い間に洗剤の酵素を汚染物と反応させて洗浄力の効果を失うことがなく、水温が上昇して洗剤の酵素の働きが活性化してから酵素の力を効果的に食器の汚染物に作用させるので、洗浄力が向上し、洗剤量を増すことなく高い洗浄力を発揮することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の各ステップの制御シーケンスと洗浄温度の変化を模式的に示す図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の洗浄ステップのフローチャート 従来の食器洗い機の側面面図 従来の食器洗い機の各ステップの制御シーケンスと洗浄温度の変化を模式的に示す図
第1の発明の食器洗い機は、被洗浄物を収容するとともに洗浄水を溜める洗浄槽と、前記洗浄水を加圧し循環させる洗浄ポンプと、前記洗浄水を加熱するヒータと、前記洗浄ポンプにより加圧された洗浄水を前記被洗浄物に噴射する複数の洗浄部と、前記複数の洗浄部への流路を切り換える分水装置と、前記洗浄水の温度を検知するサーミスタと、少なくとも洗浄ステップ、すすぎステップの一連の洗浄運転を実行する制御装置とを備える。さらに、前記制御装置は、前記洗浄ステップにおいて、前記洗浄ポンプを動作させずに洗浄水を第1の所定温度に加熱する加熱ステップと、洗浄水への洗剤の溶解を促進させる溶解ステップと、前記複数の洗浄部ごとに第1の所定時間ずつ前記洗浄ポンプを動作させて加熱された洗浄水を噴射する予備洗浄ステップと、前記複数の洗浄部ごとに前記第1の所定時間より長い第2の所定時間ずつ前記洗浄ポンプを動作させて洗浄水を噴射する本洗浄ステップとを順番に実行するように構成され、前記制御装置は、前記溶解ステップにおいて、前記洗浄ポンプを動作させるものである。
これにより、洗浄水の温度が上昇するまで洗浄ポンプが動作しないので、洗浄水の温度が低い間に洗剤の酵素と汚染物とが反応して、酵素が洗浄力の効果を失うことがない。そして、洗浄ポンプが動作する前に水温が上昇して洗剤の酵素の働きが活性化するため、食器洗い機は、予備洗浄ステップで汚染物に酵素の力を効果的に作用させることができ、さらに本洗浄ステップの洗浄ポンプの動作開始時から洗浄効果が高まるため、洗剤量を増すことなく、高い洗浄力を発揮することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御装置は、前記溶解ステップにおいて、前記第1の所定時間より長い所定時間となるように前記洗浄ポンプを動作させるものである。これにより、洗浄槽内に事前に投入された洗剤は、洗浄ポンプで圧送される洗浄水の流れによって溶解を促進させて洗剤濃度が高い洗浄水を生成することができる。そして、予備洗浄ステップの開始時から、所定温度に加熱されて洗剤濃度が高い洗浄水を噴射することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記制御装置は、前記予備洗浄ステップにおいて、前記複数の洗浄部ごとに1回ずつもしくは複数回、洗浄水を噴射するものである。これにより、複数の洗浄部で被洗浄物の細部まで確実に洗浄水を噴射し、洗剤の酵
素の力を汚染物に作用させることができ、汚染物は分解されたり膨潤したりして流れ落ちやすくなる。さらに、本洗浄ステップの開始時から、より高い洗浄力を発揮することができる。
第4の発明は、第1から第3のうちいずれかの発明において、前記制御装置は、前記予備洗浄ステップにおいて、前記複数の洗浄部で噴射するごとに前記洗浄ポンプを第3の所定時間停止するものである。これにより、洗浄ポンプが停止している間に、分水装置は洗浄水の流路を切り替えることができる。また、洗剤を含む洗浄水で濡れた被洗浄物の汚染物は、洗剤の酵素の力により分解されたり膨潤したりして流れ落ちやすくなる。また、複数の洗浄部から洗浄水が噴射される順番が、予備洗浄ステップと本洗浄ステップとで同じであれば、予備洗浄ステップにおいて、後の順番で洗浄水を噴射された被洗浄物も、洗剤と汚染物とが反応する時間をより長く確保できる。このようにして、洗剤の酵素の力が活性化した状態で所定時間かけて汚染物に作用するので、本洗浄ステップの開始時から、より高い洗浄力を発揮することができる。
第5の発明は、上記第1から第4のうちいずれかの発明において、前記制御装置は、前記予備洗浄ステップを前記本洗浄ステップの本洗浄水位より低い所定水位で行い、そのあと洗浄水を本洗浄水位まで追加して前記本洗浄ステップを行うものである。予備洗浄ステップおいて、所定水位が本洗浄水位より低くても、洗浄ポンプを動作させる第1の所定時間が短時間であれば、洗浄ポンプは動作中に空気を噛み込んで能力が低下することはない。この構成により、予備洗浄ステップでは、少ない洗浄水で洗剤を溶解し、より洗剤濃度が高い洗浄水を噴射できる。そして、本洗浄ステップでは、洗浄水が追加された本洗浄水位として、第1の所定時間より長い第2の所定時間で洗浄ポンプを動作させても洗浄ポンプは動作中に空気を噛み込むことなく、効率よく洗浄水を噴射することができる。
第6の発明は、第1から第5のうちいずれかの発明において、前記制御装置は、前記加熱ステップにおいて、洗浄水を前記第1の所定温度として洗剤の酵素の力が活性化される温度に加熱するものである。これにより、洗剤の酵素の力が一番活性化した状態にして、被洗浄物の汚染物に酵素の力を作用させるので、より一層洗浄性能が向上し、食器洗い機は、高い洗浄力を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態における食器洗い機の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における食器洗い機の側面断面図である。なお、図4を用いて説明した従来の食器洗い機と同じ構成は、同一符号を付して説明を省略する。
図1に示すように、本実施の形態の食器洗い機は、洗浄槽2と、給水弁3と、洗浄ポンプ5と、複数の洗浄部7と、ヒータ8と、食器かご10と、排水ポンプ11と、送風ファン13と、サーミスタ14と、制御装置15と、分水装置16などから構成されている。洗浄槽2は、食器かご10に配置される食器類9などの被洗浄物を収容し、底部に洗浄水を溜める。給水弁3は水道配管に接続されている。洗浄部7は、上洗浄部7aと下洗浄部7bの2つが洗浄槽2内に設けられ、それぞれ食器類9に洗浄水を噴射する複数の噴射口7cを有する。
洗浄ポンプ5は、洗浄槽2内の洗浄水を洗浄部7に圧送して循環させる。ヒータ8は、洗浄槽2の底部に設けられ、洗浄水または送風ファン13により取り入れられた乾燥用の空気を加熱する。サーミスタ14は、洗浄槽2の底部外側に設けられ、洗浄水または洗浄
槽2内の温度を検知する。排水ポンプ11は洗浄槽2内の洗浄水を排水する。なお、排水ポンプ11は、洗浄ポンプ5が兼用する構成でもよく、洗浄ポンプ5が逆回転して排水流路に洗浄水を送出したり、排水流路に切り替える流路弁を別に設けたりすることにより可能である。
また、分水装置16は、洗浄槽2の下方外側に設けられ、洗浄ポンプ5により圧送された洗浄水が上洗浄部7aまたは下洗浄部7bへ流れるように流路を切り替える。本実施の形態の食器洗い機に設けられた分水装置16は、洗浄ポンプ5のON−OFFによる水圧の変化により弁体が動作して流路を切り替えるものである。なお、分水装置16の構成はこれに限られるものではなく、モータにより駆動されるものなどでもよい。また、洗浄部7の個数は2つに限られるものではなく、洗浄槽2の大きさや収納される食器類9の形状および配置などに合わせて3つ以上設けられてもよい。また、洗浄部7が回転しても良いし、洗浄槽2の内壁面に固定されていてもよい。
本実施の形態の食器洗い機は、洗浄部7を食器類9の形状や位置に応じて上下に2個備えることにより、洗浄水を食器類9の細部まで的確に噴射することができ、効果的に洗浄することができる。分水装置16は、これら複数の洗浄部7から順番に洗浄水を噴射するように流路を切り替えてもよいし、ときには複数の洗浄部7から同時に洗浄水を噴射するように流路を切り替えてもよい。
制御装置15は、制御シーケンスを記憶させたプログラムに従って、サーミスタ14などの検知情報および使用者によって入力される入力部(図示せず)からの入力情報に基づいて、食器洗い機の洗浄運転を実行する。具体的には、制御装置15は、洗浄ポンプ5、ヒータ8、送風ファン13などを制御する。これにより、洗浄、すすぎ、加熱すすぎの各ステップからなる一連の洗浄動作を制御し、食器類9の洗浄運転を実行する。制御装置15は、加熱すすぎステップのあとに、食器類9を乾燥させる乾燥ステップを実行してもよい。
以上のように構成された食器洗い機について、その動作および作用を、図1を参照しながら図2と図3を用いて説明する。図2は、実施の形態1における食器洗い機の各ステップの制御シーケンスと洗浄温度の変化を模式的に示す図である。図3は、実施の形態1における食器洗い機の洗浄ステップのフローチャートである。なお、食器洗い機の基本動作および作用は従来例として示した食器洗い機と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態の食器洗い機の洗浄運転は、図2に示すように、少なくとも洗浄ステップと、すすぎステップと、加熱すすぎステップが行われる。以降の説明については、本実施の形態のポイントである食器洗い機の洗浄ステップについて詳細に説明する。制御装置15は、洗浄ステップにおいて、洗浄ポンプ5を動作させずに洗浄水の加熱だけを行う加熱ステップと、洗剤濃度が高い洗浄水を噴射し、特に洗剤の酵素の力を働かせる予備洗浄ステップと、通常の洗剤濃度で洗浄する本洗浄ステップとを順番に実行する。
図3において、食器洗い機の運転が開始されると、制御装置15は、洗浄ステップを開始し、給水弁3を開いて洗浄槽2内に水道水を供給する。本洗浄水位より低めの所定水位まで給水すると(ステップS1)、加熱ステップを行い、洗浄ポンプ5を動作させずにヒータ8に通電し、洗浄水を第1の所定温度D1まで加熱する(ステップS2)。所定水位は、より洗剤濃度が高い洗浄水を得るために、本洗浄ステップの本洗浄水位より低めにしておくことが望ましい。第1の所定温度D1は、食器洗い機用の洗剤の酵素の力が活性化する温度が望ましく、およそ40℃〜60℃が望ましい。
制御装置15は、洗浄水を第1の所定温度D1(例えば、50℃)まで加熱すると、ま
ず溶解ステップとして、洗浄ポンプ5の15秒間運転(ステップS3)、7秒間停止(ステップS4)を行う。この溶解ステップでは、洗浄水への洗剤の溶解を促進させて洗剤濃度が高い洗浄水を生成している。なお、この溶解ステップは、その前に行った加熱ステップにおいて洗剤が洗浄水に充分に溶解していれば、特に行う必要はない。
次に、制御装置15は、加熱されて洗剤濃度が高い洗浄水を噴射する予備洗浄ステップを行う。具体的には、第1の所定時間T1(例えば、5秒間)ずつ洗浄ポンプ5を動作させて、上洗浄部7aと下洗浄部7bとのそれぞれから加熱されて洗剤の酵素の力が活性化した洗浄水を噴射する。この複数の洗浄部7で噴射するごとに洗浄ポンプ5を第3の所定時間T3(例えば、7秒間)停止する。そして、洗剤に含まれる酵素の力を汚染物に効果的に働かせ、汚染物が分解するのを促進させる。図3において、洗浄ポンプ5の、5秒間運転(ステップS5)、7秒間停止(ステップS6)、5秒間運転(ステップS7)、7秒間停止(ステップS8)、で示される動作である。このステップ5とステップ7で、洗剤濃度が高い洗浄水を2つの洗浄部7からそれぞれ食器類9に噴射する。
このときステップS5で洗浄水は上洗浄部7aから噴射され、ステップS6で洗浄ポンプ5が停止している間に分水装置16は下洗浄部7b側に流路を切り替える。この洗浄ポンプ5の動作と停止の繰り返しにより、分水装置16は、複数の洗浄部7に順番に洗浄水が送出されるように流路を切り替える。
洗浄ポンプ5の各停止時間は、洗剤が汚染物に浸透させて分解をより促進させるための時間であり、また、分水装置16が流路を切り替えるための時間でもある。そして、予備洗浄ステップにおいて、洗剤を含む洗浄水で濡れた食器類9の汚染物は、他の洗浄部7から洗浄水が噴射している時間、および、洗浄ポンプ5が停止している時間を利用して、洗剤の酵素により分解されたり膨潤したりして流れ落ちやすくなる。
また、複数の洗浄部から洗浄水が噴射される順番が、予備洗浄ステップと本洗浄ステップとで同じであれば、予備洗浄ステップにおいて、後の順番で洗浄水を噴射された食器類9も、洗剤と汚染物とが反応する時間をより長く確保できる。本実施の形態では、本洗浄ステップが開始されるまで特に酵素の力が作用することになり、上洗浄部7aから洗浄水が噴射される範囲ではステップS5から後述するステップS10までの時間であり、下洗浄部7bから洗浄水が噴射される範囲ではステップS7から後述するステップS12までの時間となる。このようにして、洗剤の酵素の力が活性化した状態で所定時間かけて汚染物に作用するので、本洗浄ステップの開始時から、より高い洗浄力を発揮することができる。
なお、本実施の形態では、ステップS5からステップS8までを2回繰り返している(ステップS9)が、少なくとも1回行えばよい。予備洗浄ステップで洗浄水を噴射する第1の所定時間T1は、食器類9の表面が洗浄水で濡れる程度の短時間の噴射が好ましく、噴射回数も少なくして、食器類9から流れ落ちる汚染物の量を少なくするのが好ましい。ただし、食器類9の細部まで確実に噴射する上では、複数回の噴射もかまわない。また、溶解ステップを含めて最初の噴射が行われるのは、上洗浄部7aと下洗浄部7bとのうちいずれからでもよい。図3においては、溶解ステップを下洗浄部7bから開始した場合を例示している。
また、図2の経過時間t1に示されるように、溶解ステップおよび予備洗浄ステップが開始されると食器類9などにより洗浄水の温度が一旦下がるので、本実施の形態では40℃以下にならないように第1の所定温度D1を高めに設定し、例えば50℃としている。
制御装置15は、予備洗浄ステップの最後に給水ポンプ3を動作させ、水道水を本洗浄
水位まで追加で給水する(ステップS10)。これにより、予備洗浄ステップで食器類9や洗浄槽2の内壁に洗浄水が付着して下がった水位を回復するとともに、通常の洗剤濃度で洗浄が行えるようにする。本実施の形態では、ステップS10において、洗浄ポンプ5を停止してヒータ8に通電しているが、これらの運転または停止はいずれでもよく、限定されるものではない。
制御装置15は、追加給水により本洗浄水位になると本洗浄ステップを行う。具体的には、ヒータ8に通電するとともに、洗浄ポンプ5を第1の所定時間T1より長い第2の所定時間T2(例えば、25秒)動作させて、5秒間停止させることを繰り返す。このとき洗浄水は上洗浄部7aから噴射され(ステップS11)、次に洗浄ポンプ5が停止する(ステップS12)。この洗浄ポンプ5が停止している間に分水装置16は下洗浄部7bに流路を切り替え、次に洗浄ポンプ5が動作したとき、洗浄水は下洗浄部7bから噴射され(ステップS13)、再度、洗浄ポンプ5が停止する(ステップS14)。本洗浄ステップにおいて、このように上洗浄部7aと下洗浄部7bとから交互に噴射された洗浄水は、酵素により分解が促進された食器類9に付着した汚染物を洗い流す。さらに、洗浄水の温度が上昇すると食器類9に付着した油分を溶かし、洗剤で分解する。
そして、洗浄水の温度が第2の所定温度D2(例えば、55℃〜80℃)になるとともに(ステップS15のYes)、洗浄ステップの経過時間が所定時間以上になれば(ステップS16のYes)、洗浄ステップを終了してすすぎステップに移行する(ステップS17)。なお、第2の所定温度D2は、選択された洗浄コースなどによって設定される。
以上説明したように、本実施の形態の食器洗い機の制御装置15は、洗浄ステップにおいて、洗浄ポンプ5を動作させずに洗浄水を第1の所定温度D1に加熱する加熱ステップと、複数の洗浄部7ごとに第1の所定時間T1ずつ洗浄ポンプ5を動作させて加熱された洗浄水を噴射する予備洗浄ステップと、複数の洗浄部7ごとに第1の所定時間T1より長い第2の所定時間T2ずつ洗浄ポンプ5を動作させて洗浄水を噴射する本洗浄ステップとを順番に実行する。これにより、洗浄水の温度が低い間に洗剤の酵素と汚染物とが反応して、酵素が洗浄力の効果を失うことがない。そして、洗浄ポンプ5が動作する前に水温が上昇して洗剤の酵素の働きが活性化するため、食器洗い機は、本洗浄ステップの洗浄ポンプの動作開始時から汚染物に酵素の力を効果的に作用させることができ、高い洗浄力を発揮することができる。
また、予備洗浄ステップで洗浄水を噴射する第1の所定時間D1を、食器類9などの被洗浄物の表面が高濃度の洗剤を含む洗浄水で濡れる程度の短時間(例えば、5秒)にしている。これにより、酵素は食器類9の汚染物に浸透して分解作用を発揮するものの、すぐには食器類9から汚染物の多くが流れ落ちてしまうことがなく、洗浄槽2の底部の洗浄水中で洗剤の酵素が汚染物と反応してしまうことがない。そして、さらに第1の所定温度に加熱された洗浄水を噴射することにより、酵素の力が効果を失う前に食器類9の汚染物に作用させることができる。
また、予備洗浄ステップの前に溶解ステップを行ってもよい。これにより、洗浄槽2内に事前に投入された洗剤の溶解を促進させることができ、より洗剤濃度が高い洗浄水を用いる予備洗浄ステップにおいて効率的に食器類9などに付着した汚染物に洗剤の酵素の力を作用させることができる。
また、複数の洗浄部7の流路の切り替えの順番や、切り替えの間に、停止時間(例えば、第3の所定時間T3の7秒)を設けている。これにより、他の洗浄部7の動作時間を含め、洗剤と汚れとが反応する時間をより長く確保できる。
また、予備洗浄ステップで洗浄水の水位を低めにし、かつ洗浄ポンプ5が動作する前に洗浄水の温度を洗剤の酵素の力が活性化しやすい温度(例えば、40℃〜60℃)に加熱する。これにより、洗浄水の洗剤の濃度が高く、より洗剤の酵素を活性化した状態にして、食器類9の汚染物に酵素の力を作用させることができる。なお、予備洗浄ステップおいて、所定水位が本洗浄水位より低くても、洗浄ポンプ5を動作させる第1の所定時間が短時間であれば、洗浄ポンプ5は動作中に空気を噛み込んで能力が低下することはない。
そのあとの本洗浄ステップにおいて、まず、水位が本洗浄水位になるように洗浄水を追加で給水する。そして、洗浄水を噴射する第2の所定時間を第1の所定時間より長い時間(例えば、25秒)としている。このため、汚れに十分に洗剤の酵素の力が働いた状態で、複数の洗浄部7から洗浄水を噴射するので、水の噴射圧により食器類9などの汚染物を効率的に落とすことができる。また、洗浄ポンプ5が動作中に空気を噛み込むことなく、効率よく洗浄水を噴射できる。
また、第1の所定時間D1と第2の所定時間D2とは、洗浄部7ごとに異なってもよい。特に、制御装置15が、複数の洗浄部7のうち洗浄水を噴射させる洗浄部7を特定できる構成であれば、洗浄部7が噴射の対象とする食器の形状や汚染量の可能性によって、第1の所定時間D1または第2の所定時間D2を個々の洗浄部7ごとに設定することにより、より効率的な洗浄を行うことができる。
以上説明した構成により、本発明に係る食器洗い機は、複数の洗浄部を有して細部まできめ細かく洗浄水を行き渡らせることができるとともに、より洗剤の溶解性を向上させることができる。また、洗剤の酵素を効果的に活性化させるとともに、効果的に作用させることができ、洗浄運転開始時から、より高い洗浄力を有する食器洗い機を実現することができる。
以上のように、本発明の食器洗い機は、汚染物との反応で洗剤の酵素の力の効果を失うことなく、洗剤の酵素の働きを活性化させ、従来よりも高い洗浄力を有する食器洗い機を提供できる。
2 洗浄槽
5 洗浄ポンプ
7 洗浄部
7a 上洗浄部
7b 下洗浄部
7c 噴射口
8 ヒータ
9 食器類(被洗浄物)
10 食器かご
11 排水ポンプ
13 送風ファン
14 サーミスタ
15 制御装置
16 分水装置

Claims (6)

  1. 被洗浄物を収容するとともに洗浄水を溜める洗浄槽と、前記洗浄水を加圧し循環させる洗浄ポンプと、前記洗浄水を加熱するヒータと、前記洗浄ポンプにより加圧された洗浄水を前記被洗浄物に噴射する複数の洗浄部と、前記複数の洗浄部への流路を切り換える分水装置と、前記洗浄水の温度を検知するサーミスタと、少なくとも洗浄ステップ、すすぎステップの一連の洗浄運転を実行する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記洗浄ステップにおいて、前記洗浄ポンプを動作させずに洗浄水を第1の所定温度に加熱する加熱ステップと、洗浄水への洗剤の溶解を促進させる溶解ステップと、前記複数の洗浄部ごとに第1の所定時間ずつ前記洗浄ポンプを動作させて加熱された洗浄水を噴射する予備洗浄ステップと、前記複数の洗浄部ごとに前記第1の所定時間より長い第2の所定時間ずつ前記洗浄ポンプを動作させて洗浄水を噴射する本洗浄ステップとを順番に実行するように構成され、
    前記制御装置は、前記溶解ステップにおいて、前記洗浄ポンプを動作させる食器洗い機。
  2. 前記制御装置は、前記溶解ステップにおいて、前記第1の所定時間より長い所定時間となるように前記洗浄ポンプを動作させる請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記制御装置は、前記予備洗浄ステップにおいて、前記複数の洗浄部ごとに洗浄水を複数回噴射する請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 前記制御装置は、前記予備洗浄ステップにおいて、前記複数の洗浄部噴射するごとに前記洗浄ポンプを第3の所定時間停止する請求項1から3のうちいずれか一項記載の食器洗い機。
  5. 前記制御装置は、前記予備洗浄ステップを前記本洗浄ステップの本洗浄水位より低い所定水位で行い、そのあと洗浄水を本洗浄水位まで追加して前記本洗浄ステップを行う請求項1から4のうちいずれか一項記載の食器洗い機。
  6. 前記制御装置は、前記加熱ステップにおいて、洗浄水を前記第1の所定温度として洗剤の酵素の力が活性化される温度に加熱する請求項1から5のうちいずれか一項記載の食器洗
    い機。
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