JP4817461B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器や調理器具等(以下、食器類という)の洗浄、すすぎ、乾燥等の各行程を自動的に実行する食器洗い機に関し、特に、運転中に給水弁の動作状態を監視することができる食器洗い機に関する。
従来の一般的な食器洗い機では、給水管に設けた給水弁を運転プログラムに従って自動的に開閉操作することによって、洗浄行程やすすぎ行程において洗浄槽内に規定量の洗浄水を給水している。食器洗い機の給水管が給湯器に接続されている場合には、給湯が行われる。
このような食器洗い機において、給水弁が故障や異物の噛み込み等によって完全に止水することができなくなった場合には、洗浄槽への給水を止めることができず洗浄槽から水が溢れる状態となり、溢水報知手段や手動の開閉弁が設けられていたとしても、使用者が食器洗い機の付近に居なければ、洗浄槽への給水(異常給水)が延々と継続され水を浪費するばかりでなく、重大な水漏れを発生することにもなる。給湯器からお湯を供給する方式では、給湯が継続されることになり、水の浪費に加えて燃料も浪費することになる。
食器洗い機において、上記のように故障や異物の噛み込み等により給水弁に異常が発生した場合でも、給水管に複数個の給水弁を直列に配置することによって、給水弁の異常による給水(異常給水)の継続を防止し得るようにすることが、特開2000−139808号公報(特許文献1)において既に提案されている。
この特許文献1に記載された食器洗い機は、図7に示すように、前面に扉1aを有する本体(本体ケース)1の内部に洗浄槽3を備えている。この洗浄槽3には食器カゴ4と、洗浄水を噴射する回転ノズル(散水具)5と、ヒーター8を設けると共に、給湯器35から給水管(給水路)10を通して洗浄槽3に供給されるお湯wを開閉する給水弁33と、洗浄槽3内の洗浄水を回転ノズル5へ圧送する洗浄ポンプ(循環ポンプ)37と、同じく洗浄水を排水管(排水路)20を通して機外へ排出する排水ポンプ38を設けている。
上記給水管10に設けられた給水弁33は、開状態と閉状態に一律に切り換え操作される2個の電磁弁33a、33bが直列に配置されたものである。
上記排水管20の配管立ち上げ部20aに設けたサイホン現象防止用連通路24の途中の水槽部には、洗浄槽3内の洗浄水が所定水位になったことを検知する水位検知器(水位スイッチ)13を設けている。また、吸気路14を通して外気を乾燥用空気として洗浄槽3内に送り込み、排気口(排気路)16から機外へ排出する乾燥ファン(ファン)15を設けている。
また、上記本体1には、食器洗い機の運転を制御する制御部(制御器)25が設けられており、使用者が運転スイッチ(図示せず)をオンすると、格納されている運転プログラムに従って、食器類の洗浄を行う洗浄行程(洗浄運転)、複数回のすすぎを行うすすぎ行程(すすぎ運転)、お湯ですすぎを行う湯すすぎ行程(最後のすすぎ運転)、及び食器類を乾燥する乾燥行程(乾燥運転)を順次自動的に実行することができる。
なお、符号9は洗浄槽3内の温度を検出するサーミスター(温度センサ)、10aは給水管10に設けたストレーナ、17は残菜フィルターであり、符号21、22は排水管20に設けた排水トラップと逆止弁である。
次に、上記特許文献1に記載された食器洗い機の運転動作について、給水弁33の開閉動作を中心に説明する。
上記のとおり、食器洗い機は制御部25に格納された運転プログラムに従って、洗浄行程、すすぎ行程、湯すすぎ行程、及び乾燥行程の運転を順次行うように制御されるが、洗浄行程、すすぎ行程、及び湯すすぎ行程ではどの行程であっても、洗浄槽3内に規定量の洗浄水を溜める。そのためには、先ず、2個の電磁弁33a、33bを共に開いて、給湯器35からお湯w(洗浄水)を洗浄槽3に供給する。洗浄槽3内の洗浄水が所定水位に達すると水位検知器13がそれを検知することにより、2個の電磁弁33a、33bを共に閉じて洗浄水の供給を停止する。
このようにして、洗浄槽3内に規定量の洗浄水が溜められると、洗浄ポンプ37の運転を開始して回転ノズル5から洗浄水を噴出させる。これにより、その時実行中のそれぞれの行程に応じて、食器類の洗浄、すすぎ、又は湯すすぎが行われる。このような洗浄、すすぎ、又は湯すすぎを所定時間継続した後、排水ポンプ38の運転を開始して洗浄槽3内の洗浄水を機外へ排水してから、次の運転動作に移る。
上記洗浄槽3内に洗浄水を溜めるとき、洗浄水が所定水位に達すると、2個の電磁弁33a、33bを共に閉じて洗浄水の供給を停止するが、このとき一方の電磁弁が、故障や異物の噛み込み等で完全に止水できない異常状態になっても、他方の電磁弁による止水によって給湯器35からの洗浄水の供給を確実に停止することができる。
したがって、2個の電磁弁33a、33bのうち一方の電磁弁に異常が発生しても、他方の電磁弁により洗浄水の供給を確実に停止することができるので、重大な水漏れの発生を防止することができる。
また、上記特許文献1には、給水弁として開状態と閉状態に一律に切り換え操作される複数の弁を給水管に直列に配置することに代えて、一連の運転動作において、運転プログラムに従って自動的に開閉操作される給水弁とは別に、給水弁の異常発生時に自動的に閉弁される遮断弁を該給水弁と直列に給水管に配置すること(例えば、図7に示す構成において、33aを給水弁として、33bを遮断弁とすること)も記載されている。
特開2000−139808号公報
上記特許文献1に記載された食器洗い機は、給水弁として2個の電磁弁33a、33bを給水管10に直列に配置して、一律に開状態又は閉状態とするものであるから、どちらか一方の電磁弁に異常が発生してもそれを検知することができず、両方の電磁弁に共に異常が発生したとき、初めてその異常を検知することが可能である。しかし、両方の電磁弁に異常が発生した状況では、洗浄水の供給を止めることができないので、水漏れが発生することがある。
また、給水弁と遮断弁を給水管に直列に配置して、給水弁の異常発生時に遮断弁を自動的に閉弁させるものにおいても、遮断弁が故障している場合には対応することができないので、水漏れが発生することになる。
そこで、本発明の技術的課題は、従来の食器洗い機の問題点を解決することができるように、食器洗い機の給水管に直列に配置した少なくとも2個の給水弁の動作状態を、この食器洗い機の運転中に常に監視することにより、給水弁に異常が発生したとき直ちにそれを検知すると共に、洗浄槽への給水(異常給水)を止めることができるように工夫することである。
本発明に係る食器洗い機は、独立して開閉する少なくとも2個の給水弁を直列に配置して、これらを切り替えて(前回の閉弁動作で閉じていない給水弁に入れ替えて)閉弁動作をさせることにより、洗浄槽への給水を止めることが基本である。
(1) 本発明に係る食器洗い機は、食器類を収納し且つ洗浄水を貯水する洗浄槽と、この洗浄槽に洗浄水を給水する給水弁と、食器類へ洗浄水を噴射する回転ノズルと、この回転ノズルへ洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、上記洗浄槽に貯水された洗浄水を機外へ排水する排水ポンプと、洗浄槽内の洗浄水や空気を加熱するヒーターと、洗浄槽内へ空気を送り込む乾燥ファンと、洗浄槽内の水位を検知する水位検知器と、洗浄槽内の温度を検知するサーミスターと、上記給水弁、洗浄ポンプ、排水ポンプ、ヒーター及び乾燥ファンを制御する制御部を備え、
少なくとも、食器類を洗浄する洗浄行程と、該食器類をすすぐすすぎ行程を行う食器洗い機を前提として、
上記給水弁は、直列に配置された少なくとも2個の給水弁から成り、食器洗い機の通常の運転時に個々に独立して開閉することができるものであり
上記洗浄槽への給水を止めるとき、上記少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を切り替えて1つの給水弁で止水することにより、食器洗い機の通常の運転中にそれぞれの給水弁の異常を監視し得るようにしたことである。
このように構成することにより、洗浄槽への給水開始時は全ての給水弁の開弁動作を行い、給水を止めるときは少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を切り替えてそのうちの1つの給水弁のみを使用して止水することになる。食器洗い機を運転する場合には何回も給水弁を止める必要があるが、この給水弁に異常が発生して水漏れ(異常給水)が起これば、洗浄槽への給水を止めてから該洗浄槽内の洗浄水の排水を開始するまでの間に、洗浄槽内の水位が上昇するので、この水位の上昇を検知することによって止水に使用している給水弁の異常を検知することができる。そして、少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を切り替えて使用しているので、運転中に全ての給水弁の動作状態を順次監視することができ、どの給水弁に異常が発生しても止水不能になる前にその異常を見つけることが可能である。運転終了時には、全ての給水弁を閉弁動作させることができる。
また、少なくとも2個の給水弁を切り替えて使用するので、給水弁の耐久性が向上する。
(2) 上記食器洗い機において、洗浄槽への給水を止める度に、少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を交互に切り替えることができる。
このような構成により、少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を交互に切り替えて使用するので、1回の運転中に給水弁を満遍なく監視することができる。また、それぞれの給水弁の開閉回数が略同じになるので、給水弁の耐久性を向上することができる。
(3) 上記食器洗い機において、運転を開始して最初に閉弁動作をさせる給水弁として、前回の運転で最後に閉弁動作をさせた給水弁とは異なる他の給水弁を使用することができる。
このような構成により、各運転を通して少なくとも2個の給水弁を交互に切り替えて閉弁動作をさせることができるので、それぞれの給水弁の監視を同じように実行することができるばかりでなく、各給水弁の使用回数が同じになり、給水弁の耐久性が一層向上する。
(4) 上記食器洗い機において、さらにお湯で食器類をすすぐ湯すすぎ行程を行うことができ、洗浄行程と湯すすぎ行程では、異なる給水弁を閉じることができる。
このような構成により、洗浄行程と湯すすぎ行程では、洗浄槽への給水を止めてから該洗浄槽内の洗浄水の排水を開始するまでの間の時間が比較的長いので、給水弁の水漏れによる洗浄槽内の水位の上昇を長い時間監視することが可能であり、給水弁の微少な水漏れについても的確に検知することができる。
(5) 上記食器洗い機において、運転コースの1回の運転毎に、少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を交互に切り替えることができる。
このような構成により、食器洗い機の運転コースの運転毎に、少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を交互に切り替えて使用するので、運転毎に給水弁を替えて監視することが可能であり、どの給水弁に異常が発生しても止水不能になる前にその異常を見つけることができる。
(6) 上記食器洗い機において、さらに食器類を乾燥させる乾燥行程を行うことができ、この乾燥行程において給水弁の異常を監視し得るようにすることができる。
このような構成により、乾燥行程においても、1つの給水弁のみにより洗浄槽への給水が止められているので、乾燥行程中の給水弁から洗浄槽への漏水(異常給水)の有無を検知することによって、その給水弁の異常を検知することが可能である。この乾燥行程においてどちらの給水弁を使用するかは、適宜選択することができる。
(7) 上記食器洗い機において、少なくとも2個の給水弁のうち、閉弁中の給水弁に異常が発生したとき、他の給水弁の少なくとも1つを閉じることができる。
このような構成により、閉弁中の給水弁に異常が発生して異常給水が生じたとき、他の開弁中の給水弁を閉じて異常給水を止めることができるので、給水弁の異常発生時に確実な対応をとることが可能となる。
以上のように、本発明の食器洗い機によれば、少なくとも2個の給水弁のうち、1つの給水弁のみで給水を止めるので、この給水弁の動作状態を監視することができ、異常が発生すればこれを検知することができる。少なくとも2個の給水弁は切り替えて使用しているので、運転中にそれぞれの給水弁の動作状態を監視することが可能であり、全ての給水弁に異常が発生して止水不能になる前に、それぞれの給水弁の異常を見つけることができる。
そして、少なくとも2個の給水弁を切り替えて使用しているので、給水弁の耐久性を向上することができる。
また、少なくとも2個の給水弁を交互に切り替えて使用するので、1回の運転中に給水弁を満遍なく監視することができるばかりでなく、各給水弁の開閉回数が略同じになるので、給水弁の耐久性を一層向上することができる。
そして、運転を開始して最初に閉弁動作をさせる給水弁として、前回の運転で最後に閉弁動作をさせた給水弁とは異なる給水弁を選択することにより、食器洗い機の各運転をとおして少なくとも2個の給水弁を交互に切り替えて閉弁動作をさせることができるので、全ての給水弁の監視を同じように実行することができるばかりでなく、使用回数も同じになるので、給水弁の耐久性をさらに一層向上することができる。
また、少なくとも2個の給水弁のうち、洗浄行程と湯すすぎ行程において異なる給水弁を使用することにより、それぞれの給水弁の水漏れによる洗浄槽内の水位の上昇を長い時間監視することができるので、各給水弁の微少な水漏れについても的確に検知することが可能となる。
さらに、少なくとも2個の給水弁のうち閉弁中の給水弁に異常が発生したとき、他の給水弁の少なくとも1つを閉じて異常給水を止めることができるので、給水弁の異常発生時に確実な対応をとることが可能である。
食器洗い機の運転中に給水弁の動作状態を監視することにより、給水弁に異常が発生したとき直ちに検知して、洗浄槽への給水(異常給水)を止めることができるようにするという目的を、給水管に少なくとも2個の給水弁を直列に配置して、これらを切り替えて閉弁動作をさせることにより実現した。
以下に、本発明の実施例1〜3として2個の給水弁を備えるものについて、図1〜図6を参照しながら説明する。
〔食器洗い機の構成〕
先ず、実施例1の食器洗い機の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は食器洗い機の模式図であり、(a)は全体の縦断面図、(b)は制御部に関するブロック図である。
この実施例1による食器洗い機は、図1に示すように、独立して開閉操作される第1給水弁11と第2給水弁12(いずれも、電磁式開閉弁)が給水管10に直列に設けられている点を除き、図7に示されている従来の食器洗い機と同様の構成を備えており、同じような運転動作をするものであるから、その構成の詳細な説明は省略する。なお、従来の食器洗い機と共通する部分には同じ符号を用いている。
図1には、ビルトインタイプの引き出し式食器洗い機を一例として示している。この食器洗い機は、前扉2を有する洗浄槽3、回転ノズル5、洗浄・排水ポンプ7(洗浄運転時は「洗浄ポンプ7a」、排水運転時は「排水ポンプ7b」という。)、ヒーター8、サーミスター9、第1給水弁11、第2給水弁12、水位検知器13、乾燥ファン15、及び制御部25等を備えており、上記制御部25により運転プログラムにしたがって制御されて、洗浄を行う洗浄行程、数回のすすぎを行うすすぎ行程、お湯ですすぎを行う湯すすぎ行程、及び乾燥を行う乾燥行程を順次自動的に実行し、食器類の洗浄と乾燥を行うものである。
なお、符号26及び27は上記制御部25における制御手段及び負荷駆動回路であり、符号30は表示部28及び操作部29を有する操作パネルである。
〔食器洗い機の運転動作〕
次に、本実施例1による食器洗い機の運転動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、食器洗い機の標準的な運転コースでの第1及び第2給水弁11、12の開閉状態を説明する図であり、図3は、予洗い運転コースでの第1及び第2給水弁11、12の開閉状態を説明する図である。これらの図における「〇」と「×」は、給水弁の開状態と閉状態を表している(以下の図4及び図5でも同じである)。
(標準的な運転コースでの運転動作)
最初に、食器洗い機の標準的な運転コースでの運転動作について、図2(a)を参照しながら説明する。
食器洗い機の運転が開始されると、最初に「洗浄行程」が実行される。このとき、第1及び第2給水弁11、12はどちらも閉じている。この洗浄行程では、先ず、排水ポンプ7bの運転(洗浄・排水ポンプ7の排水運転)により初期排水が所定時間行われ(排水(1))、次に、第1及び第2給水弁11、12が共に開けられて洗浄槽3内に給水が行われる(給水(1))。洗浄槽3内の水が所定水位に達すると、第2給水弁12が閉じられると共に、洗浄ポンプ7aの運転(洗浄・排水ポンプ7の洗浄運転)が開始されて、食器類の洗浄が始まる(洗浄)。このとき、第1給水弁11は開状態のまま保持されている。食器類の洗浄が所定時間(例えば、20分間)行われた後、洗浄ポンプ7aの運転が停止されると共に、排水ポンプ7bの運転が開始されて洗浄槽3内の洗浄水が排水され(排水(2))、洗浄行程を終了する。このとき、第1及び第2給水弁はそのままの状態で保持されており、第1給水弁11は開状態、第2給水弁12は閉状態となっている。
上記洗浄行程が終了すると、次に「すすぎ行程」が開始される。このすすぎ行程では、先ず第2給水弁12が開けられ(第1給水弁11は開状態である)、洗浄槽3に給水が行われる(給水(2))。洗浄槽3内の水が所定水位に達すると、第1給水弁11が閉じられると共に、洗浄ポンプ7aの運転が開始されて食器類のすすぎが始まる(水すすぎ(1))。このとき、第2給水弁12は開状態のまま保持されている。食器類のすすぎが所定時間(例えば、2分間)行われた後、洗浄ポンプ7aの運転が停止されると共に、排水ポンプ7bの運転が開始されて洗浄槽3内の洗浄水が排水され(排水(3))、1回目のすすぎが終了する。このとき、第1及び第2給水弁はそのままの状態に保持されており、第1給水弁11は閉状態、第2給水弁12は開状態となっている。
上記1回目のすすぎが終了すると、続いて2回目のすすぎと3回目のすすぎが順次行われる。この2回目及び3回目のすすぎは、上記1回目のすすぎにおける給水(2)→水すすぎ(1)→排水(3)と同様に、給水(3)→水すすぎ(2)→排水(4)、及び給水(4)→水すすぎ(3)→排水(5)のように行われ、すすぎ行程を終了する。なお、2回目と3回目のすすぎ所要時間は、例えば1分間である。
上記2回目のすすぎと3回目のすすぎにおける第1及び第2給水弁11、12の開閉状態は、閉じる側の給水弁を交互に切り替えている。即ち、2回目のすすぎでは第2給水弁12が閉じられる(第1給水弁11は開状態、第2給水弁12は閉状態である)が、3回目のすすぎでは第1給水弁11が閉じられる(第1給水弁11は閉状態、第2給水弁12は開状態である)。
このようにしてすすぎ行程が終了すると、続いて「湯すすぎ行程」が行われる。この湯すすぎ行程では、先ず第1給水弁11が開けられ(第2給水弁12は開状態である)、洗浄槽3に給水が行われる(給水(5))。洗浄槽3内の水が所定水位に達すると、第2給水弁12が閉じられると共に、洗浄ポンプ7aの運転が開始され、且つヒーター8がオンされて食器類の湯すすぎが始まる(湯すすぎ)。このとき、第1給水弁11は開状態のまま保持されている。
上記洗浄槽3内の水温が所定温度(例えば、70℃)に達するとヒーター8をオフした後、さらに所定時間(例えば、3分間)湯すすぎが行なわれ、洗浄ポンプ7aの運転が停止される。次に、排水ポンプ7bの運転が開始されて洗浄槽3内の洗浄水が排水され(排水(6))、湯すすぎ行程を終了する。このとき、第1及び第2給水弁はそのままの状態に保持されており、第1給水弁11は開状態、第2給水弁12は閉状態となっている。
上記のように湯すすぎ行程が終了すると、続いて「乾燥行程」が開始される。この乾燥行程では、従来と同様に、乾燥ファン15を駆動することにより機外の空気を洗浄槽3内に送り込むと共に、洗浄槽3内の空気をヒーター8により加熱することによって食器類の乾燥を行う。このようにして乾燥を所定時間行った後、乾燥行程を終了する。乾燥行程では、第1及び第2給水弁はそのままの状態に保持されており、第1給水弁11は開状態、第2給水弁12は閉状態となっている。
乾燥行程が終了すると、食器洗い機の運転が終了する。このとき、開状態に保持されていた第1給水弁11が閉じられ、第1及び第2給水弁11、12はどちらも閉状態となる。
上記実施例1では、図2(a)に示すように、運転開始時、排水(1)、及び運転終了時において、第1及び第2給水弁11、12の両方を閉状態にしているが、これに限定されるものではなく、どちらか一方の給水弁(例えば、第1給水弁11)のみを閉状態として、他方の給水弁(例えば、第2給水弁12)を開状態とすることも可能である。このことは、後述する運転動作においても同様である。
以上のように、本実施例1の標準的な運転コースでの運転動作によれば、洗浄行程での給水(1)、すすぎ行程での給水(2)〜給水(4)、及び湯すすぎ行程での給水(5)において、洗浄槽3への給水を止めるとき、第1及び第2給水弁11、12を交互に切り替えて閉じる操作を行っている。これにより、洗浄行程での洗浄、すすぎ行程での水すすぎ(1)〜水すすぎ(3)、及び湯すすぎ行程での湯すすぎを実行しているときは、一方の給水弁のみにより洗浄槽3への給水を止めているので、この間の給水弁から洗浄槽3への漏水(異常給水)の有無を検知することにより、第1及び第2給水弁11、12の異常を交互に検知することが可能である。
また、湯すすぎ行程の後に行われる乾燥行程においても、一方の給水弁(図2(a)の例では、第2給水弁12)のみにより洗浄槽3への給水が止められているので、乾燥行程中の給水弁から洗浄槽3への漏水(異常給水)の有無を検知することによって、一方の給水弁の異常を検知することが可能である。この乾燥行程においてどちらの給水弁を使用するかは、適宜選択することができる。
このように第1及び第2給水弁11、12について、食器洗い機の運転中に常にその動作を監視することができるので、異常が発生したときは直ちに検知することが可能である。
(予洗い運転コースでの運転動作)
続いて、食器洗い機の予洗い運転コースでの運転動作について、図3を参照しながら説明する。
食器洗い機の予洗いコースの運転が開始されると、最初に「洗浄行程」が実行される。このとき、第1及び第2給水弁11、12はどちらも閉じている。この洗浄行程では、上記標準的な運転コースでの運転の場合と同様に、先ず、排水ポンプ7bの運転により初期排水が所定時間行われ(排水(1))、次に、第1及び第2給水弁11、12が共に開けられて洗浄槽3内に給水が行われる(給水(1))。洗浄槽3内の水が所定水位に達すると、第2給水弁12が閉じられると共に、洗浄ポンプ7aの運転が開始されて、食器類の水による洗浄が始まる(洗浄)。このとき、第1給水弁11は開状態のまま保持されている。食器類の洗浄が所定時間(例えば、1分間)行われた後、洗浄ポンプ7aの運転が停止されると共に、排水ポンプ7bの運転が開始されて洗浄槽3内の洗浄水が排水され(排水(2))、洗浄行程を終了する。このとき、第1及び第2給水弁はそのままの状態で保持されており、第1給水弁11は開状態、第2給水弁12は閉状態となっている。
上記洗浄行程が終了すると、次に「すすぎ行程」が開始される。このすすぎ行程では、先ず第2給水弁12が開けられ(第1給水弁11は開状態である)、洗浄槽3に給水が行われる(給水(2))。洗浄槽3内の水が所定水位に達すると、第1給水弁11が閉じられると共に、洗浄ポンプ7aの運転が開始されて食器類のすすぎが始まる(水すすぎ(1))。このとき、第2給水弁12は開状態のまま保持されている。食器類のすすぎが所定時間(例えば、1分間)行われた後、洗浄ポンプ7aの運転が停止されると共に、排水ポンプ7bの運転が開始されて洗浄槽3内の洗浄水が排水されて(排水(3))、すすぎ行程を終了する。このすすぎ行程の終了により、第2給水弁12を閉じて食器洗い機の運転を終了する。
このように、本実施例1の予洗い運転コースでの運転動作によれば、洗浄行程での給水(1)、及びすすぎ行程での給水(2)において、洗浄槽3への給水を止めるとき、第1及び第2給水弁11、12を切り替えて閉じる操作を行っており、洗浄行程での洗浄とすすぎ行程での水すすぎ(1)を実行しているときは、一方の給水弁のみにより洗浄槽3への給水を止めているので、この間の給水弁から洗浄槽3への漏水(異常給水)の有無を検知することにより、第1及び第2給水弁11、12の異常を検知することが可能である。
ところで、給水弁から洗浄槽3への漏水の有無により給水弁の異常を検知する手段は、例えば、特開平7−59713号公報、特開2006−204589号公報等に開示されているとおり公知のものであるので、これを利用することができる。ここで、このような検知手段の一例について、図6を参照しながら説明する。図6は検知手段の動作を説明するフロー図である。なお、分かりやすくするために、図7に示された従来の食器洗い機を参照しながら説明する。
食器洗い機は、一般に洗浄行程、すすぎ行程、及び湯すすぎ行程を行うが、それぞれの行程では洗浄槽3内の水が所定水位になるまで給水を行った後、洗浄ポンプ37の運転を開始して洗浄、水すすぎ、又は湯すすぎを実行する。このとき、洗浄槽3内の洗浄水は洗浄ポンプ37により回転ノズル5に送り込まれて食器類に噴射されるため、洗浄水の水位は著しく低下する。その結果、水位検知器13は洗浄ポンプ37の運転開始時から約3秒経過すると所定水位の検知をしなくなる。
このとき、制御部25は、洗浄ポンプ37の運転開始時点から給水弁33の異常による洗浄槽3への異常給水の有無を監視するために、図6のステップ31において20秒間連続して所定水位を検知するかどうかを監視する。つまり、食器洗い機の通常の運転では、水位検知器13が3秒間以上連続して所定水位を検知することはあり得ないことであるが、しかし、給水弁33に異常が発生して洗浄槽3への異常給水が行われると、ステップ31において20秒間連続して所定水位を検知するので、次のステップ32で給水弁33の異常を検知して、これを使用者に報知する。
以上のように、食器洗い機の運転中に第1及び第2給水弁11、12を常に監視することが可能であり、一方の給水弁に異常が発生すると直ちにこれを検知して、開状態にある他方の給水弁を閉じて洗浄槽3への異常給水を止めると同時に、洗浄ポンプ7aを停止し、かつ排水ポンプ7bの運転を開始して洗浄水を機外へ排水する。このとき、使用者に異常の発生を報知すると共に、異常の発生した給水弁を制御部25内のメモリーに記憶させることによって、その後の対応を早急に行うことができるようにする。
このようにして、食器洗い機からの重大な水漏れを未然に防止することができる。
次に、食器洗い機における今回の運転と前回の運転での給水弁の開閉動作について、図2(b)を参照しながら説明する。
今回の運転において、図2(a)に示されている前回の運転と同様に、第1及び第2給水弁の開閉動作を実行しても良いが、図2(b)に示すように、今回の運転において最初に開状態から閉状態へ閉弁動作をさせる給水弁として、前回の運転で(図2(a))最後に開状態から閉状態へ閉弁動作をさせた給水弁(第2給水弁12)とは異なる他の給水弁(第1給水弁11)を使用することも可能である。
このように、前回の運転での給水弁の開閉動作を考慮して、今回の運転での給水弁の開閉動作を行うことによって、第1及び第2給水弁11、12の双方を同じように監視することができるばかりでなく、第1及び第2給水弁11、12の使用回数が同じになり、それぞれの給水弁の耐久性を一層向上することができる。このような給水弁の開閉動作は、後述する実施例2においても、同じように実行することができる。
次に、実施例2について、図1及び図4を参照しながら説明する。図1は食器洗い機の模式図であり、図4は食器洗い機の標準的な運転コースでの第1及び第2給水弁11、12の開閉状態を説明する図である。
この実施例2の食器洗い機は、標準的な運転コースでの第1及び第2給水弁11、12の開閉動作を除いて、上記実施例1と基本的に同じものであるので、実施例1と異なる点を中心に説明する。
この実施例2における洗浄行程とすすぎ行程では、第1及び第2給水弁11、12を交互に閉じており、上記図2(a)に示す実施例1と全く同じである。湯すすぎ行程では、上記実施例1の場合と同様に、先ず第1給水弁11が開けられ(第2給水弁12は開状態である)、洗浄槽3に給水が行われる(給水(5))。洗浄槽3内の水が所定水位に達すると、上記実施例1の場合とは異なり、第1給水弁11が閉じられて給水を終了する。このように、実施例2の食器洗い機が実施例1のものと異なる点は、湯すすぎ行程において給水を止める時、洗浄行程で給水を止める時に使用した給水弁(第2給水弁12)とは異なる給水弁(第1給水弁11)を使用することである。
洗浄槽3への給水が終了すると、上記実施例1の場合と同様に、湯すすぎと洗浄槽3からの排水(排水(6))を行った後、さらに乾燥行程を実行してから食器洗い機の運転を終了する。このとき、乾燥行程が終了するまで、第1及び第2給水弁はそのままの状態に保持されており、第1給水弁11は閉状態、第2給水弁12は開状態となっている。そして、食器洗い機の運転が終了すると、第1及び第2給水弁11、12は共に閉じられる。
上記のように洗浄槽3内の水位の上昇によって、給水弁における異常の発生を検知する場合には、監視する時間が長い程、より的確に異常の検知をすることができる。
ところで、食器洗い機の運転中に第1及び第2給水弁11、12の作動状態の監視を行うのは、上記実施例1において説明したとおり、洗浄行程での「洗浄」、すすぎ行程での「水すすぎ(1)〜水すすぎ(3)」、及び湯すすぎ行程での「湯すすぎ」を実行している間であるが、時間が長いのは洗浄行程での「洗浄」と湯すすぎ行程での「湯すすぎ」である。
そこで、本実施例2のように食器洗い機の1つの運転コースの運転中に、洗浄行程と湯すすぎ行程において洗浄槽3への給水を閉じるとき異なる給水弁を使用すれば、第1及び第2給水弁11、12の微少漏れについても検知することができる。
次に、実施例3について、図1及び図5を参照しながら説明する。図1は食器洗い機の模式図であり、図5は食器洗い機の標準的な運転コースでの第1及び第2給水弁11、12の開閉状態を説明する図である。
この実施例3の食器洗い機は、標準的な運転コースでの第1及び第2給水弁11、12の開閉動作を除いて、上記実施例1と基本的に同じものであるので、実施例1と異なる点を中心に説明する。
この実施例3は、第1及び第2給水弁11、12を交互に切り替えて使用するという基本的な考え方では、上記実施例1のものと同じであるが、第1及び第2給水弁11、12の切り替えを食器洗い機の運転コースの1回の運転毎に行うことを特徴とするものである。
図5に示されているように、食器洗い機の奇数回目(例えば、第1回目)の運転では第2給水弁12を使用して、洗浄行程から湯すすぎ行程までのそれぞれの給水の開始と終了時に第2給水弁12を開閉することによって、該第2給水弁12の動作状態を監視している。このとき、第1給水弁11は開状態に保持されており、第2給水弁12に異常が発生したとき閉じられて、洗浄槽への異常給水を止める。
また、食器洗い機の偶数回目(例えば、第2回目)の運転では第1給水弁11を使用して、洗浄行程から湯すすぎ行程までのそれぞれの給水の開始と終了時に第1給水弁11を開閉することによって、該第1給水弁11の動作状態を監視している。このとき、第2給水弁12は開状態に保持されており、第1給水弁11に異常が発生したとき閉じられて、洗浄槽への異常給水を止める。
この実施例3では、奇数回目と偶数回目の運転を標準的な運転コースで運転した場合について説明したが、これに限定されることなく、奇数回目と偶数回目の運転での運転コースが異なっていても良いことは言うまでもない。
以上のように、実施例1〜3として給水管に2個の給水弁を備えるものについて説明したが、給水管において独立して開閉する3個以上の給水弁を直列に備えるものについても、上述した2個の給水弁を備えるものと同様に実施することが可能である。
そこで、図面に基づく詳細な実施例の説明は省略するが、例えば、給水管に3個の給水弁(第1〜第3給水弁)を備えるものにおける給水弁の切り替えについて、以下に簡単に説明する。
(1) 3個の給水弁を交互に切り替える場合は、例えば、図2(a)に示す洗浄行程では第1給水弁を使用し、すすぎ行程の水すすぎ(1)では第2給水弁を、水すすぎ(2)では第3給水弁を、水すすぎ(3)では第1給水弁をそれぞれ使用し、湯すすぎ行程では第2給水弁を使用するように切り替えることができる。
(2) 運転を開始して最初に閉弁動作をさせる給水弁として、前回の運転で最後に閉弁動作をさせた給水弁とは異なる他の給水弁を使用する場合は、例えば、前回の運転での最後の給水弁が第1給水弁であったときは、他の給水弁として第2給水弁を使用し、前回の運転での最後の給水弁が第2給水弁であったときは、他の給水弁として第3給水弁を使用し、また、前回の運転での最後の給水弁が第3給水弁であったときは、他の給水弁として第1給水弁を使用することができる。
(3) 洗浄行程と湯すすぎ行程で異なる給水弁を閉じる場合は、複数回の運転をとおして、例えば、今回の運転での洗浄行程では第1給水弁を使用し、同じく今回の運転での湯すすぎ行程では第2給水弁を使用する。次回の運転での洗浄行程では第3給水弁を使用し、同じく次回の運転での湯すすぎ行程では第1給水弁を使用する。また、3回目の運転での洗浄行程では第2給水弁を使用し、同じく3回目の運転での湯すすぎ行程では第3給水弁を使用することができる。
(4) 運転コースの1回の運転毎に給水弁を交互に切り替える場合は、例えば、運転コースの1回目の運転では第1給水弁を使用し、2回目の運転では第2給水弁を使用し、3回目の運転では第3給水弁を使用し、また4回目の運転では第1給水弁を使用するように切り替えることができる。
は、本発明の実施例による食器洗い機の模式図であり、(a)は全体の縦断面図、(b)は制御部に関するブロック図である。 は、本発明の実施例1による食器洗い機の標準的な運転コースでの第1給水弁と第2給水弁の開閉状態を説明する図である。 は、本発明の実施例1による食器洗い機の予洗い運転コースでの第1給水弁と第2給水弁の開閉状態を説明する図である。 は、本発明の実施例2による食器洗い機の標準的な運転コースでの第1給水弁と第2給水弁の開閉状態を説明する図である。 は、本発明の実施例3による食器洗い機の標準的な運転コースでの第1給水弁と第2給水弁の開閉状態を説明する図である。 は、従来の食器洗い機における給水弁の異常検知手段の動作フロー図である。 は、従来の食器洗い機の模式的な縦断面図である。
符号の説明
1…食器洗い機の本体 2…前扉
3…洗浄槽 4…食器カゴ
5…回転ノズル 7…洗浄・排水ポンプ
8…ヒーター 9…サーミスター
10…給水管 11…第1給水弁
12…第2給水弁 13…水位検知器
15…乾燥ファン
20…排水管 25…制御部
26…制御手段 27…負荷駆動回路
28…表示部 29…操作部
30…操作パネル

Claims (7)

  1. 食器類を収納し且つ洗浄水を貯水する洗浄槽と、この洗浄槽に洗浄水を給水する給水弁と、食器類へ洗浄水を噴射する回転ノズルと、この回転ノズルへ洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、上記洗浄槽に貯水された洗浄水を機外へ排水する排水ポンプと、洗浄槽内の洗浄水や空気を加熱するヒーターと、洗浄槽内へ空気を送り込む乾燥ファンと、洗浄槽内の水位を検知する水位検知器と、洗浄槽内の温度を検知するサーミスターと、上記給水弁、洗浄ポンプ、排水ポンプ、ヒーター及び乾燥ファンを制御する制御部を備え、
    少なくとも、食器類を洗浄する洗浄行程と、該食器類をすすぐすすぎ行程を行う食器洗い機において、
    上記給水弁は、直列に配置された少なくとも2個の給水弁から成り、食器洗い機の通常の運転時に個々に独立して開閉することができるものであり
    上記洗浄槽への給水を止めるとき、上記少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を切り替えて1つの給水弁で止水することにより、食器洗い機の通常の運転中にそれぞれの給水弁の異常を監視し得るようにしたことを特徴とする食器洗い機。
  2. 上記洗浄槽への給水を止める度に、上記少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を交互に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 上記食器洗い機において、運転を開始して最初に閉弁動作をさせる給水弁として、前回の運転で最後に閉弁動作をさせた給水弁とは異なる他の給水弁を使用することを特徴とする請求項2に記載の食器洗い機。
  4. 上記食器洗い機は、さらにお湯で食器類をすすぐ湯すすぎ行程を行うことができ、上記洗浄行程と湯すすぎ行程では、異なる給水弁を閉じることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の食器洗い機。
  5. 上記食器洗い機において、運転コースの1回の運転毎に、上記少なくとも2個の給水弁のうち閉じる側の給水弁を交互に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
  6. 上記食器洗い機は、さらに食器類を乾燥させる乾燥行程を行うことができ、この乾燥行程において給水弁の異常を監視し得るようにすることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の食器洗い機。
  7. 上記少なくとも2個の給水弁のうち、閉弁中の給水弁に異常が発生したとき、他の給水弁の少なくとも1つを閉じることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の食器洗い機。
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