JP6020245B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器洗い機に関する。
食器洗い機は、洗浄槽内に水を溜め、その水をノズルから噴射することにより洗浄を行うが、洗浄を行うためには一定量の水が必要となる。このため、従来より、食器洗い機では、洗浄槽内に一定量の水が溜まったことを検出する水位検知手段を設け、洗浄槽内に給水する給水弁を開いて給水を開始した後、水位検出手段で規定水位を検出したときに給水弁を閉じて給水を終了するように制御している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−536号公報
上述した構成の食器洗い機では、給水時、水位検出手段で規定水位を検出できるまで給水を継続する。このとき、水位検出手段に異常が発生し、水位検出手段が反応しなかった場合には、規定水位を超えて給水が継続してしまうため、洗浄槽から水が溢れる可能性がある。そのような異常時に洗浄槽から水が溢れることを抑制する方策としては、給水の時間に制限時間を設け、制限時間内に水位検出手段が規定水位を検出しない場合には給水を停止する、という制御を行うことが考えられる。水漏れ被害の拡大を確実に防止するためには、その制限時間は、数分程度にする必要がある。しかしながら、給水圧力が低い場合には、給水流量が小さくなるため、制限時間内には水が規定水位まで溜まらないことがある。そのような場合には、異常が発生していないにもかかわらず、食器洗い機の動作が停止してしまうという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、異常が発生した場合の水漏れの被害を防止しながら、給水圧力が低い場合にも、洗浄に必要な水量を洗浄槽内に確実に溜めることのできる食器洗い機を提供することを目的とする。
本発明に係る食器洗い機は、食器を収容する洗浄槽と、洗浄槽内に給水する給水手段と、洗浄槽内の水位が規定水位に達したことを検出する水位検出手段と、洗浄槽内に水がないことを検出する水なし検出手段と、給水手段による給水の開始後、制限時間内に水位検出手段が規定水位を検出しないときに、水なし検出手段が洗浄槽内に水がないことを検出しているか否かを判断し、水なし検出手段が洗浄槽内に水がないことを検出していない場合には、給水手段による給水の時間を延長する給水時間延長制御を行う制御手段と、を備えたものである。
本発明によれば、異常が発生した場合の水漏れの被害を防止しながら、給水圧力が低い場合にも、洗浄に必要な水量を洗浄槽内に確実に溜めることが可能となる。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の食器洗い機の内部構造の概略を示す断面側面図である。 本発明の実施の形態1の食器洗い機が備える水位検出手段および水なし検出手段の構成を説明する図である。 本発明の実施の形態1の食器洗い機の全体動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1の食器洗い機の給水処理フローを説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2の食器洗い機の給水処理フローを説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3の食器洗い機の給水処理フローを説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態4の食器洗い機の特殊モードの処理を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の食器洗い機の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態1の食器洗い機の内部構造の概略を示す断面側面図である。図3は、本発明の実施の形態1の食器洗い機が備える水位検出手段および水なし検出手段の構成を説明する図である。
図2に示すように、本実施の形態1の食器洗い機100は、食器7を収容する洗浄槽1を備えている。洗浄槽1の上部には、洗浄槽1内に洗浄水3を供給する給水手段としての給水弁2が設けられている。洗浄槽1の下部には、洗浄水3を洗浄ノズル5に圧送する洗浄ポンプ4が設けられている。洗浄ノズル5には、洗浄水3を噴射する複数の噴射孔6が設けられている。
洗浄槽1内で洗浄ノズル5の上方には、食器7を収納する食器かご8が配置されている。洗浄ノズル5の下方には、洗浄水3を加熱する洗浄ヒータ9と、洗浄水3を外部に排水する排水手段としての排水ポンプ10とが配設されている。さらに、洗浄槽1の下部で、洗浄ポンプ4の下流側にフィルタ11が設けられている。洗浄槽1の下部の前側には、制御装置12が設けられている。また、洗浄槽1の上部の後側には、送風ファン13が設けられている。洗浄槽1の上部の前側には、排気口14が設けられている。さらに、食器洗い機100は、洗浄水3の温度を検出する温度検出装置15と、洗浄槽1に連通するフロート室29と、フロート室29に設けられた水位検出手段16および水なし検出手段17とを備えている。
図1に示すように、食器洗い機100は、制御装置12の一部を構成する制御手段としてのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と称する)20を備えている。マイコン20の入力側には、温度検出装置15と、水位検出手段16と、水なし検出手段17と、スイッチ入力部21とが接続されている。また、マイコン20の出力側には、給水弁2を駆動する給水弁駆動回路24と、洗浄ポンプ4を駆動する洗浄ポンプ駆動回路25と、洗浄ヒータ9を駆動する洗浄ヒータ駆動回路19と、送風ファン13を駆動する送風ファン駆動回路27と、排水ポンプ10を駆動する排水ポンプ駆動回路26と、表示部22を駆動する表示部駆動回路23と、音声等による報知を行う報知部33を駆動する報知部駆動回路32とが接続されている。
図3に示すように、フロート室29には、磁石30を内蔵したフロート31と、水位の変動に応じてフロート31が上下方向に移動するように案内する案内部材36と、案内部材36の上部付近に配置された水位検出手段16と、案内部材36の下部付近に配置された水なし検出手段17とが設けられている。水位検出手段16および水なし検出手段17は、フロート31の磁石30が近接したときにオンする例えばリードスイッチ等で構成される。図3(3)は、水位検出手段16がオンする状態を示している。水位検出手段16は、洗浄槽1内の水位が、後述する洗浄工程、すすぎ工程あるいは加熱すすぎ工程を行うことのできる一定の水位(以下、「規定水位」と称する)に達したときにオンするような位置に配置されている。よって、水位検出手段16がオンしていれば洗浄槽1内の水位が規定水位に達したと判断でき、水位検出手段16がオフしていれば洗浄槽1内の水位が規定水位に達していないと判断できる。
図3(2)は、水なし検出手段17がオンする状態を示している。水なし検出手段17は、洗浄槽1内に洗浄水3がないときにオンするような位置に配置されている。よって、水なし検出手段17がオンしていれば洗浄槽1内に洗浄水3がないと判断でき、水なし検出手段17がオフしていれば洗浄槽1内に洗浄水3があると判断できる。図3(1)は、洗浄槽1内の水位が、水位検出手段16がオンするしきい値と、水なし検出手段17がオンするしきい値との間にある状態を示している。なお、本実施の形態1では、水位検出手段16と水なし検出手段17とがフロート31および磁石30を共用するように構成しているが、このような構成に限らず、本発明では、水位検出手段16と水なし検出手段17とが完全に独立して設けられていてもよい。
次に、本実施の形態1の食器洗い機100の動作について説明する。図4は、本実施の形態1の食器洗い機100の全体動作を説明するフローチャートである。図4において、使用者が洗浄槽1内の食器かご8に食器7を配置した後に、スイッチ入力部21のスタートスイッチを押すと、洗浄工程が開始される(ステップS1)。洗浄工程が開始されると、マイコン20は、洗浄槽1内に洗浄可能な量の洗浄水3を溜めるための給水処理フローを開始する(ステップS2)。この給水処理フローについて、図5を参照して説明する。
図5は、本実施の形態1の食器洗い機100の給水処理フローを説明するフローチャートである。図5に示すように、給水処理フローが開始されると、まず、マイコン20は、水なし検出手段17が洗浄槽1内に洗浄水3がないこと(以下、単に「水なし」と称する)を検出しているかどうか、すなわち水なし検出手段17がオンしているかどうかを判断する(ステップS100)。その結果、水なし検出手段17が水なしを検出していない場合には、洗浄槽1内に洗浄水3が残存していると考えられるため、マイコン20は、排水ポンプ駆動回路26を動作させて排水ポンプ10を駆動し、洗浄槽1内の洗浄水3を排水する(ステップS101)。一方、ステップS100で水なしが検出されている場合には、マイコン20は、給水弁駆動回路24を動作させて給水弁2を開くことにより、洗浄槽1への給水を開始する(ステップS102)。給水が開始されると、給水弁2から洗浄槽1内に洗浄水3が流入することにより、洗浄槽1内に洗浄水3が溜まっていく。
次に、マイコン20は、給水開始後の経過時間が、予め設定された制限時間(例えば、数分程度)以内であるかどうかを判断する(ステップS103)。給水開始後の経過時間が制限時間以内である場合には、続いて、洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されたかどうか、すなわち水位検出手段16がオンしたかどうかを判断する(ステップS104)。その結果、規定水位に達したことが検出されていない場合には、ステップS103に戻る。一方、ステップS104で洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出された場合には、マイコン20は、給水弁駆動回路24の動作を停止させて給水弁2を閉じることにより、洗浄槽1への給水を終了する(ステップS105)。洗浄槽1への給水を終了したら、洗浄ポンプ駆動回路25を動作させて洗浄ポンプ4を駆動する(ステップS106)。
これに対し、ステップS103で、給水開始後の経過時間が制限時間を過ぎても洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されない場合には、マイコン20は、水なし検出手段17が水なしを検出しているかどうか、すなわち水なし検出手段17がオンしているかどうかを判断する(ステップS107)。その結果、水なし検出手段17が水なしを検出している場合には、異常が発生していると考えられるため、マイコン20は、まず、給水弁駆動回路24の動作を停止させて給水弁2を閉じる(ステップS108)。続いて、所定の異常時処理を実行する(ステップS109)。この異常時処理としては、例えば、表示部駆動回路23を動作させて異常発生を表示部22に表示する処理、報知部駆動回路32を動作させて異常発生を報知部33により音声等で報知する処理、排水ポンプ駆動回路26を動作させて排水ポンプ10を駆動して洗浄槽1内を排水する処理などが挙げられる。
一方、ステップS107で、水なし検出手段17が水なしを検出していない場合、すなわち洗浄槽1内に洗浄水3があると考えられる場合には、マイコン20は、給水の時間を延長する給水時間延長制御を行う。給水時間延長制御を行う場合には、マイコン20は、給水の延長を開始した後の経過時間が、予め設定された延長時間(例えば、1分〜数分程度)以内であるかどうかを判断する(ステップS110)。給水の延長開始後の経過時間が延長時間以内である場合には、続いて、洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されたかどうか、すなわち水位検出手段16がオンしたかどうかを判断する(ステップS111)。その結果、規定水位に達したことが検出されていない場合には、ステップS110に戻る。一方、ステップS111で洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出された場合には、マイコン20は、給水弁駆動回路24の動作を停止させて給水弁2を閉じることにより、洗浄槽1への給水を終了する(ステップS112)。洗浄槽1への給水を終了したら、洗浄ポンプ駆動回路25を動作させて洗浄ポンプ4を駆動する(ステップS113)。
以上説明したように、本実施の形態1の食器洗い機100では、給水開始後の経過時間が制限時間を過ぎても洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されない場合には、水なし検出手段17が水なしを検出しているかどうかを判断し、水なし検出手段17が水なしを検出していない場合には、給水の時間を延長する給水時間延長制御を実行することができる。このため、給水圧力が低いなどの理由によって、給水流量が低下している場合であっても、洗浄槽1内に洗浄水3を規定水位まで確実に溜めることができ、食器洗い機100の異常停止を回避することができる。
また、ステップS107で水なし検出手段17が水なしを検出している場合、あるいは、ステップS110で給水の延長開始後の経過時間が上記延長時間を過ぎても洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されない場合には、給水弁2を閉じ(ステップS108)、異常時処理を実行する(ステップS109)。これにより、異常が発生した場合であっても、洗浄槽1から水が溢れることを確実に抑制し、水漏れ被害の拡大を確実に防止するとともに、使用者に異常を迅速に知らせることができる。
上述した図5の給水処理フローにおいて、洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出され、ステップS106またはS113で洗浄ポンプ4の駆動が開始された場合には、洗浄ポンプ4により圧送された洗浄水3が洗浄ノズル5から食器かご8に配置された食器類に向かって噴射され、洗浄工程が開始する(図4のステップS3)。以下、図4に戻って説明する。このようにして洗浄ポンプ4の駆動が開始された場合には、マイコン20は、次に、洗浄ヒータ駆動回路19を動作させて洗浄ヒータ9に通電させる(ステップS4)。洗浄ヒータ9への通電によって洗浄水3が加熱される。そして、洗浄水3が所定の水温(例えば55℃)以上になったことが温度検出装置15により検出された場合(ステップS5)には、マイコン20は、洗浄ヒータ駆動回路19の動作を停止させて洗浄ヒータ9への通電を停止する(ステップS6)。
このようにして、加熱された洗浄水3で洗浄が行われている間、マイコン20は、洗浄ポンプ4の駆動開始から所定時間(例えば20分)が経過したかどうかを判断し(ステップS7)、所定時間が経過した場合には、洗浄ポンプ駆動回路25の動作を停止させて洗浄ポンプ4を停止させる(ステップS8)。次いで、排水ポンプ駆動回路26を動作させて排水ポンプ10を駆動し、排水を開始する(ステップS9)。排水ポンプ10により洗浄槽1内の洗浄水3がすべて排水されたと判断された場合(ステップS10)には、マイコン20は、排水ポンプ10の動作を停止させる(ステップS11)。以上により、洗浄槽1内の洗浄水3がすべて排水され、洗浄工程が終了する(ステップS12)。
次に、すすぎ工程が開始される(ステップS13)。すすぎ工程が開始されると、マイコン20は、前述した図5の給水処理フローを再び実行する(ステップS14)。この給水処理フローにより、洗浄槽1内に新しい洗浄水3が溜められ、洗浄ポンプ4の駆動が開始される(ステップS15)。これにより、洗浄ポンプ4により圧送された洗浄水3が洗浄ノズル5から食器かご8に配置された食器類に向かって噴射され、すすぎが開始する。このすすぎ工程では洗浄ヒータ9には通電しない。
そして、すすぎ工程における洗浄ポンプ4の駆動開始から所定時間(例えば2分)が経過すると(ステップS16)、洗浄ポンプ駆動回路25の動作を停止させて洗浄ポンプ4を停止させ(ステップS17)、排水ポンプ駆動回路26を動作させて排水ポンプ10を駆動して排水を開始する(ステップS18)。排水ポンプ10により洗浄槽1内の洗浄水3がすべて排水されると(ステップS19)、排水ポンプ10の動作を停止させる(ステップS20)。これにより、洗浄槽1内の洗浄水3がすべて排水され、すすぎ工程が終了する(ステップS21)。なお、すすぎ工程は、コースによっては複数回繰り返すこともある(ステップS22)。
次に、加熱すすぎ工程が開始される(ステップS23)。加熱すすぎ工程が開始されると、マイコン20は、前述した図5の給水処理フローを再び実行する(ステップS24)。この給水処理フローにより、洗浄槽1内に新しい洗浄水3が溜められ、洗浄ポンプ4の駆動が開始される(ステップS25)。これにより、洗浄ポンプ4により圧送された洗浄水3が洗浄ノズル5から食器かご8に配置された食器類に向かって噴射され、すすぎが開始する。続いて、マイコン20は、洗浄ヒータ駆動回路19を動作させて洗浄ヒータ9に通電させる(ステップS26)。洗浄ヒータ9への通電によって洗浄水3が加熱され、洗浄水3は所定の水温(例えば60℃)以上になるまで加熱される。これにより、食器7の加熱すすぎを行う。洗浄水3が所定の水温以上になったことが温度検出装置15により検出された場合(ステップS27)には、マイコン20は、洗浄ヒータ駆動回路19の動作を停止させて洗浄ヒータ9への通電を停止させる(ステップS28)。
そして、加熱すすぎ工程における洗浄ポンプ4の駆動開始から所定時間(例えば15分)が経過すると(ステップS29)、洗浄ポンプ駆動回路25の動作を停止させて洗浄ポンプ4を停止させ(ステップS30)、排水ポンプ駆動回路26を動作させて排水ポンプ10を駆動して排水を開始する(ステップS31)。排水ポンプ10により洗浄槽1内の洗浄水3がすべて排水されると(ステップS32)、排水ポンプ10の動作を停止させる(ステップS33)。これにより、洗浄槽1内の洗浄水3がすべて排水され、加熱すすぎ工程が終了する(ステップS34)。以上により、食器7を洗う工程が完了する(ステップS35)。
以上説明したように、本実施の形態1の食器洗い機100によれば、洗浄工程、すすぎ工程、加熱すすぎ工程等において、給水弁2から洗浄槽1内に給水を開始した後、制限時間内に洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されない場合には、水なし検出手段17が水なしを検出しているかどうかを判断し、水なし検出手段17が水なしを検出していない場合には、給水の時間を延長する給水時間延長制御を実行することができる。このため、給水圧力が低いなどの理由によって、給水流量が低下している場合であっても、洗浄槽1内に洗浄水3を規定水位まで確実に溜めることができ、食器洗い機100の異常停止を回避することができる。また、洗浄槽1内の水位が制限時間内に規定水位に達したことが検出されず且つ水なし検出手段17が水なしを検出している場合、あるいは、給水の延長開始後の経過時間が所定の延長時間を過ぎても洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されない場合には、給水弁2を閉じるとともに、異常時処理を実行する。これにより、異常が発生した場合であっても、洗浄槽1から水が溢れることを抑制し、水漏れ被害の拡大を確実に防止するとともに、使用者に異常を迅速に知らせることができる。
また、本実施の形態1では、給水処理フローにおいて、洗浄槽1に給水を開始する前に、水なし検出手段17が水なしを検出しているかどうかを判断し、水なし検出手段17が水なしを検出していない場合には、排水ポンプ10を駆動して洗浄槽1内の洗浄水3を排水するようにしている。このため、洗浄槽1内に洗浄水3が残っていないことが確実な状態から給水の制限時間を起算することができるので、制限時間を常に適正に適用することができ、洗浄槽1の洗浄水3が溢れることをより確実に回避することができる。
実施の形態2.
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
図6は、本実施の形態2の食器洗い機100の給水処理フローを説明するフローチャートである。図6のフローチャートは、図5のフローチャートに比べて、ステップS120が追加されていること以外は同様である。
本実施の形態2の食器洗い機は、実施の形態1と同様の給水時間延長制御を行うことができるが、給水時間延長制御を実行しないように予め設定しておくこともできる。給水時間延長制御を実行するか実行しないかの設定は、誤って設定を変更することを防止するため、特殊モードでの操作により設定変更できるようにしておくことが望ましい。特殊モードは、通常の操作とは異なる操作キー入力を行ったり、操作キーと同時に電源投入を行うなどの操作により、特殊モードに移行するようになっている。そのようにして特殊モードに移行した後、スイッチ入力部21などを操作することにより、給水時間延長制御を実行するか実行しないかの設定変更を行う。
図6に示すように、本実施の形態2では、マイコン20は、給水開始後の経過時間が制限時間を過ぎても洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されない場合には、水なし検出手段17が水なしを検出しているか否かを判断し(ステップS107)、水なし検出手段17が水なしを検出していない場合には、給水時間延長制御を実行することが設定されているか否かを判断する(ステップS120)。その結果、給水時間延長制御を実行することが設定されている場合には、マイコン20は、ステップS110に移行して給水時間延長制御を実行する。一方、給水時間延長制御を実行することが設定されていない場合には、マイコン20は、ステップS108で給水弁2を閉じ、ステップS109で異常時処理を実行する。
以上説明したように、本実施の形態2では、給水時間延長制御を実行するか実行しないかを予め設定しておくことができる。このため、給水時間延長制御を実行する必要性がない場合、例えば、給水圧力が高く、洗浄槽1内の水位が制限時間内に規定水位に達しない可能性がないような使用環境の場合には、給水時間延長制御を実行しないように設定しておくことにより、異常発生時に、洗浄槽1から洗浄水3が溢れることをより確実に防止することができる。
実施の形態3.
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
図7は、本実施の形態3の食器洗い機100の給水処理フローを説明するフローチャートである。図7のフローチャートは、図5のフローチャートに比べて、ステップS130〜S134が追加されていること以外は同様である。
本実施の形態3の食器洗い機100は、給水時間延長制御による延長時間を変更することができる。延長時間の変更は、誤って変更することを防止するため、特殊モードでの操作により変更できるようにしておくことが望ましい。特殊モードは、通常の操作とは異なる操作キー入力を行ったり、操作キーと同時に電源投入を行うなどの操作により、特殊モードに移行するようになっている。そのようにして特殊モードに移行した後、スイッチ入力部21などを操作することにより、給水時間延長制御による延長時間の変更を行う。
図7に示すように、本実施の形態3では、マイコン20は、給水開始後の経過時間が制限時間を過ぎても洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されない場合には、水なし検出手段17が水なしを検出しているか否かを判断し(ステップS107)、水なし検出手段17が水なしを検出していない場合には、給水時間延長制御による延長時間が変更されているか否かを判断する(ステップS130)。その結果、給水時間延長制御による延長時間が変更されていない場合には、マイコン20は、ステップS110に移行し、通常の給水時間延長制御を実行する。
一方、ステップS130で給水時間延長制御による延長時間が変更されている場合には、その変更された延長時間に基づいて、給水時間延長制御を次のように実行する。まず、マイコン20は、給水の延長を開始した後の経過時間が、変更された延長時間以内であるかどうかを判断する(ステップS131)。給水の延長開始後の経過時間が、変更された延長時間以内である場合には、続いて、洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されたかどうか、すなわち水位検出手段16がオンしたかどうかを判断する(ステップS132)。その結果、規定水位に達したことが検出されていない場合には、ステップS131に戻る。一方、ステップS132で洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出された場合には、マイコン20は、給水弁駆動回路24の動作を停止させて給水弁2を閉じることにより、洗浄槽1への給水を終了する(ステップS133)。洗浄槽1への給水を終了したら、洗浄ポンプ駆動回路25を動作させて洗浄ポンプ4を駆動する(ステップS134)。また、ステップS131で給水の延長開始後の経過時間が、変更された延長時間を過ぎても洗浄槽1内の水位が規定水位に達したことが検出されない場合には、給水弁2を閉じ(ステップS108)、異常時処理を実行する(ステップS109)。
以上説明したように、本実施の形態3では、給水時間延長制御による延長時間を変更することができる。このため、給水圧力等の使用環境に応じて、給水時間延長制御による延長時間を最適に設定することができる。例えば、給水圧力が低い環境の場合には延長時間を長くし、給水圧力が高い環境の場合には延長時間を短くすることができる。これにより、給水時に洗浄槽1内に洗浄水3を規定水位まで溜める確実性を高くしながら、異常発生時に洗浄槽1から洗浄水3が溢れることをより確実に抑制することができる。
実施の形態4.
次に、図8を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図8は、本実施の形態4の食器洗い機100の特殊モードの処理を説明するフローチャートである。
本実施の形態4の食器洗い機100は、実施の形態2と同様に、給水時間延長制御を実行するか実行しないかを予め設定しておくことができる。さらに、本実施の形態4の食器洗い機100は、実施の形態3と同様に、給水時間延長制御による延長時間を変更することができる。給水時間延長制御を実行するか実行しないかの設定、および、給水時間延長制御による延長時間の変更は、特殊モードでの操作により行う。以下、図8を参照して、特殊モードの処理について説明する。
通常の操作とは異なる操作キー入力を行ったり、操作キーと同時に電源投入を行うなどの所定の操作がなされた場合に、特殊モードが開始する(ステップS200)。特殊モードが開始すると、マイコン20は、給水時間延長制御を実行する設定がなされているか、給水時間延長制御を実行しない設定がなされているかを判断する(ステップS201)。給水時間延長制御を実行しない設定がなされている場合には、給水時間延長制御を実行しないとする設定を記憶装置34に記憶し(ステップS202)、特殊モードを終了する(ステップS207)。
一方、給水時間延長制御を実行する設定がなされている場合には、給水時間延長制御を実行するとの設定を記憶装置34に記憶する(ステップS203)。続いて、給水時間延長制御による延長時間が変更されているか否かを判断する(ステップS204)。延長時間が変更されていない場合には、延長時間に変更がない旨を記憶装置34に記憶し(ステップS205)、特殊モードを終了する(ステップS207)。これに対し、延長時間が変更されている場合には、その変更された延長時間を記憶装置34に記憶し(ステップS206)、特殊モードを終了する(ステップS207)。
本実施の形態4の食器洗い機100は、上記のようにして記憶装置34に記憶された情報に基づいて、給水処理フローを実行する。給水処理フローの内容は、前述した実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態4では、給水時間延長制御を実行するか実行しないかの設定の情報、および、給水時間延長制御による延長時間の設定の情報を記憶装置34に記憶することができる。これにより、本実施の形態4では、給水時間延長制御を実行する必要性がない場合、例えば、給水圧力が高く、洗浄槽1内の水位が制限時間内に規定水位に達しない可能性がないような使用環境の場合には、給水時間延長制御を実行しないように設定しておくことにより、異常発生時に洗浄槽1から洗浄水3が溢れることをより確実に防止することができる。また、本実施の形態4では、給水時間延長制御を実行する設定にした場合には、給水圧力等の使用環境に応じて、給水時間延長制御による延長時間を最適に設定することができる。例えば、給水圧力が低い環境の場合には延長時間を長くし、給水圧力が高い環境の場合には延長時間を短くすることができる。これにより、給水時に洗浄槽1内に洗浄水3を規定水位まで溜める確実性を高くしながら、異常発生時に洗浄槽1から洗浄水3が溢れることをより確実に抑制することができる。
1 洗浄槽、2 給水弁、3 洗浄水、4 洗浄ポンプ、5 洗浄ノズル、6 噴射孔、7 食器、9 洗浄ヒータ、10 排水ポンプ、11 フィルタ、12 制御装置、13 送風ファン、14 排気口、15 温度検出装置、16 水位検出手段、17 水なし検出手段、19 洗浄ヒータ駆動回路、20 マイクロコンピュータ、21 スイッチ入力部、22 表示部、23 表示部駆動回路、24 給水弁駆動回路、25 洗浄ポンプ駆動回路、26 排水ポンプ駆動回路、27 送風ファン駆動回路、29 フロート室、30 磁石、31 フロート、32 報知部駆動回路、33 報知部、34 記憶装置、36 案内部材、100 食器洗い機

Claims (9)

  1. 食器を収容する洗浄槽と、
    前記洗浄槽内に給水する給水手段と、
    前記洗浄槽内の水位が規定水位に達したことを検出する水位検出手段と、
    前記洗浄槽内に水がないことを検出する水なし検出手段と、
    前記給水手段による給水の開始後、制限時間内に前記水位検出手段が前記規定水位を検出しないときに、前記水なし検出手段が前記洗浄槽内に水がないことを検出しているか否かを判断し、前記水なし検出手段が前記洗浄槽内に水がないことを検出していない場合には、前記給水手段による給水の時間を延長する給水時間延長制御を行う制御手段と、
    を備える食器洗い機。
  2. 前記制御手段は、前記給水時間延長制御による延長時間内に前記水位検出手段が前記規定水位を検出しない場合には、前記給水手段による給水を停止する請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記制御手段は、前記給水時間延長制御による延長時間内に前記水位検出手段が前記規定水位を検出しない場合には、異常と判定する請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 前記制御手段は、前記給水手段による給水の開始後、前記制限時間内に前記水位検出手段が前記規定水位を検出せず、かつ、前記水なし検出手段が前記洗浄槽内に水がないことを検出した場合には、異常と判定する請求項1乃至3の何れか1項記載の食器洗い機。
  5. 前記給水時間延長制御を実行するか否かを予め設定可能である請求項1乃至4の何れか1項記載の食器洗い機。
  6. 前記給水時間延長制御を実行するか否かの設定の情報を記憶する記憶手段を備える請求項5記載の食器洗い機。
  7. 前記給水時間延長制御による延長時間を変更可能である請求項1乃至6の何れか1項記載の食器洗い機。
  8. 前記給水時間延長制御による延長時間の情報を記憶する記憶手段を備える請求項7記載の食器洗い機。
  9. 前記洗浄槽内の水を外部に排水する排水手段を備え、
    前記制御手段は、前記給水手段による給水を開始する前に、前記水なし検出手段が前記洗浄槽内に水がないことを検出しているか否かを判断し、前記水なし検出手段が前記洗浄槽内に水がないことを検出していない場合には、前記排水手段による排水を行う請求項1乃至8の何れか1項記載の食器洗い機。
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