JP2006055470A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】給水異常が生じているか否かの判定精度を高めることができる食器洗い機を提供すること。
【解決手段】洗浄タンク3への給水開始から4分間が経過しても、洗浄タンク3内の水位が予め定める洗い水位に達しない場合には、洗浄タンク3への給水が4分間にわたって一時停止され、その4分間の給水停止後、洗浄タンク3への給水が再開される。そして、給水再開から4分間が経過しても、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達しない場合には、給水異常と判定される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、食器(箸、調理器具などを含む。)を洗うための食器洗い機に関し、特に、流し台のシンクの横などに設置される卓上型の食器洗い機に関する。
従来から、洗浄タンク内に収容された食器に洗浄水を吹き付けて、その食器を洗浄する食器洗い機が提供されている。
この種の食器洗い機では、機外の給水設備(水道)から給水ホースを通して洗浄タンク内に水が供給され、その水が洗浄水として洗浄タンクの底部に貯められる。そして、洗浄タンク内に規定水位まで洗浄水が貯められると、その洗浄タンク内に貯められた洗浄水が、ポンプによって汲み出されて、洗浄タンク内に配置されたノズルから食器に向けて噴射される(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、洗浄タンクへの給水時に、何らかの原因で、洗浄タンク内の水位が規定水位に達しないことがある。たとえば、給水ホースが接続された水道の蛇口をユーザが開け忘れた場合、洗浄タンクへの給水を制御するための給水弁が開かれても、洗浄タンクに水が供給されないため、洗浄タンク内の水位は規定水位に達しない。洗浄タンク内の水位が規定水位に達しないと、洗浄運転(洗い工程)を開始できないので、そのような給水異常が生じている場合には、その旨をユーザに対して報知することが望ましい。
図6は、従来の食器洗い機で行われる給水異常検知処理の内容を示すフローチャートである。食器洗い機に備えられているマイクロコンピュータは、給水開始に先立って、RAMに設定されたフラグf1およびタイマ(time)をそれぞれ零にリセットする(ステップT1)。そして、洗浄タンク内の水位を検出するための水位センサの出力周波数P0を取得した後(ステップT2)、給水弁を開いて、洗浄タンクへの給水を開始させるとともに、給水開始からの経過時間を計測するためにタイマのカウントを開始させる(ステップT3)。
給水開始に引き続いて、マイクロコンピュータは、水位センサの出力周波数に基づいて、洗浄タンク内の水位が予め定める洗い水位に達したか否かを調べる(ステップT4)。給水開始直後で洗浄タンク内の水位が洗い水位に達していない場合には、フラグf1が零か1かを調べ(ステップT5)、零であれば、給水開始時に取得した水位センサの出力周波数P0と現在の水位センサの出力周波数との偏差が0.05kHzよりも大きいか否かを判断する(ステップT6)。すなわち、給水開始時から水位センサの出力周波数が変化したか否かを調べる。そして、偏差が0.05kHzよりも大きい場合(水位センサの出力周波数に変化がある場合)には、水位センサは正常であると判断し、フラグf1に1をセットした後(ステップT7)、給水開始から4分間が経過していないか否かを調べ(ステップT8)、まだ4分間が経過していなければ、洗浄タンク内の水位が洗い水位に達したか否かを再び調べる(ステップT4)。
給水開始から4分間が経過する前に、洗浄タンク内の水位が洗い水位に達すると(ステップT4のYES)、給水弁が閉じられて、洗浄タンク内に貯められた洗浄水を使用した洗い工程が開始される。
一方、給水開始から4分間が経過しても、洗浄タンク内の水位が洗い水位に達しない場合には(ステップT8のYES)、マイクロコンピュータは、何らかの給水異常が発生していると判断し(ステップT9)、たとえば、操作パネルに配置された異常報知ランプを点灯させる。
また、給水開始後、水位センサの出力周波数に変化がない場合には(ステップT6のNO)、マイクロコンピュータは、給水開始から50秒が経過したか否かを調べる(ステップT10)。そして、給水開始から50秒間が経過していなければ、洗浄タンク内の水位が洗い水位に達したか否かを再び調べる(ステップT4)。その後、マイクロコンピュータは、フラグf1が零であるか否かを再び調べ(ステップT5)、このときフラグf1が零であるから、水位センサの出力周波数に変化があるか否かを再び調べるといったようにして、ステップT4〜T6,T10の処理を繰り返す。そして、その処理を繰り返す間に、給水開始からの経過時間が50秒に達すると、マイクロコンピュータは、水位センサに何らかの異常(たとえば、水位センサと洗浄タンクとを接続するエアトラップホースの抜け)が生じていると判断し、たとえば、操作パネルに配置された異常報知ランプを点灯させる。
特許第3162912号公報(特開平8−56885号公報)
ところが、従来の食器洗い機における給水異常検知処理では、給水異常ではないが、たとえば、洗浄タンクへの給水が行われている途中で、風呂の水張りが行われたり、シャワーが使用されたりしたために、洗浄タンクへの水の供給流量が減ったような場合にも、給水異常と判定されてしまう。
このような場合、給水異常と判定されるまでの時間(ステップT8,T10の判断基準時間)が十分長く設定されていれば、その時間内に洗浄タンク内の水位が洗い水位に達するので、給水異常と判定されないが、そうした場合、水位センサに異常が生じているときに、洗浄タンクに多量の水が供給されてしまい、洗浄タンクからの溢水を生じるおそれがある。
そこで、この発明の目的は、給水異常が生じているか否かの判定精度を高めることができる食器洗い機を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、底部に洗浄水を貯めることのできる洗浄タンク(3)と、この洗浄タンクに洗浄水を供給するための給水手段(115)と、上記洗浄タンクの底部における洗浄水の水位を検出する水位検出手段(113)と、上記給水手段を制御して、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を開始してから第1所定時間が経過しても、上記水位検出手段によって検出される水位が規定水位に達しない場合に、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を停止させて、予め定める待機時間が経過した後、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を再開させる給水制御手段(111)とを含むことを特徴とする食器洗い機である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この発明によれば、洗浄タンクへの洗浄水の供給を開始してから第1所定時間が経過しても、水位検出手段によって検出される水位が規定水位に達しない場合には、洗浄タンクへの洗浄水の供給が停止されて、予め定める待機時間が経過した後、洗浄タンクへの洗浄水の供給が再開される。
洗浄タンクへの給水と並行して、風呂の水張りが行われたり、シャワーが使用されたりしているために、洗浄タンクへの水の供給流量が正常時の供給流量よりも少ない事態が一時的に発生していても、しばらくすると、風呂の水張りなどが完了し、洗浄タンクへの水の供給流量が正常に戻る場合がある。したがって、給水開始から第1所定時間内に洗浄タンク内の水位が規定水位に達しない場合に、給水を予め定める待機時間だけ停止させた後、洗浄タンクへの洗浄水の供給を再開させることにより、洗浄タンクへの給水を正常に終了させることができる。その結果、給水異常が生じているか否かの判定精度を高めることができる。
また、請求項2記載の発明は、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給再開後、第2所定時間が経過しても、上記水位検出手段によって検出される水位が上記規定水位に達しない場合に、給水異常と判定する給水異常判定手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の食器洗い機である。
この発明によれば、給水再開から第2所定時間が経過しても、洗浄タンク内の水位が規定水位に達しない場合は、風呂の水張りなどが行われている可能性は低く、何らかの給水異常が生じている可能性が高いので、そのような場合に給水異常と判定することによって、給水異常を正確に判定することができる。
また、請求項3に記載のように、上記水位検出手段は、上記洗浄タンクの底部における洗浄水の水位の変化に応じて出力が変化する水位センサ(113)を含む場合には、上記給水制御手段は、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を開始してから(上記第1所定時間よりも短い)第3所定時間にわたって、上記水位センサの出力が変化しない場合に、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を停止させて、上記待機時間が経過した後、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を再開させるようにしてもよい。
この場合、請求項4に記載のように、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給再開から(上記第2所定時間よりも短い)第4所定時間にわたって、上記水位センサの出力が変化しない場合に、上記水位センサに異常が生じていると判定するセンサ異常判定手段をさらに含むことが好ましく、さらに、上記第3所定時間と上記第4所定時間との合計時間は、その合計時間にわたって上記洗浄タンクに洗浄水が正常な供給流量で供給されても、上記洗浄タンクからの溢水を生じないような時間に設定されていることがより好ましい。これにより、水位センサの異常が原因で、水位センサの出力が変化しない場合に、洗浄タンクへの給水が長時間にわたって続けられるのを防止することができ、洗浄タンクからの溢水を防止することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る食器洗い機の縦断面図である。この図1に示す食器洗い機1は、流し台のシンクの横などに設置される卓上型のものであって、その外形が略直方体形状の筐体2により区画されている。
筐体2は、たとえば、横幅の寸法に比べて奥行の寸法が小さく形成されている。筐体2の内部には、洗浄タンク3が配置されており、洗浄タンク3の奥行方向の一方側面(正面)には、食器の出し入れのための開口4が形成されている。
なお、以下の説明では、食器洗い機1を開口4側(正面側)から見たときを前後左右の基準とする。
開口4は、筐体2に取り付けられた上扉5および下扉6により覆うことができるようになっている。すなわち、上扉5によって開口4の上半分程度を覆うことができ、下扉6によって開口4の下半分程度を覆うことができる。上扉5は、手前に少し変位した後、開口4に沿って上方へ移動する構成となっている。一方、下扉6は、下端部を中心に手前下方に回動可能に設けられている。これらの上扉5および下扉6を閉じると、開口4が覆われて、洗浄タンク3が水密的に塞がれた状態となる。また、上扉5および下扉6を閉じると、上扉5の下端部と下扉6の上端部とが係合するとともに、下扉6が筐体2に対してロックされることによって、開口4が上扉5および下扉6によって覆われた状態(洗浄タンク3が水密的に塞がれた状態)が維持される。
また、上扉5には、洗浄タンク3内に連通する排気口5Aが形成されている。
下扉6の上端部には、その左右方向の中央部に、上扉5および下扉6を開く際にユーザが操作する把持部7が備えられている。ユーザは、把持部7を握って下方に軽く押し下げ、前方に引くことにより、下扉6のロックを解除して、下扉6を手前下方に回動させることができる。下扉6の回動に連動して、上扉5は上方へ移動し、開口4が大きく開放される。
また、食器洗い機1の正面(筐体2の前面)において、下扉6の下方には、後述する各種操作キーを有する操作パネル9が配置されている。
洗浄タンク3内には、洗浄すべき食器を収容するための上かご8Aおよび下かご8Bが上下2段に配置されている。下かご8Bには、皿や茶碗を整列して収容することができ、上かご8Aには、湯飲みやコップ類を整列して収容することができる。また、上かご8Aおよび下かご8Bは、それぞれ、前後方向にスライド可能に配置されていて、上扉5および下扉6を開いた状態で開口4を介して手前側に引き出し、食器の出し入れを容易に行うことができるようになっている。
洗浄タンク3の底面3Bには、その左前部に偏った位置に、集水部10がその周囲よりも一段低く窪んで形成されている。洗浄タンク3内には、たとえば、後述する給水バルブ115(図7参照)を介して、機外の給水設備または給湯設備から洗浄に使用する水または湯を供給することができるようになっている。洗浄タンク3内に供給された水または湯は、集水部10を含む洗浄タンク3の下部に洗浄水として溜まるようになっている。
集水部10の上縁には、メッシュ状の残菜フィルタ37が着脱可能に配置されていて、洗浄時に食器から分離した残菜は、この残菜フィルタ37により捕獲され、集水部10への流入が阻止されるようになっている。残菜フィルタ37の前端中央部には、上方に延びる把持部38が形成されており、ユーザは、この把持部38をつまんで残菜フィルタ37の着脱を容易に行うことができる。
また、洗浄タンク3の下方において、集水部10の後方には、洗浄タンク3内の洗浄水を循環させたり、洗浄タンク3内の洗浄水を排水したりするための洗浄兼排水ポンプ20が配置されている。洗浄兼排水ポンプ20は、その内部が洗浄ポンプ室と排水ポンプ室とに区画されていて、洗浄ポンプ室および排水ポンプ室には、それぞれポンプモータ21によって回転駆動可能な洗浄用インペラおよび排水用インペラが備えられている。
洗浄ポンプ室の吸入口は、集水部10の後壁に形成された循環口22に接続されていて、洗浄ポンプ室の吐出口は、洗浄タンク3の下方に左右方向に沿って延設された通水路24に接続されている。この通水路24は、後述する回転ノズルアーム26および固定ノズルアーム29に接続されている。ポンプモータ21が正転されると、洗浄ポンプ室内の洗浄用インペラの回転によって、集水部10から循環口22を介して洗浄ポンプ室内に洗浄水が吸い込まれ、その洗浄水が吐出口から通水路24に送り出される。通水路24を介して圧送された洗浄水は、通常、後述する回転ノズルアーム26および固定ノズルアーム29から洗浄タンク3内の食器に向けて噴射される。回転ノズルアーム26および固定ノズルアーム29から噴射された洗浄水は、再び洗浄タンク3の底部に溜まり、集水部10から循環口22を介して洗浄兼排水ポンプ20(洗浄ポンプ室)に吸い込まれる。このようにして、集水部10に溜められた洗浄水は、食器洗い機1内で循環されて、食器の洗浄に使用されるようになっている。
一方、排水ポンプ室の吸入口は集水部10の左側壁に形成された排水口(図示せず)に接続されていて、排水ポンプ室の吐出口は機外に連通する排水路(図示せず)に接続されている。ポンプモータ21が逆転されると、排水ポンプ室内の排水用インペラの回転によって、集水部10から排水口を介して排水ポンプ室内に洗浄水が吸い込まれ、その洗浄水が排水路を介して機外に排出される。
洗浄タンク3の底部には、下かご8Bの下方から上方に向かって洗浄水を噴射するための2つの回転ノズルアーム26が、左右に並べて配置されている(図1では、一方の回転ノズルアーム26だけが見えている。)。これら2つの回転ノズルアーム26は、それぞれ略楕円形の長尺形状を有していて、ノズル軸27により、それぞれの長手方向中央部を中心にして、水平面内で回転可能に保持されている。ノズル軸27は、通水路24に連通している。
各回転ノズルアーム26の上面には、複数個(たとえば、6個)のノズル28が形成されている。洗浄兼排水ポンプ20から通水路24およびノズル軸27を介して各回転ノズルアーム26に送られてきた洗浄水は、各回転ノズルアーム26のノズル28から上方に向かって噴射される。各回転ノズルアーム26のノズル28から洗浄水が噴射される際に、各回転ノズルアーム26に対して反力が生じ、その反力によって、各回転ノズルアーム26はノズル28から洗浄水を噴射しつつ回転する。これにより、各回転ノズルアーム26の上方に位置する食器(主として、下かご8Bに収容されている食器)に満遍なく洗浄水を噴射することができる。
また、この食器洗い機1は、洗浄後の食器を乾燥させる機能を有している。洗浄タンク3の底面3Bの前側部分には、洗浄時に洗浄タンク3内に溜められた洗浄水を温めたり、乾燥時に洗浄タンク3内の空気を温めたりするためのヒータ116(図3参照)が配置されている。
図2は、上扉5、下扉6、上かご8Aおよび下かご8Bを取り外した状態における食器洗い機1の正面図である。この図2に示すように、洗浄タンク3内の後面3Cおよび右側面3Dには、上かご8Aと下かご8Bとの間から上かご8Aに収容された食器に向かって洗浄水を噴射するための固定ノズルアーム29が取り付けられている。固定ノズルアーム29は、その下端から上方に延びた後、途中から第1アーム30と第2アーム31とに分岐し、さらに第2アーム31の先端から第3アーム32が延びた構成になっている。第1アーム30および第2アーム31は、後面3Cに配置され、第3アーム32は、右側面3Dに配置されている。この固定ノズルアーム29は、その下端が通水路24に連通している。
第1アーム30は、左方に向かって分岐し、後面3Cの左端近傍までほぼ水平に(厳密には、先端の方が少し高くなるように若干傾斜して)延びている。第1アーム30には、上かご8Aの主として左半分に収容された食器に向けて洗浄水を噴射するための複数(たとえば、4つ)のノズル33がほぼ等間隔に形成されている。
第2アーム31は、第1アーム30の分岐位置よりもさらに上方まで延びた後、右方に屈曲し、後面3Cの右端近傍まで略水平に(厳密には、先端の方がやや高くなるように若干傾斜して)延びている。第2アーム31には、上かご8Aの右半分に収容された食器に向けて洗浄水を噴射するためのノズルや下かご8Bに収容される大皿および中皿などの上部を狙って洗浄水を噴射するためのノズルを含む、各種のノズル34が備えられている。
第3アーム32は、右側面3Dに配置されていて、前方に向かってほぼ水平に延び、その先端は開口4の近傍に達している。第3アーム32には、図1に示すように、上かご8Aに収容された食器に対して、特に湯飲みおよびコップ類に対して斜め下方から洗浄水を噴射するための複数(たとえば、3つ)のノズル35が備えられている。
固定ノズルアーム29の根元部(第1アーム30の分岐部よりも下側)には、固定ノズルアーム29に洗浄水を流通させるか否かを切り替えるための切替装置40が配置されている。この切替装置40が備えられていることによって、通水路24から固定ノズルアーム29への洗浄水の流路を開放した状態に維持して、回転ノズルアーム26および固定ノズルアーム29の両方から洗浄水を噴射させることができるだけでなく、通水路24から固定ノズルアーム29への洗浄水の流路を閉鎖して、回転ノズルアーム26のみから洗浄水を噴射させることもできる。
図3は、この食器洗い機1の電気的構成を示すブロック図である。この食器洗い機1は、マイクロコンピュータを含む構成の制御部111を備えている。
制御部111には、操作パネル9が接続されており、この操作パネル9に配列された電源スイッチなどの各種操作キーの操作信号が入力される。また、制御部111には、下扉6のロックが解除されることに応答して信号を出力する開閉センサ112と、洗浄タンク3の底部に貯められた洗浄水の水位の変化に応じて出力が変化する水位センサ113と、洗浄タンク3の底部に貯められた洗浄水の温度を検出するための温度センサ117とが接続されている。
制御部111は、開閉センサ112からの入力信号に基づいて、上扉5および下扉6の開閉を検知することができ、水位センサ113からの入力信号(周波数)の変化に基づいて、洗浄タンク3内に貯められた洗浄水の水位を検知することができる。また、温度センサ117からの入力信号に基づいて、洗浄タンク3内に貯められた洗浄水の温度を検出することができる。
また、制御部111は、操作パネル9、開閉センサ112、水位センサ113および温度センサ117から入力される信号に基づき、負荷駆動部114を介して、ポンプモータ21、ソレノイド61、洗浄タンク3への給水および給水停止を切り替えるための給水バルブ115、ヒータ116などの駆動を制御する。また、操作パネル9に配列されたランプ類の点灯を制御する。
図4および図5は、制御部111によって実行される給水異常検知処理の内容を示すフローチャートである。この給水異常検知処理は、洗浄タンク3への給水時に異常が生じているか否かを判定(給水異常を検知)するための処理である。給水異常検知処理では、まず、給水の開始に先立って、制御部111に内蔵されているRAMに設定されたフラグf1およびタイマ(time)がそれぞれ零にリセットされる(ステップS1)。そして、制御部111によって、このときの水位センサ113の出力周波数が水位周波数P0として取得された後(ステップS2)、給水バルブ115が開かれて、洗浄タンク3への給水が開始されるとともに、その給水開始からの経過時間を計測するためにタイマのカウントが開始される(ステップS3)。
給水開始に引き続いて、洗浄タンク3内の水位が予め定める洗い水位に達したか否かが判断される(ステップS4)。給水開始直後で洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達していない場合には、フラグf1が零か1かが調べられ(ステップS5)、零であれば、給水開始時に取得した水位周波数P0と現在の水位センサ113の出力周波数との偏差が0.05kHzよりも大きいか否かが判断される(ステップS6)。すなわち、給水開始時から水位センサ113の出力周波数が変化したか否かが調べられる。そして、偏差が0.05kHzよりも大きい場合(水位センサ113の出力周波数に変化がある場合)には、水位センサ113は正常であると判断され、その旨を表すフラグf1に1がセットされる(ステップS7)。その後、給水開始から第1所定時間である4分間が経過していないか否かが調べられ(ステップS8)、まだ4分間が経過していなければ、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達したか否かが再び調べられる(ステップS4)。
洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達していない場合、フラグf1が零か否かが再び調べられるが(ステップS5)、このとき、すでにフラグf1に1がセットされているので、そのフラグf1が零か否かの判断は否定され、ステップS6,S7の処理がスキップされる。この後は、給水開始から4分間が経過していないか否かが調べられ(ステップS8)、まだ4分間が経過していなければ、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達したか否かが再び調べられるといったようにして、上述のステップS4,S5およびS8の処理が繰り返される。
このようにして、ステップS4,S5およびS8の処理が繰り返されるうちに、洗浄タンク3への給水が順調に進み、給水開始から4分間が経過する前に、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達した場合には(ステップS4のYES)、給水バルブ115が閉じられて、洗浄タンク3への給水が終了される。そして、ポンプモータ21が正転駆動されて、洗浄タンク3内に貯められた洗浄水を回転ノズルアーム26(および固定ノズルアーム29)から噴射させる洗い工程が開始される。
一方、給水開始から4分間が経過しても、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達しない場合には(ステップS8のYES)、給水バルブ115が一旦閉じられて、洗浄タンク3への給水が停止される(図5のステップS9)。そして、ユーザに給水停止による違和感を抱かさないように、操作パネル9のランプ類の点灯(LED表示)は継続されるが、その他の負荷の駆動が禁止(OFF)される(ステップS10)。
給水の停止は、ステップS3での給水開始から8分間が経過するまで継続される(ステップS11)。すなわち、4分間(待機時間)にわたって給水停止される。そして、給水開始から8分間が経過すると(ステップS11のYES)、その8分経過時の水位センサ113の出力周波数が水位周波数P0として再取得されるとともに(ステップS12)、フラグf1およびタイマが零にリセットされる。また、給水バルブ115が開かれて、洗浄タンク3への給水が再開されるとともに、その給水開始からの経過時間を計測するためにタイマのカウントが開始される(ステップS13)。
その後は、上述したステップS4〜S8と同様な処理が行われる。すなわち、給水再開に引き続いて、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達したか否かが判断される(ステップS14)。洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達していない場合には、フラグf1が零か1かが調べられ(ステップS15)、このとき零であるから、次に、水位周波数P0と現在の水位センサ113の出力周波数との偏差が0.05kHzよりも大きいか否かが判断される(ステップS16)。そして、偏差が0.05kHzよりも大きい場合(水位センサ113の出力周波数に変化がある場合)には、水位センサ113は正常であると判断され、その旨を表すフラグf1に1がセットされる(ステップS17)。その後、給水再開から第2所定時間である4分間が経過していないか否かが調べられ(ステップS18)、まだ4分間が経過していなければ、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達したか否かが再び調べられる(ステップS14)。
たとえば、洗浄タンク3への給水と並行して、風呂の水張りが行われたり、シャワーが使用されたりしているために、洗浄タンク3への水の供給流量が正常時の供給流量(たとえば、毎分6リットル)よりも少ない場合、上述の4分間の給水停止の間に、その風呂の水張りなどが完了し、洗浄タンク3への水の供給流量が正常に戻る場合がある。この場合、洗浄タンク3への給水再開から4分が経過するまでに、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達するので、給水異常と判定されることなく、洗浄タンク3への給水が終了されて、洗い工程が開始される。
一方、給水再開から4分間が経過してもなお、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達しない場合には、何らかの給水異常が発生していると判断されて(ステップS19)、たとえば、操作パネル9に配置されたランプ類が全点灯されることによって、その給水異常の発生が報知される。
また、給水開始後、水位センサ113の出力周波数に変化がない場合には(ステップS6のNO)、給水開始から第3所定時間である25秒間が経過したか否かが調べられる(ステップS20)。そして、給水開始から25秒間が経過していなければ、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達したか否かが再び調べられる(ステップS4)。その後は、フラグf1が零であるか否かがを再び調べられ(ステップS5)、このときフラグf1は零であるから、水位センサ113の出力周波数に変化があるか否かが再び調べられるといったようにして、ステップS4〜S6,S20の処理が繰り返される。そして、その処理が繰り返される間に、給水開始からの経過時間が25秒に達すると、上述のステップS9に進み、給水バルブ115が一旦閉じられて、洗浄タンク3への給水が停止される。
また、給水再開後も水位センサ113の出力周波数に変化がない場合には(ステップS16のNO)、給水再開から第4所定時間である25秒間が経過したか否かが調べられる(ステップS21)。そして、給水開始から25秒間が経過するまでの間、ステップS14〜S16,S21の処理が繰り返される。そして、その処理が繰り返される間に、給水開始からの経過時間が25秒に達すると、水位センサ113に何らかの異常(たとえば、水位センサ113と洗浄タンク3とを接続するエアトラップホースの抜け)が生じていると判断されて(ステップS19)、給水異常の発生が報知される。
以上のように、この実施形態によれば、洗浄タンク3への給水開始から4分間が経過しても、洗浄タンク3内の水位が予め定める洗い水位に達しない場合には、洗浄タンク3への給水が4分間にわたって一時停止され、その4分間の給水停止後、洗浄タンク3への給水が再開される。
洗浄タンク3への給水と並行して、風呂の水張りが行われたり、シャワーが使用されたりしているために、洗浄タンク3への水の供給流量が正常時の供給流量よりも少ない事態が一時的に発生していても、しばらくすると、風呂の水張りなどが完了し、洗浄タンク3への水の供給流量が正常に戻る場合がある。この場合、洗浄タンク3への給水を4分間にわたって一時停止させた後、洗浄タンク3への洗浄水の供給を再開させるようにすれば、洗浄タンク3への給水を正常に終了させることができる。その結果、従来の食器洗い機に比べて、給水異常が生じているか否かの判定精度を高めることができる。
また、洗浄タンク3の貯水可能水量が6リットル、正常時の洗浄タンク3への水の供給流量が最大で毎分6リットルに設計されている場合、水位センサ113の異常が生じているために、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達していないと判断されて、給水が一時停止されるまでの間に、洗浄タンク3への給水が最大供給流量の毎分6リットルで50秒間行われ、さらに、給水の一時停止後に、洗浄タンク3への給水が最大供給流量の毎分6リットルで50秒間行われると、洗浄タンク3からの溢水を生じてしまう。これに対して、この実施形態では、水位センサ113の出力変化がない場合には、給水開始から25秒間が経過した時点で給水が停止され、給水再開からさらに25秒間が経過しても、洗浄タンク3内の水位が洗い水位に達しない場合には、水位センサ113の異常と判定される。よって、水位センサ113の異常が生じているような場合には、洗浄タンク3への給水が合計50秒間しか行われないので、給水異常検知処理に要する時間が長くても、洗浄タンク3からの溢水を生じるおそれがない。
この発明の一実施形態の説明は以上のとおりであるが、この発明は他の形態で実施することもでき、特許請求の範囲に記載された事項の範囲であれば、種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る食器洗い機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの右断面図である。 上扉、下扉、上かごおよび下かごを取り外した状態における食器洗い機の正面図である。 食器洗い機の電気的構成を示すブロック図である。 給水異常検知処理の内容を示すフローチャート(その1)である。 給水異常検知処理の内容を示すフローチャート(その2)である。 従来の給水異常検知処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 食器洗い機
3 洗浄タンク
111 制御部
113 水位センサ
115 給水バルブ

Claims (4)

  1. 底部に洗浄水を貯めることのできる洗浄タンクと、
    この洗浄タンクに洗浄水を供給するための給水手段と、
    上記洗浄タンクの底部における洗浄水の水位を検出する水位検出手段と、
    上記給水手段を制御して、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を開始してから第1所定時間が経過しても、上記水位検出手段によって検出される水位が規定水位に達しない場合に、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を停止させて、予め定める待機時間が経過した後、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を再開させる給水制御手段とを含むことを特徴とする食器洗い機。
  2. 上記洗浄タンクへの洗浄水の供給再開後、第2所定時間が経過しても、上記水位検出手段によって検出される水位が上記規定水位に達しない場合に、給水異常と判定する給水異常判定手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  3. 上記水位検出手段は、上記洗浄タンクの底部における洗浄水の水位の変化に応じて出力が変化する水位センサを含み、
    上記給水制御手段は、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を開始してから第3所定時間にわたって、上記水位センサの出力が変化しない場合に、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を停止させて、上記待機時間が経過した後、上記洗浄タンクへの洗浄水の供給を再開させることを特徴とする請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 上記洗浄タンクへの洗浄水の供給再開から第4所定時間にわたって、上記水位センサの出力が変化しない場合に、上記水位センサに異常が生じていると判定するセンサ異常判定手段をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の食器洗い機。
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