JP2006191970A - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006191970A JP2006191970A JP2005004092A JP2005004092A JP2006191970A JP 2006191970 A JP2006191970 A JP 2006191970A JP 2005004092 A JP2005004092 A JP 2005004092A JP 2005004092 A JP2005004092 A JP 2005004092A JP 2006191970 A JP2006191970 A JP 2006191970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- water
- tableware
- tower
- upper nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Abstract
【解決手段】 タワーノズル部23の上方に食器19が覆い被さっていないと、上段ノズル21は洗浄水の水圧で押し上げられ、フランジ部21aによって洗浄水が噴射口22dから上方に噴射することが妨げられる。タワーノズル部23の上方に食器19が覆い被さっていると、上段ノズル21は最上位まで押し上げられず、噴射口22dが塞がれないため、洗浄水が上方に噴射する。タワーノズル部23の上方に食器が存在しないときは、噴射口22dから洗浄水が上方へ無駄に噴射しない。タワーノズル部23の上方に食器が覆い被さっているときは、噴射口22dから洗浄水が上方に噴射し、タワーノズル部23に覆い被さっている食器を良好に洗浄する。
【選択図】 図8
Description
しかしながら、洗浄槽内に収容される食器の形状や大きさ等は多様であり、必ずしも設計者が意図した最適な収容方法で食器が収容されるとは限らない。従って、上段ノズルの上方に食器が配置されることも想定して、タワーノズルの上方に噴射する噴射口を設けておき、上段ノズルの上方に配置された食器を洗浄できるようにする必要がある。
本発明は、上記の不具合を解消するべく開発された。即ち、食器が最適な収容方法で収容されて上段ノズルの上方に食器が位置していない場合には、洗浄水を上方に無駄に噴射せず、洗浄に寄与する方向への洗浄水量に振り向ける一方、上段ノズルの上方に食器が配置されている場合には、洗浄水をタワーノズルの上方に噴射してその食器を洗浄することができる食器洗浄機を提供することを目的としている。
タワーノズルは、下段ノズルと上段ノズルを備えている。上段ノズルは下段ノズルの内側に配置されており、洗浄ポンプから送り出される洗浄水の水圧によって上昇する。下段ノズルの上端面に、上段ノズルが出入りする開口と、洗浄水を上方向に噴射する噴射口が形成されている。開口と噴射口は分離されていてもよいし連続していてもよい。すなわち開口の一部が噴射口であってもよい。上段ノズルの下端には下段ノズルに形成されている開口より大径のフランジが形成されており、上段ノズルが上昇するとそのフランジが下段ノズルの上端面に当接して噴射口を塞ぐことを特徴とする。
一方、タワーノズルの上方に食器が位置している場合には、上方の食器に当接してしまうため、上段ノズルは最上位まで上昇しない。上段ノズルの下端に形成されているフランジが下段ノズルの上端面に当接しないため、下段ノズルの上端面に形成されている噴射口が塞がれることがない。下段ノズルの上端面に形成されている噴射口から、タワーノズルの上方に洗浄水が噴射される。タワーノズルの上方に位置している食器が洗浄される。
本発明の食器洗浄機によると、上段ノズルの上方に食器が位置していない場合には、洗浄水を上方に無駄に噴射せず、洗浄に寄与する方向への洗浄水量に振り向けることができる一方、上段ノズルの上方に食器が配置されている場合には、洗浄水をタワーノズルの上方に噴射してその食器を洗浄することができる。
上段ノズルは下段ノズルの開口から出入りする。従って、上段ノズルの外形が下段ノズルに開口の内径に等しいとは、開口の内形が、上段ノズルを出入りさせることができる程度に上段ノズルの外形とほぼ等しいことをいう。以下についても同様である。
上段ノズルが先細形状であると、上段ノズルの上方に食器が位置しているために上段ノズルが最上位まで上昇しない場合に、上段ノズルの側面と下段ノズルの上端面の開口との間に隙間が形成される。この隙間が大きいと、タワーノズル内に送り出された洗浄水が隙間から抜け出る量が多くなり、下段ノズルの噴射口から上方に噴射する洗浄水の噴射力が弱まってしまう可能性がある。
上段ノズルが円筒形状であれば、上段ノズルの上方に食器が位置しているために上段ノズルが最上位まで上昇しない場合にも、上段ノズルの側面と下段ノズルの上端面の開口との間に隙間が形成されない。タワーノズルの上方に食器が覆い被さっており、上段ノズルが最上位まで上昇していないときに、タワーノズルの上方に噴射する洗浄水の噴射力を確保することができる。タワーノズルに覆い被さっている食器の内側を良好に洗浄することができる。
上段ノズルを先細形状とする方が、上段ノズルの成形のために有利であることがある。上段ノズルの側面に上下方向に伸びるリブ(縦リブ)が形成されていれば、上段ノズルが先細形状であっても、上段ノズルの側面と下段ノズルの上端面の開口との間の隙間の大部分が縦リブによって塞がれ、隙間から抜け出る洗浄水の量を抑制することができる。このため、タワーノズルの上方に食器が覆い被さっており、上段ノズルが最上位まで上昇していないときに、上段ノズルが先細形状であっても、タワーノズルの上方に噴射される洗浄水の噴出圧を確保することができる。タワーノズルに覆い被さっている食器の内側を良好に洗浄することができる。
上記したように、上段ノズルの側面に縦リブを形成すれば、上段ノズルと下段ノズルの間にできる隙間の大部分が縦リブによって塞がれ、縦リブが形成されていない部分の上段ノズルの側面と下段ノズルの間に形成される開口面積が小さくなり、洗浄水を勢いよく噴射する噴射口が形成される。上段ノズルが出入りする開口とは別に、洗浄水を上方向に噴射する噴射口を設ける必要がない。
上段ノズルの側面に、側面の周囲を一周するリブ(横リブ)が形成されていれば、上段ノズルが先細形状であっても、上段ノズルの側面と、下段ノズルの上端面に形成されている開口との間の隙間を抜けようとする洗浄水の流れが横リブによって阻まれ、隙間から抜け出る洗浄水の量を抑制することができる。このため、タワーノズルの上方に食器が覆い被さっており、上段ノズルが最上位まで上昇していないとき、上段ノズルが先細形状であっても、噴射口から上方に噴射する洗浄水の噴出圧を確保することができる。タワーノズルに覆い被さっている食器の内側を良好に洗浄することができる。
(形態1) 上段ノズルに形成されている噴射口から、洗浄水が水平方向に噴射される。
(形態2) タワーノズルの上段ノズルが最上位まで上昇したとき、上段ノズルの噴射口から水平に噴射される洗浄水によって、タワーノズルの周囲に配置された食器を洗浄する。
本発明を具現化した第1実施例の食器洗浄機10について、図面を参照しながら説明する。
図1は、扉15が本体12に対して閉じられた状態の食器洗浄機10を示している。扉15には、取っ手15a、操作パネル16、ロックレバー13、排気口18が設けられている。操作パネル16には、各種のボタンやランプ等が設けられている。ロックレバー13を横方向にスライドさせることによって、扉15をロックしたり、ロックを解除したりすることができる(図1は、ロックレバー13がロック位置に配置された状態を示している)。
使用者が取っ手15aに手を掛けて前方側に引くと、扉15とともに洗浄槽14が本体12から引き出される。図2は、洗浄槽14が引き出された状態の食器洗浄機10を図示している。本体12は、図示しないローラとレールを介して、洗浄槽14をスライド可能に支持している。洗浄槽14は、上部が開放された箱状に形成されており、その内部には、回転ノズル20、残菜フィルタ17、ヒータカバー30a等が装着されている。なお、洗浄槽14内には、食器17を収容する食器カゴ61が取付けられているが、図2では、その図示が省略されている(食器カゴ61は、図3に図示されている)。回転ノズル20は、上段ノズル21と下段ノズル22からなるタワーノズル部23と、水平ノズル部24から構成されている。回転ノズル20には、複数の噴射口が形成されている。回転ノズル20については、後で詳述する。残菜フィルタ17はメッシュ状に形成されており、食器17を洗浄したときに食器17から洗い流される残菜を濾し取るために設けられている。残菜フィルタ17は、洗浄槽14から取り外すことができ、濾し取られた残菜を捨てることができる。ヒータカバー30aはスノコ状であり、その下にはヒータ(30:図3参照)が装着されている。
洗浄槽14の底部には、吸込凹部31が形成されている。吸込凹部31の上部開口部は、メッシュ状の残菜フィルタ17によって覆われている。洗浄槽14の底面39の下方には、ポンプ27が設けられている。ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転する。ポンプ27は、インペラ28を一方向に回転することもできるし、その逆の方向に回転することもできる。ポンプ27のインペラ28が配置されている部分と、吸込凹部31とは、吸込流路32によって連通されている。洗浄槽14の底面39の上方には、電気式のヒータ30が装着されている。
本体12の後方壁33には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34とポンプ27の第2吐出口35は、排水流路36によって連通されている。排水流路36の途中と、洗浄槽14内は、エアー抜き経路37によって連通されている。排水流路36の排水ホース34と接続されている部分近傍には、排水逆止弁38が装着されている。排水逆止弁38は、排水ホース34から排水流路36に排水が逆流するのを防止する。
本体12の後方壁33の水平になっている部分には、給水ホース40が接続されている。給水ホース40には、水道水(冷水)が直接供給されることもあるし、給湯器によって加熱された温水が供給されることもある。
後方壁33の内方には、給水弁41が取付けられている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41の入口44と給水ホース40は、第1給水流路42によって連通されている。給水弁41の出口64と洗浄槽14内は、第2給水流路43によって連通されている。
洗浄槽14の後方壁51の外側には、乾燥ファン52が装着されている。乾燥ファン52は、内蔵するモータでファン53を回転駆動する。乾燥ファン52と洗浄槽14内は、乾燥経路63によって連通されている。乾燥ファン52は、洗浄槽14に正常に洗浄水が給水された場合の水位54(以下「正常水位」と言う。)よりも高く配置されている。よって、乾燥ファン52に水が侵入してしまうのが防止されている。
洗浄槽14の底面39には、サーミスタ55が装着されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に洗浄水やすすぎ水が入れられているときには水の温度を検出し、洗浄水やすすぎ水が入れられていないときには空気温度を検出する。
本体12の底面57には、凹部58が形成されている。凹部58には、水漏れセンサ59の2本の電極が差し込まれている。洗浄槽14から外部に水が漏れ、その漏れた水が凹部58に流れ込むと、電極間が導通して水漏れセンサ59がオンになる。
洗浄槽14の上方には、シール蓋56が配置されている。シール蓋56は、図示しない昇降機構によって洗浄槽14と連結されている。洗浄槽14が本体12に収容されている状態(図1、図3の状態)では、シール蓋56は降下して洗浄槽14の上部開口部に蓋をする。洗浄槽14が本体12から引き出されると(図2の状態となると)、シール蓋56は上昇して洗浄槽14の上部開口部を開放する。
回転ノズル20に送り込まれた洗浄水は、噴射口から勢いよく噴出する。回転ノズル20は、洗浄水を噴出しながら、その噴出によって発生する回転モーメントによって回転する。噴射口から噴出する洗浄水によって、食器19が洗浄される。食器19を洗浄した洗浄水は、吸込凹部31から再びポンプ27に吸込まれる。このように、ポンプ27に吸込まれた洗浄水が回転ノズル20の噴射口から噴射し、再びポンプ27に吸込まれる循環が繰り返される。食器19から洗い流された残菜は、残菜フィルタ17によって濾し取られる。
ヒータ30がオンになると、洗浄水の温度が上昇する。洗浄水の温度は、サーミスタ55によって検出される。サーミスタ55が検出した温度に基づいてヒータ30はオン/オフ制御され、洗浄水温度は所定範囲(例えば、45〜60℃)に維持される。
本実施例の上段ノズル21は、先細形状ではあるが、直径の変化量は若干であるため、上段ノズル21の側面と、下段ノズル22の穴22cとの間に形成される隙間26は小さい。従って、下段ノズル22の噴射口22d、22eからの噴射力が弱まってしまうほど、隙間26から洗浄水が抜けてしまうことはないため、上段ノズル21の噴射口21b、21b、21bや、下段ノズル22の噴射口22d、22eからの噴射力を確保することができる。
本実施例の食器洗浄機では、下段ノズル22の上部に、筒部22aと上端面部22bに跨るように噴射口22dが形成されている。タワーノズル部23の上方に食器19が覆い被さっていないと、上段ノズル21は、洗浄水の水圧によって、フランジ部21aが下段ノズル22の上端面部22bの裏面に当接するまで押し上げられる。このとき、フランジ部21aによって、洗浄水が噴射口22dから上方に噴射することが妨げられるため、噴射口22dからは、洗浄水が水平方向にのみ噴射する。この構成によれば、タワーノズル部23の上方に洗浄すべき食器が存在しないときは、噴射口22dから洗浄水が上方へ噴射しないため、洗浄水の無駄な噴射がなく、その分の洗浄水も、噴射口22dと、他の噴射口21b、21b、・・・、22eから、水平方向に噴射するため、回転ノズル20の周囲に配置されている食器19を良好に洗浄することができる。
一方、タワーノズル部23の上方に食器19が覆い被さっていると、洗浄水の水圧によって、上段ノズル21が押し上げられても、上段ノズル21は、その上端が食器19に当接してしまい、フランジ部21aが下段ノズル22の上端面部22bの裏面に当接するまでは押し上げられない。このとき、フランジ部21aは、洗浄水が噴射口22dから上方に噴射することを妨げないため、噴射口22dからは、洗浄水が上方にも噴射する。この構成によれば、タワーノズル部23の上方に食器が覆い被さっているときは、噴射口22dから、洗浄水が上方に噴射するため、タワーノズル部23に覆い被さっている食器を良好に洗浄することができる。また、洗浄水は、噴射口22dからは、上方から水平方向にかけて噴射し、他の噴射口21b、21b、・・・、22eからは、水平方向に噴射するため、回転ノズル20の周囲に配置されている食器19も良好に洗浄することができる。
本発明の食器洗浄機10を具現化した第2実施例について、図面を参照しながら説明する。本実施例の食器洗浄機の構成は、第1実施例の食器洗浄機の構成と類似しているが、洗浄槽14内に配設される回転ノズルのタワーノズル部の形状が、本実施例と第1実施例で異なっている。従って、ここでは、主に本実施例と第1実施例とが相違する部分について説明し、共通する部分についての説明を省略する。また、本実施例と第1実施例とにおいて共通する部位については同一の符号を用いている。
上段ノズル121の側面には、上下方向に伸びる6本の縦リブ121c、121c、・・・が形成されている。6本の縦リブ121c、121c、・・・は、上方へ向かうほど側面から外側への突出長が若干大きくなっている。6本の縦リブ121c、121c、・・・のそれぞれの突出端によって形成される上段ノズル121の外径は、縦リブ121c、121c、・・・が形成されている部分の上端から下端までの箇所において等しく、縦リブ121c、121c、・・・が形成されていない上段ノズル121の下部の外形とほぼ等しくなっている。
また、上段ノズル121の側面には、水平方向に伸びて上段ノズル121の側面の周囲を一周する3本の横リブ121d、121e、121fが形成されている。横リブ121d、121e、121fは、上段ノズル121の中ほどより上部側の側面に、上から順に等間隔に形成されている。3本の横リブ121d、121e、121fの突出長はそれぞれ若干異なっており、下側の横リブ121f、中間の横リブ121e、上側の横リブ121dの順に若干大きくなっている。それぞれの横リブ121d、121e、121fの突出端によって形成される上段ノズル121の外径は、いずれも等しく、上段ノズル121の下部の外形とほぼ等しくなっている。
縦リブ121c、121c、・・・と横リブ121d、121e、121fは、いずれも、噴射口121b、121b、・・・からの洗浄水の噴射を妨げない箇所に形成されている。
本実施例の上段ノズル121は、先細形状ではあるが、直径の変化量は若干であるため、上段ノズル121の側面と、下段ノズル22の穴22cとの間に形成される隙間126は小さい。さらに、上段ノズル21の側面には、縦リブ121c、121c、・・・と、横リブ121d、121e、121fが形成されている。縦リブ121c、121c、・・・によって、隙間126はさらに小さくなる。また、横リブ121d、121e、121fによって、洗浄水が隙間126から抜け出ることが阻まれる。さらに、横リブ121d、121e、121fのいずれかの位置が、下段ノズル22の穴22cの位置とそろうとき、隙間126は形成されない。縦リブ121c、121c、・・・と、横リブ121d、121e、121fによって、隙間126から洗浄水が抜けてしまうことを抑制することができるため、上段ノズル121の噴射口121b、121b、121bや、下段ノズル22の噴射口22d、22eからの噴射力を確保することができる。
本実施例の食器洗浄機では、下段ノズル22の上部に、筒部22aと上端面部22bに跨るように噴射口22dが形成されている。タワーノズル部23の上方に食器19が覆い被さっていないと、上段ノズル121は、洗浄水の水圧によって、フランジ部121aが下段ノズル22の上端面部22bの裏面に当接するまで押し上げられる。このとき、フランジ部121aによって、洗浄水が噴射口22dから上方に噴射することが妨げられるため、噴射口22dからは、洗浄水が水平方向にのみ噴射する。この構成によれば、タワーノズル部23の上方に洗浄すべき食器が存在しないときは、噴射口22dから洗浄水が上方へ噴射しないため、洗浄水の無駄な噴射がなく、その分の洗浄水も、噴射口22dと、他の噴射口121b、121b、・・・、22eから、水平方向に噴射するため、回転ノズルの周囲に配置されている食器19を良好に洗浄することができる。
一方、タワーノズル部23の上方に食器19が覆い被さっていると、洗浄水の水圧によって、上段ノズル121が押し上げられても、上段ノズル121は、その上端が食器19に当接してしまい、フランジ部121aが下段ノズル22の上端面部22bの裏面に当接するまでは押し上げられない。このとき、フランジ部121aは、洗浄水が噴射口22dから上方に噴射することを妨げないため、噴射口22dからは、洗浄水が上方にも噴射する。この構成によれば、タワーノズル部23の上方に食器が覆い被さっているときは、噴射口22dから、洗浄水が上方に噴射するため、タワーノズル部23に覆い被さっている食器を良好に洗浄することができる。また、洗浄水は、噴射口22dからは、上方から水平方向にかけて噴射し、他の噴射口121b、121b、・・・、22eからは、水平方向に噴射するため、回転ノズルの周囲に配置されている食器19も良好に洗浄することができる。
本発明の食器洗浄機では、下段ノズルの上端面に洗浄水の噴射口が形成されており、この噴射口は、タワーノズル部の上段ノズルが最上位まで押し上げられたとき、上段ノズルの下端に形成されたフランジ部によって塞がれ、タワーノズル部の上段ノズルが最上位まで押し上げられず、中途な高さまでしか押し上げられないとき、噴射口は、上段ノズルの下端のフランジ部によって塞がれない。
この構成によれば、タワーノズル部の上方に食器がないとき、上段ノズルは最上位まで押し上げられ、上段ノズルのフランジ部が下段ノズルの上端面の噴射口を塞ぐため、上方に洗浄水が噴射されることを抑制する。一方、タワーノズル部の上方に食器が覆い被さっているとき、上段ノズルの上端部が食器に当接し、上段ノズルは中途な高さまでしか押し上げられず、上段ノズルのフランジ部は下段ノズルの上端面の噴射口を塞がないため、上方に洗浄水が噴射される。このことから、タワーノズル部に覆い被さっている食器がないときは、下段ノズルの上端面の噴射口から洗浄水が上方に噴射されないため、無駄な噴射を抑制し、洗浄に寄与する方向への洗浄水量に振り向けることができる。タワーノズル部に覆い被さっている食器があるときにだけ、下段ノズルの上端面の噴射口から洗浄水が上方に噴射されるため、タワーノズル部に覆い被さっている食器を良好に洗浄することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
14:洗浄槽
19:食器
20:回転ノズル
21:上段ノズル、21a:フランジ部、21b:噴射口
22:下部ノズル、22a:筒部、22b:上端面部、22c:穴、22d:噴射口、22e:噴射口、22p:噴射口、22q:噴射口、22r:噴射口、22s:噴射口
23:タワーノズル部
24:水平ノズル部
25:噴出孔
26:隙間
27:ポンプ
121:上段ノズル、121a:フランジ部、121b:噴射口、121c:縦リブ、121d:横リブ、121e:横リブ、121f:横リブ
123:タワーノズル部
Claims (5)
- 食器に洗浄水を噴射する食器洗浄機であって、
食器を収容する洗浄槽と、
その洗浄槽内に配置されており、タワーノズルを備えているとともに、洗浄水を噴射するノズルと、
そのノズルへ洗浄水を送り出す洗浄ポンプとを備えており、
前記タワーノズルは、下段ノズルと、下段ノズルの内側に配置されていて洗浄ポンプから送り出される洗浄水の水圧によって上昇する上段ノズルを備え、
前記下段ノズルは、その上端面に、上段ノズルが出入りする開口と、洗浄水を上方向に噴射する噴射口を有し、
前記上段ノズルは、その下端に前記開口より大径のフランジを有し、
上段ノズルが上昇すると前記フランジが下段ノズルの上端面に当接して前記噴射口を塞ぐことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記上段ノズルは略円筒形状であり、その外径が前記下段ノズルの前記開口の内径に等しいことを特徴とする請求項1の食器洗浄機。
- 前記上段ノズルの側面に上下方向に伸びる複数のリブが形成されており、リブが形成されている部分の上段ノズルの外径が前記下段ノズルの前記開口の内径に等しいことを特徴とする請求項1の食器洗浄機。
- リブが形成されていない部分の上段ノズルの側面と前記下段ノズルの前記開口によって洗浄水を上方向に噴射する噴射口が形成されることを特徴とする請求項3の食器洗浄機。
- 前記上段ノズルの側面に周囲を一周する複数のリブが形成されており、リブが形成されている部分の上段ノズルの外径が前記下段ノズルの前記開口の内径に等しいことを特徴とする請求項1から3のいずれかの食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004092A JP4347225B2 (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004092A JP4347225B2 (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 食器洗浄機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005245952A Division JP4191178B2 (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006191970A true JP2006191970A (ja) | 2006-07-27 |
JP4347225B2 JP4347225B2 (ja) | 2009-10-21 |
Family
ID=36798498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005004092A Active JP4347225B2 (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4347225B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101236494B1 (ko) | 2011-03-08 | 2013-02-22 | (주)우드케어 | 방오용 세라믹 도료 조성물 |
CN108348130A (zh) * | 2015-11-10 | 2018-07-31 | 阿塞里克股份有限公司 | 洗碗机 |
-
2005
- 2005-01-11 JP JP2005004092A patent/JP4347225B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101236494B1 (ko) | 2011-03-08 | 2013-02-22 | (주)우드케어 | 방오용 세라믹 도료 조성물 |
CN108348130A (zh) * | 2015-11-10 | 2018-07-31 | 阿塞里克股份有限公司 | 洗碗机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4347225B2 (ja) | 2009-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4191178B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
WO2011132356A1 (ja) | 食器洗い機 | |
JP2008073131A (ja) | 食器洗い機 | |
JP4331127B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
KR200411530Y1 (ko) | 비데 노즐의 분사팁 구조 | |
KR101238135B1 (ko) | 식기 세척기 | |
JP4347225B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
KR100387388B1 (ko) | 식기 세척기 | |
JP2006326134A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP4144115B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JP2006175156A (ja) | 食器用ラック | |
JP2008229224A (ja) | 食器洗い機 | |
JP4707617B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JP2006288923A (ja) | 食器洗い機 | |
JP4799306B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2005329068A (ja) | 食器洗い機 | |
JP2002325716A5 (ja) | ||
CN109717809B (zh) | 餐具清洗机 | |
JP4372696B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5104779B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JP4751858B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2007020928A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2002325716A (ja) | 食器洗い機 | |
KR200254704Y1 (ko) | 절수형 수세식변기 | |
JP2003220006A (ja) | 食器洗い機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090714 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4347225 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |