JP4751858B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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本発明は、食器洗浄機に関する。特に、食器を洗浄するための洗浄槽の内側と外側を連通する排気経路を備えている食器洗浄機に関する。
食器を収容するための洗浄槽と、その洗浄槽の内側と外側を連通する排気経路を備える食器洗浄機がある。排気経路は、洗浄槽内の空気を洗浄槽外に排気する。洗浄槽内には、洗浄槽内に洗浄水を噴射する洗浄ノズルが配置されている。その洗浄ノズルは、ポンプから送出された洗浄水を噴射する。特に、食器の加熱洗浄運転中に洗浄水が洗浄ノズルから噴射されると、洗浄槽内には噴射された洗浄水によって水蒸気が発生する。この場合、排気経路から洗浄槽外に排気される空気には水蒸気が多く含まれている。洗浄槽外に水蒸気が排気されると、食器洗浄機の周囲に配置されているものが結露によって濡れてしまうことがある。そこで、食器洗浄機から排気される水蒸気に対して、対策された食器洗浄機が開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の食器洗浄機では、食器を収容する洗浄槽と、洗浄槽の内側と外側を連通する排気口を備えている。排気口の洗浄槽側の開口は、洗浄槽の上方に配置されている。排気口は食器洗浄機の前面の開口部と連通している。開口部には、食器洗浄機の前方に引き出し自在な補助排気口が設けられている。水蒸気は、排気口から補助排気口を通って食器洗浄機の前面に排気される。この食器洗浄機では、食器を洗浄している間、補助排気口を前方に引き出す。水蒸気は、補助排気口が引き出された分だけ、食器洗浄機本体よりも前方から排気される。これにより、食器洗浄機の直上に配置されているキッチンカウンタ等に水蒸気が付着して、結露することを防止している。
特開平1−37921号公報
上記した特許文献1の食器洗浄機では、その排気位置が食器洗浄機本体よりも前方にシフトされるものの、結露の原因となる水蒸気が排気されるという不具合に対しては対策されていない。排気された水蒸気によって発生する問題を根本的に解決することはできない。
本発明は、上記の問題を解決するために創作されたものであり、食器洗浄中に、あるいは食器をすすいでいる間に洗浄槽内から排気経路を通って洗浄槽外に排気される水蒸気の量を低減することを目的とする。
本発明の食器洗浄機は、食器を収容するための洗浄槽と、その洗浄槽内に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、その洗浄槽に貯水されている洗浄水を吸引して前記洗浄ノズルに向けて送出するポンプと、前記洗浄槽の内側と外側を連通する排気経路を備えており、その排気経路の前記洗浄槽側の開口は、前記洗浄ノズルよりも下方に位置している前記ポンプが洗浄水を前記洗浄ノズルに向けて送出している状態で、前記排気経路の前記洗浄槽側の開口の少なくとも一部が、前記洗浄槽内に貯水されている洗浄水の水位よりも上方に位置していることを特徴とする。
本発明者らは、洗浄水で食器を洗浄する間に、排気経路から排気される水蒸気の量を低減するための検討を行った。洗浄ノズルに送出された洗浄水は、洗浄槽内に収容されている食器に対して、まんべんなく噴射される。従来のように、洗浄槽側の開口が洗浄槽の上方にあると、洗浄ノズルから噴射された洗浄水は食器に衝突するのと同様に、排気経路の洗浄槽側の開口付近に高い確率で直接衝突する。開口付近に衝突した洗浄水は分散する。洗浄水が分散することによって、洗浄水は細かくなる。洗浄水が細かくなると、洗浄水の表面積が増加する。洗浄水の表面積の増加に伴って、洗浄水から発生する水蒸気の量が多くなる。これによって排気経路から排気される水蒸気の量が多くなることがわかった。
本発明の食器洗浄機では、排気経路の洗浄槽側の開口が洗浄ノズルよりも下方に位置している。この構成によれば、洗浄ノズルから噴射された洗浄水が排気経路の洗浄槽側の開口付近に直接衝突することを防止できる。これにより、該開口付近で水蒸気が発生することを抑制することができる。そのため、排気経路から排気される水蒸気の量を低減することができる。
この食器洗浄機では、洗浄槽の内側と外側を連通する吸気経路を備えていてもよい。この場合、吸気経路の洗浄槽側の開口が、ポンプが洗浄水を洗浄ノズルに向けて送出している状態で、洗浄槽内に貯水されている洗浄水の水位よりも下方に位置していることが好ましい。
この構成では、洗剤を含む洗浄水が洗浄ノズルより噴射されることによって泡が発生しても、その泡が吸気経路に侵入することを防止することができる。
本発明の食器洗浄機によれば、ポンプが洗浄水を洗浄ノズルに送出している状態で、洗浄槽外に排気される水蒸気の量を低減することができる。これにより、食器洗浄機の付近のものに水蒸気が付着して、結露することを防止することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1) 本実施例の食器洗浄機は、洗浄工程とすすぎ工程と乾燥工程を実施する。洗浄工程とすすぎ工程では、洗浄水を加熱して洗浄、すすぎを行う工程が含まれている。
(形態2) 本実施例の食器洗浄機では、排気経路の洗浄槽側の開口は、一辺が20mmの正方形の角孔が3つ並んで配置されている。
本発明を具現化した実施例の食器洗浄機を図面を参照しながら説明する。図1は、食器洗浄機10の縦断面図である。食器洗浄機10は、引き出し式の食器洗浄機である。食器洗浄機10は、本体12と洗浄槽14と扉15を備えている。
扉15には、操作パネル16と排気経路18が設けられている。操作パネル16には、各種のボタンやランプ等が設けられている。排気経路18は、洗浄槽14の内側と外側を連通している。排気経路18の洗浄槽14の外側の端は、扉15の前面(図1の左側)に位置している。排気経路18の扉15側の端には、排気口18bが設けられている。排気経路18の洗浄槽14側の端には、開口18aが設けられている。図2に示すように、開口18aは、一辺が20mmの角孔が3つ並んで形成されている。
洗浄槽14は、本体12と扉15で形成される空間に収容されている。洗浄槽14は、本体12にスライド可能に支持されている。洗浄槽14は、本体12に対して前後方向(図1の左右方向)にスライド可能である。洗浄槽14は、扉15に連結されている。扉15を前方(図1の左方向)へ引き出すと、扉15とともに洗浄槽14が引き出される。洗浄槽14は、上部が開放された箱状に形成されている。洗浄槽14には、洗浄ノズル20、食器カゴ61等が収容されている。洗浄ノズル20は、上段ノズル21と下段ノズル22からなるタワーノズル部23と、水平ノズル部24を備えている。上段ノズル21には、複数の噴射口21aが形成されている。下段ノズル22には、複数の噴射口22aが形成されている。噴射口21a,22aは、上段ノズル21の長手方向に対して垂直方向に開口している。水平ノズル部24には、複数の噴射口24aが形成されている。噴射口24aは、食器カゴ61側(水平ノズル部24の上側)に向かって開口している。食器カゴ61は、種々の食器19を保持するために、食器19に対応した形状に形成されている。
洗浄槽14の上方には、シール蓋56が配置されている。シール蓋56は、図示しない昇降機構によって洗浄槽14と連結されている。扉15が閉じられた状態(洗浄槽14が本体12に収容されている状態)では、シール蓋56は降下して洗浄槽14の上側開口部に蓋をする。洗浄槽14が本体12から引き出されると、シール蓋56は上昇して洗浄槽14の上側開口部を開放する。
洗浄槽14の底面39には、吸込凹部31が形成されている。吸込凹部31の上側開口部は、残菜フィルタ17によって覆われている。残菜フィルタ17はメッシュ状に形成されている。残菜フィルタ17は、洗浄槽14から取り外すことができる。底面39の下方には、ポンプ27が設けられている。ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転する。ポンプ27は、インペラ28を一方向に回転することもできるし、その逆の方向に回転することもできる。インペラ28が配置されている空間と吸込凹部31は、吸込流路32によって連通されている。ポンプ27が配置されている底面39の上方には、電気式のヒータ30が装着されている。ヒータ30の下方には、サーミスタ55が配置されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に洗浄水やすすぎ水が入れられているときには水の温度を検出し、洗浄水やすすぎ水が入れられていないときには洗浄槽内の温度を検出する。
洗浄槽14の底面39には、洗浄ノズル20が回転可能に取付けられている。洗浄ノズル20は、ポンプ27の第1吐出口11と連通している。洗浄ノズル20に形成されている複数の噴射口21a,22a,24aのうちの一部の噴射口は、水を噴射したときに、洗浄ノズル20に回転モーメントを発生させる。
本体12の後方壁33(図1の右側の壁)には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34とポンプ27の第2吐出口35は、排水流路36によって連通されている。排水流路36の排水ホース34と接続されている側の端部には、排水逆止弁38が装着されている。排水逆止弁38は、排水ホース34から排水流路36に排水が逆流するのを防止する。
また、本体12の後方壁33には、給水ホース40の一端が接続されている。給水ホース40の他端は、給水管88に接続される。給水ホース40には、水道水(冷水)が直接供給されることもあるし、給湯器によって加熱された温水が供給されることもある。給水ホース40の一端は、第1給水流路42を介して本体12内部の給水弁41に接続されている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41と洗浄槽14内は、第2給水流路43によって連通されている。
本体12の後方壁33と洗浄槽14の後方壁51の間には、乾燥ファン52が配置されている。乾燥ファン52は、内蔵するモータでファン53を回転駆動する。洗浄槽14は、吸気経路63を介して乾燥ファン52と接続されている。吸気経路63の洗浄槽14側には、開口63aが形成されている。
本体12の底面57には、凹部58が形成されている。凹部58には、水漏れ検知センサ59の2本の電極が差し込まれている。洗浄槽14から外部に水が漏れ、その漏れた水が凹部58に流れ込むと、電極間が導通して水漏れ検知センサ59がオンになる。
洗浄槽14の前方には、水位検知器45が配置されている。水位検知器45は、水位室46とフロート47とバー48とスイッチ49を備えている。水位室46は、水位経路50によって吸込凹部31と連通されている。フロート47は、水位室46内に配置されている。バー48は、フロート47の上部に固定されており、水位室46から上方に突出している。スイッチ49は、バー48の上方に配置されている。
水位検知器45の上方には、コントローラ60が装着されている。コントローラ60は、CPU、ROM、RAM等を備えており、食器洗浄機の動作を制御する。コントローラ60には、操作パネル16、ポンプ27、ヒータ30、給水弁41、水位検知器45、乾燥ファン52、サーミスタ55、水漏れ検知センサ59が接続されている。
食器洗浄機10は、図3に示すように、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程の順に動作する。使用者が操作パネル16に設けられている運転開始ボタンをオンにすると、ステップS10の洗浄工程が開始される。なお、洗浄工程を開始する前に、使用者によって、食器カゴ61の所定部位に洗剤が投入されている。
洗浄工程が開始されると、コントローラ60は給水弁41を開く。給水弁41が開かれると、給水ホース40と第1給水流路42と第2給水流路43を通って水道水が洗浄槽14に貯水される。洗浄水は、吸込凹部31と水位経路50を流れて水位検知器45の水位室46に入り込む。洗浄水の水位が上昇するのにともなって、水位室46の水位も上昇する。水位室46の水位が上昇するとフロート47が浮き上がる。フロート47が浮き上がると、それとともにバー48が上昇する。バー48が上昇して上端がスイッチ49に当接すると、水位検知器45がオンとなる。コントローラ60は、水位検知器45がオンになると、給水弁41を閉じ、洗浄槽14への給水を終了する。
続いて、コントローラ60によってポンプ27が運転されると、ポンプ27のインペラ28が一方向に回転する。洗浄槽14に貯水されている洗浄水は、吸込凹部31から吸込流路32を経由して洗浄ノズル20に送出される。洗浄ノズル20に送り込まれた洗浄水は、噴射口21a,22a,24aから勢いよく噴射される。洗浄ノズル20は、洗浄水を噴射しながら、その噴射によって発生する回転モーメントによって回転する。噴射口21a,22a,24aから噴射される洗浄水によって、食器19が洗浄される。食器19を洗浄した洗浄水は、洗浄槽14の底部に落ちて、吸込凹部31から再びポンプ27に吸込まれる。食器19から洗い流された残菜は、残菜フィルタ17によって濾し取られる。
ポンプ27から洗浄水が送出されると、洗浄ノズル20は、洗浄槽14に貯水されている洗浄水を噴射する。ポンプ27が洗浄水を洗浄ノズル20に送出している状態では、洗浄槽14に貯水されている洗浄水54の水位は、水位検知器45によって検知された水位よりも低くなる。排気経路18の洗浄槽14側の開口18aと吸気経路63の洗浄槽14側の開口63aは、洗浄中の洗浄水54の水位よりも下方に位置している。
洗浄工程では、ヒータ30で洗浄水を加熱して洗浄する加熱洗浄工程が実施される。加熱された洗浄水の温度は、サーミスタ55によって計測される。サーミスタ55の計測結果は、コントローラ60に送信される。コントローラ60は、洗浄水が所定の温度になるとヒータ30の運転を停止し、洗浄水の加熱を停止する。加熱洗浄工程では、洗浄ノズル20によって洗浄槽14内に噴出された洗浄水によって、洗浄槽14内に多量の水蒸気が発生する。食器洗浄機10では、排気経路18の開口18aは、洗浄中の洗浄水54の水位より下方に位置している。即ち、開口18aは、洗浄槽14内に貯水されている洗浄水54によって塞がれているため、洗浄槽14内の水蒸気は排気口18bから排気されない。これにより、排気口18bから排気される水蒸気を低減することができる。洗浄工程が終了すると、洗浄槽14内に貯水されている洗浄水は、ポンプ27によって排水流路36から洗浄槽14外に排水される。洗浄工程が終了すると、ステップS12のすすぎ工程が開始される。
すすぎ工程が開始されると、コントローラ60によって給水弁41が開かれ、洗浄槽14に給水される。洗浄水が洗浄槽14に貯水され、水位検知器45がオンになると、コントローラ60によって給水弁41が閉じられ、ポンプ27が運転される。ポンプ27が運転されると、洗浄ノズル20の噴射口21a,22a,24aからすすぎ水が噴射され、食器19のすすぎが行われる。
すすぎ工程では、ステップS10の洗浄工程と同様、ポンプ27が運転されると、洗浄槽14に貯水されている洗浄水は、洗浄ノズルから噴射される。すすぎ工程において、ポンプ27の運転中の洗浄槽14に貯水されている洗浄水54の水位は、洗浄工程での洗浄水54の水位と略同一である。すすぎ工程では、ヒータ30で洗浄水を加熱してすすぐ加熱すすぎ工程が実施される。加熱すすぎ工程では、加熱洗浄工程と同様、ヒータ30で所定の温度まで加熱された洗浄水を用いる。加熱すすぎ工程においても、洗浄槽14内に多量の水蒸気が発生する。食器洗浄機10では、排気経路18の開口18aが貯水されている洗浄水54によって封止されているため、洗浄槽14内の水蒸気が排気口18bから排気されない。これにより、排気口18bから排気される水蒸気を低減することができる。すすぎ工程が終了すると、ポンプ27によって洗浄槽14から洗浄水が排水される。
ステップS14の乾燥工程では、コントローラ60によって乾燥ファン52が運転されるとともに、ヒータ30がオンになる。乾燥ファン52が運転されると、洗浄槽14内に吸気経路63を経由して外部の空気が送り込まれる。送り込まれた空気は、洗浄槽14を通過し、排気口18bから外部に排気される。ヒータ30がオンになると、洗浄槽14内の空気温度が高くなる。洗浄槽14に外部の空気が送り込まれるとともに、洗浄槽14内が高温になることによって、食器19の温調乾燥が行われる。洗浄槽14内の空気は、排気経路18を通過して排気口18bから食器洗浄機10外に排気される。乾燥工程では、洗浄工程とすすぎ工程で洗浄槽14内に貯水されていた洗浄水は、洗浄槽14から排水されている。吸気経路63の開口63aと排気経路18の開口18aは、洗浄水によって封止されていない。
食器洗浄機10では、洗浄工程とすすぎ工程において、排気経路18の洗浄槽14側の開口18aは、洗浄槽14内に貯水されている洗浄水54によって封止されている。そのため、洗浄工程とすすぎ工程で発生する汚臭が排気経路18を通過して、排気口18bから食器洗浄機10外に排出されることを防止することができる。
洗浄工程とすすぎ工程では、洗浄ノズル20から噴射された洗浄水が食器19に衝突することによって衝突音が発生する。食器洗浄機10では、洗浄水54によって洗浄槽14の内側と外側が遮断されているため、洗浄槽14内の衝突音が外に伝達することを低減することができる。
従来の食器洗浄機では、洗浄工程とすすぎ工程において、洗浄槽内の水蒸気が排気経路から排気されることを防止するため、排気経路の洗浄槽側の開口に無数の小さい孔が形成されたフィルタが取り付けられている。洗浄工程とすすぎ工程において、洗浄ノズルから噴射された洗浄水が該フィルタに水膜を形成することによって、フィルタの小さい孔が封止される。これにより、洗浄槽内の水蒸気が排気経路に侵入することを防止している。しかしながら、乾燥工程においては、フィルタに形成された水膜によって、洗浄槽内の空気が排気経路に流れることを妨げてしまう。そのため、乾燥工程において、洗浄槽内の空気をスムーズに排気することができなくなってしまうことがある。本発明の食器洗浄機10では、開口18aが一辺が20mmの角孔で形成されている。そのため、洗浄水によって開口18aに水膜が形成されることない。そのため、乾燥工程において、洗浄槽14内の空気を排気経路18からスムーズに排気することができる。
食器洗浄機で使用する専用洗剤は、界面活性剤の含有量が微量である。そのため、専用洗剤では、洗浄水が攪拌されても、泡が発生することはほとんどない。しかしながら、使用者が専用洗剤と間違えて、台所用中性洗剤等の界面活性剤を多量に含有する洗剤を投入した場合には、ポンプ27の洗浄運転によって洗浄水が攪拌されて洗浄水に泡が発生する。また、卵等の泡の発生しやすい物質が洗浄水中に混入することによっても泡が発生することがある。食器洗浄機10では、洗浄工程において、吸気経路63の開口63aがポンプ運転中の洗浄水54の水位よりも下方に位置している。これにより、洗浄工程で発生した洗剤の泡が吸気経路63内に侵入することを防止する。そのため、洗剤の泡が発生しても、その泡が乾燥ファン52まで到達することを防止することができる。
上記した食器洗浄機10では、排気経路18の開口18aは、水位54よりも下方に形成されている。しかしながら、図4に示すように、開口18aは、水位54と水平ノズル部24の間に形成されていてもよい。洗浄工程とすすぎ工程では、洗浄水は、水平ノズル部24から上方の食器19に向かって噴射される。水平ノズル部24から噴射された洗浄水が直接開口18a付近に衝突することがない。洗浄水が開口18a付近に衝突することによって、洗浄水が細かくなり、洗浄水の表面積が増加することがない。そのため、開口18a付近に多量の水蒸気が発生しない。また、開口18aは、洗浄ノズル20から噴射された洗浄水が食器19や洗浄槽14の内壁に衝突することによって水蒸気が発生する領域から離れている。即ち、開口18a付近では水蒸気が少ない。そのため、開口18aから排気される水蒸気の量を低減させることができる。図4に示す食器洗浄機10によっても、排気口18bから排気される水蒸気の量を低減させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、洗浄工程とすすぎ工程において、ポンプ27の運転中に洗浄槽14内に貯水されている洗浄水の水位は異なっていてもよい。また、洗浄工程やすすぎ工程が、複数の工程を含む場合、ポンプ27の運転中に洗浄槽14内に貯水されている洗浄水の水位は異なっていてもよい。この場合、開口18aは、各工程で最も水位が低い場合の水位よりも下方に配置されていることが好ましい。
また、開口18aは、一辺が20mmの角孔でなくてもよい。この場合、洗浄槽14から洗浄水が排水された状態で、洗浄水によって水膜が形成され、開口が塞がれない程度の大きさを有していることが好ましい。
また、吸気経路63の開口63aは、洗浄水54の水位よりも上方に位置していてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
本実施例の食器洗浄機の断面模式図。 本実施例の排気経路の洗浄槽側の開口の正面図。 本実施例の運転動作を示すフローチャート。 本実施例のその他の食器洗浄機の断面模式図。
符号の説明
12:本体
14:洗浄槽
18:排気経路
18a:開口
18b:排気口
31:吸込凹部
45:水位検出器
46:水位室
47:フロート
48:バー
49:スイッチ
50:水位経路
63:吸気経路
63a:開口

Claims (2)

  1. 食器を収容するための洗浄槽と、
    その洗浄槽内に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、
    その洗浄槽に貯水されている洗浄水を吸引して前記洗浄ノズルに向けて送出するポンプと、
    前記洗浄槽の内側と外側を連通する排気経路を備えており、
    その排気経路の前記洗浄槽側の開口は、前記洗浄ノズルよりも下方に位置しており、
    前記ポンプが洗浄水を前記洗浄ノズルに向けて送出している状態で、前記排気経路の前記洗浄槽側の開口の少なくとも一部が、前記洗浄槽内に貯水されている洗浄水の水位よりも上方に位置することを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記洗浄槽の内側と外側を連通する吸気経路を備えており、
    前記吸気経路の洗浄槽側の開口が、前記ポンプが洗浄水を前記洗浄ノズルに向けて送出している状態で、前記洗浄槽内に貯水されている洗浄水の水位よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1の食器洗浄機。
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