JP5104779B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄水の噴射により食器等の洗浄を行う食器洗い機に関する。
従来のこの種の食器洗い機は、図8に示すように構成されていた。食器洗い機本体101は、内部に洗浄槽102を設けており、この洗浄槽102内へ給水弁103により水または湯を洗浄水として供給するようにしている。洗浄槽102の底部には排水口104を設け、この排水口104に連通し、モータによって駆動される洗浄ポンプ105を取り付け、この洗浄ポンプ105により洗浄水を洗浄槽102の内部に循環するよう構成している。また、排水口104には残さいを捕集する残さいフィルタ106を具備している。
すなわち、洗浄槽102内に供給された洗浄水は、残さいフィルタ106を通過して洗浄ポンプ105に吸いこまれ、洗浄ポンプ105より洗浄槽102の内底部に設けた洗浄ノズル107に供給される。洗浄ノズル107から噴射された洗浄水は、食器109を洗浄した後、再び排水口104に戻るという経路で循環する。この際、食器109から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ106に流入し、この残さいフィルタ106を通過できない大きさの残さいは残さいフィルタ106に捕集される。
また、洗浄ノズル107と洗浄槽102の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ108を装備し、洗浄ノズル107の上方には、食器109を整然と配置でき、洗浄水を効果的に食器109に噴射するように構成した食器かご110を設置して効率的に洗浄を行っている。また、排水ポンプ111は、排水経路112を通して洗浄水を機外に排出するものである(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような構造のものでは、洗浄水が常に残さいの溜まったところを通過するため、残さいが細かくなりやすくこの細かな残さいが残さいフィルタ106の目を通過して食器109に再付着するという課題を有していた。
この残さいの食器109への再付着という課題を解決するために、残さいフィルタ106の目を細かくすることが考えられるが、単純に残さいフィルタ106の目を細かくすると容易に目詰まりをおこしてしまい、洗浄ポンプ105に十分な洗浄水が供給されず能力の低下を引き起こすおそれがあるため、フィルタの目を洗浄ポンプの吸い込み側に連通する側と、排水ポンプの吸い込み側に連通する側で異なる大きさとし、比較的大きな残さいは排水工程時に機外へ排出するという構成としたものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−339608号公報 特開2003−339612号公報
しかしながら、上記特許文献2の構成においても、排水工程を行うまでは残さいが洗浄水に浸かったままであることに変わりはないため、対再付着性は十分とはいえなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、残さいの被洗浄物への再付着を減らすことで洗浄性能の優れた食器洗い機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、食器等の被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽の下部に設けられた洗浄水に含まれる残さいを捕集する第1のフィルタと、前記第1のフィルタよりも目の細かい第2のフィルタと、前記洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプで加圧された洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する噴射口を有した複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプから洗浄水が供給される洗浄手段を、前記複数の洗浄手段から選択的に切り換える分水手段とを備え、前記第2のフィルタを洗浄工程またはすすぎ工程における洗浄水位よりも高い位置に配設し、かつ、前記洗浄手段のうちの少なくとも1つは、洗浄水を前記被洗浄物に向けては噴射せずに前記第2のフィルタを通過させるよう噴射口を配設したものである。これにより、従来の構成では捕獲が困難であった細かい残さいを捕獲することを可能とし、残さいの被洗浄物への再付着を減らすこと
ができ、洗浄性能の優れた食器洗い機を実現できる。
以上のように本発明によれば、従来の構成では捕獲が困難であった細かい残さいの捕獲することが可能となり、残さいの被洗浄物への再付着を減らすことができ、洗浄性能の優れた食器洗い機を実現できる。
請求項1に記載の発明は、食器等の被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽の下部に設けられた洗浄水に含まれる残さいを捕集する第1のフィルタと、前記第1のフィルタよりも目の細かい第2のフィルタと、前記洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプで加圧された洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する噴射口を有した複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプから洗浄水が供給される洗浄手段を、前記複数の洗浄手段から選択的に切り換える分水手段とを備え、前記第2のフィルタを洗浄工程またはすすぎ工程における洗浄水位よりも高い位置に配設し、かつ、前記洗浄手段のうちの少なくとも1つは、洗浄水を前記被洗浄物に向けては噴射せずに前記第2のフィルタを通過させるよう噴射口を配設したものであり、細かい残さいを捕獲することを可能とし、残さいの被洗浄物への再付着を減らすことができ、洗浄性能の優れた食器洗い機を実現できる。
請求項2に記載の発明は、上記第1の発明において、第1のフィルタと第2のフィルタを一体構成としたもので、フィルタ清掃の際に1度の操作で両方のフィルタを同時に取り出すことができるため、使い勝手の良い食器洗い機を実現できる。
請求項3に記載の発明は、上記第1または第2の発明において、食器等の被洗浄物をセットする食器かごを備え、第2のフィルタは、前記食器かごより低い位置に配設したもので、第2のフィルタで捕獲される細かい残さいを含んだ洗浄水を被洗浄物にかからないようにすることで、残さいの被洗浄物への再付着をさらに減らすことができ、洗浄性能の優れた食器洗い機を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における食器洗い機の側断面図、図2は同食器洗い機の平面断面図、図3は同食器洗い機の残さいフィルタユニットの斜視図、図4は同食器洗い機の分水手段の斜視図、図5は同食器洗い機の分水手段の分解斜視図、図6は同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ運転状態での断面図、図7は同食器洗い機の分水手段の係合部の展開説明図である。
図1および図2に示すように、食器洗い機本体1の内部には、前面に設けた開口部を扉
2で開閉可能とした洗浄槽3を設け、食器等の被洗浄物4は食器かご5にセットされ、洗浄槽3内に収容している。
洗浄槽3の内底部には、洗浄ポンプ6の吸い込み側へ連通した排水口8を有し、この排水口8には残さいを収集する残さいフィルタ9と加熱用の発熱体10を設けるとともに、洗浄槽3の外底部には、洗浄槽3の温度を検知する温度センサ11を設けている。
残さいフィルタ9には、洗浄槽3への設置および取り出しを容易にするために把持部材12が取り付けられている。さらに、把持部材12には残さいフィルタ9よりも目が細かい第2のフィルタ13が取り付けられ、図3に示すように、一体構成の残さいフィルタユニットとしている。
なお、第2のフィルタ13は洗浄工程またはすすぎ工程における洗浄水位よりも高い位置に設けられており、洗浄槽3に溜まっている洗浄水に浸かることはない。また、この第2のフィルタ13は、食器かご5より低い位置に配設してある。
洗浄ポンプ6は洗浄水を加圧して、複数の噴射口を設けた洗浄ノズル7(洗浄手段)に供給し、洗浄ノズル7より洗浄水を噴射する。洗浄ノズル7は、食器かご5の下方から噴射する7a、右上方より噴射する7b、左上方より噴射する7c、さらに噴射した洗浄水が上記第2のフィルタ13を通過するように配設された7dの4ヶ所に設置している。
洗浄ノズル7aは洗浄水の噴流によって軸まわりに自動回転する回転ノズルとしている。また、洗浄ノズル7dは、第2のフィルタ13に対応する左右位置で奥行き方向のほぼ中央の洗浄槽3の内底部に設けてあり、洗浄水を被洗浄物4に向けては噴射せずに、前方に向けて設けた噴射口から第2のフィルタ13に向けて噴射する。すなわち、この洗浄ノズル7dは、洗浄水中に含まれる細かな汚れを第2のフィルタ13に捕集して、排水口8を経て洗浄ポンプ6へと流さない目的専用に設けたものである。
送風機14は、送風経路15を通して洗浄槽3内に空気を送り、その排気を排気口(図示せず)から機外に排出するようにしている。
洗浄ポンプ6の吐出経路16には、洗浄水を供給する洗浄ノズル7を選択的に切り換える分水手段17を設置しており、この分水手段17は、図4〜図6に示す構造をしている。
洗浄ポンプ6で加圧された洗浄水が流入する流入部18と4個の洗浄ノズル7a〜7dに各々連通した4個の流出部19a〜19dを有するケーシング20と、ケーシング20内に移動可能に設けた弁体21とで構成され、弁体21には洗浄水を通過させる開口部22を1個設けている。
4個の流出部19a〜19dは各々洗浄経路23で洗浄ノズル7a〜7dに連結されている。そして、ケーシング20の上面下部に設けたカムと弁体21の上面に設けたカムとで構成され、弁体21の上昇時に弁体21を所定角度だけ回転させる一組の上部係合部24と、ケーシング20の下面上部に設けたカムと弁体21の下面に設けたカムとで構成され、弁体21の降下時に弁体21を所定角度だけ回転させる一組の下部係合部25とを設置している。
なお、図4等は概念的な図であり、実際には、ケーシング20は上下に2分割して、ビス止めや嵌め込み、溶着や溶接等で結合された構造となる。また、洗浄槽3が樹脂製の場合など、この洗浄槽3の底面と一体でケーシング20の一部を構成することも可能である
上記構成において、その動作、作用について説明する。まず、食器洗い機の基本動作について説明する。食器等の被洗浄物4を食器かご5にセットして洗浄槽3に収納し、洗剤を投入した後、扉2により食器洗い機本体1の開口部を閉塞し、運転を開始する。被洗浄物4の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残さいを流すすすぎ工程、そして被洗浄物4に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
まず、給水弁(図示せず)を動作して所定量の洗浄水を洗浄槽3に給水し、つづいて洗浄ポンプ6により洗浄水を加圧し、洗浄ノズル7から洗浄水を噴射する。この際、洗浄槽3内に設けたシーズヒータ等の発熱体10に通電しており、洗浄水を加温しながら洗浄工程は行われる。また、温度センサ11は洗浄槽3の温度を検知しており、所定温度以上になると発熱体10への通電を停止する。
洗浄水は、残さいフィルタ9を通過して洗浄ポンプ6に吸い込まれ、洗浄ポンプ6より洗浄槽3の内部に設けた洗浄ノズル7に供給されて、この洗浄ノズル7から噴射され、被洗浄物4を洗浄した後、再び排水口8に戻るという経路で循環する。この際、被洗浄物4から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ9に流入する。
残さいフィルタ9は直径1.5mm程度の穴が無数に空いた形状となっているため、その穴を通過できない大きさの残さいは残さいフィルタ9に捕集される。しかし、上記残さいフィルタ9の目よりも細かい残さいについては、残さいフィルタ9に捕集されずに洗浄ポンプ6に吸い込まれ、洗浄水と共に再び洗浄ノズル7から被洗浄物4に向けて噴射されることになる。これにより、洗浄水により一度落ちた汚れが再度被洗浄物4に付着する問題(再付着)が生じる。
また、再付着は、もともと被洗浄物4に付着していた残さいフィルタ9の目を通り抜ける程の細かな汚れによるものの他に、残さいフィルタ9に捕集されていた比較的大きな残さいが砕けて細かくなることによっても生じる。図1からも分かるように、残さいフィルタ9に捕集された残さいは、常に洗浄水に浸かった状態となっているため細かくなりやすい。
再付着を改善する手段としては、残さいフィルタ9の目を細かくする方法が考えられる。しかし、残さいフィルタ9の目を細かくすると、残さいによるフィルタの目詰まりを容易に引き起こしてしまう。残さいフィルタ9が目詰まりすると、洗浄ポンプ6に十分な洗浄水が供給されなくなることによる能力の低下、つまり、洗浄水の吐出圧低下が生じ被洗浄物4を洗えなくなってしまう。
この問題を解決するために、本実施の形態では洗浄水位よりも高い位置に、残さいフィルタ9よりも細かな目の第2のフィルタ13を設けている。第2のフィルタ13には直径1mm程度の穴が無数に空いており、残さいフィルタ9を通過するような細かな汚れについても捕集可能である。また、洗浄水位よりも高い位置にあるために、捕集された残さいは洗浄水に浸かった状態とはならないので、細かくなりにくい。
ここで、本実施の形態の特徴的な構成である分水手段17の動作、作用について説明する。図4〜図6に示すように、ケーシング20は略円筒形であり、その軸方向が略鉛直方向に配置されており、洗浄ポンプ6で加圧された洗浄水が流入する流入部18はケーシング20の下端部に、4ヶ所の洗浄ノズル7a〜7dにそれぞれ連通する4個の流出部19a〜19dはケーシング20の上面に設置している。ケーシング20内での上下移動に伴って回転することで4個の流出部19a〜19dを順次切り換える弁体21は略平面的な
円板形状をしており、その上面(後ほど説明するカムの部分は除く)および流出部19の弁体21と相対する面Aをともに平面形状としている。
洗浄ポンプ6を運転した場合、流入部18より流入した洗浄水の圧力によって弁体21は、上部係合部24の傾斜に従って、略直動および回転を伴った動作で上昇し、図6に示すように、所定の流出部19(図6においては19a)が弁体21の開口部22と一致して開口するような位置で固定され、この流出部19aと連通した洗浄ノズル7aから洗浄水が噴射される。
弁体21が上昇し終わって流出部19の下面である面Aに密着した状態を弁体21の真下から見ると、図6のように、弁体21を洗浄水が通過する位置に設けた開口部22が、所定の流出部19aと一致するように、ケーシング20の上面下部に設けたカムと弁体21の上面に設けたカムとで構成される上部係合部24を設定している(断面図である図6ではこの上部係合部24の詳細は図示しておらず、詳細は展開図として説明した図7を参照のこと)。
続いて、洗浄ポンプ6を一旦停止すると、弁体21を下方から押し上げていた圧力が作用しなくなることから、弁体21はその自重で降下するが、この際、下部係合部25の傾斜に従って回転しながら降下し、図6に破線で示す所定位置で停止する。
再び、洗浄ポンプ6を運転すると、上部係合部24の次の傾斜にガイドされ、弁体21は回転しながら上昇し、開口部22が次の流出部19bと連通されることで、次の洗浄ノズル7bから洗浄水を噴射する。このように、洗浄ポンプ6を断続的に運転することで、洗浄水が噴射する洗浄ノズル7は7a、7b、7c、7dの順で切り換えることができる。
円状に配置して形成された上部係合部24および下部係合部25を平面に引き伸ばしてその関係を示すと、図7のようになっており、洗浄ポンプ6の運転と停止を繰り返すことで、上下方向の略直動と回転運動を組み合わせた動作をしながら弁体21の位置は順次切り換わる。本実施の形態では、4ヶ所の流出部19に切り換えるため、一回の停止と運転で弁体21が90度回転する構成である。
なお、この上下の係合部に関しては本構成に限定するものではなく、洗浄ポンプ6を断続的に運転した際に、洗浄ポンプ6を運転中に所定の流出部19と弁体21の開口部22が一致すればよく、例えば、弁体21の降下時にはほとんど回転せず、上昇時に約90度回転したり、逆に、降下時に約90度回転し、上昇時にはほとんど回転しない構成であってもよい。
これらの作用によって、同時に4ヶ所の洗浄ノズル7に洗浄水を供給するのではなく、順次、洗浄水を送り込むため、給水量を増加させることなく、いずれの被洗浄物4に対しても複数方向から洗浄水を噴射させることができる。したがって、短時間で食器等に付着した汚染物を洗浄することができ、高効率洗浄を実現することができる。
また、給水量を増大させることなく洗浄ノズル7の数を増やすことができるため、食器等の被洗浄物4に対してより多方向から洗浄水を噴射させる洗浄方式とすることができる。よって、使用者は被洗浄物4の食器かご5へのセット位置や、縦置き、伏せ置き等のセット方法を選ぶことなく自由にセットできるため、よりセット性に優れた食器洗い機とすることができる。さらには、角鉢、深い小鉢、角皿等、単一方向からの噴射では洗浄水が十分行き届かなかった食器に対しても十分な洗浄性能を発揮することができる。
なお、1ヶ所の洗浄ノズル7から噴射する時間は、数秒から1分程度で切り換えれば、効率的な洗浄が行えるが、1回の洗浄ないしすすぎ工程中に、少なくとも1回はすべての洗浄ノズル7から噴射されるように設定することが望ましい。したがって、10秒から30秒程度に設定すればよい。
ここで、本実施の形態では洗浄ノズル7の一つ7dから噴射される洗浄水を前記第2のフィルタ13を通過させる構成としている。これにより、洗浄水中に含まれる細かな汚れは洗浄ノズル7dが動作時に第2のフィルタ13に捕集されることになる。
上述のように、分水手段17の働きにより洗浄ノズル7は7a、7b、7c、7dの順で切り換わるので、洗浄水は定期的に第2のフィルタ13を通過し、その都度細かな汚れが捕集されていく。そのため、食器への再付着を軽減させることができ、優れた洗浄性能を実現できる。
また第2のフィルタ13は、残さいフィルタ9と異なり、洗浄槽3の内底部に溜まった洗浄水の洗浄水位から排水口8を経て洗浄ポンプ6の吸い込み口に至る経路上に設けられている訳ではないので、多量の残さいにより万が一目詰まりした場合にも洗浄ポンプ6の性能低下を引き起こすことはない。
また、洗浄水が供給されている洗浄ノズル7を検知する検知手段(図示せず)を用いれば、洗浄ノズル7ごとに噴射時間を可変とすることもでき、より効率的な洗浄が行える。例えば、洗浄ノズル7dからの噴射は、直接的には食器等の被洗浄物4への洗浄に寄与しない。そこで、洗浄ノズル7dからの噴射時間を他の洗浄ノズル7a、7b、7cにおける噴射時間よりも短く(例えば10秒程度)とすれば、残さい捕集に伴う洗浄時間の延長を抑えることができる。
この洗浄水が供給されている洗浄ノズル7を検知する検知手段としては、弁体21の回転位置を検知する手段や、洗浄経路23内の圧力を検知したり、流れる水の有無を検知する手段など種々の方式が考えられる。また、4ヶ所にセンサを用いる必要はなく、1ヶ所であっても、洗浄ポンプ6の運転・停止の回数の情報と併せれば、いずれの位置から噴射されているかを知ることができる。
所定時間の洗浄工程を終えると、汚れを含む洗浄水は機外に排出され、新たに洗浄水が供給される。洗浄ポンプ6を運転し、洗浄ノズル7から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残さい等の付着した被洗浄物4のすすぎを行う。所定時間運転した後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作を繰り返し、このすすぎ工程は連続して2回程度行う。最後に、洗浄水を機外に排出して、すすぎ工程は終了する。
続いて乾燥工程を行い、送風機14を動作させることにより、外気が洗浄槽3内に送風され、被洗浄物4を乾燥させ、排気口から排出される。この際、発熱体10には通電されており、送風と温度の両方の効果によって被洗浄物4に付着した水滴の蒸発は促進される。所定時間これらの乾燥工程を行い、運転を終了する。
運転が終了すると、使用者は扉2を開き洗浄槽3内より洗浄が終了した被洗浄物4を取り出す。同時に、残さいフィルタ9および第2のフィルタ13に捕集された残さいを捨てるため、これらのフィルタを洗浄槽3より取り出す必要がある。
この時、残さいフィルタ9および第2のフィルタ13が独立した構成であった場合、フィルタの取出し操作を2回に分けて行わなければならず使い勝手が悪い。また、次回の運転時にフィルタを装着し忘れる可能性も高くなる。そこで、本発明のように、残さいフィ
ルタ9と第2のフィルタ13を一体の構成とすれば、一度の操作で両方のフィルタを取り出すことができ、使い勝手のよい食器洗い機を実現できる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、残さいが被洗浄物に再付着することを抑制するもので、洗浄性能の優れた食器洗い機として有用である。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の側断面図 同食器洗い機の平面断面図 同食器洗い機の残さいフィルタユニットの斜視図 同食器洗い機の分水手段の斜視図 同食器洗い機の分水手段の分解斜視図 同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ運転状態での断面図 同食器洗い機の分水手段の係合部の展開説明図 従来の食器洗い機の側断面図
1 食器洗い機本体
3 洗浄槽
4 被洗浄物
5 食器かご
6 洗浄ポンプ
7、7a、7b、7c、7d 洗浄ノズル(洗浄手段)
9 残さいフィルタ(第1のフィルタ)
13 第2のフィルタ
17 分水手段
20 ケーシング
21 弁体

Claims (3)

  1. 食器等の被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽の下部に設けられた洗浄水に含まれる残さいを捕集する第1のフィルタと、前記第1のフィルタよりも目の細かい第2のフィルタと、前記洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプで加圧された洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する噴射口を有した複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプから洗浄水が供給される洗浄手段を、前記複数の洗浄手段から選択的に切り換える分水手段とを備え、前記第2のフィルタを洗浄工程またはすすぎ工程における洗浄水位よりも高い位置に配設し、かつ、前記洗浄手段のうちの少なくとも1つは、洗浄水を前記被洗浄物に向けては噴射せずに前記第2のフィルタを通過させるよう噴射口を配設した食器洗い機。
  2. 第1のフィルタと第2のフィルタを一体構成とした請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 食器等の被洗浄物をセットする食器かごを備え、第2のフィルタは、前記食器かごより低い位置に配設した請求項1または2に記載の食器洗い機。
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