JP2015012882A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】残菜フィルタが残菜で塞がれて目詰まりを起こし、洗浄水の循環水量が減少し洗浄能力が低下することを防ぐことができる食器洗浄機を提供する。【解決手段】洗浄槽4、洗浄槽4内の食器に向けて水を噴射するための噴射ノズル6、水中の残菜を捕集するための残菜フィルタ11、及び残菜フィルタ11で濾過した水を貯水するための貯水部13を備えた食器洗浄機において、残菜フィルタ11上の残菜を移動させる残菜移動手段として、噴射ノズル6に第2噴射口10を設けることにより、第2噴射口10からの水による流体の力で残菜が移動し循環水の流れが悪くなることを防止することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、残菜フィルタを備えた食器洗浄機に関する。
食器洗浄機は、洗浄水の使用量を抑えるために食器洗浄機内で洗浄水を循環させる方式のものが多く、洗浄水中の残菜を除去することを目的として残菜フィルタを備えたものが普及している。しかし、洗浄水が残菜フィルタを介して循環する際に、残菜フィルタが残菜で塞がれて洗浄水の循環水量が減少し、食器洗浄機の洗浄能力が低下するという問題がある。残菜フィルタが塞がれて洗浄能力が低下することを防ぐ技術として、次のものが開示されている。
図16は、特許文献1に開示された食器洗浄機の洗浄槽底部を示す側面断面図である。
洗浄槽101の底部には、洗浄水を貯留する貯水部102を備える。そして、貯水部102に貯留された洗浄水を洗浄ポンプによって吸入し、洗浄槽101に収容された食器に向かって噴射する。貯水部102の上部には、細かいメッシュの残菜フィルタ103が設けられ、下部には、粗いメッシュの残菜フィルタ104が設けられる。洗浄水は、矢印A1に示すように残菜フィルタ103で濾過して、矢印A2に示すようにさらに残菜フィルタ104で濾過するか、又は、矢印A3に示すように残菜フィルタ103を迂回して、矢印A2に示すように残菜フィルタ104で濾過する。このため、目の細かい残菜フィルタ103が目詰まりを起こしても、目の粗い残菜フィルタ104によって洗浄水が濾過される。
特開2008−11998号公報
しかしながら、特許文献1に開示された食器洗浄機では、粗いメッシュの残菜フィルタが大きい残菜で塞がれて目詰まりを起こし、洗浄水の循環水量が減少する恐れがある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、食器洗浄機の動作中に循環水量の減少を防ぐことができる食器洗浄機を提供することにある。
本発明に係る食器洗浄機は、洗浄槽、洗浄槽内の食器に向けて水を噴射するための噴射ノズル、水中の残菜を捕集するための残菜フィルタ、及び残菜フィルタで濾過した水を貯水するための貯水部を備えた食器洗浄機において、食器洗浄機は、残菜フィルタ上の残菜を移動させる残菜移動手段を設けることを特徴としている。
本発明の一実施態様においては、食器洗浄機は、残菜集積部を設け、残菜集積部は、残菜集積フィルタを含み、残菜移動手段は、残菜フィルタ上の残菜を残菜集積フィルタへ移動させても良い。
本発明の一実施態様においては、残菜移動手段は、流体を噴射する残菜移動用ノズル、又は残菜に直接接触して移動させる残菜移動用固定部材であっても良い。
本発明の一実施態様においては、食器洗浄機は、水の流量を検出する流量検出手段を設けても良い。
本発明の一実施態様においては、食器洗浄機は、アルカリ水及び/又は酸性水を生成する電解水生成部を設け、電解水生成部から洗浄槽にアルカリ水又は酸性水を供給しても良い。
本発明に係る食器洗浄機は、食器洗浄機の動作中に残菜フィルタを塞いだ残菜を取り除くことができる。
第1の実施形態の食器洗浄機を示す概略斜視図である。 第1の実施形態の食器洗浄機の内部を示す上面図である。 図2のA−A線の模式断面図である。 第2の実施形態の食器洗浄機の内部を示す上面図である。 図4のC−C線の模式断面図である。 第3の実施形態の食器洗浄機の内部を示す上面図である。 図6のD−D線の模式断面図である。 第4の実施形態の食器洗浄機の内部を示す上面図である。 図8のE−E線の模式断面図である。 図8のF−F線の模式断面図である。 第5の実施形態の食器洗浄機の内部を示す上面図である。 図11のG−G線の模式断面図である。 図11のH−H線の模式断面図である。 第6の実施形態の食器洗浄機を正面側から見たときの模式断面図である。 第7の実施形態の食器洗浄機の内部を示す上面図である。 従来技術の食器洗浄機の洗浄槽底部を示す側面断面図である。
〔実施形態1〕
第1の実施形態に係る食器洗浄機1について、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施形態に用いられる食器洗浄機1を示す概略斜視図である。
食器洗浄機1は、直方体状の筐体2及び扉3を備える。筐体2の内部には、洗浄槽4が設けられる。洗浄槽4の正面側は開口部5を有し、開口部5が食器の出し入れ口となる。洗浄槽4の内部には、図示しない食器カゴが配置される。扉3は、下端を回転中心として開閉され、開口部5を閉ざすことができる。
洗浄槽4の底部中央には、噴射ノズル6が配置される。噴射ノズル6は垂直な回転軸7に回転自在に取り付けられ、水平面内で回転する。噴射ノズル6は回転中心から対称的に延びる2本の腕部8を有する。各腕部8の上面には、3個の第1噴射口9が設けられており、第1噴射口9から水を食器に向けて噴射する。また、各腕部8の先端には、第2噴射口10が設けられており、第2噴射口10から水を水平方向に噴射する。
洗浄槽4の底部正面側には、残菜フィルタ11が配置される。食器洗浄機1では、水の使用量を抑えるために水を循環使用している。洗浄槽4内で洗浄される食器には、醤油、ソース及び油等の水中に溶け出す汚れだけではなく、固形の食物の残りとなる残菜も付着している。そこで、残菜フィルタ11を用いることによって水中の残菜を補集して、食器から取り除かれた残菜が食器に再付着することや、噴射ノズル6に詰まることを防いでいる。尚、残菜フィルタ11は、水を濾過できるようにパンチングメタルや網等で構成される。また、第2噴射口10からの水によって、残菜フィルタ11を塞いだ残菜を移動することができる。本実施形態では、噴射ノズル6が残菜移動手段となる残菜移動用ノズルを兼ねている。
図2は、本実施形態に用いられる食器洗浄機1の内部を示す上面図である。図3は、図2のA−A線の模式断面図である。
図2に示すように、洗浄槽4内において、噴射ノズル6の2本の腕部8は、回転軸7を中心として右回りに回転し、点線のような1周分の回転軌跡を描く。このとき、噴射ノズル6の第1噴射口9は真上から進行方向と逆方向に傾いており、水の噴射とは逆方向に力が働いて、2本の腕部8が右回りに回転する。また、各腕部8は、図示しない切替弁を用いて、第1噴射口9及び第2噴射口10を切り替えて水を噴射している。つまり、噴射ノズル6の第1噴射口9及び第2噴射口10は、一方が水を噴射しているときには、もう一方は水を噴射しないことになる。さらに、第2噴射口10は、2つの腕部8のうち、残菜フィルタ11側を向いている方だけが水を噴射するようにした方が好ましい。その方が水の節約になり、水を有効活用することができる。尚、洗浄槽4には、給水部12から水が供給される。
図3に示すように、残菜フィルタ11の下方には、洗浄槽4内の水を貯水するために貯水部13が設置される。貯水部13の底部には、貯水部13内の水をポンプ16に導くための貯水吸入口14が設けられる。ポンプ16の吸入部及び貯水吸入口14は、吸入経路15を介して接続される。ポンプ16の吐出部及び噴射ノズル6は、吐出経路17を介して接続される。そして、ポンプ16によって水が吸引されるため、貯水吸入口14上となるB点付近に残菜が集まり、残菜フィルタ11が塞がれて目詰まりを起こし、循環水の流れが悪くなる傾向にある。そこで、噴射ノズル6の第2噴射口10からの水による流体の力によって、残菜フィルタ11上の残菜をB点から別の地点となるB’点へ移動し、循環水の流れが悪くなることを防いでいる。
ここで、洗浄槽4内で行われる洗浄運転及びすすぎ運転について説明する。
まず、洗浄運転について説明する。第1のステップとして、洗浄槽4内に洗剤が投入された後、図1に示す扉3が閉められる。
第2のステップとして、洗浄槽4内に給水部12から水道水が2〜3リットル程度供給され、水が洗剤を溶解して洗浄水となる。そして、洗浄槽4の下方に設けた貯水部13が満水になったことを図示しない水位センサ等で確認した後、ポンプ16を動作させる。このとき、洗浄槽4内の下方に図示しないヒータを設置して洗浄水を加熱しても良い。
第3のステップとして、ポンプ16を動作させることによって、洗浄槽4内に供給した洗浄水は、貯水部13、吸入経路15、ポンプ16及び吐出経路17を介して噴射ノズル6に供給される。その後の第1期間には、噴射ノズル6の第1噴射口9から洗浄水を噴射し、食器に付着している汚れを取り除く。このとき、洗浄水は残菜フィルタ11で濾過して貯水部13に戻るが、残菜は残菜フィルタ11に捕集されており、特にB点付近に残菜が集まる。第1期間に続く第2期間には、噴射ノズル6の第2噴射口10から洗浄水を噴射し、残菜フィルタ11上の残菜をB点から別の地点となるB’点へ移動する。そして、第1期間と第2期間を数回繰り返す。その後、洗浄で使用した洗浄水を図示しない排水口から排水する。
次に、洗浄運転の後に行うすすぎ運転について説明する。第4のステップとして、洗浄槽4内に給水部12から水道水が2〜3リットル程度供給され、すすぎ水となる。そして、洗浄槽4の下方に設けた貯水部13が満水になったことを図示しない水位センサ等で確認した後、ポンプ16を動作させる。このとき、洗浄槽4内の下方に図示しないヒータを設置して洗浄水を加熱しても良い。
第5のステップとして、ポンプ16を動作させることによって、洗浄槽4内に供給したすすぎ水は、貯水部13、吸入経路15、ポンプ16及び吐出経路17を介して噴射ノズル6に供給される。その後の第3期間には、噴射ノズル6の第1噴射口9からすすぎ水を噴射し、食器に付着している洗剤を取り除く。このとき、すすぎ水は残菜フィルタ11で濾過して貯水部13に戻る。第3期間に続く第4期間には、噴射ノズル6の第2噴射口10からすすぎ水を噴射し、残菜フィルタ11上の残菜をB点から別の地点となるB’点へ移動する。そして、第3期間と第4期間の動作を数回繰り返す。その後、すすぎで使用したすすぎ水を図示しない排水口から排水する。さらに、すすぎ運転では、第4〜第5ステップの動作を数回繰り返して、食器に付着している洗剤を確実に取り除くようにしている。
尚、すすぎ運転時には、残菜フィルタ11が新たに残菜を捕集する可能性は低いため、第4期間に噴射ノズル6の第2噴射口10からすすぎ水を噴射することを省略しても良い。
また、本実施形態では、噴射ノズル6が2つの腕部8を有しているが、それに限定する必要はない。1つの腕部からなっていても良いし、3つ以上の腕部からなっていても良い。
さらに、本実施形態では、噴射ノズル6の各腕部8において、第1噴射口9及び第2噴射口10を切り替えて水を噴射させているが、切り替えずに第1噴射口9及び第2噴射口10の両方から水を噴射させるようにしても良い。
さらに、本実施形態では、洗浄槽4の底部正面側には、残菜フィルタ11が配置されるが、それに限定する必要はない。洗浄槽4の側面部又は後面側に配置しても良い。
〔実施形態2〕
第2の実施形態に係る食器洗浄機1aについて、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、残菜集積部18を備えている点が第1の実施形態とは異なる。本実施形態では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図4は、本実施形態に用いられる食器洗浄機1aの内部を示す上面図である。図5は、図4のC−C線の模式断面図である。
図4に示すように、洗浄槽4a内において、残菜フィルタ11aより正面側に残菜集積部18が配置される。そして、噴射ノズル6の第2噴射口10からの水によって、残菜フィルタ11aを塞いだ残菜を残菜集積部18へ移動している。
図5に示すように、残菜集積部18は、傾斜面19、残菜集積フィルタ20及び残菜集積カバー21から構成される。傾斜面19は、残菜フィルタ11a及び残菜集積フィルタ20の間に設けられ、残菜フィルタ11a側から残菜集積フィルタ20側に向かって高さが高くなっている。そして、残菜フィルタ11a上の残菜は、噴射ノズル6の第2噴射口10からの水による流体の力によって、傾斜面19を通って残菜集積フィルタ20へ移動し、循環水の流れが悪くなることを防いでいる。本実施形態では、貯水吸入口14上の付近に集まった残菜を残菜フィルタ11a上の別の地点に移動させるだけではなく、残菜フィルタ11a上から残菜集積フィルタ20へ移動しているため、第1の実施形態よりも確実に循環水の流れを良くすることができる。また、傾斜面19の最高点を越えた残菜は、残菜集積フィルタ20に留まって残菜フィルタ11aへ戻ることはなく、残菜集積フィルタ20に残菜が集積していく。尚、残菜集積フィルタ20は、水を濾過できるように、パンチングメタルや網等で構成される。さらに、残菜集積フィルタ20の下方には、残菜フィルタ11aの下方と共通である貯水部13が設置される。さらに、残菜集積カバー21は、残菜集積フィルタ20に集積された残菜が再び水と混合することはないように、残菜集積フィルタ20の上方に設けられる。さらに、残菜集積部18は取り外し可能となっており、食器洗浄機1aの使用後に清掃することができる。
尚、すすぎ運転時には、残菜フィルタ11aが新たに残菜を捕集する可能性は低いが、噴射ノズル6の第2噴射口10からすすぎ水を噴射することを行う方が好ましい。残菜フィルタ11aをより綺麗な状態にすることができるため、食器を入れ替えて新たな洗浄運転及びすすぎ運転を行う前に、洗浄槽4aから残菜フィルタ11aを取り出して清掃する手間を省くことが可能となる。
また、本実施形態では、残菜集積部18において、残菜フィルタ11a側から残菜集積フィルタ20側に向かって高さが高くなる傾斜面19を有するが、それに限定する必要はない。例えば、傾斜面19の代わりに平面を設けても良い。この場合、残菜が残菜集積フィルタ20から残菜フィルタ11aへ戻らないようにするために、残菜フィルタ11aよりも残菜集積フィルタ20の方が低い位置ある方が好ましい。
さらに、本実施形態では、残菜集積部18において残菜集積カバー21を有するが、それに限定する必要はなく、残菜集積部18が残菜集積カバー21を有していなくても良い。
〔実施形態3〕
第3の実施形態に係る食器洗浄機1bについて、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、噴射ノズルとは別に残菜移動手段として残菜移動用ノズル22を設けている点が第2の実施形態とは異なる。本実施形態では、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図6は、本実施形態に用いられる食器洗浄機1bの内部を示す上面図である。図7は、図6のD−D線の模式断面図である。
図6に示すように、洗浄槽4b内において、噴射ノズル6bの2本の腕部8bは、回転軸7bを中心として右回りに回転し、点線のような1周分の回転軌跡を描く。また、残菜移動手段となる残菜移動用ノズル22は、図示しない制御モータを用いて、回転軸7bを中心として左回り及び右回りに回転し、斜線部分に示すように約1/3周分の回転を行う。噴射ノズル6b及び残菜移動用ノズル22は、図示しない切替弁を用いて、各腕部8bの第1噴射口9b、及び腕部23の第3噴射口24を切り替えて水を噴射している。つまり、噴射ノズル6b及び残菜移動用ノズル22は、一方が水を噴射しているときには、もう一方は水を噴射しない。
図7に示すように、噴射ノズル6bの下方に残菜移動用ノズル22が設けられる。また、ポンプ16の吐出部及び噴射ノズル6b、並びにポンプ16及び残菜移動用ノズル22は、吐出経路17を介して接続される。そして、残菜移動用ノズル22の第3噴射口24からの水による流体の力によって、残菜フィルタ11a上の残菜を傾斜面19を通って残菜集積フィルタ20へ移動している。
尚、本実施形態では、残菜移動用ノズル22が1つの腕部23を有しているが、それに限定する必要はない。2つ以上の腕部からなっていても良い。
また、本実施形態では、第3噴射口24から水を噴射しているがそれに限定されない。水以外の液体を噴射しても良いし、気体を噴射しても良い。液体や気体等の流体であれば、特定の物質に限定する必要はない。
さらに、本実施形態では、残菜移動用ノズル22を制御モータを用いて回転しているが、それに限定する必要はない。例えば、噴射ノズル6bと同様に、水の力を利用して回転させても良い。
〔実施形態4〕
第4の実施形態に係る食器洗浄機1cについて、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、残菜集積部18cの構成及び配置場所、並びに噴射ノズル6cの下方にブラシ26を取り付けている点が第2の実施形態とは異なる。本実施形態では、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図8は、本実施形態に用いられる食器洗浄機1cの内部を示す上面図である。図9は、図8のE−E線の模式断面図である。図10は、図8のF−F線の模式断面図である。
図8に示すように、洗浄槽4c内において、噴射ノズル6cの2本の腕部8cは、回転軸7cを中心として右回りに回転し、点線のような1周分の回転軌跡を描く。噴射ノズル6cは、各腕部8cの第1噴射口9cより水を噴射しているが、図示しない切替弁を用いて噴射及び停止を切り替えている。また、残菜集積部18cは、正面側から見て残菜フィルタ11cの左側に配置されており、残菜集積フィルタ20c及び残菜集積箱25から構成される。
図9に示すように、噴射ノズル6cの各腕部8cの下方にブラシ26が取り付けられている。ブラシ26は、各腕部8cが回転するときに残菜フィルタ11c上を通過して、残菜フィルタ11c上の残菜を移動させる。図9では、噴射ノズル6cの各腕部8cの下方において、回転軸7c付近までブラシ26が取り付けられているが、残菜フィルタ11c上を通過する箇所にあれば良い。本実施形態では、ブラシ26を取り付けた噴射ノズル6cが残菜移動手段となる残菜移動用固定部材に該当する。尚、残菜フィルタ11cの下方には、洗浄槽4c内の水を貯水するために貯水部13cが設置される。
図10に示すように、残菜集積箱25の底面部分は、残菜フィルタ11cより低い位置となっており、残菜集積フィルタ20cが配置される。また、残菜集積箱25の底面部分は空洞となっており、残菜集積フィルタ20cで濾過した水が通り抜けるようになっている。そして、残菜フィルタ11c上の残菜は、ブラシ26によって残菜集積箱25に落とし込まれ、残菜集積フィルタ20cへ移動している。さらに、残菜集積フィルタ20cの下方には、残菜フィルタ11cの下方と共通である貯水部13cが設置される。さらに、残菜集積部18cは取り外し可能となっており、食器洗浄機1bの使用後に清掃することができる。
尚、本実施形態では、残菜集積部18cを正面側から見て残菜フィルタ11cの左側に配置されるが、それに限定する必要はない。噴射ノズル6cの回転軌跡となる円周内を含んでいれば、どの場所でも良い。
また、本実施形態では、残菜移動用固定部材として、ブラシ26を取り付けた噴射ノズル6cを使用しているが、それに限定されない。残菜に直接接触して移動させるものであれば、ブラシ26以外のものとして、例えばゴムベラを噴射ノズル6cに取り付けて使用しても良い。
〔実施形態5〕
第5の実施形態に係る食器洗浄機1dについて、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、残菜集積部18dの形状及び配置場所、並びに残菜移動手段として残菜移動用ブラシ27を設けている点が第2の実施形態とは異なる。本実施形態では、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図11は、本実施形態に用いられる食器洗浄機1dの内部を示す上面図である。図12は、図11のG−G線の模式断面図である。図13は、図11のH−H線の模式断面図である。
図11に示すように、洗浄槽4d内において、噴射ノズル6dの2本の腕部8dは、回転軸7dを中心として右回りに回転し、点線のような1周分の回転軌跡を描く。噴射ノズル6dは、各腕部8dの第1噴射口9dより水を噴射しているが、図示しない切替弁を用いて噴射及び停止を切り替えている。また、残菜移動固定部材となる残菜移動用ブラシ27は、図示しない制御モータを用いて、回転軸7dを中心として左回り及び右回りに回転し、点線のような約1/4周分の回転軌跡を描く。尚、残菜移動用ブラシ27は、動作開始前に点線で示したIの位置に存在し、動作開始後に右回りで回転し、残菜集積部12内となる点線で示したJの位置まで移動する。そして、左回りで回転し、Jの位置からIの位置に戻る。さらに、残菜集積部18dは、正面側から見て残菜フィルタ11dの右側に配置され、残菜移動用ブラシ27の回転軌跡に合わせた形状となっている。
図12に示すように、噴射ノズル6dの下方に残菜移動用ブラシ27が設けられる。残菜移動用ブラシ27は、回転するときに残菜フィルタ11d上を通過して、残菜フィルタ11d上の残菜を移動させる。尚、残菜フィルタ11dの下方には、洗浄槽4d内の水を貯水するために貯水部13dが設置される。
図13に示すように、残菜フィルタ11d上の残菜は、残菜移動用ブラシ27によって、傾斜面19dを通って残菜集積フィルタ20dへ移動している。また、残菜集積フィルタ20dの下方には、残菜フィルタ11dの下方と共通である貯水部13dが設置される。さらに、残菜集積カバー21dは、残菜集積フィルタ20bに集積された残菜が再び水と混合することはないように、残菜集積フィルタ20dの上方に設けられる。さらに、残菜集積部18dは取り外し可能となっており、食器洗浄機1dの使用後に清掃することができる。
尚、本実施形態では、1つの残菜移動用ブラシ27を有しているが、それに限定する必要はない。2つ以上の残菜移動用ブラシを有していても良い。
また、本実施形態では、残菜移動用固定部材として残菜移動用ブラシ27を使用しているが、それに限定されない。残菜に直接接触して移動させるものであれば、残菜移動用ブラシ27以外のものを使用しても良い。
〔実施形態6〕
第6の実施形態に係る食器洗浄機1eについて、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、ポンプ16の吐出部及び吐出経路17の間に流量検出手段28を設けている点が第1の実施形態とは異なる。本実施形態では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図14は、本実施形態に用いられる食器洗浄機1eを正面側から見たときの模式断面図である。
図14に示すように、ポンプ16の吐出部は、流量検出手段28及び吐出経路17を介して、噴射ノズル6に接続される。流量検出手段28は水の流量を検知し、その検知情報が図示しない制御部に送られて、既定の値より高いか低いかを評価している。そして、検知情報の評価結果に応じて、図示しない切替弁を用いて、第1噴射口9及び第2噴射口10を切り替えて水を噴射している。ここで、既定の値より流量が高い場合には、噴射ノズル6の第1噴射口9から水が噴射されるが、第2噴射口10から水は噴射されない。また、既定の値より流量が低い場合には、第1噴射口9から水が噴射されずに第2噴射口10から水が噴射される。尚、既定の値より流量が低い場合には、貯水吸入口14上となるB点付近に残菜が集まり、残菜フィルタ11が塞がれて目詰まりを起こし、循環水の流れが悪くなっていることが推測される。そのときに、噴射ノズル6の第2噴射口10からの水による流体の力によって、残菜フィルタ11上の残菜をB点から別の地点となるB’点へ移動し、循環水の流れを改善することになる。また、流量検出手段28は、電磁式や機械式等の流量センサを用いている。
尚、本実施形態では、流量検出手段28として、電磁式や機械式等の流量センサを用いているが、それに限定する必要はない。水の流量を検出できるものであれば良い。
また、本実施形態では、流量検出手段28をポンプ16の吐出部及び吐出経路17の間に設けているが、それに限定されない。水の流量を検出できるのであれば、他の箇所に設けても良い。
〔実施形態7〕
第7の実施形態に係る食器洗浄機1fについて、図面を参照して説明すれば、以下の通りである。本実施形態は、電解水生成部29及び給水切替弁30を設けている点が第1の実施形態とは異なる。本実施形態では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図15は、本実施形態に用いられる食器洗浄機1fの内部を示す上面図である。
図15に示すように、給水部12から水が供給される電解水生成部29が設けられる。電解水生成部29は、例えば、イオン吸着電極及び対極を有し、電圧が正負交互に印加することによって、アルカリ硬水及び酸性軟水の電解水を交互に切り替えて生成する。給水切替弁30は、吸水部12からの水、及び電解水生成部29で生成した電解水を切り替えて、洗浄槽4に供給する。
本実施形態では、第1の実施形態における水を使ったすすぎ運転の代わりに、アルカリ硬水及び酸性水を使ったすすぎ運転を行っている。
水を使った洗浄運転の第1〜第3のステップは、第1の実施形態と同様である。その後に行うアルカリ硬水を使ったすすぎ運転について説明する。第4ステップとして、電解水生成部29からアルカリ硬水が2〜3リットル程度供給される。そして、洗浄槽4の下方に設けた貯水部13が満水になったことを図示しない水位センサ等で確認した後、ポンプ16を動作させる。このとき、洗浄槽4内の下方に図示しないヒータを設置して洗浄水を加熱しても良い。
第5のステップとして、ポンプ16を動作させることによって、洗浄槽4内に供給したアルカリ硬水は、貯水部13、吸入経路15、ポンプ16及び吐出経路17を介して噴射ノズル6に供給される。その後の第3期間には、噴射ノズル6の第1噴射口9からアルカリ硬水を噴射し、食器に付着している洗剤を取り除く。このとき、アルカリ硬水は残菜フィルタ11で濾過して貯水部13に戻る。第3期間に続く第4期間には、噴射ノズル6の第2噴射口10からアルカリ硬水を噴射し、残菜フィルタ11上の残菜をB点から別の地点となるB’点へ移動する。そして、第3期間と第4期間を数回繰り返す。その後、すすぎで使用したアルカリ硬水を図示しない排水口から排水する。尚、アルカリ硬水は、洗剤を使わなくても食器の汚れを取り除く機能を有しており、第1の実施形態のすすぎ水と比べて食器をより綺麗にすることができる。
次に、アルカリ硬水を使ったすすぎ運転の後に行う酸性軟水を使ったすすぎ運転の場合を説明する。第6ステップとして、電解水生成部29から酸性軟水が2〜3リットル程度供給される。そして、洗浄槽4の下方に設けた貯水部13が満水になったことを図示しない水位センサ等で確認した後、ポンプ16を動作させる。このとき、洗浄槽4内の下方に図示しないヒータを設置して洗浄水を加熱しても良い。
第7のステップとして、ポンプ16を動作させることによって、洗浄槽4内に供給した酸性軟水は、貯水部13、吸入経路15、ポンプ16及び吐出経路17を介して噴射ノズル6に供給される。その後の第5期間には、噴射ノズル6の第1噴射口9から酸性軟水を噴射し、食器に付着している洗剤を取り除く。このとき、酸性軟水は残菜フィルタ11で濾過して貯水部13に戻る。第5期間に続く第6期間には、噴射ノズル6の第2噴射口10から酸性軟水を噴射し、残菜フィルタ11上の残菜をB点から別の地点となるB’点へ移動する。そして、第7のステップを数回繰り返す。その後、すすぎで使用した酸性水を図示しない排水口から排水する。尚、酸性軟水は、雑菌の繁殖やにおい発生を抑える機能を有しており、第1の実施形態のすすぎ水と比べて洗浄槽4内をより衛生的に保つことができる。
また、アルカリ硬水及び酸性軟水を使ったすすぎ運転時には、残菜フィルタ11が新たに残菜を捕集する可能性は低いため、第4期間に噴射ノズル6の第2噴射口10からアルカリ硬水を噴射すること、及び第6期間に噴射ノズル6の第2噴射口10から酸性軟水を噴射することを不要としても良い。
さらに、本実施形態では、電解水生成部29で電圧を正負交互に印加することによって、アルカリ硬水及び酸性軟水の電解水を交互に切り替えて生成しているが、それに限定されない。アルカリ硬水及び酸性軟水の電解水を同時に生成しても良い。
さらに、本実施形態では、電界水生成部29で生成した電解水として、アルカリ硬水及び酸性軟水を生成してすすぎ運転に使用しているが、それに限定する必要はない。例えば、酸性軟水のみを生成して使用しても良いし、アルカリ軟水及び酸性硬水を生成して使用しても良いし、アルカリ軟水のみを生成して使用しても良いし、酸性硬水のみを生成して使用しても良い。
さらに、本実施形態では、洗浄運転に水を使用しているが、それに限定する必要はない。電界水生成部29で生成した電解水を使用しても良い。
以上、実施形態1〜実施形態7について具体的に説明を行ったが、本発明はそれらに限定されるものではない。上述した7つの実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る食器洗浄機は、残菜フィルタを備えた食器洗浄機全般に広く適用することができる。
1 食器洗浄機
2 筐体
3 扉
4 洗浄槽
5 開口部
6 噴射ノズル
7 回転軸
8 腕部
9 第1噴射口
10 第2噴射口
11 残菜フィルタ
12 給水部
13 貯水部
14 貯水吸入口
15 吸入経路
16 ポンプ
17 吐出経路
18 残菜集積部
19 傾斜面
20 残菜集積フィルタ
21 残菜集積カバー
22 残菜移動用ノズル
23 腕部
24 第3噴射口
25 残菜集積箱
26 ブラシ
27 残菜移動用ブラシ
28 流量検出手段
29 電解水生成部
30 給水切替弁

Claims (5)

  1. 洗浄槽、該洗浄槽内の食器に向けて水を噴射するための噴射ノズル、水中の残菜を捕集するための残菜フィルタ、及び該残菜フィルタで濾過した水を貯水するための貯水部を備えた食器洗浄機において、
    前記食器洗浄機は、前記残菜フィルタ上の残菜を移動させる残菜移動手段を設けることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記食器洗浄機は、残菜集積部を設け、
    前記残菜集積部は、残菜集積フィルタを含み、
    前記残菜移動手段は、前記残菜フィルタ上の残菜を前記残菜集積フィルタへ移動させることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記残菜移動手段は、流体を噴射する残菜移動用ノズル、又は残菜に直接接触して移動させる残菜移動用固定部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記食器洗浄機は、水の流量を検出する流量検出手段を設けることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の食器洗浄機。
  5. 前記食器洗浄機は、アルカリ水及び/又は酸性水を生成する電解水生成部を設け、前記電解水生成部から前記洗浄槽にアルカリ水又は酸性水を供給することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の食器洗浄機。
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