JP2004267507A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物が詰まりにくく、信頼性の高い分水手段を提供する。
【解決手段】洗浄水を噴射する噴射口を有する複数個の洗浄手段27と、洗浄ポンプ26からの洗浄水が供給される洗浄手段27を切換える分水手段37とを備え、分水手段37は、ケーシング40と弁体41とを有し、弁体41は、ケーシング40内の流れの変動によって移動する構成とし、ケーシング40または弁体41のいずれか一方に設けた軸部60と他方に設けた穴部61を回転自在に嵌合させたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の食器洗い機は、図22および図23に示すような構成であった(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
【0003】
図22に示すように、洗浄水を加圧する洗浄ポンプ1と、洗浄水を噴射する噴射口を有する複数個の洗浄手段2と、洗浄ポンプ1からの洗浄水が供給される洗浄手段2を切換える分水手段3とを備え、分水手段3は、図23のように、複数個の吐出口を有する円筒形のケーシング4の内側に、ほぼ同径の円筒形の弁体5を備え、弁体5を駆動用モータ6で回転させ、弁体5の吐出口7から吐出される洗浄水を洗浄手段2に順次供給し、噴射するようになっていた。
【0004】
これにより、給水量(循環水量)を増やすことなく洗浄手段2の数を増やすことができ、被洗浄物に対してより多方向から洗浄水を噴射できることから、高効率な洗浄が行え、運転時間の短縮や、省エネ、節水が図れるようになっていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−218721号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の食器洗い機の分水手段では、ほぼ同径のケーシング4と弁体5が近接ないし接触しながら、相対運動する構成であり、洗浄水と共に循環する残さい等の異物がその隙間に入り込んだ場合でも、確実に弁体5を回転させるために、強力な駆動用モータ6で弁体5を回転させる必要があった。
【0007】
本発明では、安価で小型の分水手段を実現するために、この駆動用モータ6を用いずに、洗浄ポンプ1の運転と停止などによるケーシング4内の流れの変動によって弁体5を移動する構成であり、弁体を回転させる力が小さく、従来の構成をそのまま用いると、弁体5の外周部に異物が挟まった場合には、弁体5の回転が不能とってしまう可能性を有していた。こうなると、同一の洗浄手段2からのみ洗浄水が噴射され、洗浄槽内全体を洗浄することができなくなってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、弁体は、ケーシング内の流れの変動によって移動する構成とし、ケーシングまたは弁体のいずれか一方に設けた軸部と他方に設けた穴部を回転自在に嵌合させたものである。
【0009】
これにより、弁体とケーシングは、回転中心部にある軸部と穴部とが、近接ないし接触しながら相対運動するため、弁体の外周部で相対運動する場合と比べて相対する面積は最小となり、異物の挟まる確率は小さくなる。また、その隙間に異物が入り込んだ場合でも、それに対抗して回転させるための力も最小で済むため、ケーシング内の流れの変動によって弁体を移動させるなど、弁体を回転させる力が小さい場合でも、異物によって弁体が回転不能となる可能性はほとんどなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射口を有する複数個の洗浄手段と、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段とを備え、前記分水手段は、ケーシングと、洗浄水の流れを切換える弁体とを有し、前記弁体は、前記ケーシング内の流れの変動によって移動する構成とし、前記ケーシングまたは前記弁体のいずれか一方に設けた軸部と他方に設けた穴部を回転自在に嵌合させたものであり、弁体とケーシングは、中心付近の軸部と穴部とが近接ないし接触しながら相対運動するため、弁体の外周部で相対運動する場合と比べて、相対する面積は最小となり、異物の挟まる確率は小さくなる。
【0011】
また、その隙間に異物が入り込んだ場合でも、それに対抗して回転させるための力も最小で済むため、ケーシング内の流れの変動によって弁体を移動させるなど、弁体を回転させる力が小さい場合でも、異物によって弁体が回転不能となる可能性はほとんどなくなる。このため、異物によって分水手段が切換え不能となり、洗浄槽内全体の洗浄ができなくなることを防止し、信頼性の高い機器を提供できる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、軸部と穴部の嵌合部に複数の近接部を設け、隣接した近接部の間には、その近接部より大きい空間部を形成したものであり、軸部と穴部は複数個の近接部のみで接することから、異物はより挟まりにくくなるとともに、一度挟まった異物はわずかな弁体の移動で容易に外れることから、異物が詰まって弁体が切換不能となる事態を回避できる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、軸部の外周部に軸方向へ延びる筋状の凸部を設けて近接部を構成するとともに、前記弁体を回転させるための係合部を軸部および穴部の外側に各々設置し、洗浄ポンプを運転しケーシング内を洗浄水が流れているときに、穴部側に設けた係合部の隣接する頂部の間に前記凸部を対向させたものであり、軸部と穴部の隙間以外で、運転中に異物が引っ掛かる可能性のある軸部と係合部との隙間に異物が挟まる確率を減少させ、より異物に対して信頼性の高い機器を提供できる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、穴部側に設けた係合部の隣接する頂部の間に凹部を設け、凸部と前記凹部を対向させたものであり、軸部と係合部との隙間に異物が挟まる可能性を完全に排除できる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、洗浄水がケーシングに流入する流入部の中心は、弁体の回転中心部より外周側に偏位させたものであり、ケーシング内にはケーシング内を回る旋回流が発生し、異物の大部分を占める水より比重の大きい残さい等の異物は、この旋回流によってケーシングの外周側に移動する。このため、ケーシングの中心付近に位置する軸部と穴部からは異物が遠ざかる傾向にあり、軸部と穴部の隙間に異物が挟まる確率を低下させることができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射口を有する複数個の洗浄手段と、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段とを備え、前記分水手段は、ケーシングと、洗浄水の流れを切換える弁体とを有し、前記弁体は、前記ケーシング内の流れの変動によって移動する構成とし、前記弁体は、前記ケーシングの内面に沿って回転自在に配置され、相対する前記ケーシング内面と前記弁体の外面に複数個の近接部を設け、その隣接した近接部の間に前記近接部より大きい空間部を形成したものである。弁体とケーシングが実質的に相対運動するのは近接部のみであり、その面積は全周で相対する場合と比べて小さく、異物の挟まる確率は減少する。このため、異物によって分水手段が切換え不能となり、洗浄槽内全体の洗浄ができなくなることを防止し、信頼性の高い機器を提供できる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、ケーシングの内面および弁体の外面を略円形とし、相対するケーシングの内面ないし弁体の外面のいずれか一方に複数個の凸部を設けて近接部を形成したものであり、凸部以外の円形部分の隙間は異物の挟まらないように設定し、複数個の凸部のみで弁体とケーシングが相対運動するようにすれば、相対する面積が小さくなることに加え、もしその隙間に異物が入り込んだ場合でも、一度挟まった異物はわずかな弁体の移動で容易に外れることから、より異物の詰まりが発生しにくくなり、分水手段が切換不能となることを防止できる。
【0018】
請求項8に記載の発明は、請求項2、3または6記載の発明において、洗浄水の流れを停止ないし減少させた際に、弁体は移動開始とともに回転動作する構成としたものであり、近接部に異物が挟まった場合でも、弁体が移動開始とともに回転動作すれば、近接部と近接部の間の広い空間に異物は移動し、これを確実に除去することができる。
【0019】
請求項9に記載の発明は、請求項1、2または6に記載の発明において、嵌合した軸部と穴部、または近接部は、排水手段によって排水動作を行った後に残った洗浄水の水位より上方に設けたものであり、運転終了後には、残水中に残った異物や油分等の影響を全く受けないため、次回運転時に切換不能となる事態が発生することはない。
【0020】
請求項10に記載の発明は、請求項1、2または6に記載の発明において、嵌合した軸部と穴部、または近接部は、定格の洗浄水位まで給水した状態の洗浄水に水没する位置に設けたものであり、弁体を移動させるためにケーシング内の流れを変動した際に、嵌合している軸部と穴部または近接部の隙間に異物が通過することはほとんどなく、異物に対する信頼性が向上する。
【0021】
請求項11に記載の発明は、請求項1または6に記載の発明において、洗浄水の流れ停止ないし低下させた際に、弁体が移動する方向に付勢力を作用する付勢手段を備えたものであり、洗浄水の流れ停止ないし低下させた際の移動にはポンプ圧が作用しないため、その駆動力は弁体の自重のみであるが、この方向に付勢力を作用させることで、異物が挟まった状態でも弁体の移動は容易となり、切換えの信頼性がさらに向上する。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
(実施例1)
図1〜図5に示すように、食器洗い機本体20には、扉21で開閉可能な洗浄槽22を設け、食器等の被洗浄物23は食器かご24にセットされ、洗浄槽22内に収容している。26は給水弁(図示せず)を介して供給された洗浄槽22の洗浄水を加圧する洗浄ポンプで、複数の噴射孔を設けた洗浄ノズル(洗浄手段)27に洗浄水を供給し、洗浄手段27より洗浄水を噴射する。洗浄手段27は、食器かご24の下方から噴射する27a、27bと、背面より噴射する27cの3ヶ所に設置しており、洗浄手段27aと27bは噴流によって軸まわりに回転する回転ノズル、洗浄手段27cは移動しない固定ノズルとし、各々の洗浄手段27には洗浄水を噴射する噴射口を4〜10個程度備えている。
【0024】
洗浄槽22の底部には、洗浄ポンプ26の吸い込み側へ連通した排水口28を有し、この排水口28には残さいを収集する残さいフィルタ29と加熱用の発熱体30を設け、洗浄槽22の温度を検知する温度センサ31を設けている。排水ポンプ32は洗浄槽22内の洗浄水を排出するものである。送風機33(図示せず)は、送風経路34(図示せず)を通して洗浄槽22に空気を送り、その排気を排気口35より排出するようにしている。
【0025】
洗浄ポンプ26の吐出経路36には、洗浄水を供給する洗浄手段27を選択的に切換える分水手段37を設置しており、この分水手段37は、図3および図4に示す構造をしている。洗浄ポンプ26で加圧された洗浄水が流入する流入部38と、4個の流出部39を有するケーシング40と、ケーシング40内に移動可能に設けた弁体41とで構成され、弁体41には洗浄水を通過させる開口部42を設けている。そして、弁体41の上昇時に弁体41を所定角度だけ回転させる一組の上部係合部44と、弁体41の降下時に弁体41を所定角度だけ回転させる一組の下部係合部45とを、ケーシング40側と弁体41側に各々設置している。
【0026】
ケーシング40には軸部60を備え、弁体41には軸部60と嵌合する穴部61を設けており、弁体41外周の隙間よりも、軸部60と穴部61の隙間の方が小さくなるように設定している。また、ケーシング40への流入部38の中心Aは、弁体41の回転中心B(軸部60)より外周側に距離Cだけ偏位して設けている。
【0027】
ここで、洗浄水を切換える弁体41を移動させる駆動手段は設置しておらず、ケーシング40内の流れの変動、例えば洗浄ポンプ26の運転と停止や、ポンプ出力の強弱などによって、移動させる構成である。
【0028】
図5は、弁体41の下側から見た図であり、流出部39は各々洗浄経路43で洗浄手段27に接続されているが、このうち流出部39aと39cに接続された洗浄経路43は連結され、共に洗浄手段27aに接続されている。
【0029】
なお、図3等は分水手段37の概念的な図であり、実際には、ケーシング40は上下に2分割して、ビス止めや嵌め込み、溶着や溶接等で結合された構造となる。また、洗浄槽22が樹脂製の場合など、この洗浄槽22の底面と一体でケーシング40の一部を構成することも可能である。
【0030】
上記構成において、まず、食器洗い機の基本動作について説明する。食器等の被洗浄物23を食器かご24にセットして洗浄槽22に収納し、洗剤を投入した後、扉21により食器洗浄機本体20の開口部を閉塞し、運転を開始する。被洗浄物23の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残菜を流すすすぎ工程、そして被洗浄物23に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
【0031】
まず、給水弁を動作して所定量の洗浄水を洗浄槽22に給水し、続いて洗浄ポンプ26により洗浄水を加圧し、洗浄手段27から洗浄水を噴射する。この際、洗浄槽22内に設けたシーズヒータ等の発熱体30に通電しており、洗浄水を加温しながら洗浄工程は行われる。また、温度センサ31は洗浄槽22の温度を検知しており、所定温度以上になると発熱体30への通電を停止する。
【0032】
洗浄水は、残さいフィルタ29を通過して洗浄ポンプ26に吸い込まれ、洗浄ポンプ26より洗浄槽22に設けた洗浄手段27に供給されて、洗浄槽22内に噴射され、被洗浄物23を洗浄した後、再び排水口28に戻るという経路で循環する。この際、被洗浄物23から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ29に流入し、残さいフィルタ29を通過できない大きさの残さいは残さいフィルタ29に捕集される。
【0033】
所定時間の洗浄工程を終えると、汚れを含む洗浄水は排水ポンプ32により機外に排出され、新たに洗浄水が供給される。洗浄ポンプ26を運転し、洗浄ノズル27から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残菜等の付着した被洗浄物23のすすぎを行う。所定時間運転した後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作を繰り返し、このすすぎ工程は連続して3回程度行う。最後に、洗浄水を機外に排出して、すすぎ工程は終了する。
【0034】
続いて乾燥工程を行い、送風機を動作させることにより、送風経路を通って外気が洗浄槽22内に送風され、排気口35から排出される。この際、発熱体30には通電されており、送風と温度の両方の効果によって被洗浄物23に付着した水滴の蒸発は促進される。所定時間これらの乾燥工程を行い、運転を終了する。
【0035】
次に、本実施例の特徴的な構成である分水手段37の動作、作用について説明する。図3および図4に示すように、ケーシング40は略円筒形であり、その軸方向が略鉛直方向に配置されており、洗浄ポンプ26で加圧された洗浄水が流入する流入部38はケーシング40の下端部に、流出部39はケーシング40の上面に設置している。流出部39と弁体41との相対する面は平面形状としており、開口部42以外には洗浄水が流れないようにするシール面を構成している。
【0036】
洗浄ポンプ26を運転した場合、流入部38より流入した洗浄水の流れ(圧力)によって弁体41は、上部係合部44の傾斜に従って、略直動および回転を伴った動作で上昇し、図3に示すように、所定の流出部39が開口するような位置で固定され、この流出部39と連通した洗浄手段27から洗浄水が噴射される。弁体41の下側から見ると、図5のように、弁体41を洗浄水が通過する位置に設けた開口部42が、所定の流出部39と一致するように、上部係合部44を設定している。(断面図では係合部の詳細は図示しておらず、図7を参照のこと)。
【0037】
続いて、洗浄ポンプ26を一旦停止すると、弁体41を下方から押し上げていた圧力が作用しなくなることから、弁体41はその自重で降下するが、この際、下部係合部45の傾斜に従って回転しながら降下し、図6に示すように所定位置で停止する。再び、洗浄ポンプ26を運転すると、上部係合部44の次の傾斜に係合され、弁体41は回転しながら上昇し、次の所定位置で停止し、次の洗浄手段27から洗浄水を噴射する。
【0038】
円形の上部係合部44および下部係合部45を平面に引き伸ばしてその関係を示すと、図7(A)のようになっており、洗浄ポンプ26の運転と停止を繰り返すことで、上下方向の略直動と回転運動を組み合わせた動作をしながら弁体41の位置は順次切換わる。本実施例では、4ヶ所の流出部39に切換えるため、一回の停止と運転で弁体41が90度回転する構成であるが、任意数の分割が可能である。
【0039】
なお、この上部係合部44および下部係合部45に関しては、本構成に限定するものではなく、洗浄ポンプ26を断続的に運転する際に、洗浄ポンプ26を運転中に所定の流出部39と弁体41の開口部42が一致すればよく、例えば、弁体41の降下時にはほとんど回転せず、上昇時に約90度回転したり、逆に、降下時に約90度回転し、上昇時にはほとんど回転しない構成であってもよい。
【0040】
弁体41は、図5の位置から、洗浄ポンプ26の停止、運転により90度ずつ回転するため、洗浄ポンプ26を断続的に運転することで、洗浄水が噴射する洗浄手段27は27a→27b→27a→27cの順で切換わる。これが、弁体41が一周する切換えの1サイクルであり、この噴射パターンを繰り返しながら噴射し続ける。
【0041】
これらの作用によって、同時に3ヶ所の洗浄手段27に洗浄水を供給するのではなく、1個ないし2個の洗浄手段27に、順次、洗浄水を送り込むため、給水量を増加させることなく、少ない水量で、任意の被洗浄物23に対して複数方向から洗浄水を噴射させることができる。したがって、短時間で被洗浄物23等に付着した汚染物を洗浄することができ、高効率な洗浄を実現することができる。
【0042】
また、被洗浄物23に対してより多方向から洗浄水を噴射することができるため、使用者は被洗浄物23の食器かご24へのセット位置や、縦置き、伏せ置き等のセット方法を選ぶことなく自由にセットできるため、よりセット性に優れた食器洗い機とすることができる。さらには、角鉢、深い小鉢、角皿等、単一方向からの噴射では洗浄水が十分行き届かなかった食器に対しても、十分な洗浄性能を発揮することができる。
【0043】
本発明では、洗浄水が噴射する洗浄手段27を切換えるために、3方弁や電動モータ等の専用駆動手段を必要とせず、安価で、かつ小型の分水手段37を提供できる。また、モータ駆動の場合には、回転軸はケーシング40を貫通して設置する必要があり、稠密なシール手段を設ける必要があり構造が複雑になると同時に、このシールが不良の場合には、製品外部に水漏れを起こす可能性を有していたが、本構成では、ケーシング40を貫通して動作する部品は存在せず、外部に水漏れを起こす恐れはない。
【0044】
食器洗い機では、単に水道水が循環しているのではなく、残さいなどの異物を伴った洗浄水が循環している。残さいフィルタ29により残さいを捕集する構成ではあるが、フィルタサイズより小さい異物は通過してしまうため、これらの異物に対して詰まらない分水手段37が要求される。本発明では、図3のように、ケーシング40に設けた軸部60に、弁体41に設けた穴部61を挿入して構成し、穴部60と軸部61が近接または接触することで、弁体41の上下直動および回転の動作を規制している。
【0045】
例えば、弁体41の外径が100mm、軸部61の径を5mmとすると、弁体41の外周部で相対運動する場合と比べて、相対する面積(円周長)は20分の1程度と非常に小さく、異物の挟まる確率も小さくなる。それに加え、その隙間に異物が入り込んだ場合でも、異物に対抗して回転させるために必要な力(回転トルク)も同様に20分の1程度で済み、専用駆動手段を用いずにケーシング40内の流れの変動によって弁体41を移動させるなど、弁体41を回転させる力が小さい場合でも、異物によって弁体41が回転不能となる可能性はほとんどなくなる。このため、異物によって分水手段37が切換え不能となり、洗浄槽22内全体の洗浄ができなくなることを防止し、信頼性の高い機器を提供できる。
【0046】
図4のように、洗浄水がケーシング40に流入する流入部38の中心Aは、弁体41の回転中心部Bより外周側に距離Cだけ偏位させており、ケーシング40内にはケーシング40内を回る旋回流が発生し、異物の大部分を占める水より比重の大きい異物は、この旋回流の遠心作用でケーシング40の外周側に移動する。このため、ケーシング40の中心付近に位置する軸部60と穴部61からは異物が遠ざかる傾向にあり、軸部60と穴部61の隙間に異物が引っ掛かる確率をさらに低下させることができる。
【0047】
弁体41の上方向への移動には、洗浄水の圧力が作用し、ケーシング40内は通常20〜40kPa程度まで加圧されるため、弁体41の大きさにもよるが、20〜100N程度の大きな力が弁体41には作用するため、多少異物が引っ掛かっていたとしても、弁体41を移動させることが可能である。しかし、弁体41の降下に対しては、弁体41の自重のみの作用となり、その推進力は小さい。このため、図8のように、弁体41が流出部39から離れる方向に作用する付勢手段62としてばね材を弁体に作用させることで、異物が噛み込んだ状態でも十分に弁体41を移動させることが可能になり、切換えの信頼性向上が図れる。
【0048】
なお、図8のようなコイルばねを作用させる以外にも、板ばね等の他のばね材を用いたり、ゴム等の弾性体を作用させたり、あるいは、弁体41の自重を増加するために、金属製の別体を弁体41に固定したり、挿入して成形することなどでも、同様の効果が得られる。また、弁体41に磁石または磁性体を設置し、磁力を利用して弁体41を下方に付勢する構成等も考えられる。
【0049】
なお、軸部60と穴部61の形状については、図3の形状に限定するものではなく、図9のように軸部60を途中で切断したものや、図10のように穴部61を貫通しない閉塞穴とした場合や、図11のようにケーシング40と穴部61を、弁体41に軸部60を設けた場合など、種々の構成が想定されるが、いずれも異物に対する高い信頼性が得られる。
【0050】
なお、洗浄手段の数は3個とし、噴射パターンを27a→27b→27a→27cのように設定したが、洗浄手段27の個数や噴射パターンに限定するものではなく、被洗浄物23の配置等に応じた種々の組み合わせが考えられ、効果を発揮できる。例えば、図12のように4個の洗浄手段27を備え、洗浄槽の底面に2個(27a、27b)、右天面に1個(27c)、左側面に1個(27d)設置し、4個の洗浄手段27から順次洗浄水を噴射する場合など、本体形状や、食器かご食器配置などに応じて適切な噴射を行えばよい。
【0051】
洗浄手段27の個数は、2ヶ所以上であれば効果を発揮するが、ある被洗浄物23に対して2方向以上からの噴射が得られることが、洗浄性能を向上する上で重要であり、洗浄槽22が略立方体形状の場合は2ヶ所以上、直方体形状の方形の場合には3ヶ所以上であることが望ましい。逆に、分岐数が多すぎると、1個の洗浄手段27から噴射される総水量が小さくなり洗浄効果が薄れることから10ヶ所以下、好ましくは6ヶ所以下であることが望ましい。
【0052】
また、洗浄ポンプ26は、運転と停止を繰り返す構成としたが、インバータモータを使用した洗浄ポンプのように、ポンプの出力を可変できるものを使用する場合には、ポンプの出力の強弱を利用して弁体41を切換えることも可能である。弱時の出力を、弁体41が流出部39から離れる出力以下にすれば切換え可能であり、ポンプの運転と停止の回数が減少することから、モータの寿命向上を図ることができるとともに、静音化にもつながる。また、噴射する洗浄ノズル27ごとに噴射の出力を可変することで、汚れの強弱に応じた任意の噴射を行うことも可能である。
【0053】
なお、本発明は洗浄水の切換方式に関するものであり、食器洗い機本体20の形状や大きさ、扉21の開閉方式、被洗浄物23の配置、個々の部品の配置等を限定するものではない。また、実施例1では、乾燥機能を有する食器洗い乾燥機の例を示したが、乾燥機能を伴わない食器洗い機においても同様の効果が得られる。
【0054】
(実施例2)
図13は、弁体41を上方より見た図であり、ケーシング40の下方より突出した軸部60には、その軸方向に筋状の凸部63を備えている。この他の基本構成は実施例1と同様である。
【0055】
実施例1と同様に、洗浄ポンプ26の運転、停止の繰り返しにより、弁体41は上下動し、90度ずつ回転することで順次洗浄水が噴射する洗浄手段27を切換えるが、軸部60に設けた4個の凸部63を近接部として、軸部60と穴部61は接触ないし近接しながら、弁体41は回転および直動する。近接部(凸部)63と近接部(凸部)63の間にはそれよりも大きい空間部が存在しているため、異物が挟まる可能性は近接部の4点のみになり、異物はより引っ掛かりにくくなる。
【0056】
図14のように一度挟まった異物Dも、図15のようにわずかに弁体41が回転動作するだけど、容易に外れることから、異物詰まりによって弁体41が切換不能となる事態を回避できる。図7(B)のように、洗浄水の流れを停止ないし減少させた際に弁体41は移動開始とともに回転動作(矢印のように斜めに移動)するように、上部係合部44を設定すれば、図15のように異物Dは近接部(凸部)63と近接部(凸部)63の間の広い空間部に移動し、確実に除去することができる。
【0057】
隣接する近接部63の隙間は、残さいフィルタ29のサイズより大きく設定しておけば、より確実に異物詰まりを回避できる。通常、残さいフィルタ29は、パンチングメタル等で形成されており、その穴径(1mmや2mm程度)よりも大きく設定すれば良いが、着脱式のフィルタと固定式のフィルタがある場合、好ましくは、固定式フィルタのサイズ以上の隙間に設定することが望ましい。
【0058】
また、軸部60と穴部61の外周側には、一対の下部係合部45を各々設置しており、図16のように、洗浄ポンプ26を運転し洗浄水が通過している状態の弁体41位置において、凸部63は、弁体41側に設けた下部係合部45の隣接する頂部64の間に対向するように配置している。係合部45は、図のように三角形状であり、係合部45と空間が交互に存在するため、ケーシング40内の流れに乗って、異物は、その空間部分から係合部45と軸部60の間に入り込む可能性が高い。頂部64と凸部63が一致すれば、その隙間に異物が引っ掛かる可能性が増大するが、凸部63を隣接する頂部64の間に対向させることで、相対する面積が小さくなり、隙間への異物の引っ掛かりを低減できる。
【0059】
さらに、図17のように、隣接する頂部64と頂部64の間に傾斜のない凹部65を設け、その凹部65と凸部63を対向させることで、軸部60と下部係合部45との間の異物詰まりは完全に回避できる。なお、この場合、凸部63の数と係合部45の頂部64の数を一致させると、いずれの凸部63の関係も同一条件となることから、異物に対する安定性はさらに高まる。
【0060】
(実施例3)
図18は、弁体41を上方より見た図であり、ケーシング40および弁体41は略円形形状とし、弁体41の外周部に複数個の凸部(近接部)63を設けている。
【0061】
弁体41とケーシング40は、弁体41の外周に設けた凸部(近接部)63により、接触ないし近接することで、弁体41の動作を規制する構成としており、近接部63と近接部63の間にはそれより大きい空間を設けている。ケーシング40と弁体41は近接部63のみで近接することから、異物の引っ掛かる面積が減少し、異物に対する信頼性の向上が図れる。
【0062】
また、実施例2と同様に、近接部63に一度挟まった異物も、弁体41が回転動作するだけで、容易に外れることから、異物詰まりにより弁体41が切換不能となる事態を回避できる。さらに、洗浄水の流れを停止ないし減少させた際に、弁体41は移動開始とともに回転動作する構成とすれば、近接部63に異物が挟まった場合でも、異物は近接部63と近接部63の間の広い空間部に確実に移動し、除去することができるため、異物によって切換不能となる事態をほぼ回避できる。
【0063】
隣接する近接部63の隙間は、残さいフィルタ29のサイズより大きく設定しておけば、より確実に異物詰まりを回避できる。通常、残さいフィルタ29は、パンチングメタル等で形成されており、その穴径(1mmや2mm程度)よりも大きく設定すれば良いが、着脱式のフィルタと固定式のフィルタがある場合、好ましくは、固定式フィルタのサイズ以上の隙間に設定することが望ましい。
【0064】
なお、凸部63は、弁体41側ではなく、ケーシング40側に設けても同様の効果が得られる。また、近接部は凸部63に限定するものではなく、図19のように弁体41を楕円形に構成し、Eの部分を近接部とするなど、種々の形状が想定できる。
【0065】
(実施例4)
図20は、排水手段である排水ポンプ32により排水した状態のケーシング40内の図であり、嵌合した軸部60と穴部61(近接部)は、排水手段32によって排水動作を行った後に残った洗浄水の水位Fより上方に位置するように設置している。この他の基本構成は実施例1と同様である。
【0066】
排水手段としては、一般には排水ポンプ32が用いられ、洗浄本ポンプ26とは個別に設けたり、洗浄ポンプ26と一体で設けるなど様々ではあるが、いずれにしても、洗浄経路内の洗浄水を完全に機外に排出することはできず、いくらかの残水が残る。普通に運転を終了した場合、最後の残水はきれいな状態であるが、汚染の種類や量によっては、残水中に油分や異物の残る可能性がある。例えば、大量の油分を投入され、洗剤を入れ忘れた場合などには、油分が残る。隙間の最も小さい近接部等が残水に浸水した状態で長時間放置されると、水分が蒸発して、残った油分が固着してしまい、次回運転時に弁体が動作不能となる恐れがあるが、残水位より上方に設置することで、この固着現象を回避でき、確実な分水の切換を維持できる。
【0067】
(実施例5)
図21は、定格位置(給水位G)まで洗浄水を給水した状態のケーシング内の図であり、その洗浄水に水没する位置に嵌合した軸部60と穴部61(近接部)を設けている。この他の基本構成は実施例1と同様である。
【0068】
実施例1と同様に洗浄ポンプ26の運転と停止を繰り返すことで、分水手段37の弁体41を切換えるが、上記構成とすることで、洗浄ポンプ26の運転開始とともに、弁体41とケーシング40の隙間に異物が入り込むことを回避できる。給水状態で、嵌合した軸部60と穴部61(近接部)が水没しない場合、洗浄ポンプ26を停止すれば、その隙間から洗浄水が抜けて、空間となる。そして、次に洗浄ポンプ26を運転すると、その隙間には洗浄水が必ず入り込むため、その流れに伴って異物が入り込む可能性が高い。しかし、洗浄ポンプ26の停止状態でも水没していれば、弁体41は洗浄水と一緒に移動するため、近接部の隙間を洗浄水はほとんど通過しない。このため、嵌合した軸部60と穴部61、または近接部への異物の通過を最小に抑えることができ、異物に対する信頼性を高められる。
【0069】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、相対運動する弁体とケーシングが接触ないし近接する隙間に、異物が引っ掛かることを抑制し、分水手段が切換不可能となることを回避し、信頼性の高い分水手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の食器洗い機の要部断面図
【図2】同食器洗い機の要部断面図
【図3】同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ運転状態での断面図
【図4】同食器洗い機の分水手段の分解斜視図
【図5】同食器洗い機の分水手段の弁体の下面図
【図6】同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ停止状態での断面図
【図7】(A)同食器洗い機の分水手段の係合部の詳細図
(B)同食器洗い機の弁体の移動方向を示す詳細図
【図8】同食器洗い機の付勢手段を設けた分水手段の断面図
【図9】同食器洗い機の他の分水手段の断面図
【図10】同食器洗い機の他の分水手段の断面図
【図11】同食器洗い機の他の分水手段の断面図
【図12】同実施例1の他の食器洗い機の要部断面図
【図13】本発明の実施例2の食器洗い機の分水手段の弁体の上面図
【図14】同食器洗い機の分水手段の近接部に異物が挟まった状態の概略図
【図15】同食器洗い機の分水手段の近接部から異物が外れる状態の概略図
【図16】同食器洗い機の分水手段の凸部と頂部の関係を示す部分側面図
【図17】同食器洗い機の分水手段の凸部と頂部の関係を示す部分側面図
【図18】本発明の実施例3の食器洗い機の分水手段の弁体の上面図
【図19】同食器洗い機の他の分水手段の弁体の上面図
【図20】本発明の実施例4の食器洗い機の残水が残った状態の分水手段の断面図
【図21】同食器洗い機の給水状態の分水手段の断面図
【図22】従来の食器洗い機の要部断面図
【図23】同食器洗い機の分水手段の断面図
【符号の説明】
26 洗浄ポンプ
27 洗浄ノズル(洗浄手段)
32 排水ポンプ(排水手段)
37 分水手段
38 流入部
40 ケーシング
41 弁体
60 軸部
61 穴部
62 付勢手段(コイルばね)
63 凸部(近接部)
64 頂部
65 凹部

Claims (11)

  1. 洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射口を有する複数個の洗浄手段と、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段とを備え、前記分水手段は、ケーシングと、洗浄水の流れを切換える弁体とを有し、前記弁体は、前記ケーシング内の流れの変動によって移動する構成とし、前記ケーシングまたは前記弁体のいずれか一方に設けた軸部と他方に設けた穴部を回転自在に嵌合させた食器洗い機。
  2. 軸部と穴部の嵌合部に複数の近接部を設け、隣接した近接部の間には、その近接部より大きい空間部を形成した請求項1記載の食器洗い機。
  3. 軸部の外周部に軸方向へ延びる筋状の凸部を設けて近接部を構成するとともに、前記弁体を回転させるための係合部を軸部および穴部の外側に各々設置し、洗浄ポンプを運転しケーシング内を洗浄水が流れているときに、穴部側に設けた係合部の隣接する頂部の間に前記凸部を対向させた請求項1記載の食器洗い機。
  4. 穴部側に設けた係合部の隣接する頂部の間に凹部を設け、凸部と前記凹部を対向させた請求項3記載の食器洗い機。
  5. 洗浄水がケーシングに流入する流入部の中心は、弁体の回転中心部より外周側に偏位させた請求項1記載の食器洗い機。
  6. 洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射口を有する複数個の洗浄手段と、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段とを備え、前記分水手段は、ケーシングと、洗浄水の流れを切換える弁体とを有し、前記弁体は、前記ケーシング内の流れの変動によって移動する構成とし、前記弁体は、前記ケーシングの内面に沿って回転自在に配置され、相対する前記ケーシング内面と前記弁体の外面に複数個の近接部を設け、その隣接した近接部の間に前記近接部より大きい空間部を形成した食器洗い機。
  7. ケーシングの内面および弁体の外面を略円形とし、相対するケーシングの内面ないし弁体の外面のいずれか一方に複数個の凸部を設けて近接部を形成した請求項6記載の食器洗い機。
  8. 洗浄水の流れを停止ないし減少させた際に、弁体は移動開始とともに回転動作する構成とした請求項2、3または6記載の食器洗い機。
  9. 嵌合した軸部と穴部、または近接部は、排水手段によって排水動作を行った後に残った洗浄水の水位より上方に設けた請求項1、2または6記載の食器洗い機。
  10. 嵌合した軸部と穴部、または近接部は、定格の洗浄水位まで給水した状態の洗浄水に水没する位置に設けた請求項1、2または6記載の食器洗い機。
  11. 洗浄水の流れ停止ないし低下させた際に、弁体が移動する方向に付勢力を作用する付勢手段を備えた請求項1または6記載の食器洗い機。
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