JP2002219088A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2002219088A
JP2002219088A JP2001018147A JP2001018147A JP2002219088A JP 2002219088 A JP2002219088 A JP 2002219088A JP 2001018147 A JP2001018147 A JP 2001018147A JP 2001018147 A JP2001018147 A JP 2001018147A JP 2002219088 A JP2002219088 A JP 2002219088A
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    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4214Water supply, recirculation or discharge arrangements; Devices therefor
    • A47L15/4219Water recirculation
    • A47L15/4221Arrangements for redirection of washing water, e.g. water diverters to selectively supply the spray arms

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  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の食器洗浄機では、一般家庭で用いられ
るさまざまな食器形状に対して、洗浄ノズルは一定の噴
射方向からしか噴射されないため、十分な洗浄性能を得
られていないという課題があった。 【解決手段】 複数個の洗浄ノズルと、洗浄ポンプ28
と洗浄ノズルとを連通する洗浄吐出経路37内に、回転
しながら洗浄吐出経路37を切換える切換え部101を
設けて複数個の洗浄手段に順次洗浄水を供給する構成と
したことにより、給水量を増大させることなく、食器に
多方向から洗浄水を噴射することができ、短時間、省エ
ネ、省水量を実現するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用あるいは業
務用の食器洗浄機に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗浄機の構成について、図1
5を用いて説明する。1は本体、2は洗浄槽、3は洗浄
槽の開口部を開閉する蓋、4は蓋3に設けられた排気
口、5は食器等の食器(以降食器と呼ぶ)を収納する食
器かごで、回転するロ−ラ6を介して、洗浄槽2の側面
に設けられたレ−ル面7に支持されている。8は洗浄水
を加圧する洗浄ポンプ、9は洗浄槽2の下方に設置され
た洗浄ノズルであり、洗浄ポンプ8によって加圧された
洗浄水を、食器かご5に収納された食器に下方から噴射
する。10は洗浄槽に貯水された洗浄水を機外に排出す
る排水ポンプである。11は洗浄ポンプ8、排水ポンプ
10等の運転を制御する制御装置である。12は給水ホ
−ス、13は排水ホ−スである。14は洗浄水の加熱と
乾燥時の空気の加熱に用いるヒ−タであり、洗浄槽2の
底部に設けられている。15は乾燥用の送風機である。
【0003】食器の洗浄を行う場合には、食器を洗浄槽
2の食器かご5に収納し、洗剤を投入して運転を開始す
る。運転が開始されると、まず洗浄ポンプ8が洗浄水を
加圧する動作が安定するように、所定量の洗浄水を洗浄
槽2に供給する給水工程が実行される。洗浄ポンプ8は
遠心羽根(図示せず)と、これを駆動する電動機(図示
せず)を有している。続いて、洗浄ポンプ8によって加
圧され且つヒータ14によって加熱された洗浄水が洗剤
と共に洗浄ノズル9の噴射口16から噴射される本洗工
程が行われる。この時、洗浄水は洗浄ノズル9の噴射口
16から鉛直方向または斜め上方向に噴射される。また
洗浄ノズル9はこの噴射反力によって略水平に回転す
る。このように回転する洗浄ノズル9から噴射された洗
浄水の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、食器は洗浄
されるものである。
【0004】所定時間の本洗工程を経ると、次に食器等
から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ10
によって機外に排出する排水工程に入る。引き続いて、
新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜(食器
に付着した汚れを残菜ともいう)で汚れた食器をすすぐ
ために洗浄水を洗浄ノズル9から噴射するすすぎ工程
と、前記排水工程とが連続して4回繰り返されて、洗浄
工程を終了する。なお、最終のすすぎ工程は洗浄水温度
を約70℃まで上げる加熱すすぎ工程と呼び、高温水で
食器をすすぐものである。そして、本洗工程と数回のす
すぎを行うすすぎ工程を含めて洗浄工程と呼ぶ。
【0005】続いて、送風機15により洗浄槽2内に機
外より空気を送風ダクト17から送風口18を経て洗浄
槽2に送り込み、ヒータ14を断続的に運転して温風を
作り、この温風で食器に付着した水滴を蒸発させる乾燥
工程が行われる。
【0006】なお、複数個の洗浄ノズルを用いて洗浄性
能を向上させる洗浄方式として以下に示す提案がなされ
ている。例えば、特開平5−305050号公報に示す
ように、1個の洗浄ポンプと複数個の洗浄ノズルで構成
した洗浄機構で多方向からの洗浄水の噴射を行う方法
や、特開平5−176875号公報に示すように、複数
個の洗浄ポンプと複数個の洗浄ノズルを用いるものが提
案されている。
【0007】また特開平6−30853号公報に示すよ
うに、分水するために3方弁を多用する構成についても
提案されている。
【0008】さらには、特開平11−19019号公報
に示すように、洗浄ポンプ起動時の浮き上がりと洗浄ノ
ズルの回転方向をリンクさせた分水切換構成についても
提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、以下に示す課題を有している。例えば、特
開平5−305050号公報に示す構成は、同時に複数
個の洗浄ノズルから噴射を行うため、洗浄槽に溜める給
水量も多くしなくてはならない。これは、給水量が不足
すると洗浄ポンプ内に空気が入り込み、エアガミ状態と
なり洗浄ポンプの吐出性能が急激に低下し、食器が洗浄
できなくなってしまうからである。この場合、給水量を
洗浄ノズルの数に応じて増加させる必要があるが、洗浄
水の温度上昇時間が長くなり、結果として運転時間が延
びる、消費電力量が増える、使用水量が増える、さらに
は洗浄ポンプも大型のものが必要となることから、ラン
ニングコストの増加や、一度に多量の洗浄水を噴射する
ことによる騒音、振動の増大など数々の課題を有してい
た。
【0010】また特開平5−176875号公報に示す
構成は、洗浄ポンプが各洗浄ノズルに必要であり、給水
量の増加による課題はもちろんのこと、食器洗浄機全体
に占める機構部容積が増大するため、食器洗浄に必要な
容積が十分確保できない、あるいは必要以上に食器洗浄
機本体が大きくなるなどの課題を有していた。
【0011】また特開平6−30853号公報に示す構
成は、残菜や異物の混入する洗浄水を扱う食器洗浄機に
用いる構成としては、動作信頼性が確保しづらいこと
や、分水路が多くなったときに3方弁の数も多くなった
り、弁動作時の特有の異音が発生したり、あるいはコス
トが上昇するなどの課題を有していた。
【0012】さらに、特開平11−19019号公報に
示す構成は、水圧のみで切換える機構のため、動作信頼
性が低いことで所定の洗浄性能を発揮しにくいという課
題を有していた。なお、機構部とは、洗浄槽下部等に配
置された洗浄、乾燥を実現するための構成要素であり、
洗浄ポンプ、排水ポンプ、送風機、制御装置等の総称で
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の食器洗浄機は、洗浄水を加圧する洗
浄ポンプと、複数個の洗浄手段と、洗浄ポンプと各洗浄
手段との間に分水手段を設けた構成において、切換え動
作時、すべての吐出口が同時に分水吐出口に連通しない
よう回転分水部および分水取り出し部にそれぞれ配置し
たものである。この分水手段によって、洗浄ポンプより
吐出した洗浄水が複数個の洗浄手段から同時に吐出する
ことを防ぐことができる。このため、非常に少ない給水
量で食器に対して複数方向から洗浄水を噴射することで
高い洗浄性能を実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、食器等を入れる食器かごと、食器かごを収容する洗
浄槽と、洗浄槽の開口部を閉塞する蓋と、洗浄水を加圧
する洗浄ポンプと、複数個の洗浄手段と、洗浄ポンプと
各洗浄手段との間に回転しながら洗浄吐出経路を切換え
る切換え部を設けた分水手段と、洗浄ポンプや分水手段
等を制御する制御手段と、これらを収納する本体とを設
け、前記切換え部は、洗浄水を導く導水部と、駆動手段
を有し、かつ、複数個の吐出口を設けた回転分水部と、
回転分水部を被い、複数個の分水吐出口を設けた洗浄吐
出経路を有する分水取り出し部を備え、かつ、切換え動
作時、すべての吐出口が同時に分水吐出口に連通しない
よう配置した構成としたものである。
【0015】本発明によれば、洗浄ポンプより吐出した
洗浄水が複数個の洗浄手段から同時に吐出することを防
ぎ、少ない給水量で洗浄ポンプを駆動させることができ
る。つまり、より低出力、小型のモ−タを使用すること
ができるため、機構部の小型化が可能となり、より多く
の食器を洗浄できる本体、あるいは機構部の小型化によ
る本体容積の小型化を図り、設置性の向上を実現するこ
とができる。
【0016】また少量の給水量で任意の食器に対して複
数方向から洗浄水を順次噴射して洗浄するため、洗浄水
の加温に必要な時間、電力が大幅に削減されることによ
り、節水、時短、省エネで高い洗浄性能を図った食器洗
浄機とすることができる。また、食器の食器かごへのセ
ット位置、セット方法を選ばないので、よりセット性に
優れた食器洗浄機とすることができる。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載された構成に加えて、前記複数個の吐出口のう
ち、少なくとも一つの吐出口の穴形状は、他の吐出口の
穴形状よりも円周方向に長い矩形あるいは略楕円形状を
有する構成とするものである。
【0018】本発明によれば、開口面積の異なる複数個
の吐出口が構成されているにもかかわらず、少ない給水
量で洗浄ポンプを駆動することができる。さらに、矩形
の長手方向の長さに応じて分水吐出口に吐出する洗浄ノ
ズルの噴射時間を周期的に変化させることで、洗浄ノズ
ル間の洗浄水の干渉による洗浄性能低下を防止すること
ができるものである。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1あるいは2に記載された構成に加えて、前記複数個の
吐出口と分水吐出口は、洗浄中、常に任意の一個所の洗
浄手段から洗浄水を吐出するように回転分水部および分
水取り出し部にそれぞれ配置した構成とするものであ
る。
【0020】本発明によれば、回転分水部が回転する
際、吐出口がどの位置にあっても必ずその開口部の一部
あるいはすべてが分水吐出口の開口穴と一致するため、
常にいづれか1つの洗浄手段から食器等に洗浄水を噴射
することができるものである。よって、限られて洗浄時
間でのさらなる高効率洗浄を実現することができるもの
である。
【0021】本発明の請求項4に記載の発明は、 請求
項2あるいは3に記載された構成に加えて、前記分水吐
出口の内、少なくとも1つの分水吐出口の穴形状は、他
の吐出口の穴形状よりも円周方向に長い矩形あるいは略
楕円形状を有するととも、それに連通する洗浄吐出経路
も他の洗浄吐出経路より断面積を大きくした構成とする
ものである。
【0022】本発明によれば、より断面積の大きい分水
吐出口および洗浄吐出経路に連通する洗浄手段からは、
通常流量ながらやや低圧力で噴射時間が長い洗浄水の吐
出と,低圧力、大流量ながら噴射時間がさらに長い洗浄
水の吐出という洗浄水の吐出を繰り返し行うことができ
る。本洗浄水の噴射は食器に付着した残菜等をすすぐ効
果が高く、洗浄槽上部からの洗浄によりその効果がさら
に高くなるものである。また、吐出圧力あるいは吐出流
量の変化によって洗浄手段の噴射流量や噴射角度が変化
し、より広範囲に高効率に食器等を洗浄することができ
る。
【0023】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1から4に記載された構成に加えて、前記分水取り出し
部は、分水吐出口あるいは洗浄吐出経路の通路断面積を
可変する通路可変手段を設けたものである。
【0024】本発明によれば、通路可変手段を設けた洗
浄吐出経路に連通する洗浄手段への洗浄水の流量、圧力
を任意に切換えることができる。このため、洗浄する食
器等が少ない場合には、通路可変手段を完全に閉じて一
部の洗浄手段からの噴射を止めることが可能である。よ
って、他の洗浄手段からの噴射時間が増加することにな
り、より短時間に高い洗浄性能を発揮することができ
る。
【0025】また、汚れのひどい食器等を洗浄する場合
には高圧洗浄が有効であるが、通路可変手段を狭くする
ことで高圧の洗浄水噴射を可能とし、短時間で洗浄する
ことができるものである。このように、食器に付着した
汚れの量や質に応じて洗浄方法を変えながら洗浄するこ
とができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を用い
て説明する。
【0027】(実施例1)図1は本発明の実施例1の食
器洗浄機の断面図である。また図2は、同食器洗浄機の
分水手段の構成と洗浄水の流れを示す部分断面図であ
る。また図3は、同食器洗浄機の分水構成を示す分解斜
視図である。また図4は、同食器洗浄機の切換え部を示
す部分断面図である。また図5は、同食器洗浄機の他の
洗浄手段の構成を示す斜視図である。また図6は、同食
器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜視図である。ま
た図7は、同食器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜
視図である。また図8は、同食器洗浄機の他の洗浄手段
の構成を示す斜視図である。また図9は、同食器洗浄機
の他の洗浄手段の構成を示す斜視図である。また図10
は、同食器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜視図で
ある。
【0028】図1において、21は本体、22は洗浄
槽、23は洗浄槽の開口部を開閉する蓋、24は蓋23
に設けられた排気口、25は食器を収納する食器かご
で、回転するロ−ラ26を介して、洗浄槽22の側面に
設けられたレ−ル面27に支持されている。28は洗浄
水を加圧する洗浄ポンプ、29は洗浄槽22の底面に設
置された洗浄ノズル(洗浄手段)であり、複数個の噴射
口17より洗浄水を食器かご25に収納された食器に回
転しながら噴射する。30は同様に洗浄槽22の上方に
設置された洗浄ノズル(洗浄手段)、31は洗浄槽22
の背面に設置された洗浄ノズル(洗浄手段)、32は洗
浄槽22の左側面に設置された洗浄ノズルである。ま
た、図示はしてないが洗浄槽22の右側面にも回転しな
がら洗浄水を噴射する洗浄ノズル(洗浄手段)があり、
計5ヶ所の洗浄ノズル(洗浄手段)が設けられている。
また、洗浄ポンプは横置きに配置されており、洗浄ポン
プ給水口103は洗浄ポンプ最下部に設けられている。
洗浄ポンプ吐出口36は洗浄ポンプ給水口103の上部
に設けられ、略水平方向に突出している。また、洗浄ポ
ンプ吐出口36より高い位置に分水吐出口44を設けた
構成としている。これは、給水時に分水装置35内で空
気が溜まると洗浄ポンプ28が起動しにくくなるためで
ある。33は洗浄槽22に貯水された洗浄水を機外に排
出する排水ポンプである。34は洗浄水の加熱と乾燥時
の空気の加熱に用いるヒ−タであり、洗浄槽22の底部
に設けられている。35は洗浄ポンプ吐出口36と各洗
浄ノズルとを連通する吐出経路37に設けられた分水装
置(分水手段)であり、各洗浄ノズルに順次洗浄水を供
給する。38は、洗浄ポンプ28、排水ポンプ30、分
水装置35等の運転を制御する制御装置(制御手段)で
ある。
【0029】なお、洗浄ノズル29と洗浄ノズル30と
洗浄ノズル31と洗浄ノズル32と右側面用洗浄ノズル
(図示せず)で洗浄手段を構成している。また、洗浄ポ
ンプに関して本実施例では横置き配置で説明している
が、縦置き配置でもそれ以外でも本実施例における発明
の効果を得られるものである。
【0030】図2、図3において、39は洗浄ポンプ2
8により加圧された洗浄水を導く導水部(分水手段)、
40は、導水部39から導かれた洗浄水を吐出する2個
の略同一形状の吐出口41(切換え部)を略円筒形の側
面に設けた回転分水部(切換え部)であり、駆動用モ−
タ42(切換え部)を駆動源として回転する。43は、
回転分水部40を内包するとともに、5ヶ所の洗浄吐出
経路37(分水手段)に連通する分水吐出口44(分水
手段)を有する略円筒形状の分水取り出し部(分水手
段)である。また、2個の吐出口41は、同時に分水吐
出口44と一致しないよう配置されている。さらに、回
転分水部40が回転して吐出口41と分水吐出口が一致
したとき、吐出口41から出た洗浄水が分水吐出口44
に入るとき、通路損失とならない位置関係を保つよう構
成している。45は、駆動用モ−タ42の駆動軸80
(切換え部)と回転分水部40を連結する回転軸(切換
え部)であり、分水取り出し部43には回転軸45との
間を水密するためのオイルシ−ル46(切換え部)を備
えている。
【0031】なお、本実施例では2個の吐出口44を回
転分水部40の同一円周上に設けたが、異なる円周上に
さらに設けた場合も考えられるが、複数個の分水吐出口
44に対してすべての吐出口44が一致いないように構
成することで本発明の効果が得られるものである。
【0032】また、回転軸45には外周部に回転角度検
出用スリット50と定位置検出用スリット51を有する
回転検知用円盤67が同軸に固定され、導水部39に固
定された回転角度検知センサ47(光の受発光を利用し
たセンサ)によって回転分水部40の回転角度を検知す
ることができる。48は、吐出口41と分水吐出口44
の穴位置を合わせるための定位置センサ(光の受発光を
利用したセンサ)であり、吐出口41の穴位置と特定の
分水吐出口44の穴とが合う位置に設けられている。上
記2つのセンサ47と48を用いることにより、特定の
洗浄手段から洗浄水を吐出できるとともに、どの吐出口
41と分水吐出口44との中心が一致しているのかを制
御手段は知ることができるものである。また定位置検出
用スリット51は、回転検知用円盤67が回転する時、
回転角度検出センサ47と定位置センサ48の両方が光
を検知するか、あるいは光を検知しなくなる状態が一回
転する間に一回だけ起こる位置に配置している。また、
回転検知用円盤67に設けられた複数個の回転角度検出
用スリット50は、それぞれ分水吐出口44の穴と吐出
口41の穴位置が合う位置に配置されている。この配置
により、回転角度検出センサ47のみが光を検知する
か、あるいは検知しなくなった時を吐出口41と分水吐
出口44の穴位置が合った時と制御装置は判断する。ま
た回転角度検出センサ47と定位置センサの両方が光を
検知するか、あるいは検知しなくなった時、回転分水部
40が定位置にきたと判断する。また49は駆動用モ−
タ支持用フレ−ム(分水手段)であり、駆動用モ−タ4
2を導水部39に固定するものである。駆動用モ−タ4
2の支持については、駆動用モ−タ支持用フレ−ム49
を導水部39に位置決めされた状態で一体に構成するこ
とも可能である。
【0033】なお、洗浄水を各洗浄ノズルに順次分水す
る切換え部101は、回転分水部40、吐出口41、駆
動用モ−タ42、回転軸45、オイルシ−ル46、駆動
用モ−タ支持用フレ−ム49、駆動軸80で構成する。
また、洗浄吐出経路37、導水部39、分水取り出し部
43、分水吐出口44、切換え部101で分水手段(=
分水装置35)を構成する。また、回転軸45とオイル
シ−ル46と駆動手段は駆動用モ−タ42と駆動用モ−
タ支持用フレ−ム49で構成する。
【0034】また、吐出口41の配置について、本実施
例では回転分水部40の側面に設けた構成で説明してい
るが、吐出口41を回転軸45に略垂直な面に設け、分
水取り出し部43に設けた分水吐出口44も上記吐出口
41に対面する位置に設けた構成、或いは回転分水部が
略円錐形、略球形で構成され、その任意の面に吐出口が
設けられた切換え部であっても、本発明の効果は得られ
るものである。
【0035】また、本実施例で説明する駆動用モ−タ4
2は、制御装置38により回転数の可変と回転方向の切
換えが容易な直流モ−タをインバ−タ制御して用いてい
るが、低速回転で使用することを考慮して変速装置を付
加したギヤ−ドモ−タやステッピングモ−タや直流モ−
タを用いることも可能である。さらには制御の方法やモ
−タの大きさによっては交流モ−タや超音波モ−タを用
いる場合も考えられる。
【0036】また、本実施例の説明では、回転分水部4
0の定位置と回転時の回転角度を検出するために、受発
光素子を用いた光センサと、光を通過、遮断するための
回転検知用円盤67の組み合わせで実現しているが、リ
ミットスイッチを代わりに用いる場合や、光センサとリ
ミットスイッチの両方を用いる場合、または磁気センサ
や超音波センサを用いてもよい。また、回転速度の可変
や回転方向の切換えをも制御できるステッピングモ−タ
や、エンコ−ダ付のモ−タ(図示せず)を用いても同様
の効果を実現できる。さらには、まったく回転角度検知
や位置検知を用いず、回転分水部40を連続回転させる
場合においても、本発明の効果は得られるものである。
【0037】また、回転分水部40と分水取り出し部4
3との間には、異物が混入したとしても回転を維持する
ために必要な隙間を設けている。しかしながら、分水吐
出口44と吐出口41との間の漏れ水をなくすために、
ゴム製あるいは樹脂製、テフロン(登録商標)系のシ−
ル材等を用いたシ−ル部材(図示せず)を上記隙間に構
成すると、吐出している洗浄ノズル以外への漏れ水をな
くすことができる。結果として、さらなる給水量の削減
を実現でき、洗浄吐出圧力の向上による洗浄性能の向上
や洗浄水のヒ−トアップ時間を短縮できることによる運
転時間の短縮、消費電力量の削減、使用水量の削減を実
現できる。
【0038】図4は、回転分水部40が回転することで
その側面に設けた分水吐出口44と各洗浄ノズルに連通
する吐出口41とが順次一致して、洗浄水を各ノズルに
順次供給する様子を示すものである。吐出口41は、回
転分水部40の回転に伴い分水吐出口44との有効開口
面積が連続的に変化する。そして有効開口面積が最大に
なるとき、つまり吐出口41と分水吐出口44とが一致
したときに洗浄ノズルに対して最大流量が供給される。
本構成では、上記説明した有効開口面積の変化が二カ所
で発生するが、二カ所トータルの有効開口面積が吐出口
41一カ所分の面積とほぼ等しくなるように吐出口41
と分水吐出口44がそれぞれ配置されている。つまり、
洗浄ポンプの循環流量を決定する要因は吐出口41と分
水吐出口44の相対位置関係で決まる有効開口面積に起
因するものである。そして本構成では、有効開口面積を
吐出口41の数マイナス1個分の面積に抑制するよう考
慮されている。すなわち、吐出口41が3個あれば有効
開口面積は2個程度の面積に押さえるよう吐出口41を
配置するものである。仮に全洗浄ノズルに一度に洗浄水
を供給するためには、大型の洗浄ポンプと給水量の増加
が必要となり、機構部の増大、洗浄時間の長時間化、使
用水量の増加などの問題を有してしまう。なお、有効開
口面積の設定に関しては、洗浄ノズルや吐出口の数、洗
浄ポンプ能力により決定するもので、給水量をより削減
するには、有効開口面積を吐出口の数マイナス1個分以
上の面積に抑制することも考えられる。
【0039】図5、図6、図7、図8、図9、図10
は、分水装置(図示せず)の先端部に設けられる洗浄ノ
ズルの構成の組み合わせについて示したものであり、順
次、洗浄水を噴射して食器である食器や調理器具等を洗
浄するものである。具体的には、引き出し型食器洗浄機
において、回転しながら洗浄水を噴射する回転ノズル6
8と69と97(図5)、回転しながら洗浄水を噴射す
る回転ノズル52と棒状ノズル53の組み合わせ(図
6)や、回転ノズル54と固定ノズル55の組み合わせ
(図7)、また、上下二段に回転ノズル56、57を構
成した場合(図8)、上部2個61,62、下部2個6
3,64、左右側面1個ずつ65,66の回転ノズルを
設けた場合(図9)、複数個の固定ノズル58、59、
60のみで構成した場合(図10)、さらには回転ノズ
ルにタワ−ノズルを組み合わせる(図示せず)など、洗
浄槽の大きさ、形、あるいは食器かごが一段あるいは二
段などの条件に合わせていろいろな組み合わせが考えら
れるが、複数個の洗浄ノズルを用いる洗浄方式において
は、本発明の効果は得られるものである。
【0040】次に本実施例の特徴的な構成である分水装
置35(分水手段)の動作、作用について説明する。ま
ず、洗浄ポンプ28によって加圧された洗浄水は導水部
39を通り、回転分水部40に設けられた吐出口41か
ら吐出する。この時、回転分水部40は駆動用モ−タ4
2により低速に連続回転しており、2カ所の吐出口41
は5ヶ所の分水吐出口44に順番に穴位置が合ってい
く。穴位置が合うとそれぞれの洗浄吐出経路37内を通
り、洗浄ノズル29(下面)、右側面用洗浄ノズル(図
示せず)、洗浄ノズル31(背面)、洗浄ノズル32
(左側面)、洗浄ノズル30(天面)に順次、洗浄水が
送られる。この時、分水吐出口44および洗浄吐出経路
37は吐出口41の開口面積より大きく通路断面を構成
しているため、洗浄水方向の切換による通路圧力損失を
低減することができる。よって、洗浄ポンプもより小型
のものを用いることができるため、省エネ、低騒音、低
コストな食器洗浄機を実現できる。
【0041】また、また制御装置38は、定位置センサ
48を利用した運転の場合は一箇所、定位置センサ48
と回転角度検知センサ47を用いた運転の場合は、すべ
ての洗浄ノズルに対して、一定時間任意の洗浄ノズルか
ら洗浄水を噴射させる運転も行うことができる。その動
作について説明すると、回転分水部40は、具備した定
位置センサ48と回転角度検出センサ47の働きによ
り、洗浄ノズル29(下面)に連通する分水吐出口44
と、吐出口41とが一致するところで一端停止し、一定
時間洗浄ノズル30から洗浄水が噴射される。そして、
次に洗浄ノズル29へ洗浄水を供給するために、回転分
水部40が吐出口41を洗浄ノズル29に連通する分水
吐出口44に一致するまで回転させる。そして一定の噴
射時間停止した後、再び回転分水部を回転させるといっ
た一連の動作を行う。各洗浄ノズルの噴射力と回転分水
部40の動きに関しては、回転分水部40を連続的に回
転させた場合は吐出口41と分水吐出口44との穴面積
が徐々に変化するため、噴射力は連続的に変化するが、
途中で一時停止を加えた場合は最大噴射力を一定時間維
持することもできるものである。
【0042】このように、従来は複数個の洗浄ノズルを
用いた構成の場合、一度に各洗浄ノズルに対して洗浄水
を供給しなければならなかったため、大型の洗浄ポンプ
と、多大な給水量が必要であったが、本発明の構成によ
れば、洗浄ポンプから吐出した洗浄水を分水装置によっ
て吐出経路を切換えることにより、単一の洗浄ノズルを
動作させるために必要な洗浄ポンプ能力と給水量で複数
個の洗浄ノズルを動作させることができる。結果とし
て、機構部の小型化による製品の小型化、あるいは食器
容量の拡大や大幅な省エネ、省水量、運転時間の短縮を
図った食器洗浄機を提供できるものである。また本実施
例は、本洗工程あるいはすすぎ工程の時、最後に洗浄水
を噴射する洗浄ノズルを洗浄槽の天面あるいは側面に設
けた洗浄ノズルから噴射するように制御装置が制御する
ものである。まず構成について説明すると、回転検知用
円盤67に設けた定位置検出用スリット51の位置は、
吐出口41と洗浄槽22の上方に設けた洗浄ノズル30
に洗浄水を吐出する分水吐出口44に一致するように設
けられている。
【0043】そして、すすぎ工程においても各洗浄ノズ
ルから順次洗浄水が噴射されるが、制御装置38は、工
程の終了時期がきたら、回転分水部40の回転速度と位
置、そして上方からの一定の噴射時間を考慮しながら、
定位置センサ48の信号に基づいて回転分水部40を一
時停止させて、一定時間上方から洗浄水を噴射するよう
制御するものである。具体的な噴射の仕方については以
下に例を示す。
【0044】通常、運転プログラムにおいて本洗時間や
すすぎ時間は、時間と洗浄水温度の両方で設定してい
る。また、すすぎ工程の最後に行う加熱すすぎ工程は、
洗浄水温度が約70度になったときに終了する運転を行
う。すすぎ工程は2回〜3回の時間で管理するすすぎを
行う工程と、洗浄水温度を約70度まで上げる、洗浄水
温度で管理する加熱すすぎ工程よりなる。よって、本洗
工程や時間で管理するすすぎ工程では最初に回転分水部
40を定位置に移動してから運転を開始するとともに、
回転分水部40の各洗浄ノズルの噴射時間と停止時間を
設定して、運転の最後に天面あるいは側面に設けた洗浄
ノズルから噴射するように制御装置が制御する方法が考
えられる。また加熱すすぎ工程では、給水量や給水時の
洗浄水温度が変動するために、加熱すすぎの終了時間が
特定できないが、回転分水部の定位置を天面あるいは側
面に設けた洗浄ノズルから噴射する位置に設定して、加
熱すすぎを終了する温度近傍まで洗浄水温が上昇したと
きに運転を終了する方法が考えられる。あるいは、温度
が上昇してから後に、天面あるいは側面に設けた洗浄ノ
ズルから噴射を行ってから終了する方法が考えられる。
また、時間管理で運転を停止する工程では、終了時間に
合わせて動作中の噴射時間あるいは停止時間を変更する
ことでも本実施例の動きを実現できる。なお、これら運
転動作に関しては、任意の工程の運転特徴に従って実現
方法を決定すればよい。
【0045】よって、任意の工程の最後は食器に対して
上方から洗浄水を噴射するので、汚染物を食器から引き
離しやすくなり、確実にすすぐことができるものであ
る。また、コップの糸底への再付着を押さえることもで
きるし、洗浄工程の早期に、食器に付着した細かな残菜
等を機外に排出できるなど、洗浄性能を向上させること
ができる。なお、上方からのすすぎを行う工程に関して
は、少なくともすすぎ工程の数回行えばその効果を得る
ことができるが、すべてのすすぎ工程や本洗工程で行っ
た場合、より効果が発揮されることは言うまでもない。
【0046】また、各洗浄手段の噴射時間に関しては、
本発明の構成では、制御装置が回転角度検出センサ47
と定位置センサ48と駆動用モ−タ42を制御すること
により、各洗浄ノズルの洗浄水の噴射時間を任意に設定
することができる。食器の洗浄を行う場合、食器に付着
した汚染の種類により洗浄しやすいもの、洗浄するのに
時間を必要とするものがある。例えば、お茶碗についた
ご飯粒などはとれにくく、湯飲みコップの汚れなどは比
較的とれやすいものである。また、食器洗浄機の食器か
ごはこれら食器の種類に応じてセットする位置をある程
度限定するよう設計されており、それに応じて洗浄ノズ
ルからの噴射も設計されている。
【0047】ところが、汚れの取れにくい茶碗等をセッ
トする位置に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズルについ
て噴射時間を長くしたり、あるいは上方からの噴射で汚
れが取れやすい小物入れに対しても他より噴射時間を長
くするなど、汚れの取れ安さや、食器配置に起因する、
汚れのとれやすい噴射方向等を考慮して、それに対応し
た洗浄ノズルの噴射時間を設定することができる。一例
としては、汚れの取れにくい場所については噴射時間を
30秒、汚れの取れやすいところは噴射時間を5秒、そ
の他のところは10秒とするなどである。このように、
食器および汚れの特性に応じた最適な噴射時間による運
転を行うことにより、汚れの取れにくさの違う食器が混
在する食器洗浄機の洗浄において、より効率的に洗い残
しがなく高い洗浄性能を得られるものである。
【0048】また、本洗工程とすすぎ工程における噴射
時間に関して説明する。なお、本発明では上記のよう
に、吐出口41が一端停止した状態で一定の間に任意の
洗浄ノズルから噴射される時間を噴射時間、特に本洗い
工程における噴射時間を第一噴射時間、すすぎ工程にお
ける噴射時間を第二噴射時間と定義するものである。
【0049】また、制御装置は、第一噴射時間を第二噴
射時間より長くする運転を行うものである。そもそも本
洗工程では、食器に付着した汚染物を食器から引き剥が
す目的で、洗剤による化学力や熱等の洗浄力を複合させ
て洗浄を行うが、特に洗浄水の噴射による機械力は、少
しの水量を何回にも分けて洗浄するよりも、一度に多量
の洗浄水を噴射する方が高い洗浄性能を得られる。これ
に対してすすぎに工程は、洗浄水の噴射と数回の排水と
給水を短時間に繰り返して、食器や洗浄槽内に付着した
細かな汚れ等を洗い流すことに重点が置かれるため、で
きるだけ多方向から満遍なく食器に洗浄水を噴射する方
が短時間で確実にすすぐことができる。すなわち、第一
噴射時間は長く取りながら確実に洗浄し、第二噴射時間
は短いが各洗浄ノズルから噴射する回数を多くする方が
よい。一例としては、第一噴射時間を10秒、第二噴射
時間を5秒とするなどである。
【0050】よって上記各洗浄における最適な噴射時間
を設定した洗浄を行うことにより、高い洗浄性能を実現
できるものである。
【0051】なお、洗浄工程のすべての工程で行なわな
くとも、その中のどれかの工程で行ってもその効果は得
られるものである。
【0052】また、本実施例では回転分水部の動きにつ
いて主に回転と停止を繰り返す動きで説明したが、各工
程で連続的に動かす運転を行う場合であっても、その回
転速度を可変させることによって本実施例と類似の運転
を行うことができるものである。
【0053】また、本発明で用いた本体形状や洗浄ノズ
ル構成の他にも、図5、図6、図7、図8、図9、図1
0に示すものが考えられるが、その場合でも本発明と同
様の効果を得ることができるものである。
【0054】(実施例2)図11は本発明の実施例2の
食器洗浄機の切換部を示す断面図である。
【0055】実施例1と異なる点は、図11に示すよう
に、2個の吐出口のうち、一つの吐出口41aの穴形状
は、他の吐出口41bの穴形状よりも円周方向に長い矩
形あるいは略楕円形状を有するところである。また、回
転分水部40の回転に関しても、位置検知や回転角度検
知を用いることなく単に一定速度で連続回転する駆動用
モ−タ42で構成している。なお、分水手段を実現する
基本的な構成、動作に関しては実施例1と同じであり、
同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0056】次に動作、作用について説明する。各洗浄
ノズルが一回あたりに洗浄水を噴射する時間は、複数個
の分水吐出口44の穴形状が一定、かつ、回転分水部4
0が一定速度で回転しているため、吐出口の円周方向の
円弧長さが長いほど長くなる。よって円弧長さの異なる
2つの吐出口がそれぞれ分水吐出口44に洗浄水を吐出
することで、一つの洗浄ノズルは長短長さの異なる2つ
の噴射時間で交互に噴射する。特に洗浄ノズルや吐出口
が多い構成の場合、同時に複数個の洗浄ノズルから洗浄
水を噴射するため、近接する洗浄ノズルから噴射さられ
洗浄水が干渉して洗浄性能の低下してしまう。具体的に
は、食器に衝突する前に洗浄水同士が衝突すると食器に
付着した汚れに与える洗浄エネルギーが低下する。また
食器上を流れて残菜をすすぐ洗浄水に衝突した場合など
は、すすぎ性能が低下するなどの洗浄性能低下を引き起
こす。
【0057】しかしながら本発明の構成によれば、各洗
浄ノズルから噴射する洗浄水の噴射時間を任意にずらす
ことが可能である。よって、各洗浄ノズルから噴射する
洗浄水同士の干渉を防ぐことができ、多洗浄ノズル同時
洗浄方式の課題である洗浄性能低下を大幅に低減できる
ものである。よって安定した高い洗浄性能と省エネ短時
間洗浄を実現する食器洗浄機を提供することができる。
また本構成は、回転分水部の駆動用モータを連続運転さ
せるため、駆動用モ−タの可変や洗浄吐出経路の位置の
検出部を不要にしており、シンプルかつ低コストな構成
である。
【0058】(実施例3)図12は本発明の実施例3の
食器洗浄機の切換え部の部分断面図である。
【0059】実施例1と異なる点は、図12に示すよう
に、前記吐出口は、任意の一個所の洗浄手段から洗浄水
を吐出するよう、回転分水部に配置したところである。
なお、分水手段を実現する基本的な構成、動作に関して
は実施例1と同じであり、同一符号のものは同一構造を
有し、説明は省略する。
【0060】次に動作、作用について説明する。回転分
水部40が回転して洗浄ポンプ28から吐出した洗浄水
の切換を行う動作において、複数個ある吐出口41は常
に1カ所の分水吐出口44と連通し、同時に複数個の洗
浄経路に洗浄水を吐出することはない。つまり、洗浄水
は複数個の洗浄ノズルを順次切換ながら、常に一カ所か
ら噴射する。これは、洗浄ポンプ28からみれば複数個
の洗浄ノズルと吐出口41を有するにもかかわらず、吐
出口41一カ所分の流量を流すポンプ能力でよいことに
なる。そして、小型、小流量タイプの洗浄ポンプの使用
が可能であるならば、洗浄槽22に貯水する給水量を削
減することができる。また、小流量化によって洗浄水を
加温する時間をさらに短縮することができ、食器洗浄機
としては省エネ、短時間、省水量を実現できる。さらに
は、洗浄ポンプが小型化できることにより、本体に占め
る機構部の占めるスペースを小さくでき、食器洗浄機と
しては洗浄容量の拡大を図ることや、本体寸法を小さく
することが可能となる。特に本体の小型化は、食器洗浄
機の普及を妨げる一番の要因である設置性を向上させる
ものである。
【0061】なお本発明の構成は、吐出圧力と吐出流量
の積である洗浄エネルギーの点からいうと実施例1で説
明した構成より少なくなるが、給水量をより少なくでき
るため洗浄水の加温時間が早くなり、食器に対してより
多くの熱エネルギーを投入できる。このため、高い洗浄
性能を維持することができる。
【0062】(実施例4)図13は本発明の実施例3の
食器洗浄機の切換え部の部分断面図である。また図14
は同食器洗浄機の通路可変手段の構成を示す断面図であ
る。
【0063】実施例1と異なる点は、図13、図14に
示すように矩形の吐出口の穴形状は、 吐出口に関して
は通常穴タイプの吐出口41bと横長穴タイプの吐出口
41aの2種類、分水吐出口に関しても通常穴タイプの
分水吐出口44bと横長穴タイプの分水吐出口44aの2
種類で回転分水部40が構成される。また、横長穴タイ
プの分水吐出口44aに連通する洗浄吐出経路70や洗
浄ノズル90の噴射口17の穴も、他の洗浄吐出経路3
7より断面積を大きくしたところである。さらに、分水
取り出し部43のうち、横長穴タイプの洗浄吐出経路7
0内には、通路断面積を可変する通路可変手段を設けた
ところである。72は洗浄吐出経路70に回動可能に設
けた可変弁で、可変弁72の回動軸73に設けたバネ7
4により洗浄吐出経路70内壁に押さえつけられてい
る。77は可変弁72を押すロッドであり、洗浄吐出経
路70壁面にオイルシール78を介して摺動可能に取り
付けられている。通路断面積の可変は、ロッド77に設
けられピニオン79と、ロッド駆動モータ81に取り付
けられたラック82との間で直線的に摺動させることで
行う。さらに可変弁72の回動角度の検出は、ロッド7
7の初期位置とストロークを検出することで行う。
【0064】なお、可変弁72と回動軸73とバネ74
とロッド77とオイルシール78とピニオン79とロッ
ド駆動モータ81とラック82で通路可変手段を構成す
るものである。また、ロッドの移動手段としては、ラッ
ク、ピニオンの他にもソレノイドコイルでロッドを移動
させるものやエアポンプ、流体ポンプを用いるもの、カ
ムを用いるものなどが考えられる(図示せず)。
【0065】なお、分水手段を実現する基本的な構成、
動作に関しては実施例1と同じであり、同一符号のもの
は同一構造を有し、説明は省略する。
【0066】次に動作、作用について説明する。各吐出
口、分水吐出口の合わさり方により洗浄手段から噴射す
る洗浄水の噴射時間、噴射圧力、噴射流量を多彩に変化
させることができる。たとえば通常穴タイプの分水吐出
口44bに連通する洗浄ノズル88に関しては、通常穴
タイプの吐出口41bが重なった場合、通常圧力A1、通
常流量B1の洗浄水が噴射時間で噴射する。次に横長穴タ
イプの吐出口41aが重なった場合、通常圧力A1、通常
流量B1ながら横長の分だけ長い噴射時間C2で噴射する。
【0067】また横長穴タイプの分水吐出口44aに連
通する大流量用洗浄ノズル89に関しては、通常穴タイ
プの吐出口41bが重なった場合、やや低圧力A2、通常
流量B1の洗浄水が噴射時間C2で噴射する。次に横長穴タ
イプの吐出口41aが重なった場合、低圧力A3、大流量B
2の洗浄水がさらに長い噴射時間C3で噴射する(A1>A2
>A3、B1<B2、C1<C2<C3)。
【0068】このため、特定の洗浄手段からは洗浄時間
が通常より長く設定することができるため、特にご飯粒
の汚れなど強固な汚れの洗浄に効果がある。また低圧な
がら大流量の洗浄水の噴射は、食器に付着した残菜等を
すすぐ効果が高く、洗浄槽22上部からの洗浄によりそ
の効果がさらに高くなるものである。また、吐出圧力あ
るいは吐出流量の変化によって洗浄手段の流量や噴射角
度が変化し、より広範囲に高効率に洗浄する食器洗浄機
を提供ことができる。
【0069】このため、洗浄する食器等が少ない場合に
は、通路可変手段を完全に閉じて一部の洗浄手段からの
噴射を止めることが可能である。よって、他の洗浄手段
からの噴射時間が増加することになり、より短時間に高
い洗浄性能を発揮することができる。また、汚れのひど
い食器等を洗浄する場合には高圧洗浄が有効であるが、
通路可変手段を狭くすることで高圧の洗浄水噴射を可能
とし、短時間で洗浄することができるものである。この
ように、食器に付着した汚れの量や質に応じて洗浄方法
を変えながら洗浄する食器洗浄機を提供することができ
る。
【0070】なお、本実施例で説明した吐出口や洗浄吐
出経路などの断面形状は、略矩形、略円形、略楕円形或
いはそれらを複合した形状も考えられるが、いずれの場
合でも本発明の効果は得られるものである。また、本実
施例では洗浄吐出経路に通路切換部を設けた構成で説明
したが、分水吐出部に設けて分水吐出口の穴面積を可変
する構成でも本発明の効果は得られるものである。ま
た、本実施例で説明した分水吐出口の穴形状や通路可変
手段に関しては一体で実施する必然性はなく、各々独立
して実施が可能である。この結果、洗浄しにくい御飯粒
汚れを洗浄する洗浄ノズルは、他の洗浄ノズルより長い
時間洗浄水を吐出させることで、洗浄時間そのものを短
縮できる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、給水量を増加させることなく、任意の食器に対
して複数方向から洗浄水を噴射させることが可能とな
り、短時間で高い洗浄性能を実現できる。さらにすすぎ
回数の削減による省エネ、省水量を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の食器洗浄機の断面図
【図2】同食器洗浄機の分水手段の構成と洗浄水の流れ
を示す部分断面図
【図3】同食器洗浄機の分水構成を示す分解図
【図4】同食器洗浄機の切換え部を示す部分断面図
【図5】同食器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜視
【図6】同食器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜視
【図7】同食器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜視
【図8】同食器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜視
【図9】同食器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜視
【図10】同食器洗浄機の他の洗浄手段の構成を示す斜
視図
【図11】本発明の実施例2の食器洗浄機の切換え部の
部分断面図
【図12】本発明の実施例3の食器洗浄機の切換え部の
部分断面図
【図13】本発明の実施例4の食器洗浄機の切換え部の
部分斜視図
【図14】同食器洗浄機の通路可変手段の構成を示す断
面図
【図15】従来の食器洗浄機の構成図
【符号の説明】
21 本体 22 洗浄槽 23 蓋 25 食器かご 28 洗浄ポンプ 29 洗浄ノズル(洗浄手段) 30 洗浄ノズル(洗浄手段) 31 洗浄ノズル(洗浄手段) 32 洗浄ノズル(洗浄手段) 35 分水装置(分水手段) 37、70 洗浄吐出経路(分水手段) 38 制御装置(制御手段) 39 導水部(分水手段) 40 回転分水部(切換え部) 41 吐出口(切換え部) 41a 吐出口(切換え部) 41b 吐出口(切換え部) 42 駆動用モ−タ42(駆動手段、切換え部、分水手
段) 43 分水取り出し部(分水手段) 44 分水吐出口(分水手段) 44a 分水吐出口(分水手段) 41b 分水吐出口(分水手段) 45 回転軸(駆動手段、切換え部) 46 オイルシール(駆動手段、切換え部) 49 駆動用モ−タ支持用フレ−ム(駆動手段、切換え
部) 51 駆動用モ−タ(駆動手段) 52 回転ノズル(洗浄手段) 53 棒状ノズル(洗浄手段) 54 回転ノズル(洗浄手段) 55 固定ノズル(洗浄手段) 56 回転ノズル(洗浄手段) 57 回転ノズル(洗浄手段) 58 固定ノズル(洗浄手段) 59 固定ノズル(洗浄手段) 60 固定ノズル(洗浄手段) 70 洗浄吐出経路(分水手段) 72 可変弁(通路可変手段) 73 回動軸(通路可変手段) 74 バネ(通路可変手段) 77 ロッド(通路可変手段) 78 オイルシール(通路可変手段) 79 ピニオン(通路可変手段) 80 駆動軸(切換え部) 81 ロッド駆動モータ(通路可変手段) 82 ラック(通路可変手段) 90 洗浄ノズル(洗浄手段) 101 切換え部(分水手段)
フロントページの続き (72)発明者 由良 政樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BL01 BL02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器等を入れる食器かごと、食器かごを
    収容する洗浄槽と、洗浄槽の開口部を閉塞する蓋と、洗
    浄水を加圧する洗浄ポンプと、複数個の洗浄手段と、洗
    浄ポンプと各洗浄手段との間に回転しながら洗浄吐出経
    路を切換える切換え部を設けた分水手段と、洗浄ポンプ
    や分水手段等を制御する制御手段と、これらを収納する
    本体とを設け、前記切換え部は、洗浄水を導く導水部
    と、駆動手段を有し、かつ、複数個の吐出口を設けた回
    転分水部と、回転分水部を被い、複数個の分水吐出口を
    設けた洗浄吐出経路を有する分水取り出し部を備え、か
    つ、切換え動作時に、すべての吐出口が同時に分水吐出
    口に連通しないよう配置した食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 複数個の吐出口のうち、少なくとも一つ
    の吐出口の穴形状は、他の吐出口の穴形状よりも円周方
    向に長い矩形あるいは略楕円形状とした請求項1に記載
    の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 切り換え部は、前記複数個の吐出口と分
    水吐出口を、洗浄中、常に任意の一個所の洗浄手段から
    洗浄水を吐出するように回転分水部および分水取り出し
    部にそれぞれ配置した請求項1あるいは2に記載の食器
    洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記分水吐出口の内、少なくとも1つの
    分水吐出口の穴形状は、他の吐出口の穴形状よりも円周
    方向に長い矩形あるいは略楕円形状を有するととも、そ
    れに連通する洗浄吐出経路も他の洗浄吐出経路より断面
    積を大きくした請求項2あるいは3に記載の食器洗浄
    機。
  5. 【請求項5】 前記分水取り出し部は、分水吐出口ある
    いは洗浄吐出経路の通路断面積を可変する通路可変手段
    を設けた請求項1から4に記載の食器洗浄機。
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