JP2007105210A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】漂白コース運転時に被洗浄物を効果的に漂白洗浄できるようにする。
【解決手段】被洗浄物4を収容する洗浄槽3と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプ8と、前記洗浄ポンプ8により加圧された洗浄水を前記洗浄槽3内に噴射する噴射口を有した複数の洗浄手段9と、前記洗浄ポンプ8から洗浄水が供給される洗浄手段9への吐出経路16を切換える分水手段17と、標準洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段6とを備え、前記漂白コースを選択したときは、前記複数の洗浄手7の内、一部の洗浄手段9から集中して洗浄水が噴射するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、食器等の被洗浄物に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機の、特に被洗浄物を漂白する技術に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は、図11に示すような構成であった(例えば、特許文献1参照)。以下その構成について説明する。
従来の食器洗い乾燥機の構成について、図11に基いて説明する。食器洗い乾燥機の本体1に、洗浄槽3、食器等の被洗浄物を収納する食器かご5、回動するローラ29を介して、洗浄槽3の側面に設けられたレール面30に支持されている。洗浄槽3の開口部には扉2が設けている。給水弁31を開放することにより給水が行われ、水量検知装置32によってその水量は検知されて設定量が洗浄槽3に貯水される。洗浄槽3に配置された発熱体12は、洗浄槽3に貯水された洗浄水を加熱する。洗浄ポンプ8によって加圧された洗浄水は、食器かご5に収納された食器に下方から洗浄槽3の下方に設置された洗浄手段9によって噴射される。
このように洗浄ポンプ8を動作させることにより洗浄手段9から洗浄水が噴射され、洗剤を用い洗浄水を加熱しながら洗浄する本洗い工程、その後数回の洗浄水を加熱しながらすすぎを行うすすぎ工程、そして最後に所定の温度まで加熱しながらすすぐ加熱すすぎ工程へと進み食器を洗浄する。洗浄が終了すると、食器を乾燥する乾燥工程に入り、食器を乾燥させた後運転は終了する。そして扉2を開けて食器かご5を手前に引き出して、食器を取り出す。制御手段7は洗浄ポンプ8等の運転を制御する。
運転コースには通常の洗浄コースとは別に被洗浄物の漂白を行う漂白専用コースを有しており、食器等の漂白を全自動で行うことができる。
特開2001−190480号公報
しかしながら、前記従来の構成では、漂白専用コースが設けられてはいるが洗浄水は洗浄手段9より庫内全体へ満遍なく噴射され、被洗浄物に対する漂白力が分散してしまうために、その漂白効果は十分でないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、漂白コース運転時に効果的に被洗浄物を漂白洗浄できるようにした食器洗い機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプにより加圧された洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する噴射口を有した複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプから洗浄水が供給される洗浄手段への吐出経路を切換える分水手段と、標準洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段とを備え、前記漂白コースを選択したときは、前記複数の洗浄手段の内、一部の洗浄手段から集中して洗浄水が噴射するようにしたものである。
これによって、洗浄槽内の被洗浄物をくまなく洗浄するための複数の洗浄手段内、漂白コース運転時には、被洗浄物を漂白するのに有効な一部の洗浄手段に集中して洗浄水が噴射することができ、効率的に被洗浄物の漂白を行うことができる。
本発明の食器洗い機は、被洗浄物を短時間でエネルギーのロスは少なく、かつ強力に被洗浄物を漂白することができる。
第1の発明は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプにより加圧された洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する噴射口を有した複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプから洗浄水が供給される洗浄手段への吐出経路を切換える分水手段と、標準洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段とを備え、前記漂白コースを選択したときは、前記複数の洗浄手段の内、一部の洗浄手段から集中して洗浄水が噴射するようにしたことにより、漂白コース運転時には複数の洗浄手段の内で食器等の被洗浄物を漂白するにあたり効果的な一部の洗浄手段を効率よく用いることができるので、短時間でエネルギーのロスは少なく、かつ強力に被洗浄物を漂白することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の分水手段は、各々の洗浄手段に連通した複数の吐出経路から順次洗浄水が吐出するように切換わるとともに、漂白コースを選択したときは、特定の洗浄手段から噴射する時間が長く、他の洗浄手段から噴射する時間を短くしたことにより、漂白コース運転時には複数の洗浄手段の内で食器等の被洗浄物を漂白するにあたり効果的な一部の洗浄手段を効率よく用いることができることに加えて、他部の洗浄手段からは短く洗浄水を噴射するので、被洗浄物の外側等も同時に洗い流すことができ、短時間でエネルギーのロスは少なく、かつ強力に被洗浄物を漂白することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明の洗浄ポンプから洗浄水が供給されている洗浄手段を検知する分水検知手段を設けたことにより、漂白コース運転時に洗浄水を洗浄手段から噴射する際、複数の洗浄手段の内から漂白に効果的な一部の洗浄手段に確実に集中できているかを確認することができる。分水手段が正常に作動し複数の洗浄手段の内から一部の洗浄手段に集中できていることが分水検知手段により確認できればそのまま運転を続行し、また、分水手段が正常に作動しておらず他部の洗浄手段に洗浄水が集中しているようであれば、分水検知手段が異常を検出した時点で運転を修正することができる。このため、何らかの問題が発生し分水手段が正常に作動しなかった場合であっても、その状況を検知し修正することができるので、時間とエネルギーのロスを防止し、効率的に漂白洗浄を行うことができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の分水検知手段は、分水手段から洗浄手段に洗浄水を供給する吐出経路の温度を検知する温度検知手段を有し、前記温度検知手段は、漂白コースの選択時に噴射時間が長くなる洗浄手段への吐出経路の温度を検知するようにしたことにより、漂白コース運転時に複数の洗浄手段の内から洗浄水を集中して噴射させる一部の洗浄手段へ確実に洗浄水が供給されているかを、温度変化により容易に確実に検知することができる。また、複数の洗浄手段全てに検知手段を設けなくてよいため、食器洗い機全体の構成を簡単にすることができるので、組み立てが容易になり、コストも低く抑えることができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の分水手段は、洗浄ポンプのON/OFFにより弁体を回転させて洗浄水の吐出経路が切換わる構成としたことにより、洗浄水の吐出経路を切換える分水手段は特に駆動装置を必要としないため構成を簡単にすることができ、組み立てが容易になり、コストも低く抑えることができる。
第6の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の分水手段は、駆動用モータにより弁体を回転させて洗浄水の吐出経路が切換わる構成としたことにより、駆動用モータの制御によりに弁体を回転させることができるので、分水手段による吐出経路の切換えの確実性が高まる。また、駆動用モータは弁体の回転量を自在に制御可能であることから、吐出経路の切換えの順序にとらわれることがなくなり、柔軟な吐出経路の切換えを行うことができ、効果的に漂白洗浄が可能になる。
第7の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の分水手段は、電磁弁により洗浄ポンプから洗浄手段に洗浄水を供給する吐出経路が切換わる構成としたことにより、電磁弁の信頼性の高い制御によりに分水手段による吐出経路の切換えができるので、吐出経路切換えの確実性が高まる。また、電磁弁の開放流路は自在に制御可能であることから、吐出経路の切換えの順序にとらわれることがなくなり、柔軟な吐出経路の切換えを行うことができ、効果的に漂白洗浄が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図5に示すように、食器洗い機本体1には、扉2で開閉可能な洗浄槽3を設け、食器等の被洗浄物4は食器かご5にセットされ、洗浄槽3内に収容している。本体1前面には、標準洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段6を設けており、本体1の下部には制御手段7を配置している。給水弁(図示せず)は洗浄槽3に洗浄水を供給するものであり、洗浄ポンプ8は洗浄水を加圧して、複数の噴射口を設けた洗浄手段(洗浄ノズル)9に供給し、洗浄手段9より洗浄水を噴射する。
洗浄手段9は、食器かご5の下方から噴射する9a、9b、背面より噴射する9c、9dの4ヶ所に設置しており、洗浄手段9aと9bは噴流によって軸まわりに回転する回転ノズル、9cと9dは移動しない固定ノズルとし、各々の洗浄手段9には洗浄水を噴射する噴射口を4〜10個程度備えている。洗浄槽3の底部には、洗浄ポンプ8の吸い込み側へ連通した排水口10を有し、この排水口10には残さいを収集する残さいフィルタ11と加熱用の発熱体12を設け、洗浄槽3の温度を検知する温度センサ13を設けている。
排水ポンプ14は洗浄槽3内の洗浄水を排出するものである。送風機(図示せず)は、送風経路(図示せず)を通して洗浄槽3に空気を送り、その排気を排気口15より排出するようにしている。洗浄ポンプ8の吐出経路16には、洗浄水を供給する洗浄手段9を選択的に切換える分水手段17を設置しており、この分水手段17は、図3、図4に示す構造をしている。
分水手段17は、洗浄ポンプ8で加圧された洗浄水が流入する流入部18と4個の洗浄手段9に各々連通した4個の流出部19を有するケーシング20と、ケーシング20内に移動可能に設けた弁体21とで構成され、弁体21には洗浄水を通過させる開口部22を設けている。そして、弁体21の上昇時に弁体21を所定角度だけ回転させる一組の上部係合部23と、弁体21の降下時に弁体21を所定角度だけ回転させる一組の下部係合部24とを、ケーシング20側と弁体21側に各々設置している。
図5は、弁体21の下側から見た図であり、流出部19は各々吐出経路16で洗浄手段9に接続されており、流出部19aは吐出経路16aで洗浄手段9aへ、流出部19bは吐出経路16bで洗浄手段9bへ、流出部19cは吐出経路16cで洗浄手段9cへ、流出部19dは吐出経路16dで洗浄手段9dへ接続されている。なお、1個の洗浄手段9とは、1個の流出部19を通過した洗浄水が噴射される噴射口の集合体を指し、回転ノズルや固定ノズルが各1個の場合に限らず、回転ノズルが複数個あったり、回転ノズルと固定ノズルの組み合わせであったり、あるいは噴射口の場所が離れている場合など種々の構成が考えられるが、いずれの場合も1個の洗浄手段9であることに違いはない。
分水検知手段25は吐出経路16上に設置されており、温度検知手段により構成されている。なお、分水検知手段25は流出部19の近傍に位置する必要はなく洗浄手段9上に設置することも可能であるが、分水検知手段25により検知した信号を取り出すため制御手段7の近接したケーシング20近傍に設置することが望ましい。
なお、図3は分水手段17の概念的な図であり、実際には、ケーシング20は上下に2分割して、ビス止めや嵌め込み、溶着や溶接等で結合された構造となる。また、洗浄槽3が樹脂製の場合など、この洗浄槽3の底面と一体でケーシング20の一部を構成することも可能である。
上記構成において、まず、食器洗い機の基本動作について説明する。食器等の被洗浄物4を食器かご5にセットして洗浄槽3に収納し、洗剤を投入した後、扉2により食器洗い機本体1の開口部を閉塞し、コース入力手段6により標準洗浄コースと漂白コースを選択し運転を開始する。被洗浄物3の汚れを落とす洗浄工程または沈着した色素を漂白する漂白行程、付着した洗剤や残菜を流すすすぎ工程、そして被洗浄物3に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
まず、給水弁を動作して所定量の洗浄水を洗浄槽3に給水し、つづいて洗浄ポンプ8により洗浄水を加圧し、洗浄手段9から洗浄水を噴射する。この際、洗浄槽3内に設けたシーズヒータ等の発熱体12に通電しており、洗浄水を加温しながら洗浄工程または漂白行程が行われる。また、温度センサ13は洗浄槽3の温度を検知しており、所定温度以上になると発熱体12への通電を停止する。
洗浄水は、残さいフィルタ11を通過して洗浄ポンプ8に吸い込まれ、洗浄ポンプ8より洗浄槽3に設けた洗浄手段9に供給されて、洗浄槽3内に噴射され、被洗浄物3を洗浄した後、再び排水口10に戻るという経路で循環する。この際、被洗浄物3から脱落した残さい等の大きな汚れは、洗浄水とともに残さいフィルタ11に流入し、残さいフィルタ11を通過できない大きさの残さいは残さいフィルタ11に捕集される。
所定時間の洗浄工程または漂白行程を終えると、汚れを含む洗浄水は排水ポンプ14により機外に排出され、新たに洗浄水が供給される。洗浄ポンプ8を運転し、洗浄ノズル等の洗浄手段9から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残菜等の付着した被洗浄物4のすすぎを行う。所定時間運転した後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作を繰り返し、このすすぎ工程は連続して2回以上行う。最後に、洗浄水を機外に排出して、すすぎ工程は終了する。
続いて乾燥工程を行い、送風機を動作させることにより、送風経路を通って外気が洗浄槽3内に送風され、排気口15から排出される。この際、発熱体12には通電されており、送風と温度の両方の効果によって被洗浄物3に付着した水滴の蒸発は促進される。所定時間これらの乾燥工程を行い、運転を終了する。
次に、分水手段17の動作、作用について説明する。図3、図4に示すように、ケーシング20は略円筒形であり、その軸方向が略鉛直方向に配置されており、洗浄ポンプ8で加圧された洗浄水が流入する流入部18はケーシング20の下端部に、流出部19はケーシング20の上面に設置している。弁体21は略平面形状をしており、流出部19と弁体21との相対する面も平面形状としている。
洗浄ポンプ8を運転した場合、流入部18より流入した洗浄水の圧力によって弁体21は、上部係合部23の傾斜に従って、略直動および回転を伴った動作で上昇し、図3に示すように、所定の流出部19が開口するような位置で固定され、この流出部19と連通した洗浄手段9から洗浄水が噴射される。弁体21の下側から見ると、図5のように、弁体21を洗浄水が通過する位置に設けた開口部22が、所定の流出部19と一致するように、上部係合部23を設定している。
続いて、洗浄ポンプ8を一旦停止すると、弁体21を下方から押し上げていた圧力が作用しなくなることから、弁体21はその自重で降下するが、この際、下部係合部24の傾斜に従って回転しながら降下し、図6に示すように所定位置で停止する。再び、洗浄ポンプ8を運転すると、上部係合部23の次の傾斜に係合され、弁体21は回転しながら上昇し、次の流出部19と連通されることで、次の洗浄手段9から洗浄水を噴射する。
流出部19a〜19dはそれぞれ洗浄手段9a〜9dに接続されていることから、洗浄ポンプ8を断続的に運転することで、洗浄水が噴射する洗浄手段9は、9a→9b→9c→9dの順で切換わる。これが、弁体21が一周する切換えの1サイクルであり、この噴射パターンを繰り返しながら噴射し続ける。すなわち、1サイクルとは分水手段17による洗浄手段9の切換えが一巡することを言うのである。
これらの作用によって、同時に4ヶ所の洗浄手段9に洗浄水を供給するのではなく、順次、洗浄水を送り込むため、給水量を増加させることなく、任意の被洗浄物4に対して複数方向から洗浄水を噴射させることができる。したがって、短時間で食器4等に付着した汚染を洗浄することができ、高効率洗浄を実現することができる。また、複数個の洗浄手段9から同時に噴射する場合と比べて、1個の洗浄手段9からのみ噴射した方が、高圧で噴射させることが可能であり、より洗浄力を高められる。
コース入力手段6により標準洗浄コースが選択された時、制御手段7は図7に示したように、それぞれの洗浄手段9から順次洗浄水を噴射するよう洗浄ポンプ8を作動させて分水手段17を制御し、洗浄槽3に設置された被洗浄物4をむらなく洗浄する。漂白コースが選択された時、制御手段7は図8に示したように、一部の洗浄手段から集中して洗浄水が噴射するよう洗浄ポンプ8を作動させて分水手段17を制御し、洗浄槽3に設置された被洗浄物4の色素沈着面と洗浄水の接触時間が増加するように洗浄する。
漂白が求められる食器にはコップや湯のみ、急須等が考えられ、その形状から食器かご5の下部に位置する洗浄手段9aおよび洗浄手段9bから洗浄水を噴射する時間を長くすることが、最も被洗浄物4の色素沈着面と洗浄水の接触時間が増加する。
漂白洗浄の際に、一部の洗浄手段9から集中して洗浄水が噴射するには、洗浄ポンプ8のON/OFFにより分水手段17の弁体21が回転し、給水する洗浄手段が切り替わるので、制御手段7は洗浄ポンプ8のON/OFFの回数をカウントすることで可能となる。しかし、上部係合部23または下部係合部24に残菜が挟まる等の何らかの原因により弁体21が正常に回転しなかった場合、分水の切換えが正常に行われない可能性がある。
分水手段17が正常に作動しなければ、本来集中させたい洗浄手段9とは異なった洗浄手段9から集中して洗浄水が噴射してしまい、漂白性能が低下してしまう。分水手段17が正常に機能しているかを確認するために、吐出経路16上に分水検知手段25を設置することが望ましい。制御手段7は洗浄ポンプ8のON/OFFの回数のカウントと共に、吐出経路16上に設置した分水検知手段25から得られる信号を加味して分水手段17が正常に機能しているかを確認することができ、また問題が発生している場合にはそれを修正することができる。
吐出経路16の温度の変化を検知する温度検知手段により構成される分水検知手段25は、複数の内から集中して洗浄水を噴射する洗浄手段9の吐出経路16に設置することが望ましい。洗浄手段9aの吐出経路16aに温度検知手段を設置し洗浄手段9aへの洗浄水の供給を検知した後、洗浄ポンプ8のON/OFFの回数のカウントにより洗浄手段9が1サイクル循環した時、何らかの原因により分水手段17の弁体21が1サイクル分回転していなければ、温度検知手段は再度洗浄手段9aへの供給を検知しない。
その時は洗浄ポンプ8のON/OFFを洗浄手段9aへの洗浄水の供給を検知するまで繰り返し、洗浄手段9aへの洗浄水の供給を検知したとき1サイクル循環したとし、次のサイクルに進むことができる。迅速に洗浄サイクルを修正することができることで、分水手段17に問題があった場合であっても洗浄性能を保つことができ、時間のロスを軽減し、使用エネルギーを抑えることができる。
なお、分水検知手段25に温度検知手段以外にも光学的検知手段や導電率等により水の有無を判別する手段や流量計等の水流を検知する手段を用いることも可能であり、その構成の違いによる機能は変わらない。
(実施の形態2)
図9は、弁体21の駆動に駆動用モータ(電動モータ)26を用いた例であり、この他の基本構成は実施の形態1と同様である。図5などの弁体21を矢印の方向に駆動用モータ26により回転させるものであり、電動モータ26は一定速度で連続的に駆動すれば、実施の形態1と同様の洗浄効果が得られる。また、電動モータ26であれば、容易に駆動速度に変化をつけることができるため、漂白コースを選択した時には複数の洗浄手段9の内、一部の洗浄手段から集中して洗浄水を噴射することができる。また、電動モータ26を用いた場合には、残さい等の異物を含む洗浄水が流入した場合でも、確実に弁体21を回転させることができる利点がある。
(実施の形態3)
図10は、分水手段27の吐出経路16の切換えに電磁弁を用いた例であり、この他の基本構成は実施の形態1と同様である。図5などの弁体21を回転させることで流出部19を切換える代わりに、電磁弁27を用いて吐出経路16の開閉を行い、流入部18から任意の流出部19への流路を開通することができる。また、電磁弁27であれば、流路の開通時間および開通順序も容易に変化させることができる。また、電磁弁27を用いた場合には、残さい等の異物を含む洗浄水が流入した場合でも、確実に流路の開閉を行うことができる利点がある。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、被洗浄物を短時間でエネルギーのロスは少なく、かつ強力に被洗浄物を漂白することができることから、家庭用業務用に関らず幅広い洗浄装置に適用できる。
本発明実施の形態1における食器洗い機の要部断面図 同食器洗い機の要部断面図 同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ運転状態での断面図 同食器洗い機の分水手段の分解斜視図 同食器洗い機の分水手段の弁体の下面図 同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ停止状態での断面図 同食器洗い機の標準洗浄コースの各洗浄手段からの噴射のパターン図 同食器洗い機の漂白コースの各洗浄手段からの噴射のパターン図 本発明実施の形態2における食器洗い機の分水手段の要部断面図 本発明実施の形態3における食器洗い機の分水手段の斜視図 従来の食器洗い機の要部断面図
符号の説明
3 洗浄槽
4 被洗浄物
6 コース入力手段
8 洗浄ポンプ
9 洗浄手段
16 吐出経路
17 分水手段

Claims (7)

  1. 被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄ポンプにより加圧された洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する噴射口を有した複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプから洗浄水が供給される洗浄手段への吐出経路を切換える分水手段と、標準洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段とを備え、前記漂白コースを選択したときは、前記複数の洗浄手段の内、一部の洗浄手段から集中して洗浄水が噴射するようにした食器洗い機。
  2. 分水手段は、各々の洗浄手段に連通した複数の吐出経路から順次洗浄水が吐出するように切換わるとともに、漂白コースを選択したときは、特定の洗浄手段から噴射する時間が長く、他の洗浄手段から噴射する時間を短くした請求項1記載の食器洗い機。
  3. 洗浄ポンプから洗浄水が供給されている洗浄手段を検知する分水検知手段を設けた請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 分水検知手段は、分水手段から洗浄手段に洗浄水を供給する吐出経路の温度を検知する温度検知手段を有し、前記温度検知手段は、漂白コースの選択時に噴射時間が長くなる洗浄手段への吐出経路の温度を検知するようにした請求項3記載の食器洗い機。
  5. 分水手段は、洗浄ポンプのON/OFFにより弁体を回転させて洗浄水の吐出経路が切換わる構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  6. 分水手段は、駆動用モータにより弁体を回転させて洗浄水の吐出経路が切換わる構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  7. 分水手段は、電磁弁により洗浄ポンプから洗浄手段に洗浄水を供給する吐出経路が切換わる構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗い機。
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