JP2011224232A - 食器洗い機 - Google Patents
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Abstract
【課題】タワーノズル39の噴射口から噴射される洗浄水の噴射反力は回転中心から非常に近い距離で発生するため、発生する回転モーメントも小さく、洗浄ノズル7の回転のためだけに噴射される洗浄水が多くなり、食器に噴射する洗浄水の量が減る。
【解決手段】洗浄ポンプ6から供給される洗浄水の水圧の変化により複数の流路を切り換える弁体23は、回転軸14内に設けられて洗浄ノズル7とともに回転し、タワーノズル39の流路は、洗浄ノズル7の複数の流路のうち一つの流路と連通することで、洗浄ノズル7の複数の流路のうちの一つと連通する流路を持つタワーノズル39からの噴射時には、洗浄ノズル7からも洗浄水を噴射することで洗浄ノズル7自体を回転させながら、洗浄ノズル7及びタワーノズル39から洗浄水を噴射させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】洗浄ポンプ6から供給される洗浄水の水圧の変化により複数の流路を切り換える弁体23は、回転軸14内に設けられて洗浄ノズル7とともに回転し、タワーノズル39の流路は、洗浄ノズル7の複数の流路のうち一つの流路と連通することで、洗浄ノズル7の複数の流路のうちの一つと連通する流路を持つタワーノズル39からの噴射時には、洗浄ノズル7からも洗浄水を噴射することで洗浄ノズル7自体を回転させながら、洗浄ノズル7及びタワーノズル39から洗浄水を噴射させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、洗浄水を用いて食器等を洗浄する食器洗い機に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は、図18に示すような構成であった(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。図に示すように、食器類を収納する食器かご51と、この食器かご51を載置する洗浄槽52と、洗浄水を圧送する洗浄ポンプ53と、圧送された洗浄水を洗浄槽52の底面付近で回転しながら噴射する複数のノズル孔を有する洗浄ノズル54と、洗浄ノズル54の略中央部から上方に伸びた固定ノズル孔を有するタワーノズル55と、前記洗浄ノズル54への送水とタワーノズル55への送水を切り換える分水切換手段56とを設けることで、洗浄ノズル54への送水と、タワーノズル55への送水とを分割し、各々個別に運転できるようにしたので、洗浄ノズル54とタワーノズル55での洗い工程に必要な使用水量を抑えることができ、洗浄効率を向上させることができる。
しかしながら、従来の食器洗い機では、タワーノズル噴射時にも洗浄ノズルを回転させる必要があるが、タワーノズルが略中央部に設けてあるため、タワーノズルの噴射口から噴射される洗浄水の噴射反力は回転中心から非常に近い距離で発生するため、発生する回転モーメントも小さく、洗浄ノズルの回転のためだけに噴射される洗浄水が多くなり、食器に噴射する洗浄水の量が減るという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗浄ノズル内に設けた複数の流路を弁体で切換えながら、洗浄ノズルの複数の流路のうちの一つと連通する流路を持つタワーノズルからの噴射時には、洗浄ノズルからも洗浄水を噴射することでその噴射の反力により洗浄ノズル自体を回転させながら、洗浄ノズル及びタワーノズルから洗浄水を噴射させることができるので、節水を図りながら、回転するタワーノズルにより被洗浄物を確実に洗浄することができる食器洗い機を提供することを目的とする。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗浄ノズル内に設けた複数の流路を弁体で切換えながら、洗浄ノズルの複数の流路のうちの一つと連通する流路を持つタワーノズルからの噴射時には、洗浄ノズルからも洗浄水を噴射することでその噴射の反力により洗浄ノズル自体を回転させながら、洗浄ノズル及びタワーノズルから洗浄水を噴射させることができるので、節水を図りながら、回転するタワーノズルにより被洗浄物を確実に洗浄することができる食器洗い機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄槽内に設けられるとともに洗浄ポンプで加圧された洗浄水を被洗浄物に噴射する洗浄ノズルと、洗浄ノズルの略中央部に鉛直上方に突出して設けられるタワーノズルと、を備え、洗浄ノズルは、洗浄ノズルを洗浄槽に回転可能に支持する回転軸と、回転軸と連通するとともに複数の噴射口がそれぞれに設けられる複数の流路と、を有し、洗浄ポンプから供給される洗浄水の水圧の変化により複数の流路を切り換える弁体は、回転軸内に設けられて洗浄ノズルとともに回転し、タワーノズルから洗浄水が噴射される場合は、洗浄ノズルの複数の流路のうち少なくとも一つの流路から洗浄水が噴射されて洗浄ノズルが回転するものである。
これによって、洗浄ノズル内に設けた複数の流路を弁体で切換えながら、洗浄ノズルの複数の流路のうちの一つと連通する流路を持つタワーノズルからの噴射時には、洗浄ノズルからも洗浄水を噴射することで洗浄ノズル自体を回転させながら、洗浄ノズル及びタワ
ーノズルから洗浄水を噴射させることができるので、節水を図りながら、回転するタワーノズルにより被洗浄物を確実に洗浄することができる。
ーノズルから洗浄水を噴射させることができるので、節水を図りながら、回転するタワーノズルにより被洗浄物を確実に洗浄することができる。
本発明の食器洗い機は、洗浄ノズル内に設けた複数の流路を弁体で切換えながら、洗浄ノズルの複数の流路のうちの一つと連通する流路を持つタワーノズルからの噴射時には、洗浄ノズルからも洗浄水を噴射することで洗浄ノズル自体を回転させながら、洗浄ノズル及びタワーノズルから洗浄水を噴射させることができるので、節水を図りながら、回転するタワーノズルにより被洗浄物を確実に洗浄することができる。
第1の発明は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄槽内に設けられるとともに洗浄ポンプで加圧された洗浄水を被洗浄物に噴射する洗浄ノズルと、洗浄ノズルの略中央部に鉛直上方に突出して設けられるタワーノズルと、を備え、洗浄ノズルは、洗浄ノズルを洗浄槽に回転可能に支持する回転軸と、回転軸と連通するとともに複数の噴射口がそれぞれに設けられる複数の流路と、を有し、洗浄ポンプから供給される洗浄水の水圧の変化により複数の流路を切り換える弁体は、回転軸内に設けられて洗浄ノズルとともに回転し、タワーノズルから洗浄水が噴射される場合は、洗浄ノズルの複数の流路のうち少なくとも一つの流路から洗浄水が噴射されて洗浄ノズルが回転する食器洗い機である。この構成により、洗浄ノズル内に設けた複数の流路を弁体で切換えながら、洗浄ノズルの複数の流路のうちの一つと連通する流路を持つタワーノズルからの噴射時には、洗浄ノズルからも洗浄水を噴射することで洗浄ノズル自体を回転させながら、洗浄ノズル及びタワーノズルから洗浄水を噴射させることができるので、節水を図りながら、回転するタワーノズルにより被洗浄物を確実に洗浄することができる。
第2の発明は、第1の発明において、特に、タワーノズルの噴射口の総開口面積は、連通する洗浄ノズルの一つの流路の噴射口の総開口面積より大きくするようにした食器洗い機である。ここで、タワーノズル及び洗浄ノズルの一つの流路の噴射口の総開口面積とは
それぞれ、タワーノズル及び洗浄ノズルの一つの流路に複数設けられた噴射孔の開口部面積を合計した面積である。この構成により、タワーノズルからの洗浄水の噴射量を多くすることで、タワーノズルと連通していない洗浄ノズルの流路から洗浄水が噴射する時間、つまりタワーノズルから洗浄水が噴射していない時間をカバーするものである。タワーノズルで食器等の被洗浄物を洗浄するので、洗浄性能が向上するものである。
それぞれ、タワーノズル及び洗浄ノズルの一つの流路に複数設けられた噴射孔の開口部面積を合計した面積である。この構成により、タワーノズルからの洗浄水の噴射量を多くすることで、タワーノズルと連通していない洗浄ノズルの流路から洗浄水が噴射する時間、つまりタワーノズルから洗浄水が噴射していない時間をカバーするものである。タワーノズルで食器等の被洗浄物を洗浄するので、洗浄性能が向上するものである。
第3の発明は、第1又は第2のいずれか一つの発明において、特に、タワーノズルは、複数の噴射口をそれぞれ備える複数の流路を有し、タワーノズルの複数の流路は、洗浄ノズルの複数の流路とそれぞれ連通する食器洗い機である。この構成により、タワーノズルの噴射口の噴射位置や噴射形状、数を変えることで、タワーノズルからの噴射パターンも増加し、洗浄性能を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、特に、タワーノズルの流路の入口は、一部が弁体により閉口される食器洗い機である。この構成により、洗浄水の水圧に連動して、弁体が下降する場合、流路の入口に逆流、つまり下方に落ちてくる洗浄水の力により、弁体がより早く下降する。したがって、弁体の軽量化、小型化が可能となり、弁体の切り換えの信頼性も向上することで、洗浄ノズルも小型になるとともに、洗浄性能も向上させることができる。また、切り換え時における時間のロスを最小限にすることができる。
第5の発明は、特に、第3又は第4のいずれか一つの発明において、特に、弁体は、回転軸の内壁底部に、螺旋状に形成され、1方向へ傾斜した複数の傾斜面と、傾斜面同士をつなぐ複数の段部を有している回転軸側係合部に対して、同方向、略同角度に傾斜した螺旋状の下面係合部を有した食器洗い機である。この構成により、洗浄水の水圧に連動して、弁体が下降する場合、流路の入口に逆流、つまり下方に落ちてくる洗浄水の力により、弁体の下面係合部が回転軸側係合部と擦動しながら、回転落下するための回転モーメントが大きくなる。したがって、弁体の軽量化、小型化が可能となり、弁体の切り換えの信頼性も向上することで、洗浄ノズルも小型になるとともに、洗浄性能も向上させることができる。また、切り換え時における時間のロスを最小限にすることができる。
第6の発明は、特に、第3〜第5のいずれか1つの発明のタワーノズル及び洗浄ノズルは、噴射口の総開口面積が互いに異なる2個の流路を有しており、タワーノズルの噴射口の総開口面積がより小さい流路に洗浄水が供給される場合には、洗浄ノズルの噴射口の総開口面積がより大きい流路に洗浄水が供給される食器洗い機である。この構成により、洗浄ノズルとタワーノズルのトータルの噴射口の開口面積を略同じにすることで、洗浄ポンプにより循環する流量を一定にしながら、流路の選択によって、高圧の噴流で洗い、また、圧力は低いが流量の多い噴流で洗うことが可能となり、食器等被洗浄物に対して、様々な洗い方ができるものである。したがって、洗浄効率および洗浄性能を向上させることができる。
第7の発明は、特に、第3〜第6のいずれか1つの発明のタワーノズルは、4この流路を有し、弁体の切り換えにより、対向する流路の噴射口から噴射する構成とする食器洗い機である。この構成により、タワーノズルの噴流による噴射反力が働く方向も対向させ、洗浄ノズルの回転時のバランスを容易に取ることができる。したがって、安定して洗浄ノズルが回転することで、信頼性が向上するとともに、洗浄性能も向上するものである。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明のタワーノズルの噴射口の噴射方向と、洗浄ノズルの噴射口の噴射方向は、互いの噴射口から噴射される洗浄水が衝突しないように配置される食器洗い機である。この構成により、洗浄槽に設置された食器などの被洗浄物に対して、広範囲に、満遍なく洗浄水を供給することができる。したがって、洗い残しが少なくなることで、洗浄性能の向上が図れる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の食器洗い機の断面概略図、図2は同食器洗い機の洗浄ノズルの平面を示す部分断面図、図3は、同食器洗い機の洗浄ノズルの一部と弁体の断面図である。
図1から図6において、食器洗い機本体1の内部には、扉で開閉可能な開口部を有する洗浄槽2が設けられ、食器等の被洗浄物3は上段食器かご(図示せず)及び下段食器かご4にセットされ、洗浄槽2内に収容する。給水弁5は、制御手段(図示せず)により開閉され、洗浄槽2に洗浄水として水道水を供給する。
図1は、実施の形態1の食器洗い機の断面概略図、図2は同食器洗い機の洗浄ノズルの平面を示す部分断面図、図3は、同食器洗い機の洗浄ノズルの一部と弁体の断面図である。
図1から図6において、食器洗い機本体1の内部には、扉で開閉可能な開口部を有する洗浄槽2が設けられ、食器等の被洗浄物3は上段食器かご(図示せず)及び下段食器かご4にセットされ、洗浄槽2内に収容する。給水弁5は、制御手段(図示せず)により開閉され、洗浄槽2に洗浄水として水道水を供給する。
図1に示すように、洗浄ポンプ6は、洗浄槽2の底面外壁に密着して取付けられ、洗浄水を加圧して、洗浄ノズル7に供給し、洗浄ノズル7上の複数の噴射口から洗浄水を噴射することで被洗浄物3の洗浄を行なう。被洗浄物3に噴射される洗浄水には、被洗浄物を洗浄するための洗浄液と、被洗浄物をすすぐためのすすぎ水とが含まれる。
また、洗浄槽2の底部には、洗浄ポンプ6の吸い込み側と連通した排水口8を有し、この排水口8には残さいを収集する排水フィルター9と、排水フィルター9よりも細かい開孔部を持つ残さいフィルター10を備えている。残さいフィルター10は、着脱自在で、取り外して収集した残さいを廃棄することができるようになっている。
また、洗浄水の加熱用の加熱手段11が洗浄槽2の底面上に設けられ、洗浄槽2の温度を検知する温度センサ12が洗浄槽2の底面外壁に設けられている。
また、図1及び図3などに示すように、回転軸受13は、洗浄槽2の底部から上方に突出して形成された中空の筒であり、洗浄ノズル7の回転軸14が嵌められる。洗浄ノズル7は、回転軸14が回転軸受13に嵌められることにより、洗浄槽2の底部に回転自在に設けられる。つまり、回転軸14は回転軸受13に回転自在に支持されている。また、回転軸14の内部には、洗浄水が通過する流路が備えられている。
さらに、図1及び図2に示すように、洗浄ノズル7の内部には、回転軸14を中心にして点対称に、複数の流路が形成されている。複数の流路は具体的には第1の洗浄ノズル流路15と第2の洗浄ノズル流路16であり、第1及び第2の洗浄ノズル流路15、16はともに、回転軸14を中心にしてその両側に反対方向へ直線的かつ水平に延設され、回転軸14部分から先端部分に向かって並行に延びる対称な複数の流路として形成されている。
図2に示すように、回転軸14の流路は、略十字状のリブにより互いに隔てられている第1の洗浄流路入口17及び第2の洗浄流路入口18を介し、第1及び第2の洗浄ノズル流路15、16のそれぞれと連通している。第1の洗浄ノズル流路15及び第2の洗浄ノズル流路16は、それぞれ第1の噴射口19と第2の噴射口20を有している。第1の噴射口19と第2の噴射口20とは、それぞれ一列で複数の噴射口から構成されている。
第1の洗浄流路入口17及び第2の洗浄流路入口18はそれぞれ、中心角が略90度の扇状の開口部を2つの対角に有している。
第1の洗浄流路入口17及び第2の洗浄流路入口18はそれぞれ、中心角が略90度の扇状の開口部を2つの対角に有している。
次に、図4、5は、実施の形態1の食器洗い機の要部斜視図、具体的には回転軸14近傍の斜視図で、図6は、同食器洗い機の弁体近傍の断面図、図7は、同食器洗い機の弁体を上方から見た平面図、図8は、同食器洗い機の弁体を下方から見た平面図、図9は、同
食器洗い機の弁体近傍の部分断面図、図10は、同食器洗い機の弁体が第2の洗浄流路入口を閉じている場合の平面図である。
食器洗い機の弁体近傍の部分断面図、図10は、同食器洗い機の弁体が第2の洗浄流路入口を閉じている場合の平面図である。
図4に示すように、回転軸14は内壁下部に回転軸側係合部30を有している。回転軸側係合部30は螺旋状に形成され、1方向へ傾斜した複数の傾斜面30aと、傾斜面30a同士をつなぐ複数の段部30bを有している。
図3および図4に示す回転軸14の軸開口部26は、洗浄ポンプ6の吐出側と連通しており、洗浄ポンプ6がモータにより回転することにより、軸開口部26を介し洗浄水が連続的に供給されるようになっている。
図6〜図8に示すように、弁体23は、略直角の切り欠き部である開口部24と略直角の平端部を有する閉口部25を、中心点を対称に2個づつ有しており、さらに回転軸14内に配置されている。回転軸14内に設けられた弁体23は、回転中心に下方に突出する中空円筒部32を有し、開口部24および閉口部25のそれぞれを中空円筒部32を中心にして対角に有している。また、図9に示したように、洗浄ノズル7の洗浄流路入口側には、下方に突出して支持軸31が形成されており、中空円筒部32に挿入されている。弁体23が上昇する際に、支持軸31が弁体23の上昇動作のガイド部となる。支持軸31は、断面が十字のリブで構成されてもよい。十字状のリブで構成されることで、中空円筒部32との間に空間ができ、流入する異物を中空円筒部32外へ排出し易くなる。
図7〜図9に示すように、開口部24および閉口部25はそれぞれ、中空円筒部32を略中心に、中心角が略90度の扇形状部が2個対角に形成されている。閉口部25の中空円筒部32側の上面には山型の上面係合部28が形成され、閉口部25の外周縁近傍の下面には傾斜する下面係合部29が形成されている。
また、洗浄ポンプ6の駆動時には上面係合部28と十字状に構成された洗浄ノズル流路入口の流路を仕切る隔壁とが摺動することで回動し、洗浄ポンプ6停止時には下面係合部29と回転軸側係合部30とが摺動することで回動する。弁体23による流路の切り換えは、洗浄ポンプ6の駆動停止動作で行う実施の形態について説明を行ったが、洗浄ポンプ6の回転数を変化させることで洗浄水の水圧を変化させて行ってもよい。
回転軸14の軸開口部26は、洗浄ポンプ6の吐出側と連通しているので、連続的に洗浄水を供給できるようになっている。
また、タワーノズル39は、洗浄ノズル7の略中央部に鉛直上方向に突出して設けられ、第1の洗浄ノズル流路15もしくは第2の洗浄ノズル流路16のいずれか一方に連通するタワーノズル流路21を有している。本実施の形態では、図3に示したように、第1の洗浄ノズル流路15と連通している場合で説明する。第1の洗浄流路入口17からタワーノズル流路21と第1の洗浄ノズル流路15に分岐しており、タワーノズル流路21は、第2の洗浄ノズル流路16とは連通していない。
上記構成において、まず、食器洗い機の基本動作について説明する。食器等の被洗浄物3を食器かご4にセットして洗浄槽2に収納し、洗剤を投入した後、扉により食器洗い機本体1の開口部を閉塞し、運転を開始する。被洗浄物3の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残さいを流すすすぎ工程、そして被洗浄物3に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
まず、給水弁5を動作して所定量の水道水を洗浄水として洗浄槽2に給水し、つづいて洗浄ポンプ6により洗浄水を加圧し、洗浄ノズル7及びタワーノズル39の少なくともい
ずれか一方から洗浄水を噴射する。この際、洗浄槽2内の底面上に設けられたシーズヒータ等の加熱手段11は通電されており、洗浄水を加熱しながら洗浄工程は行われる。また、温度センサ12は洗浄槽2の洗浄水の温度を検知しており、所定温度以上になると加熱手段11への通電を停止するように制御される。
ずれか一方から洗浄水を噴射する。この際、洗浄槽2内の底面上に設けられたシーズヒータ等の加熱手段11は通電されており、洗浄水を加熱しながら洗浄工程は行われる。また、温度センサ12は洗浄槽2の洗浄水の温度を検知しており、所定温度以上になると加熱手段11への通電を停止するように制御される。
洗浄水の循環は、排水フィルター9と残さいフィルタ10を通過し、洗浄ポンプ6に吸いこまれ、洗浄ポンプ6より洗浄槽2の内底部に設けられる洗浄ノズル7に向けて供給される。洗浄ポンプ6より圧送された洗浄水は、回転軸14の軸開口部26から回転軸14内に流入する。弁体23は、洗浄ポンプ6の駆動により流入した洗浄水の水圧で、上昇を始め、上昇途中から回転運動も始めて、第1の洗浄流路入口17と弁体23の開口部24が一致し、つまり、第2の洗浄流路入口18を弁体23の閉口部25で閉塞する。この際、第1の洗浄流路入口17から流入した洗浄水は、第1の洗浄ノズル流路15を通過して、第1の噴射口19から洗浄水を被洗浄物3に噴射するとともに、洗浄ノズル7がタワーノズル39とともに回転する。それと同時に、第1の洗浄ノズル流路入口17で分流した洗浄水は、タワーノズル流路21を通過して、タワーノズル噴射口40から洗浄水を噴射し、上段食器かごに配置された被洗浄物に洗浄水を下方から噴射して、下段食器かご4に配置された被洗浄物には洗浄水を上方から噴射して、被洗浄物を洗浄する。なお、本実施の形態では、タワーノズル流路21と第1の洗浄ノズル流路15とが連通している形態について説明を行ったが、両流路が隔壁で互いに隔てられている場合でも第1の洗浄ノズル流路入口17をタワーノズル流路21用の入口と第1の洗浄ノズル流路15用の入口とに分割させて、タワーノズル39から洗浄水を噴射する際に第1の洗浄ノズル流路15からも噴射させることもできる。
所定の噴射時間が終わると、制御手段により、洗浄ポンプ6を停止させ、所定の時間後、駆動させ、弁体23を、第2の洗浄流路入口18を開口するように、弁体23の開口部24と一致させる。第2の洗浄ノズル流路16を通過した洗浄水は、第2の噴射口20より、被洗浄物3に向けて噴出される。この際、タワーノズル流路21と第1の洗浄ノズル流路15とは連通していないため、各噴射口からは洗浄水は噴射されない。この切換動作を所定時間繰り返す。
この際、弁体23の構成と切り換え動作、作用について説明する。図5〜図9に示すように、弁体23は略平面形状をしており、第1および第2の洗浄流路入口17、18を構成するとともに弁体23と密着する面Aも、平面形状としている。洗浄ポンプ6を運転させた場合、弁体23は、回転軸14の軸開口部26より流入した洗浄水の水圧を閉口部25で受けて、上昇を始める。そして、図6に示す上面係合部28の傾斜部分が、洗浄ノズル7内に流路を隔てるために設けられた十字状の隔壁に摺動して、弁体23は回転しながら略鉛直上方向に上昇し、図5に示すように、弁体23の閉口部25が第2の洗浄流路入口18に対向して閉塞し、開口部24が第1の洗浄流路入口17に対向して開成する。
所定時間洗浄ポンプ6が運転を続け、第1の洗浄流路入口17が開口する位置で弁体23が固定され、第1の洗浄流路入口17と連通した第1の洗浄ノズル流路15に洗浄水が供給される。このとき、弁体23は洗浄ノズル7とともに回転している。図5に示すように、弁体23を洗浄水が通過する位置に設けた開口部24が、所定の洗浄流路入口と一致するように、上面係合部28を設けている。
上面係合部28は回転方向に傾斜した形状になっており、弁体23は、上昇しながら上面係合部28の傾斜により第1の所定角度(例えば、45度)だけ回転する。続いて、洗浄ポンプ6を一旦停止すると、弁体23を下方から押し上げていた水圧が作用しなくなることから、弁体23はその自重で降下する。この際、下面係合部29は、図4に示す、回転軸14に設けられた回転軸側係合部30の傾斜面30aに沿って摺動し、弁体23は、
第2の所定角度(例えば、45度)回転しながら降下する。弁体23の下面係合部29の下面と回転軸側係合部30とが段部30bで当接すると、弁体23は停止する。
第2の所定角度(例えば、45度)回転しながら降下する。弁体23の下面係合部29の下面と回転軸側係合部30とが段部30bで当接すると、弁体23は停止する。
再び、洗浄ポンプ6を運転すると、上面係合部28は、次の嵌合部と係合し、弁体23は回転しながら上昇し、次の洗浄流路入口である第2の洗浄流路入口18に洗浄水が供給される。このように、洗浄ポンプ6を断続的に運転することで、洗浄水が流れる洗浄流路入口17、18を順次切り換えることができる。
つまり、弁体23は、進退動作、すなわち、上下の往復運動を1回することにより90度回動し、第1および第2の洗浄流路入口17、18を切り換える分、回転する。そして、弁体23が4回上下の往復運動をすることにより、元の位置に戻る。したがって、モータ等のアクチュエータで、弁体23を切り換える必要がないので、回転軸14の流路内には、弁体23以外には、洗浄水の流れを妨げるものがなく、更に、洗浄ノズル7と弁体23がともに回転することが可能になる。
弁体23は、洗浄ノズル7の流路を切り換えると、洗浄流路入口と密着した状態で、洗浄ノズル7とともに、回転するものである。洗浄水は、洗浄ノズル7の噴射口から噴射され、被洗浄物3を洗浄した後、再び排水口8に戻るという経路で行われる。この際、被洗浄物3から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ10に流入し、フィルタを通過できない大きさの残さいは残さいフィルタ10に捕集される。
所定時間の洗浄工程を終えると、汚れを含む洗浄水は機外に排出され、新たに洗浄水が供給される。洗浄ポンプ6を運転し、洗浄ノズル7やタワーノズル39から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残菜等の付着した被洗浄物3のすすぎを行う。所定時間運転した後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作を繰り返し、このすすぎ工程は連続して3回程度行う。最後に、洗浄水を食器洗い機本体1外に排出して、すすぎ工程は終了する。
つづいて乾燥工程を行い、所定時間運転した後、運転を終了する。
このように、洗浄ノズル7内に設けた複数の流路を弁体23で切換えながら、タワーノズル39から洗浄水を噴射する時には、常に、洗浄ノズル7からも洗浄水が食器へ向けて噴射されるので、洗浄ノズル7の回転を維持しながら、洗浄ノズル7から噴射される水量を抑えて、タワーノズル39の複数の噴射口からの噴流によって洗浄性能を高めることができる。
また、タワーノズルの噴射口40の総開口面積は、連通した洗浄ノズル7の噴射口の総開口面積より大きくした構成にすることで、タワーノズル39からの洗浄水の噴射量が開口部の圧力損失が減ることで、多くすることが可能となる。タワーノズル39と連通していない洗浄ノズル7の流路から洗浄水が噴射する際のタワーノズル39から噴射されない時間があるが、噴射量を増やすことで、洗浄力をカバーするものである。タワーノズル39で食器等の被洗浄物を洗浄するとともに、洗浄ノズル7の噴射口は、多く設けられるので、洗浄性能が向上するものである。
(実施の形態2)
図11は、実施の形態2の食器洗い機の洗浄流路及びタワーノズル流路入口22の平面図、図12は、同食器洗い機の洗浄ノズル7の一部と弁体23の断面図、図13は、同食器洗い機の弁体23が洗浄ノズル流路入口及びタワーノズル流路21に当接している平面図、図14は、図13の平面図をタワーノズル39側から見た断面図、図15は、同食器洗い機の洗浄ノズル7断面図、図16は、同食器洗い機のタワーノズル39を上方から見
た断面図である。
図11は、実施の形態2の食器洗い機の洗浄流路及びタワーノズル流路入口22の平面図、図12は、同食器洗い機の洗浄ノズル7の一部と弁体23の断面図、図13は、同食器洗い機の弁体23が洗浄ノズル流路入口及びタワーノズル流路21に当接している平面図、図14は、図13の平面図をタワーノズル39側から見た断面図、図15は、同食器洗い機の洗浄ノズル7断面図、図16は、同食器洗い機のタワーノズル39を上方から見
た断面図である。
図11、12に示すように、タワーノズル39は、複数の噴射口を備えた流路をそれぞれ2個有する第1及び第2のタワーノズル流路33、34を有する。第1のタワーノズル流路33は、第1の洗浄ノズル流路15と流路の入口が共用で、流路は連通し、同じタイミングで洗浄水が供給される。第2のタワーノズル流路34は、第2の洗浄ノズル流路16と流路の入口が共用で、流路は連通し、同じタイミングで洗浄水が供給される。また、洗浄ノズル流路入口とタワーノズル流路入口22が別々でも、洗浄ノズル流路とタワーノズル流路が洗浄ノズル7内で連通していてもよい。他の構成は、実施の形態1と同様である。
動作を説明する。洗浄ポンプ6の駆動及び停止などにより、弁体23が流路を切り換えると、それぞれ軸開口部26から供給された洗浄水が洗浄ノズル7とタワーノズル39の噴射口から噴射され、所用時間動作後、洗浄ポンプ6の駆動停止などにより、弁体23が他方の洗浄ノズル7の流路とタワーノズル39の流路から洗浄水を噴射するものである。
タワーノズル39の噴射口の噴射位置や噴射形状、数を変えることが可能となり、洗浄ノズル7側との組み合わせを含めて、タワーノズル39からの噴射パターンは増加し、洗浄性能を向上させることができる。また、タワーノズル39からは常に洗浄水を噴射することができるので、更に、洗浄性能が向上する。
また、第1のタワーノズル流路入口35と第2のタワーノズル流路入口36は、弁体23による流路の切換え動作の中で、タワーノズル流路入口の開口部側の一部が弁体23により、閉口される構成としている。図13、14で示したように、洗浄ポンプ6からの水圧を受けて、弁体23が回動して、流路を切り換え、第1の洗浄流路入口17と第1のタワーノズル流路入口35から洗浄水を洗浄ノズル7に供給する際、弁体23の開口部24の一部が第1のタワーノズル流路入口35の一部を閉口する。閉口された部分を斜線で示す。この状態で所定時間、運転した後、流路を切換えるために、洗浄ポンプ6を停止し、もしくは、洗浄ポンプ6のモータの回転数を下げ、弁体23にかかる水圧を減らし、弁体23を各流路入口から離して、下降させる。その際、タワーノズルの流路に供給されていた洗浄水が、第1のタワーノズル流路入口35側に流れるため、弁体23の平面B部が洗浄水から下方に力を受ける。
したがって、洗浄ポンプ6の駆動停止などで、上下に回動しながら、流路を切り換える弁体23において、下方に動作する場合、流路の入口にタワーノズル流路21からの逆流、つまり下方に落ちてくる洗浄水の力により、弁体23がより早く下降する。
したがって、弁体23の軽量化、小型化が可能となり、弁体23の切り換えの信頼性も向上することで、洗浄ノズル7も小型になるとともに、洗浄性能も向上させることができる。また、切り換え時における時間のロスを最小限にすることができる。
また、図4、図5に示したように、弁体23が、回転軸14の内壁底部に、螺旋状に形成されるとともに1方向へ傾斜した複数の傾斜面30aと、傾斜面同士をつなぐ複数の段部30bを有している回転軸側係合部30に対して、同方向、略同角度に傾斜した螺旋状の下面係合部29を有した構成としている。洗浄水の水圧に連動して、弁体23が下降する場合、流路の入口に逆流、つまり下方に落ちてくる洗浄水の力により、弁体23の下面係合部29が回転軸側係合部30と擦動しながら、回転落下するための回転モーメントが大きくなる。
また、回転軸側係合部30と擦動する下面係合部29の擦動面は、端面のR形状をほぼ
下面係合部29の肉厚と同じ大きさまで取る等、回転軸側係合部30との接触面積を極力小さくすることで、更に、回転モーメントが大きくなる。
下面係合部29の肉厚と同じ大きさまで取る等、回転軸側係合部30との接触面積を極力小さくすることで、更に、回転モーメントが大きくなる。
また、弁体23の下面係合部29の内径と回転軸側係合部30の内径を軸開口部26の内径とほぼ同じにすることで、弁体23の回転中心からの距離が短縮され、回転モーメントが大きくなる。
したがって、洗浄ノズル7も小型になるとともに、洗浄性能も向上させることができる。また、切り換え時における時間のロスを最小限にすることができる。
また、図15に示したように、タワーノズル39内の第1のタワーノズル流路33と、第2のタワーノズル流路34に設けられた第1のタワーノズルの噴射口37と第2のタワーノズルの噴射口38の総開口面積は異なり、洗浄ノズル7に設けられた第1の噴射口19と第2の噴射口20との総開口面積との関係で、タワーノズル39の噴射口の開口面積が小さい方で噴射する際には、洗浄ノズル7側の噴射口は、大きい方の噴射口で、逆に、タワーノズル39の噴射口の開口面積が大きい方で噴射する際には、洗浄ノズル7側の噴射口は、小さい方の噴射口で洗浄水を噴射する組み合わせで流路を構成している。
この際、各流路の噴射口の総開口面積は、例えば、図15に示したように、第1のタワーノズルの噴射口37の開口面積と第1の噴射口19の開口面積の合計と、第2のタワーノズルの噴射口38の開口面積と第2の噴射口20の開口面積の合計は、同じにしている。
したがって、流路の最終開口部の面積が2つの流路で同じになるので、洗浄ポンプ6により循環する流量を、一定にしながら、流路の選択によっては、圧力の大きな噴流で洗い、また、圧力は低いが流量の多い噴流で洗えるように噴流を切り換えることで、食器等被洗浄物3に対して、様々な洗い方ができるものである。
したがって、洗浄効率および洗浄性能を向上させることができる。
また、図15、図16に示したように、タワーノズル39は、内部が断面十字状の隔壁42のよって4つの流路に分割されており、弁体23の切り換えにより、対向する流路の噴射口である第1のタワーノズルの噴射口37と第2のタワーノズルの噴射口38からそれぞれ噴射する構成としてもよい。タワーノズル39の噴射口は、図示していないが、主に、洗浄槽の上方に設けられた食器かごに設置された食器等の被洗浄物3を洗浄するために、タワーノズル39の先端部付近つまり上方に設けている。タワーノズル39の噴射口から噴射される噴流により、噴射の反力を洗浄ノズル7は受ける。特に、タワーノズルに設けられた噴射口は、洗浄ノズル7の下面から離れた距離に設けることになるので、傾き易くなる。この実施の形態においては図16に示すように、各流路を切換えて噴射する際には、同時に噴射する噴射口がタワーノズル39に対して点対称に設けている。したがって、タワーノズル39の噴流による噴射反力が働く方向を対向させ、洗浄ノズル7の回転時のバランスを容易に取ることができる。
したがって、安定して洗浄ノズル7が回転し、信頼性が向上するとともに、洗浄性能も向上するものである。
また、図17に示したように、タワーノズル39の噴射口の噴射方向と、洗浄ノズル7の噴射口の噴射方向は、互いの噴射口から噴射される洗浄水が衝突しないように配置されている。この構成での動作を説明する。弁体23が洗浄ノズル7内の流路を切換え、第1の噴射口19と第1のタワーノズルの噴射口37から同時に洗浄水が噴射され(矢印を実
線で表示)、所定の時間後、弁体23が流路を切換え、第2の噴射口20と第2のタワーノズルの噴射口38から同時に洗浄水が噴射される。(矢印を破線で表示)所定時間運転後、再度、第1の噴射口19と第1のタワーノズルの噴射口37に連通した洗浄流路に弁体23が切り換える。この切換えを繰り返し所定時間行う。この際、噴射口から噴射される洗浄水は、それぞれ噴射後に交差して衝突することがなく、洗浄槽2に設置された食器などの被洗浄物3に対して、広範囲に、満遍なく洗浄水を供給することができる。したがって、洗い残しが少なくなることで、洗浄性能の向上が図れる。
線で表示)、所定の時間後、弁体23が流路を切換え、第2の噴射口20と第2のタワーノズルの噴射口38から同時に洗浄水が噴射される。(矢印を破線で表示)所定時間運転後、再度、第1の噴射口19と第1のタワーノズルの噴射口37に連通した洗浄流路に弁体23が切り換える。この切換えを繰り返し所定時間行う。この際、噴射口から噴射される洗浄水は、それぞれ噴射後に交差して衝突することがなく、洗浄槽2に設置された食器などの被洗浄物3に対して、広範囲に、満遍なく洗浄水を供給することができる。したがって、洗い残しが少なくなることで、洗浄性能の向上が図れる。
また、洗浄ノズル7が、流路の切り換えにより反転する構成にしてもよい。
洗浄ノズル7は、噴射口からの噴流の反力を利用して回転しているため、噴射口の角度は、全体的に洗浄ノズル7の回転方向と反対方向に設けている。
本発明は、食器洗い機の洗浄方式に関するものであり、食器洗い機本体1の形状や大きさ、食器の配置、個々の部品の配置等を限定するものではない。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、洗浄流路を切り換えることで、多数の噴射口から洗浄水を噴射することが可能となり、洗浄性能を高めることができるので、食器洗い機として有用である。
更に、広範囲に、高密度で、洗浄槽全体の被洗浄物に均一に洗浄水を噴射することが可能となり、被洗浄物のセット性も向上することができる。
6 洗浄ポンプ
7 洗浄ノズル
9 排水フィルタ
13 回転軸受
14 回転軸
15 第1の洗浄ノズル流路
16 第2の洗浄ノズル流路
17 第1の洗浄流路入口
18 第2の洗浄流路入口
19 第1の噴射口
20 第2の噴射口
21 タワーノズル流路
22 タワーノズル流路入口
23 弁体
24 開口部
25 閉口部
26 軸開口部
28 上面係合部
29 下面係合部
30 回転軸側係合部
30a 傾斜面
30b 段部
31 支持軸
32 中空円筒部
33 第1のタワーノズル流路
34 第2のタワーノズル流路
35 第1のタワーノズル流路入口
36 第2のタワーノズル流路入口
37 第1のタワーノズルの噴射口
38 第2のタワーノズルの噴射口
39 タワーノズル
42 隔壁
7 洗浄ノズル
9 排水フィルタ
13 回転軸受
14 回転軸
15 第1の洗浄ノズル流路
16 第2の洗浄ノズル流路
17 第1の洗浄流路入口
18 第2の洗浄流路入口
19 第1の噴射口
20 第2の噴射口
21 タワーノズル流路
22 タワーノズル流路入口
23 弁体
24 開口部
25 閉口部
26 軸開口部
28 上面係合部
29 下面係合部
30 回転軸側係合部
30a 傾斜面
30b 段部
31 支持軸
32 中空円筒部
33 第1のタワーノズル流路
34 第2のタワーノズル流路
35 第1のタワーノズル流路入口
36 第2のタワーノズル流路入口
37 第1のタワーノズルの噴射口
38 第2のタワーノズルの噴射口
39 タワーノズル
42 隔壁
Claims (8)
- 被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に設けられるとともに前記洗浄ポンプで加圧された洗浄水を被洗浄物に噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルの略中央部に鉛直上方に突出して設けられるタワーノズルと、を備え、
前記洗浄ノズルは、前記洗浄ノズルを前記洗浄槽に回転可能に支持する回転軸と、前記回転軸と連通するとともに複数の噴射口がそれぞれに設けられる複数の流路と、を有し、
前記洗浄ポンプから供給される洗浄水の水圧の変化により前記複数の流路を切り換える弁体は、前記回転軸内に設けられて前記洗浄ノズルとともに回転し、前記タワーノズルから洗浄水が噴射される場合は、前記洗浄ノズルの複数の流路のうち少なくとも一つの流路から洗浄水が噴射されて前記洗浄ノズルが回転する食器洗い機。 - 前記タワーノズルの噴射口の総開口面積は、連通する前記洗浄ノズルの一つの流路の噴射口の総開口面積より大きくした請求項1に記載の食器洗い機。
- 前記タワーノズルは、複数の噴射口をそれぞれ備える複数の流路を有し、前記タワーノズルの複数の流路は、前記洗浄ノズルの複数の流路とそれぞれ連通する請求項1又は2に記載の食器洗い機。
- 前記タワーノズルの流路の入口は、一部が弁体により閉口される請求項3に記載の食器洗い機。
- 前記弁体は、前記回転軸の内壁底部に、螺旋状に形成され、1方向へ傾斜した複数の傾斜面と、前記傾斜面同士をつなぐ複数の段部を有している回転軸側係合部に対して、同方向、略同角度に傾斜した螺旋状の下面係合部を有した請求項3又は4に記載の食器洗い機。
- 前記タワーノズル及び前記洗浄ノズルは、噴射口の総開口面積が互いに異なる2個の流路を有しており、前記タワーノズルの噴射口の総開口面積がより小さい流路に洗浄水が供給される場合には、前記洗浄ノズルの噴射口の総開口面積がより大きい流路に洗浄水が供給される請求項3〜5のいずれか1項に記載の食器洗い機。
- 前記タワーノズルは、4個の流路を有し、前記弁体の切り換えにより、対向する流路の噴射口から洗浄水が噴射される請求項3〜6のいずれか1項に記載の食器洗い機。
- 前記タワーノズルの噴射口の噴射方向と、前記洗浄ノズルの噴射口の噴射方向は、互いの噴射口から噴射される洗浄水が衝突しないように配置される請求項1〜7に記載の食器洗い機。
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