JPH0833604A

JPH0833604A - 食器洗浄機

Info

Publication number: JPH0833604A
Application number: JP17277894A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Inui; 浩章乾; Masaki Yura; 政樹由良; Hiroshi Kajiwara; 裕志梶原; Atsuhiro Tanaka; 淳裕田中
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1994-07-25
Filing date: 1994-07-25
Publication date: 1996-02-06

Abstract

(57)【要約】【目的】食器洗浄機の洗浄性能を向上させることを目
的とするものである。【構成】食器カゴ２上の洗浄ノズル５の回転中心軸と
同軸上に位置するように爪嵌合で着脱自在に固定された
タワーノズル６を有し、案内部８は洗浄ノズル５から噴
射される洗浄水の角度を変えて噴射孔１０から下段の食
器全体に散水されるよう円錐形状を取る。また洗浄ノズ
ル５上面には洗浄水を噴射する噴出孔１１−ａが設けら
れ、洗浄ノズル４の上面の回転中心部には、タワーノズ
ル６に向けて洗浄水を略上方に噴出するための専用噴出
孔１１−ｂが設けてある。１２は洗浄ポンプ、１３はヒ
ータ、１４は制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は洗浄水の噴射により洗浄
を行う食器洗浄機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】以下に従来の食器洗浄機について、図１
９に基づいて説明する。図において、２２１は洗浄槽、
２２２は洗浄槽２２１内に収納される下段の食器カゴ、
２３０は上段の食器カゴ、２２３は洗浄ポンプ、２２４
はヒータ、２２５は制御装置であり、給水、洗浄、すす
ぎ、排水、乾燥の食器洗浄機の一連の動作を制御する。
２２６は食器カゴ２２２の下部空間に配され、略水平に
回転する洗浄ノズルであり、食器カゴ２２２の食器に向
けて洗浄水を噴射する噴射口２２８が設けてある。２２
９は洗浄ノズル２２６を軸支するノズル軸受けである。

【０００３】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を説明する。まず、食器を食器カゴ２
２２に収納し、洗浄槽２２１の所定の位置に装着して運
転を開始すると、所定量の洗浄水を洗浄槽２２１に供給
する給水工程があり、続いて洗浄ポンプ２２４により加
圧された洗浄水を洗剤と共に洗浄ノズル２２６から噴射
する本洗工程が行われる。この時洗浄ノズル２２６から
の洗浄水の噴射により、所定の洗浄性能が得られる。所
定時間の本洗工程を経ると、次に食器等から洗い落とさ
れた汚れを含む洗浄水を機外に排出する排水工程に入
る。引き続き、新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗
浄水を各洗浄ノズルから噴射することで洗剤や残菜等で
汚れた食器をすすぐためのすすぎ工程と、排水工程とが
連続し、これらを３回繰り返して洗浄工程が終了する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが従来の構成で
は、二段構成の食器カゴのうち上段に置かれた食器は、
下段に置かれた食器の影響で洗浄ノズルからの洗浄水が
十分当たらず、当たったとしても食器の内側に主に当た
り、満足のいく洗浄ができにくかった。また、小物入れ
の食器に対しても、下からの洗浄水の噴射だけでは汚れ
が落ちにくく、洗浄性能が低かった。

【０００５】また、上述のように上段の食器カゴの食器
に対し、食器の外側に噴射水が当たりにくく、洗浄工程
の最終段階で汚染が十分にすすぎ洗浄されず、食器カゴ
の食器の裏面にその汚染物が再汚染しやすかった。さら
に上段の食器においては、十分洗浄水がとどかないの
で、食器の内壁には小豆大の大きな水滴が残ってしま
い、後の乾燥工程において乾燥しにくかった。このよう
に上段の食器の汚れが落ちにくい為、下段の食器カゴの
食器には、上段の食器カゴの食器の汚染物が落下して再
汚染することがあった。

【０００６】また特に従来のビルトイン型食器洗浄機に
おいては、図２０、２１に示すように上段の食器専用の
洗浄ノズル２３１が搭載されたものがあるが、この専用
ノズル２３１は下段の洗浄ノズル２３２に一体にとりつ
けられているため、下段の食器カゴ２３３は前記専用ノ
ズル２３１を逃げるためのＵ字形状切り欠き部２３４を
取らざるを得ない。このため食器を収納する空間が減少
したり、下段の食器カゴ２３３の剛性不足を補うための
補強や専用ノズル２３１に食器が触れないための囲いを
設けることによるコストアップや、囲いのため食器の出
し入れがしづらかった。

【０００７】さらにこの構成では専用ノズル２３１を含
めた洗浄ノズル２３２が回転して初めて初期の洗浄性能
を発揮するもので、食器が不用意に専用ノズル２３１に
触れて回転不能になった場合、洗浄ノズル２３２の回転
が損なわれ、洗浄性能が極端に悪くなる。

【０００８】そしてそれを解決する手段として図２２に
示すように、食器カゴに導水路２３５を固定して上段の
食器カゴ２３７専用の洗浄ノズル２３６を回転させ洗浄
する構成も提案されたが、この構成によれば洗浄ノズル
２３６の回転信頼性を保証するため縦方向のスペースが
余分に必要となり、収納できる大皿などの大きさが制限
されるなどの食器収納スペースが減少したり、食器が不
用意に洗浄ノズル２３６に触れて回転不能になって、洗
浄性能が悪くなるなどの課題が生ずる。

【０００９】さらに図２３に示すように、上段の食器を
洗浄するための反射板２３８を搭載したものがあるが、
洗浄槽上面に反射板２３８を設置したものだと、仮に洗
浄水の噴射孔２３９から反射板２３８までの経路に食器
などを置かれたときに反射板２３８に届くはずの洗浄水
が途中で遮られ、安定した洗浄性能が得られないという
課題が生ずる。

【００１０】本発明は以上のような課題を解決するもの
で、食器収容空間を犠牲にすることなく安定的に小物カ
ゴ中の箸、スプーンなどの小物類の洗浄や、食器の裏面
の洗浄、汚染物の再汚染を防止した食器洗浄機を提供す
ることを第１の目的とするものである。

【００１１】洗浄ノズルから噴出した洗浄水がタワーノ
ズルの中を通り、異なる食器形状にも対応して洗浄率を
向上させた食器洗浄機を提供することを第２の目的とす
るものである。

【００１２】また食器各部に洗浄水を連続噴射させるこ
とにより、食器の洗浄率を向上させた食器洗浄機を提供
することを第３の目的とするものである。

【００１３】また食器各部に洗浄水を連続噴射させるこ
とにより、食器の洗浄率を飛躍的に向上させた食器洗浄
機を提供することを第４の目的とするものである。

【００１４】またタワーノズルから斜め上にも噴射させ
ることにより、背の高い大皿や小物類などの食器形状に
対応した洗浄率の向上を第５の目的とするものである。

【００１５】またタワーノズルから斜め下に噴射させる
ことにより、食器に対して適切な角度で食器に洗浄水を
噴射して洗浄率を向上させるとともに、洗浄槽の側面や
蓋裏板への洗浄水の衝突がないことによる騒音の低減を
第６の目的とするものである。

【００１６】また下段の食器カゴの食器だけでなく上段
の食器に対しても洗浄水を噴射させることにより、上段
の食器カゴの食器の洗浄率と乾燥性能を向上させた食器
洗浄機を提供することを第７の目的とするものである。

【００１７】また上段の食器全体に広範囲に洗浄水を噴
射させることにより、上段の食器カゴの食器の洗浄率と
乾燥性能を飛躍的に向上させた食器洗浄機を提供するこ
とを第８の目的とするものである。

【００１８】また下段の食器全体により広範囲にいろい
ろな角度で洗浄水を食器に噴射させることにより、下段
の食器カゴの食器の洗浄率をさらに向上させた食器洗浄
機を提供することを第９の目的とするものである。

【００１９】また下段の食器カゴの食器だけでなく上段
の食器に対しても洗浄水を噴射させることにより、下段
の食器カゴの食器の洗浄率の向上および上段の食器カゴ
の食器の洗浄率と乾燥性能を向上させた食器洗浄機を提
供することを第１０の目的とするものである。

【００２０】またタワ−ノズルの導水路を食器カゴで構
成することにより、噴射部だけのより安価な構成で食器
の洗浄率を向上させた食器洗浄機を提供することを第１
１の目的とするものである。

【００２１】さらにタワーノズル自身の位置決め機構の
省略や、タワーノズルへのコップ類などの食器の誤りセ
ットの防止や、小物入れとの一体化による安価で高洗浄
率の食器洗浄機を提供することを第１２の目的とするも
のである。

【００２２】またタワーノズルを上段のカゴに設置する
ことにより、上段お食器カゴの食器の洗浄率の向上や再
付着を防止した食器洗浄機を提供することを第１３の目
的とするものである。

【００２３】

【課題を解決するための手段】第１の目的を達成するた
めの本発明の第１の手段は、洗浄手段からの洗浄水が通
る導水路と洗浄水を食器に噴射する噴出部からなるタワ
−ノズルを、下段食器カゴに洗浄手段の略回転中心軸上
に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段上面の略回転中心に
タワ−ノズル内に洗浄水を上方に噴出するための噴出孔
を設けた構成とするものである。

【００２４】また第２の目的を達成するための本発明の
第２の手段は、洗浄手段からの洗浄水が通る導水路と洗
浄水を噴射する噴出部からなるタワ−ノズルを、下段食
器カゴの洗浄手段の略回転中心軸上に着脱自在に固定
し、かつ洗浄手段上面の回転中心から偏心した位置にタ
ワ−ノズル内に洗浄水を略上方に噴射するための噴出孔
を設けた構成とするものである。

【００２５】さらに第３の目的を達成するための本発明
の第３の手段は、洗浄手段からの洗浄水が通る導水路と
洗浄水を噴射する噴出部からなるタワ−ノズルを、洗浄
手段の略回転中心軸上に着脱自在に固定し、タワ−ノズ
ル内に洗浄水を上方に噴出するためのリング状噴出孔を
洗浄手段上面に、かつ洗浄手段の略回転中心と同心円状
に設けた構成とするものである。

【００２６】さらに第４の目的を達成するための本発明
の第４の手段は、洗浄手段からの洗浄水が通る導水路と
洗浄水を噴射する噴出部からなるタワ−ノズルを、下段
の食器カゴの洗浄手段の略回転中心軸上に着脱自在に固
定し、タワ−ノズル内に洗浄水を上方に噴出するための
リング状噴出孔を洗浄手段上面に、かつ洗浄手段の略回
転中心から偏心させた位置に設けた構成とするものであ
る。

【００２７】第５の目的を達成するための本発明の第５
の手段は、タワーノズルの案内部を平面部および下に凸
の形状部を設けた構成とするものである。

【００２８】第６の目的を達成するための本発明の第６
の手段は、タワーノズルの案内部を上に凸の形状をした
構成とするものである。

【００２９】第７の目的を達成するための本発明の第７
の手段は、洗浄手段からの洗浄水が通る導水路と洗浄水
を噴射する噴出部からなるタワ−ノズルの噴射孔は、複
数個の異なる噴射角度で噴射する構成とするものであ
る。

【００３０】第８の目的を達成するための本発明の第８
の手段は、洗浄手段からの洗浄水が通る導水路と洗浄水
を噴射する噴出部からなるタワ−ノズルの噴出部は、高
さや噴射角度の異なる複数個の噴射孔を備えた構成とす
るものである。

【００３１】第９の目的を達成するための本発明の第９
の手段は、タワーノズルの案内部の略中心部に洗浄水の
通る開口部を持ち、案内部の上面に新たな案内部を設け
た構成とするものである。

【００３２】第１０の目的を達成するための本発明の第
１０の手段は、案内部の略中心部に洗浄水の通る開口部
を持ち、案内部の上面に反射板を設けた構成とするもの
である。

【００３３】第１１の目的を達成するための本発明の第
１１の手段は、洗浄水を噴射する噴出部を有するタワ−
ノズルを備え、かつ洗浄手段からの洗浄水が通る導水路
を食器カゴで構成するものである。

【００３４】さらに第１２の目的を達成するための本発
明の第１２の手段は、タワ−ノズルを小物カゴと一体と
した構成とするものである。

【００３５】第１３の目的を達成するための本発明の第
１３の手段は、洗浄手段からの洗浄水が通る導水路と洗
浄水を食器に噴射する噴出部からなるタワ−ノズルを、
上段の食器カゴに洗浄手段の略回転中心軸上に着脱自在
に固定し、かつ洗浄手段上面の回転中心にタワ−ノズル
内に洗浄水を上方に噴出するための噴出孔を設けた構成
とするものである。

【００３６】

【作用】本発明の第１の構成により、食器収容空間を犠
牲にすることなく安定的に直接小物カゴ中の箸、スプー
ンなどの小物類や、食器の裏面などに対して斜め上方か
ら洗浄水を噴出することができるため、小物類や食器の
裏面の洗浄効率向上や食器へ付着する汚染物の再汚染を
防止することができる。

【００３７】本発明の第２の構成により、タワーノズル
からは広範囲に広角度で洗浄水が噴射されるため、異な
る食器形状に対応した洗浄率の向上を図ることができ
る。

【００３８】そして本発明の第１、２では食器各部に周
期的に間欠噴射していたが、本発明の第３の構成によ
り、食器各部に洗浄水を連続噴射させることができ、食
器の洗浄率の向上をさらに図ることができる。

【００３９】そして本発明の第１、２では食器各部に周
期的に間欠噴射していたが、本発明の第４の構成によ
り、タワーノズルからは広範囲に異なる角度で洗浄水が
連続噴射されるため、異なる食器形状に対しても対応す
ることができ、食器に対する洗浄率の飛躍的向上を図る
ことができる。

【００４０】そして本発明の第５の構成により、タワー
ノズルから略水平方向だけでなく、斜め上にも噴射させ
る等の噴射水流に変化を与えることができ、上段の食器
カゴに対する洗浄性能の向上や、背の高い大皿や小物類
などの食器形状にも対応した洗浄率の向上を図ることが
できる。

【００４１】そして本発明の第６の構成により、タワー
ノズルから斜め下に噴射させる等の噴射水流に変化を与
えることができ、異なる形状の食器に対して適切な角度
で食器に洗浄水を噴射して洗浄率を向上を図ることがで
きる。またタワーノズルから噴射した洗浄水が洗浄槽側
面や蓋裏板などに衝突することがないので、騒音の低減
を図ることができる。

【００４２】そして本発明の第７の構成により、タワー
ノズルからは小物類や上段の食器に対しても広範囲に直
接洗浄水を噴射することができるため、上下食器カゴに
収納される食器全部に対する洗浄率の飛躍的向上を図る
ことができる。さらに上段の食器に対する乾燥性能の向
上を図ることができる。

【００４３】そして本発明の第８の構成により、タワー
ノズルからは上段の食器全体に広範囲に直接洗浄水を噴
射することができるため、食器カゴに収納される食器全
部に対する洗浄率の飛躍的向上を図ることができる。さ
らに上段の食器に対する乾燥性能の向上を図ることがで
きる。

【００４４】そして本発明の第９の構成により、より広
範囲にいろいろな角度で上方から食器に対して洗浄水を
噴射することができ、下段の食器の洗浄率の向上を図る
ことができる。

【００４５】そして本発明の第１０の構成により、食器
収容空間を犠牲にすることなく安定的に直接小物カゴ中
の箸、スプーンなどの小物類や、食器の裏面などに対し
て斜め上方から洗浄水を噴出することができるととも
に、上段の食器に対しても洗浄水を噴射することができ
るため、小物類や食器の裏面の洗浄効率向上や食器へ付
着する汚染物の再汚染を防止するなど全ての食器に対し
て洗浄性能の飛躍的向上を図ることができる。

【００４６】そして本発明の第１１の構成により、噴射
部だけのより安価で剛性の高い構成とすることができ
る。

【００４７】そして本発明の第１２の構成により、タワ
−ノズルを小物カゴと一体とした構成とするタワーノズ
ル自身の位置決め機構の省略や、タワーノズルへのコッ
プ類などの食器の誤りセットの防止や、小物入れとの一
体化による安価で品質が高く、高洗浄率の食器洗浄機を
提供することができる。

【００４８】本発明の第１３の構成により、上段に収納
した食器の裏面などに対して食器収納空間を減少させる
ことなく安定的に洗浄水を噴出することができるため、
小物類の洗浄効率向上や食器の裏面などへ付着する汚染
物の再汚染を防止した食器洗浄機を提供することができ
る。

【００４９】

【実施例】

（実施例１）以下本発明の第１の手段の実施例につい
て、図１、２を参照しながら説明する。図において、１
は洗浄槽、２は洗浄槽１内に収納される下段の食器カ
ゴ、３は上段の食器カゴである。４は下段の食器カゴ２
に着脱自在に固定された小物カゴである。５は食器カゴ
２の下部空間に配され、略水平に回転する洗浄ノズルで
ある。６は円錐形状をした導水路７と案内部８を有する
噴出部９で構成されるタワーノズルであり、案内部８は
洗浄ノズル５から噴射される洗浄水の角度を変えて噴射
孔１０から下段の食器全体に散水されるよう下方に凸の
Ｒを持った円錐形状を取る。そしてタワーノズル６は食
器カゴ２上の洗浄ノズル５の略回転中心と一致するとこ
ろに、下段の食器カゴ２を構成するワイヤーに爪嵌合で
着脱自在に固定される。

【００５０】ただし一度取り外したタワーノズル６を下
段の食器カゴ２の正規の位置に再び取り付けられるよう
に、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ２のワイヤを
略直角に曲げてタワーノズル６の取り付け部を貫通した
爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを曲げずに爪嵌合と
した位置決め規制した構成をとる。

【００５１】また洗浄ノズル５上面には洗浄水を噴射す
る噴出孔１１−ａが設けられ、洗浄ノズル４の上面の回
転中心部には、タワーノズル６に向けて洗浄水を略上方
に噴出するための専用噴出孔１１−ｂが設けてある。１
２は洗浄ポンプ、１３はヒータ、１４は制御装置であ
り、給水、洗浄、すすぎ、排水、乾燥の食器洗浄機の一
連の動作を制御する。１５は洗浄ノズル５を軸支するノ
ズル軸受けである。

【００５２】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を説明する。まず、食器を食器カゴ
２、３に収納し、洗浄槽１の所定の位置に装着して運転
を開始すると、所定量の洗浄水を洗浄槽１に供給する給
水工程があり、続いて洗浄ポンプ１２により加圧された
洗浄水を洗剤と共に洗浄ノズル４から噴射する本洗工程
が行われる。

【００５３】このとき、洗浄ノズル５の専用噴出孔１１
−ｂから噴出した洗浄水は、タワーノズル６の案内部８
に衝突することによってタワーノズル６からほぼ全周に
拡散噴出される。よって、小物類や食器の裏面などにも
十分洗浄水が噴射される。

【００５４】そして所定時間の本洗工程を経ると、次に
食器等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を機外に排
出する排水工程に入る。引き続き、新たに洗浄水を供給
する給水工程と、洗浄水を洗浄ノズル５から噴射するこ
とで洗剤や残菜等で汚れた食器をすすぐためのすすぎ工
程と、排水工程とが連続し、これらを４回繰り返して洗
浄工程が終了するが、すすぎ行程においてもタワーノズ
ル６から下段の食器全体に斜め上方から洗浄水を噴射す
ることができるため、洗剤や残菜等で汚れた食器の洗浄
を十分行うことができる。

【００５５】このように本洗工程やすすぎ工程を通して
直接小物カゴ４中の箸、スプーンなどの小物類や、食器
の裏面などへ洗浄水を噴出することができるため、小物
類の洗浄効率向上や食器の裏面などへ付着する汚染物や
再汚染を防止することができる。

【００５６】しかも本発明では、タワーノズル自体が回
転せずに案内部の形状によって食器全面に噴射洗浄する
ため、回転ノズル方式に置ける食器収納空間の減少や洗
浄ノズルの回転信頼性への過度の配慮および回転不能に
なったときの洗浄性能の大幅な低下を伴うことなく、安
定的に洗浄性能を得ることができる。

【００５７】さらに回転ノズル方式が食器に対して間欠
的に洗浄水を噴出するのに対して、本発明ではほぼ連続
的に食器に噴射できるため、回転方式に対して洗浄率の
飛躍的向上が図れる。

【００５８】また本発明によれば、タワーノズル６を直
接下段の食器カゴ２に固定するため、Ｕ字形の切り欠き
部を下段の食器カゴ２に設ける必要がなく、その分食器
の収納空間を増大させることができる。また専用ノズル
１６に食器が触れないための囲いを排除でき、さらに下
段の食器カゴ２を構成するワイヤー線径を細くすること
ができ、食器の出し入れがし安く食器収納性の高い、安
価な食器カゴの食器洗浄機を提供することができる。ま
た他の実施例で述べた案内部の形状、構成を食器洗浄機
の構成、食器配置などに合わせて組み合わせたり選択す
ることが、さらなる食器に対する洗浄率の向上を図るも
のと考える。

【００５９】（実施例２）以下本発明の第２の実施例に
ついて、図３、４を参照しながら説明する。図におい
て、２１は洗浄槽、２２は洗浄槽２１内に収納される下
段の食器カゴ、２３は上段の食器カゴである。２４は下
段の食器カゴ２２に着脱自在に固定された小物カゴであ
る。２５は食器カゴ２２の下部空間に配され、略水平に
回転する洗浄ノズルである。２６は円錐形状をした導水
路２７と案内部２８を有する噴出部２９で構成されるタ
ワーノズルであり、案内部２８は洗浄ノズル２５から噴
射される洗浄水の角度を変えて噴射孔３０から下段の食
器全体に散水されるよう円錐形状を取る。そしてタワー
ノズル２６は食器カゴ２２上の洗浄ノズル２５の略回転
中心と一致するところに、下段の食器カゴ２２を構成す
るワイヤーに爪嵌合で着脱自在に固定される。

【００６０】ただし一度取り外したタワーノズル２６を
下段の食器カゴ２２の正規の位置に再び取り付けられる
ように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ２２のワ
イヤを略直角に曲げてタワーノズル２６の取り付け部を
貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを曲げずに
爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【００６１】また洗浄ノズル２５上面には洗浄水を噴射
する噴出孔３１−ａが設けられ、洗浄ノズル２５の上面
の略回転中心から偏心した位置に、タワーノズル２６に
向けて洗浄水を略上方に噴出するための専用噴出孔３１
−ｂが設けてある。３２は洗浄ポンプ、３３はヒータ、
３４は制御装置であり、給水、洗浄、すすぎ、排水、乾
燥の食器洗浄機の一連の動作を制御する。３５は洗浄ノ
ズル２５を軸支するノズル軸受けである。

【００６２】以上のように構成された食器洗浄機におい
て、洗浄工程の基本的な動作は第１の実施例と同様であ
り省略する。

【００６３】ここで、噴出孔３１−ｂが洗浄ノズル２５
の上面の回転中心から偏心した位置に、略上方に洗浄水
が噴射されるように構成され、かつ洗浄水は洗浄ノズル
２５の回転による遠心力も作用して、絶えずタワーノズ
ル２６の案内部２８の異なる場所に異なる角度で衝突
し、結果噴出孔３０から出る洗浄水は全周にわたり広角
度に噴射することができるため、下段の食器カゴ２２の
どの場所にどんな形状の食器が置かれてもくまなく洗浄
することができる。

【００６４】よって異なる食器形状に対応した、食器の
裏面などへ付着する汚染物や再汚染を防止し、洗浄率の
向上を図った食器洗浄機を提供することができる。また
他の実施例で述べた案内部の形状、構成を食器洗浄機の
構成、食器配置などに合わせて組み合わせたり選択する
ことが、さらなる食器に対する洗浄率の向上を図るもの
と考える。

【００６５】（実施例３）以下本発明の第３の実施例に
ついて、図５、６を参照しながら説明する。図におい
て、４１は洗浄槽、４２は洗浄槽４１内に収納される下
段の食器カゴ、４３は上段の食器カゴである。４４は下
段の食器カゴ４２に着脱自在に固定された小物カゴであ
る。４５は食器カゴ４２の下部空間に配され、略水平に
回転する洗浄ノズルである。４６は円錐形状をした導水
路４７と案内部４８を有する噴出部４９で構成されるタ
ワーノズルであり、案内部４８は洗浄ノズル４５から噴
射される洗浄水の角度を変えて噴射孔５０から下段の食
器全体に散水されるよう円錐形状を取る。そしてタワー
ノズル４６は食器カゴ４２上の洗浄ノズル４５の略回転
中心と一致するところに下段の食器カゴ４２を構成する
ワイヤーに爪嵌合で着脱自在に固定される。

【００６６】ただし一度取り外したタワーノズル４６を
下段の食器カゴ４２の正規の位置に再び取り付けられる
ように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ４２のワ
イヤを略直角に曲げてタワーノズル４６の取り付け部を
貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを曲げずに
爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【００６７】また洗浄ノズル４５上面には洗浄水を噴射
する噴出孔５１−ａや、洗浄ノズル４５の回転中心と同
心円状にリング状の専用噴出孔５１−ｂが設けてあり、
タワーノズル４６に向けて洗浄水を上方に噴出する。５
２は洗浄ポンプ、５３はヒータ、５４は制御装置であ
り、給水、洗浄、すすぎ、排水、乾燥の食器洗浄機の一
連の動作を制御する。５５は洗浄ノズル４５を軸支する
ノズル軸受けである。

【００６８】以上のように構成された食器洗浄機におい
て、洗浄工程の基本的な動作は第１の実施例と同様であ
り省略する。

【００６９】ここで本発明の第１、２の実施例では専用
噴出孔５１−ｂが１個しか設けられておらず、ある一つ
の食器を考えてみると、洗浄ノズル４５の回転に同期し
て順次噴射されるため、食器は間欠的に洗浄水を噴射さ
れることになる。ところが本発明の第３の実施例の構成
により、連続的に食器に対して洗浄水を噴射することが
できるため、食器に対する単位時間あたりの洗浄水量が
増加し、結果として洗浄率の向上を図った、食器の裏面
などへ付着する汚染物や再汚染を防止する食器洗浄機を
提供することができる。

【００７０】そして、ここでは連続噴射するためにリン
グ状の噴出孔について述べたが、多数個の噴出孔を設け
たとしても同様の効果が得られる。また他の実施例で述
べた案内部の形状、構成を食器洗浄機の構成、食器配置
などに合わせて組み合わせたり選択することが、さらな
る食器に対する洗浄率の向上を図るものと考える。

【００７１】（実施例４）以下本発明の第４の実施例に
ついて、図７、８を参照しながら説明する。図におい
て、６１は洗浄槽、６２は洗浄槽６１内に収納される下
段の食器カゴ、６３は上段の食器カゴである。６４は下
段の食器カゴ６２に着脱自在に固定された小物カゴであ
る。６５は食器カゴ６２の下部空間に配され、略水平に
回転する洗浄ノズルである。６６は円錐形状をした導水
路６７と案内部６８を有する噴出部６９で構成されるタ
ワーノズルであり、案内部６８は洗浄ノズル６５から噴
射される洗浄水の角度を変えて噴射孔７０から下段の食
器全体に散水されるよう円錐形状を取る。そしてタワー
ノズル６６は食器カゴ６２上の洗浄ノズル６５の略回転
中心と一致するところに下段の食器カゴ６２を構成する
ワイヤーに爪嵌合で着脱自在に固定される。

【００７２】ただし一度取り外したタワーノズル６６を
下段の食器カゴ６２の正規の位置に再び取り付けられる
ように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ６２のワ
イヤを略直角に曲げてタワーノズル６６の取り付け部を
貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを曲げずに
爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【００７３】また洗浄ノズル６５上面には洗浄水を噴射
する噴出孔７１−ａや、洗浄ノズ６５の略回転中心と同
心円状にリング状の専用噴出孔７１−ｂが設けてタワー
ノズル６６に向けて洗浄水を略上方に噴出する。７２は
洗浄ポンプ、７３はヒータ、７４は制御装置であり、給
水、洗浄、すすぎ、排水、乾燥の食器洗浄機の一連の動
作を制御する。７５は洗浄ノズル６５を軸支するノズル
軸受けである。

【００７４】以上のように構成された食器洗浄機におい
て、洗浄工程の基本的な動作は第１の実施例と同様であ
り省略する。

【００７５】ここで第３の実施例と同様に本発明の第
１、２の実施例では専用噴出孔７１−ｂが１個しか設け
られておらず、ある一つの食器を考えてみると、洗浄ノ
ズル６５の回転に同期して順次噴射されるため、食器は
間欠的に洗浄水を噴射されることになる。ところが本発
明の第４の実施例の構成により、連続的に食器に対して
洗浄水を噴射することができるため、食器に対する単位
時間あたりの洗浄水量が増加する。そして、ここでは連
続噴射するためにリング状の噴出孔について述べたが、
多数個の噴出孔を設けたとしても同様の効果が得られ
る。

【００７６】さらに洗浄水は洗浄ノズル６５の回転によ
る遠心力も作用して、絶えずタワーノズル６６の案内部
６８の異なる場所に異なる角度で衝突し、結果噴出孔７
０から出る洗浄水は全周にわたり広角度に噴射すること
ができるため、下段の食器カゴ６２のどの場所にどんな
形状の食器が置かれてもくまなく強力に洗浄することが
できる。

【００７７】よって異なる食器形状に対応した洗浄率の
飛躍的向上を図った食器洗浄機を提供することができ
る。

【００７８】また他の実施例で述べた案内部の形状、構
成を食器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合
わせたり選択することが、さらなる食器に対する洗浄率
の向上を図るものと考える。

【００７９】（実施例５）以下本発明の第５の手段の実
施例について、図９を参照しながら説明するが、本実施
例の構成及び基本的な動作については実施例１と同じで
あり省略する。７６は円錐形状をした導水路７７と案内
部７８を有する噴出部８３で構成されるタワーノズルで
あり、案内部７８は洗浄ノズル７９から噴射される洗浄
水の角度を変えて噴射孔８０から下段の食器全体や上段
の食器にも散水されるよう中心部は平面とし、周辺部を
下に凸のＲを持った円錐形状を取る。そしてタワーノズ
ル７６は下段の食器カゴ８１上の洗浄ノズル７９の略回
転中心と一致するところに、下段の食器カゴ８１を構成
するワイヤーに爪嵌合で着脱自在に固定される。

【００８０】ただし一度取り外したタワーノズル７９を
下段の食器カゴ８１の正規の位置に再び取り付けられる
ように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ８１のワ
イヤを略直角に曲げてタワーノズル７９の取り付け部を
貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを曲げずに
爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【００８１】また洗浄ノズル７９上面の略回転中心部に
は、タワーノズル７６に向けて洗浄水を上方に噴出する
ための専用噴出孔８２が設けてある。

【００８２】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を説明する。洗浄ノズル７９の専用噴
出孔８２から噴出した洗浄水は、タワーノズル７６の案
内部７８に衝突することによってタワーノズル７６から
ほぼ全周に拡散噴出されるが、案内部７８の形状が平面
部および下に凸の形状を持つため、噴射される洗浄水は
略水平に出るものと、斜め上方に出るものと２方向の洗
浄水を同時に噴出させることができる。このためタワー
ノズル７９の高さを高くできない場合でも、大皿などの
背の高い食器や上段の食器に対す洗浄が可能である。ま
たこの上部に対する洗浄水は落下して下部の食器にも降
り注ぐため、下段の食器に対しては略水平にでる洗浄水
と合わせて直接的、間接的洗浄を行うことができる。

【００８３】このように食器にいろいろな角度で洗浄水
をあてることができるため、洗剤や残菜等で汚れたいろ
いろな形、大きさ食器の洗浄を十分行うことができる食
器洗浄機を提供することができる。

【００８４】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものと考える。

【００８５】（実施例６）以下本発明の第６の手段の実
施例について、図１０を参照しながら説明するが、本実
施例の構成及び基本的な動作については実施例１と同じ
であり省略する。９３は円錐形状をした導水路８４と案
内部８５を有する噴出部９２で構成されるタワーノズル
であり、案内部８５は洗浄ノズル８６から噴射される洗
浄水の角度を変えて噴射孔８７から下段の食器に散水さ
れるよう上に凸のＲを持った円錐形状を取る。そしてタ
ワーノズル９３は下段の食器カゴ８８上の洗浄ノズル８
６の略回転中心と位置するように、下段の食器カゴ８８
を構成するワイヤーに爪嵌合で着脱自在に固定される。

【００８６】ただし一度取り外したタワーノズル９３を
下段の食器カゴ８８の正規の位置に再び取り付けられる
ように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ８８のワ
イヤを略直角に曲げてタワーノズル９３の取り付け部を
貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを曲げずに
爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【００８７】また洗浄ノズル８６上面の回転中心部に
は、タワーノズル８３に向けて洗浄水を上方に噴出する
ための専用噴出孔８９が設けてある。

【００８８】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を説明する。洗浄ノズル８６の専用噴
出孔８９から噴出した洗浄水は、タワーノズル９３の案
内部８５に衝突することによってタワーノズル９３から
ほぼ全周に拡散噴出されるが、案内部８５の形状が上に
凸の形状を持つため、噴射される洗浄水はタワーノズル
９３の高さおよび案内部８５の形状を調整することによ
り、洗浄槽９０側面や蓋裏板９１などに衝突することな
く斜め下方に洗浄水をに噴出させることができる。この
ため洗浄水が洗浄槽９０側面や蓋裏板９１などに衝突す
ることに起因する騒音を大幅に低減することができる。
また洗浄水の噴射方向が斜め上からということで、噴射
水を食器によってすぐに遮られることもなく広範囲に噴
射することができる。タワーノズル９３の高さを高くで
きない場合でも、大皿などの背の高い食器や上段の食器
に対す洗浄が可能である。またこの上部に対する洗浄水
は落下して下部の食器にも降り注ぐため、下段の食器に
対しては略水平にでる洗浄水と合わせて直接的、間接的
洗浄を行うことができる。

【００８９】このように食器にいろいろな角度で洗浄水
をあてることができるため、洗浄騒音を低減した、洗剤
や残菜等で汚れたいろいろな形、大きさ食器の洗浄を十
分行うことができる食器洗浄機を提供することができ
る。

【００９０】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものである。

【００９１】（実施例７）以下本発明の第７の実施例に
ついて、図１１を参照しながら説明する。図において、
９６は洗浄槽、９７は洗浄槽９６内に収納される下段の
食器カゴ、９８は上段の食器カゴである。９９は下段の
食器カゴ９７に着脱自在に固定された小物カゴである。
１００は食器カゴ９７の下部空間に配され、略水平に回
転する洗浄ノズルであり、食器に対して洗浄水を噴射す
る噴出孔１０６−ａがある。１０１は円錐形状をした導
水路１０２と案内部１０３を有する噴出部１０４で構成
されるタワーノズルであり、案内部１０３において噴出
孔１０６−ａの一部は洗浄水が特に上段に置かれた食器
に噴射できるよう角度を上方に向けた形状１０３−ｂと
なっている。また他の一部分は特に小物カゴに置かれた
小物類に直接噴射するよう角度を任意に設定した形状１
０３−ｃとなっている。

【００９２】そしてタワーノズル１０１は食器カゴ９７
上の洗浄ノズル１００の回転中心軸と同軸上に位置する
ように、下段の食器カゴ９７を構成するワイヤーに爪嵌
合で着脱自在に固定される。

【００９３】ただし一度取り外したタワーノズル１０１
を下段の食器カゴ９７の正規の位置に再び取り付けられ
るように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ９７の
ワイヤを略直角に曲げてタワーノズル１０１の取り付け
部を貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを曲げ
ずに爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【００９４】よってタワーノズル１０１全体としては、
下段の食器のみならず上段の食器に対しても洗浄水を噴
出することができる。

【００９５】また洗浄ノズル１００上面に設けた専用噴
出孔１０６−ｂは、タワーノズル１０１に向けて洗浄水
を上方に噴出する。１０７は洗浄ポンプ、１０８はヒー
タ、１０９は制御装置であり、給水、洗浄、すすぎ、排
水、乾燥の食器洗浄機の一連の動作を制御する。１１０
は洗浄ノズル１００を軸支するノズル軸受けである。

【００９６】以上のように構成された食器洗浄機におい
て、洗浄工程の基本的な動作は第１の実施例と同様であ
り省略する。

【００９７】本発明の構成により、洗浄水を複数の特定
の場所に向けて噴射することが可能となり、タワーノズ
ル９７からは特に特に従来下部からの洗浄水が届きにく
く洗浄率の悪かった小物類や上段の食器に対しても直接
洗浄水を効果的に噴射することができるため、小物類や
上段の食器の洗浄率をさらに向上させることができる。

【００９８】また上段の食器においては、従来下部の洗
浄ノズル９６によってのみの噴射であるため、十分洗浄
水がとどかなかった。そのため食器の内壁は小豆大の大
きな水滴が残ってしまい、後の乾燥工程において乾燥し
にくかった。

【００９９】しかしながら、本発明によりこれらの食器
に対しても十分洗浄水を噴出することができ、食器の内
壁に大きな水滴が残りにくいため、乾燥性能の向上も図
ることができる。

【０１００】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものである。

【０１０１】（実施例８）以下本発明の第８の実施例に
ついて、図１２を参照しながら説明する。図において、
１１１は洗浄槽、１１２は洗浄槽１１１内に収納される
下段の食器カゴ、１１３は上段の食器カゴである。１１
４は下段の食器カゴ１１２に着脱自在に固定された小物
カゴである。１１５は食器カゴ１１２の下部空間に配さ
れ、略水平に回転する洗浄ノズルであり、食器に対して
洗浄水を噴射する噴出孔１２１−ａがある。１１６は円
錐形状をした導水路１１７と案内部１１８を有する噴出
部１１９で構成されるタワーノズルであり、案内部１１
８は高さの異なる数個の噴出孔１２０を有し、特に上段
に置かれた食器全体に噴射される形状となっている。

【０１０２】そしてタワーノズル１１６は食器カゴ１１
２上の洗浄ノズル１１５の略回転中心軸と同軸上に一致
するように、下段の食器カゴ１１２を構成するワイヤー
に爪嵌合で着脱自在に固定される。

【０１０３】ただし一度取り外したタワーノズル１０６
を下段の食器カゴ１０２の正規の位置に再び取り付けら
れるように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ１０
２のワイヤを略直角に曲げてタワーノズル１０６の取り
付け部を貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを
曲げずに爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【０１０４】また洗浄ノズル１１５上面に設けた専用噴
出孔１２１−ｂは、本発明の実施例１から４のいずれか
の構成を取り、タワーノズル１１６に向けて洗浄水を略
上方に噴出する。１２２は洗浄ポンプ、１２３はヒー
タ、１２４は制御装置であり、給水、洗浄、すすぎ、排
水、乾燥の食器洗浄機の一連の動作を制御する。１２５
は洗浄ノズル１１５を軸支するノズル軸受けである。
以上のように構成された食器洗浄機において、洗浄工程
の基本的な動作は第１の実施例と同様であり省略する。

【０１０５】本発明の第５の実施例の構成では噴出孔が
一つの方向に対してある一つの角度しか持つことができ
ず、上段の食器が複数列に置かれることを考えた場合、
２列に並べられた上段の食器全体に洗浄水を噴射するこ
とはできない。

【０１０６】しかしながら本実施例の構成では、複数個
の噴出孔１２０を角度を変えて上段の食器に対して広範
囲に噴射することができるため、上段の食器の洗浄率の
飛躍的向上を図ることができる。

【０１０７】また上段の食器においては、従来下部の洗
浄ノズル１１５によってのみの噴射であるため、十分洗
浄水がとどかなかったため食器の内壁は小豆大の大きな
水滴が残ってしまい、後の乾燥工程において乾燥しにく
いという問題点があった。

【０１０８】しかしながら、本発明によりこれら上段の
食器カゴの全部の食器に対して十分洗浄水を噴出するこ
とができ、乾燥性能の向上も図ることができる。

【０１０９】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものと考える。

【０１１０】（実施例９）以下本発明の第９の手段の実
施例について、図１３、１４を参照しながら説明する
が、本実施例の構成及び基本的な動作については実施例
１と同じであり省略する。１２０は円錐形状をした導水
路１２１と開口部１２９を持つ第１の案内部１２２を有
する第１の噴出部１２３と、第１の案内部１２２の上方
に連接た第２の案内部１２４を有する第２の噴出部１２
５とで構成されるタワーノズルであり、第１案内部１２
２は洗浄ノズル１２６から噴射される洗浄水の角度を変
えて下段の食器に散水されるよう上に凸のＲを持った円
錐形状を取るが、噴射範囲がタワーノズル１２０を中心
としてより中心部側の同心円上の領域Ｘになるように第
１の案内部１２２の形状は設定される。また第２の案内
部１２４は洗浄水を下方に噴射するため上に凸の形状を
取るが、噴射範囲が領域Ｘより外側の同心円上の領域Ｙ
になるように第２の案内部１２４形状は設定される。そ
してタワーノズル１２０は下段の食器カゴ１２７上の洗
浄ノズル１２６の略回転中心と一致するように、下段の
食器カゴ１２７を構成するワイヤーに爪嵌合で着脱自在
に固定される。

【０１１１】ただし一度取り外したタワーノズル１２０
を下段の食器カゴ１２７の正規の位置に再び取り付けら
れるように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ１２
７のワイヤを略直角に曲げてタワーノズル１２０の取り
付け部を貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを
曲げずに爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【０１１２】また洗浄ノズル１２６上面の回転中心部に
は、タワーノズル１２０に向けて洗浄水を上方に噴出す
るための専用噴出孔１２８が設けてある。

【０１１３】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を説明する。洗浄ノズル１２６の専用
噴出孔１２８から噴出した洗浄水の一部は、タワーノズ
ル１２０の第１の案内部１２２に衝突することによって
タワーノズル１２０からほぼ全周に領域Ｘに拡散噴出さ
れる。また他の洗浄水は第１の案内部の開口部１２９を
通過して第２の案内部１２４に衝突して、タワーノズル
１２０からほぼ全周に領域Ｙに拡散噴出される。ここで
タワーノズル１２０から噴射される洗浄水の噴射領域に
ついて考えてみると、一つの案内部から全周に拡散され
るといっても、食器カゴ１２７の全領域に洗浄水を噴射
させることはできない。またタワーノズル１２０を出た
直後に大皿などがセットされていた場合、洗浄水は大皿
に遮られそれより外周方向の食器にはあたらないことに
なる。

【０１１４】これを解決するために本発明では、洗浄水
を噴射する領域を２つに分けることにより、より広範囲
に洗浄水を噴射することで洗浄率の向上を図ることがで
きる。

【０１１５】また噴射を２段にすることにより、仮に第
１の案内部１２２から噴出した洗浄水が大皿などに遮ら
れたとしても、より高い位置から下方に向けて噴射する
第２の案内部１２４からの噴射によって補うことができ
る。第２の案内部１２４が上に凸の形状を持つため、洗
浄槽１３０に衝突することなく斜め下方に洗浄水をに噴
出させることができる。このため洗浄水が洗浄槽１３０
などに衝突することに起因する騒音を大幅に低減するこ
とができる。

【０１１６】このように食器にいろいろな角度で洗浄水
をあてることができるため、洗浄騒音を低減した、洗剤
や残菜等で汚れたいろいろな形、大きさ食器の洗浄を安
定的に十分行うことができる食器洗浄機を提供すること
ができる。

【０１１７】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものである。

【０１１８】（実施例１０）以下本発明の第１０の手段
の実施例について、図１５を参照しながら説明するが、
本実施例の構成及び基本的な動作については実施例１と
同じであり省略する。１３１は円錐形状をした導水路１
３２と開口部１３３を持つ第１の案内部１３４を有する
第一の噴出部１３５と、第１の案内部１３４の上方に連
接した反射板１３６を有する第２の噴出部１３７とで構
成されるタワーノズルであり、第１案内部１３４は洗浄
ノズル１３８から噴射される洗浄水の角度を変えて噴射
孔１３９から下段の食器に散水されるよう上に凸のＲを
持った円錐形状を取るが、噴射範囲がタワーノズル１３
１を中心とした同心円上の領域になるように第１の案内
部１３４の形状は設定される。また反射板１３６は洗浄
水を上方に噴射するためＲ形状を取り、噴射範囲は上段
の食器カゴ１４０に噴射するように形状は設定される。
そしてタワーノズル１３１は下段の食器カゴ１４１上で
洗浄ノズル１３８の略回転中心と一致するように、下段
の食器カゴ１４１を構成するワイヤーに爪嵌合で着脱自
在に固定される。

【０１１９】ただし一度取り外したタワーノズル１３１
を下段の食器カゴ１４１の正規の位置に再び取り付けら
れるように、４カ所の嵌合のうち１箇所は食器カゴ１４
１のワイヤを略直角に曲げてタワーノズル１３１の取り
付け部を貫通した爪嵌合とし、残りの３カ所をワイヤを
曲げずに爪嵌合とした位置決め規制した構成をとる。

【０１２０】また洗浄ノズル１３８上面の回転中心部に
は、タワーノズル１３１に向けて洗浄水を上方に噴出す
るための専用噴出孔１４２が設けてある。

【０１２１】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を説明する。洗浄ノズル１３８の専用
噴出孔１１４３から噴出した洗浄水の一部は、タワーノ
ズル１３１の第１の案内部１３４に衝突することによっ
てタワーノズル１３１から全周に領域Ｘに拡散噴出され
る。また他の洗浄水は第１の案内部１３４の開口部１３
３を通過して反射板に衝突して、タワーノズル１３１か
ら上段の食器カゴ１４０に向けて噴射される。ここでタ
ワーノズル１３１から噴射される洗浄水の噴射領域につ
いて考えてみると、一つの案内部から上段の食器と下段
の食器と２方向に噴射する場合、同一高さの案内部でこ
れを実現しようとするとどうしても洗浄水の届かない領
域が発生してしまう。

【０１２２】そこで本発明では案内部を２つに分けて第
１の案内部１３３４下段の食器全周に拡散される設定と
し、反射板１３６は上段の食器カゴ１４０専用にするこ
とによって、下段の食器と上段の食器の両方の洗浄率向
上を実現するものである。

【０１２３】このように食器にいろいろな角度で洗浄水
をあてることができるため、洗剤や残菜等で汚れたいろ
いろな形、大きさ食器の洗浄を安定的に十分行うことが
できる食器洗浄機を提供することができる。

【０１２４】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものである。

【０１２５】（実施例１１）以下本発明の第１１の実施
例について、図１６を参照しながら説明する。図におい
て、１６１は洗浄槽、１６２は洗浄槽１６１内に収納さ
れる下段の食器カゴ、１６３は上段の食器カゴである。
１６４は下段の食器カゴ１６２に着脱自在に固定された
小物カゴである。１６５は食器カゴ１６２の下部空間に
配され、略水平に回転する洗浄ノズルである。そして下
段の食器カゴ１６２を構成するワイヤーが４本上方に延
びて、その先端に案内部１６８を有する噴出部１６９で
構成されるタワーノズル設けられ、案内部１６８は洗浄
ノズル１６５から噴射される洗浄水の角度を変えて噴射
孔１７０から下段の食器全体に散水されるよう円錐形状
を取る。そして前記タワーノズル１６６は食器カゴ１６
２上の洗浄ノズル１６５の略回転中心と一致するように
取り付けられる。

【０１２６】また洗浄ノズル１６５上面には、洗浄水を
噴射する噴出孔１７１−ａとタワーノズル１６６に向け
て洗浄水を上方に噴出するための専用噴出孔１７１−ｂ
が設けてある。１７２は洗浄ポンプ、１７３はヒータ、
１７４は制御装置であり、給水、洗浄、すすぎ、排水、
乾燥の食器洗浄機の一連の動作を制御する。１３５は洗
浄ノズル１６５を軸支するノズル軸受けである。

【０１２７】以上のように構成された食器洗浄機におい
て、洗浄工程の基本的な動作は第１の実施例と同様であ
り省略する。

【０１２８】ここで実使用において、使用者は誤ってグ
ラスや哺乳瓶などの食器をタワーノズルに差し込んでし
まう場合も考えられ、タワーノズルの食器カゴに対する
取付を強固にする必要がある。ところが本発明の実施例
によれば、導水路を食器カゴのワイヤーで構成したた
め、タワーノズルの取付部に対する応力が少なくてす
み、食器カゴの下部で固定したものよりも非常に剛性の
高いものとすることができる。

【０１２９】そして仮に使用者が誤ってグラスや哺乳瓶
などの食器をタワーノズルに差し込んでしまった場合
も、タワーノズルが壊れる心配はない。

【０１３０】よって材料費に対するコストも削減でき、
安価で丈夫な食器カゴ構成で洗浄率を向上させた食器洗
浄機を提供することができる。

【０１３１】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものと考える。

【０１３２】（実施例１２）以下本発明の第１２の実施
例について、図１７を参照しながら説明する。図におい
て、１８１は洗浄槽、１８２は洗浄槽１８１内に収納さ
れる下段の食器カゴ、１８３は上段の食器カゴである。
１８４は下段の食器カゴ１８２に着脱自在に固定された
小物カゴである。１８５は食器カゴ１８２の下部空間に
配され、略水平に回転する洗浄ノズルである。１８６は
円錐形状をした導水路１８７と案内部１８８を有する噴
出部１８９で構成されるタワーノズルであり、案内部１
８８は洗浄ノズル１８５から噴射される洗浄水の角度を
変えて噴射孔１９０から下段の食器全体に散水されるよ
う円錐形状を取る。そしてタワーノズル１８６は食器カ
ゴ１８２上の洗浄ノズル１８５の回転中心軸と同軸上に
位置するように前記小物カゴと一体構成である。そして
前記タワーノズル１８６は食器カゴ１８２上の洗浄ノズ
ル１８５の回転中心軸と同軸上に位置する。

【０１３３】また洗浄ノズル１８５上面には、洗浄水を
噴射する噴出孔１９１−ａとタワーノズル１８６に向け
て洗浄水を略上方に噴出するための専用噴出孔１９１−
ｂが設けてある。１９２は洗浄ポンプ、１９３はヒー
タ、１９４は制御装置であり、給水、洗浄、すすぎ、排
水、乾燥の食器洗浄機の一連の動作を制御する。１９５
は洗浄ノズル１８５を軸支するノズル軸受けである。

【０１３４】以上のように構成された食器洗浄機におい
て、洗浄工程の基本的な動作は第１の実施例と同様であ
り省略する。

【０１３５】以上の構成により、小物カゴ１８４とタワ
ーノズル１８６が一体成形することができるため、低コ
ストでこの構成を実現できる。

【０１３６】また実使用において、使用者は誤ってグラ
スや哺乳瓶などの食器をタワーノズル１８６に差し込ん
でしまう場合に備えて、タワーノズル１８６の食器カゴ
に対する取付を強固にする必要があったが、本発明の実
施例によれば形状的にグラスや哺乳瓶などの食器を差し
込むことはできないため、それらについて配慮する必要
がない。

【０１３７】またタワーノズル１８６に対する位置決め
構成を考慮する必要もない。よって組立工数も減らし材
料費も少なくてすみ、低コストな食器カゴ構成で洗浄率
を向上させた食器洗浄機を提供することができる。

【０１３８】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものと考える。

【０１３９】（実施例１３）以下本発明の第１３の手段
の実施例について、図１８を参照しながら説明する。図
において、２０１は洗浄槽、２０２は洗浄槽１内に収納
される下段の食器カゴ、２０３は上段の食器カゴであ
る。２０４は下段の食器カゴ２０２に着脱自在に固定さ
れた小物カゴである。２０５は食器カゴ２０２の下部空
間に配され、略水平に回転する洗浄ノズルである。２０
６は上段の食器カゴ２０３の下部空間に配され、略水平
に回転する上段専用洗浄ノズルであり、下段の食器への
洗浄水の噴射も行う。２０７は洗浄ポンプ２０８から分
岐して上段専用ノズル２０６に連通する導水路である。
２０９は円錐形状をした導水路２１０と案内部２１１を
有する噴出部２１２で構成されるタワーノズルであり、
案内部２１１は洗浄ノズル２０６から噴射される洗浄水
の角度を変えて噴射孔２１２から上段の食器全体に散水
されるよう円錐形状を取る。そしてタワーノズル２０９
は上段の食器カゴ２０３用の洗浄ノズル２０６の回転中
心軸と同軸上に位置するように、上段の食器カゴ２０３
を構成するワイヤーに爪嵌合で着脱自在に固定される。

【０１４０】ただし一度取り外したタワーノズル２０９
を下段の食器カゴ２０３の正規の位置に再び取り付けら
れるように、４カ所の嵌合のうち３カ所を爪嵌合として
位置決め規制した構成をとる。

【０１４１】また洗浄ノズル２０５上面、２０６の上面
には洗浄水を噴射する噴出孔２１３−ａが設けられ、洗
浄ノズル２０６の上面の回転中心部には、タワーノズル
２０９に向けて洗浄水を略上方に噴出するための専用噴
出孔２１３−ｂが設けてある。２１４はヒータ、２１５
は制御装置であり、給水、洗浄、すすぎ、排水、乾燥の
食器洗浄機の一連の動作を制御する。

【０１４２】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を説明する。まず、食器を食器カゴ２
０２、２０３に収納し、洗浄槽１の所定の位置に装着し
て運転を開始すると、所定量の洗浄水を洗浄槽２０１に
供給する給水工程があり、続いて洗浄ポンプ２０８によ
り加圧された洗浄水を洗剤と共に下段の食器に対しては
洗浄ノズル２０５から、上段の食器に対しては洗浄ポン
プ２０８から導水路２０７を通して洗浄ノズル２０６か
ら洗浄水を噴射する本洗工程が行われる。

【０１４３】このとき、洗浄ノズル２０６の専用噴出孔
２１３−ｂから噴出した洗浄水は、タワーノズル２０９
の案内部２１１に衝突することによってタワーノズル２
０９全周から拡散噴出される。よって、上段の食器カゴ
２０３の小物類や食器の裏面などにも十分洗浄水が噴射
される。

【０１４４】そして所定時間の本洗工程を経ると、次に
食器等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を機外に排
出する排水工程に入る。引き続き、新たに洗浄水を供給
する給水工程と、洗浄水を洗浄ノズル２０５、２０６、
タワーノズル２０９から噴射することで洗剤や残菜等で
汚れた食器をすすぐためのすすぎ工程と、排水工程とが
連続し、これらを４回繰り返して洗浄工程が終了する
が、すすぎ行程においてもタワーノズル２０９から下段
の食器全体に斜め上方から洗浄水を噴射することができ
るため、洗剤や残菜等で汚れた上段の食器の洗浄を十分
行うことができる。

【０１４５】また、特に湯呑みなどの糸底に対しても十
分洗浄水を噴射させることができるため、たまった残菜
も洗い流すことができる。このように本洗工程やすすぎ
工程を通して、上段の食器の裏面などへ洗浄水を噴出す
ることができるため、洗浄率の向上や食器の裏面などへ
付着する汚染物や再汚染を防止した食器洗浄機を提供す
ることがでる。

【０１４６】また従来と違い本発明の構成により、食器
などが障害となって洗浄性能が大幅に低下することな
く、安定した洗浄性能を得られることができる。

【０１４７】さらに従来、上段の食器の再汚染を解決す
るために上段の洗浄ノズル２０５は過大に吐出圧、洗浄
流量を増大させて洗浄槽天面からの滴下水を利用して洗
浄に寄与させていたが、洗浄槽天面に洗浄水が激しく衝
突して洗浄騒音の原因になっていた。

【０１４８】ところが本発明はタワーノズルを設けるこ
とによって、直接食器に洗浄水を散水することができる
ため、必要以上に上段の洗浄ノズル２０５の吐出圧、洗
浄流量を増大させなくてよい。よって洗浄率を向上させ
ながら騒音低減の効果も得ることができる。

【０１４９】また他の実施例で述べた案内部の形状、タ
ワーノズルに洗浄水を供給する噴出孔の形状、構成を食
器洗浄機の構成、食器配置などに合わせて組み合わせた
り選択することが、さらなる食器に対する洗浄率の向上
を図るものと考える。

【０１５０】

【発明の効果】本発明の第１の手段によれば、洗浄手段
からの洗浄水が通る導水路と洗浄水を食器に噴射する噴
出部からなるタワ−ノズルを、下段食器カゴに洗浄手段
の略回転中心軸上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段上
面の略回転中心にタワ−ノズル内に洗浄水を上方に噴出
するための噴出孔を設けた食器洗浄機として、直接小物
カゴ中の箸、スプーンなどの小物類や、食器の裏面など
へ洗浄水を噴出することができるため、小物類の洗浄効
率向上や食器の裏面などへ付着する汚染物の再汚染を防
止する装置とすることができる。

【０１５１】しかも本発明によれば、タワーノズル自体
が回転せずに案内部の形状によって食器全面に噴射洗浄
するため、回転ノズル方式に置ける食器収納空間の減少
や洗浄ノズルの回転信頼性への過度の配慮および回転不
能になったときの洗浄性能の大幅な低下を伴うことな
く、安定的に洗浄性能を得ることができる。

【０１５２】さらにタワーノズルを直接食器カゴに固定
するため、Ｕ字形状の切り欠き部を食器カゴに設ける必
要がなく、その分食器の収納空間を増大させることがで
きる。

【０１５３】また専用ノズルに食器が触れないための囲
いを排除でき、Ｕ字形状の切り欠き部にワイヤーを通す
ことができるため安価で単純な構造で食器カゴの剛性を
得られる装置とすることができる。

【０１５４】また本発明の第２の手段によれば、洗浄手
段からの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部
からなるタワ−ノズルを、下段食器カゴに洗浄手段の略
回転中心軸上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段上面の
略回転中心から偏心した位置にタワ−ノズル内に洗浄水
を上方に噴射するための噴出孔を設けた食器洗浄機とし
て、タワーノズルの噴出部からは広範囲に広角度で洗浄
水が噴射されるため、異形状の食器に対対応した洗浄率
を向上させた装置とすることができる。

【０１５５】本発明の第３の手段によれば、洗浄手段か
らの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部から
なるタワ−ノズルを、洗浄手段の略回転中心軸上に着脱
自在に固定し、タワ−ノズル内に洗浄水を上方に噴出す
るためのリング状噴出孔を洗浄手段上面に、かつ洗浄手
段の略回転中心と同心円状に設けた食器洗浄機として、
食器各部に洗浄水を連続噴射させることにより、食器の
洗浄率をさらに向上させた装置とすることができる。

【０１５６】本発明の第４の手段によれば、洗浄手段か
らの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部から
なるタワ−ノズルを、洗浄手段の略回転中心軸上に着脱
自在に固定し、タワ−ノズル内に洗浄水を上方に噴出す
るためのリング状噴出孔を洗浄手段上面に、かつ洗浄手
段の略回転中心から偏心させた位置に設けた食器洗浄機
として、食器各部に洗浄水を連続噴射させることによ
り、食器の洗浄率をさらに向上させた装置とすることが
できる。

【０１５７】本発明の第５の手段によれば、洗浄手段か
らの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部から
なるタワ−ノズルを、洗浄手段の略回転中心軸上に着脱
自在に固定し、平面部と下に凸の形状をした案内部を設
けた食器洗浄機として、洗浄水を略水平方向と斜め上方
と２方向同時に洗浄水を噴出させることができるため、
大皿などの背の高い食器や上段の食器に対す洗浄や、下
段の食器に対して直接的、間接的洗浄を行うことがで
き、洗剤や残菜等で汚れたいろいろな形、大きさ食器の
洗浄を十分行うことができる食器の洗浄率を向上させた
装置とすることができる。

【０１５８】本発明の第６の手段によれば、洗浄手段か
らの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部から
なるタワ−ノズルを、洗浄手段の略回転中心軸上に着脱
自在に固定し、案内部は上に凸の形状をとした食器洗浄
機として、洗浄槽や蓋裏板に洗浄水をあてることなく、
斜め下方に洗浄水を噴出させることができるため、下段
の食器に対して広範囲に洗浄を行うことができ、洗剤や
残菜等で汚れたいろいろな形、大きさ食器の洗浄を十分
行うことができる、洗浄騒音の低減を図った食器の洗浄
率を向上させた装置とすることができる。

【０１５９】本発明の第７の手段によれば、洗浄手段か
らの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部から
なるタワ−ノズルの噴出部において、複数個の異なる噴
射角度で噴射する噴射孔を備えた食器洗浄機として、下
段の食器カゴの食器だけでなく上段の食器に対しても直
接洗浄水を噴射させることにより、上下食器カゴに収納
する全部の食器に対して洗浄率や乾燥性能を飛躍的に向
上させた装置とすることができる。

【０１６０】本発明の第８の手段によれば、洗浄手段か
らの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部から
なるタワ−ノズルの噴出部において、高さや噴射角度の
異なる複数個の噴射孔を備えた食器洗浄機として、上段
の食器全体に広範囲に直接洗浄水を噴射させることによ
り、上段の食器カゴに収納する全部の食器に対して洗浄
率や乾燥性能を飛躍的に向上させた装置とすることがで
きる。

【０１６１】本発明の第９の手段によれば、洗浄手段か
らの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部から
なるタワ−ノズルの噴出部において、高さや噴射角度の
異なる複数個の噴射孔を備えた食器洗浄機として、上段
の食器全体に広範囲に直接洗浄水を噴射させることによ
り、上段の食器カゴに収納する全部の食器に対して洗浄
率や乾燥性能を飛躍的に向上させた装置とすることがで
きる。

【０１６２】本発明の第１０の手段によれば、洗浄手段
からの洗浄水が通る導水路と洗浄水を噴射する噴出部か
らなるタワ−ノズルの噴出部において、高さや噴射角度
の異なる複数個の噴射孔を備えた食器洗浄機として、上
段の食器全体に広範囲に直接洗浄水を噴射させることに
より、上段の食器カゴに収納する全部の食器に対して洗
浄率や乾燥性能を飛躍的に向上させた装置とすることが
できる。

【０１６３】また本発明の第１１の手段によれば、洗浄
水を噴射する噴出部を有するタワ−ノズルを備え、かつ
食器カゴで洗浄手段からの洗浄水が通る導水路を構成し
た食器洗浄機として、噴射部だけのより安価で単純な構
成で食器の洗浄率を向上させた装置とすることができ
る。

【０１６４】本発明の第１２の手段によれば、小物カゴ
と一体としたタワ−ノズルを備えた食器洗浄機として、
組立や取り外し時を考慮したタワーノズル自身の位置決
め機構の省略や、タワーノズルへのコップ類などの食器
の誤りセットの防止や、小物入れとの一体化による安価
で高洗浄率の装置とすることができる。

【０１６５】本発明の第１３の手段によれば、洗浄手段
からの洗浄水が通る導水路と洗浄水を食器に噴射する噴
出部からなるタワ−ノズルを、上段食器カゴに洗浄手段
の略回転中心軸上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段上
面の略回転中心にタワ−ノズル内に洗浄水を上方に噴出
するための噴出孔を設けた食器洗浄機として、食器の裏
面や糸底などへ洗浄水を噴出することができるため、安
定的な上段の食器カゴの食器に対する洗浄効率向上や食
器の裏面などへ付着する汚染物の再汚染を防止するとと
もに騒音低減を実現した装置とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の手段の実施例における食器洗浄
機の構成図

【図２】同食器洗浄機の内部上面図

【図３】本発明の第２の手段の実施例における食器洗浄
機の構成図

【図４】同食器洗浄機の内部上面図

【図５】本発明の第３の手段の実施例における食器洗浄
機の構成図

【図６】同食器洗浄機の内部上面図

【図７】本発明の第４の手段の実施例における食器洗浄
機の構成図

【図８】同食器洗浄機の内部上面図

【図９】本発明の第５の手段の実施例における食器洗浄
機の要部側面図

【図１０】本発明の第６の手段の実施例における食器洗
浄機の要部側面図

【図１１】本発明の第７の手段の実施例における食器洗
浄機の構成図

【図１２】本発明の第８の手段の実施例における食器洗
浄機の構成図

【図１３】本発明の第９の手段の実施例における食器洗
浄機の構成図

【図１４】同食器洗浄機の内部上面図

【図１５】本発明の第１０の手段の実施例における食器
洗浄機の構成図

【図１６】本発明の第１１の手段の実施例における食器
洗浄機の構成図

【図１７】本発明の第１２の手段の実施例における食器
洗浄機の構成図

【図１８】本発明の第１３の手段の実施例における食器
洗浄機の構成図

【図１９】従来の食器洗浄機を示す食器洗浄機の構成図

【図２０】他の従来の食器洗浄機を示す食器洗浄機の構
成図

【図２１】従来の食器かごの斜視図

【図２２】別の従来の食器洗浄機を示す食器洗浄機の構
成図

【図２３】又別の従来の食器洗浄機を示す食器洗浄機の
構成図

【符号の説明】

１洗浄槽２下段の食器カゴ５洗浄ノズル６タワーノズル８案内部１１−ａ専用噴射孔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者田中淳裕大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上でかつ洗浄手段の略回転中心軸上に着脱自在に固
定し、かつ洗浄手段は上面の略回転中心に、タワ−ノズ
ル内に向けて洗浄水を噴出するための噴出孔を設けたこ
とを特徴とする食器洗浄機。
【請求項２】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上でかつ洗浄手段の略回転中心軸上に着脱自在に固
定し、かつ洗浄手段は上面の略回転中心から偏心した位
置に、タワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴射するための
噴出孔を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項３】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上でかつ洗浄手段の略回転中心軸上に着脱自在に固
定し、タワ−ノズル内に向けて洗浄水を連続噴射するた
めの噴出孔を、洗浄手段上面にかつ洗浄手段の略回転中
心と同心円状に設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項４】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上でかつ洗浄手段の略回転中心軸上に着脱自在に固
定し、かつ洗浄手段は上面の略回転中心に、タワ−ノズ
ル内に向けて洗浄水を上方に連続噴射するための噴出孔
を、洗浄手段上面にかつ洗浄手段の略回転中心から偏心
させた位置に設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項５】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段は上面の略回
転中心にタワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴出するため
の噴出孔を設けた構成において、前記案内部は平面部と
下に凸の形状部を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項６】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段は上面の略回
転中心にタワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴出するため
の噴出孔を設けた構成において、前記案内部は上に凸の
形状をしたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項７】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段は上面の略回
転中心にタワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴出するため
の噴出孔を設けた構成において、前記案内部は複数個の
異なる噴射角度で噴射するよう構成されたことを特徴と
する食器洗浄機。
【請求項８】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段は上面の略回
転中心にタワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴出するため
の噴出孔を設けた構成において、案内部は高さや噴射角
度の異なる複数個の噴出孔を備えたことを特徴とする食
器洗浄機。
【請求項９】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴと、
洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する複数
個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗浄水
が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案内部
からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは食器
カゴ上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段は上面の略回
転中心にタワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴出するため
の噴出孔を設けた構成において、前記案内部の略中心部
に洗浄水の噴出する開口部を持ち、案内部の上面に新た
な案内部を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項１０】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴ
と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する
複数個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗
浄水が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案
内部からなるタワ−ノズルを備え、前記タワーノズルは
食器カゴ上に着脱自在に固定し、かつ洗浄手段は上面の
略回転中心にタワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴出する
ための噴出孔を設けた構成において、案内部の略中心部
に洗浄水の噴出する開口部を持ち、案内部の上面に反射
板を設けたことを特徴とする食器洗浄機。
【請求項１１】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴ
と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する
複数個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗
浄水が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案
内部からなるタワ−ノズルを備え、洗浄手段は上面の略
回転中心にタワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴出するた
めの噴出孔を設けた構成において、前記タワ−ノズルの
導水路を食器カゴで構成することを特徴とする食器洗浄
機。
【請求項１２】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴ
と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する
複数個の噴射孔を有する洗浄手段と、洗浄手段からの洗
浄水が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射する案
内部からなるタワ−ノズルを備え、かつ洗浄手段は上面
の略回転中心にタワ−ノズル内に向けて洗浄水を噴出す
るための噴出孔を設けた構成において、前記タワ−ノズ
ルは小物カゴと一体とした構成を特徴とする請求項１記
載の食器洗浄機。
【請求項１３】洗浄槽と、食器を収納する食器カゴ
と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する
複数個の噴射孔を有する洗浄手段を備え、洗浄手段から
の洗浄水が通る導水路と洗浄水の向きを変更して噴射す
る案内部からなるタワ−ノズルを上段または下段にの食
器カゴ上でかつ洗浄手段の略回転中心軸上に着脱自在に
固定し、かつ洗浄手段は、タワ−ノズル内に向けて洗浄
水を噴出するための噴出孔を設けたことを特徴とする食
器洗浄機。