JP2000107116A - 食器洗い機 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄水の噴射により食器等の洗浄を行う食器
洗い機において、食器かごにセットする位置により、洗
浄水の供給水量が多い所と少ない所に分けるようにし、
従来と同じ噴射力の洗浄水で、樹脂食器等の軽い食器類
は食器かごより脱落させずに、また汚れが強い食器類に
は他より多く洗浄水を噴射できるようにして洗浄性能を
向上し、洗浄時間を短縮する。 【解決手段】 洗浄槽８内に洗浄水を噴射する第１の洗
浄ノズル１２と第２の洗浄ノズル１３を略水平方向に回
転自在に独立して配設し、これら第１の洗浄ノズル１２
と第２の洗浄ノズル１３に洗浄ポンプ１６より洗浄水を
給送する。第１の洗浄ノズル１２と第２の洗浄ノズル１
３は、回転軌跡の水平投影面が重なり合うよう構成す
る。
洗い機において、食器かごにセットする位置により、洗
浄水の供給水量が多い所と少ない所に分けるようにし、
従来と同じ噴射力の洗浄水で、樹脂食器等の軽い食器類
は食器かごより脱落させずに、また汚れが強い食器類に
は他より多く洗浄水を噴射できるようにして洗浄性能を
向上し、洗浄時間を短縮する。 【解決手段】 洗浄槽８内に洗浄水を噴射する第１の洗
浄ノズル１２と第２の洗浄ノズル１３を略水平方向に回
転自在に独立して配設し、これら第１の洗浄ノズル１２
と第２の洗浄ノズル１３に洗浄ポンプ１６より洗浄水を
給送する。第１の洗浄ノズル１２と第２の洗浄ノズル１
３は、回転軌跡の水平投影面が重なり合うよう構成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水の噴射によ
り食器等の洗浄を行う食器洗い機に関する。
り食器等の洗浄を行う食器洗い機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の食器洗い機は図４に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【０００３】図に示すように、洗浄槽１は、前方に開口
部を有し、この開口部を扉２により開閉するとともに、
内部に洗浄水を噴射する洗浄ノズル３を回転自在に設け
ており、洗浄槽１内に食器４を収納する食器かご５を配
置している。洗浄ポンプ６は洗浄ノズル３に洗浄水を給
送するものである。洗浄槽１の下部に残菜（食器４に付
着した汚染物を残菜という）を捕集するフィルタ７を設
けている。
部を有し、この開口部を扉２により開閉するとともに、
内部に洗浄水を噴射する洗浄ノズル３を回転自在に設け
ており、洗浄槽１内に食器４を収納する食器かご５を配
置している。洗浄ポンプ６は洗浄ノズル３に洗浄水を給
送するものである。洗浄槽１の下部に残菜（食器４に付
着した汚染物を残菜という）を捕集するフィルタ７を設
けている。
【０００４】上記構成において動作を説明すると、洗剤
を洗浄槽１内に投入し、洗浄槽１の底部の洗浄水を洗浄
ポンプ６によりフィルタ７を介して洗浄ノズル３から噴
射させることで、食器４の残菜が洗い落とされる。この
残菜を含む洗浄水はフィルタ７で濾過されて洗浄ポンプ
６へ循環し、再び洗浄ノズル３から噴射されることを繰
り返される。
を洗浄槽１内に投入し、洗浄槽１の底部の洗浄水を洗浄
ポンプ６によりフィルタ７を介して洗浄ノズル３から噴
射させることで、食器４の残菜が洗い落とされる。この
残菜を含む洗浄水はフィルタ７で濾過されて洗浄ポンプ
６へ循環し、再び洗浄ノズル３から噴射されることを繰
り返される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般に、洗浄するため
の食器の汚れにはいろいろな種類があり、当然、それを
洗浄するのに必要なエネルギもいろいろある。例えば、
ご飯の汚れは、のり状になり、食器４との結合が強く、
強い汚れの種類に含まれる。この汚れを洗浄するために
は、かなり多くのエネルギが必要となる。逆に飲料水を
飲んだだけのコップでは、少しの洗浄水がかかればその
汚れは、洗浄できるので、当然ご飯を洗浄するのに必要
なエネルギを必要としない。
の食器の汚れにはいろいろな種類があり、当然、それを
洗浄するのに必要なエネルギもいろいろある。例えば、
ご飯の汚れは、のり状になり、食器４との結合が強く、
強い汚れの種類に含まれる。この汚れを洗浄するために
は、かなり多くのエネルギが必要となる。逆に飲料水を
飲んだだけのコップでは、少しの洗浄水がかかればその
汚れは、洗浄できるので、当然ご飯を洗浄するのに必要
なエネルギを必要としない。
【０００６】ところが、従来の構成では、食器かご５の
すべての範囲を均一に洗浄することを主眼としているた
め、洗浄ノズル３は、洗浄ポンプ６から十分な洗浄水を
供給されており、洗浄ノズル３の内圧は一定であった。
すなわち、本来、食器４の汚れによっては、必要かつ十
分な洗浄のためのエネルギの設定が異なるにも関わら
ず、それらのすべてを洗浄するために、通常、食器洗い
機にて洗浄する一般的な汚れの中で最も強い食器４の汚
れを想定し、その洗浄ができるエネルギに設定してい
た。
すべての範囲を均一に洗浄することを主眼としているた
め、洗浄ノズル３は、洗浄ポンプ６から十分な洗浄水を
供給されており、洗浄ノズル３の内圧は一定であった。
すなわち、本来、食器４の汚れによっては、必要かつ十
分な洗浄のためのエネルギの設定が異なるにも関わら
ず、それらのすべてを洗浄するために、通常、食器洗い
機にて洗浄する一般的な汚れの中で最も強い食器４の汚
れを想定し、その洗浄ができるエネルギに設定してい
た。
【０００７】したがって、洗浄ノズル３から噴射する洗
浄水の噴射力を強く設定する必要があったり、洗浄行程
の時間設定を長くする必要があった。噴射力を強くする
には、洗浄ポンプ６を大型にする必要がある。また、洗
浄行程の時間を長くすることは食器洗い機の全体の運転
時間が長くなり、ユーザに対してデメリットになるとと
もにエネルギ的にも当然不利になるという問題を有して
いた。
浄水の噴射力を強く設定する必要があったり、洗浄行程
の時間設定を長くする必要があった。噴射力を強くする
には、洗浄ポンプ６を大型にする必要がある。また、洗
浄行程の時間を長くすることは食器洗い機の全体の運転
時間が長くなり、ユーザに対してデメリットになるとと
もにエネルギ的にも当然不利になるという問題を有して
いた。
【０００８】また、従来の構成では、前述したように強
い汚れに対応する必要があるために、洗浄ノズル３から
噴射する洗浄水の噴射圧力をさらに強くすれば、樹脂食
器等の軽い食器類は、その洗浄水の噴射力で飛び出し、
食器かご５から脱落してしまう。この場合、洗浄ノズル
３に引っかかり、洗浄ノズル３の回転が妨げられ洗浄で
きなくなるという問題を有していた。
い汚れに対応する必要があるために、洗浄ノズル３から
噴射する洗浄水の噴射圧力をさらに強くすれば、樹脂食
器等の軽い食器類は、その洗浄水の噴射力で飛び出し、
食器かご５から脱落してしまう。この場合、洗浄ノズル
３に引っかかり、洗浄ノズル３の回転が妨げられ洗浄で
きなくなるという問題を有していた。
【０００９】また、ご飯等の強い汚れが付着する箸、ス
プーン等の小物食器類は、小さいために洗浄水が当たり
難いため、洗浄行程の時間設定を長くし、洗浄水が当た
る機会を増やす必要があり、運転時間が長くなるという
問題があった。
プーン等の小物食器類は、小さいために洗浄水が当たり
難いため、洗浄行程の時間設定を長くし、洗浄水が当た
る機会を増やす必要があり、運転時間が長くなるという
問題があった。
【００１０】本発明は上記課題を解決するもので、食器
かごにセットする位置により、洗浄水の供給水量が多い
所と少ない所に分けるようにし、従来と同じ噴射力の洗
浄水で、樹脂食器等の軽い食器類は食器かごより脱落さ
せずに、また汚れが強い食器類には他より多く洗浄水を
噴射できるようにして洗浄性能を向上し、洗浄時間を短
縮することを目的としている。
かごにセットする位置により、洗浄水の供給水量が多い
所と少ない所に分けるようにし、従来と同じ噴射力の洗
浄水で、樹脂食器等の軽い食器類は食器かごより脱落さ
せずに、また汚れが強い食器類には他より多く洗浄水を
噴射できるようにして洗浄性能を向上し、洗浄時間を短
縮することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗浄槽内に洗浄水を噴射する複数の洗浄ノ
ズルを略水平方向に回転自在に独立して配設し、これら
複数の洗浄ノズルに洗浄ポンプより洗浄水を給送し、複
数の洗浄ノズルは、回転軌跡の水平投影面が重なり合う
よう構成したものである。
するために、洗浄槽内に洗浄水を噴射する複数の洗浄ノ
ズルを略水平方向に回転自在に独立して配設し、これら
複数の洗浄ノズルに洗浄ポンプより洗浄水を給送し、複
数の洗浄ノズルは、回転軌跡の水平投影面が重なり合う
よう構成したものである。
【００１２】これにより、食器かごにセットする位置に
より、洗浄水の供給水量が多い所と少ない所に分けるこ
とができ、従来と同じ噴射力の洗浄水で、樹脂食器等の
軽い食器類は食器かごより脱落させずに、また汚れが強
い食器類には他より多く洗浄水を噴射することで洗浄性
能を向上することができ、洗浄時間を短縮することがで
きる。
より、洗浄水の供給水量が多い所と少ない所に分けるこ
とができ、従来と同じ噴射力の洗浄水で、樹脂食器等の
軽い食器類は食器かごより脱落させずに、また汚れが強
い食器類には他より多く洗浄水を噴射することで洗浄性
能を向上することができ、洗浄時間を短縮することがで
きる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、洗浄槽内に略水平方向に回転自在に独立して配設し
洗浄水を噴射する複数の洗浄ノズルと、前記複数の洗浄
ノズルに洗浄水を給送する洗浄ポンプとを備え、前記複
数の洗浄ノズルは、回転軌跡の水平投影面が重なり合う
よう構成したものであり、食器かごにセットする位置に
より、洗浄水の供給水量が多い所と少ない所に分けるこ
とができ、従来と同じ噴射力の洗浄水で、樹脂食器等の
軽い食器類は食器かごより脱落させずに、また、複雑な
形状の食器類または汚れの強い食器類には他より多く洗
浄水を噴射することで洗浄力を向上することができ、洗
浄時間を短縮することができる。
は、洗浄槽内に略水平方向に回転自在に独立して配設し
洗浄水を噴射する複数の洗浄ノズルと、前記複数の洗浄
ノズルに洗浄水を給送する洗浄ポンプとを備え、前記複
数の洗浄ノズルは、回転軌跡の水平投影面が重なり合う
よう構成したものであり、食器かごにセットする位置に
より、洗浄水の供給水量が多い所と少ない所に分けるこ
とができ、従来と同じ噴射力の洗浄水で、樹脂食器等の
軽い食器類は食器かごより脱落させずに、また、複雑な
形状の食器類または汚れの強い食器類には他より多く洗
浄水を噴射することで洗浄力を向上することができ、洗
浄時間を短縮することができる。
【００１４】請求項２に記載の発明は、上記請求項１に
記載の発明において、複数の洗浄ノズルは、回転を同期
させるようにしたものであり、複数の洗浄ノズルを同じ
高さの平面内に配置した場合でも、互いに干渉するのを
防止することができ、円滑に回転させることができる。
記載の発明において、複数の洗浄ノズルは、回転を同期
させるようにしたものであり、複数の洗浄ノズルを同じ
高さの平面内に配置した場合でも、互いに干渉するのを
防止することができ、円滑に回転させることができる。
【００１５】請求項３に記載の発明は、上記請求項１に
記載の発明において、複数の洗浄ノズルは、高さが異な
る位置関係に配置したものであり、複数の洗浄ノズルが
互いに干渉するのを防止することができ、円滑に回転さ
せることができる。
記載の発明において、複数の洗浄ノズルは、高さが異な
る位置関係に配置したものであり、複数の洗浄ノズルが
互いに干渉するのを防止することができ、円滑に回転さ
せることができる。
【００１６】請求項４に記載の発明は、上記請求項１〜
３に記載の発明において、洗浄槽内に配置し食器を収納
する食器かごを備え、前記食器かごは、複数の洗浄ノズ
ルに設けた噴射口の回転軌跡の水平投影面が重なり合う
位置に特定の食器を配置するよう構成したものであり、
汚れの強さが異なる食器、特定の食器を容易に区別して
セットすることができる。
３に記載の発明において、洗浄槽内に配置し食器を収納
する食器かごを備え、前記食器かごは、複数の洗浄ノズ
ルに設けた噴射口の回転軌跡の水平投影面が重なり合う
位置に特定の食器を配置するよう構成したものであり、
汚れの強さが異なる食器、特定の食器を容易に区別して
セットすることができる。
【００１７】請求項５に記載の発明は、上記請求項１〜
４に記載の発明において、複数の洗浄ノズルの回転軌跡
の水平投影面が重なり合う位置に小物入れを配置したも
のであり、箸、スプーン等の小物食器類に対する洗浄水
の供給水量を多くすることができ、小物食器類の洗浄力
を向上することができ、洗浄時間を短縮することができ
る。
４に記載の発明において、複数の洗浄ノズルの回転軌跡
の水平投影面が重なり合う位置に小物入れを配置したも
のであり、箸、スプーン等の小物食器類に対する洗浄水
の供給水量を多くすることができ、小物食器類の洗浄力
を向上することができ、洗浄時間を短縮することができ
る。
【００１８】請求項６に記載の発明は、上記請求項１〜
５に記載の発明において、複数の洗浄ノズルは、互いに
回転方向が異なるようにしたものであり、複数の洗浄ノ
ズルの回転軌跡の水平投影面が重なり合う部分に、洗浄
水を同じ方向から噴射することができ、洗浄力を向上す
ることができる。
５に記載の発明において、複数の洗浄ノズルは、互いに
回転方向が異なるようにしたものであり、複数の洗浄ノ
ズルの回転軌跡の水平投影面が重なり合う部分に、洗浄
水を同じ方向から噴射することができ、洗浄力を向上す
ることができる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００２０】（実施例１）図１に示すように、洗浄槽８
は、前方に開口部を有し、この開口部を扉９により開閉
するとともに、食器１０を収納する食器かご１１を配置
している。この食器かご１１の下方には第１の洗浄ノズ
ル（洗浄ノズル）１２を略水平方向に回転自在に軸支
し、この第１の洗浄ノズル１２と高さの異なる平面上に
第２の洗浄ノズル（洗浄ノズル）１３を略水平方向に回
転自在に独立して軸支し、第１の洗浄ノズル１２と第２
の洗浄ノズル１３にそれぞれ設けた複数個の噴射口１
４、１５の回転軌跡の水平投影面が重なり合うよう構成
している。
は、前方に開口部を有し、この開口部を扉９により開閉
するとともに、食器１０を収納する食器かご１１を配置
している。この食器かご１１の下方には第１の洗浄ノズ
ル（洗浄ノズル）１２を略水平方向に回転自在に軸支
し、この第１の洗浄ノズル１２と高さの異なる平面上に
第２の洗浄ノズル（洗浄ノズル）１３を略水平方向に回
転自在に独立して軸支し、第１の洗浄ノズル１２と第２
の洗浄ノズル１３にそれぞれ設けた複数個の噴射口１
４、１５の回転軌跡の水平投影面が重なり合うよう構成
している。
【００２１】洗浄ポンプ１６は、第１の洗浄ノズル１２
および第２の洗浄ノズル１３に洗浄水を給送し、その供
給圧によって第１の洗浄ノズル１２および第２の洗浄ノ
ズル１３を回転させるもので、洗浄槽８より残菜フィル
タ１７を介して洗浄水を吸入し、ノズル軸受け１８を介
して、第１の洗浄ノズル１２および第２の洗浄ノズル１
３に連通させている。
および第２の洗浄ノズル１３に洗浄水を給送し、その供
給圧によって第１の洗浄ノズル１２および第２の洗浄ノ
ズル１３を回転させるもので、洗浄槽８より残菜フィル
タ１７を介して洗浄水を吸入し、ノズル軸受け１８を介
して、第１の洗浄ノズル１２および第２の洗浄ノズル１
３に連通させている。
【００２２】食器かご１１は、箸、スプーン等の小物食
器をセットする小物入れ１９を、噴射口１４、１５の回
転軌跡が重なり合う位置に配設している。
器をセットする小物入れ１９を、噴射口１４、１５の回
転軌跡が重なり合う位置に配設している。
【００２３】上記の構成において動作を説明すると、洗
浄ポンプ１６により給送された洗浄水は、ノズル軸受け
１８を介して第１の洗浄ノズル１２および第２の洗浄ノ
ズル１３に供給され、それぞれの設けた噴射口１４、１
５より噴射されるると同時に、噴射口１４、１５からの
噴射反力により第１の洗浄ノズル１２および第２の洗浄
ノズル１３を回転させる。
浄ポンプ１６により給送された洗浄水は、ノズル軸受け
１８を介して第１の洗浄ノズル１２および第２の洗浄ノ
ズル１３に供給され、それぞれの設けた噴射口１４、１
５より噴射されるると同時に、噴射口１４、１５からの
噴射反力により第１の洗浄ノズル１２および第２の洗浄
ノズル１３を回転させる。
【００２４】このとき、第１の洗浄ノズル１２と第２の
洗浄ノズル１３とは高さが異なる平面上にあるため、互
いに干渉することはなく、噴射口１４、１５の回転軌跡
が重なり合う箇所は、洗浄水が従来の倍の供給量にする
ことができ、食器かご１１には、これに対応する位置に
小物入れ１９を配置しているため、強い汚れが付着し、
洗浄水が当たり難い箸、スプーン等の小物食器類に対し
洗浄水の供給量を多くすることができ、洗浄時間を短縮
することができる。
洗浄ノズル１３とは高さが異なる平面上にあるため、互
いに干渉することはなく、噴射口１４、１５の回転軌跡
が重なり合う箇所は、洗浄水が従来の倍の供給量にする
ことができ、食器かご１１には、これに対応する位置に
小物入れ１９を配置しているため、強い汚れが付着し、
洗浄水が当たり難い箸、スプーン等の小物食器類に対し
洗浄水の供給量を多くすることができ、洗浄時間を短縮
することができる。
【００２５】また、強い汚れの食器と弱い汚れの食器１
０を分けてセットすることで、従来、弱い汚れに対して
も強い汚れと同じ分使用していた余分なエネルギを有効
に使用することができる。また、従来と同じ噴射力の洗
浄水で洗浄するため、樹脂食器等の軽い食器類を食器か
ご１１より脱落させずに洗浄することができる。
０を分けてセットすることで、従来、弱い汚れに対して
も強い汚れと同じ分使用していた余分なエネルギを有効
に使用することができる。また、従来と同じ噴射力の洗
浄水で洗浄するため、樹脂食器等の軽い食器類を食器か
ご１１より脱落させずに洗浄することができる。
【００２６】（実施例２）図２に示すように、洗浄槽２
０は、内部に第１の洗浄ノズル２１を略水平方向に回転
自在に軸支し、この第１の洗浄ノズル２１と略同一平面
上に第２の洗浄ノズル２２を略水平方向に回転自在に独
立して軸支し、第１の洗浄ノズル２１と第２の洗浄ノズ
ル２２にそれぞれ設けた複数個の噴射口２３、２４の回
転軌跡の水平投影面が重なり合うよう構成している。
０は、内部に第１の洗浄ノズル２１を略水平方向に回転
自在に軸支し、この第１の洗浄ノズル２１と略同一平面
上に第２の洗浄ノズル２２を略水平方向に回転自在に独
立して軸支し、第１の洗浄ノズル２１と第２の洗浄ノズ
ル２２にそれぞれ設けた複数個の噴射口２３、２４の回
転軌跡の水平投影面が重なり合うよう構成している。
【００２７】また、第１の洗浄ノズル２１および第２の
洗浄ノズル２２の下部には第１の洗浄ノズル２１と一体
的に回転する第１の歯車２５と、第２の洗浄ノズル２２
と一体的に回転する第２の歯車２６を設け、ノズル軸受
け２７の上方に軸支した第３の歯車２８によって、それ
ぞれの回転を同期させ、第１の洗浄ノズル２１に対して
第２の洗浄ノズル２２が常に９０度の角度を保つように
構成している。その他の構成は上記実施例１と同じであ
る。
洗浄ノズル２２の下部には第１の洗浄ノズル２１と一体
的に回転する第１の歯車２５と、第２の洗浄ノズル２２
と一体的に回転する第２の歯車２６を設け、ノズル軸受
け２７の上方に軸支した第３の歯車２８によって、それ
ぞれの回転を同期させ、第１の洗浄ノズル２１に対して
第２の洗浄ノズル２２が常に９０度の角度を保つように
構成している。その他の構成は上記実施例１と同じであ
る。
【００２８】上記の構成において動作を説明すると、洗
浄ポンプにより給送された洗浄水は、ノズル軸受け２７
を介して第１の洗浄ノズル２１および第２の洗浄ノズル
２２に供給され、噴射口２３、２４からの噴射されると
同時に、噴射口２３、２４からの噴射反力により第１の
洗浄ノズル２１および第２の洗浄ノズル２２を回転させ
る。
浄ポンプにより給送された洗浄水は、ノズル軸受け２７
を介して第１の洗浄ノズル２１および第２の洗浄ノズル
２２に供給され、噴射口２３、２４からの噴射されると
同時に、噴射口２３、２４からの噴射反力により第１の
洗浄ノズル２１および第２の洗浄ノズル２２を回転させ
る。
【００２９】このとき、第１の洗浄ノズル２１と第２の
洗浄ノズル２２は第１の歯車２５、第２の歯車２６、第
３の歯車２８によって回転を同期させ、第１の洗浄ノズ
ル２１に対して、第２の洗浄ノズル２２が常に９０度の
角度を保つため、互いの干渉を阻止することができ、円
滑に回転させることができる。
洗浄ノズル２２は第１の歯車２５、第２の歯車２６、第
３の歯車２８によって回転を同期させ、第１の洗浄ノズ
ル２１に対して、第２の洗浄ノズル２２が常に９０度の
角度を保つため、互いの干渉を阻止することができ、円
滑に回転させることができる。
【００３０】（実施例３）図３に示すように、第１の洗
浄ノズル２９は、洗浄槽（図示せず）内に略水平方向に
回転自在に軸支し、この第１の洗浄ノズル２９と高さの
異なる平面上に第２の洗浄ノズル３０を略水平方向に回
転自在に軸支し、第１の洗浄ノズル２９と第２の洗浄ノ
ズル３０にそれぞれ設けた複数個の噴射口３１、３２の
回転軌跡の水平投影面が重なり合うよう構成し、噴射口
３１、３２の向きによって第１の洗浄ノズル２９は反時
計回りに回転し、第２の洗浄ノズル３０は時計回りに回
転するようにしている。
浄ノズル２９は、洗浄槽（図示せず）内に略水平方向に
回転自在に軸支し、この第１の洗浄ノズル２９と高さの
異なる平面上に第２の洗浄ノズル３０を略水平方向に回
転自在に軸支し、第１の洗浄ノズル２９と第２の洗浄ノ
ズル３０にそれぞれ設けた複数個の噴射口３１、３２の
回転軌跡の水平投影面が重なり合うよう構成し、噴射口
３１、３２の向きによって第１の洗浄ノズル２９は反時
計回りに回転し、第２の洗浄ノズル３０は時計回りに回
転するようにしている。
【００３１】また、噴射口３１、３２の回転軌跡が重な
り合う位置に、茶碗、皿等の片面のみが強く汚れる食器
類３３を、汚れ面が噴射口３１、３２からの洗浄水に対
応した方向にセットできるよう構成している。その他の
構成は上記実施例１と同じである。
り合う位置に、茶碗、皿等の片面のみが強く汚れる食器
類３３を、汚れ面が噴射口３１、３２からの洗浄水に対
応した方向にセットできるよう構成している。その他の
構成は上記実施例１と同じである。
【００３２】上記の構成において動作を説明すると、第
１の洗浄ノズル２９と第２の洗浄ノズル３０に設けた噴
射口３１、３２の回転軌跡が重なり合う範囲（二点鎖線
で図示した範囲）では、同じ方向から洗浄水を噴射する
ことができるため、皿や、茶碗等、一方向のみに強い汚
れがある食器類３３の汚染面に対し、従来の２倍の洗浄
水を噴射することができ、洗浄力を向上することができ
るとともに、洗浄時間を短縮ことができる。
１の洗浄ノズル２９と第２の洗浄ノズル３０に設けた噴
射口３１、３２の回転軌跡が重なり合う範囲（二点鎖線
で図示した範囲）では、同じ方向から洗浄水を噴射する
ことができるため、皿や、茶碗等、一方向のみに強い汚
れがある食器類３３の汚染面に対し、従来の２倍の洗浄
水を噴射することができ、洗浄力を向上することができ
るとともに、洗浄時間を短縮ことができる。
【００３３】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項１に記載の
発明によれば、洗浄槽内に略水平方向に回転自在に独立
して配設し洗浄水を噴射する複数の洗浄ノズルと、前記
複数の洗浄ノズルに洗浄水を給送する洗浄ポンプとを備
え、前記複数の洗浄ノズルは、回転軌跡の水平投影面が
重なり合うよう構成したから、食器かごにセットする位
置により、洗浄水の供給水量が多い所と少ない所に分け
ることができ、従来と同じ噴射力の洗浄水で、樹脂食器
等の軽い食器類は食器かごより脱落させずに、また、複
雑な形状の食器類または汚れの強い食器類には他より多
く洗浄水を噴射することで洗浄力を向上することがで
き、洗浄時間を短縮することができる。
発明によれば、洗浄槽内に略水平方向に回転自在に独立
して配設し洗浄水を噴射する複数の洗浄ノズルと、前記
複数の洗浄ノズルに洗浄水を給送する洗浄ポンプとを備
え、前記複数の洗浄ノズルは、回転軌跡の水平投影面が
重なり合うよう構成したから、食器かごにセットする位
置により、洗浄水の供給水量が多い所と少ない所に分け
ることができ、従来と同じ噴射力の洗浄水で、樹脂食器
等の軽い食器類は食器かごより脱落させずに、また、複
雑な形状の食器類または汚れの強い食器類には他より多
く洗浄水を噴射することで洗浄力を向上することがで
き、洗浄時間を短縮することができる。
【００３４】また、請求項２に記載の発明によれば、複
数の洗浄ノズルは、回転を同期させるようにしたから、
複数の洗浄ノズルを同じ高さの平面内に配置した場合で
も、互いに干渉するのを防止することができ、円滑に回
転させることができる。
数の洗浄ノズルは、回転を同期させるようにしたから、
複数の洗浄ノズルを同じ高さの平面内に配置した場合で
も、互いに干渉するのを防止することができ、円滑に回
転させることができる。
【００３５】また、請求項３に記載の発明によれば、複
数の洗浄ノズルは、高さが異なる位置関係に配置したか
ら、複数の洗浄ノズルが互いに干渉するのを防止するこ
とができ、円滑に回転させることができる。
数の洗浄ノズルは、高さが異なる位置関係に配置したか
ら、複数の洗浄ノズルが互いに干渉するのを防止するこ
とができ、円滑に回転させることができる。
【００３６】また、請求項４に記載の発明によれば、洗
浄槽内に配置し食器を収納する食器かごを備え、前記食
器かごは、複数の洗浄ノズルに設けた噴射口の回転軌跡
の水平投影面が重なり合う位置に特定の食器を配置する
よう構成したから、汚れの強さが異なる食器、特定の食
器を容易に区別してセットすることができる。
浄槽内に配置し食器を収納する食器かごを備え、前記食
器かごは、複数の洗浄ノズルに設けた噴射口の回転軌跡
の水平投影面が重なり合う位置に特定の食器を配置する
よう構成したから、汚れの強さが異なる食器、特定の食
器を容易に区別してセットすることができる。
【００３７】また、請求項５に記載の発明によれば、複
数の洗浄ノズルの回転軌跡の水平投影面が重なり合う位
置に小物入れを配置したから、箸、スプーン等の小物食
器類に対する洗浄水の供給水量を多くすることができ、
小物食器類の洗浄力を向上することができ、洗浄時間を
短縮することができる。
数の洗浄ノズルの回転軌跡の水平投影面が重なり合う位
置に小物入れを配置したから、箸、スプーン等の小物食
器類に対する洗浄水の供給水量を多くすることができ、
小物食器類の洗浄力を向上することができ、洗浄時間を
短縮することができる。
【００３８】また、請求項６に記載の発明によれば、複
数の洗浄ノズルは、互いに回転方向が異なるようにした
から、複数の洗浄ノズルの回転軌跡の水平投影面が重な
り合う部分に、洗浄水を同じ方向から噴射することがで
き、洗浄力を向上することができる。
数の洗浄ノズルは、互いに回転方向が異なるようにした
から、複数の洗浄ノズルの回転軌跡の水平投影面が重な
り合う部分に、洗浄水を同じ方向から噴射することがで
き、洗浄力を向上することができる。
【図１】本発明の第１の実施例の食器洗い機の縦断面図
【図２】(a) 本発明の第２の実施例の食器洗い機の要部
断面図 (b) 同食器洗い機の要部平面図
断面図 (b) 同食器洗い機の要部平面図
【図３】(a) 本発明の第３の実施例の食器洗い機の要部
平面図 (b) 同食器洗い機の洗浄ノズルが回転した状態の要部平
面図
平面図 (b) 同食器洗い機の洗浄ノズルが回転した状態の要部平
面図
【図４】従来の食器洗い機の縦断面図
８ 洗浄槽 １２ 第１の洗浄ノズル（洗浄ノズル） １３ 第２の洗浄ノズル（洗浄ノズル） １６ 洗浄ポンプ
Claims (6)
- 【請求項１】 洗浄槽内に略水平方向に回転自在に独立
して配設し洗浄水を噴射する複数の洗浄ノズルと、前記
複数の洗浄ノズルに洗浄水を給送する洗浄ポンプとを備
え、前記複数の洗浄ノズルは、回転軌跡の水平投影面が
重なり合うよう構成した食器洗い機。 - 【請求項２】 複数の洗浄ノズルは、回転を同期させる
ようにした請求項１の食器洗い機。 - 【請求項３】 複数の洗浄ノズルは、高さが異なる位置
関係に配置した請求項１の食器洗い機。 - 【請求項４】 洗浄槽内に配置し食器を収納する食器か
ごを備え、前記食器かごは、複数の洗浄ノズルに設けた
噴射口の回転軌跡の水平投影面が重なり合う位置に特定
の食器を配置するよう構成した請求項１〜３のいずれか
１項に記載の食器洗い機。 - 【請求項５】 複数の洗浄ノズルの回転軌跡の水平投影
面が重なり合う位置に小物入れを配置した請求項１〜４
のいずれか１項に記載の食器洗い機。 - 【請求項６】 複数の洗浄ノズルは、互いに回転方向が
異なるようにした請求項１〜５のいずれか１項に記載の
食器洗い機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10287640A JP2000107116A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 食器洗い機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10287640A JP2000107116A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 食器洗い機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000107116A true JP2000107116A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17719853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10287640A Pending JP2000107116A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 食器洗い機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000107116A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004023968A2 (de) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Geschirrspülmaschine, insbesondere für einbauküchen |
| GB2434972A (en) * | 2006-02-10 | 2007-08-15 | Fisher & Paykel | A dishwasher |
| JP2008076030A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Niigata Kiki Kk | 洗浄装置及びユニットクーラーの洗浄装置 |
| CN102512128A (zh) * | 2011-12-16 | 2012-06-27 | 张英华 | 喷雾式洗碗机 |
| CN106137077A (zh) * | 2015-03-27 | 2016-11-23 | 青岛海尔洗碗机有限公司 | 一种具有分区洗涤功能的洗碗机用喷淋系统及洗碗机 |
| WO2018050548A1 (de) * | 2016-09-19 | 2018-03-22 | BSH Hausgeräte GmbH | Haushalts-geschirrspülmaschine |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10287640A patent/JP2000107116A/ja active Pending
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| CN109715029A (zh) * | 2016-09-19 | 2019-05-03 | Bsh家用电器有限公司 | 家用洗碗机 |
| US10898052B2 (en) | 2016-09-19 | 2021-01-26 | BSH Hausgeräte GmbH | Domestic dishwasher |
| CN109715029B (zh) * | 2016-09-19 | 2021-08-10 | Bsh家用电器有限公司 | 家用洗碗机 |
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