JP3086047B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP3086047B2
JP3086047B2 JP04028294A JP2829492A JP3086047B2 JP 3086047 B2 JP3086047 B2 JP 3086047B2 JP 04028294 A JP04028294 A JP 04028294A JP 2829492 A JP2829492 A JP 2829492A JP 3086047 B2 JP3086047 B2 JP 3086047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機に係り、特
にタンクから食器洗浄機外への洗浄水の溢水を防止する
手段を備えた食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食器洗浄機は、例えば特
開平3ー118017号公報に示されているように、タ
ンク内の洗浄水がタンクから溢れる直前の水位である溢
水水位に達し、溢水水位検出手段がこれを検出したと
き、制御装置が電源スイッチのオン・オフに関係なく排
水手段を作動させてタンク内の洗浄水を機外の適所に排
出し、洗浄水の溢水を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記食器洗浄
機は、洗浄水がタンクから溢れ出る直前の水位である溢
水水位にて排水手段の動作を制御しているため、排水手
段の動作の不具合あるいは溢水水位検出手段の不調等に
より排水作動が遅れ、このため洗浄水がタンク外に溢れ
出るおそれがある。このとき、食器洗浄機が作動状態に
あり作業者が監視している場合はあまり問題とならない
が、食器洗浄機が停止状態にあり作業者が監視していな
い場合に、洗浄水の溢水が問題になる。これに対し、溢
水水位をあまり低く例えば基準水位近辺に設定すると、
食器洗浄機の通常の作動中にしばしば洗浄水が溢水水位
に達して排水手段を作動させることになり、食器洗浄機
本来の動作を妨げることになる。
【0004】また、上記食器洗浄機においては、電源ス
イッチがオン状態よりオフ状態にあることが多いため、
通常作業者の監視外にあるオフ状態において溢水水位検
出手段が故障した場合、大量の溢水の生じる可能性が大
である。本発明は、上記した問題を解決しようとするも
ので、電源スイッチのオン・オフ状態に応じてタンクか
らの洗浄水の溢水を適切に防止することの可能な食器洗
浄機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、洗浄室
1に設けたタンク1a内に所定温度の洗浄水を外部給水
源から供給する給水手段2aと、タンク1a内の洗浄水
を洗浄室1内に循環供給させ洗浄室1内に収容された食
器類1bの洗浄またはすすぎ洗いを行う洗浄すすぎ手段
2bと、洗浄すすぎ手段2bの洗浄あるいはすすぎ洗い
の終了に伴いタンク1aに貯えられた洗浄水を排出する
排水手段2cと、電源スイッチ3のオン状態に応じて前
記各手段を順次作動させ給水行程、洗浄またはすすぎ洗
い行程及び排水行程からなる1サイクルの行程を繰り返
し行わせる制御手段4とを備えた食器洗浄機において、
タンク1a内の洗浄水の基準水位を検出する基準水位検
出手段5と、基準水位より高い位置にある溢水水位を検
出する溢水水位検出手段6と、電源スイッチ3がオン状
態のときには溢水水位検出手段6による溢水水位の検出
に応じて排水手段2cを作動させ、電源スイッチ3がオ
フ状態のときには基準水位検出手段5による基準水位の
検出結果に応じて排水手段2cを作動させるように制御
する排水制御手段7とを設けたことにある。
【0006】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載された食器洗浄機に、さら
に、基準水位検出手段5の故障の有無を判定する故障判
定手段8と、電源スイッチ3がオフ状態において、故障
判定手段8により故障有りと判定されたときに、排水制
御手段7による排水手段2cの作動制御を溢水水位検出
手段6による溢水水位の検出結果に応じて行わせるよう
にする水位検出切り替え手段9とを設けたことにある。
【0007】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
記載の発明においては、電源スイッチ3がオンのときに
は、食器洗浄機の異常により洗浄水の水位が基準水位よ
り高い溢水水位に達したときにのみ溢水水位検出手段6
がこれを検出し、これを受けて排水制御手段7が排水手
段2cを作動させて洗浄水を機外の適所に排出させる。
また、電源スイッチ3がオフのときには、洗浄水の水位
が溢水水位より低い基準水位に達したときに基準水位検
出手段5がこれを検出し、検出結果を受けて排水制御手
段7が排水手段2cを作動させて洗浄水を排出させる。
この結果、電源スイッチ3がオンのときには、食器洗浄
機の通常の作動を妨げることなく溢水を防止することが
でき、また、電源スイッチ3がオフのときには洗浄水が
溢水水位に達する前に余裕を持って溢水を防止すること
が出来る。
【0008】また、上記のように構成した請求項2に記
載の発明においては、電源スイッチ3がオフのときに、
故障判定手段8により基準水位検出手段5の故障の有無
が判定される。基準水位検出手段5が故障していると判
定された場合には、水位検出切り替え手段9が基準水位
検出手段5から溢水水位検出手段6に水位検出を切り替
える。そして、溢水水位検出手段6による溢水水位の検
出結果に応じて排水制御手段7が排水手段2cを作動さ
せて洗浄水を機外の適所に排出させる。この結果、請求
項2に記載の発明においては、上記請求項1に記載され
た発明の効果に加えて、基準水位検出手段5が故障した
場合においても、溢水水位検出手段6により洗浄水の水
位の上昇を検出し排水させることが出来るので、電源ス
イッチ3のオフ時におけるタンク1aからの大量の溢水
を確実に防止することが出来る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図2は食器洗浄機の全体を概略的に示している。
この食器洗浄機は、箱状のハウジング10を有するとと
もに、このハウジング10内部に一体的に取り付けられ
た箱状の洗浄槽20を備えている。この洗浄槽20は、
内部が洗浄室Rとして構成されるとともに底部に洗浄水
を貯めるタンク20aを設けており、洗浄槽20の前面
がドア21により開閉されるようになっている。このド
ア21の開閉により、ラック22に載置された食器23
の洗浄室R内への出し入れが可能になっている。洗浄槽
20の背壁20bには給水弁26の介装された供給管Q
6 が取り付けられており、給水弁26は電磁ソレノイド
26aの励磁により開放され、外部給水源(図示しな
い)からの高温洗浄水を洗浄室Rを通してタンク20a
内に供給する。
【0010】タンク20aの底部には、供給管Q1が接
続されており、この供給管Q1は途中にて分岐し、洗浄
ポンプ31の吸引側に接続されるとともに排水ポンプ3
2の吸引側に接続されている。また、供給管Q1 は洗浄
ポンプ31と排水ポンプ32の中間部分にて供給管Q2
を介してサブタンク33に接続されている。
【0011】洗浄ポンプ31は、吐出側に接続された供
給管Q3 を介して洗浄槽20の底壁に取り付けられた下
側洗浄ノズル24に接続されると共に、供給管Q3 から
分岐し洗浄槽20の上方に延出された供給管Q4 を介し
て洗浄槽20の上壁に取り付けられた上側洗浄ノズル2
5に接続され、図3に示す電動モータ31aの駆動によ
り作動を開始し、タンク20a内の洗浄水を吸引して上
側洗浄ノズル25及び下側洗浄ノズル24に圧送する。
排水ポンプ32は、その吐出側に機外の適所に延出され
る供給管Q5 が接続されており、図3に示す電動モータ
32aの駆動により作動を開始し、タンク20a内の洗
浄水を吸引して機外の適所に排出する。
【0012】サブタンク33は、その底部にてタンク2
0aに連通しており、内部に基準水位スイッチ33aと
溢水スイッチ33bを収容している。基準水位スイッチ
33aは、給水弁26の開放によりタンク20a内に供
給される洗浄水の水面が洗浄等に必要な高さである基準
水位xo に達したことを検出するもので、同水面の高さ
が基準水位xoより高ければオン状態になり、かつ同水
面の高さが基準水位xoより低ければオフ状態になるも
のである。また、溢水スイッチ33bは、基準水位xo
より高く、タンク20a内の洗浄水が機外に溢れ出る直
前の水面の高さを規定する溢水水位xIを検出するもの
で、同水面の高さが溢水水位xIより高ければオン状態
になり、かつ同水面の高さが溢水水位xI より低ければ
オフ状態になるものである。洗浄槽20の背壁20bに
はヒータおよびファンからなる乾燥器27が取り付けら
れており、すすぎ洗いの終了した食器に熱風を吹き付け
てこれを乾燥させるようになっている。
【0013】次に、上記のように構成した食器洗浄機を
電気的に制御するための電気制御装置について図面を用
いて説明すると、図3は同装置の回路図を示している。
この電気制御装置は2本の入力母線L1,L2 を有して
おり、同入力母線L1,L2 には洗浄ポンプ31の電動
モータ31aと、排水ポンプ32の電動モータ32a
と、給水弁26の電磁ソレノイド26aと、乾燥器27
と、これらの各電動モータ,ソレノイドおよび乾燥器の
通電を制御する制御回路40と、リレー42のコイルX
1 および電源スイッチ41が接続されている。入力母線
1,L2 は、母線L2 を接地側にして単相商用電源に
接続されており、入力母線L1,L2間は120vに設定
されている。
【0014】電動モータ31a,電磁ソレノイド26a
および乾燥器27の一端は電源スイッチ41の接点41
aを介して入力母線L1 に接続され、同モータ31a,
ソレノイド26a及び乾燥器27の他端は制御回路40
の出力側に接続されている。電源スイッチ41は、手動
にてオン・オフ可能な接点41aを備えると共に、一端
にて制御回路40の出力側に接続され他端にて接点41
aの一端に接続された電磁ソレノイド41bを備えてい
る。そして、電源スイッチの接点41aは、制御回路4
0からの出力信号により励磁された電磁ソレノイド41
bによりオンからオフに切り替えられるようになってい
る。電動モータ32aの一端は直接入力母線L1 に接続
され、同モータ32aの他端は制御回路40の出力側に
接続されている。リレー42のコイルX1 は、一端にて
電源スイッチ41を介して入力母線L1 に接続され、同
コイルX1 の他端は入力母線L2 に接続されている。制
御回路40には、入力母線L1,L2に接続された単相商
用電源(図示しない)から商用電圧が電源スイッチ41
のオン・オフに関係なく供給されるようになっており、
制御回路40はこの商用電圧の供給により作動する。
【0015】制御回路40は、CPU,ROM,RA
M,割り込みタイマ,第1タイマ,第2タイマ,I/O
などにより構成されたマイクロコンピュータを備えてお
り、図4〜図8のフローチャートに対応した「コンピュ
ータプログラム」を実行し続けると共に、前記割り込み
タイマからの割り込み命令により所定時間毎に図9のフ
ローチャートに対応した「溢水インタラプトプログラ
ム」を割り込み実行する。またこの制御回路40の入力
側にはリレー42の常開接点x11、上記した基準水位ス
イッチ33a及び溢水スイッチ33bも接続されてい
る。リレー42の常開接点x11は、コイルX1 への通電
によりオンして、電源スイッチ41がオンしたことを表
す信号を出力する。
【0016】次に、上記のように構成した実施例の動作
について説明する。共通導線L1,L2が電源に接続され
た状態にて、制御回路40は図4のステップ100にて
「メインプログラム」の実行を開始する。この「メイン
プログラム」の実行開始後、制御回路40はステップ1
01にて各種変数を初期値に設定する初期設定処理を実
行する。初期設定処理後、制御回路40はステップ10
2にて電源スイッチ41が投入されているか否かの判定
を行う。洗浄室R内に被洗浄食器を載置したラック22
が収容された後、電源スイッチ41が投入されると、制
御回路40はステップ102にて「YES」との判定の
基にステップ103にて給水ルーチンの処理を行う。
【0017】制御回路40は、図5に示す給水ルーチン
をステップ120にて開始し、電源スイッチ41のオン
によりリレー42のコイルX1 が励磁され常開接点x11
がオンしたことを受けて、ステップ121にて給水弁2
6の電磁ソレノイド26aに通電して給水弁26を開放
させ、給水源からの高温の清浄な洗浄水を洗浄室R内を
通してタンク20aに供給する。洗浄水が所定基準水位
o に達して基準水位スイッチ33aがオンすると、制
御回路40はステップ122にて「YES」との判定の
基にプログラムをステップ123に移行させてステップ
123にて給水弁を閉止させ、ステップ124にて給水
ルーチンの処理を終了する。
【0018】つぎに、制御回路40はプログラムをステ
ップ104に進めて洗浄ルーチンの処理を行う。制御回
路40は図6に示す洗浄ルーチンをステップ130にて
開始し、ステップ131にて第1タイマを2分に設定す
ると共にステップ132にて第1タイマをスタートさせ
る。第1タイマのスタートと同時に電動モータ31aが
通電され、洗浄ポンプ31がタンク20a内の洗剤を含
んだ洗浄水を吸引し上下の洗浄ノズル24,25に圧送
し、各洗浄ノズル24,25から噴射される洗浄水によ
り食器類23の洗浄が開始される。2分経過の後、第1
タイマがカウントアップすると制御回路40はステップ
134にて「YES」と判定してステップ135にて電
動モータ31aへの通電を停止させ、ステップ136に
て洗浄ルーチンの処理を終了する。
【0019】つぎに、制御回路40はステップ105に
て排水ルーチンの処理を行う。制御回路40は図7に示
す排水ルーチンをステップ140にて開始し、ステップ
141にて第2タイマを30秒に設定すると共にステッ
プ142にて第2タイマをスタートさせる。第2タイマ
のスタートと同時にステップ143にて電動モータ32
aが通電されて、排水ポンプ32がタンク20a内の汚
れた洗浄水を供給管Q1,Q5を通して機外の適所に排出
させる。30秒経過の後、第2タイマがカウントアップ
すると制御回路40はステップ144にて「YES」と
判定してステップ145にて電動モータ32aへの通電
を停止させ、ステップ146にて排水ルーチンの処理を
終了する。
【0020】つぎに、制御回路40はステップ106に
てステップ103と同様に給水ルーチンを実行して、タ
ンク20a内に清浄な洗浄水を供給した後、ステップ1
07にて、図8に示すように、ステップ104の洗浄ル
ーチンと同様にしてステップ150〜156からなるす
すぎ洗いルーチンを30秒間実行する。すすぎ洗いルー
チンの終了後、制御回路40はステップ108にてステ
ップ105と同様に排水ルーチンを実行して洗浄水を機
外の適所に排出する。
【0021】さらに、制御回路40はステップ109〜
111においてステップ106〜108において実行し
た給水,すすぎ洗い,排水ルーチンを繰り返し実行し、
食器類23のすすぎを十分に行わせる。そして、ステッ
プ111にて排水ルーチンが終了した後は、制御回路4
0はステップ112にて乾燥器27への通電を開始し、
乾燥器27からの熱風が洗浄室内に送風され、すすぎ洗
いの終了した食器類23を乾燥させる。乾燥の終了後
に、制御回路40は、ステップ113にて電磁ソレノイ
ド41bへオフ信号を出力して電源スイッチ41をオフ
させ、その後プログラムをステップ102に移行させ
て、以下ステップ102〜ステップ113の実行を繰り
返す。
【0022】上記した「メインプログラム」の実行中、
制御回路40は、割り込みタイマの作用により、図9に
示す「溢水インタラプトプログラム」を約10msec毎に
割り込み実行する。この「溢水インタラプトプログラ
ム」は図9のステップ160にて開始され、ステップ1
61にて電源スイッチ41がオンか否かが判定される。
現時点においては食器洗浄機は運転中であるので、制御
回路40は「YES」との判定の基にプログラムをステ
ップ162に移行させ、溢水スイッチ33bがオンか否
かを判定する。通常はタンク20a内の洗浄水の水位は
基準水位xo 以下にあるので、制御回路40はステップ
162にて「NO」と判定し、ステップ163にてプロ
グラムの実行を終了する。
【0023】一方、食器洗浄機の異常によりタンク20
a内の水位が溢水水位xI 以上になると、制御回路40
はステップ162にて「YES」と判定し、ステップ1
64にて電磁ソレノイド41bへオフ信号を出力して電
源スイッチ41をオフさせ、給水ルーチン、洗浄ルーチ
ンあるいはすすぎ洗いルーチンの処理を停止させる。そ
して、制御回路40はステップ165にて、図7に示す
排水ルーチンを実行し、排水ポンプ32を約30秒間作
動させてタンク20a内の洗浄水を機外の適所に排出さ
せ、その後ステップ163にてプログラムの実行を終了
する。
【0024】つぎに、食器洗浄機が作動していないとき
には、電源スイッチ41はオフであるので制御回路40
はステップ161にて「NO」との判定の基に、プログ
ラムをステップ166に移行させて基準水位スイッチ3
3aがオンか否かを判定する。食器洗浄機に異常がなく
タンク内の水位が基準水位xo 以下のときは当然に溢水
水位xI 以下でもあるので、制御回路40はステップ1
66およびステップ167にて「NO」との判定の基に
ステップ163にてプログラムの実行を終了する。そし
て、食器洗浄機の異常によりタンク20aの水位が基準
水位xo 以上になると、基準水位スイッチ33aがオン
してオン信号を制御回路40に出力する。これを受けて
制御回路40はステップ166にて「YES」と判定
し、ステップ168にて図7に示す排水ルーチンを実行
し、電動モータ32aに通電させ、排水ポンプ32を約
30秒間作動させてタンク20a内の洗浄水を機外の適
所に排出し、ステップ163にてプログラムの実行を終
了する。
【0025】さらに、食器洗浄機の異常によりタンク2
0aの水位が基準水位xo 以上になったときに、基準水
位スイッチ33aが故障していると基準水位スイッチ3
3aはオン信号を制御回路40に出力しないのでステッ
プ166にて「NO」と判定されるが、洗浄水の水位が
さらに上昇して溢水水位xI 以上になったとき溢水スイ
ッチ33bがこれを検出してオン信号を制御回路40に
出力する。これを受けて制御回路40はステップ167
にて「YES」との判定の基にプログラムをステップ1
69に移行させてステップ169にて、図7に示す排水
ルーチンを実行し、電動モータ32aを通電させ、排水
ポンプ32を約30秒間作動させてタンク20a内の洗
浄水を機外の適所に排出し、ステップ163にてプログ
ラムの実行を終了する。
【0026】以上説明したように、食器洗浄機の作動中
においては、食器洗浄機の異常によりタンク内の水位が
基準水位xo 以上の溢水水位xI に達したときに、排水
ポンプ32により洗浄水を機外の適所に排出させるよう
にしたので、タンクから水が溢れ出ることを防止すると
共に、排水開始の水位を基準水位xo 以上の溢水水位x
I としたことにより、食器洗浄機の正常な作動中に排水
が行われることもないので食器洗浄機の作動を妨げるこ
ともない。
【0027】また、食器洗浄機の停止中においては、洗
浄機の作動を考慮する必要がないので、食器洗浄機の異
常によるタンク内の水位の増加に対する排水開始の基準
を溢水水位より低い基準水位としたことにより、排水ポ
ンプあるいは溢水スイッチの不調等による排水の若干の
遅れによっても、洗浄水のタンク外への溢水を余裕を持
って防止することが出来る。
【0028】さらに、食器洗浄機の停止中において、基
準水位スイッチが故障した場合には、溢水スイッチによ
りタンク内の水位の増加を検出させ、タンク内の水位が
溢水水位より高くなったときに、排水ポンプにより排水
させるようにしたので、作業者の監視外にある洗浄機の
停止中においてタンクからの大量の溢水をより確実に防
止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】特許請求の範囲に記載した本発明の構成に対応
するクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例に係る食器洗浄機の概略の縦
断側面図である。
【図3】同食器洗浄機の制御回路を示す図である。
【図4】図3の制御回路により実行される「メインプロ
グラム」のフローチャートである。
【図5】図4の給水ルーチンを詳細に示すフローチャー
トである。
【図6】図4の洗浄ルーチンを詳細に示すフローチャー
トである。
【図7】図4の排水ルーチンを詳細に示すフローチャー
トである。
【図8】図4のすすぎ洗いルーチンを詳細に示すフロー
チャートである。
【図9】図3の制御回路により実行される「溢水インタ
ラプトプログラム」のフローチャートである。
【符号の説明】
20a…タンク、22…ラック、23…食器類、24,
25…洗浄ノズル、26…給水弁、31…洗浄ポンプ、
32…排水ポンプ、33a…基準水位スイッチ、33b
…溢水スイッチ、40…制御回路、41…電源スイッ
チ、42…リレー、R…洗浄室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−35634(JP,A) 特開 平3−118017(JP,A) 実開 昭62−159845(JP,U) 実開 昭62−165952(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42 A47L 15/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室に設けたタンク内に所定温度の洗
    浄水を外部給水源から供給する給水手段と、前記タンク
    内の洗浄水を前記洗浄室内に循環供給させ同洗浄室内に
    収容された食器類の洗浄またはすすぎ洗いを行う洗浄す
    すぎ手段と、同洗浄すすぎ手段の洗浄あるいはすすぎ洗
    いの終了に伴い前記タンクに貯えられた洗浄水を排出す
    る排水手段と、電源スイッチのオン状態に応じて前記各
    手段を順次作動させ給水行程、洗浄またはすすぎ洗い行
    程及び排水行程からなる1サイクルの行程を繰り返し行
    わせる制御手段とを備えた食器洗浄機において、 前記タンク内の洗浄水が基準水位に達したことを検出す
    る基準水位検出手段と、 前記タンク内の洗浄水が前記基準水位より高い位置にあ
    る溢水水位に達したことを検出する溢水水位検出手段
    と、 前記電源スイッチがオン状態のときには前記溢水水位検
    出手段による溢水水位の検出結果に応じて前記排水手段
    を作動させ、前記電源スイッチがオフ状態のときには前
    記基準水位検出手段による基準水位の検出結果に応じて
    前記排水手段を作動させるように制御する排水制御手段
    とを設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載された食器洗浄機
    に、さらに、前記基準水位検出手段の故障の有無を判定
    する故障判定手段と、 前記電源スイッチがオフ状態において、前記故障判定手
    段により故障有りと判定されたときに、前記排水制御手
    段による前記排水手段の作動制御を前記溢水水位検出手
    段による溢水水位の検出結果に応じて行わせるようにす
    る水位検出切り替え手段とを設けたことを特徴とする食
    器洗浄機。
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