JP2000300461A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2000300461A
JP2000300461A JP11111917A JP11191799A JP2000300461A JP 2000300461 A JP2000300461 A JP 2000300461A JP 11111917 A JP11111917 A JP 11111917A JP 11191799 A JP11191799 A JP 11191799A JP 2000300461 A JP2000300461 A JP 2000300461A
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water
sensor
valve
flow path
control device
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JP11111917A
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Masao Takahashi
正男 高橋
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Gunma Koike Co Ltd
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Gunma Koike Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、小型の洗面台にも取りつけ可能で、
製造コストを抑えることができるとともに、石鹸水の補
充などの保守を容易にすることができる洗浄装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】上記課題を解決するために、本発明は、洗
面台において水と石鹸水とを吐出させる洗浄装置であっ
て、それぞれ前記水の供給側に連絡される第1流路及び
第2流路と、前記第1流路と第2流路にそれぞれ設けら
れる第1バルブと第2バルブと、前記第1流路に設けら
れる液体の濃縮石鹸容器と、該濃縮石鹸容器と連結さ
れ、前記第1流路の中途部に設けられる希釈器と、前記
第1流路及び第2流路の吐出口近傍に設けられる、前記
吐出口近傍の手の有無を検知するセンサと、該センサか
らの信号に基づいて前記第1バルブ及び第2バルブの開
閉を行う制御装置を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面台に取り付け
され、石鹸水や消毒液(以下、単に石鹸水という)を吐
出させることが出来る洗浄装置に関し、特に手の洗浄時
にバルブを触る事なく自動的に石鹸水及び洗浄水を吐出
させることが出来る自動洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、公共の施設、娯楽施設、病院、事
務所等の洗面台には、手の存在を検知して、石鹸水及び
洗浄水を自動的に吐出する洗浄装置が取り付けられてい
る。この洗浄装置によれば、使用者が手を水道栓に接触
させる必要がないため、衛生的に優れた環境を提供でき
る。
【0003】このような洗浄装置としては、例えば図4
及び図5に示す洗浄装置50が提案されている。かかる洗
浄装置50は、石鹸水部50Aと洗浄水部50Bとから構成さ
れる。
【0004】石鹸水部50Aは、石鹸水タンク51と吐出口
52とを第1流路53で連結し、この第1流路53上に、第1
バルブ54が配置されている。また、この第1バルブ54は
前記した吐出口52の近傍に設けられる第1センサ55にし
たがって第1制御装置56より開閉される。
【0005】また洗浄水部50Bは、水道から吐出し口57
へ水を導く第2流路58を有し、この第2流路58の中途部
に第2バルブ59を配置している。この第2バルブ59は上
記石鹸水部50Aと同様に、吐出口57の近傍に設けられた
第2センサ60に従って第2制御装置61により開閉され
る。
【0006】この洗浄水装置50は、図5に示すように、
洗面台62の上に取り付けられて使用される。すなわち、
使用者が、洗浄装置50の第1センサ55の下へ手を近づけ
ることによって所定量の石鹸水が吐出し口52から供給さ
れ、次に第2センサ60の下へ手を近づけることによっ
て、石鹸水を洗い流す洗浄水を供給することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来装置では、それぞれ独立した石鹸水部と洗浄水部を
有しているため、装置が大型化して、小型の洗面台には
取りつけられない。
【0008】また水道水の制御と石鹸水の制御を別系統
で行うため装置が複雑になって製造コストが高額とな
る。
【0009】さらに従来の装置では、希釈された石鹸水
を使用するために、一回の使用量が多く、こまめに石鹸
水をタンクに補充しなければならないなど、保守の点で
煩雑性があった。
【0010】そこで、本発明は、小型の洗面台にも取り
つけ可能で、製造コストを抑えることができるととも
に、石鹸水の補充などの保守を容易にすることができる
洗浄装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、洗面台において水と石鹸水とを吐出させ
る洗浄装置であって、それぞれ前記水の供給側に連絡さ
れる第1流路及び第2流路と、前記第1流路と第2流路
にそれぞれ設けられる第1バルブと第2バルブと、前記
第1流路に設けられる液体の濃縮石鹸容器と、該濃縮石
鹸容器と連結され、前記第1流路の中途部に設けられる
希釈器と、前記第1流路及び第2流路の吐出口近傍に設
けられる、前記吐出口近傍の手の有無を検知するセンサ
と、該センサからの信号に基づいて前記第1バルブ及び
第2バルブの開閉を行う制御装置を有することを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る洗浄装置の第1の実
施形態について、図1及至図3を用いて説明する。図1
は第1実施形態に係る洗浄装置の説明図、図2は洗浄装
置を取り付けた洗面台の平面図、図3は洗浄装置を説明
するフローチャートである。
【0013】図1に示すように本実施形態にかかる洗浄
装置1は石鹸水部1A、洗浄水部1Bから構成される。
これら石鹸水部1A、洗浄水部1Bはそれぞれ、第1流
路8と第2流路11、第1バルブ5と第2バルブ12、第1
吐出口7と第2吐出口10を有し、水道流路2、センサ
3、制御装置4を共有している。また、石鹸水部1Aの
第1流路8中途部には希釈器6を設置して、濃縮石鹸液
容器9を接続している。
【0014】この濃縮石鹸容器9は、例えば、紙製の簡
易容器に濃縮石鹸を封入した使い捨ての容器(ディスポ
容器)であって、中の濃縮石鹸を全て消費した場合は、
この容器ごと、新たな容器に交換する。この際、他に、
消毒液を封入した交換容器を用意すれば、病院や研究施
設などの設置場所に応じて消毒液の吐出装置としても使
用できる。
【0015】石鹸水部1Aは、水道流路2と吐出口7と
を第1流路8で連結し、中途部に第1バルブ5を設置し
ている。この第1バルブ5は、前記吐出口7の近傍に設
けられるセンサ3からの信号に従い、制御装置4により
開閉される。この第1流路8は水道管2から二股に分岐
する一方の流路である。
【0016】また、第1流路8には第1バルブ5の下流
側に希釈器6を配置している。この希釈器6は、水道水
が通るメイン流路6aのストレート部に対して濃縮石鹸
液容器9へ接続される石鹸液路6bをT字状に設けてい
る。
【0017】この希釈器6は、第1バルブ5を開き、水
道水が第1流路8を流れることにより、希釈器6のメイ
ン流路6aが負圧状態となり、石鹸液路6bを介して濃
縮石鹸容器9から濃縮石鹸液が吸い上げられる構造とな
っている。石鹸液路6bの先端は小径に形成され、水道
水が流れないときは自重で濃縮石鹸液がメイン流路6a
内に流出しないようになっている。
【0018】吸い上げられた濃縮石鹸液は、メイン流路
から流れてきた水道水と混合して希釈され、石鹸水とな
り吐出口7から供給される。
【0019】洗浄部1Bは、水道から吐出口10へ水を導
く第2流路11を有す。この第2流路11は水道管3が二股
に分岐する他方の流路であり、中途部に第2バルブ12を
配置している。この第2バルブ12は上記石鹸水部1Aと
同様に、吐出口10の近傍に設けられた石鹸水部と共通の
センサ3の信号に基づき制御装置4により開閉される。
【0020】以上説明した洗浄装置1は図2に示すよう
に洗面台13の上に取り付けられて使用される。
【0021】次に図3を用いて、制御装置4の制御フロ
ーの説明をする。尚、制御装置4の誤作動防止のため、
短い時間の信号は無視するものとする。制御装置4は、
ステップS1でセンサ3が手を検知するか否か判別し、
検知しない場合は、ステップS1に戻り、スタンバイ状
態を維持する。
【0022】手の存在を検知した場合には、ステップS
2へ進んで第1バルブ5を所定時間(3秒間)開放して
石鹸水を供給する。次に、ステップS3では依然手を検
知するか否か、すなわち、使用者が手洗い動さを洗浄装
置1下で行っているかどうかを判断し、依然手を検知す
る場合にはステップS4に進んで時間による制御を行
い、検知しない場合にはステップS5に進んで使用者の
次の動作を待つ。すなわち、ステップS4では、手を検
知している状態で所定時間(例えば10秒)経過するか否
かを判別し、経過していない場合はステップS3に戻り
手の存在検知をくり返し、所定時間経過した場合はステ
ップS6に進む。
【0023】ステップS5では、再び手を検知するか否
かを判別し、再び検知しない場合にはステップS5に戻
ってスタンバイ状態を続け、再び検知した場合はステッ
プS6に進んで、手についた石鹸水の洗浄を行う。
【0024】ステップS6では第2バルブ12を開放し、
水道水を供給し、次にステップS7に移行して、依然手
を検知するか否かを判別する。すなわち依然手を検知す
る場合はステップS7に戻り手を検知する限り、水道水
を供給し続ける。検知しない場合にはステップS8に進
み、第2バルブ12を閉鎖し、水道水の供給を終了する。
閉鎖後は、ステップS1に戻り、以上の動さを繰り返
す。
【0025】次に本実施形態の使用方法を説明する。ま
ず使用者がこの洗浄装置1の吐出口7,10の下に手を入
れるとセンサ3が感知し、信号が制御装置4に伝達され
る。センサ3からの信号に従って制御装置4は、始めに
石鹸水側の第1バルブ5を開き、第1流路8に水道水を
流通させる。
【0026】希釈器6に到った水道水は、濃縮石鹸容器
9内の濃縮石鹸液を吸い上げ、これを希釈し、石鹸水と
して吐出口7から供給される。そして、3秒間(1から
5秒間の範囲で設定可能)経過後、制御装置4は第1バ
ルブ5を閉め、石鹸水の供給を止める。
【0027】次に、使用者は手の洗浄動作を行うが、こ
こで洗浄装置1は、使用者がセンサ3の感知範囲内で手
を洗う動作を行うか、センサ3の感知範囲外で手を洗う
動作を行うかを判断し、それぞれの動作にあわせて制御
を行う。
【0028】使用者がセンサ3の感知範囲内で手を洗う
場合では、石鹸水停止から10秒以上センサ3の感知範囲
内に手があると、石鹸水が停止した後10秒間(10から15
秒の範囲で設定可能)過ぎた時点で、制御装置4は洗浄
水側の第2バルブ12を開いて水道水を供給する。そし
て、使用者が石鹸水を洗い流し、一連の洗浄動作を終了
してセンサ3の感知範囲外に手を移動すると、センサ3
はこれを感知し、信号を制御装置4に伝達する。制御装
置4はこの信号に従って、第2バルブ12を閉め、水道水
の供給をストップする。
【0029】次に使用者が、センサ3の感知範囲外で手
を洗う場合は、手が一旦、洗浄装置1の下から離れたこ
とをセンサ3が感知し、信号を制御装置4に伝達する。
そして、使用者が再度洗浄装置1のセンサ3の感知範囲
内に手を入れると、センサ3がこれを感知し、制御装置
4はこの信号に従って、第2バルブ12を開いて水道水を
供給する。
【0030】使用者が一連の洗浄動作を終了してセンサ
3の感知範囲外に手を移動すると、センサ3はこれを感
知し、信号を制御装置4に伝達する。制御装置4は使用
者が手の洗浄動作を終了したと判断し、第2バルブ12を
閉め、水道水の供給をストップする。
【0031】このように、本実施形態の洗浄装置によれ
ば、濃縮石鹸液を使用し、水道水で希釈して石鹸水を供
給するために、水道水から独立した石鹸水供給路を持つ
従来の装置に比べて、1回の石鹸水の補給でより多くの
耐用回数を確保することができ、保守に優れた装置とす
ることができる。また、同発明によれば石鹸水部と洗浄
水部でセンサ及び制御装置を共有するために、製造コス
トを抑えることができる。
【0032】特に、本実施形態の洗浄装置1では、希釈
器6の水道水と石鹸水の混合作業をバルブを設けること
なく実行できるので、構造が簡単で、故障しにくい装置
とすることができる。
【0033】また、同洗浄装置1では、制御装置4が、
使用者の洗浄動作(洗浄装置1下で手を洗うか否か)に
応じて、きめ細かい制御を行うために、使用者にとって
使い易い勝手の良い洗浄装置とすることができる。
【0034】さらに、本実施形態の洗浄装置1は、濃縮
石鹸の供給を使い捨て容器により行うために、濃縮石鹸
の補充を簡単に行うことができる。また、濃縮石鹸の代
りに消毒液を入れた容器を用意すれば、容器を入れ換え
ることで、簡単に洗浄装置1の用途変更を行うことがで
きる。
【0035】なお、本実施形態の洗浄装置1では、ま
ず、石鹸水を供給する制御を行うが、場合によっては、
使用者が石鹸水の使用を必要としない場合もあるため、
図2において、スタート後ステップS3から開始するこ
とを選択するスイッチを設けてもよい。
【0036】また、図2において石鹸水供給後、ステッ
プS5において再度の手の検知を待っている状態で、何
らかの理由により、使用者が洗浄動作を中止する場合も
考えられるため、ステップS5の待機状態では、一定時
間経過後スタート状態にリセットするステップを設けて
もよいことはもちろんである。
【0037】また、ステップS7においてセンサ3の故
障等による第2バルブ12の連続開放防止として、一定時
間経過後強制的に第2バルブ12を閉鎖するステップを設
けてもよい。
【0038】さらに、本実施形態では、石鹸水と水道水
の吐出口を共用としたが、それぞれ独立した吐出口を設
ける構造としてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗浄装置
によれば、洗浄装置全体を小型化することが可能である
ため既存の小さな洗面台にも無理なく取り付けることが
できる。
【0040】また、水道水の制御と石鹸水の制御を同一
系統で行うことにより、石鹸水部と洗浄水部でセンサ及
び制御装置を共有することになるため、製造コストを抑
えることができる。
【0041】さらに、濃縮石鹸液を使用し、水道水で希
釈して石鹸水を供給するために補給頻度が少なくてすむ
ので、保守に優れた洗浄装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実地形態に係る洗浄装置の説明図
である。
【図2】同実施形態の洗浄装置を取り付けた洗面台の平
面図である。
【図3】同実施形態の洗浄装置を説明するフローチャー
トである。
【図4】従来の洗浄装置の説明図である
【図5】従来の洗浄装置を取り付けた洗面台の平面図で
ある。
【符号の説明】
1,50 …洗浄装置 2 …水道流路 3 …センサ 4 …制御装置 5 …第1バルブ 6 …希釈器 6a …メイン流路 6b …石鹸液路 7 …吐出口 8 …第1流路 9 …濃縮石鹸容器 10 …吐出口 11 …第2流路 12 …第2バルブ 13 …洗面台 1A,50A …石鹸水部 1B,50B …洗浄水部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面台において水と石鹸水とを吐出させ
    る洗浄装置であって、それぞれ前記水の供給側に連絡さ
    れる第1流路及び第2流路と、前記第1流路と第2流路
    にそれぞれ設けられる第1バルブと第2バルブと、前記
    第1流路に設けられる液体の濃縮石鹸容器と、該濃縮石
    鹸容器と連結され、前記第1流路の中途部に設けられる
    希釈器と、前記第1流路及び第2流路の吐出口近傍に設
    けられる、前記吐出口近傍の手の有無を検知するセンサ
    と、該センサからの信号に基づいて前記第1バルブ及び
    第2バルブの開閉を行う制御装置を有する洗浄装置。
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