JP2006167077A - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006167077A
JP2006167077A JP2004362344A JP2004362344A JP2006167077A JP 2006167077 A JP2006167077 A JP 2006167077A JP 2004362344 A JP2004362344 A JP 2004362344A JP 2004362344 A JP2004362344 A JP 2004362344A JP 2006167077 A JP2006167077 A JP 2006167077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
palm
inclined surface
cover
hand
palm side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004362344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4179274B2 (ja
Inventor
Shingo Sato
信吾 佐藤
Yoshihiro Yonezawa
義弘 米澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2004362344A priority Critical patent/JP4179274B2/ja
Publication of JP2006167077A publication Critical patent/JP2006167077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4179274B2 publication Critical patent/JP4179274B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

【課題】使用者の手が挿入される手乾燥部となる上方開口を有する手乾燥装置において、外観上の美観を損なうような継ぎ目がなく、装置内部への水侵入の少ない、使い勝手のよい手乾燥装置を提供する。
【解決手段】
ハウジング10の表面カバー15の上端部に傾斜した折り返しを一体的に設けて掌側第一傾斜面61とし、使用者が手を挿入する開口凹部18の掌側には、前記掌側第一傾斜面61と、その下方に掌側第二傾斜面62と掌側第三傾斜面63を順次下り勾配が大きくなるように備え、対する開口凹部18の甲側には、甲側第一傾斜面64と甲側第二傾斜面65を備えた。掌側第二傾斜面62と甲側第二傾斜面65とは略平行とし、それぞれ掌側吹出ノズルNaと甲側吹出ノズルNbとを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、手乾燥装置に関するものである。
昨今、公衆が利用するトイレや洗面所には、手洗いをした後に手を短時間で乾燥させるための手乾燥装置が設置されている。
このような手乾燥装置においては、凹状に形成した手乾燥室への手の挿入を検出して、ファンモータを駆動することで送風を開始するようにして、検査手乾燥室内の吹出しノズルから手に向かって高速風を吹つけることで、手表面の水分を飛散させるとともに乾燥を促して、タオルなどで拭き取ることなく乾燥可能としたものが知られている。(例えば、特許文献1参照。)
特許文献1の手乾燥装置では、手乾燥装置の手前側の稜線を境に、手乾燥装置の手前側の外表面を形成する表面カバーと、手乾燥室を構成する部分とを分割する構成とし、表面カバーの側端部の一部を、手乾燥装置の両側面の外表面を形成するように一体的に延長するとともに、表面カバーの上部稜線を支点に前後方向に回転して脱着可能に手乾燥室と嵌合構成しており、表面カバーを外すだけでファンモータなどの電装部品が露呈して部品の交換メンテナンスが行いやすい利点があった。
特開2002−034841号公報
しかしながら、上記した手乾燥装置では、表面カバーと手乾燥室を構成する部分との継ぎ目がハウジングの手前側稜線部にあって、手乾燥装置の外観が損なわれる問題があった。また、使用者が濡れた手を手乾燥室に挿入する際に、使用者の手から落ちた水滴が表面カバーと手乾燥室の継ぎ目に向かって落下するため、この継ぎ目から装置内部に水が侵入しやすい問題があった。
本発明の目的は、外観上の美観を損なうような継ぎ目がなく、装置内部への水侵入の少ない、使い勝手のよい手乾燥装置を提供することにある。
本発明の手乾燥装置では、まず、使用者の手の甲と掌の両側に空気を吹き付けて乾燥させる手乾燥装置であって、使用者の手が挿入される手乾燥室となる上方に開口した開口凹部をその上端部に形成したハウジングと、上記開口凹部を形成するハウジングの手の甲側に対応する甲側カバーと、甲側カバーに設けて開口凹部の内方へ空気を吹き出す甲側吹出ノズルと、上記開口凹部を形成するハウジングの掌側に対応する掌側カバーと、掌側カバーに設けて開口凹部の内方へ空気を吹き出す掌側吹出ノズルとを備え、手乾燥室に挿入する手の掌側を手前側に、手の甲側を壁側に向けて設置する手乾燥装置において、前記ハウジングの手前側の上端部と前記掌側ノズルの間には、前記手前側上端部から前記開口凹部の内方へ向けて下り勾配とした第一掌側傾斜面を有して、前記ハウジングの手前側表面を形成する表面カバーに、前記第一掌側傾斜面の少なくとも一部を一体的に形成した。このことにより、表面カバーと掌側カバーの継ぎ目が開口凹部内にあるため外観を損なわないだけでなく、表面カバーを掌側カバーに被せる構成を取ることで、表面カバーと掌側カバーとの継ぎ目からは水滴の浸入を確実に防ぐことが出来る手乾燥装置を提供できる。さらに、第一掌側傾斜面が、表面カバーにて一体的に成形されていて、角に適度な丸みを付与しやすく、使用者の手が当たっても痛くないだけでなく、車椅子利用者が第一掌側傾斜面に手をもたせ掛けて使用することが出来るので、車椅子利用者が手乾燥時に腕を持ち上げておく力が軽減されて楽に使用することができるようになる。また表面カバーは設置工事の際や内部の機能部を点検する際に着脱するが、表面カバーを掌側カバーに重ねた構成を取ることで、作業者が表面カバーを保持したままではなく表面カバーを掌側カバーにぶら下げた状態にして、作業者は表面カバーの固定作業を行うだけでよくなる。
第二に、前記表面カバーの側端部には第一折り返し部を有し、前記第一掌側傾斜面の側端部には第二折り返し部を有し、前記第二折り返し部は、前記表面カバーの裏面と一体に成形した。このことにより、表面カバーと掌側カバーの側端部の継ぎ目からも水浸入を防ぐことが出来るようになる。
また、前記掌側カバーには、前記第一掌側傾斜面の下端に隣接させた第二掌側傾斜面を有し、前記掌側吹出ノズルを第二掌側傾斜面に配設し、さらに、前記第二掌側傾斜面の下端に第三掌側傾斜面を連設し、前記第一掌側傾斜面、前記第二掌側傾斜面、前記第三掌側傾斜面の順番で下り勾配の勾配角度を順次大きくした。このことにより、一般的に手指の関節は掌側を内側にして屈曲するため、自然な状態で掌側を内側にして手指がやや屈曲した状態でも、指先が掌側カバーに当たりにくく、使用者に不衛生感を与えることがなく、手を挿入する際の自然な使い勝手のよさが得られる。
さらにまた、前記甲側カバーには、前記ハウジングの壁側上端部から前記開口凹部の内方へ向けて下り勾配とした第一甲側傾斜面と、前記第一甲側傾斜面の下端に隣接させて、前記第二掌側傾斜面と略平行に対向させた第二甲側傾斜面とを備えて、前記甲側吹出ノズルを前記第二甲側傾斜面に配設させるとともに、前記第二甲側傾斜面は、前記開口凹部の底面と断面略円弧状の曲面で連接させた。このことにより、掌側カバーが下に行くにつれて順次曲がっていくのに対して、甲側カバー側は乾燥室の底部までほぼまっすぐに伸びることになるので、手指をまっすぐに伸ばした状態でも指先が甲側カバーに当たりにくく、使用者に不衛生感を与えることがなく、手を挿入する際の自然な使い勝手のよさが得られる。
本発明によれば、手乾燥装置の外観の美観を向上しつつ、装置内部への水侵入を確実に防止するとともに、使用者の手の動きを考慮した自然な使い勝手のよさを提供し、設置工事およびメンテナンスの際の作業性が向上できて、さらには車椅子利用の使用者においても、楽な使い方を提案する効果が得られる。
本発明を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である手乾燥装置の設置時の分解組立をあらわす概略図である。図1に示すように、手乾燥装置Aには、送風用の第一ファンモータ11と第二ファンモータ12及び制御部(図示せず)を内蔵し、外形形状を縦長略矩形状としたハウジング10と、ハウジング10の左側面に着脱自在に装着可能とした左側面カバー20と、ハウジング10の右側面に着脱自在に装着可能とした右側面カバー30と、ハウジング10の底部に設けた送風用空気の吸引口13部分に装着可するフィルタ部40と、ハウジング10の底部に着脱自在に装着可能とした水受け容器50とで構成している。
ハウジング10の壁側に配設されたケース体14と、このケース体14の前側開口を閉塞する板状の表面カバー15を有する。また、ハウジング10の上面には上方に開口した開口凹部18を備える。
ケース体14の下部側には第一ファンモータ11及び第二ファンモータ12を収容し、ケース体14の上部前側には第一ファンモータ11によって送気された空気が送給される第一の送風手段である掌側カバー16を上方に向けて突設するとともに、ケース体14の上部後側には第二ファンモータ12によって送気された空気が送給される第二の送風手段である甲側カバー17を上方に向けて突設する。掌側カバー16と甲側カバー17と底部19とで開口凹部18を形成している。この開口凹部18が上から手を挿入して手を乾燥する手乾燥室となる。
掌側カバー16及び甲側カバー17はそれぞれ所要の厚みを有して構成し、これらの内部には第一ファンモータ11及び第二ファンモータ12によって送出された空気が送気される第一送気路16a及び第二送気路17aをそれぞれ設けている。
さらに、図3に示すように、掌側カバー16の上側部分における開口凹部18側には、複数の掌側吹出ノズルNaを左右方向に一列状に並設し、第1送気路16a内を送気された空気を開口凹部18に噴出させるようにしている。
また、図1及び図3に示すように、甲側カバー17の上側部分における開口凹部18側には、複数の甲側吹出ノズルNbを左右方向に一列状に並設し、第2送気路17a内を送気された空気を開口凹部18に噴出させるようにしている。
掌側カバー16及び甲側カバー17は、平均的な成人男性の左右の掌を左右に並べた状態における最大寸法よりもやや大きい寸法とした幅寸法を有するようにしており、互いに対向させた掌側カバー16と甲側カバー17との間の開口凹部18に、左右の掌を左右に並べて挿入可能としている。
そして、手乾燥装置Aの使用者が水に濡れた左右の手を開口凹部18に左右に並べて挿入した際に、掌側カバー16から左右の掌側に向けて送風を行うとともに、甲側カバー17から甲側に向けて送風を行って、手に付着した水を飛散させるとともに手の乾燥を促すようにしている。図1中、70は開口凹部18への掌の挿入を検出するために設けたセンサの一つである。
開口凹部18は側面視略U字状とした凹状空間としており、しかも、開口凹部18の底面19は左右方向の中央部分を隆起させて、中央部分から左右方向に向けてそれぞれ下り勾配を設け、送風によって掌から飛散されて滴下した水をハウジング10の左右側方向にそれぞれ導水している。
さらに、ハウジング10の左右側面を構成しているケース体14の左右側面にはそれぞれ上下方向に伸延した導水溝Mを設けており、開口凹部18の左右側にそれぞれ導かれた水を導水溝Mを介して流下させ、ハウジング10の底部に設けた水受け容器50に案内している。
左側面カバー20及び右側面カバー30は、開口状態となっている開口凹部18の左右側をそれぞれ閉塞するとともに、導水溝Mを閉塞するカバーである。なお、左側面カバー20及び右側面カバー30には所定位置にそれぞれ排気口Pを設けており、各吹出ノズルNから開口凹部18内に送気した空気を排気口Pから円滑に排出して、吹出ノズルNから高速の空気を噴出させることができるようにしている。排気口Pには複数の羽板Qを設け、排気口Pから外部に向けて水が飛散することを防止している。
フィルタ部40は、フィルタフォルダ41とフィルタ42とで構成しており、フィルタ42をフィルタフォルダ41に装着して吸引口13に設置することにより、吸引口13から吸引される空気をフィルタリングしている。
水受け容器50は上部開口を有するトレイで構成している。本実施形態では、ケース体14の左右側面に設けた導水溝Mを流下してきた水を受けるために、水受け容器50は、左右側に前後方向に伸延した左側伸延部51及び右側伸延部52をそれぞれ設け、平面視略U字状の貯水空間を形成している。
以下において、図2及び図3を用いながら本発明の要部を説明する。図2は、本発明の一実施形態である手乾燥装置の表面カバーを裏側から見た斜視図である。また、図3は、本実施形態の手乾燥装置の縦断面図である。
本実施形態の手乾燥装置Aは、通常、建物の壁に沿って壁掛け設置するために、手乾燥装置Aの背面、すなわちケース体14の背面は扁平状としている。さらに、本実施形態の手乾燥装置Aでは、外観的に直線的なスリム感を出すために、表面カバー15はケース体14の背面と平行ではなく、下部の奥行き寸法(図3において左右方向の寸法)は上部よりもやや小さくしている。表面カバー15はこの形状に限定するものではなく、表面カバー15の左右方向中央部分を前方方向に少しだけ膨出させたり、あるいは表面カバー15の上下中央部分を膨出させたりして、適宜の外観形状を有するようにしてもよい。
図2に示すように、表面カバー15の上端部には折り返し形状として、掌側第一傾斜面61を一体的に形成している。表面カバー15の掌側第一傾斜面61の下端を構成する部分は、掌側カバー16の上端部に設けた支持用凸条部16bに重なるようにして構成し、掌側第一傾斜面61の先端部で掌側カバー16と当接する。この当接点を原点とする支持用凸条部16bの大きさは、掌側第一傾斜面61の先端部と表面カバー15の裏面との距離よりも小さくしておく。このように構成しておけば、ケース体14に対して表面カバー15を着脱させる際に、掌側第一傾斜面61の先端部を回転中心として表面カバー15を回動させるようにすると、支持用凸条部16bが表面カバー15にあたることなく、表面カバー15をケース体14に容易に着脱することができる。表面カバー15をケース体14に固定する作業時には、表面カバー15は掌側カバー16からぶら下がった状態であり、固定作業時に表面カバー15が落下しないように保持しておく作業負荷は不要となる。表面カバー15の着脱作業は、手乾燥装置Aの設置時や、ハウジング10の内部の機能部の点検および修理時にも必要であるが、前述したようにこれらの作業性を向上できる。
表面カバー15と掌側カバー16との継ぎ目Sは、図3に示すように、開口凹部18の内部に位置するため、手乾燥装置Aの前側からは見えなくなり、この継ぎ目Sが外観上の美観を損なうことはなくなる。また、掌側第一傾斜面61に落下した水は下り勾配に沿って開口凹部18に流れ込むので、継ぎ目Sの汚れが生じにくく、手乾燥装置の清潔感を向上させることができる。
なお、表面カバー15の掌側第一傾斜面61の下端を構成する部分を掌側カバー16の支持用凸条部16bに覆いかぶさるようにしたので、これらの当接部の継ぎ目Sからハウジング10の内部に水が浸入するのを防止できる。また、掌側第一傾斜面61の両側端部には第一折り返し部となる側端折返片15aを有し(図示されない反対側にも有する)、側端折返片15aは表面カバー15の裏面から突出させて掌側第一傾斜面61と一体的に形成されている。この側端折返片15aに対応して、支持用凸条部16bにも両側端に凸部を備えることで、ハウジング10の内部に掌側第一傾斜面61の両側端部から水が浸入することを防止する。さらに、表面カバー15の両側端部には突設した第二折り返し部となる側縁折返片15bを形成して、ケース体14との重ね代を有するようにしており、表面カバー15の両側方からハウジング10内に水が浸入するのを防止している。
左右の側端折返片15aと側縁折返片15bとの間には、左側面カバー20と左側面カバー30がそれぞれ嵌合される隙間が形成されている。
また、図2において、掌側前面カバー15の下端には係合爪15cを設けて、この係合爪15aをケース体14の下部の対応箇所に係合させることにより、掌側前面カバー15をケース体14に装着可能としている。係合爪15cの代わりにネジ固定用のボスを設けてもよい。
図3に示すように、開口凹部18の掌側カバー16の側には、開口凹部18の内方へ向けて下り勾配とした前記掌側第一傾斜面61と、掌側第一傾斜面61よりも下り勾配の角度が大きい掌側第二傾斜面62と、さらに掌側第二傾斜面62よりも下り勾配の角度が大きい掌側第三傾斜面63とを有し、それぞれの傾斜面は滑らかに断面略円弧上に連接されている。本実施形態では、掌側第三傾斜面63は鉛直方向と略平行、すなわち勾配角度を略90°としたが、さらに勾配角度を大きくして掌側第二傾斜面62と掌側第三傾斜面63との連接点が、開口凹部18内に突出するようにオーバーハング状に形成してもよい。このように構成しておけば、開口凹部18内に挿入した手指が掌側を内側に屈曲しても、指先から掌側第三傾斜面63間での距離は、指先から掌側第一傾斜面61の下方延長線上までの距離、ならびに指先から掌側第二傾斜面62の下方延長線上までの距離よりも遠く離れるため、指先が掌側カバー16に接触しにくくなり、自然に屈曲した手指を挿入する場合でも、壁に触れた際の不衛生感をなくすことができるので、無理にまっすぐに手指を伸ばす必要が必ずしもなくなって、使い方の自由度が増す。
なお、掌側第一傾斜面61を表面カバー15と一体的に構成したので、図3に示すように、表面カバー15の上端部、すなわち掌側第一傾斜面61の上端部には適度な丸みを持たせることができる。掌側のそれぞれの傾斜面も滑らかに連接したので、開口凹部18内に手を挿入する際などに手が当たっても痛くなるような角部はない。また、背の低い子供や、車椅子利用者が、開口凹部18内に手を挿入する際には、表面カバー15の上端部から掌側第一傾斜面61までの部分に、手首や腕を載せても痛くなるような角はなく、特に車椅子利用者の場合に腕を載せて使用するようにすれば、手の乾燥中にずっと腕を持ち上げておく力を軽減できて、楽に使用することができる。
掌側カバー16と開口凹部18をはさんで対向する甲側カバー17には、図3に示すように、開口凹部18の内方へ向けて下り勾配とした甲側第一傾斜面64と、この甲側第一傾斜面の下端に隣接させて掌側第二傾斜面62と略平行な甲側第二傾斜面65を設けている。
掌側第二傾斜面62には掌側吹出ノズルNaを備え、甲側第二傾斜面65には甲側吹出ノズルNbを備える。開口凹部18において、掌側第二傾斜面62と甲側第二傾斜面65ではさまれた領域が、手に乾燥風が直接的に当たる領域である。これらの傾斜面の上方延長線上に使用者の腕が伸びていることになるが、手乾燥装置Aを設置する壁から、使用者の肩の位置が適度に離れるように、掌側第二傾斜面62と甲側第二傾斜面65とに適度な傾斜角度を持たせることで、壁を目前にした圧迫感を軽減することができる。
なお、図3に示すように、甲側第二傾斜面65はそのまま開口凹部18の底部19と、断面略円弧状に連接しているが、このように構成することで、手指をまっすぐに伸ばした状態で手を挿入しても、指先が甲側カバー17に接触するのを防ぐことができるので、使用時の不衛生感をなくすことができる。使用者が開口凹部18の底部19まですっきりと見渡せる構成でもあり、視認性がよいので、手を乾燥しようとする際に、安心して手を挿入でき、また開口凹部18の内部の掃除もしやすいといえる。
さらにいえば、掌側第一傾斜面61があることにより、手乾燥装置Aの使用者に対して開口凹部18の入口を広く見せることができるので、使用者が圧迫感を覚えることを解消できる。しかも、掌側第二傾斜面62を設けたことによって掌側第一傾斜面61をより大きく傾倒させることができるので、開口凹部18の手挿入口をより広く見せることができ、使用者が圧迫感を覚えることを解消できる。
また、図3に、掌側第一傾斜面61と掌側第二傾斜面62とによって形成される継ぎ目Sの高さを仮想線Tで示すが、この仮想線Tよりも高い位置に甲側第二傾斜面65の上端を配設することで、開口凹部18がより大きく形成されているように見せることができる。
甲側カバー17において、仮想線Tよりも上方の部分は、水平面としてもよいが、本実施形態のように甲側第一傾斜面64を設けることによって、外観上、手乾燥装置Aの奥行きを小さく感じさせることができる。
本発明の一実施形態である手乾燥装置の設置時の分解組立をあらわす概略図である。 本発明の一実施形態である手乾燥装置の表面カバーの斜視図である。 本発明の一実施形態である手乾燥装置の縦断面図である。
符号の説明
A 手乾燥装置
10 ハウジング
11 第一ファンモータ
12 第二ファンモータ
13 吸引口
14 ケース体
15 表面カバー
16 掌側カバー
16a 第一送気路
16b 支持用凸条部
17 甲側カバー
17a 第二送気路
18 手乾燥室
19 底部
20 左側面カバー
30 右側面カバー
40 フィルタ部
50 水受け容器
61 掌側第一傾斜面
62 掌側第二傾斜面
63 掌側第三傾斜面
64 甲側第一傾斜面
65 甲側第二傾斜面
Na 掌側吹出ノズル
Nb 甲側吹出ノズル

Claims (4)

  1. 使用者の手の甲と掌の両側に空気を吹き付けて乾燥させる手乾燥装置であって、
    使用者の手が挿入される手乾燥室となる上方に開口した開口凹部をその上端部に形成したハウジングと、
    上記開口凹部を形成するハウジングの手の甲側に対応する甲側カバーと、甲側カバーに設けて開口凹部の内方へ空気を吹き出す甲側吹出ノズルと、
    上記開口凹部を形成するハウジングの掌側に対応する掌側カバーと、掌側カバーに設けて開口凹部の内方へ空気を吹き出す掌側吹出ノズルとを備え、
    手乾燥室に挿入する手の掌側を手前側に、手の甲側を壁側に向けて設置する手乾燥装置において、
    前記ハウジングの手前側の上端部と前記掌側ノズルの間には、前記手前側上端部から前記開口凹部の内方へ向けて下り勾配とした第一掌側傾斜面を有して、
    前記ハウジングの手前側表面を形成する表面カバーに、前記第一掌側傾斜面の少なくとも一部を一体的に形成したことを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記表面カバーの側端部には第一折り返し部を有し、前記第一掌側傾斜面の側端部には第二折り返し部を有し、
    前記第二折り返し部は、前記表面カバーの裏面から突出させ前記第一掌側傾斜面と一体となるよう形成したことを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  3. 前記掌側カバーには、前記第一掌側傾斜面の下端に隣接させた第二掌側傾斜面を有し、前記掌側吹出ノズルを第二掌側傾斜面に配設し、
    さらに、前記第二掌側傾斜面の下端に第三掌側傾斜面を連設し、
    前記第一掌側傾斜面、前記第二掌側傾斜面、前記第三掌側傾斜面の順番で下り勾配の勾配角度を順次大きくしたことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の手乾燥装置。
  4. 前記甲側カバーには、前記ハウジングの壁側上端部から前記開口凹部の内方へ向けて下り勾配とした第一甲側傾斜面と、
    前記第一甲側傾斜面の下端に隣接させて、前記第二掌側傾斜面と略平行に対向させた第二甲側傾斜面とを備えて、
    前記甲側吹出ノズルを前記第二甲側傾斜面に配設させるとともに、
    前記第二甲側傾斜面は、前記開口凹部の底面と断面略円弧状の曲面で連接させたことを特徴とする請求項3記載の手乾燥装置。
JP2004362344A 2004-12-15 2004-12-15 手乾燥装置 Expired - Fee Related JP4179274B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004362344A JP4179274B2 (ja) 2004-12-15 2004-12-15 手乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004362344A JP4179274B2 (ja) 2004-12-15 2004-12-15 手乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006167077A true JP2006167077A (ja) 2006-06-29
JP4179274B2 JP4179274B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=36668420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004362344A Expired - Fee Related JP4179274B2 (ja) 2004-12-15 2004-12-15 手乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4179274B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008052037A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013154131A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toto Ltd 洗面設備

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008052037A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US8155556B2 (en) 2006-08-24 2012-04-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having two front curved planes one having radius curvature larger than the other
JP2013154131A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toto Ltd 洗面設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP4179274B2 (ja) 2008-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2399497B1 (en) Hand dryer
KR101658329B1 (ko) 손 건조 장치
EP2399496B1 (en) Hand dryer
JP5836380B2 (ja) 手乾燥装置
JP2002136448A (ja) 手乾燥装置
JP3909525B2 (ja) 手乾燥装置
JP6742507B2 (ja) 手乾燥装置
JP4179274B2 (ja) 手乾燥装置
JP5909633B2 (ja) 手乾燥装置
JP2004357820A (ja) 手乾燥装置
JP6727434B2 (ja) 手乾燥装置
TWI661800B (zh) Hand dryer
JP2008220726A (ja) 手乾燥装置
JP2006187308A (ja) 手乾燥装置
JP6848400B2 (ja) 手乾燥装置
JP3972333B2 (ja) 手乾燥装置
JP2003260008A (ja) 手乾燥装置
WO2022113292A1 (ja) 手乾燥装置
JP2004187950A (ja) 手乾燥装置
TWI671050B (zh) 烘手裝置
JP5370309B2 (ja) 手乾燥装置
JP4579195B2 (ja) 手乾燥装置
JP2006187397A (ja) 手乾燥装置
TWI640285B (zh) Hand dryer
WO2019035203A1 (ja) 手乾燥装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4179274

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees