JP2006187308A - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風によって水を飛散させることにより濡れた手の乾燥を促す手乾燥装置であって、電源の入切を切替える電源スイッチ及び/または動作モードを切替えるモード切替スイッチなどのスイッチ類を有する手乾燥装置において、手乾燥装置の使用者によってスイッチ類が勝手に操作されることを防止可能とした手乾燥装置を手乾燥装置を提供する。
【解決手段】電源スイッチ及び/または設定スイッチを隠蔽する隠蔽手段と、手から飛散させた水を集水する集水経路とを備え、隠蔽手段は集水経路の少なくとも一部を一体的に形成し、隠蔽手段を移動させて電源スイッチ及び/または設定スイッチを露出させるように構成する。隠蔽手段は、導水カバー若しくは水受け容器で構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、手乾燥装置に関するものである。
昨今、公衆が利用するトイレや洗面所には、手洗いをした後に手を短時間で乾燥させるための手乾燥装置が設置されている。
手乾燥装置では、凹状に形成した手乾燥室への手の挿入を検出して手乾燥室内への送風を開始するようにしており、水に濡れた手をこの送風にさらすことによって、手表面の水分を飛散させるとともに乾燥を促して、タオルなどで拭き取ることなく乾燥可能としている。
このような手乾燥装置には、手乾燥室への手の挿入を検出する検出機構や、送風のためのファンモータ、あるいは送風される空気を加熱する温風ヒータなどの電気部品を内蔵している。
また、手乾燥装置への電力供給の入切を切替える電源スイッチを設け、さらに、ファンモータの送風量を調整するスイッチや、温風ヒータの入切を切替えるスイッチなどの設定スイッチを設けている。
これらのスイッチ類は、次のような場合に手乾燥装置の設置者の好みに応じて設定される。
すなわち、ファンモータ用のスイッチは、手乾燥装置の動作にともなって生じる動作音を抑制するためにファンモータの風量を小さくしたい場合や、手乾燥装置の使用時間を短くしてトイレ洗面空間内の使用者の流れをよくするために乾燥性能確保のためファンモータの風量を大きくしたい場合やに使用するものであり、温風ヒータ用のスイッチは夏場に使用電力を節約するために温風ヒータへの通電をなくしたい場合や、冬場に使用者の快適さを考慮して温風ヒータに通電させておく場合、あるいは何らかの都合により手乾燥装置を運転しないように設定したい場合などに使用するものである。
これらのスイッチ類は、操作性を考慮して手乾燥装置の上部に設けたり、あるいは手乾燥装置の側面に設けたりするものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
また、手乾燥装置の使用者によって勝手に操作されることを抑制し、かつ目立たない位置とするため手乾燥装置の背面側に配置するものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−34846号公報 特開2001−327433号公報
手乾燥装置の上部や、特許文献1のように側面にスイッチ類を設けた場合には、手乾燥装置の使用者によってこれらのスイッチ類が操作されてしまいやすく、設置者の意図にそぐわない動作状態に勝手に切り替えられてしまう問題があった。更に、外部に露出したスイッチ類によっては手乾燥装置の外観上の美観を損なう問題があった。
また、手乾燥装置の手乾燥室には周囲のほこりや手乾燥時の汚れが付着することがあるが、手乾燥室を掃除する場合には、電源スイッチを切っておくと、掃除中に送風が行われないため、風で雑巾があおられたり、清掃者に風が吹きかかったりしないので清掃作業がやりやすくなる。しかしながら、特許文献2のように手乾燥装置の背面にスイッチ類を設けた場合には、装置の突出を控えるため壁面との隙間が少ない場合が多く、清掃時にスイッチ類を操作しにくくなる問題があった。
本発明の目的は、手乾燥装置の使用者にはスイッチ類が操作されにくく、手乾燥装置の清掃者にはスイッチ類が操作されやすく、さらに外観の美観に優れた手乾燥装置を提供することにある。
本発明の手乾燥装置では、送風によって水を飛散させることにより濡れた手の乾燥を促す手乾燥室を有する手乾燥装置であって、電源の入切を切替える電源スイッチ及び/または動作モードを設定する少なくともひとつ以上の設定スイッチと、前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチを隠蔽する隠蔽手段と、前記手乾燥室で集水した水を排水するように導く集水経路とを備え、前記隠蔽手段は前記集水経路の少なくとも一部を一体的に形成し、前記隠蔽手段を移動させて前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチを露出させるように構成した。
さらに、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、
(1)前記隠蔽手段は、前記集水経路の少なくとも一部を被覆する導水カバーであること。
(2)前記隠蔽手段は、前記集水経路の終端に設けられた水受け容器であること。
(3)前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチ、及び前記水受け容器は、前記手乾燥装置の本体底部に配設されるとともに、前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチは、前記水受け容器を取り外すことによって露出する前記手乾燥装置本体の露出面に配置したこと。
(4)前記手乾燥装置の本体底部には、前記送風用の空気を吸引するための吸気部を下方に向けて突設し、この吸気部に隣接させて前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチを配置したこと。
(5)前記水受け容器は、前記吸気部の左側部分及び前記吸気部の右側部分と対向する左側対向壁と右側対向壁とを有し、平面視略U字状の貯水空間を有するトレイで構成したこと。
(6)前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチは、前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチを装着可能としたスイッチ保持ケースを介して前記装置本体に配置したこと。
請求項1記載の発明によれば、隠蔽手段は集水経路の少なくとも一部を一体的に形成し、隠蔽手段を移動させて電源スイッチ及び/または設定スイッチを露出させるように構成したことによって、手乾燥装置の使用者からスイッチを見えなくすることができるので、使用者による勝手なスイッチ操作を確実に防止できる。また、隠蔽手段は集水経路の少なくとも一部を一体的に形成しているため、手乾燥室から排水に導く特に汚れ易い集水経路を清掃する際には必ず隠蔽手段を移動させることになり、移動することによりスイッチが露出するため、清掃時のスイッチの操作性および安全性の向上が図れる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の手乾燥装置において、集水経路の少なくとも一部を被覆する導水カバーを隠蔽手段としたことにとって、スイッチを極めて容易に露出させることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の手乾燥装置において、集水経路の終端に設けられた水受け容器を隠蔽手段としたことによって、スイッチを極めて容易に露出させることができるとともに、スイッチ操作の際に水受け容器に溜まった水を棄てることができ、水受け容器の排水頻度を向上させて、水受け容器を清潔な状態に維持しやすくできる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の手乾燥装置において、電源スイッチ及び/または設定スイッチ、及び水受け容器は、手乾燥装置の本体底部に配設し、水受け容器を取り外すことによって露出する手乾燥装置本体の露出面に電源スイッチ及び/または設定スイッチを配置したことによって、手乾燥装置のスイッチを確実に隠蔽でき、使用者による勝手なスイッチ操作を確実に防止できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の手乾燥装置において、手乾燥装置の本体底部に送風用の空気を吸引するための吸気部を下方に向けて突設し、この吸気部に隣接させて電源スイッチ及び/または設定スイッチを配置したことによって、スイッチを隠蔽する水受け容器の形状を比較的簡潔とすることができ、水受け容器を製造しやすくできる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の手乾燥装置において、水受け容器には、吸気部の左側部分及び前記吸気部の右側部分と対向する左側対向壁と右側対向壁とを設けて平面視略U字状の貯水空間を有するトレイで構成したことによって、手乾燥装置のスイッチを確実に隠蔽して使用者による勝手なスイッチ操作を確実に防止できる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれか1項に記載の手乾燥装置において、電源スイッチ及び/または設定スイッチを装着可能としたスイッチ保持ケースを介して装置本体に電源スイッチ及び/または設定スイッチを配置したことによって、スイッチの配設作業を容易に行うことができる。
本実施形態の手乾燥装置は、図1の分解組立図に示すように、送風用の第1ファンモータ11と第2ファンモータ12及び制御部(図示せず)を内蔵し、外形形状を縦長略矩形状としたハウジング10と、このハウジング10の左側面に着脱自在に装着可能とした左側カバー20と、ハウジング10の右側面に着脱自在に装着可能とした右側カバー30と、ハウジング10の底部に設けた送風用空気の吸引口13部分に装着可するフィルタ部40と、ハウジング10の底部に着脱自在に装着可能とした上部開口を有するトレイ状の水受け容器50とで構成している。
ハウジング10は、前側開口を有するケース体14と、このケース体14の前側開口を閉塞する板状の前側カバー15とで構成しており、このハウジング10部分が装置本体となっている。
そして、ケース体14の下部側には第1ファンモータ11及び第2ファンモータ12を収容する収容部を設け、ケース体14の上部前面側には第1ファンモータ11によって送気された空気が送給される第1の送風体からなる掌側送風部16を上方に向けて突設するとともに、ケース体14の上部背面側には第2ファンモータ12によって送気された空気が送給される第2の送風体からなる甲側送風部17を上方に向けて突設して、掌側送風部16と甲側送風部17との間に上方に向けて開口した凹形状の手乾燥室18を形成している。
掌側送風部16及び甲側送風部17はそれぞれハウジング体で構成し、それらの内部には第1ファンモータ11及び第2ファンモータ12によって送出された空気を送気する第1送気路16a及び第2送気路17aをそれぞれ設けている。
さらに、掌側送風部16及び甲側送風部17の上側部分における手乾燥室18側には、複数の吹出ノズルNを左右方向に一列状に並設し、第1送気路16a内及び第2送気路17a内を送気された空気を手乾燥室18に吹き出すようにしている。
掌側送風部16及び甲側送風部17は、平均的な成人男性の左右の掌を左右に並べた状態における最大幅寸法よりもやや大きい寸法とした幅寸法を有するようにしており、互いに対向させた掌側送風部16と甲側送風部17との間の手乾燥室18に、左右の掌を左右に並べて挿入可能としている。
そして、手乾燥装置Aの使用者が水に濡れた左右の手を手乾燥室18に左右に並べて挿入した際に、掌側送風部16から左右の掌に向けて送風を行うとともに、甲側送風部17から手の甲に向けて送風を行って、手に付着した水を飛散させるとともに手の乾燥を促すようにしている。図1中、19は手乾燥室18への手の挿入を検出するために設けたセンサの一つである。
側面視略U字状とした凹状空間を形成している手乾燥室18は、底面における左右方向における中央部分を隆起させて、中央部分から左右方向に向けてそれぞれ下り勾配を設け、送風によって掌から飛散されて滴下した水をハウジング10の左右側方向にそれぞれ導水している。
さらに、ハウジング10の左右側面を構成しているケース体14の左右側面にはそれぞれ上下方向に伸延した導水溝Mを設けており、手乾燥室18の左右側にそれぞれ導かれた水を導水溝Mを介して流下させ、ハウジング10の底部に設けた水受け容器50に導いている。
左側カバー20及び右側カバー30は、開口状態となっている手乾燥室18の左右側をそれぞれ閉塞するとともに、導水溝Mを閉塞する導水カバーである。なお、左側カバー20及び右側カバー30には所定位置にそれぞれ排気口Pを設けており、各吹出ノズルNから手乾燥室18内に送気した空気を排気口Pから円滑に排出して、吹出ノズルNから手乾燥室18に向けて常に高速の空気を噴出可能としている。排気口Pには複数の羽板Qを設け、排気口Pから外部に向けて水が飛散することを防止している。
フィルタ部40は、フィルタフォルダ41とフィルタ42とで構成しており、フィルタ42をフィルタフォルダ41に装着してハウジング10底部の吸引口13部分に設置することにより、吸引口13から吸引される空気をフィルタリングしている。
この手乾燥装置Aでは、上記したように手乾燥室18内において飛散させた水をハウジング10の左右側に設けた導水溝Mに導き、この導水溝Mと、導水溝Mを閉塞する左側カバー20及び右側カバー30とで形成した流路によって水を下方に送流し、この流路の終端となる水受け容器50に集水するように構成しているものであり、左側カバー20、右側カバー30、及び水受け容器50はそれぞれ集水用の流路を構成する構成部材となっている。
しかも、左側カバー20、右側カバー30、及び水受け容器50は、いずれもハウジング10に着脱自在としている。
さらに、本実施形態の手乾燥装置Aでは、図2に示すように、ハウジング10の底部の背面側略中央部分に、フィルタ部40が装着された吸引口13を設けて吸気部60としており、この吸気部60の左側に隣接させてハウジング10の底部に略角筒状のスイッチ保持ケース70を装着し、このスイッチ保持ケース70の左側面部分に、電源スイッチS1、風量モード切替スイッチS2、及び温冷モード切替スイッチS3等の設定スイッチを設けている。
電源スイッチS1は、手乾燥装置Aの主電源の入切を切替えるスイッチである。
風量モード切替スイッチS2は、第1ファンモータ11及び第2ファンモータ12の動作量を切替えることによって吹出ノズルNから送出される風量を大きくする大風量モードと、吹出ノズルNから送出される風量を大風量モードの場合よりも小さくする小風量モードとを切替えるスイッチである。
温冷モード切替スイッチS3は、図示しない電気ヒータの入切の切替えることによって第1ファンモータ11及び第2ファンモータ12から送出された空気を加温して温風を送出可能とする温風モードと、電気ヒータを作動させないことにより加温されていない空気を送出可能とする冷風モードとを切替えるスイッチである。
スイッチ保持ケース70は上部を開口した有底のケース体とし、側面壁に各スイッチS1,S2,S3となるそれぞれのスイッチ部材を装着可能としている。各スイッチ部材は図示しない防水部材によって被覆されることにより防水処理を施している。
ハウジング10の底部におけるスイッチ保持ケース70の装着位置には、スイッチ保持ケース70の上端縁を内嵌する嵌合壁61を下方に向けて突設しており、スイッチ保持ケース70は上端縁をこの嵌合壁61に内嵌させた後、図2に示すように固定ネジ62を介してハウジング10の底部に固定装着している。
嵌合壁61は、スイッチ保持ケース70の上端縁を囲繞するように略矩形環状としており、この略矩形環状の嵌合壁61の内側におけるケース体14の底面部分には、図3に示すように、ハウジング10からスイッチ保持ケース70にスイッチ用電気配線63を挿通させる配線挿通孔64を設けている。
特に、配線挿通孔64は、その鉛直下方への投影範囲内に、スイッチ保持ケース70に装着した各スイッチS1,S2,S3とスイッチ用電気配線63との接続部分が位置しないように配置している。したがって、仮にハウジング10からスイッチ保持ケース70への漏水が生じた場合に、配線挿通孔64からスイッチ保持ケース70に浸入した水が各スイッチS1,S2,S3、及び各スイッチS1,S2,S3とスイッチ用電気配線63との接続部分に被着することを防止できる。
さらに、配線挿通孔64の周囲には、配線挿通孔64を囲繞する円筒状の防壁65を立設して、ハウジング10からスイッチ保持ケース70に漏水が生じることを抑止している。
仮に、ハウジング10からスイッチ保持ケース70への漏水が生じた場合には、図3に示すように、スイッチ保持ケース70内のスイッチ用電気配線63を下方に向けて略U字状に湾曲させたのちに各スイッチS1,S2,S3に接続しておくことにより、スイッチ用電気配線63を介して各スイッチS1,S2,S3に水が達することを抑制でき、スイッチ保持ケース70に浸入した水は、スイッチ保持ケース70の底部に設けた水抜き孔71から排出可能としている。
このようにスイッチ保持ケース70を用いて各スイッチS1,S2,S3の配設を行うことによって、各スイッチS1,S2,S3の配設作業を極めて容易に行うことができるとともに、電気系な安全性を向上させることができる。
ハウジング10の底部に装着する水受け容器50は、本実施形態では、ケース体14の左右側面に設けた導水溝Mを流下してきた水を受けるために、図2及び図4に示すように、水左右側に前後方向に伸延した左側伸延部51及び右側伸延部52をそれぞれ設けて、平面視略U字状の貯水空間を形成している。
さらに、水受け容器50の底面の略中央部には、上方に向けて横長略矩形体状に膨出した把持用凹部53を設けており、この把持用凹部53の左側には、上方に向けて略矩形体状に膨出させて形成した左側係止体54を設けるとともに、把持用凹部53の右側には、上方に向けて略矩形体状に膨出させて形成した右側係止体55を設けている。
しかも、左側係止体54及び右側係止体55には、略水平方向の切欠き溝hをそれぞれ設けることによって上端部分に略水平状に配置した板状の係止片kをそれぞれ設けている。
この係止片kは、図2に示すように、ハウジング10底部の所定位置に設けた逆ガルウイング状の係止具67における左右側端部分の左側支持片68と右側支持片69とに係合するように構成している。切欠き溝hはそれぞれ、左側支持片68及び右側支持片69の挿入口ともなっている。
さらに、係止片kには、左側支持片68及び右側支持片69の挿入側に向けて階段状の登り勾配を設け、切欠き溝hを挿入口側に向けて拡開状とすることにより、左側支持片68及び右側支持片69を切欠き溝h内に導入しやすくしている。
そのうえ、左側係止体54及び右側係止体55にはそれぞれ切欠き溝hを設けたことによって、水受け容器50が満水となった場合に、左側係止体54及び右側係止体55をオーバーフロー管とすることができ、水受け容器50が満水以上の状態となることを防止して、水の重量などによって水受け容器50がハウジング10底部から脱落することを防止できる。
図4に示すように、水受け容器50の背面側部分に立設した側壁56には、後側方向に向けて略水平状に突設した背面側係合片57を設けている。
この背面側係合片57は、図2に示すように、水受け容器50の背面側に位置させたフィルタ部40のフィルタフォルダ41に設けた水平支持面41aと係合して、フィルタ部40によって水受け容器50の背面側を支持するように構成している。
以下において、本発明の要部について詳説する。
本発明では、図5に示すように、装置本体を構成するハウジング10に、集水用の流路を構成する水受け容器50を装着することにより、水受け容器50で電源スイッチS1、風量モード切替スイッチS2、及び温冷モード切替スイッチS3などのスイッチ類を被覆して隠蔽しているものである。
したがって、手乾燥装置Aの使用者にスイッチ類を発見されにくくすることができ、手乾燥装置Aの使用者による勝手なスイッチ操作を確実に防止できる。
特に、スイッチ類を隠蔽するために水受け容器50のように集水用の流路を構成し、装置本体であるハウジング10に着脱自在であって、手乾燥装置Aの清掃時に流路を清掃するためにハウジング10から取り外される部材でスイッチ類を隠蔽することによって、清掃作業者が手乾燥装置Aの清掃時にスイッチ類を被覆している部材をハウジング10から取り外すことによってスイッチ類を容易に露出させ、スイッチ操作を行うことができ、清掃作業者が電源スイッチS1をOFF状態に切替えて安全に清掃作業を行うことができる。
しかも、本実施形態のように、水受け容器50でスイッチ類を隠蔽するように構成した場合には、手乾燥装置Aの清掃の際だけでなく電源スイッチS1の操作の際にも水受け容器50の取り外しを行うことによって、電源スイッチS1の操作時に水受け容器50に溜まった水を棄てることができ、例えば手乾燥装置Aを長期間不使用とする際に水受け容器に残留した水を合わせて棄てておくことができるので、水受け容器を汚れにくくすることができ、清潔な状態を容易に維持できる。
さらに、スイッチ類をハウジング10の底部に設けた場合には、スイッチ類を確実に隠蔽しやすくすることができる。このとき、スイッチ類に対向させて適宜のカバー部材を設けてスイッチ類を直接的に隠蔽してもよいし、スイッチ類を取り囲むように遮蔽壁を設けてスイッチ類を隠蔽してもよいし、スイッチ類が設けられたハウジング10の底部に水受け容器50を装着して隠蔽してもよい。
また、本実施形態のように、水受け容器50はハウジング10の底部に着脱自在として、ハウジング10の底部から水受け容器50を取り外した際に露出するハウジング10の露出面部分にスイッチ類を配置した場合には、水受け容器50によってスイッチ類を確実に隠蔽して、手乾燥装置の使用者による勝手なスイッチ操作を確実に防止できるだけでなく、水受け容器50の大きさを必要に応じて適宜の大きさとすることができ、水受け容器50の設計の自由度を大きくできる。
ハウジング10の底部にスイッチ類を設けるにあたって、ハウジング10の底部に下方向けて突出状に吸気部60を設けて、この吸気部60に隣接させて吸気部60の周囲にスイッチ保持ケースなどを介してスイッチ類を設けることによって、スイッチ類を隠蔽しやすく構成することができるとともに、操作しやすい位置にスイッチ類を設けることができるので、スイッチ類の操作性を確保することができる。したがって、手乾燥装置Aを清掃する際に、清掃作業者がスイッチ類を極めて容易に操作することができる。
特に、吸気部60はハウジング10の底部の背面側部分に設け、この吸気部60の前側部分にスイッチ保持ケースなどを介してスイッチ類を配置した場合には、手乾燥装置Aを清掃する際に、清掃作業者がスイッチ類の操作を極めて容易に行いやすくすることができる。
このように、吸気部60の前側部分にスイッチ類を配置した場合には、水受け容器50にスイッチ類が設けられた吸気部60の前側部分と対向する側壁56を対向壁として設けておくことにより、手乾燥装置のスイッチ類を確実に隠蔽して、使用者による勝手なスイッチ操作を確実に防止できる。
この場合には、水受け容器50は、図4に示すように必ずしも平面視U字状の貯水空間を有するようになっている必要はなく、例えば平面視T字状であったり、L字状であったり、側壁56を有する適宜の形状としてよい。
また、本実施形態のように、ハウジング10の底部の背面側中央部分に吸気部60を設け、この吸気部60の左側にスイッチ保持ケース70を介してスイッチ類を配置した場合にも、スイッチ類を確実に隠蔽して使用者による勝手なスイッチ操作を確実に防止できるとともに、手乾燥装置Aを清掃するためにハウジング10から水受け容器50を取り外した際には、清掃作業者がスイッチ類を視認しやすいことによって、スイッチ類の操作性の向上を図ることができる。
本実施形態では、スイッチ保持ケース70を吸気部60の左側に配置しているが、スイッチ保持ケース70を吸気部60の右側に配置してもよく、あるいは、吸気部60の左右側にそれぞれスイッチ保持ケース70を配置して、たとえば一方のスイッチ保持ケース70には電源スイッチS1を配設し、他方のスイッチ保持ケース70には風量モード切替スイッチS2及び温冷モード切替スイッチS3を配置してもよい。
そして、水受け容器50には、図4に示すように、吸気部60の左側部分と対向する左側伸延部51を設けており、この左側伸延部51の内側部分の壁体を左側対向壁51aとして吸気部60の左側部分に配置されたスイッチ類を隠蔽可能としており、さらに、水受け容器50には吸気部60の右側部分と対向する右側伸延部52を設けて、この右側伸延部52の内側部分の壁体を右側対向壁52aとして吸気部60の右側部分にスイッチ類を配置した場合の隠蔽を可能としている。
このように、水受け容器50には吸気部60の左側部分及び吸気部の右側部分と対向する左側対向壁51a及び右側対向壁52aを少なくとも設けることにより、手乾燥装置のスイッチ類を確実に隠蔽して、使用者による勝手なスイッチ操作を確実に防止できる。
上記したようにハウジング10の底部にスイッチ類を設けるにあたって、ハウジング10の底部に下方向けて突出状に設けた吸気部60の周囲にスイッチ類を配置して、このスイッチ類を水受け容器50で隠蔽するように構成した場合には、吸気部60におけるフィルタ部40のフィルタ42も水受け容器50で隠蔽することができ、手乾燥装置Aの外観を向上させることができる。
他の実施形態として図6に示す手乾燥装置A'のように、電源スイッチS1'と、設定スイッチである風量モード切替スイッチS2'及び温冷モード切替スイッチS3'を、右側カバー30が装着されるケース体14の右側面に設けてもよい。なお、図6において、図1の手乾燥装置Aと同一符号のものは、図1の手乾燥装置Aと同一であるため、説明は省略する。
このように右側カバー30を取り外すことによって露出するケース体14の露出面に各スイッチS1',S2',S3'を設けることにより、ケース体14に右側カバー30を装着することによって、手乾燥装置Aの使用時には右側カバー30で各スイッチS1',S2',S3'を確実に隠蔽することができる。
しかも、ケース体14に対して着脱自在とした導水カバーである右側カバー30をケース体14から取り外すことによって各スイッチS1',S2',S3'を極めて容易に露出させることができるので、手乾燥装置A'の清掃時には、清掃作業者が流路の清掃のために右側カバー30をケース体14から取り外すのにともなって各スイッチS1',S2',S3'を露出させることができ、清掃作業者が電源スイッチS1'をOFF状態に切替えて安全に清掃作業を行うことができる。
特に、各スイッチS1',S2',S3'をケース体14の側面に設けた場合には、各スイッチS1',S2',S3'を比較的高い位置に配置することができ、清掃作業者が極めて容易に各スイッチS1',S2',S3'を操作することができる。
上記した実施形態では、手乾燥装置A,A'は掌側送風部16と甲側送風部17とを有しているが、手乾燥装置は、挿入された手に送風を行う手乾燥室と適宜のスイッチ類を有して、送風による水の飛散及び手の乾燥を促すことができるようになっていれば、どのような手乾燥装置であってもよい。
本発明に係る手乾燥装置の分解組立図である。 本発明に係る手乾燥装置の基体底部の説明図である。 スイッチ保持ケースの説明図である。 水受け容器の説明図である。 本発明に係る手乾燥装置の基体底部の説明図である。 他の実施形態の手乾燥装置の説明図である。
符号の説明
A,A' 手乾燥装置
10 ハウジング
14 ケース体
15 前側カバー
20 左側カバー
30 右側カバー
40 フィルタ部
41a 水平支持面
50 水受け容器
51 左側伸延部
51a 左側対向壁
52 右側伸延部
52a 右側対向壁
53 把持用凹部
54 左側係止体
55 右側係止体
56 側壁
57 背面側係合片
60 吸気部
61 嵌合壁
62 固定ネジ
63 スイッチ用電気配線
64 配線挿通孔
70 スイッチ保持ケース
S1 電源スイッチ
S2 風量モード切替スイッチ
S3 温冷モード切替スイッチ

Claims (7)

  1. 送風によって水を飛散させることにより濡れた手の乾燥を促す手乾燥室を有する手乾燥装置であって、
    電源の入切を切替える電源スイッチ及び/または動作モードを設定する少なくともひとつ以上の設定スイッチと、前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチを隠蔽する隠蔽手段と、前記手乾燥室で集水した水を排水するように導く集水経路とを備え、
    前記隠蔽手段は前記集水経路の少なくとも一部を一体的に形成し、前記隠蔽手段を移動させて前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチを露出させるように構成したことを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記隠蔽手段は、前記集水経路の少なくとも一部を被覆する導水カバーであることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記隠蔽手段は、前記集水経路の終端に設けられた水受け容器であることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  4. 前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチ、及び前記水受け容器は、前記手乾燥装置の本体底部に配設されるとともに、前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチは、前記水受け容器を取り外すことによって露出する前記手乾燥装置本体の露出面に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の手乾燥装置。
  5. 前記手乾燥装置の本体底部には、前記送風用の空気を吸引するための吸気部を下方に向けて突設し、この吸気部に隣接させて前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチを配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の手乾燥装置。
  6. 前記水受け容器は、前記吸気部の左側部分及び前記吸気部の右側部分と対向する左側対向壁と右側対向壁とを有し、平面視略U字状の貯水空間を有するトレイで構成したことを特徴とする請求項5に記載の手乾燥装置。
  7. 前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチは、前記電源スイッチ及び/または前記設定スイッチを装着可能としたスイッチ保持ケースを介して前記装置本体に配置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
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