JPWO2012008359A1 - 転圧車両 - Google Patents

転圧車両 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012008359A1
JPWO2012008359A1 JP2012524530A JP2012524530A JPWO2012008359A1 JP WO2012008359 A1 JPWO2012008359 A1 JP WO2012008359A1 JP 2012524530 A JP2012524530 A JP 2012524530A JP 2012524530 A JP2012524530 A JP 2012524530A JP WO2012008359 A1 JPWO2012008359 A1 JP WO2012008359A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scraper
bracket
engaging member
rolling
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012524530A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5704662B2 (ja
Inventor
鉄朗 岡崎
鉄朗 岡崎
鈴木 正和
正和 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2012524530A priority Critical patent/JP5704662B2/ja
Publication of JPWO2012008359A1 publication Critical patent/JPWO2012008359A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5704662B2 publication Critical patent/JP5704662B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C19/00Machines, tools or auxiliary devices for preparing or distributing paving materials, for working the placed materials, or for forming, consolidating, or finishing the paving
    • E01C19/22Machines, tools or auxiliary devices for preparing or distributing paving materials, for working the placed materials, or for forming, consolidating, or finishing the paving for consolidating or finishing laid-down unset materials
    • E01C19/23Rollers therefor; Such rollers usable also for compacting soil
    • E01C19/238Wetting, cleaning or heating rolling elements, e.g. oiling, wiping, scraping
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D3/00Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil
    • E02D3/02Improving by compacting
    • E02D3/026Improving by compacting by rolling with rollers usable only for or specially adapted for soil compaction, e.g. sheepsfoot rollers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)

Abstract

車輪を兼ねた転圧ドラム(12)と、転圧ドラム(12)に付着した付着物を掻き落とすためのスクレーパ(6)と、スクレーパ(6)を回転移動可能に支持し、前記スクレーパ(6)が固定されたブラケット(5)と、ブラケット(5)を回転可能に支持し、車体(1)に固定されたブラケット支持体(3)と、ブラケット支持体(3)に取り付けられた回転軸(9)廻りに回転可能に支持された棒状の係合部材(10)と、前記ブラケット(5)に設けられ、係合部材(10)の一端に係合する溝(13)とを含む、スクレーパ支持装置(2)とを備えた転圧車両において、係合部材(10)は回転軸(9)を基点とする屈曲部(10’)を有し、係合部材(10)が前記溝(13)に係合した状態で屈曲部(10’)は後方に向けて屈曲している。

Description

本発明は、転圧車両に関するものである。
転圧ローラ(ドラム)の付着物除去装置が特許文献1に記載されている。この特許文献1には、スクレーパをドラムに当接させない回送位置(中間位置C)に保持するため、ブラケット(揺動部材10)に設けられた溝(係止溝10a)を用い、ここに係合部材(ピン19)を係合している。これにより、整備時のようにスクレーパを大きく前方に回転させることなく、スクレーパの先端位置をドラム先端の鉛直平面よりも内側の位置で保持している。
特開平8−165610号公報
しかしながら、特許文献1が示す装置の構造では、回送位置にスクレーパを保持した状態で、例えば輸送車両等に転圧ローラを搭載して輸送する場合、振動等によりブラケットが回転し、係合部材が溝から外れるおそれがあるという問題がある。
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、転圧車両の輸送時等、スクレーパを回送位置に保持した状態で、車体が振動しても係合部材がブラケットの溝から外れてスクレーパが作業位置に移動してしまうことを防止することができる転圧車両を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明では、車輪を兼ねた転圧ドラムと、該転圧ドラムに付着した付着物を掻き落とすためのスクレーパと、前記スクレーパを回転移動可能に支持するスクレーパ支持装置とを備えた転圧車両において、前記スクレーパ支持装置は、前記スクレーパが固定されるブラケットと、該ブラケットを回転可能に支持し、車体側に固定されるブラケット支持体と、該ブラケット支持体に対して回転可能に支持される板状の係合部材とを有し、前記係合部材が回転し、複数の姿勢で前記ブラケットに係合することにより、前記ブラケットは複数の位置で固定されることを特徴とする転圧車両を提供する。
本発明が提供する転圧車両の一例は、要するに、車輪を兼ねた転圧ドラムと、該転圧ドラムに付着した付着物を掻き落とすためのスクレーパと、前記スクレーパを回転移動可能に支持するスクレーパ支持装置とを備えた転圧車両において、前記スクレーパ支持装置は、前記スクレーパが固定されるブラケットと、該ブラケットを回転可能に支持し、車体側に固定されるブラケット支持体と、該ブラケット支持体に取り付けられた回転軸廻りに回転可能に支持される板状の係合部材とを有し、前記ブラケットに、前記係合部材の一端に嵌り込んで係合する溝を設けるとともに、前記係合部材は前記回転軸を基点として折れ曲がり、前記係合部材の折れ曲がり部分の内縁側となる屈曲部を設け、前記係合部材の一端が前記溝に嵌り込んで係合した状態で前記係合部材の両端部が前記屈曲部よりも前記車体側に配されるように前記係合部材を配置したことを特徴とする転圧車両である。
好ましくは、前記ブラケット支持体及び前記ブラケットを連結する引張ばねとをさらに備え、前記スクレーパ支持装置は、該引張ばねに抗して前記スクレーパを前記転圧ドラムに当接させ、前記付着物を掻き落とすことができる状態の作業位置と、該作業位置から前記スクレーパ及びブラケットを前記転圧ドラムから離間する方向に回転させ、前記係合部材を前記溝に係合させて前記スクレーパの先端が前記転圧ドラムの端部に接する鉛直平面よりも前記転圧ドラムに対して内側であり、且つ前記スクレーパが前記転圧ドラムに非接触である状態の回送位置と、該回送位置から前記スクレーパをさらに前記転圧ドラムから離間する方向に回転させ、前記スクレーパの先端が前記鉛直平面よりも前記転圧ドラムに対して外側に位置した状態の整備位置とをそれぞれ前記スクレーパを保持することができる。
好ましくは、転圧車両には、前記ブラケット及び前記ブラケット支持体をそれぞれ貫通し、前記スクレーパが前記整備位置にあるときに、互いに連通する第1及び第2のピン孔と、前記互いに連通した第1及び第2のピン孔に挿通されるロックピンとがさらに備わっている。
また、本発明が提供する転圧車両の他の一例は、要するに、車輪を兼ねた転圧ドラムと、該転圧ドラムに付着した付着物を掻き落とすためのスクレーパと、前記スクレーパを回転移動可能に支持するスクレーパ支持装置とを備えた転圧車両において、前記スクレーパ支持装置は、前記スクレーパが固定されるブラケットと、回転軸を介して前記ブラケットを回転可能に支持し、車体から前方に張り出して前記車体に固定されたブラケット支持体と、該ブラケット支持体に固定され、前記回転軸が偏心した位置に回転自由に挿通された円板形状の軸板と、該軸板廻りに回転可能に取付けられた板状の係合部材と、前記ブラケット支持体と前記スクレーパとの間に架け渡された引張りばねとを有し、前記係合部材は前記軸板を基点として折れ曲がり、前記係合部材の折れ曲がり部分の内縁側となる屈曲部を設けるとともに、前記係合部材の回転中心からの距離が異なる少なくとも2つの端部を設け、前記ブラケットに、前記係合部材の前記端部に嵌り込んで係合する受け片を設けるとともに、前記係合部材の前記屈曲部とは反対側の縁が前記車体側に位置し且つ前記係合部材の前記端部のうちいずれかが前記受け片に当接した状態で、前記ブラケットが前記転圧ドラム方向に向けて回転する際に、前記受け片に当接している前記係合部材の端部が描く回転軌跡が、前記スクレーパが前記転圧ドラムに当接市内一で前記受け片の当接部が描く回転軌跡よりも外側に張り出すことを特徴とする転圧車両である。
好ましくは、前記スクレーパ支持装置は、前記引張ばねに抗して前記スクレーパを前記転圧ドラムに当接させ、前記付着物を掻き落とすことができる状態の作業位置と、該作業位置から前記スクレーパ及びブラケットを前記転圧ドラムから離間する方向に回転し、前記係合部材の一端である第1端部を前記受け片に係合させて前記スクレーパが前記転圧ドラムに非接触とし、且つ前記引張りばねに抗した状態の回送位置と、該回送位置から前記スクレーパをさらに前記転圧ドラムから離間する方向に回転させ、前記引張りばねに抗し且つ前記係合部材の他端である第2端部を前記受け片に係合させた状態の整備位置とにそれぞれ前記スクレーパを保持できる。
本発明によれば、係合部材をブラケットに係合させることでブラケットを任意の位置に固定することができ、作業時や回送時、あるいは整備時にそれぞれ適した位置にブラケットを固定することができる。
また、本発明によれば、スクレーパ支持装置を例えば車体前側に配した場合、係合部材が回転軸を基点とする屈曲部(係合部材の折れ曲がり部分の内縁側)を有し、係合部材が溝に係合した状態で屈曲部は係合部材の両端部よりも前方に位置している。このため、車体が振動してブラケットが回転しようとしても、溝から係合部材が外れにくい。すなわち、係合部材の重心が回転軸よりも後側に位置しているので、ブラケットが回転して係合部材の下端が溝から外れたとしても、係合部材の屈曲部より上側が前方に回転してしまうことはない。よって、再びブラケットが後方に回転して溝が係合位置に戻ったときに係合部材の下端に係合する。このため、転圧車両の輸送時等、スクレーパを回送位置に保持した状態で、車体が振動しても係合部材がブラケットの溝から外れてスクレーパが作業位置に移動してしまうことを防止することができる。
また、引張ばねにより作業位置ではスクレーパがドラムに当接するように付勢されるので、効率よくドラムの泥を掻き落とすことができる。また、係合部材と溝によりスクレーパの先端がドラム前端を含む鉛直平面よりも後方となるようにドラムから離した回送位置にスクレーパを保持できるので、車体の輸送時等、ドラム前端よりも前方にスペースを設けることなく輸送車に搭載することができる。また、自走中であっても壁際までドラム前端がくるように運転できる。さらに、スクレーパが前方に突出するように前方及び上方に回転させて整備位置に保持することで、スクレーパが自重で作業位置に戻ることを防止し、安全にスクレーパ等の整備を行うことができる。また、このようにスクレーパの位置を3段階に保持できるため、用途に応じた適切な位置にスクレーパを移動させることにより、作業性を向上させることができる。
本発明によれば、第1及び第2のピン孔にロックピンを挿通することにより、ブラケット及びブラケット支持体を互いに固定することができる。このため、スクレーパが整備位置にあるときに、ブラケットが回転することを防止できる。したがって、さらに安全にスクレーパ等の整備を行うことができる。
また、本発明によれば、受け片に係合している係合部材の端部が描く回転軌跡の方が受け片の当接部が描く回転軌跡よりも、ブラケットが転圧ドラム方向に向けて回転する方向で外側に張り出している。すなわち、受け片は係合部材によって回転方向への回転を妨げられる。したがって、係合部材を受け片に係合させることにより、スクレーパが回転方向に回転することを防止できるので、スクレーパを所望の位置に支持しておくことができる。
また、本発明によれば、スクレーパ支持装置を例えば車体前側に配した場合、引張ばねにより作業位置ではスクレーパがドラムに当接するように付勢されるので、効率よくドラムの泥を掻き落とすことができる。回送位置では引張りばねに抗した状態であっても係合部材を用いてその位置に確実に保持することができる。このとき、スクレーパの先端がドラム前端を含む鉛直平面よりも後方となるような位置に配されれば、車体の輸送時等、ドラム前端よりも前方にスペースを設けることなく輸送車に搭載することができる。さらに、自走中であっても壁際までドラム前端がくるように運転できる。また、スクレーパが前方に突出するように前方及び上方に回転させて整備位置に保持することで、スクレーパが自重で若しくは外力が加わることにより作業位置に戻ることを防止し、安全にスクレーパ等の整備を行うことができる。また、このようにスクレーパの位置を3段階に保持できるため、用途に応じた適切な位置にスクレーパを移動させることにより、作業性を向上させることができる。
本発明に係る転圧車両の概略図である。 本発明に係る転圧車両において、スクレーパが作業位置にあるときの概略図である。 本発明に係る転圧車両において、スクレーパが回送位置にあるときの概略図である。 本発明に係る転圧車両において、スクレーパが整備位置にあるときの概略図である。 本発明に係る転圧車両のスクレーパ近傍の正面図である。 本発明に係る別の転圧車両において、スクレーパが作業位置にあるときの概略側面図である。 図6の概略正面図である。 ブラケットにスクレーパを取付けたときの状態を示す概略側面図である。 本発明に係る別の転圧車両において、スクレーパが回送位置にあるときの概略側面図である。 図9の一部概略拡大図である。 本発明に係る別の転圧車両において、スクレーパが整備位置にあるときの概略側面図である。 図11の一部概略拡大図である。
まずは、本発明に係る転圧車両の概略について以下に説明する。
図1に示すように、車体1はフロントフレーム16及びリアフレーム17を有している。リアフレーム17はその後部に複数の後輪18を有する。一方、フロントフレーム16には転圧ドラム12が軸支されている。なお、フロント及びリアフレーム16、17はステアリングリンク19を介して関節方式により互いに連結されている。
リアフレーム17の上部中央には運転席20が設けられている。この運転席20は、リアフレーム17の幅方向に延びるベンチシートである。
また、フロントフレーム16にはエンジンルーム(図示しない)が設けられており、このエンジンルームは開閉可能なエンジンカバー21を有する。また、エンジンルーム内にはディーゼルエンジン(図示しない)及びこのディーゼルエンジンの近傍に油圧ポンプ(図示しない)が配置されており、この油圧ポンプはディーゼルエンジンにより駆動され、転圧ドラム12を振動及び回転させる振動用及び走行用モータ等の油圧機器に向けて作動油を供給する。
スクレーパ6は、スクレーパ支持装置2とともにフロントフレーム16及びリアフレーム17に備わり、例えば転圧ドラム12の前側及び後輪18の後側に当接する。スクレーパ6は、転圧ドラム12、後輪18と略等しい幅をそれぞれ有している。
更に、車体1には散水装置(不図示)が備えられている。この散水装置は各スクレーパ6の近傍に配置された散水ノズル(不図示)を有している。これら散水ノズルから転圧ドラム12及び後輪18の周面や、地面に水を散水することがでる。このため、散水装置は、散水用の水を貯留する水タンク23及びこの水タンク23と散水ノズルとを接続する散水管22(図2〜図4参照)を有している。
水タンク23はリアフレーム17の後端と運転席部に配置され、車体1の車重とのバランスを取りつつ、可能な限り大容量であるのが望ましい。それ故、水タンク23はリアフレーム17の幅とほぼ同一の幅を有する一方、その上面がリアフレーム17の後端から運転席20に向かって徐々に高くなり、そして、その底が運転席20の座面下側まで入り込む形状となっている。
一方、リアフレーム17の前端部、即ち、運転席20の前方には、操作スタンド24が設けられている。詳しくは、この操作スタンド24にはハンドル25が取り付けられている。このハンドル25を運転席20に着座した作業者が操作することで、フロントフレーム16がステアリングリンク19を介して操向される。
図1、図2、図5に示すように、車体1の前方にスクレーパ支持装置2が取り付けられている。スクレーパ支持装置2は、ブラケット支持体3を有している。ブラケット支持体3は、車体に対してボルト4で固定されている。ブラケット支持体3には、ブラケット5が回転軸8廻りに回転可能に支持されている。ブラケット5には、スクレーパ6がボルト7を介して固定されている。したがって、スクレーパ6は回転軸8を中心として回転移動可能である。また一方で、ブラケット支持体3には回転軸9廻りに回転する係合部材10が支持されている。この回転軸9は例えばブラケット支持体3にレーザ等を用いて孔をあけ、ここに棒状の軸を溶接等で固定して簡便に設けることができる。この回転軸9を係合部材10に挿通させ、回転軸9の端部において例えば割ピン等により係合部材10が抜け落ちることを防止する。ブラケット5とブラケット支持体3は、さらに引張ばね11で連結されている。車体1の下側には、転圧ドラム12に散水するための散水管22が配設されている。
図2は、スクレーパ6が作業位置にある状態を示している。引張ばね11に抗してスクレーパ6が転圧ドラム12に当接し、ドラム12に付着した付着物を効率よく掻き落とすことができる状態である。このような作業位置では、スクレーパ6はドラム12に当接することで、その位置が決められている。なお、転圧ドラム12は車体1に備わり、車輪を兼ねている。
ここで、係合部材10は板状であり、回転軸9を基点とする屈曲部10’を有している。この屈曲部10’は、係合部材が折れ曲がった部分の内縁側のことである。すなわち、係合部材10は略ブーメラン形状に形成されている。したがって、スクレーパ6が作業位置にあるとき、係合部材10はその一端あるいは他端がブラケット5に当接した状態(図の実線及び二点鎖線)の間を自由に回転可能である。
係合部材10を図2の二点鎖線の位置に配置し、スクレーパ6を前側(転圧ドラム12から離間させる方向)に少し回転させると、係合部材10の端部10aが下方に回転する。このとき、ブラケット5に設けられた溝13に端部10aは嵌り込んで係合する。これにより、スクレーパ6はこの位置で図3のように固定される。この位置は回送位置であり、この回送位置は、図2で示した作業位置からスクレーパ6及びブラケット5を前方に回転させ、係合部材10を溝13に係合させてスクレーパ6の先端が転圧ドラム12の前端を含む鉛直平面Lよりも後方にし、且つスクレーパ6が転圧ドラム12に非接触である状態である。転圧車両は、その性質上、ドラム12を壁際まで近付ける位置まで運転することがある。また、輸送時には、スペースの問題上、ドラム12の前側に突出物がない方が好ましい。このため、スクレーパ6を使用しない自走時や、輸送時において、回送位置におけるスクレーパ6の位置が鉛直平面Lよりも後方にあることで、上記問題を解決できる。
一方で、係合部材10を図2の実線の位置(係合部材10の一端10aがブラケット5から離れた状態)に配置した場合は、ブラケット5を回転させても係合部材10は溝13に係合されない。このように、作業位置にて係合部材10の傾きを調整し、ブラケット5を回転させることにより回送位置に移動するのか否かを決定することができる。そして、このことは係合部材10の傾きを視認するだけで容易に認識できる。係合部材10は、ブラケット5の上側であって、且つブラケット支持体3の前側に配設されているため、視認しやすい。これにより、上記のように作業位置から回送位置への次なる移動の認識を確実にできるとともに、係合部材10が溝13に入っているか否かを目視することで容易にスクレーパ6の位置(現在作業位置なのか回送位置なのか)を認識することができる。また、係合部材10を手で回転させるときも、ブラケット支持体3の前側に配設されていることにより、手を汚さずに操作することができる。
また、輸送時等、車体1が振動してブラケット5が回転しようとしても、溝13から係合部材10が外れにくい。すなわち、係合部材10の重心が回転軸9よりも後側に位置しているので、ブラケット5が振動により前方に回転して係合部材10の下端(一端10a)が溝13から一瞬離れたとしても、係合部材10の屈曲部10’より上側が前方に回転してしまうことはない。ブラケット5が振動により前方に回転したときは係合部材10の一端10aが溝13の壁面に沿って溝13内で移動するだけである。よって、再びブラケット5が引張ばね11のばね力により後方に回転して溝13が係合位置に戻ったときには、係合部材10の下端(一端10a)に係合する。このため、転圧車両の輸送時等、スクレーパ6を回送位置に保持した状態で、車体1が振動しても係合部材10がブラケット5の溝から外れてスクレーパ6が作業位置に移動してしまうことを防止することができる。
ブラケット5を回送位置から前方及び上方に力を加えてさらに回転させ、スクレーパ6の先端を鉛直平面Lよりも前方に位置させると、図4に示すような整備位置となる。この状態では、スクレーパ6やスクレーパ支持装置2等の整備を行うことができる。この整備位置から回送位置あるいは作業位置に戻すためには、引張ばね11に抗してブラケット5を回転させる必要がある。このため、スクレーパ6が自重により作業位置等に戻ることが防止され、安全に整備を行うことができる。一方で、ブラケット支持体3及びブラケット5には、第1及び第2のピン孔14,15が形成されている。この第1及び第2のピン孔14,15は、ブラケット支持体3及びブラケット5を貫通している。そして、スクレーパ6が図4の整備位置にあるときに、この第1及び第2のピン孔14,15の位置は、互いに一致する。この第1及び第2のピン孔14,15にロックピン(不図示)を挿通することにより、ブラケット5及びブラケット支持体3を互いに固定することができる。このため、スクレーパ6が整備位置にあるときに、ブラケット5が回転することを防止できる。したがって、上記引張ばね11と相俟って、さらに安全にスクレーパ等の整備を行うことができる。
本発明に係る転圧車両は、上述したようにスクレーパ6の位置を3段階(作業位置、回送位置、整備位置)にそれぞれ保持できるため、用途に応じた適切な位置にスクレーパを移動させることができ、作業性を向上させることができる。
以下に本発明に係る別の転圧車両について説明する。転圧車両についての基本的な構造は上述した図1と同様である。以下で説明するものは、上述したスクレーパ支持装置2の構造が異なっているものである。
図6及び図7に示すように、車体1(図1参照)の前方にスクレーパ支持装置102が取り付けられている。スクレーパ支持装置102は、車体1の前方に張り出しているブラケット支持体103を有している。ブラケット支持体103は、車体1に対してボルト等(不図示)で固定されている。ブラケット支持体103には、ブラケット105が回転軸108廻りに回転可能に支持されている。図8を参照すれば明らかなように、ブラケット105には円筒状の軸受け105aが備わっていて、回転軸108はこの軸受け105a内を挿通する。また、ブラケット105には、スクレーパ6がボルト107を介して固定されている。したがって、スクレーパ6は回転軸108を中心として回転移動可能である。このスクレーパ6は、車体1に備わる転圧ドラム12に付着した付着物を掻き落とすものである。
また一方で、ブラケット支持体103の先端部103aには軸板126がナット127にて固定されている。この軸板126は円板形状であり、中心からずれた位置、すなわち偏心した位置に回転軸108が回転自由に挿通されている。したがって、回転軸108が回転しても軸板126はこれに伴って回転しない。この軸板126には板状の係合部材110が回転可能に取付けられている。この係合部材110は軸板126と同等の厚みを有している。また、係合部材110には軸板126と同径の貫通孔110aが形成され、この貫通孔110aに軸板126が配設される。これにより、係合部材110は軸板126の周側面に沿って回転可能となる。
係合部材110は軸板126を基点として途中で折れ曲がり、当該部分を屈曲部110bとしている。この屈曲部110bは、係合部材が折れ曲がった部分の内縁側のことである。すなわち、係合部材110は略ブーメラン形状に形成され、回転中心からの距離が異なる少なくとも2つの端部を有している。また、ブラケット支持体103とスクレーパ6との間には引張りばね111が架け渡されている。また、ブラケット105には受け片128が備わっていて、この受け片128は、後述するように、係合部材110の端部と係合する。
図6は、スクレーパ6が作業位置にある状態を示している。この状態は、引張ばね111に抗してスクレーパ6が転圧ドラム12に当接し、ドラム12に付着した付着物を効率よく掻き落とすことができる状態である。このような作業位置では、スクレーパ6はドラム12に当接することで、その位置が決められている。すなわち、スクレーパ6が作業位置にある状態では、引張りばね111は付勢された状態であり、さらにスクレーパ6を転圧ドラム12の方向(図6の矢印A方向)に引張っている。
図9は、スクレーパ6が回送位置にある状態を示している。スクレーパ6を回送位置にするためには、スクレーパ6が作業位置にある状態からブラケット105とともに前方に回転させ、係合部材110の一端である第1端部110cを受け片128に係合させる。具体的には、ブラケット105を前方に回転させるとともに係合部材110も前方に回転させ、第1端部110cを受け片128に当接させる。この回送位置では、スクレーパ6が転圧ドラム12に非接触であり、且つブラケット105は引張りばね111に抗した状態で保持されている。
この回送位置におけるスクレーパ6の保持機構について図10を用いて詳細に説明する。上述したように、回送位置は、係合部材110の第1端部110cが受け片128に当接した状態である。すなわちこの状態は、係合部材の折れ曲がり部分の外縁側(係合部材110の折れ曲がり部分における屈曲部110bとは反対側の縁側)が後方に位置し且つ係合部材110の両端部のうち第1端部110cが受け片128に当接した状態である。この位置にあるブラケット105は、引張りばね111により転圧ドラム12の方向に引張られている(図10の矢印B方向)。
ここで、係合部材110の第1端部110cが受け片128に当接している当接部が描く回転軌跡をR1とする。また、受け片128が第1端部110cに当接している当接部が描く回転軌跡をR2とする。上述したように、軸板126の回転中心に対して回転軸108は偏心した位置にあるので、軸板126廻りに回転する係合部材110と回転軸108廻りに回転するブラケット105の回転軌跡は同心円とならない。したがって、回転軌跡R1とR2も同心円とならず、互いに2箇所で交わることになる。このうちの1箇所における交点で第1端部110cと受け片128が当接したときがスクレーパ6の回送位置となる。
第1端部110c及び受け片128が当接した位置から、ブラケット105が転圧ドラム12方向に向けて回転する際の回転方向(後方向)に対してR1がR2より外側に張り出している。したがって、受け片128が後方向に回転しようとしても(受け片128の当接部が回転軌跡R2を描こうとしても)、その外側に張り出した回転軌跡R1を描く第1端部110cの当接部が妨げとなる(互いに当接した状態から交差しようとするため、両者がこの当接位置から回転軌跡を描いて後方向に移動できない)。すなわち、引張りばね111による矢印B方向への引張りがあっても、係合部材110が回転するにはR1が描くだけの径が必要であるのに、受け片128が当接しているため、当接したまま回転するには係合部材110が回転するに必要なスペースが確保できない。
このため、係合部材110はスクレーパ6を回送位置に保持するロック機構としての役割を担うことになる。なお、回送位置にて、スクレーパ支持装置102の先端を転圧ドラム12の前端を含む鉛直平面よりも後方となるような位置に配すれば、車体1の輸送時等、ドラム12の前端よりも前方にスペースを設けることなく輸送車に搭載することができる。さらに、自走中であっても壁際までドラム12の前端がくるように運転できる。
ブラケット105を回送位置から前方及び上方に力を加えてさらに回転させると、図11に示すような整備位置となる。この整備位置にスクレーパ6を移動させるには、ブラケット105回転の際に、引張りばね111に抗して回転させ、ブラケット105を上方に位置させる。さらに、係合部材110の他端である第2端部110dを受け片128に係合させる。この状態では、スクレーパ6やスクレーパ支持装置102等の整備を行うことができる。この整備位置から回送位置あるいは作業位置に戻すためには、引張ばね111に抗してブラケット105を下方に回転させる必要がある。このため、スクレーパ6が自重又は人がぶつかったりして外力が加わった場合に作業位置等に戻ることが防止され、安全に整備を行うことができる。車体1を輸送時等、振動等により万が一引張りばね111に抗してスクレーパ6が下がってしまうことを確実に防止するため、第2端部110dが受け片128に当接している。したがって、上記引張ばね111と相俟って、さらに安全にスクレーパ等の整備を行うことができる。
この整備位置におけるスクレーパ6の保持機構について図12を用いて詳細に説明する。上述したように、整備位置は、係合部材110の第2端部110dが受け片128に当接した状態である。すなわちこの状態は、係合部材110の折れ曲がり部分の外縁側(係合部材110の折れ曲がり部分における屈曲部110bとは反対側の縁側)が後方に位置し且つ係合部材110の両端部のうち第2端部110dが受け片128に当接した状態である。この位置にあるブラケット105が転圧ドラム12の方向(図12の矢印C方向)に回転するには、引張りばね111に抗する必要がある。
ここで、係合部材110の第2端部110dが受け片128に当接している当接部が描く回転軌跡をR3とする。また、受け片128が第2端部110dに当接している当接部が描く回転軌跡をR2とする。第2端部110d及び受け片128が当接した位置から、ブラケット105が転圧ドラム12方向に向けて回転する際の回転方向(矢印C方向)に対してR3がR2より外側に張り出している。上述した理由と同様の理由により、受け片128の矢印C方向への回転は、第2端部110dにより妨げられる。
すなわち、受け片128が矢印C方向に回転しようとしても(受け片128の当接部が回転軌跡R2を描こうとしても)、その外側に張り出した回転軌跡R3を描く第2端部110dの当接部が妨げとなる(互いに当接した状態から交差しようとするため、両者がこの当接位置から回転軌跡を描いて矢印C方向に移動できない)。係合部材110が矢印C方向に回転するにはR3が描くだけの径が必要であるのに、受け片128が当接しているため、当接したまま回転するには係合部材110が回転するに必要なスペースが確保できない。
このため、係合部材110はスクレーパ6を整備位置に保持するロック機構としての役割も担うことになる。
なお、上記のように係合部材110を回送位置及び整備位置のロック機構として用いるためには、回転軸108に対して軸板126の中心が車体1に対して後方且つ下側(図10、図12では右下)にあることが好ましい。この位置にあることで、係合部材110の当接部からドラム12方向(回送位置であれば後方、整備位置であれば下方)への回転軌跡R1、R3が受け片128の当接部の回転軌跡R2よりも外側に張り出すからである。回転軸108に対して軸板126の中心が車体1に対して前方且つ上側(図10、図12では左上)にあっても同様である。回転軸108に対して軸板126の中心が車体1に対して前方且つ下側である場合、第1端110cと受け片128が整備位置や回送位置以外の位置で当接してしまい、スクレーパ6の回転が妨げられてしまう。また、後方且つ上側である場合、整備位置にあるときに回転軌跡R3がR2より下側方向で外側に張り出さないので、スクレーパ6が自重により自由に回転してしまう。
また、ブラケット105は途中で折れ曲がり、上部105bと下部105c(図8参照)を有している。上述した軸受け105aは上部105bに備わっている。そして、スクレーパ6は下部105cに取付けられる。さらに受け片128は、下部105cであってスクレーパ6の取付け位置よりも上部105b側に取付けられることが好ましい。このような位置に受け片128を設けることで、係合部材110が受け片128から外れにくくなることが確認されている。
また、係合部材110は、ブラケット支持体103の前側に配設されているため、視認しやすく、係合部材110の傾きを目視することで容易にスクレーパの位置を認識することができる。
また、この例における転圧車両でも、上述したようにスクレーパ6の位置を3段階(作業位置、回送位置、整備位置)にそれぞれ保持できるため、用途に応じた適切な位置にスクレーパを移動させることができ、作業性を向上させることができる。
なお、上述した例において、スクレーパ支持装置2、102を車体前方側(前輪ドラム)に取付けた場合として説明したが、図1に示すように、例えばスクレーパ支持装置2’で示すように車体後方側(後輪ドラム)に取付けることも可能である。この場合は、スクレーパ6や係合部材10、110の向き等、車体1を基準として前方(前側)や後方(後側)と表現して説明した部分は前後が反対となる。
1 車体
2 スクレーパ支持装置
3 ブラケット支持体
4 ボルト
5 ブラケット
6 スクレーパ
7 ボルト
8 回転軸
9 回転軸
10 係合部材
11 引張ばね
12 転圧ドラム
13 溝
14 第1のピン孔
15 第2のピン孔
16 フロントフレーム
17 リアフレーム
18 後輪
19 ステアリングリンク
20 運転席
21 エンジンカバー
22 散水管
23 水タンク
24 操作スタンド
25 ハンドル
102 スクレーパ支持装置
103 ブラケット支持体
103a ブラケット支持体の先端部
105 ブラケット
105a 軸受け
105b ブラケットの上部
105c ブラケットの下部
107 ボルト
108 回転軸
110 係合部材
110a 貫通孔
110b 屈曲部
110c 第1端部
110d 第2端部
111 引張ばね
126 軸板
127 ナット
128 受け片

Claims (6)

  1. 車輪を兼ねた転圧ドラムと、
    該転圧ドラムに付着した付着物を掻き落とすためのスクレーパと、
    前記スクレーパを回転移動可能に支持するスクレーパ支持装置とを備えた転圧車両において、
    前記スクレーパ支持装置は、
    前記スクレーパが固定されるブラケットと、
    該ブラケットを回転可能に支持し、車体側に固定されるブラケット支持体と、
    該ブラケット支持体に対して回転可能に支持される板状の係合部材とを有し、
    前記係合部材が回転し、複数の姿勢で前記ブラケットに係合することにより、前記ブラケットは複数の位置で固定されることを特徴とする転圧車両。
  2. 前記係合部材は、前記ブラケット支持体に取付けられた回転軸廻りに回転可能に支持され、
    前記ブラケットに、前記係合部材の一端に嵌り込んで係合する溝を設けるとともに、
    前記係合部材は前記回転軸を基点として折れ曲がり、前記係合部材の折れ曲がり部分の内縁側となる屈曲部を設け、
    前記係合部材の一端が前記溝に嵌り込んで係合した状態で前記係合部材の両端部が前記屈曲部よりも前記車体側に配されるように前記係合部材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の転圧車両。
  3. 前記ブラケット支持体及び前記ブラケットを連結する引張ばねとをさらに備え、
    前記スクレーパ支持装置は、
    該引張ばねに抗して前記スクレーパを前記転圧ドラムに当接させ、前記付着物を掻き落とすことができる状態の作業位置と、
    該作業位置から前記スクレーパ及びブラケットを前記転圧ドラムから離間する方向に回転させ、前記係合部材を前記溝に係合させて前記スクレーパの先端が前記転圧ドラムの端部に接する鉛直平面よりも前記転圧ドラムに対して内側であり、且つ前記スクレーパが前記転圧ドラムに非接触である状態の回送位置と、
    該回送位置から前記スクレーパをさらに前記転圧ドラムから離間する方向に回転させ、前記スクレーパの先端が前記鉛直平面よりも前記転圧ドラムに対して外側に位置した状態の整備位置と
    にそれぞれ前記スクレーパを保持することができることを特徴とする請求項2に記載の転圧車両。
  4. 前記ブラケット及び前記ブラケット支持体をそれぞれ貫通し、前記スクレーパが前記整備位置にあるときに、互いに連通する第1及び第2のピン孔と、
    前記互いに連通した第1及び第2のピン孔に挿通されるロックピンとをさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の転圧車両。
  5. 前記ブラケット支持体は、回転軸を介して前記ブラケットを支持し、且つ車体から張り出していて、
    該ブラケット支持体に固定され、前記回転軸が偏心した位置に回転自由に挿通された円板形状の軸板をさらに有し、
    前記係合部材は、前記軸板廻りに回転可能に取付けられ、
    前記ブラケット支持体と前記スクレーパとの間に架け渡された引張りばねとを有し、
    前記係合部材は前記軸板を基点として折れ曲がり、前記係合部材の折れ曲がり部分の内縁側となる屈曲部を設けるとともに、前記係合部材の回転中心からの距離が異なる少なくとも2つの端部を設け、
    前記ブラケットに、前記係合部材の前記端部に嵌り込んで係合する受け片を設けるとともに、
    前記係合部材の前記屈曲部とは反対側の縁が前記車体側に位置し且つ前記係合部材の前記端部のうちいずれかが前記受け片に当接した状態で、前記ブラケットが前記転圧ドラム方向に向けて回転する際に、前記受け片に当接している前記係合部材の端部が描く回転軌跡が、前記スクレーパが前記転圧ドラムに当接しない位置で前記受け片の当接部が描く回転軌跡よりも外側に張り出すことを特徴とする請求項1に記載の転圧車両。
  6. 前記スクレーパ支持装置は、
    前記引張ばねに抗して前記スクレーパを前記転圧ドラムに当接させ、前記付着物を掻き落とすことができる状態の作業位置と、
    該作業位置から前記スクレーパ及びブラケットを前記転圧ドラムから離間する方向に回転し、前記係合部材の一端である第1端部を前記受け片に係合させて前記スクレーパが前記転圧ドラムに非接触とし、且つ前記引張りばねに抗した状態の回送位置と、
    該回送位置から前記スクレーパをさらに前記転圧ドラムから離間する方向に回転させ、前記引張りばねに抗し且つ前記係合部材の他端である第2端部を前記受け片に係合させた状態の整備位置と
    にそれぞれ前記スクレーパを保持できることを特徴とする請求項5に記載の転圧車両。
JP2012524530A 2010-07-14 2011-07-07 転圧車両 Active JP5704662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012524530A JP5704662B2 (ja) 2010-07-14 2011-07-07 転圧車両

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010159709 2010-07-14
JP2010159709 2010-07-14
PCT/JP2011/065605 WO2012008359A1 (ja) 2010-07-14 2011-07-07 転圧車両
JP2012524530A JP5704662B2 (ja) 2010-07-14 2011-07-07 転圧車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012008359A1 true JPWO2012008359A1 (ja) 2013-09-09
JP5704662B2 JP5704662B2 (ja) 2015-04-22

Family

ID=45469362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012524530A Active JP5704662B2 (ja) 2010-07-14 2011-07-07 転圧車両

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5704662B2 (ja)
CN (1) CN102985615B (ja)
DE (1) DE112011102325B4 (ja)
WO (1) WO2012008359A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012016021A1 (de) * 2012-08-13 2014-02-13 Bomag Gmbh Strassenbaumaschine
US9915039B2 (en) 2013-09-05 2018-03-13 Volvo Construction Equipment Ab Device for cleaning the drum surface of asphalt compactors
JP6358704B2 (ja) * 2014-10-29 2018-07-18 日立建機株式会社 搭乗式転圧ローラ車両
JP7130612B2 (ja) * 2019-09-27 2022-09-05 日立建機株式会社 転圧車両
CN111805233B (zh) * 2020-08-03 2022-01-04 青岛交建集团有限公司 一种压路机压辊清理装置的安装方法
CN112616347B (zh) * 2020-12-07 2021-12-24 大安市中科佰澳格霖农业发展有限公司 一种基于盐碱地改良的自清理式改良剂喷洒装置
CN112544347A (zh) * 2020-12-29 2021-03-26 广州香珍电子商务有限公司 一种草坪铺设设备
CN114960559B (zh) * 2022-05-07 2024-02-06 黄河勘测规划设计研究院有限公司 一种淤地坝斜坡碾压用拖式遥控振动碾及使用方法
CN114908641B (zh) * 2022-06-20 2024-03-29 蓝海绿业生态建设股份有限公司 一种压路机及其道路施工工艺

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2553006Y2 (ja) * 1992-11-20 1997-11-05 豊和工業株式会社 転圧ローラの付着物除去装置
JP3033885B2 (ja) * 1994-12-15 2000-04-17 豊和工業株式会社 転圧ローラの付着物除去装置
DE29622280U1 (de) * 1996-12-21 1997-02-20 Wacker-Werke Gmbh & Co Kg, 85084 Reichertshofen Vorrichtung zum Reinigen der Bandage einer Walze zur Bodenverdichtung von anhaftenden Verunreinigungen und zum Berieseln der Bandage mit Wasser
SE508921C2 (sv) * 1997-11-10 1998-11-16 Svedala Compaction Equipment A Skrapa för vältvalsar
CN2858740Y (zh) * 2005-11-30 2007-01-17 天津鼎盛工程机械有限公司 一种可调节刮板机构
CN201258450Y (zh) * 2008-08-15 2009-06-17 长沙中联重工科技发展股份有限公司 压路机及其刮泥装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE112011102325T5 (de) 2013-06-13
DE112011102325B4 (de) 2021-02-04
CN102985615A (zh) 2013-03-20
CN102985615B (zh) 2015-04-22
WO2012008359A1 (ja) 2012-01-19
JP5704662B2 (ja) 2015-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5704662B2 (ja) 転圧車両
US20070169796A1 (en) Vehicle undercarriage washing apparatus
JP2007000110A (ja) 草刈機
JP2019535577A (ja) 車輪付物体を移動させるための搬送台
JP6358704B2 (ja) 搭乗式転圧ローラ車両
JP2007159425A (ja) 移植機
JP2006345733A (ja) 播き機
JP7130612B2 (ja) 転圧車両
JP2015127483A (ja) ラインマーカー車用清掃機及びラインマーカー車
JP3220601U (ja) 補助輪付きラインカー及びその補助輪
JP2013217185A (ja) 除雪機
JP2003052202A (ja) 歩行型作業車
CN102730113A (zh) 车辆
JP6382152B2 (ja) ハンドガイドローラ
JP4066430B2 (ja) 移動式木材破砕機
JP3201999U (ja) 車底洗浄装置
JPH10191706A (ja) 畦塗機
JP7323934B2 (ja) 回転式抽選機
JP7285730B2 (ja) ブームスプレーヤ
JP2008220193A (ja) 水田作業機
JP4015987B2 (ja) 整地機
EP1783279B1 (fr) Dispositif d'aspiration pour véhicule de voirie
AU2004100717A4 (en) Suction cleaner
US843818A (en) Planer.
US383486A (en) Portable force-pump apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5704662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150