JP2553006Y2 - 転圧ローラの付着物除去装置 - Google Patents

転圧ローラの付着物除去装置

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JP2553006Y2
JP2553006Y2 JP8619092U JP8619092U JP2553006Y2 JP 2553006 Y2 JP2553006 Y2 JP 2553006Y2 JP 8619092 U JP8619092 U JP 8619092U JP 8619092 U JP8619092 U JP 8619092U JP 2553006 Y2 JP2553006 Y2 JP 2553006Y2
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JP8619092U
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克臣 松波
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は路面舗装に使用するア
スファルト及び土砂などを転圧する転圧車両に関し、特
に転圧ローラの外周に付着した付着物を除去する付着物
除去部材を転圧ローラに圧接離反可能に支持した転圧ロ
ーラの付着物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の転圧車両の付着物除去装置を本願
の転圧両車を示す図5で説明すると、転圧車両2のフレ
ーム(車体)3前部にローラ5外周の付着物を除去する
除去部材12を上下方向に揺動自在に設け、この除去部
材12をその先端がばね力によりローラ5外周と圧接す
る圧接位置A(2点鎖線で示す)と、除去部材12先端
がローラ5外周から大きく離れ、ローラ5外周の外側端
Pを含む鉛直平面Lよりも外方に位置する、除去部材1
2を清掃するための開放位置Bとに切換え保持するよう
にし、ローラ5外周の付着物を圧接位置Aの除去部材1
2がこすり落し、このこすり落しで除去部材12の裏面
に付着した付着物を開放位置Bで人手によって取り除く
ようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来はこのような付着
物除去装置は、除去部材の清掃時を除いて、ローラ外周
面の清掃を必要としない転圧車両の回送時やローラ外周
面に付着物が付着しにくい砂利面等の転圧時などにも除
去部材は圧接位置に位置されて使用されていた。そのた
め除去部材の摩耗が進行し易く、その耐用寿命が著しく
短くなる問題があった。これを解決するために、ローラ
外周面の清掃を要しない時には除去部材を開放位置に位
置させることが考えられるが、前述のように開放位置で
は除去部材の先端がローラ外側端より外方に位置するの
で、砂利面転圧の際に建物の壁に除去部材が干渉して除
去部材を破損したり、壁際まで転圧することができない
不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題の解決
のために、転圧ローラを回動自在に支持するフレーム
の、ローラに対して前後方向外側位置にローラ外周の付
着物を除去する除去部材を揺動部材を介して上下方向に
揺動自在に設け、この除去部材を、ばね力によりローラ
外周と圧接する圧接位置と、ローラ外周から大きく離
れ、かつ、除去部材先端がローラ外周の外側端よりも外
方に位置する除去部材清掃のための開放位置とに切換え
保持するようにした転圧ローラの付着物除去装置におい
て、前記揺動部材とフレームとの間に、前記ばね力によ
り係止し、除去部材先端がローラ外周より離れると共に
除去部材がローラ外周の外側端よりも内側となる中間位
置に除去部材を保持させる中間係止機構を設けて成るこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】ローラ外周の付着物を除去する場合は、除去部
材を開放位置又は中間位置からローラ外周に圧接させる
圧接位置に回動し、ばね力によりローラ外周に圧接す
る。又、ローラ外周から付着物を除去する必要がない場
合は、除去部材をローラ外周から離れた中間位置にし
て、ばね力により揺動部材を中間係止機構により係止
し、除去部材をローラ外周より離す。除去部材はローラ
外周の外側端よりも内側にあって障害物と干渉しない。
又、除去部材を清掃する場合は、除去部材をばね力によ
りローラから大きく離れた開放位置に保持する。
【0006】
【実施例】実施例の図面に基づいてまず転圧車両2の説
明をする。図5において、フレーム3は、左右のローラ
支持部3a間に転圧用のローラ5が回動自在に支持さ
れ、このローラ5の前面はフレーム3の前端よりも前方
へ突出し、ローラ5とフレーム3の前面とは平行になる
ようにしてある。ローラ5は図示しない駆動源から伝達
される回動力を周知の前後進切換装置によって切換られ
正逆回転され、転圧車両2が前後進するようにしてあ
る。又ハンドル6の操作でフレーム後部に備えた案内ロ
ーラ54Aが転圧車両2の進行方向を変えるようになっ
ている。
【0007】次に付着物除去装置1の説明をする。図
1,図2においてフレーム3下面には、ローラ端面から
車幅方向内側へ入り込んだ位置に左右一対の支持部材4
が締着してあり、各支持部材4には車幅方向の外側面に
板状の揺動部材10が支持ピン8によって上下方向に揺
動自在に支持してある。左右の揺動部材10に一体溶着
されたプレート11に、ローラ5の左右方向全幅にわた
って、付着物除去用の例えば材質がポリウレタンの除去
部材12がねじ14によって当接板13を介して締着さ
れている。又揺動部材10は支持部材4のピン15と揺
動部材10のピン16との間に張設したばね17の引張
力によって上方に引張られ図2の状態では支持部材4の
外側面に取付けた偏芯カム9に当接している。この偏芯
カム9の偏芯作用によって除去部材12の上下方向位置
を調整し除去部材12の先端のローラ5外周に対する圧
接状態が調整される。除去部材12のこの位置はローラ
5の付着物を除去するための圧接位置Aである。
【0008】次に揺動部材10のプレート11の上端は
L字状に曲げられ、図4に示すように上面の当接面11
aが、ピン15と支持ピン8を結ぶ死点を越えた状態と
なったばね17の作用によって支持部材4の斜面部4a
に当接するようにしてあり、この除去部材12の位置が
ローラ5から除去した付着物が除去部材12にこすり付
いた場合の清掃を行うためのローラ5から大きく離れた
開放位置Bである。
【0009】次に中間係止機構25について説明する。
各支持部材4後部両側面には夫々左右一対の係止部材2
0がそれぞれ上部をピン18を介して前後に揺動自在に
してある。一対の係止部材20間の下部は係止ピン19
で連結され、夫々の係止部材20が並行になるようにし
て一対の係止部材20間に隙間を設け、この隙間に揺動
部材10が出没自在とし、揺動部材10に設けた係止溝
10aと係止部材20のピン19とが係合するようにし
てある。そして、係止溝10aと係止ピン19とが係合
する時は、除去部材12が図3に示すように、ローラ5
の外周より離れ、かつローラ5外側端Pを含む鉛直面L
よりも内側の中間位置Cにばね17の引張力によって保
持されるようになっている。
【0010】以上のように構成された付着物除去装置1
の除去部材12は圧接位置Aで先端をローラ5外周に圧
接してローラ5外周に付着した付着物をローラ5の正逆
回転によってこすり落しながら除去する。又、ローラ5
外周に付着物が付着しない場合は除去部材12をローラ
5外周から離し係止溝10aと係止部材20のピン19
とを係合させ除去部材12をローラ5外側端Pを含む鉛
直面Lよりも内側にした中間位置Cに保持する。除去部
材12は転圧車両2が移動しても建物の壁面等に当接す
ることはなく破損しない。又、除去部材12に付着物が
こすりついて清掃の必要がある場合は除去部材12を更
に上方に回動して当接面11aを斜面部4aに当接さ
せ、付着物の清掃容易な開放位置Bに保持し除去部材1
2にこすり付いた付着物を取除く清掃を行う。
【0011】圧接位置Aから中間位置Cに除去部材12
を移動させる時、作業者は除去部材12を時計方向へ死
点を越えないように回動させて手を離せば、係止部材2
0が図2の状態から垂直位置まで自重で揺動して自然に
係止部材20の係止ピン19が係止溝10aに入り込む
ので、中間位置Cに位置させる操作が簡単である。尚、
本実施例では転圧車両の前側のローラに対して除去部材
を設けたもので説明したが、後側ローラに対しても設け
ることができる。また、揺動部材にプッシュプルワイヤ
を接続して運転席から揺動部材の位置を切換えるように
すれば、いちいち作業者が運転席から降りなくてよく、
操作性が向上する。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案では転圧時又は回送
作業を行う時、ローラ外周に付着物が付着しない場合に
除去部材の先端がローラ外周より離れると共に除去部材
をローラ外周の外側端よりも内側となる中間位置に保持
し除去部材を必要なときだけ作用させるようにしたの
で、圧接による摩耗が少なく、耐用年数を長くすること
ができる。又、ローラ外側端にある障害物等と干渉しな
いので除去部材の破損がなく保全管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の付着物除去装置の正面図である。
【図2】付着物除去装置の圧接位置の説明図である。
【図3】付着物除去装置の中間位置の説明図である。
【図4】付着物除去装置の開放位置の説明図である。
【図5】付着物除去装置を備えた転圧車両の全体図であ
る。
【符号の説明】
1 付着物除去装置、 3 フレーム、 3a ローラ
支持部、4 支持部材、 5 ローラ(転圧ローラ)、
10 揺動部材、12 除去部材、 17 ばね、
20 係止部材、25 中間係止機構、 A 圧接位
置、 B 開放位置、C 中間位置、 P ローラ外側

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転圧ローラを回動自在に支持するフレー
    ムの、ローラに対して前後方向外側位置にローラ外周の
    付着物を除去する除去部材を揺動部材を介して上下方向
    に揺動自在に設け、この除去部材を、ばね力によりロー
    ラ外周と圧接する圧接位置と、ローラ外周から大きく離
    れ、かつ、除去部材先端がローラ外周の外側端よりも外
    方に位置する除去部材清掃のための開放位置とに切換え
    保持するようにした転圧ローラの付着物除去装置におい
    て、前記揺動部材とフレームとの間に、前記ばね力によ
    り係止し、除去部材先端がローラ外周より離れると共に
    除去部材がローラ外周の外側端よりも内側となる中間位
    置に除去部材を保持させる中間係止機構を設けて成るこ
    とを特徴とする転圧ローラの付着物除去装置。
JP8619092U 1992-11-20 1992-11-20 転圧ローラの付着物除去装置 Expired - Lifetime JP2553006Y2 (ja)

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JP8619092U JP2553006Y2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 転圧ローラの付着物除去装置

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Publication Number Publication Date
JPH0646010U JPH0646010U (ja) 1994-06-24
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WO2012008359A1 (ja) * 2010-07-14 2012-01-19 日立建機株式会社 転圧車両
DE102011085240A1 (de) * 2011-10-26 2013-05-02 Hamm Ag Selbstfahrender Bodenverdichter

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