JPH1193127A - 路面清掃装置 - Google Patents
路面清掃装置Info
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- JPH1193127A JPH1193127A JP25848297A JP25848297A JPH1193127A JP H1193127 A JPH1193127 A JP H1193127A JP 25848297 A JP25848297 A JP 25848297A JP 25848297 A JP25848297 A JP 25848297A JP H1193127 A JPH1193127 A JP H1193127A
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Abstract
防止でき、吸引力を被清掃物に有効に作用させて路面を
損傷させることなく被清掃物を効率的かつ高作業速度で
多量に吸引することができるとともに、路面清掃作業の
施工費を低減することができるコンパクトな路面清掃装
置の提供を目的としている。 【解決手段】本発明の路面清掃装置は、車体に移動可能
に取り付けられ、下側が開口する内部空間を形成する箱
型のハウジング31と、ハウジングの内部空間に収容さ
れ、この内部空間からハウジングの側方に所定量突出す
るように付勢されるとともに、ハウジングの後方に向け
て被清掃物を掃き出すように回転する第1の清掃ブラシ
32と、第1の清掃ブラシの後方でこれと近接して位置
し且つ第1の清掃ブラシが突出するハウジングの側端部
近傍からハウジングの内部空間の所定の領域に亘って開
口する吸込口45を有し、第1の清掃ブラシによって掃
き出された被清掃物を吸引する吸引手段と、第1の清掃
ブラシによって掃き出された被清掃物を受けて吸込口に
誘導する第2の清掃ブラシ33とを具備する。
Description
路面清掃装置に関する。
は、回転駆動する清掃ブラシを備えた清掃装置を走行車
体に装着して成る。特に、真空吸込式の路面清掃車は、
清掃ブラシを路面に接触させた状態で回転させながら車
体を走行させ、ブラシによって掻き集めた塵埃・土砂等
を吸引することにより路面の清掃を行なう。
を示している。図示のように、この路面清掃車100
は、大型のガッタブラシ101と、ガッタブラシ101
よりも車体の後方内側に位置して開口する吸込口102
と、吸込口102の後方で回転する吸い込みブラシ10
3とを有する清掃装置を備えている。この構成では、ブ
ラシ101,103が路面に接触された状態で回転され
ながら車体が走行されると、図中矢印方向に回転するガ
ッタブラシ101によって、路面上の塵埃・土砂等が車
体の前方や内側に回し込まれる。そして、車体の内側に
回し込まれた塵埃・土砂等は、車体の走行に伴ってここ
に移動してくる吸込口102から吸込みホース104を
通じて真空状態のホッパ105内に吸い込まれる。な
お、この場合、吸い込みブラシ103は、ガッタブラシ
101によって掃き回された塵埃・土砂等を後方から受
けてこれらを吸込口102へと案内する。また、ホッパ
105内に吸い込まれた塵埃・土砂等はホッパ105の
底部に堆積され、塵埃・土砂等を運んだ空気は、塵埃・
土砂等から分離されてホッパ105の上部のスクリーン
エレメント107を通り、ブロワ108を介して外部に
排気される。
ラシ101によって比較的広い範囲にわたって掃き回さ
れると、粉塵の舞い上がりが激しくなるため、これを抑
えるべく清掃作業中にフロントバンパ散水部106A、
ガッタブラシ散水部106Bおよび吸い込みブラシ散水
部106Cから大量の散水が行なわれる。散水が行なわ
れると、塵埃・土砂等は、水と混合された状態で、吸込
口102からホッパ105内に吸い込まれる。
の路面清掃車100では、塵埃・土砂等を吸い込むため
の吸込口102が、ガッタブラシ101よりも車体の後
方内側に位置し、しかも、ガッタブラシ101から比較
的遠く離れて位置している。したがって、吸込口102
が通過する領域に塵埃・土砂等を事前に送り込み、送り
込んだ塵埃・土砂等を吸込口102を通じて確実に吸込
むことができるように、ガッタブラシ101を図中矢印
方向に回転させて、塵埃・土砂等を車体の前方や内側に
回し込むようにしている。また、土砂等を、大型のガッ
タブラシ101を用いて広い幅で移動させて、ガッタブ
ラシ101から大きく離れる吸込口102へと集めると
ともに、ガッタブラシ101を高速で回転させて吸込口
102の近傍に土砂を掃き飛ばすようにしている。
01を用いて広い幅で土砂等を移動させ、しかも、ガッ
タブラシ101を高速で回転させると、大量の粉塵が舞
い上がる。 また、粉塵の舞い上がりを抑えるために大
量の散水を行なうようにすると、大きな水タンクが必要
となり、これによってホッパ105の容積が制約を受
け、積載能力が低下する。また、大量の散水を行なう
と、水も吸引されるため、ホッパ105内の含水率が高
くなり、土砂の実質的積載量が減少するとともに、排土
場での処理も面倒になる。
て土砂が粘土状になる。この粘土状の土砂は、完全には
吸い込まれず、ガッタブラシ101等によって路面にな
すり付けられて路面上に残る。特に、透水性の舗装道路
上に粘土状となった土砂がガッタブラシ等によってなす
り付けられたり、ガッタブラシ101等によって路面上
に掃き飛ばされた砂粒によって路面の目が詰まった場合
には、多額の費用で復元しなければならなくなる。
よりも車体の後方内側に位置するように清掃装置を構成
すると、清掃装置が車体の前後方向で大きなスペースを
占めてしまう。すなわち、清掃装置自体が大型化し、清
掃車全体の設計の自由度が制限されてしまうという問題
が生じる。
の前面下部から外気を吸引して塵埃・土砂等を吸い込ん
でいるため、吸引力を清掃空間の全域にわたって強力に
作用させることが難しい。
であり、その目的とするところは、路面上に水を撒かな
くても粉塵の舞い上がりを防止でき、吸引力を被清掃物
に有効に作用させて路面を損傷させることなく被清掃物
を効率的かつ高作業速度で多量に吸引することができる
とともに、ホッパの容量を大きくできる経済的な路面清
掃装置を提供することにある。
に、本発明の路面清掃装置は、車体に取り付けられ、車
体の側方の張り出し位置と車体の内側の格納位置との間
で移動されるとともに、下側が開口する内部空間を形成
する箱型のハウジングと、前記ハウジングの内部空間に
収容され、この内部空間からハウジングの側方に所定量
突出するように付勢されるとともに、ハウジングの後方
に向けて被清掃物を掃き出すように回転する第1の清掃
ブラシと、第1の清掃ブラシの後方でこれと近接して位
置し且つ第1の清掃ブラシが突出するハウジングの側端
部近傍からハウジングの内部空間の所定の領域に亘って
開口する吸込口を有し、第1の清掃ブラシによって掃き
出された被清掃物を吸引する吸引手段と、前記ハウジン
グの内部空間に回転可能に収容され、前記吸込口の後方
でこの吸込口に沿って位置するとともに、第1の清掃ブ
ラシによって掃き出された被清掃物を受けて吸込口に誘
導する第2の清掃ブラシとを具備することを特徴とす
る。
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係る路面清掃装置30を備えた路面清掃車1を示し
ている。路面清掃装置30は、車体の内側上方の所定の
格納位置A(図1の(a)に点線で示す位置および図1
の(b)に示す位置)と車体の側方下側の任意の張出位
置(例えば図1の(a)に実線で示す位置B)との間で
移動可能なハウジング31を有している。このハウジン
グ31には、路面(路側部など)に固着した土砂等を掻
きほぐすための小型のガッタブラシ32と、ローラブラ
シ33と、弾性を有する蛇腹状の吸込みホース35が取
り付けられる吸引管体34とが取り付けられている。す
なわち、清掃装置30は、ハウジング31にガッタブラ
シ32とローラブラシ33と吸引管体34とを一体に取
り付けた1つのユニットとして構成されている。
び図3に示されている。図2に示すように、ハウジング
31は、上面部31aと4つの側面部31b〜31eと
を有し、その下側が開口された箱型形状を成している。
なお、路面清掃装置30の内部構造を示すため、図3
は、上面部31aおよび側面部31b〜31eの一部が
取り去られた状態で図示されており、図中31´はハウ
ジング31を構成する枠部材を示している。
ーム40を介して1つの車輪41が取り付けられてい
る。また、ハウジング31の後側面部31eには、アー
ム40を介して2つの車輪42,42が取り付けられて
いる。この場合、ハウジング31の走行時の安定性を確
保するため、車輪42,42は後側面部31eの両側に
互いに離れて位置している。
ローラブラシ33が回転可能に取り付けられている。こ
のローラブラシ33は、回転軸50(図3参照)の回転
に伴って図中矢印で示す方向に回転され、その一部がハ
ウジング31の片側(本実施形態では左側面部31b)
から側方に突出している。 そして、突出するローラブ
ラシ33の部位は、 その一部がゴム製のカバー体43
によってカバーされている。
ナイロンや鋼線等によって形成されたガッタブラシ32
が突没自在に収容されている。このガッタブラシ32
は、平行リンク66,67によってハウジング31に上
下動自在に支持され、油圧モータ47によって図中矢印
で示す方向に回転駆動される。なお、ガッタブラシ32
の下側への移動は、例えば平行リンク66と当接する図
示しないストッパによって規制されている。
リング83(図3の(a)参照)によってハウジング3
1の側方(本実施形態では左側面部31b)から突出す
る方向に常時付勢されており、その突出量(張り出し
量)が図示しないストッパによって規制されている。す
なわち、ガッタブラシ32は、スプリング83の付勢力
によってその一部がハウジング31の側方に突出してお
り、スプリング83の付勢力に抗する力を受けた時にの
みハウジング31の収容空間内に押し戻される。また、
ガッタブラシ32は、その前後方向の傾き角度がターン
バックル67によって調整されるようになっている。さ
らに、ガッタブラシ32は、チルト支点O(図4参照)
を中心に回転可能になっており、これによってその左右
方向(車体の幅方向)の傾き角度が調整されるようにな
っている。なお、左側面部31bを形成する板38に
は、ガッタブラシ32の側方への突出を許容する切欠8
0が設けられている。
ジング31の上面部31aを貫通するように固定配置さ
れている。ハウジング31の収容空間内に突出する吸引
管体34の下端部は、ローラブラシ33の前方に回り込
むように延在し、その吸込口45をローラブラシ33の
長手方向に沿って位置させている。すなわち、吸込口4
5は、ガッタブラシ32とローラブラシ33との間の空
間に位置し、ハウジング31の左側面部31bの近傍か
らハウジング31の幅方向に向かって長く延びている。
特に、吸引力をハウジング31の側方にも有効に作用さ
せることができるように且つローラブラシ33が掃き上
げる被清掃物が飛散しないように、吸込口45に隣接す
る左側面部31bの部位には、左側面部31bの側方に
突出するゴムカバー46が固定されている。なお、ハウ
ジング31の上面部31aから外側に突出する吸引管体
34の周面部には、例えば3つの散水ノズル75が設け
られている。
に沿って延びるシャッタ44が設けられている。このシ
ャッタ44は、吸込口45を狭めて吸引力を向上させる
作用を成し、通常はバネ付きの押し付け部材39の重量
によって下側に向けて押圧されている。しかし、比較的
大きな被清掃物がシャッタ44を通過する際には、バネ
81の弾性力に抗する被清掃物からの力によってシャッ
タ44が押し上げられる。無論、被清掃物の通過後は、
バネ81の復元力によって押し付け部材39が下方に押
し戻され、シャッタ44が所定の位置まで自動的に下げ
られる。なお、吸引管体34の下端(吸込口45)の少
し上には、例えば3つの散水ノズル75が設けられてい
る。
下側には、路面の縁石に当接してハウジング31を縁石
に沿って案内する3つのガイドローラ51が回転可能に
固定されている(図3の(b)では、中央のガイドロー
ラ51が省略されている)。これらのガイドローラ51
は、左側面部31bの長手方向に沿って互いに所定間隔
をおいて設けられている。また、図6に詳細に示すよう
に、ガイドローラ51はブラケット64に対して回転可
能に支持されており、ブラケット64は、ハウジング3
1に支持され且つハウジング31の幅方向に沿ってスラ
イド可能なアーム部63に支持されている。この場合、
ブラケット64とアーム部63との間には緩衝用のバネ
部材62が介挿されており、このバネ部材62によって
ガイドローラ51に作用する負荷がハウジング31の幅
方向および上下方向で逃がされるようになっている。な
お、本実施形態では、中央のガイドローラ51に緩衝用
のバネ部材62が設けられていない。
3本のワイヤ70と図3の(a)および図7に示す平行
リンク60,60とによって車体側に支持されている。
図2に示すように、ハウジング31を3点支持する3本
のワイヤ70はアーム77に設けられたフック71に固
定されており、車体側に設けられた油圧シリンダ72に
よってアーム77を上下動させることにより、ハウジン
グ31を上下方向に移動させることができるようになっ
ている。また、図7に示すように、平行リンク60,6
0は、車体内側の所定の格納位置Aと車体側方の任意の
張出位置 (図1のB参照)との間でハウジング31を
水平方向に移動させることができるように、その両端が
垂直ピン86を介して車体およびハウジング31に回動
可能に取り付けられている。また、平行リンク60,6
0の両端は、ワイヤ70を介したハウジング31の上下
動を許容し得るように、水平ピン87( 図3の(a)
参照)を介して球面軸受が組み込まれ車体およびハウジ
ング31に回動可能に取り付けられている。 つまり、
平行リンク60,60は、全方向に回動し得るように、
その両端が車体およびハウジング31に自由度をもって
回動可能に取り付けられている。
0,60は、車体側に設けられた油圧作動の第1の張出
シリンダ88によって動作されるようになっている。そ
のため、一方の平行リンク60には既知のリンク機構を
介して第1の張出シリンダ88のロッドが連結されてい
る。また、他方の平行リンク60は油圧作動の第2の張
出シリンダ89によって形成されている。この第2の張
出シリンダ89は、所定の圧力でハウジング31を車体
の側方に押し出して、ハウジング31に張り出し力を付
与する。
グ31が所定の張出位置に位置されたことを検知する第
1のセンサ(作業中表示センサ)96と、ハウジング3
1が格納位置Aに位置されたことを検知する第2のセン
サ(ブラシ格納センサ)97とが設けられている。この
場合、第1のセンサ96は、ハウジング31が所定の張
出位置に位置された状態で一方の平行リンク60と当接
するリミットスイッチとして構成されている。また、第
2のセンサ97は、ハウジング31が格納位置Aに完全
に位置された状態で一方の平行リンク60と当接するリ
ミットスイッチとして構成されている。なお、本実施形
態では、各センサ96,97がON状態になると、 運
転室に設けられた対応する表示ランプが点灯するように
なっている。
ぞれ、縁石Gの切れ目Sを検知するためのガッタ確認セ
ンサ90,91が設けられている。この場合、車体の前
側部位に設けられたガッタ無し確認センサ90は、縁石
Gの終点を検知する光電式のセンサとして構成されてい
る。すなわち、ガッタ無し確認センサ90は、縁石Gの
終点(縁石Gの切れ目Sの開始位置)にさしかかると、
ON状態からOFF状態となり、その情報を光電変換し
て図示しない制御部に伝える。この場合、制御部は、ガ
ッタ無し確認センサ90がON状態からOFF状態に切
り換わったことを電気信号として受けると、第1および
第2の張出シリンダ88,89への圧油の供給をロック
する。すなわち、ハウジング31に張り出し力が付与さ
れなくなる。一方、ハウジング31側に設けられたガッ
タ有り確認センサ91は、縁石Gの始点を検知する光電
式のセンサとして構成されている。すなわち、ガッタ有
り確認センサ91は、縁石Gの始点(縁石Gの切れ目S
の終了位置)にさしかかると、OFF状態からON状態
となり、その情報を光電変換して図示しない制御部に伝
える。この場合、制御部は、ガッタ有り確認センサ91
がOFF状態からON状態に切り換わったことを電気信
号として受けると、第1および第2の張出シリンダ8
8,89への圧油の供給を開始する。すなわち、ハウジ
ング31に張り出し力が付与される。
ジング31だけに設けず、ハウジング31よりも前方に
距離をおいて車体側にもガッタ確認センサ90を設ける
と、第1および第2の張出シリンダ88,89の作動の
タイムラグによってハウジング31が縁石Gの切れ目S
から側方に飛び出してしまうことが防止される。
距離を2点で検知して適性位置を知らせるための位置検
知センサが設けられている。この位置検知センサは、縁
石Gに当接可能に設けられた回動自在な棒状部材95
と、棒状部材95の回動位置を2点a,bで検知するセ
ンサ94とからなる。この場合、棒状部材95は、車体
から側方に張り出すブラケット92に垂直ピン93を介
して取り付けられ、水平方向に回動自在となっている。
また、センサ94は、棒状部材95が回動位置aに位置
したことを検知するa点検出部と、棒状部材95が回動
位置bに位置したことを検知するb点検出部とを有して
いる。
は、清掃時における車体の縁石Gへの接近許容範囲(適
性範囲)の始点および終点として設定されている。 ま
た、本実施形態では、棒状部材95が縁石Gに当接して
検出点aへと回動するまでの間、a点検出部およびb点
検出部がOFF状態のままであるが、棒状部材95が検
出点aに回動した時点でa点検出部がON状態となり、
棒状部材95が検出点bに回動した時点でb点検出部が
ON状態となる。
ら、上記構成の路面清掃装置30を用いて縁石付近を清
掃する場合について説明する。まず、 図1の(a)に
示すように、車体を縁石に接近させて位置させた状態
で、運転室に設けられたブラシ昇降スイッチを下降位置
にする(S1)。ブラシ昇降スイッチが下降位置にされ
ると、油圧シリンダ72および張出シリンダ88,89
が駆動されて、ハウジング31が格納位置Aから下降お
よび水平に回動されて車体の側方に張り出される。な
お、この場合、ハウジング31が格納位置Aに位置して
いる場合には、第2のセンサ(ブラシ格納センサ)97
がこれを検知して(S2)、運転室内の格納表示ランプ
が点灯する(S3)が、ハウジング31が張出される
と、ブラシ32,33が回転され(S4)、第1のセン
サ(作業中表示センサ)96によって所定の張出位置が
検知された時点(S5)で、運転室内のブラシ張出表示
ランプが点灯する(S6)。
31が所定の張出位置に張出された状態では、回転する
ローラブラシ33とガイドローラ51が、張出シリンダ
88,89からの押圧力によって、縁石Gに対して押し
付けられる。無論、回転するガッタブラシ32も、張出
シリンダ88,89からの押圧力と張り出しスプリング
83の付勢力とによって縁石Gに押し付けられる。した
がって、この状態で、車体を走行させると、ハウジング
31がガイドローラ51の案内で縁石Gに沿って移動さ
れ、縁石G付近の路面がブラシ32,33によって清掃
される。
された状態で回転されながら車体が走行されると、図中
矢印方向に回転するガッタブラシ32によって、路面上
の塵埃・土砂等が掻きほぐされて車体の後方側に送り出
されるとともに車体の内側に回し込まれる。車体の内側
に回し込まれた塵埃・土砂等は、側方および上方が閉じ
られたハウジング31の内部空間内で強力な吸引力を得
るとともに、ローラブラシ33で掻き上げられて、ガッ
タブラシ32と近接する吸込口45から吸込みホース3
5を通じて真空状態のホッパ内へと吸い込まれる。この
場合、塵埃・土砂等は、従来のようにガッタブラシ10
1によって広い範囲にわたって掃き回されることなく、
ガッタブラシ32によってハウジング31内の吸込口4
5の直前に送り込まれる。そして、この時に舞い立った
粉塵も、ハウジング31内に吸い込まれる空気流に吸わ
れた後、吸込口45からホッパ内に吸い込まれる。特
に、塵埃・土砂等はハウジング31の内部空間内で強力
な吸引力を得るため、高作業速度でも、塵埃の掃き残し
がない。
センサ90によって縁石Gの切れ目Sが検知されると、
すなわち、ガッタ無し確認センサ90が縁石Gの終点に
さしかかってON状態からOFF状態になる(S7)
と、第1および第2の張出シリンダ88,89への圧油
の供給がロックされる(S8)。すなわち、ハウジング
31に張り出し力が付与されなくなる。したがって、ハ
ウジング31は、縁石Gの切れ目Sから側方に飛び出し
てしまうことなく、スムーズに切れ目Sを通過すること
ができる。なお、ハウジング31が縁石Gの切れ目Sを
通過して、ガッタ有り確認センサ91がOFF状態から
ON状態になる(S9)と、第1および第2の張出シリ
ンダ88,89への圧油の供給が再開される(S1
0)。 すなわち、ハウジング31に張り出し力が付与
される。
は、常時、車両位置決めセンサ94によって検知されて
いる(S11,S14)。車体と縁石Gとの間の距離が
所定の許容範囲にある場合、すなわち、縁石Gと当接す
る棒状部材95が検知点a,b間に位置している場合に
は、車両位置決めセンサ94のa点検出部がON状態に
あるため、運転室内の車両位置良好表示ランプが点灯さ
れる(S13)。 一方、車体が縁石Gから過度に離れ
ると、車両位置決めセンサ94のa点検出部がOFF状
態となり、運転室内の車両離れすぎ表示ランプが点灯さ
れて(S12)、運転者に注意が喚起される。また、車
体が縁石Gに過度に接近すると、車両位置決めセンサ9
4のb点検出部がON状態となり、運転室内の車両接近
注意表示ランプが点灯されるとともに、ブザーが鳴らさ
れる(S15)。
合には、ブラシ昇降スイッチを上昇位置にする。これに
よって、油圧シリンダ72および張出シリンダ88,8
9が前述した張出し動作と逆方向に動作して、ハウジン
グ31が車体の内側の格納位置Aに格納される。
掃装置30は、ハウジング31にガッタブラシ32とロ
ーラブラシ33と吸引管体34とを一体に取り付けた1
つのユニットとして構成されている。したがって、その
構造がコンパクトになり、張出しおよび格納操作が簡単
となる。また、清掃車全体の設計の自由度が増す。
が閉じられており、吸引力を逃がさない内部空間を形成
しているため、ガッタブラシ32によって掻き取られた
塵埃・土砂等がハウジング31内に積極的に吸い込まれ
るとともにハウジング31内で掻き集められて一気に吸
引除去される。すなわち、吸引力を清掃空間の全域にわ
たって強力に作用させることができ、清掃能力が従来に
比べて格段に向上される。また、ハウジング31内に掻
き集められた塵埃・土砂等は、側面部31b〜31eに
よってカバーされた状態となるため、粉塵等の飛散も防
止される。
は、吸引口45がガッタブラシ32に近接して配置さ
れ、しかも、ガッタブラシ32が車体後方に向けて塵埃
・土砂等を送り出すように回転する(従来の回転方向と
逆方向に回転する)。したがって、ガッタブラシ32に
よって掻き取られた土砂等が縁石付近で即座に吸込口4
5に送られ、高作業速度であっても掃き残しがなくな
る。また、大型のガッタブラシを用いて広い領域にわた
って土砂等を掃き回す必要がなく(したがって、ガッタ
ブラシの小型化が図れ)、また、ガッタブラシを高速で
回転させる必要もないため、粉塵の舞い上がりが防止さ
れ、多少舞い上がった粉塵も吸い込まれるので、粉塵の
舞い上がりを抑えるための水を路面上に撒く必要がなく
なる。なお、本実施形態において散水ノズル75が吸引
管体34の下部と上部のみに設けられているのは、ブロ
ワ108を介して外部に塵埃を排出させないためであ
る。
ば、大きな水タンクが不要となり、ひいては、ホッパの
容積を大きくでき、積載能力をアップさせることが可能
となる。また、ホッパ内の含水率を低下させることがで
き、土砂の実質的積載量を増大させることもできる。さ
らに、路面上で土砂が粘土状になることがないため、清
掃作業の仕上がりが良くなり、特に排水性舗装道路の路
面の目詰まりを防止できる。
シ32に近接して位置されると、ハウジング31すなわ
ち清掃装置30の幅および前後寸法を小さく設計でき
る。すなわち、清掃装置30をよりコンパクトに設計で
きる。清掃装置30がコンパクトになれば、当然、前述
したようにハウジング31の内部空間内に強力な吸引力
を作用させることができ、清掃能力を向上できるととも
に、ホッパを主とするその他の構造部分を大きく設計で
きる。なお、ガッタブラシ32の小型化が可能であるこ
とも、清掃装置30のコンパクト化に寄与し得る。
間の距離が車両位置決めセンサ94によって常時検知さ
れて、縁石に対する車両の適正な位置が運転者に知らさ
れるため、清掃装置30を縁石に常時近接させて完全な
清掃を行なうことができる。
イドローラ51のガイドによってハウジング31が縁石
に沿って移動されるとともに、ガッタ確認センサ90,
91によって縁石の切れ目が検知されるため、清掃装置
30をスムーズに移動させることができるとともに、良
好な押し付け力をもってブラシ32,33を縁石および
路面に接触させることができる。
車によれば、路面上に水を撒かなくても粉塵の舞い上が
りを防止できるとともに、吸引力を被清掃物に有効に作
用させて路面を損傷させることなく被清掃物を効率的か
つ高作業速度で多量に吸引することができる。また、ホ
ッパ容量を大きくすることができるため、路面清掃作業
の施工費を大幅に低減することができる。また、構造も
コンパクトになる。
置を備えた路面清掃車の平面図、(b)は(a)の路面
清掃車の側面図である。
斜視図である。
平面図、(b)は図2の路面清掃装置の内部構造を示す
側面図である。
をハウジングの後方から見た概略図である。
ドローラの要部平面図、(b)はガイドローラをハウジ
ングの後方から見た概略図である。
見た概略平面図である。
の流れを示すフローチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 車体に取り付けられ、車体の側方の張り
出し位置と車体の内側の格納位置との間で移動されると
ともに、下側が開口する内部空間を形成する箱型のハウ
ジングと、 前記ハウジングの内部空間に収容され、この内部空間か
らハウジングの側方に所定量突出するように付勢される
とともに、ハウジングの後方に向けて被清掃物を掃き出
すように回転する第1の清掃ブラシと、 第1の清掃ブラシの後方でこれと近接して位置し且つ第
1の清掃ブラシが突出するハウジングの側端部近傍から
ハウジングの内部空間の所定の領域に亘って開口する吸
込口を有し、第1の清掃ブラシによって掃き出された被
清掃物を吸引する吸引手段と、 前記ハウジングの内部空間に回転可能に収容され、前記
吸込口の後方でこの吸込口に沿って位置するとともに、
第1の清掃ブラシによって掃き出された被清掃物を受け
て吸込口に誘導する第2の清掃ブラシと、 を具備することを特徴とする路面清掃装置。 - 【請求項2】 車体の後方から見てハウジングが車体の
左側方に位置される場合には、前記第1の清掃ブラシが
反時計回りに回転され、車体の後方から見てハウジング
が車体の右側方に位置される場合には、前記第1の清掃
ブラシが時計回りに回転されることを特徴とする請求項
1に記載の路面清掃装置。 - 【請求項3】 前記ハウジングを第1の清掃ブラシの突
出方向に向けて付勢する付勢手段を具備することを特徴
とする請求項1に記載の路面清掃装置。 - 【請求項4】 路側部の切れ目を検知する検知手段から
の検知信号に基づいて前記付勢手段による付勢力が制御
されることを特徴とする請求項3に記載の路面清掃装
置。 - 【請求項5】 第1の清掃ブラシが突出する前記ハウジ
ングの側部に設けられ、路側部に当接してハウジングを
路側部に沿って案内するガイド手段を具備することを特
徴とする請求項1に記載の路面清掃装置。
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