JP2013217185A - 除雪機 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動源、推進部および自由輪を備え、駆動源によって駆動される推進部によって円滑に前進できる除雪機を提供する。
【解決手段】除雪機10は、フレーム12と、フレーム12に支持される駆動源14と、駆動源14が発生する駆動力に基づいて回転駆動されるオーガ16と、オーガ16よりも後方においてフレーム12に支持されかつ駆動源14が発生する駆動力に基づいて回転駆動される推進部18と、フレーム12に回転自在に支持される一対の自由輪22とを備える。除雪機10の基本姿勢において、一対の自由輪22の回転中心は推進部18の下端部よりも後方に位置しかつ一対の自由輪22の下端は推進部18の下端部よりも上方に位置する。
【選択図】図1

Description

この発明は除雪機に関し、より特定的には、自走式の除雪機に関する。
従来、自走式の除雪機が提案されている。
たとえば、特許文献1に記載されている除雪機は、オーガ(auger)、エンジン、オーガよりも後方に設けられる一対の車輪(自由輪)、およびオーガと一対の車輪との間に設けられる一対の補助輪を有する。一対の車輪は回転自在に設けられる。たとえば路上等において除雪機を単に移動させる場合には、一対の車輪を支点としてオーガを地面から持ち上げて、一対の車輪によって機体を支持しつつ除雪機を前進または後進させることができる。除雪作業時には、エンジンによってオーガが回転駆動される。一対の補助輪はベルトを介してオーガに連結されており、オーガの回転がベルトを介して一対の補助輪に伝達される。これにより、補助輪が回転し、除雪機を前進させることができる。
特許第4317140号公報
ところで、特許文献1の除雪機は、自走する際に一対の車輪および一対の補助輪がともに地面に接するように構成される。このように一対の車輪および一対の補助輪を設ける場合、たとえば除雪作業時に、一対の車輪が雪の中に埋まってしまうことがある。この場合、一対の車輪が抵抗となって、除雪機の前進が妨げられてしまうことがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、駆動源、推進部および自由輪を備え、駆動源によって駆動される推進部によって円滑に前進できる除雪機を提供することである。
この発明のある見地によれば、フレームと、フレームに支持される駆動源と、駆動源が発生する駆動力に基づいて回転駆動されるオーガと、オーガよりも後方に位置し、フレームに支持され、かつ駆動源が発生する駆動力に基づいて回転駆動される推進部と、フレームに回転自在に支持される自由輪とを備え、基本姿勢において、自由輪の回転中心は推進部の下端部よりも後方に位置しかつ自由輪の下端は推進部の下端部よりも上方に位置する、除雪機が提供される。
なお、この発明において基本姿勢とは、オーガおよび推進部が水平な地面に接触するように除雪機を水平な地面上で起立させたときの除雪機の姿勢のことをいう。また、この発明において推進部の下端部とは、推進部のうち、基本姿勢において水平な地面と接触する部分全体のことをいう。
この発明の除雪機では、自由輪の回転中心を支点にしてオーガおよび推進部を地面から持ち上げることによって、推進部を駆動することなく除雪機を容易に移動させることができる。また、自由輪の回転中心を支点にしてオーガおよび推進部を地面から持ち上げることによって、除雪機と地面との間の摩擦力を小さくできる。これにより、除雪機を容易に方向転換できる。さらに、基本姿勢において自由輪の下端が推進部の下端部よりも上方に位置する、すなわち基本姿勢において自由輪が地面から浮いているので、推進部によって除雪機を前進させる際(たとえば除雪作業時)に、自由輪が雪の中に埋まってしまうことを抑制できる。これにより、自由輪が抵抗となることを抑制でき、除雪機を円滑に前進させることができる。また、この除雪機では、推進部がフレームに支持されるので、推進部を強固に固定できる。これにより、推進部を駆動する際の除雪機の振動を抑制できる。
好ましくは、推進部はクローラ(crawler)を含む。この場合、除雪機を効率よく前進させることができる。
また好ましくは、推進部は、クローラを支持する第1車輪および第2車輪をさらに含み、基本姿勢において第1車輪は第2車輪よりも後方に設けられ、基本姿勢において当該除雪機の重心は第1車輪の回転中心よりも前方に位置する。この場合、除雪作業時に推進部を支点としてオーガが上下に大きく揺れ動くことを抑制できる。これにより、除雪作業を効率よく行うことができる。
さらに好ましくは、基本姿勢において除雪機の重心は第2車輪の回転中心よりも後方に位置する。この場合、除雪機の重心が前方に偏り過ぎることを防止できるので、推進部を支点としてオーガを持ち上げやすくなる。これにより、除雪作業時にオーガの高さを調整しやすくなる。また、自由輪の回転中心を支点としてオーガおよび推進部を持ち上げやすくなるので、除雪機をさらに容易に移動および方向転換できる。
好ましくは、基本姿勢において、第1車輪の回転中心と自由輪の回転中心との前後方向の距離は、第1車輪の回転中心と第2車輪の回転中心との前後方向の距離よりも小さい。この場合、さらにオーガを持ち上げやすくなる。
この発明によれば、駆動源、推進部および自由輪を備え、駆動源によって駆動される推進部によって円滑に前進できる除雪機が得られる。
この発明の一実施形態にかかる除雪機を示す側面図である。 除雪機を示す側面図(図1とは反対側から見た図)である。 除雪機を示す平面図である。 フレームを示す平面図である。 フレームを示す背面図である。 フレームを示す側面図である。 図4のA−A線断面図である。 除雪機の使用時の姿勢を示す側面図である。 この発明の他の実施形態にかかる除雪機を示す側面図である。 フレーム、推進部、一対の自由輪および橇(sled)の関係を示す背面図である。 他の実施形態の除雪機の使用時の姿勢を示す側面図である。 他の実施形態の除雪機の使用時の姿勢を示す側面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。この実施形態における前後、左右、上下とは、除雪機10の基本姿勢(オーガ16および推進部18が水平な地面Xに接触するように除雪機10を地面X上で起立させたときの除雪機10の姿勢)において、自由輪22側からオーガ16側を見た場合を基準とした前後、左右、上下を意味する。なお、除雪機10は、作業者が乗るタイプのものではない。除雪機10は、作業者が地面または雪面に立って、後述するハンドル部28を持って除雪作業を行うタイプのものである。除雪機10は、後述する駆動源14によって回転駆動される推進部18の推進力を利用して走行するタイプの除雪機、すなわち自走式の除雪機である。
図1および図2は、この発明の一実施形態にかかる除雪機10を示す側面図であり、図3は、除雪機10を示す平面図である。なお、図1は除雪機10を左側から見た図であり、図2は除雪機10を右側から見た図である。図3においては、除雪機10の内部構造を理解しやすくするために、後述する駆動源14、第3カバー部24c、第4カバー部24d、シュート部26および燃料タンク48の図示を省略している。図1および図2においては基本姿勢の除雪機10を示している。
図1および図2を参照して、除雪機10は、フレーム12、駆動源14、オーガ16、推進部18、変速機20および一対の自由輪22を有する。
駆動源14は、フレーム12に支持される。この実施形態では、駆動源14としてエンジンが用いられる。駆動源14としては公知の種々のエンジンを用いることができるので、駆動源14の詳細な説明は省略する。
図1〜図3を参照して、オーガ16としては公知の種々の除雪機のオーガと同様の構成のオーガを用いることができるので詳細な説明は省略するが、オーガ16は、除雪機10の幅方向(左右方向)に延びるオーガ軸16a、およびオーガ軸16aに支持される複数の回転刃16bを有する。オーガ16は、駆動源14よりも前方に設けられ、駆動源14によって回転駆動される。この実施形態では、オーガ16の全体が、駆動源14の前端よりも前方に位置する。
推進部18は、オーガ16よりも後方においてフレーム12に支持されかつ駆動源14によって回転駆動される。この実施形態では、推進部18は、オーガ16よりも後方に位置する。より具体的には、推進部18の全体が、オーガ16の後端よりも後方に位置する。推進部18については後述する。
図3を参照して、変速機20としては公知の種々の除雪機の変速機と同様の構成の変速機を用いることができるので詳細な説明は省略するが、変速機20は、回転部材20a、回転部材20b、変速部20cおよび支持軸20dを含む。この実施形態では、回転部材20a,20bとしてそれぞれスプロケットが用いられる。変速部20cは、回転部材20aの回転を変速して回転部材20bに伝達する。回転部材20a,20bおよび変速部20cは、支持軸20dに支持される。変速機20は、推進部18よりも後方においてフレーム12に支持される。この実施形態では、変速機20の全体が、推進部18の後端よりも後方に位置する。一対の自由輪22は、オーガ16よりも後方においてフレーム12に回転自在に支持される。この実施形態では、一対の自由輪22の全体が、オーガ16の後端よりも後方に位置する。
図1および図2を参照して、除雪機10はさらに、フレーム12に支持されかつ駆動源14およびオーガ16を覆うカバー部24と、カバー部24から上方に延びるシュート部26と、フレーム12に支持されかつフレーム12から後方斜め上方に延びるハンドル部28と、ハンドル部28に設けられるレバー部30とを有する。
この実施形態では、変速機20を操作するためのスイッチユニット(図示せず)がハンドル部28に設けられる。変速機20は、図示しない連結機構を介して上記スイッチユニットに連結される。作業者は、スイッチユニットを操作することによって、変速機20の変速段を切り替えることができる。
図1〜図3を参照して、カバー部24は、オーガ16を覆う第1カバー部24aと、後述する回転部材102,108,112を覆う第2カバー部24b(図2および図3参照)と、駆動源14(図1および図2参照)の上方および両側方を覆う第3カバー部24c(図1および図2参照)と、駆動源14の後方を覆う第4カバー部24d(図1および図2参照)と、第1カバー部24aと第3カバー部24c(図1および図2参照)とを連結する第5カバー部24eとを含む。この実施形態では、第1カバー部24aおよび第5カバー部24eは一体的に構成される。オーガ軸16aは、たとえば図示しない軸受部材を介して第1カバー部24aに回転自在に支持される。なお、図1においては、図面が煩雑になることを避けるために、第1カバー部24aを簡略化して示している。
図1および図2を参照して、シュート部26は、第5カバー部24eから上方に延びるように設けられる。シュート部26は、公知の種々の除雪機のシュート部と同様の構成を有するので、シュート部26の詳細な説明は省略する。
図3を参照して、上述したように、ハンドル部28は、フレーム12から後方に延びる。この実施形態では、ハンドル部28は平面視略逆U字形状を有し、後述するサイドフレーム部32,34の後端部に接続される。レバー部30は、平面視略U字形状を有し、ハンドル部28に揺動可能に支持される。
図4はフレーム12を示す平面図であり、図5はフレーム12を示す背面図であり、図6はフレーム12を示す側面図(左側から見た図)であり、図7は図4のA−A線断面図である。
図4〜図7を参照して、フレーム12は、左右に並んで配置されるサイドフレーム部32,34を有する。図7を参照して、サイドフレーム部32は、側面視においてその中央部が上方斜め前方に向かって円弧状に湾曲した略W字形状を有する。図6を参照して、サイドフレーム部34は、サイドフレーム部32と同様に側面視において略W字形状を有する。
図4、図5および図7を参照して、サイドフレーム部32は、サイドフレーム部34側(左側)に向かって屈曲する上縁部32aおよび下縁部32bを有する。図4〜図6を参照して、サイドフレーム部34は、サイドフレーム部32側(右側)に向かって屈曲する上縁部34aおよび下縁部34bを有する。
図5〜図7を参照して、上縁部32aに側面視(左から見た場合)略逆L字状の取付板36(図5および図7参照)が固定され、上縁部34aに側面視略W字状の取付板38(図5および図6参照)が固定される。カバー部24の第3カバー部24c(図1および図2参照)は、図示しない複数の締結部材(ボルトおよびナット等)を用いて取付板36,38に取り付けられる。図5を参照して、第4カバー部24d(図1参照)は、図示しない複数の締結部材(ボルトおよびナット等)を用いて下縁部32b,34bに取り付けられる。
図4、図5および図7を参照して、平面視において略逆C字状に屈曲する支持部材40がサイドフレーム部32の上端部に固定される。より具体的には、支持部材40は、上縁部32aと下縁部32bとの間に嵌め込まれた状態で、たとえばサイドフレーム部32に溶接される。図4〜図6を参照して、平面視において略C字状に屈曲する支持部材42がサイドフレーム部34の上端部に固定される。より具体的には、支持部材42は、上縁部34aと下縁部34bとの間に嵌め込まれた状態で、たとえばサイドフレーム部34に溶接される。
支持部材40と支持部材42とを連結するように連結フレーム部44が設けられる。正面視において略逆U字状に屈曲する一対の支持部材46が連結フレーム部44に設けられる。一対の支持部材46に燃料タンク48(図1および図2参照)が支持される。燃料タンク48には、駆動源14に供給される燃料が貯留される。
図4、図5および図7を参照して、背面視において略C字状に屈曲する支持部材50がサイドフレーム部32の前部に固定される。より具体的には、支持部材50は、上縁部32aと下縁部32bとの間に嵌め込まれた状態で、たとえばサイドフレーム部32に溶接される。図4〜図6を参照して、背面視において略逆C字状に屈曲する支持部材52がサイドフレーム部34の前部に固定される。より具体的には、支持部材52は、上縁部34aと下縁部34bとの間に嵌め込まれた状態で、たとえばサイドフレーム部34に溶接される。
図4〜図7を参照して、支持部材50の後端部と支持部材52の後端部とを連結するように連結フレーム部54が設けられる。連結フレーム部54は、たとえば支持部材50,52に溶接される。連結フレーム部54の右端部とサイドフレーム部32とを連結するように、平面視略逆L字状の支持部材56が設けられる。支持部材56は、たとえば連結フレーム部54およびサイドフレーム部32に溶接される。
図1、図3および図5を参照して、支持部材56から上方に延びるように、正面視略U字状の支持部材58が設けられる。図5を参照して、支持部材58は、上下方向に延びる一対のアーム部58a,58bを有する。支持部材58は、たとえば図示しない締結部材(ボルトおよびナット等)によって支持部材56に固定される。なお、図面が煩雑になることを避けるために、図4、図6および図7においては支持部材58の図示を省略している。
図4〜図7を参照して、連結フレーム部54から後方に延びるように、平面視略逆U字状の支持フレーム部60が設けられる。支持フレーム部60は、連結フレーム部54に接続されかつ前後方向に延びる一対の接続部60a,60b、および接続部60aの後端部と接続部60bの後端部とを連結するように左右方向に延びる連結部60cを有する。詳細な説明は省略するが、駆動源14はサイドフレーム部32とサイドフレーム部34との間に設けられかつ連結フレーム部54および支持フレーム部60に支持される。
連結部60cの右部から前方斜め下方に延びるように平面視略長方形状の支持部材62が設けられる。図1および図2を参照して、支持部材62から上方に延びるように支持部材64が設けられる。図1〜図3を参照して、支持部材64は、上下方向に延びる一対のアーム部64a,64bを有する。変速機20の支持軸20dは、アーム部64a,64bに支持される。これにより、変速機20は、支持部材62,64を介してフレーム12に支持される。支持部材64は、たとえば図示しない締結部材(ボルトおよびナット等)によって支持部材62に固定される。なお、図面が煩雑になることを避けるために、図4〜図7においては支持部材64の図示を省略している。
図4、図5および図7を参照して、支持部材50および接続部60aに挟まれるように、板状の支持部材66が設けられる。支持部材66は、支持部材50および接続部60aに固定される。支持部材66は、たとえば支持部材50および接続部60aに溶接されてもよく、図示しない締結部材(ボルトおよびナット等)を用いて支持部材50および接続部60aに取り付けられてもよい。図7を参照して、支持部材66は、貫通孔66aおよび貫通孔66bを有する。
図4〜図6を参照して、支持部材52および接続部60bに挟まれるように、板状の支持部材68が設けられる。支持部材68は、支持部材52および接続部60bに固定される。支持部材68は、たとえば支持部材52および接続部60bに溶接されてもよく、図示しない締結部材(ボルトおよびナット等)を用いて支持部材52および接続部60bに取り付けられてもよい。図6を参照して、支持部材68は、貫通孔68aおよび貫通孔68bを有する。
図4〜図7を参照して、支持部材66,68に支持されるように、左右方向に延びる車軸70が設けられる。この実施形態では、車軸70は、たとえば支持部材66,68に溶接される。図4〜図6を参照して、車軸70の右端部70a(図4および図5参照)は支持部材66よりも右側に突出し、車軸70の左端部70bは支持部材68よりも左側に突出する。図3を参照して、一対の自由輪22は、支持部材66,68(図4〜図7参照)よりも外側において車軸70の両端部(右端部70aおよび左端部70b)にそれぞれ回転自在に支持される。これにより、一対の自由輪22が車軸70および支持部材66,68を介してフレーム12に支持される。
図3を参照して、推進部18は、第1車軸72、第2車軸74および一対の推進ユニット76を含む。第1車軸72は、第2車軸74よりも後方に設けられる。第1車軸72は支持部材66,68(図6および図7参照)に回転自在に支持される。より具体的には、図7を参照して、支持部材66の貫通孔66aに図示しない軸受部材が嵌め込まれ、その軸受部材に第1車軸72(図3参照)の右端部が回転自在に支持される。同様に、図6を参照して、支持部材68の貫通孔68aに図示しない軸受部材が嵌め込まれ、その軸受部材に第1車軸72(図3参照)の左端部が回転自在に支持される。これにより、第1車軸72が支持部材66,68を介してフレーム12に支持される。
図3を参照して、一対の推進ユニット76の間において、第1車軸72に回転部材78が設けられる。回転部材78は、第1車軸72と一体的に回転するように第1車軸72に取り付けられる。この実施形態では、回転部材78としてスプロケットが用いられる。
第2車軸74は、支持部材66(図2参照)の貫通孔66b(図2参照)と支持部材68(図1参照)の貫通孔68b(図1参照)との間に設けられる。図2を参照して、支持部材66の外側から貫通孔66bにボルト80aが差し込まれる。ボルト80aは、第2車軸74の右端部に螺入される。これにより、第2車軸74の右端部が支持部材66に固定される。図1を参照して、支持部材68の外側から貫通孔68bにボルト80bが差し込まれる。ボルト80bは、第2車軸74の左端部に螺入される。これにより、第2車軸74の左端部が支持部材68に固定される。これらの結果、第2車軸74が支持部材66,68を介してフレーム12に支持される。この実施形態では、貫通孔66b,68bは前後方向に延びるように形成されている。したがって、貫通孔66b,68b内においてボルト80a,80bを前後方向に移動させることによって、後述する第2車輪76bの位置を前後方向に移動させることができる。なお、ボルト80a,80bの代わりに他の締結部材を用いて第2車軸74を支持してもよい。
図1および図2を参照して、各推進ユニット76は、複数の車輪(この実施形態では、第1車輪76aおよび第2車輪76b)およびクローラ76cを含む。なお、図1および図2においては、図面が煩雑になることを避けるために、第1車輪76a、第2車輪76bおよびクローラ76cを簡略化して示している。また、図3においては、図面が煩雑になることを避けるために、クローラ76cを簡略化して示している。
図1および図2を参照して、第1車輪76aは第2車輪76bよりも後方に設けられる。この実施形態では、第1車輪76aの全体が、第2車輪76bの後端よりも後方に位置する。第1車輪76aは、第1車軸72と一体的に回転するように第1車軸72に支持される。第2車輪76bは、回転自在に第2車軸74に支持される。クローラ76cは、第1車輪76aおよび第2車輪76bによって支持される。除雪機10の基本姿勢では、クローラ76cは、第1車輪76aの下方において地面Xに接触し、第2車輪76bの下方においては地面Xに接触しない。
図1および図2を参照して、一対の自由輪22の回転中心は推進部18の下端部よりも後方に位置しかつ一対の自由輪22の下端は推進部18の下端部よりも上方に位置する。除雪機10の基本姿勢において、一対の第1車輪76aの回転中心と一対の自由輪22の回転中心との前後方向の距離D1は、一対の第1車輪76aの回転中心と一対の第2車輪76bの回転中心との前後方向の距離D2よりも小さい。なお、この実施形態において推進部18の下端部とは、一対のクローラ76cのうち、基本姿勢において地面Xに接触する部分全体のことである。
図1〜図3を参照して、第1カバー部24aは、その下端部に接続部82a(図2および図3参照)および接続部82b(図1および図3参照)を有する。接続部82aは、第1カバー部24aの右端部において後方斜め上方に延びるように設けられ、接続部82bは第1カバー部24aの左端部において後方斜め上方に延びるように設けられる。接続部82a,82bはそれぞれ、サイドフレーム部32,34と同様に上縁部および下縁部が除雪機10の内側に向かって屈曲した形状を有する。この実施形態では、サイドフレーム部32の前端部が接続部82aに嵌め込まれ、サイドフレーム部34の前端部が接続部82bに嵌め込まれる。サイドフレーム部32,34はそれぞれ、たとえば締結部材(ボルトおよびナット等)を用いて接続部82a,82bに固定される。これにより、第1カバー部24aがフレーム12に支持される。
図1および図2を参照して、第1カバー部24aから下方に延びるように、側面視(左から見た場合)略L字状の調整部材84が設けられる。調整部材84は、オーガ16の地面Xからの高さを調整するために設けられる。調整部材84としては公知の種々の除雪機の調整部材と同様の構成の調整部材を用いることができるので、調整部材84の詳細な説明は省略する。なお、図面が煩雑になることを避けるために、図3においては調整部材84の図示を省略している。
図1を参照して、駆動源14は、駆動力を発生する本体部14aと、本体部14aが発生する駆動力によって回転される出力軸14bとを含む。本体部14aは、たとえば図示しない締結部材(ボルトおよびナット等)等を介してフレーム12(連結フレーム部54および支持フレーム部60)に支持される。
出力軸14bと一体的に回転するように、出力軸14bの前端部にプーリ86が取り付けられる。プーリ86よりも上方にプーリユニット88が設けられる。プーリユニット88は、たとえば図示しない支持軸を介して駆動源14に回転自在に支持される。詳細な説明は省略するが、この実施形態では、プーリユニット88は2つのプーリを含む。プーリ86よりも前方にプーリ90が設けられる。
プーリ86とプーリユニット88とを連結するようにベルト部材92が設けられ、プーリユニット88とプーリ90とを連結するようにベルト部材94が設けられる。詳細な説明は省略するが、ベルト部材94の近傍には、ベルト部材94に張力を付与するための図示しないベルトクラッチが設けられる。ベルトクラッチとしては、公知の種々の除雪機のベルトクラッチを用いることができる。ベルトクラッチは、図示しない連結機構を介してレバー部30に連結される。作業者は、レバー部30を操作することによってベルトクラッチを操作できる。
図3を参照して、プーリ90と一体的に回転するように前後方向に延びるインペラ軸96が設けられる。プーリ90は、インペラ軸96の後端部に設けられる。インペラ軸96の前端部にウォームギア98が設けられる。インペラ軸96は、ウォームギア98を介してオーガ軸16aに連結される。プーリ90とウォームギア98との間においてインペラ軸96に、インペラ100が設けられる。インペラ100はインペラ軸96と一体的に回転する。
図1を参照して、この実施形態では、上述のベルトクラッチによってベルト部材94に張力が付与されているときに、ベルト部材94は、プーリユニット88の回転をプーリ90に伝達する。したがって、ベルトクラッチによってベルト部材94に張力が付与されることによって、出力軸14bの回転が、プーリ86、ベルト部材92、プーリユニット88、ベルト部材94、プーリ90、インペラ軸96(図3参照)およびウォームギア98(図3参照)を介してオーガ軸16aに伝達される。これにより、オーガ16が回転し、回転刃16bによって雪が掻き寄せられる。また、インペラ軸96が回転することによってインペラ100(図3参照)が回転する。これにより、回転刃16bによって掻き寄せられた雪がインペラ100によって巻き上げられ、シュート部26から放出される。
図1〜図3を参照して、オーガ軸16aの一端部(この実施形態では右端部)に回転部材102が設けられる。回転部材102は、オーガ軸16aと一体的に回転するようにオーガ軸16aに取り付けられる。回転部材102は、第1カバー部24aよりも外側(この実施形態では右側)に設けられる。この実施形態では、回転部材102としてスプロケットが用いられる。
オーガ軸16aよりも後方において除雪機10の幅方向(左右方向)に延びるように、円柱状の回転部材104が設けられる。図1および図3を参照して、回転部材104は、円筒状の支持部材106に回転可能に挿入される。支持部材106は、支持部材58のアーム部58a,58b(図5参照)に支持される。これにより、回転部材104が回転可能にフレーム12に支持される。
図1〜図3を参照して、回転部材104の一端部(この実施形態では右端部)に回転部材108が設けられ、他端部(この実施形態では左端部)に回転部材110が設けられる。回転部材108,110はそれぞれ、回転部材104と一体的に回転するように回転部材104に取り付けられる。この実施形態では、回転部材108,110としてそれぞれスプロケットが用いられる。この実施形態では、回転部材108の直径は、回転部材110の直径よりも大きい。回転部材108は第3カバー部24c(図1および図2参照)よりも外側(この実施形態では右側)に設けられ、回転部材110は第3カバー部24cの内側に設けられる。
図1〜図3を参照して、回転部材102と回転部材108とを連結するように回転部材112が設けられ、回転部材110と回転部材20a(図3参照)とを連結するように回転部材114が設けられ、回転部材20b(図3参照)と回転部材78とを連結するように回転部材116が設けられる。この実施形態では、回転部材112,114,116としてそれぞれチェーンが用いられる。
除雪機10では、駆動源14からオーガ16に伝達された回転は、回転部材102、回転部材112、回転部材108、回転部材104、回転部材110、回転部材114、変速機20、回転部材116および回転部材78を介して推進部18の第1車軸72に伝達される。第1車軸72の回転は、各第1車輪76aを介して各クローラ76cに伝達される。これにより、各クローラ76cが回転し、除雪機10が前進する。
図2および図3を参照して、第2カバー部24bは、板状かつ略環状の取付部118および取付部118の内縁から側方(この実施形態では右方)に突出する保護部120を含む。保護部120によって回転部材102,108,112が覆われるように、取付部118が第1カバー部24aおよびサイドフレーム部32に取り付けられる。
図1および図2を参照して、除雪機10では、基本姿勢において、重心Gが第1車輪76aの回転中心よりも前方でかつ第2車輪76bの回転中心よりも後方に位置するように、各構成要素が配置される。なお、重心Gは、燃料タンク48に燃料が満たされているとき(満タンのとき)の除雪機10の重心である。
図8は、除雪機10の使用時の姿勢を示す側面図である。
図8(a)を参照して、推進部18を駆動することなく除雪機10を移動させる場合には、作業者は、たとえば、ハンドル部28を押し下げることによって一対の自由輪22の回転中心(車軸70)を支点としてオーガ16および推進部18を地面Xから持ち上げる。これにより、一対の自由輪22で除雪機10を支持しつつ除雪機10を容易に移動させることができる。また、一対の自由輪22の回転中心(車軸70)を支点としてオーガ16および推進部18を持ち上げることによって、除雪機10を容易に方向転換できる。
図8(b)を参照して、推進部18を駆動しつつ除雪機10を移動させる場合には、作業者は、たとえば、ハンドル部28を押し下げることによって一対の自由輪22の回転中心(車軸70)を支点としてオーガ16を地面Xから持ち上げる。これにより、推進部18および一対の自由輪22によって除雪機10を支持しつつ、推進部18の推進力によって除雪機10を円滑に移動させることができる。
図8(c)を参照して、除雪作業を行う場合には、作業者は、たとえば、除雪機10を基本姿勢にするとともに推進部18を駆動して、ハンドル部28を持ちつつ除雪機10を自走させる。これにより、円滑に除雪作業を行うことができる。なお、後述する除雪機10a(図12(a)参照)と同様に、推進部18を支点にして地面Xからオーガ16を持ち上げた姿勢で除雪作業を行ってもよい。また、後述する除雪機10a(図12(b)参照)と同様に、除雪機10を基本姿勢よりもさらに前方に傾けた姿勢(オーガ16の下端部が雪面よりも下方に位置する姿勢)で除雪作業を行ってもよい。
上述のように、この実施形態では、作業者がハンドル部28を押し下げて基本姿勢の除雪機10を後方に傾けることによって、除雪機10を、オーガ16が地面Xから離れかつ推進部18および自由輪22が地面Xに接触した第1状態(図8(b)に示す状態)にすることができる。作業者がハンドル部28を押し下げて第1状態の除雪機10をさらに後方に傾けることによって、除雪機10を、オーガ16および推進部18が地面Xから離れかつ自由輪22が地面Xに接触した第2状態(図8(a)に示す状態)にすることができる。
以下、除雪機10の作用効果を説明する。
除雪機10では、基本姿勢において、一対の自由輪22の回転中心が推進部18の下端部よりも後方に位置する。このような構成において、一対の自由輪22の回転中心(車軸70)を支点にしてオーガ16および推進部18を地面Xから持ち上げることによって、推進部18を駆動することなく除雪機10を容易に移動させることができる。また、一対の自由輪22の回転中心(車軸70)を支点にしてオーガ16および推進部18を地面Xから持ち上げることによって、除雪機10と地面Xとの間の摩擦力を小さくできる。これにより、除雪機10を容易に方向転換できる。さらに、基本姿勢において一対の自由輪22の下端が推進部18の下端部よりも上方に位置する、すなわち基本姿勢において一対の自由輪22が地面Xから浮いているので、推進部18によって除雪機10を前進させる際(たとえば除雪作業時)に、一対の自由輪22が雪の中に埋まってしまうことを抑制できる。これにより、一対の自由輪22が抵抗となることを抑制でき、除雪機10を円滑に前進させることができる。
除雪機10では、推進部18がフレーム12に支持されるので、推進部18を強固に固定できる。これにより、推進部18を駆動する際の除雪機10の振動を抑制できる。
除雪機10では、推進部18がクローラ76cを含む。これにより、除雪機10を効率よく前進させることができる。
除雪機10では、推進部18は、クローラ76cを支持する第1車輪76aおよび第2車輪76bを含む。また、基本姿勢において、第1車輪76aが第2車輪76bよりも後方に設けられ、除雪機10の重心Gが第1車輪76aの回転中心よりも前方に位置する。このような構成によって、除雪作業時に推進部18を支点としてオーガ16が上下に大きく揺れ動くことを抑制できる。これにより、除雪作業を効率よく行うことができる。
除雪機10では、基本姿勢において重心Gが第2車輪76bの回転中心よりも後方に位置する。この場合、除雪機10の重心Gが前方に偏り過ぎることを防止できるので、推進部18を支点としてオーガ16を持ち上げやすくなる。これにより、除雪作業時にオーガ16の高さを調整しやすくなる。また、一対の自由輪22の回転中心(車軸70)を支点としてオーガ16および推進部18を持ち上げやすくなるので、除雪機10をさらに容易に移動および方向転換できる。
除雪機10では、基本姿勢において、一対の第1車輪76aの回転中心と一対の自由輪22の回転中心との前後方向の距離D1が、一対の第1車輪76aの回転中心と一対の第2車輪76bの回転中心との前後方向の距離D2よりも小さい。この場合、さらにオーガ16を持ち上げやすくなる。
除雪機10では、各推進ユニット76において、第1車輪76aが駆動輪として機能する。この場合、クローラ76cのうち地面Xに接触する部分を第1車輪76aによって強く引っ張ることができるので、効率よく推進力を発生することができる。
除雪機10の基本姿勢では、各推進ユニット76のクローラ76cは、第2車輪76bの下方においては地面Xに接触していない。これにより、各推進ユニット76が障害物を乗り越えやすくなる。
図9は、この発明の他の実施形態にかかる除雪機10aを示す側面図である。
図9を参照して、除雪機10aが上述の除雪機10と異なるのは、フレーム12に支持される橇122を有する点である。したがって、橇122以外の構成要素の説明は省略する。なお、橇122が設けられることによって、除雪機10aの重心G1は上述の除雪機10の重心G(図1参照)よりも後方かつ下方に位置するが、重心G1は、重心Gと同様に、第1車輪76aの回転中心よりも前方でかつ第2車輪76bの回転中心よりも後方に位置する。
図10は、フレーム12、推進部18、一対の自由輪22および橇122の関係を示す背面図である。なお、図10においては、図面が煩雑になることを避けるために、一対のクローラ76c以外の推進部18の構成要素の図示は省略している。
図9および図10を参照して、橇122は、橇本体124および接続部126を有する。橇本体124は、連結部60cの後方および下方を覆うように、側面視(左から見た場合)において略逆L字状に湾曲する。橇本体124の上部は、一対の締結部材128によって連結部60cに固定される。この実施形態では、締結部材128としてボルトが用いられる。除雪機10aの基本姿勢(オーガ16および推進部18が水平な地面Xに接触するように除雪機10aを地面X上で起立させたときの除雪機10aの姿勢)において、橇本体124の下端は一対の自由輪22の下端よりも上方に位置する。この実施形態では、除雪機10aを基本姿勢から後方に傾ける際(除雪機10aを時計回りの方向(左側から見た場合)に傾ける際)に、橇本体124よりも一対の自由輪22が先に地面Xに接触するように、橇本体124が設けられる。
図10を参照して、橇本体124は、推進部18および一対の自由輪22の後方に設けられかつ一対の自由輪22よりも外側まで延びる。図9および図10を参照して、橇本体124は、前方斜め上方に向かって凹む一対の溝部124aを有する。この実施形態では、一対の溝部124aは一対のクローラ76cの後方にそれぞれ設けられる。
図9を参照して、接続部126は、側面視(左から見た場合)において略N字状に屈曲する。図9および図10を参照して、接続部126の後端部は、一対の溝部124aの間において橇本体124に接続される。接続部126は、たとえば、橇本体124に溶接されてもよく、図示しない締結部材(たとえば、ボルトおよびナット等)によって橇本体124に固定されてもよい。接続部126の前端部は、車軸70の中央部に接続される。接続部126は、たとえば、車軸70に溶接されてもよく、図示しない締結部材(たとえば、ボルトおよびナット等)によって車軸70に固定されてもよい。
図11および図12は、除雪機10aの使用時の姿勢を示す側面図である。
図11(a)を参照して、柔らかい雪面X1上において除雪機10aを移動させる場合には、作業者は、たとえば、橇本体124のみを雪面X1に接触させて、オーガ16、推進部18および一対の自由輪22を雪面X1から持ち上げる。これにより、橇本体124で除雪機10aを支持しつつ除雪機10aを容易に移動させることができる。また、橇本体124を支点として除雪機10aを容易に方向転換できる。
図11(b)を参照して、地面X(たとえば、アスファルトによって構成される硬い地面X)上において除雪機10aを移動させる場合には、作業者は、たとえば一対の自由輪22のみを地面Xに接触させて、オーガ16および推進部18を地面Xから持ち上げる。これにより、一対の自由輪22で除雪機10aを支持しつつ除雪機10aを容易に移動させることができる。また、一対の自由輪22を支点として除雪機10aを容易に方向転換できる。
図9を参照して、除雪作業を行う場合には、作業者は、たとえば除雪機10aを基本姿勢にするとともに推進部18を駆動して除雪機10aを自走させる。これにより、円滑に除雪作業を行うことができる。なお、図12(a)を参照して、推進部18を支点にして地面Xからオーガ16を持ち上げた姿勢で除雪作業を行ってもよい。また、図12(b)を参照して、除雪機10aを基本姿勢よりもさらに前方に傾けた姿勢(オーガ16の下端部が雪面X1よりも下方に位置する姿勢)で除雪作業を行ってもよい。
以下、除雪機10aの作用効果を説明する。
上述のように、除雪機10aは橇122が設けられる点を除いて除雪機10と同様に構成される。したがって、除雪機10aにおいても、上述の除雪機10と同様の作用効果が得られる。
除雪機10aでは、橇122(橇本体124)によっても除雪機10aを支持することができる。これにより、柔らかい雪面X1上においても除雪機10aを容易に移動および方向転換できる。
除雪機10aでは、橇本体124は一対の自由輪22よりも外側まで延びる。これにより、橇本体124で除雪機10aを支持しつつ除雪機10aを後方に移動させる際に、一対の自由輪22の下端部が雪の中に埋まってしまうことを抑制できる。その結果、一対の自由輪22が抵抗となることを抑制でき、除雪機10aを後方に円滑に移動させることができる。
上述の実施形態では、駆動源14としてエンジンを用いた場合について説明したが、駆動源として他の装置を用いてもよい。たとえば、駆動源として電動モータを用いてもよい。
上述の実施形態では、推進部18の各推進ユニット76において、第1車輪76aが駆動輪として機能し、第2車輪76bが従動輪として機能する場合について説明したが、たとえば、第2車輪76bが駆動輪として機能し、第1車輪76aが従動輪として機能するように除雪機が構成されてもよい。また、推進ユニットが有する車輪の数は2つに限定されず、推進ユニットが3つ以上の車輪を有していてもよい。推進ユニットが3つ以上の車輪を有する場合には、たとえば、最も後方に位置する車輪が第1車輪として機能し、最も前方に位置する車輪が第2車輪として機能してもよい。したがって、たとえば、上述の推進ユニット76において、第1車輪76aと第2車輪76bとの間にさらに他の車輪が設けられてもよい。
上述の実施形態では、推進部18が一対の推進ユニット76を有する場合について説明したが、推進部が有する推進ユニットの数は上述の例に限定されない。たとえば、推進部が1つの推進ユニットを有してもよく、3つ以上の推進ユニットを有してもよい。
上述の実施形態では、一対の自由輪22を有する除雪機について説明したが、自由輪の数は上述の例に限定されない。たとえば、除雪機が1つの自由輪を有してもよく、3つ以上の自由輪を有してもよい。
上述の実施形態では、推進部18がクローラ76cを有する場合について説明したが、推進部の構成は上述の例に限定されず、推進部がクローラを有していなくてもよい。たとえば、一対の推進ユニット76の代わりに一対の車輪を第1車軸72に設けてもよい。この場合、第2車軸74は不要になる。
上述の除雪機において、チェーンの代わりにベルト部材を用い、スプロケットの代わりにプーリを用いてもよい。
10,10a 除雪機
12 フレーム
14 駆動源
16 オーガ
18 推進部
22 自由輪
76 推進ユニット
76a 第1車輪
76b 第2車輪
76c クローラ
122 橇
G,G1 重心
X 地面
X1 雪面

Claims (5)

  1. フレームと、
    前記フレームに支持される駆動源と、
    前記駆動源が発生する駆動力に基づいて回転駆動されるオーガと、
    前記オーガよりも後方に位置し、前記フレームに支持され、かつ前記駆動源が発生する駆動力に基づいて回転駆動される推進部と、
    前記フレームに回転自在に支持される自由輪とを備え、
    基本姿勢において、前記自由輪の回転中心は前記推進部の下端部よりも後方に位置しかつ前記自由輪の下端は前記推進部の前記下端部よりも上方に位置する、除雪機。
  2. 前記推進部はクローラを含む、請求項1に記載の除雪機。
  3. 前記推進部は、前記クローラを支持する第1車輪および第2車輪をさらに含み、
    前記基本姿勢において前記第1車輪は前記第2車輪よりも後方に設けられ、
    前記基本姿勢において当該除雪機の重心は前記第1車輪の回転中心よりも前方に位置する、請求項2に記載の除雪機。
  4. 前記基本姿勢において前記重心は前記第2車輪の回転中心よりも後方に位置する、請求項3に記載の除雪機。
  5. 前記基本姿勢において、前記第1車輪の回転中心と前記自由輪の回転中心との前後方向の距離は、前記第1車輪の回転中心と前記第2車輪の回転中心との前後方向の距離よりも小さい、請求項4に記載の除雪機。
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