JP5184107B2 - 除雪機 - Google Patents

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Description

本発明は、クランク軸の回転力をインペラ駆動軸に伝達する回転力伝達機構を備えた除雪機に関する。
従来から、エンジンを駆動させることにより螺旋状のオーガを回転させて雪面の雪を除去する除雪機がある(例えば、特許文献1参照)。この除雪機では、エンジンの出力軸の前部側下方に、エンジンの駆動力をオーガ駆動系に伝達するためのインペラ駆動軸が配置されている。そして、出力軸の前部に前上プーリが、インペラ駆動軸の後部に前下プーリがそれぞれ設けられ、前上プーリと前下プーリとに前側ベルトが掛け渡されている。このため、エンジンが駆動すると、その駆動力は、出力軸、前側ベルトおよびインペラ駆動軸を介してオーガ駆動系に伝達される。
特許第2896700号公報
しかしながら、前述した除雪機では、重量の大きなエンジンが機体の上部側に配置され、エンジンの駆動力が、出力軸から下方に位置するインペラ駆動軸に伝達されるため、除雪機の重心が高い位置になる。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、重心を低い位置にできる除雪機を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る除雪機の構成上の特徴は、クランク軸を機体の前後方向に沿わせて配置されたエンジンと、クランク軸の前端部にクランク軸と同軸に設けられ外周部に駆動プーリが固定された出力軸と、出力軸よりも上方に前方に向って延びるように配置され、後端側外周部に従動プーリが固定され前端側外周部にインペラ駆動プーリが固定された中間軸と、中間軸よりも下方に前方に向って延びるように配置され後端側外周部にインペラ従動プーリが固定されたインペラ駆動軸と、駆動プーリと従動プーリとに掛け渡された第1巻掛伝動帯と、インペラ駆動プーリとインペラ従動プーリとに掛け渡された第2巻掛伝動帯とを備え、中間軸とインペラ駆動軸とを機体の前方から見たときの配置を、中間軸とインペラ駆動軸との軸芯を結ぶ仮想直線が機体の左右方向の一方側に傾斜した状態になるようにし、第2巻掛伝動帯の張力を変化させることで中間軸の回転力をインペラ駆動軸に伝達させたりその伝達を絶たせたりするベルトクラッチ機構を、第2巻掛伝動帯におけるインペラ駆動プーリとインペラ従動プーリとの間の外周側の一方に配置したことにある。
このように構成した除雪機においては、クランク軸を介して出力軸に伝わるエンジンの駆動力を所定の巻掛伝動帯を介して直接インペラ駆動軸に伝達するのでなく、出力軸から一旦、出力軸やインペラ駆動軸よりも上方に位置する中間軸に伝達したのちに、中間軸からインペラ駆動軸に伝達するようにしている。すなわち、出力軸から中間軸への回転力の伝達は、出力軸に設けた駆動プーリと、中間軸の後部に設けた従動プーリとの間に、第1巻掛伝動帯を掛け渡して行う。そして、中間軸からインペラ駆動軸への回転力の伝達は、中間軸の前部に設けたインペラ駆動プーリと、インペラ駆動軸の後部に設けたインペラ従動プーリとの間に、第2巻掛伝動帯を掛け渡して行う。
このように、出力軸とインペラ駆動軸よりも高い位置に配置した中間軸を介して出力軸の回転力をインペラ駆動軸に伝達するため、出力軸とインペラ駆動軸との高さを略同じにすることができる。このため、重量と容積が比較的大きなエンジンを機体の下部に配置することができ、これによって、除雪機の低重心化を図ることができる。また、エンジンを機体の下部に配置することによって機体の上部のスペースがエンジンによって占領されなくなるため、その分、他の搭載機器を機体の上部に配置できる。さらに、機体全体を低くできるため、機体におけるカバーで覆う部分を少なくすることができる。
また、本発明に係る除雪機では、中間軸とインペラ駆動軸とを機体の前方から見たときの配置を、中間軸とインペラ駆動軸との軸芯を結ぶ仮想直線が機体の左右方向の一方側に傾斜した状態になるようにし、第2巻掛伝動帯の張力を変化させることで中間軸の回転力をインペラ駆動軸に伝達させたりその伝達を絶たせたりするベルトクラッチ機構を、第2巻掛伝動帯におけるインペラ駆動プーリとインペラ従動プーリとの間の外周側の一方に配置している。
これによると、第2巻掛伝動帯の環状を前後方向に向けるとともに長手方向を略上下方向に向けた状態で、その傾斜した第2巻掛伝動帯の上方または下方にベルトクラッチ機構を配置するようになる。このため、第2巻掛伝動帯とベルトクラッチ機構とを機体の幅方向にコンパクトに配置することができる。また、第2巻掛伝動帯を傾斜させて中間軸のインペラ駆動プーリとインペラ駆動軸のインペラ従動プーリとに掛け渡すため、その傾斜した分、機体の上部の高さを低くすることができる。この場合、第1巻掛伝動帯も第2巻掛伝動帯と平行するように同じ方向に傾斜させた状態で、出力軸の駆動プーリと中間軸の従動プーリとの間に掛け渡すことが好ましい。
本発明に係る除雪機のさらに他の構成上の特徴は、ベルトクラッチ機構が配置される第2巻掛伝動帯の外周側の一方を、中間軸とインペラ駆動軸との軸芯を結ぶ傾斜した仮想直線の上側に位置する側としたことにある。通常、傾斜した第2巻掛伝動帯の外周長手方向の上側に配置される他の部材は少ないため、他の部材との間に干渉が生じることを気にすることなく、ベルトクラッチ機構を配置することができる。
本発明に係る除雪機のさらに他の構成上の特徴は、出力軸とインペラ駆動軸とを機体の前方から見たときの配置を、出力軸とインペラ駆動軸との軸芯が同軸または接近した状態になるようにしたことにある。これによると、出力軸とインペラ駆動軸とを略直線状に配置して、その周囲に、ベルトクラッチ機構等を配置できるため、エンジンやインペラ駆動軸に取り付けられるインペラを機体の幅方向や高さ方向にコンパクトに配置できる。
本発明に係る除雪機のさらに他の構成上の特徴は、出力軸とインペラ駆動軸とを機体の前方から見たときの配置を、出力軸とインペラ駆動軸との軸芯が同軸または接近した状態になるようにし、第1巻掛伝動帯の張力を緊張させるベルトテンショナーを、第1巻掛伝動帯の外周部分におけるベルトクラッチ機構が配置される側とは反対側に配置したことにある。これによると、互いに干渉することをなくした状態でベルトテンショナーとベルトクラッチ機構とを、機体の前後方向、幅方向および上下方向のすべての方向にコンパクトに配置することができる。
また、この場合、ベルトテンショナーを第1巻掛伝動帯が回転しているときに発生する軸間張力が小さな部分の外周に配置するとともに、ベルトクラッチ機構を第2巻掛伝動帯が回転しているときに発生する軸間張力が小さな部分の外周に配置することが好ましい。これによると、第1巻掛伝動帯および第2巻掛伝動帯を適度に緊張させて駆動力の伝達を確実にすることができる。第1巻掛伝動帯と第2巻掛伝動帯との軸間張力が小さな側は、機体の前方から見た場合に、左右に対向する位置になる。例えば、機体の前方から見た場合に、出力軸が反時計回りに回転すると、第1巻掛伝動帯の右側部分の軸間張力は左側部分の軸間張力よりも小さくなり、逆に、第2巻掛伝動帯の右側部分の軸間張力は左側部分の軸間張力よりも大きくなる。
このため、第1巻掛伝動帯と第2巻掛伝動帯との軸間張力が小さな側に、それぞれ対応するベルトテンショナーとベルトクラッチ機構を設けたときには、ベルトテンショナーとベルトクラッチ機構は機体の前方から見て左右に対向する位置に位置するようになる。このため、ベルトテンショナーとベルトクラッチ機構とが干渉することがなくなるとともに、ベルトテンショナーとベルトクラッチ機構とを、機体の前後方向、幅方向および上下方向のすべての方向にコンパクトに配置することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る除雪機を図面を用いて説明する。図1ないし図4は、同実施形態に係る除雪機Aを示している。この除雪機Aは、除雪機本体10と、除雪機本体10の前部に設けられた除雪部30と、除雪機本体10を支持する支持部40と、除雪機本体10の後部に設けられた操作部50とで構成されている。除雪機本体10は、平面視が略四角形で側面が略扇形の箱状に形成された外郭部10aと、外郭部10aの両側面における下縁部から後縁部にかけての部分を支持する屈曲した一対の支持フレーム10b,10cとを備えている。
そして、外郭部10aの内部における中央下部には、図5ないし図8に示したように、エンジン11が配置され、外郭部10aの後方上部には、燃料タンク12が配置されている。この燃料タンク12の上面中央には燃料供給口が形成されており、この燃料供給口に、タンクキャップ12aが着脱可能に取り付けられている。また、外郭部10a内における後端部分には、外気を吸引するための通気孔(図示せず)が設けられている。
そして、外郭部10a内の後部左側部分(図6の状態での左側部分で、以後、左右方向は除雪機Aを前側から見た状態での左右方向として説明する。)における上部側部分には、エアクリーナ13が設置され、エアクリーナ13の前部側に、エアクリーナ13と隣接してキャブレター14が設置されている。エアクリーナ13はエンジン11の吸気側に位置しており、前記通気孔を介して外気を導入し異物を除去してキャブレター14に送る。キャブレター14には、燃料タンク12から延びてくる燃料パイプ(図示せず)の先端部が接続されている。
そして、この燃料パイプを介して燃料タンク12からキャブレター14に燃料が供給され、キャブレター14に供給された燃料は、エアクリーナ13からキャブレター14に送られた空気と混合されて、混合気となってエンジン11に供給される。また、外郭部10aの右側面における後部側部分から、リコイルハンドル15が外側に向って突出している。このリコイルハンドル15は、リコイルロープを介してエンジン11に隣接して設けられたリコイルスタータ(図示せず)に接続されている。リコイルスタータは、エンジン11のクランク軸11a(図9参照)に連結されており、リコイルハンドル15を引っ張ることによりクランク軸11aを回転させてエンジン11を始動させる。
また、エンジン11には点火プラグ16が設けられ、エンジン11の排気側部分には、マフラー17が設けられている。点火プラグ16は、点火コード16aを介して点火装置16bに接続されている。点火プラグ16は、点火装置16bの作動によりキャブレター14から供給される混合気を点火してエンジン11内で爆発させることにより、エンジン11を回転駆動させる。そして、エンジン11から排出される排気ガスは、マフラー17に送られマフラー17で消音された状態で排気管17aから外部に放出される。また、キャブレター14には、燃料タンク12から燃料パイプを介して供給される燃料の供給量を調節することにより、エンジン11の回転速度を調整する調速装置18が接続されている。
調速装置18は、後述する操作レバー52の操作によって後端連結部18aが右側に引っ張られることにより中心軸18bを中心として図6および図9に示した平面視の状態で時計周り方向に回転するアクセルレバー18cと、アクセルレバー18cの前端側に設けられアクセルレバー18cを反時計回り方向に付勢するリターンスプリング18dとを備えている。さらに、調速装置18は、アクセルレバー18cの後部左側における後端連結部18aから所定距離を保った部分と、キャブレター14との間を接続するガバナアーム部19も備えている。
ガバナアーム部19は、連結部を中心として互いに屈曲可能になった一対のガバナアーム19a,19bを備えている。そして、ガバナアーム19aは、前端部がアクセルレバー18cの後部左側部分にスプリング19cを介して移動可能に連結され、中央側部分が軸部19dを中心として回転可能な状態で軸部19dに支持されている。また、ガバナアーム19bは、右端部がガバナアーム19aの後端部に回転可能に連結され、左端部がキャブレター14に接続されている。
このため、アクセルレバー18cが回転すると、ガバナアーム19aが軸部19dを中心として回転し、その回転によってガバナアーム19bの先端部がキャブレター14に対して進退する。そして、ガバナアーム19bの先端部がキャブレター14に接続されたレバーを回転させてキャブレター14のスロットルバルブの開度を調節する。このガバナアーム19bの移動とキャブレター14のレバーの回転とによって、燃料タンク12から燃料パイプを介してキャブレター14に供給される燃料の量が変化して、エンジン11の回転速度が変更される。この場合のガバナアーム19bの移動量はエンジン11の回転速度が所定の速度になるように位置付けられる。
すなわち、軸部19dは、エンジン11のクランク軸11aの回転速度と関連付けられており、クランク軸11aの回転速度が大きくなるにつれて、軸部19dは、図9の状態で時計周りに回転する力を受けるように構成されている。このため、軸部19dには、ガバナアーム19aを介して伝達されるアクセルレバー18cの回転力と、クランク軸11aの回転速度に応じて伝達される回転力とが加わる。これによって、ガバナアーム19aの回転角度は、クランク軸11aの回転速度に応じて、アクセルレバー18cから伝達される回転力と軸部19dから受ける回転力とが釣り合った所定の位置になるように制御される。
また、図8に示したように、クランク軸11aの先端部を構成する出力軸11bの外周には、駆動プーリ11cが固定されている。そして、出力軸11bの上方やや右側には、出力軸11bに対応する部分から前方に延びる軸方向の長さが短い中間軸21が配置され、中間軸21の下方やや左側には、中間軸21の前端に対応する部分から前方に延びる軸方向の長さが中間軸21よりも長い長尺のインペラ駆動軸22が配置されている。中間軸21の両端は、ブラケット23(図5ないし図7参照)の上部側部分の前後の壁面部に回転自在に支持されており、中間軸21の後端外周には、駆動プーリ11cよりも直径が大きな従動プーリ21aが固定されている。
そして、中間軸21の前端外周には、従動プーリ21aよりも直径が小さなインペラ駆動プーリ21bが固定されている。また、インペラ駆動軸22の後端外周には、インペラ駆動プーリ21bよりも直径が大きなインペラ従動プーリ22aが固定されている。そして、駆動プーリ11cと従動プーリ21aとには、第1巻掛伝動帯24aが掛け渡され、インペラ駆動プーリ21bとインペラ従動プーリ22aとには、第2巻掛伝動帯24bが掛け渡されている。このため、出力軸11bの回転力は、減速されてインペラ駆動軸22に伝達される。また、出力軸11b、中間軸21およびインペラ駆動軸22の位置関係は、前方から見た場合には、図10に示した状態になる。
図10のように、出力軸11bとインペラ駆動軸22とは、高さ位置が略同じで、インペラ駆動軸22が出力軸11bに対してやや左側に位置した近傍位置に配置されている。また、中間軸21は、出力軸11bの上方やや右側に位置している。そして、第2巻掛伝動帯24bの外周における上部側部分、すなわち、中間軸21とインペラ駆動軸22との軸芯どうしを仮想直線で結んだときのその仮想直線の傾斜の上側に位置する部分にベルトクラッチ機構25が設けられている。また、第1巻掛伝動帯24aの外周における下部側部分、すなわち、出力軸11bと中間軸21との軸芯どうしを仮想直線で結んだときのその仮想直線の傾斜の下側に位置する部分にベルトテンショナー26が設けられている。
ベルトクラッチ機構25は、ブラケット23の下部側部分の左壁面部に回転自在に取り付けられたベルトクラッチテンショナー25a、操作レバー52の操作によってベルトクラッチテンショナー25aを第2巻掛伝動帯24bに圧接させるクラッチスプリング25bおよびベルトクラッチテンショナー25aを第2巻掛伝動帯24bから離間させるように付勢するリターンスプリング25cを備えている。ベルトクラッチテンショナー25aは、一端がブラケット23に回転自在に支持された支持部材25dと、支持部材25dの他端に回転自在に取り付けられたプーリ25eとで構成されている。
このプーリ25eが第2巻掛伝動帯24bに圧接することにより、第2巻掛伝動帯24bが緊張して中間軸21の回転力がインペラ駆動軸22に伝わり、プーリ25eによる第2巻掛伝動帯24bの押圧が解除されることにより、第2巻掛伝動帯24bが弛緩して中間軸21からインペラ駆動軸22への回転力の伝達が絶たれる。クラッチスプリング25bは、操作レバー52が操作されることにより、リターンスプリング25cの弾性力に抗して、ベルトクラッチテンショナー25aのプーリ25eを第2巻掛伝動帯24bに圧接させる。そして、操作レバー52の操作が解除されると、リターンスプリング25cの弾性力により、ベルトクラッチテンショナー25aによる第2巻掛伝動帯24bの押圧は解除されプーリ25eは第2巻掛伝動帯24bから離間していく。
ベルトテンショナー26は、一端がブラケット23に回転自在に支持された支持部材26aと、支持部材26aの他端に回転自在に取り付けられたプーリ26bと,支持部材26aを介してプーリ26bを第1巻掛伝動帯24aに圧接させるテンションスプリング26cとで構成されている。このベルトテンショナー26の押圧によって、第1巻掛伝動帯24aには常時一定の大きさの張力が発生し、出力軸11bの回転力は良好な状態で中間軸21に伝達される。
また、出力軸11bの回転方向は、前側から見た状態で反時計回り方向になる。このため、第1巻掛伝動帯24aの左側部分は引っ張られ右側部分は送り出されるようになり、第1巻掛伝動帯24aの張力は、右側部分よりも左側部分の方が大きくなる。また、第2巻掛伝動帯24bの右側部分は引っ張られ左側部分は送り出されるようになり、第2巻掛伝動帯24bの張力は、左側部分よりも右側部分の方が大きくなる。すなわち、ベルトテンショナー26は、第1巻掛伝動帯24aの張力が小さな側に配置され、ベルトクラッチ機構25は、第2巻掛伝動帯24bの張力が小さな側に配置されている。このため、第1巻掛伝動帯24aと第2巻掛伝動帯24bとが回転しているときには適度に緊張して、出力軸11bの回転力がインペラ駆動軸22に確実に伝達される。
除雪部30は、インペラ駆動軸22に連結されたインペラ31(図9参照)、オーガケース32内に設けられたオーガ33およびシュート34等を備えている。オーガケース32は、左右の両端面が閉塞された略円筒体の周面の前部側の略半分の部分を除いた形状をしており、外周面部32aの後部中央部が連結カバー32bを介して除雪機本体10の外郭部10aの前端部に連結されている。また、オーガケース32の両側面部32c,32dの中央部にはシャフト35が軸周り方向に回転可能な状態で掛け渡されており、このシャフト35にオーガ33が取り付けられている。
オーガ33は、複数の螺旋状の回転刃33aと回転刃33aを支持する円板状の複数の支持板33bを組み付けることによって構成されており、シャフト35の回転にしたがって回転して、雪面の雪を捉えたときに、その雪をオーガケース32の内部側に掻き込む。また、インペラ駆動軸22の前端部は、インペラ31の前方に向って延びている。そして、インペラ駆動軸22の前端部が、ウォームギア36a(図3および図8にはウォームギアを収容するカバー部材が示されている。)を介してシャフト35の中央部に連結されている。すなわち、このウォームギア36aは、前後方向に延びるインペラ駆動軸22の回転力を左右方向に延びるシャフト35に方向を変えて伝達する。
インペラ31は、インペラ駆動軸22を中心として回転する複数の回転翼で構成されており、オーガケース32の後部中央に配置されている。すなわち、オーガケース32の外周面部32aと除雪機本体10の外郭部10aとを連結する連結カバー32bの内部側には空間部が形成されており、インペラ31はこの空間部内に配置されている。そして、オーガケース32の上面におけるインペラ31が配置された部分の右側部分に上方に向って延びるシュート34が設けられている。シュート34の本体部分を構成するシュート本体34aは、下部側が円筒状で上部側が四角筒状になった筒体で構成されており、やや斜め前方に向って湾曲しながら上方に延びている。そして、シュート本体34aの上端部に四角枠状の吐出口部34bが取り付けられている。
シュート本体34aは、オーガケース32から突出した基部32eの上部に、軸周り方向に回転可能で、かつ着脱可能な状態で連結されている。また、吐出口部34bは、シュート本体34aにおける湾曲が突出した側面の上端部に設けられた支軸34cを中心として上下方向に回転可能な状態でシュート本体34aに連結されている。そして、シュート本体34aの湾曲が突出した側面における上下方向の略中央には、支軸37aを中心として上下方向に回転可能になった棒状のレバー37が取り付けられ、レバー37の支軸37a側部分には、支軸37bを中心として回転可能になった棒状の連結レバー38が連結されている。
そして、吐出口部34bの上面における支軸34cの近傍に逆U字状の係合片38aが外部に向って設けられており、この係合片38aの上部に、連結レバー38の上端部が支軸38bを介して回転可能な状態で連結されている。このため、レバー37を左右に回転操作することにより吐出口部34bの開口の向きを左右方向に変えることができ、レバー37を上下に移動させることにより吐出口部34bの開口の向きを所定の角度で上下方向に変えることができる。
支持部40は、橇41と、一対の移動用車輪42a,42bとを備えている。橇41は、平面視が略四角形で、側面視が弓形に湾曲した板体で構成されている。そして、図8に示したように、橇41の上面における前後方向の中央部の両側に、それぞれパイプ状の揺動軸(図示せず)を備えた取付片44aと、パイプ状の揺動軸43bを備えた取付片44bとが固定されている。取付片44a,44bは、それぞれ略三角形の板で構成されており、橇41の上部側に直立した状態で設けられている。そして、取付片44aの上端部に軸方向を左右に向けた揺動軸が貫通して固定され、取付片44bの上端部に軸方向を左右に向けた揺動軸43bが貫通して固定されている。
また、除雪機本体10の支持フレーム10b,10cの屈曲した中央部分の前部側(下部側)からそれぞれ支持穴を備えた支持片45(一方しか図示せず)が下方に延びており、両支持片45の支持穴に支持軸46が掛け渡されている。橇41は揺動軸43b等の内部に支持軸46を挿通させることにより支持フレーム10b,10cに揺動可能な状態で支持されている。また、移動用車輪42a,42bは、それぞれ円板状の車輪本体と、中央に軸受け穴が形成された軸受け部とで構成されており、軸受け穴内に支持軸46挿通させた状態で橇41の両側に配置されている。
操作部50は、支持フレーム10b,10cの両上端部に接続されたハンドル51、操作レバー52および後述する各種の連動機構等を備えている。ハンドル51は、平面視が略コ字状で側面視がL形に形成されたパイプで構成されている。そして、ハンドル51の前部側部分は支持フレーム10b,10cの両上端部から後部斜め上方に向って平行して延びる側部51a,51bで構成され、ハンドル51の後部側部分は側部51a,51bの後端部から屈曲して上方に延びる略コ字状の把持部51cで構成されている。このハンドル51は、一対の接続機構53(一方しか図示せず)を介して回転方向の位置を変更可能な状態で支持フレーム10b,10cに接続されている。
接続機構53は、支持フレーム10b,10cの上端部に形成された側面の幅が広い支持平面部53aと、側部51a,51bの前端部を押し潰して側面の幅を広くした被支持平面部53bとを接続する機構である。支持平面部53aにおける支持フレーム10b,10cの側面の幅が狭い部分との境界部分に軸穴が形成され、支持平面部53aの後部側部分にはその軸穴を中心とした円弧状のガイド孔53cが形成されている。また、被支持平面部53bの先端部と後端部とにそれぞれ軸穴が形成されている。
そして、被支持平面部53bの先端部の軸穴と支持平面部53aの軸穴とに軸部材53dを挿通させることにより、ハンドル51を上下方向に回転可能な状態で支持フレーム10b,10cに接続している。また、被支持平面部53bの後端部の軸穴と支持平面部53aのガイド孔53cとには、ボルトとナットからなる締付部材53eが取り付けられている。このため、締付部材53eを緩めることによって、ハンドル51を軸部材53dを中心として上下に回転することができ、締付部材53eを締めることによってハンドル51をその位置に固定することができる。また、軸部材53dも締め付けることができるようにしてもよい。
操作レバー52は、ハンドル51よりも細い棒体で構成されており、ハンドル51の後部側部分と略同形でハンドル51の後部側部分よりもやや小さく形成されている。この操作レバー52は、両側に位置する側部52a,52bと後部に位置する把持部52cとで構成されており、側部52a,52bの両端部はそれぞれ小さなL形になるように内側に向かって屈曲している。そして、操作レバー52は、後方への押圧操作によりハンドル51の後部側部分に重なるようにして、一対の支持片54a(図11参照),54b(図12参照)を介してハンドル51に取り付けられている。
支持片54aは、側部51aの後部側部分に直立状態で固定された板状部材で構成されており、中央部に左右に貫通する支持穴が形成されている。同様に、支持片54bは、側部51bの後部側部分に直立状態で固定された板状部材で構成されており、中央部に左右に貫通する支持穴が形成されている。そして、側部52aの先端の屈曲部を支持片54aの支持穴に通し、側部52bの先端の屈曲部を支持片54bの支持穴に通すことにより、操作レバー52は、図11および図12に示した実線部分と二点鎖線部分との間でハンドル51に対して回転可能な状態で取り付けられている。
また、操作レバー52の側部52aにおける屈曲部の後部側部分上面には、固定片55aが直立状態で固定されている。この固定片55aは、スロットルワイヤ56のワイヤ部56aの先端を係止させるための係止ピン56bと、クラッチワイヤ57のワイヤ部57aの先端を係止させるための係止ピン57bとが側面に直交するように固定された幅広の略三角形の板部材で構成されている。また、ワイヤ部56a,57aの先端部は、それぞれ係止孔を備えたリング状部材の外周面に連結されている。そして、固定片55aの後部側(図11における実線の状態での後部側)に位置する係止ピン56bをワイヤ部56aの先端部に連結されたリング状部材の係止孔に挿通させることによりワイヤ部56aの先端部を固定片55aに係止させている。
また、固定片55aのもう一方の係止ピン57bをワイヤ部57aの先端部に連結されたリング状部材の係止孔に挿通させることによりワイヤ部57aの先端部を固定片55aに係止させている。なお、係止ピン56b,57bの先端近傍には直径方向に延びる挿通穴がそれぞれ設けられており、両挿通穴に抜け止め用のピンが挿し込まれている。これによって、両リング状部材が係止ピン56b,57bから外れることが防止される。ワイヤ部56aの先端部は、調速装置18の後端連結部18aに連結され、ワイヤ部57aの先端部は、ベルトクラッチ機構25のクラッチスプリング25bに連結されている。このため、操作レバー52は、調速装置18のリターンスプリング18dと、ベルトクラッチ機構25のリターンスプリング25cとの弾性力によってハンドル51から離間する方向に付勢されて、ハンドル51から離れる。
また、操作レバー52の把持部52cをハンドル51の把持部51c側に押し付けると、操作レバー52の把持部52cは、把持部51c側に移動して、スロットルワイヤ56のワイヤ部56aおよびクラッチワイヤ57のワイヤ部57aはそれぞれ後方に引っ張られる。スロットルワイヤ56のワイヤ部56aが後方に引っ張られることによって、エンジン11の回転数は増加する。また、クラッチワイヤ57のワイヤ部57aが後方に引っ張られることによって、ベルトクラッチ機構25のプーリ25eが、図8に実線で示した位置から二点鎖線で示した位置に移動して第2巻掛伝動帯24bに圧接し、中間軸21の回転力がインペラ駆動軸22に伝達可能な状態になる。
また、図12に示したように、操作レバー52の側部52bにおける屈曲部の後部側部分上面には、板状の固定片55bが直立状態で固定されている。この固定片55bは、ホイールブレーキワイヤ58のワイヤ部58a先端を係止させるための係止ピン58bが側面に直交するように固定された細長い板部材で構成されている。また、ワイヤ部58aの先端部は、係止孔を備えたリング状部材の外周面に連結されている。そして、固定片55bの係止ピン58bをワイヤ部58aの先端部に連結されたリング状部材の係止孔に挿通させることによりワイヤ部58aの端部を固定片55bに係止させている。
なお、図示していないが、移動用車輪42aの近傍には、車輪本体に形成された複数の挿通孔42c内に対して進退可能になった係止片が設置されており、ワイヤ部58aの先端部は、この係止片を進退させるためのロック機構に連結されている。また、ロック機構は、係止片を移動用車輪42a側に付勢する付勢機構も備えている。このため、操作レバー52を操作しない状態では、係止片が移動用車輪42aの挿通孔42c内に挿通して、移動用車輪42aは回転できない状態になる。
そして、操作レバー52の把持部52cをハンドル51の把持部51c側に押し付けると、ホイールブレーキワイヤ58のワイヤ部58aが後方に引っ張られることによって、係止片が移動用車輪42aから後退し、移動用車輪42aは回転可能な状態になる。また、操作レバー52の側部52b上面における支持片54bの前部側には、エンジンスイッチ59が設置されている。このエンジンスイッチ59は、エンジン11が駆動しているときに、オン操作されることにより、エンジン11の駆動を停止させる。
この構成において、除雪機Aを作動させる際には、まず、ハンドル51の把持部51cを持ったのちに、操作レバー52の把持部52cをハンドル51の把持部51c側に押さえ付けて移動用車輪42aを回転可能な状態にする。ついで、ハンドル51を押しながら左右に操作して移動用車輪42a,42bを路面上で回転させることにより除雪機Aを雪面まで移動させる。そして、リコイルハンドル15を引っ張ってエンジン11を始動させるとともに、シュート34の吐出口部34bを所定の方向、例えば除雪機Aの側方に向けたのちに、操作レバー52の把持部52cを再度ハンドル51の把持部51c側に押さえていく。
これによって、再度移動用車輪42aは回転可能な状態になる。また、調速装置18のアクセルレバー18cが回転してキャブレター14のスロットルバルブの開度を大きくすることによってエンジン11の回転数が徐々に増加していく。同時に、出力軸11bの回転力はベルトテンショナー26の押圧によって緊張した第1巻掛伝動帯24aを介して駆動プーリ11cから従動プーリ21aに伝達され中間軸21が回転する。
さらに、ベルトクラッチ機構25のベルトクラッチテンショナー25aが、第2巻掛伝動帯24b側に付勢されて、ベルトクラッチテンショナー25aと第2巻掛伝動帯24bとは、図8に実線で示した状態から二点鎖線で示した状態になる。これによって、プーリ25eが第2巻掛伝動帯24bに圧接して、中間軸21の回転力はベルトクラッチ機構25の押圧によって緊張した第2巻掛伝動帯24bを介してインペラ駆動プーリ21bからインペラ従動プーリ22aに伝達されインペラ駆動軸22が回転する。このインペラ駆動軸22の回転によって、インペラ31とオーガ33とがそれぞれ回転を始める。そして、オーガ33の回転によって雪面の雪はオーガケース32内に掻き込まれる。
オーガケース32内に掻き込まれた雪はインペラ31の回転によってシュート34の上部側に吹き上げられたのちに、吐出口部34bの開口から除雪機Aの側方に放出される。そして、除雪機Aを雪面上で移動させて除雪作業を順次行う。この場合、橇41が雪面に接して滑ることにより、除雪機Aを容易に移動させることができるとともに、除雪機Aの重心が低い位置にあるため、除雪機Aを安定した状態で移動させることができる。
そして、除雪作業を停止する場合には、操作レバー52から手を離して操作レバー52の押圧操作を解除する。これによって、エンジン11の回転速度が減少するとともに、ベルトクラッチ機構25のプーリ25eによる第2巻掛伝動帯24bの押圧が解除され、エンジン11からオーガ33への駆動力の伝達が遮断される。また、ロック機構の係止片は移動用車輪42aの挿通孔42c内に挿通して、移動用車輪42aを回転不能の状態にする。そして、エンジン11の駆動を停止させるときには、エンジンスイッチ59をオン操作する。
このように、本実施形態に係る除雪機Aでは、エンジン11の駆動力をクランク軸11aと一体になった出力軸11bに伝達して出力軸11bを回転させ、出力軸11bの回転力を、出力軸11bの駆動プーリ11cと、中間軸21の従動プーリ21aとに掛け渡した第1巻掛伝動帯24aを介して中間軸21に伝達するようにしている。そして、中間軸21からインペラ駆動軸22への回転力の伝達は、中間軸21のインペラ駆動プーリ21bと、インペラ駆動軸22のインペラ従動プーリ22aとに掛け渡した第2巻掛伝動帯24bを介して行うようにしている。
このように、出力軸11bとインペラ駆動軸22よりも高い位置に配置した中間軸21を介して出力軸11bの回転力をインペラ駆動軸22に伝達するため、出力軸11bとインペラ駆動軸22との高さを、除雪機本体10の低い位置で略同じにすることができる。このため、重量と容積が大きなエンジン11を除雪機本体10の下部に配置することができ、これによって、除雪機Aの低重心化を図ることができる。また、エンジン11を除雪機本体10の下部に配置することによって除雪機本体10の上部のスペースがエンジン11によって占領されなくなるため、その分、除雪機本体10全体を低くしたり小型化したりすることができる。また、外郭部10aやブラケット23を小型化することもできる。
また、第1巻掛伝動帯24aを傾斜させて駆動プーリ11cと従動プーリ21aに掛け渡すとともに、第2巻掛伝動帯24bを第1巻掛伝動帯24aと同じ方向に傾斜させてインペラ駆動プーリ21bとインペラ従動プーリ22aに掛け渡しているため、その傾斜した分、除雪機本体10の高さを低くすることができる。さらに、出力軸11bとインペラ駆動軸22とを前方から見たときの配置を、双方の軸芯が近傍に位置するようにし、第1巻掛伝動帯24aを緊張させるベルトテンショナー26を、第1巻掛伝動帯24aの下部側に配置し、ベルトクラッチ機構25を第2巻掛伝動帯24bの上部側に配置している。
このため、互いに干渉することをなくした状態でベルトテンショナー26とベルトクラッチ機構25とを、除雪機本体10の前後方向、幅方向および上下方向のすべての方向にコンパクトに配置することができる。この場合、ベルトテンショナー26は第1巻掛伝動帯24aに発生する軸間張力が小さな部分の外周に配置され、ベルトクラッチ機構25は第2巻掛伝動帯24bに発生する軸間張力が小さな部分の外周に配置される。このため、第1巻掛伝動帯24aおよび第2巻掛伝動帯24bを適度に緊張させて回転力の伝達を確実にすることができる。なお、本発明に係る除雪機は、前述した実施形態に限定するものでなく、本発明の技術的範囲内で適宜変更して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る除雪機を示した側面図である。 除雪機を示した平面図である。 除雪機を示した正面図である。 除雪機を示した斜視図である。 外郭部を外した状態の除雪機を示した側面図である。 外郭部を外した状態の除雪機を示した平面図である。 外郭部を外した状態の除雪機を示した斜視図である。 除雪機本体内の要部を示した斜視図である。 除雪機本体内の要部を示した平面図である。 除雪機本体内の要部を示した正面図である。 操作レバーにスロットルワイヤとクラッチワイヤを連結した状態を示した右側面図である。 操作レバーにホイールブレーキワイヤを連結した状態を示した左側面図である。
符号の説明
11…エンジン、11a…クランク軸、11b…出力軸、11c…駆動プーリ、21…中間軸、21a…従動プーリ、21b…インペラ駆動プーリ、22…インペラ駆動軸、22a…インペラ従動プーリ、24a…第1巻掛伝動帯、24b…第2巻掛伝動帯、25…ベルトクラッチ機構、26…ベルトテンショナー、除雪機…A。

Claims (5)

  1. クランク軸を機体の前後方向に沿わせて配置されたエンジンと、
    前記クランク軸の前端部に前記クランク軸と同軸に設けられ外周部に駆動プーリが固定された出力軸と、
    前記出力軸よりも上方に前方に向って延びるように配置され、後端側外周部に従動プーリが固定され前端側外周部にインペラ駆動プーリが固定された中間軸と、
    前記中間軸よりも下方に前方に向って延びるように配置され後端側外周部にインペラ従動プーリが固定されたインペラ駆動軸と、
    前記駆動プーリと前記従動プーリとに掛け渡された第1巻掛伝動帯と、
    前記インペラ駆動プーリと前記インペラ従動プーリとに掛け渡された第2巻掛伝動帯と
    を備え、
    前記中間軸と前記インペラ駆動軸とを前記機体の前方から見たときの配置を、前記中間軸と前記インペラ駆動軸との軸芯を結ぶ仮想直線が前記機体の左右方向の一方側に傾斜した状態になるようにし、前記第2巻掛伝動帯の張力を変化させることで前記中間軸の回転力を前記インペラ駆動軸に伝達させたりその伝達を絶たせたりするベルトクラッチ機構を、前記第2巻掛伝動帯における前記インペラ駆動プーリと前記インペラ従動プーリとの間の外周側の一方に配置したことを特徴とする除雪機。
  2. 前記ベルトクラッチ機構が配置される前記第2巻掛伝動帯の外周側の一方を、前記中間軸と前記インペラ駆動軸との軸芯を結ぶ傾斜した仮想直線の上側に位置する部分とした請求項1に記載の除雪機。
  3. 前記出力軸と前記インペラ駆動軸とを前記機体の前方から見たときの配置を、前記出力軸と前記インペラ駆動軸との軸芯が同軸または接近した状態になるようにした請求項1または2に記載の除雪機。
  4. 前記出力軸と前記インペラ駆動軸とを前記機体の前方から見たときの配置を、前記出力軸と前記インペラ駆動軸との軸芯が同軸または接近した状態になるようにし、前記第1巻掛伝動帯の張力を緊張させるベルトテンショナーを、前記第1巻掛伝動帯の外周部分における前記ベルトクラッチ機構が配置される側とは反対側に配置した請求項1または2に記載の除雪機。
  5. 前記ベルトテンショナーを前記第1巻掛伝動帯が回転しているときに発生する軸間張力が小さな部分の外周に配置するとともに、前記ベルトクラッチ機構を前記第2巻掛伝動帯が回転しているときに発生する軸間張力が小さな部分の外周に配置した請求項4に記載の除雪機。
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