JPWO2010103656A1 - Vベルト - Google Patents

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Abstract

耐久性能に優れたVベルトを提供すること。リング9を載置するサドル面4aと、そのサドル面4aの幅方向における左右両端部分から径方向における外周側を向いて延出する左右の柱部6,7とが形成された多数のエレメント1を、サドル面4aを外周側に向けて環状に整列させ、そのエレメント1の列をリング9で結束することにより構成されるベルトであって、左右の柱部6,7の幅方向におけるそれぞれの外側端部に、Vプーリ5のベルト巻き掛け溝5aに接触して動力伝達面となる左右のフランク面2,3が形成されたVベルトBにおいて、エレメント1を、左右のフランク面2,3の外周側部分2a,3aにより形成される開き角θ1が、ベルト巻き掛け溝5aの開き角θ0とほぼ等しいもしくは開き角θ0よりも小さく、かつ、左右のフランク面2,3の内周側部分2b,3bにより形成される開き角θ2が、開き角θ1よりも大きくなるように構成した。

Description

この発明は、多数の板片状のエレメントを帯状のリングにより環状に結束して構成したVベルトに関するものである。
ベルト式無段変速機などに用いられるベルトとして押圧式の伝動ベルトが知られている。この種の伝動ベルトは、エレメントもしくはブロックなどと称される板状の多数の小片(以下、エレメント)を整列させ、すなわち多数のエレメントを、それぞれの姿勢および向きを揃えかつ互いに隣接させて環状に配列し、それらのエレメントをリングもしくはフープもしくはバンドなどと称される環状体(以下、リング)で結束することにより構成されている。そのエレメントの左右の側面、すなわちいわゆるフランク面は、プーリのV字形溝の外周面に接触しかつそのV字形溝に入り込んでくさび作用を生じさせるように、プーリのV字形溝に嵌合するV字形断面もしくは台形断面となる形状に形成されている。すなわち、プーリのV字形溝の外周面とエレメントの左右のフランク面との間の摩擦力により、プーリとベルトとの間で動力を伝達する一種のVベルトとして構成されている。
上記のようなVベルトの一例が特開平1−65347号公報に記載されている。この特開平1−65347号公報に記載されているVベルトは、ベースとそのベースに対して傾斜した2つの側部ひれ状部とを有するほぼ台形形状の複数の横断部材(すなわちエレメント)を互いに連結するとともに、エラストマー材料によってそれら複数の横断部材と縦方向の1本もしくは複数本の補強部材とを連結することにより構成されている。
また、この特開平1−65347号公報には、横断部材の内側(内周側)の縁の両側面(すなわちフランク面)により形成される開き角が、プーリの側面の傾斜角度(すなわちV字形溝の開き角)よりもわずかに大きくなるようにした構成の具体例が記載されている。
ベルト式無段変速機の伝動ベルトに、上記の特開平1−65347号公報に記載されている横断部材のような、ベルトの幅方向における中央部分をベルトの外周側に開口するようにくり抜いた凹形形状のエレメントにより構成したVベルトを用いた場合、ベルト式無段変速機の運転時にプーリからの推力がVベルトに加えられると、Vベルトのエレメントには、リングの張力によるベルトの径方向の荷重が作用しつつ、プーリからの挟圧力が作用する。そのため、エレメントはその幅方向で圧縮される方向に弾性変形し、左右のフランク面による開き角が当初の角度よりも小さくなり、エレメントのフランク面におけるV字形溝の外周面との接触位置が当初の状態よりも内周側に移動する。その結果、プーリ内でのエレメントの姿勢が乱れ、プーリとVベルトとの間のトルク容量の低下やVベルトの耐久性の低下を招く場合がある。そこで、上記の特開平1−65347号公報に記載されている横断部材のように、左右の両側面すなわち左右のフランク面による開き角を、予めプーリのV字形溝の開き角よりも若干大きく設定しておくことにより、上記の問題を解消することができる。
しかしながら、左右のフランク面による開き角を予めプーリのV字形溝の開き角よりも大きくすると、エレメントが弾性変形して左右のフランク面による開き角がプーリのV字形溝の開き角と一致するまでの間は、エレメントはフランク面の上方(外周側)に偏ってプーリで挟圧される。そのため、エレメントの本体部分から外周側に延びてその外側端部にフランク面を形成している左右の柱部には、内側(幅方向の中央側)への曲げモーメントが作用することになり、その結果、エレメントの耐久性すなわちVベルトの耐久性が低下してしまう可能性がある。このように、Vベルトの耐久性をより一層向上させるためには、未だ改良の余地があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、耐久性能に優れたVベルトを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、リングを載置するサドル面と、そのサドル面の幅方向における左右両端部分から径方向における外周側を向いて延出する左右の柱部とが形成された板片状の多数のエレメントを、前記サドル面を前記外周側に向けて環状に整列させ、その前記エレメントの列を前記リングで結束することにより構成されるベルトであって、前記左右の柱部の前記幅方向におけるそれぞれの外側端部に、Vプーリのベルト巻き掛け溝に接触して動力伝達面となる左右のフランク面が形成されたVベルトにおいて、前記エレメントは、前記左右のフランク面のそれぞれの外周側部分により形成される開き角が、前記ベルト巻き掛け溝の開き角とほぼ等しいもしくは前記ベルト巻き掛け溝の開き角よりも小さく、かつ、前記左右のフランク面のそれぞれの内周側部分により形成される開き角が、前記左右のフランク面のそれぞれの外周側部分により形成される開き角よりも大きくなるように形成されていることを特徴とするVベルトである。
また、この発明では、左右のフランク面が、少なくとも内周側部分がエレメントがVプーリから受ける荷重により圧縮された場合にベルト巻き掛け溝と面接触可能な面により形成されていることが好ましい。
また、この発明では、左右のフランク面が、その外周端と内周端との間の長手方向に波打つ曲面による凹凸面によって形成されるとともに、外周側部分と内周側部分との境界部に他の部分よりも曲率が大きい凸曲面が形成されていることが好ましい。
そして、この発明では、左右のフランク面が、外周側部分と内周側部分との境界部の径方向における位置がサドル面の径方向における位置と一致するように形成されていることが好ましい。
したがって、この発明によれば、VベルトがVプーリに挟圧されてエレメントが幅方向に圧縮される場合、エレメントのフランク面における外周側部分の傾斜がVプーリのベルト巻き掛け溝の傾斜とほぼ同じか若干小さくなるように形成されているので、フランク面の外周側部分とベルト巻き掛け溝とがほぼ面接触する。そのため、フランク面の外周側に偏った荷重が作用してエレメントの柱部に大きな曲げモーメントが発生してしまうことを回避することができる。
また、上記のように、フランク面の傾斜が、エレメントの柱部が形成されている外周側部分でベルト巻き掛け溝の傾斜とほぼ同じか若干小さくなるように形成されていることから、VベルトがVプーリに巻き掛かる際には、曲げ剛性が低い外周側部分で、言い換えると、可撓性があるエレメントの外周側部分でフランク面とベルト巻き掛け溝とが接触し始めることになる。そのため、それらフランク面とベルト巻き掛け溝との接触時の衝撃が吸収あるいは緩和されて、Vベルトの運転時における振動を低減することができる。
そして、エレメントのフランク面における内周側部分の傾斜がVプーリのベルト巻き掛け溝の傾斜よりも若干大きくなるように形成されているので、エレメントの外周側の部分が圧縮されて変形した後は、フランク面の内周側部分とベルト巻き掛け溝とがほぼ面接触するようになる。そのため、Vプーリから受ける荷重によりエレメントが変形した場合であっても、フランク面での片当たりや応力集中などの発生を回避もしくは抑制することができる。したがって、この発明によれば、エレメントの耐久性の低下を防止して、その結果、Vベルトの耐久性を向上させることができる。
また、エレメントのフランク面における内周側部分を、エレメントがベルト巻き掛け溝から受ける荷重により圧縮された際にベルト巻き掛け溝と面接触する面とすれば、エレメントの外周側の部分が圧縮されて変形した後は、フランク面の内周側部分とベルト巻き掛け溝とが面接触するようになる。そのため、Vプーリから受ける荷重によりエレメントが変形した場合であっても、フランク面での片当たりや応力集中などの発生を回避もしくは抑制することができる。
また、例えばフランク面とベルト巻き掛け溝との間で潤滑油を保持させるために、フランク面に、板厚方向に向けた多数の溝などによる凹凸面を形成する場合、左右のフランク面により形成される開き角、すなわちフランク面の傾斜の角度が切り替わるフランク面の外周側部分と内周側部分との境界部に、曲率が大きい凸曲面を形成すれば、フランク面の傾斜角度が変化して偏荷重や応力集中が発生し易い境界部のベルト巻き掛け溝に対する接触面圧を低下させることができ、エレメントの耐久性の低下を回避することができる。
そして、この発明で対象としているエレメントは、Vプーリから荷重を受ける際に、フランク面における外周側部分と内周側部分との境界部で偏荷重や応力集中が発生し易く、また、柱部の付け根もしくは根元部分すなわち柱部とサドル面との接続部分で曲げモーメントが最大になる傾向にある。さらに、上記のフランク面における外周側部分と内周側部分との境界部の径方向における位置と、サドル面の径方向における位置とが一致するようにエレメントを形成すれば、例えば、フランク面の傾斜が外周側部分と内周側部分とで相違する場合や、フランク面に凹凸の曲面を形成する場合であっても、フランク面の外周側部分と内周側部分との境界部、および柱部の根元部分すなわち柱部とサドル面との接続部分における強度の低下や、偏荷重や応力集中の発生を回避もしくは抑制することができる。
この発明に係るVベルトの一例を示す模式図であって、特にエレメントの構成を説明する正面図である。 この発明に係るVベルトの一例を示す模式図であって、特にエレメントの構成を説明する側面図(一部断面図)である。
つぎに、この発明の具体例を図面を参照して説明する。先ず、Vベルトを構成するエレメントおよびリングの構成を、図1,図2に基づいて説明する。図1,図2において、VベルトBは、例えば、ベルト式無段変速機の駆動側(入力軸)プーリと従動側(出力軸)プーリとに巻き掛けられて、それらのプーリの間で動力を伝達するベルトの例を示している。そして、この発明における多数のエレメント1は、例えば金属製の板片状の部材からなり、その幅方向(図1のx軸方向)における左右の側面2,3が、テーパ状の傾斜した面として形成された本体(基体)部4を有し、そのテーパ状に傾斜した両側面2,3が、ベルト式無段変速機の駆動側プーリあるいは従動側プーリであるプーリ5のベルト巻き掛け溝(V字形溝)5aに摩擦接触してトルクを伝達するようになっている。
すなわち、エレメント1の左右の両側面2,3が、溝の断面がV字形のベルト巻き掛け溝5aが形成されたいわゆるVプーリであるプーリ5とVベルトBとの間で動力の伝達を行う動力伝達面であるいわゆるフランク面2,3となっている。なお、このフランク面2,3は、それらの外周側部分2a,3aと内周側部分2b,3bとでは、傾斜が異なるように形成されているが、その構成・形状等の詳細については後述する。
本体部4の幅方向における左右の両端部分に、本体部4の一部であって、エレメント1の径方向(もしくは上下方向)(図1,図2のy軸方向)での外周側(図1,図2での上側)に延びた左右の柱部6,7がそれぞれ形成されている。したがって、本体部4の図1,図2での上側のエッジ部分である上端面4aと、両柱部6,7の本体部4の幅方向における中央を向いた左右の内壁面6a,7aとによって、エレメント1の上側すなわちVベルトBとしての外周側に開口した凹部8が形成されている。
凹部8は、互いに密着して環状に配列されたエレメント1を環状に結束するための帯状のリング9を、その内部に嵌め込んで収容するための空間部分であり、したがって上端面4aが、リング9の内周面を接触させて載せるサドル面4aとなっている。したがって、上記の左右両柱部6,7とサドル面4aとの関係について言い換えると、左右の柱部6,7は、エレメント1のサドル面4aの幅方向における左右両端部分から径方向における外周側(図1,図2での上側)に延出するように形成されている。
リング9は、例えば、金属製で環状の薄い帯状体(単リング)を径方向(もしくは厚さ方向)に複数層に重ねたいわゆる積層リングである2列(もしくは2条)の分割リング9a,9bによって形成されている。そして、これら分割リング9a,9bが、幅方向で2列に並列させた状態で、上記の凹部8に収容されるようになっている。これら分割リング9a,9bにおける各単リング同士の重ね合わせ状態もしくは積層状態は、各単リングの張力や各単リング同士の間の摩擦力等によって保持されている。
左右の両柱部6,7の外周端部分には、左右の先端部10a,11aがそれぞれ本体部4の幅方向における中央に向かって延出した左右の抜け止め部10,11が、それぞれ両柱部6,7と一体に形成されている。すなわち、凹部8の開口端側、言い換えると、凹部8におけるVベルトBの外周側の端部側の両内壁面6a,7aに、凹部8の幅方向における中心側に向けた抜け止め部10,11がそれぞれ形成されている。そのため、凹部8の開口幅W1が、凹部8の開口端側で対向する両先端部10a,11aの間の距離W1によって決定されている。そして、凹部8の底部8a(すなわちサドル面(上端面)4a)側では、両先端部10a,11a間の距離(開口幅)W1よりも広い内幅W2となっている。
前述したように、リング9は、2列の分割リング9a,9bによって構成されていて、そのため、各分割リング9a,9bを周長方向の一部において部分的に径方向(もしくは厚さ方向)で互いに重ね合わせた重ね合わせ状態と、分割リング9aと分割リング9bとを幅方向に互いに並列させた並列状態とを同時に設定できるようになっている。
また、リング9およびエレメント1は、並列状態でのリング9の全幅(すなわち、分割リング9aの幅と分割リング9bの幅との合計)D1が、上記の開口幅W1よりも広くなり、かつ内幅W2よりも狭くなるように、各分割リング9a,9bの幅寸法、および凹部8の各部の形状・寸法が設定されている。さらに、リング9を重ね合わせ状態にすることにより、リング9の全幅を一時的に開口幅W1よりも狭くすることができるように、各分割リング9a,9bの幅寸法、および凹部8の各部の形状・寸法が設定されている。
したがって、リング9を重ね合わせ状態にすることにより、その重ね合わせ状態の部分を、凹部8の両先端部10a,11aの間、すなわち開口部8bを通過させて凹部8に嵌め込むことができる。そしてリング9の重ね合わせ状態の部分を開口部8bを通過させて凹部8に嵌め込んだ後に、エレメント1をリング9の並列状態の部分まで移動させること、もしくはリング9の凹部8が嵌め込まれた部分を並列状態に戻すことによって、凹部8内においてリング9を両抜け止め部10,11の内周側の部分で係止し、凹部8からのリング9の離脱を防止すること、すなわちリング9を凹部8に嵌め込んで係合させることができる。
このVベルトBを構成する多数のエレメント1は、環状に整列させられた状態、すなわち、姿勢および向きを揃えて環状に配列された状態でリング9によって結束され、その状態で駆動側および従動側のそれぞれのプーリ5に巻き掛けられる。したがって、各エレメント1は、プーリ5に巻き掛けられた状態では、各エレメント1がプーリ5の中心に対して扇状に拡がり、かつ互いに密着する必要があるため、各エレメント1の図1,図2での下側の部分(環状に配列した状態での中心側の部分)が薄肉に形成されている。
すなわち、本体部4の前面4f(図2における左側の面)での、エレメント1の径方向(上下方向)におけるサドル面4aの位置から内周側(下側)の部分が削り落とされた状態で次第に薄肉化されている。したがって、各エレメント1が扇形に拡がって接触する状態、言い換えると、各エレメント1がプーリ5に巻き掛かり円弧状に湾曲して配列されてVベルトBが湾曲するベルト湾曲状態で、その板厚の変化する境界部分で接触する。この境界部分のエッジが、いわゆるロッキングエッジ12となっている。
この種のエレメント1のサドル面4aは、多数のエレメント1を結束しているリング9が接触しているので、VベルトBがトルクを伝達している状態では、その接触圧が大きくなるのに対して、エレメント1が直線状に配列されている状態からプーリ5に巻き掛かって扇状に開く場合には、リング9とサドル面4aとの間に摺動が生じ、それに伴って大きい摩擦力が生じる。このとき、エレメント1の径方向(上下方向)における上記のサドル面4aとロッキングエッジ12との間の距離が長くなると、リング9とサドル面4aとの間の摩擦力によるモーメントが大きくなり、リング9とサドル面4aとの間で一層摺動が生じ易くなる。その結果、VベルトBの運転時における摩擦損失が増大してVベルトBの伝動効率が低下してしまうおそれがある。
そのことに対して、上記のようにエレメント1の径方向(上下方向)におけるサドル面4aの位置と同じか、もしくはほぼ同じ位置に、ロッキングエッジ12を形成することによって、リング9とサドル面4aとの間の摩擦力によるモーメントを可及的に小さくすることができ、その結果、VベルトBの運転時における摩擦損失を低減してVベルトBの伝動効率を向上させることができる。
エレメント1の本体部4の幅方向における中央部分には、各エレメント1がプーリ5に巻き掛からず直線状に配列されるベルト直線状態において各エレメント1の相対的な位置を決めるためのボス13とホール14とが形成されている。具体的には、本体部4の前面4fに、外部に凸となる円錐台形のボス13が形成されている。そして、このボス13とは反対側の後面4r(図2における右側の面)に、内部に凹となって隣接するエレメント1におけるボス13を緩く嵌合させる有底円筒状のホール14が形成されている。言い換えると、エレメント1の前面4fに、その前面4fから外部へ突き出たボス13が形成され、そのエレメント1に隣接する他のエレメント1の前面4fと対向するエレメント1の後面4rに、前記の他のエレメント1のボス13と嵌り合うホール14が形成されている。
この発明に係るVベルトBを構成するエレメント1は、上記のように、ロッキングエッジ12よりも内周側(図1,図2では下側)にボス13およびホール14が形成され、かつこれらボス13およびホール14が形成されている部分の厚さが薄くなっており、そしてロッキングエッジ12よりも外周側(図1,図2では上側)の部分が厚くなっている。したがって、リング9が直線状に引っ張られている状態でエレメント1が直線状に配列されている状態では、各エレメント1は板厚の厚い部分で相互に接触し、これに対して、リング9が湾曲した状態でそのリング9に即して各エレメント1が扇状に開いたように配列されている状態では、各エレメント1はそれぞれのロッキングエッジ12で互いに接触する。そのため、これらいずれの場合であってもボス13が隣接するエレメント1のホール14に嵌合した状態を維持するために、ボス13はロッキングエッジ12あるいはそれよりも外周側の板厚の厚い部分よりも突出するように形成されている。
このように、ベルト直線状態でこれらのボス13とホール14とが嵌合することによって、その状態におけるエレメント1同士の幅方向(図1での左右方向)および径方向(図1での上下方向)の相対位置を決めることができ、例えばベルト式無段変速機にこのVベルトBを使用した場合、プーリに巻き掛かったVベルトBの走行時におけるがたつきを防止して、ベルト式無段変速機を安定して運転することができる。
一方、ベルト式無段変速機の運転時に、プーリ5に推力を付与すると、すなわちプーリ5によりVベルトBを挟圧すると、VベルトBのエレメント1には、いわゆる押し込み荷重としてエレメント1の径方向でプーリ5の軸芯に向けて、リング9からの反力が作用する。そして、エレメント1は幅方向で圧縮される方向に変形し、左右の両フランク面2,3により形成される開き角、すなわちVベルトBのV字形断面もしくは台形断面の開き角が、当初の角度よりも小さくなる。そのため、プーリ5とエレメント1との主な接触位置、すなわちプーリ5とVベルトBとの間の動力伝達位置が、所期の位置よりもエレメント1のフランク面における内周側に移動する。その結果、伝達トルク容量や動力伝達効率などのプーリ5とVベルトBとの間の動力伝達性能が低下してしまう可能性がある。
そのことに対して、VベルトBの上記の開き角を、予めプーリ5のベルト巻き掛け溝5aのV字形溝の開き角よりも大きく設定しておくことにより、上記の問題を解決することができる。しかしながら、その場合は、エレメント1がそのフランク面2,3の外周側部分(上部)で偏ってプーリ5に挟圧されることになる。そのため、エレメント1の柱部6,7には、それぞれ、プーリ5との接触位置から幅方向の中心部分に向けた曲げモーメントが作用することになり、その結果、エレメント1の耐久性が低下してしまう可能性がある。
そこで、この発明に係るエレメント1は、前述したように、左右の両フランク面2,3の外周側部分2a,3aと内周側部分2b,3bとで、それらフランク面2,3により形成される開き角すなわちVベルトBの台形角が異なるように形成されている。
具体的には、左右の両フランク面2,3は、エレメント1の径方向におけるサドル面4aと同じ位置Lを境界にして、すなわち両フランク面2,3の境界部2c,3cを境界にして、その境界部2c,3cよりも外周側の外周側部分2a,3aと、境界部2c,3cよりも内周側の内周側部分2b,3bとに区分されている。
そして、左右の両フランク面2,3の外周側部分2a,3aにより形成される開き角θ1、すなわち、外周側部分2aの境界部2cと外周側部分3aの境界部3cとを結ぶ線分を上底として、外周側部分2aの外周端部2dと外周側部分3aの外周端部3dとを結ぶ線分を下底とする台形の台形角θ1と、左右の両フランク面2,3の内周側部分2b,3bにより形成される開き角θ2、すなわち、内周側部分2bの境界部2cと内周側部分3bの境界部3cとを結ぶ線分を下底として、内周側部分2bの内周端部2eと内周側部分3bの内周端部3eとを結ぶ線分を上底とする台形の台形角θ2とが、互いに異なるように、具体的には、外周側部分2a,3aにより形成される開き角θ1よりも内周側部分2b,3bにより形成される開き角θ2が大きくなるように、左右の両フランク面2,3が形成されている。
また、上記の左右の両フランク面2,3の外周側部分2a,3aにより形成される開き角θ1は、プーリ5のベルト巻き掛け溝5aの開き角θ0、すなわちベルト巻き掛け溝5aのV字形状あるいは台形形状の断面による台形角θ0とほぼ等しくなっている。なお、この両フランク面2,3の外周側部分2a,3aにより形成される開き角θ1は、ベルト巻き掛け溝5aの開き角θ0よりも若干小さくてもよい。すなわち、両フランク面2,3の外周側部分2a,3aにより形成される開き角θ1は、ベルト巻き掛け溝5aの開き角θ0よりも大きくならない範囲で、開き角θ0と等しいか、もしくは開き角θ0よりも若干小さい角度であればよい。
一方、上記の左右の両フランク面2,3の内周側部分2b,3bにより形成される開き角θ2は、プーリ5のベルト巻き掛け溝5aの開き角θ0よりも若干大きくなっている。例えば、開き角θ2は、ベルト式無段変速機で変速比が最減速に設定された際にVベルトBの許容伝達トルクと等しいトルクがプーリ5に付与された場合に、エレメント1が弾性変形して両フランク面2,3により形成される開き角(両フランク面2,3の外周側部分2a,3aにより形成される開き角θ1と内周側部分2b,3bにより形成される開き角θ2との平均値に相当する角度)が小さくなる角度量分をベルト巻き掛け溝5aの開き角θ0に加えた角度を超えない範囲で、ベルト巻き掛け溝5aの開き角θ0よりも大きい角度に設定される。
すなわち、上記で、エレメント1が弾性変形して両フランク面2,3により形成される開き角が小さくなる角度量をαとすると、左右の両フランク面2,3の内周側部分2b,3bにより形成される開き角θ2は、
0<θ2<α
で表される範囲内で設定される。
この角度量αは、具体的には、エレメント1の最大幅をL、柱部6,7の幅をW、ベルト式無段変速機で変速比が最減速に設定された際にVベルトBの許容伝達トルクと等しいトルクがプーリ5に付与された場合にエレメント1がリング9から受ける押し込み荷重をF、エレメント1の断面2次モーメントをI、エレメント1の材料のヤング率をEとすると、
α={(L2+2×L×W−2×W2)×F/(24×E×I)}×2
として求めることができる。なおこの角度量αは、より具体的には、一例として0.6°程度に設定されるのが好ましい。
さらに、左右の両フランク面2,3に、両フランク面2,3とベルト巻き掛け溝5aとの間の潤滑あるいは冷却を行う潤滑油を保持するための微小な凹凸面15が形成されている。この凹凸面15は、一例として1mm以下のピッチで、数十μm程度の深さに形成されている。その具体例は、両フランク面2,3に板厚方向に向けて形成された多数の溝である。図1にはその溝を誇張して記載してあり、実際には、例えば曲率半径が0.1〜0.2mm程度の円弧状の内面を備えた溝、言い換えると曲率半径が0.1〜0.2mm程度の凹曲面からなる溝である。
なお、互いに隣り合う溝同士は、エッジ当たりや切り欠き効果による応力集中を避けるために、例えば円弧状の溝の曲率半径と同程度の曲率半径となる凸曲面により、滑らかに繋がれている。したがって、上記の凹凸面15は、左右の両フランク面2,3の外周端と内周端との間の長手方向に波打つような凹凸の曲面により、左右の両フランク面2,3にそれぞれ形成されている。
そして、この凹凸面15の形状は、両フランク面2,3におけるエレメント1の径方向での中央部と外周側および内周側とで異なっている。すなわち、両フランク面2,3の外周側部分2a,3aおよび内周側部分2b,3bにおける凹凸面15の凹凸の曲面の曲率半径に対して、それら両フランク面2,3の外周側部分2a,3aと内周側部分2b,3bとの境界部2c,3cに、すなわち両フランク面2,3のエレメント1の径方向におけるサドル面4aと同じ位置Lに形成される凸曲面15aの曲率半径が大きくなっている。言い換えると、エレメント1の左右の両フランク面2,3は、その外周端と内周端との間の長手方向に波打つ曲面による凹凸面15が形成されるとともに、それら両フランク面2,3の外周側部分2a,3aと内周側部分2b,3bとの境界部2c,3cに、それら境界部2c,3c以外の他の部分に形成された曲面よりも曲率半径が大きい凸曲面15aが形成されている。
これは、曲げ応力が大きくなる柱部6,7の根元部分、すなわちエレメント1の径方向における位置Lでの応力集中係数を小さくするためであり、図1に示す例では、両フランク面2,3の外周側部分2a,3aおよび内周側部分2b,3bにおける凹凸面15の凹凸曲面の曲率半径R1よりも、両フランク面2,3の境界部2c,3cに形成された凸曲面15aの曲率半径R2が大きくなっている。
このように、この発明に係るVベルトBによれば、VベルトBがプーリ5に挟圧されてエレメント1が幅方向に圧縮される場合、エレメント1の左右の両フランク面2,3における外周側部分2a,3aの傾斜が、プーリ5のベルト巻き掛け溝5aの傾斜とほぼ同じか若干小さくなるように形成される。そのため、両フランク面2,3の外周側部分2a,3aとベルト巻き掛け溝5aとがほぼ面接触することになり、その結果、両フランク面2,3の外周側に偏った荷重が作用してエレメント1の両柱部6,7に大きな曲げモーメントが発生してしまうような事態を回避することができる。
また、両フランク面2,3における内周側部分2b,3bの傾斜が、プーリ5のベルト巻き掛け溝5aの傾斜よりも若干大きくなるように形成されている。そのため、エレメント1の外周側の部分が圧縮されて変形した後は、両フランク面2,3の内周側部分2b,3bとベルト巻き掛け溝5aとがほぼ面接触するようになる。その結果、プーリ5から受ける荷重によりエレメント1が変形した場合であっても、両フランク面2,3での片当たりや応力集中などの発生を回避もしくは抑制することができ、ひいては、エレメント1の耐久性の低下を防止して、VベルトBの耐久性を向上させることができる。
また、両フランク面2,3とベルト巻き掛け溝5aとの間で潤滑油を保持させるために、それら両フランク面2,3に、板厚方向に向けた多数の溝による凹凸面15を形成する場合、両フランク面2,3により形成される開き角、すなわち両フランク面2,3の傾斜の角度が切り替わる両フランク面2,3の外周側部分2a,3aと内周側部分2b,3bとの境界部2c,3cには、他の部分よりも曲率半径が大きい凸曲面15aが形成される。そのため、両フランク面2,3の傾斜角度が変化するとともに左右の両柱部6,7の根元部分となっていて、偏荷重や応力集中が発生し易い境界部2c,3cのベルト巻き掛け溝5aに対する接触面圧を低下させることができる。その結果、境界部2c,3c、および両柱部6,7の根元部分すなわち両柱部6,7とサドル面4aとの接続部分における強度の低下や、偏荷重や応力集中の発生を回避もしくは抑制することができる。
なお、この発明は上述した具体例に限定されない。すなわち、上述した具体例では、この発明のVベルトBをベルト式無段変速機に使用する場合を例に挙げて説明しているが、この発明のVベルトBは、ベルト式無段変速機に限らず、ベルトとプーリとによって構成される他の巻き掛け伝動装置の伝動ベルトにも適用することができる。
【0003】
外側端部に、Vプーリのベルト巻き掛け溝に接触して動力伝達面となる左右のフランク面が形成されたVベルトにおいて、前記エレメントは、前記左右のフランク面のそれぞれの外周側部分により形成される開き角が、前記ベルト巻き掛け溝の開き角とほぼ等しいもしくは前記ベルト巻き掛け溝の開き角よりも小さく、かつ、前記左右のフランク面のそれぞれの内周側部分により形成される開き角が、前記左右のフランク面のそれぞれの外周側部分により形成される開き角よりも大きくなるように形成されていることを特徴とするVベルトである。
[0009]
また、この発明では、左右のフランク面が、少なくとも内周側部分がエレメントがVプーリから受ける荷重により変形した場合にベルト巻き掛け溝と面接触可能な面により形成されていることが好ましい。
[0010]
また、この発明では、左右のフランク面が、その外周端と内周端との間の長手方向に波打つ曲面による凹凸面によって形成されるとともに、外周側部分と内周側部分との境界部に他の部分よりも曲率が大きい凸曲面が形成されていることが好ましい。
[0011]
そして、この発明では、左右のフランク面が、外周側部分と内周側部分との境界部の径方向における位置がサドル面の径方向における位置と一致するように形成されていることが好ましい。
[0012]
したがって、この発明によれば、VベルトがVプーリに挟圧されてエレメントが幅方向に圧縮される場合、エレメントのフランク面における外周側部分の傾斜がVプーリのベルト巻き掛け溝の傾斜とほぼ同じか若干小さくなるように形成されているので、フランク面の外周側部分とベルト巻き掛け溝とがほぼ面接触する。そのため、フランク面の外周側に偏った荷重が作用してエレメントの柱部に大きな曲げモーメントが発生してしまうことを回避することができる。
[0013]
また、上記のように、フランク面の傾斜が、エレメントの柱部が形成されている外周側部分でベルト巻き掛け溝の傾斜とほぼ同じか若干小さくなるように形成されていることから、VベルトがVプーリに巻き掛かる際には、曲げ剛性が低い外周側部分で、言い換えると、可撓性があるエレメントの外周側部分でフランク面とベルト巻き掛け溝とが接触し始めることになる。そのため、それらフランク面とベルト巻き掛け溝との接触時の衝撃が吸収あるいは緩和されて、Vベルトの運転時における振動を低減すること
すなわち、上記で、エレメント1が弾性変形して両フランク面2,3により形成される開き角が小さくなる角度量をαとすると、左右の両フランク面2,3の内周側部分2b,3bにより形成される開き角θ2は、
θ0<θ2<θ0+α
で表される範囲内で設定される。

Claims (4)

  1. リングを載置するサドル面と、そのサドル面の幅方向における左右両端部分から径方向における外周側を向いて延出する左右の柱部とが形成された板片状の多数のエレメントを、前記サドル面を前記外周側に向けて環状に整列させ、その前記エレメントの列を前記リングで結束することにより構成されるベルトであって、前記左右の柱部の前記幅方向におけるそれぞれの外側端部に、Vプーリのベルト巻き掛け溝に接触して動力伝達面となる左右のフランク面が形成されたVベルトにおいて、
    前記エレメントは、前記左右のフランク面のそれぞれの外周側部分により形成される開き角が、前記ベルト巻き掛け溝の開き角とほぼ等しいもしくは前記ベルト巻き掛け溝の開き角よりも小さく、かつ、前記左右のフランク面のそれぞれの内周側部分により形成される開き角が、前記左右のフランク面のそれぞれの外周側部分により形成される開き角よりも大きくなるように形成されていることを特徴とするVベルト。
  2. 前記左右のフランク面は、少なくとも前記内周側部分が、前記エレメントが前記Vプーリから受ける荷重により圧縮された場合に前記ベルト巻き掛け溝と面接触可能な面により形成されている請求項1に記載のVベルト。
  3. 前記左右のフランク面は、その外周端と内周端との間の長手方向に波打つ曲面による凹凸面によって形成されるとともに、前記外周側部分と前記内周側部分との境界部に他の部分よりも曲率が大きい凸曲面が形成されている請求項1に記載のVベルト。
  4. 前記左右のフランク面は、前記外周側部分と前記内周側部分との境界部の前記径方向における位置が前記サドル面の前記径方向における位置と一致するように形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のVベルト。
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