JP2006307958A - ベルト式無段変速機及びそのベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルト式無段変速機の伝達トルク容量の低下を抑制するとともに変速動作を滑らかに行う。
【解決手段】ベルト12の接触面には、高摩擦係数部12bと、この高摩擦係数部12bよりもプーリ内径側に位置し且つ摩擦係数が低く設定された低摩擦係数部12cとが設けられている。変速動作時には、ベルト12の接触面の面圧は、プーリ内径側の方がプーリ外径側よりも高くなるため、ベルト12を主に低摩擦係数部12cにて挟圧面16aに対しプーリ径方向に摺動させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】ベルト12の接触面には、高摩擦係数部12bと、この高摩擦係数部12bよりもプーリ内径側に位置し且つ摩擦係数が低く設定された低摩擦係数部12cとが設けられている。変速動作時には、ベルト12の接触面の面圧は、プーリ内径側の方がプーリ外径側よりも高くなるため、ベルト12を主に低摩擦係数部12cにて挟圧面16aに対しプーリ径方向に摺動させることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ベルトがプーリに巻き掛けられたベルト式無段変速機及びそのベルトに関する。
ベルト式無段変速機においては、入出力プーリに巻き掛けられたベルトを介してトルク伝達が行われ、且つベルトが入出力プーリに対しプーリ径方向に摺動することで変速比の変更が行われる。このベルト式無段変速機の関連技術が下記特許文献1に開示されている。特許文献1においては、複数のエレメントを隙間無く配列して備え、このエレメント列に無終端バンドを掛け渡してなる伝達ベルトを、エレメントがロッキングエッジを中心に傾斜することによって、入出力プーリ間に巻き掛けている。そして、エレメントの側面形状は、プーリ接触面に対して曲率半径で凸となるように形成されている。これによって、プーリ間で発生するモーメントによるエレメントの後傾を抑制して、プーリシーブ面とシーブ面に対向するエレメント側面との接触を全面当たりとすることで、エレメントの摩耗による摩擦係数の低下を防止し、ベルト式無段変速機の伝達トルク容量の向上を図っている。
その他にも、下記特許文献2〜5によるベルト式無段変速機が開示されている。
ベルト式無段変速機において、高トルク伝達を可能とするためには、ベルトとプーリの間の摩擦係数が高いことが要求される。しかし、ベルトとプーリの間の摩擦係数を高くすると、ベルトがプーリ径方向に摺動する変速時の摩擦抵抗も増大するため、滑らかな変速動作の妨げとなる。このように、高トルク伝達と変速時の低摩擦抵抗とは、相反する性能となる。
特許文献1においては、プーリシーブ面とエレメント側面との接触を全面当たりとすることで、伝達トルク容量の向上を図っている。しかし、特許文献1においても、ベルトがプーリ径方向に摺動する変速時には、プーリシーブ面とエレメント側面との間の摩擦抵抗が増大する。したがって、変速動作を滑らかに行うことが困難となる。
本発明は、伝達トルク容量の低下を抑制するとともに変速動作を滑らかに行うことができるベルト式無段変速機及びそのベルトを提供することを目的とする。
本発明に係るベルト式無段変速機及びそのベルトは、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るベルト式無段変速機のベルトは、ベルト式無段変速機のプーリに巻き掛けられたベルトであって、ベルトは、プーリに形成されプーリ内径側ほど間隔が狭くなる挟圧面の間に挟持され、且つ挟圧面間隔が変化するとともにその接触面にて挟圧面に対しプーリ径方向に摺動し、ベルトの接触面においては、プーリ内径側における摩擦係数がプーリ外径側における摩擦係数よりも低く設定されていることを要旨とする。
本発明の一態様では、ベルトの接触面においては、プーリ内径側におけるプーリ径方向の摩擦係数がプーリ外径側におけるプーリ周方向の摩擦係数よりも低く設定されていることが好適である。
また、本発明の一態様では、ベルトの接触面のプーリ内径側に、プーリ外径側よりも摩擦係数の低い材料が設けられていることが好適である。
また、本発明の一態様では、ベルトの接触面の挟圧面に対する隙間は、プーリ外径側よりもプーリ内径側の方が大きく設定されていることが好適である。
また、本発明の一態様では、ベルトの接触面は、プーリ外径側よりもプーリ内径側の方が挟圧面に対する隙間が大きくなるよう少なくともプーリ内径側が挟圧面に対し傾斜していることが好適である。
また、本発明に係るベルト式無段変速機は、プーリにベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速機であって、ベルトは、プーリに形成されプーリ内径側ほど間隔が狭くなる挟圧面の間に挟持され、且つ挟圧面間隔が変化するとともに挟圧面に対しプーリ径方向に摺動し、ベルトと挟圧面の接触部においては、プーリ内径側における摩擦係数がプーリ外径側における摩擦係数よりも低く設定されていることを要旨とする。
本発明によれば、ベルトとプーリの接触部において、プーリ内径側における摩擦係数がプーリ外径側における摩擦係数よりも低く設定されていることで、伝達トルク容量の低下を抑制するとともに変速動作を滑らかに行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の概略構成を示す断面図である。本実施形態に係るベルト式無段変速機においては、回転軸(中心軸)まわりに回転するプーリ10に巻き掛けられたベルト12を介してトルク伝達が行われ、且つベルト12がプーリ10に対しプーリ径方向に摺動することで変速比の変更が行われる。
プーリ10は、回転軸に平行な方向に移動可能な可動シーブ14と、固定シーブ16とで構成されている。そして、可動シーブ14に形成された挟圧面14aと固定シーブ16に形成された挟圧面16aとの間にベルト12が挟持されている。ここで、可動シーブ14の挟圧面14aと固定シーブ16の挟圧面16aの間隔は、プーリ内径側ほど狭く(プーリ外径側ほど広く)設定されている。ベルト12は、その接触面12aにて油膜を介してプーリ10の挟圧面14a,16aと接触する。
可動シーブ14には、供給される油圧力によって回転軸に平行な方向の推力が作用する。この推力によって、可動シーブ14が回転軸に平行な方向に移動することで、挟圧面14aと挟圧面16aの間隔が変化する。それとともに、ベルト12がその接触面12aにて挟圧面14a,16aに対しプーリ径方向に摺動する。このベルト12のプーリ径方向の摺動によって、ベルト12のプーリ10への掛かり径が連続的に変化することで、ベルト式無段変速機の変速比が連続的に変化する。
ベルト12は、複数のブロック18と、一対のフープ20とで構成されている。複数のブロック18は、フープ20の延長方向に配列され且つフープ20に挟まれた状態で、フープ20に係止されている。そして、複数のブロック18の側面が、油膜を介してプーリ10の挟圧面14a,16aと接触する接触面12aとなる。
本実施形態においては、ベルト12の接触面12aとプーリ10の挟圧面14a,16aとの間の摩擦係数は、プーリ内径側がプーリ外径側よりも低く設定されている。より具体的には、図2のベルト12の接触面12a(図1の○部)の拡大図に示すように、ベルト12の接触面12aには、高摩擦係数部12bと、この高摩擦係数部12bよりもプーリ内径側に位置し且つ摩擦係数が低く設定された低摩擦係数部12cとが設けられている。なお、図2では、挟圧面16a側のみを図示しているが、挟圧面14a側についても挟圧面16a側と同様の構成である。
ここで、高摩擦係数部12b(プーリ外径側)を鋼(例えばSAE4620)等の摩擦係数の高い材質(金属)で構成し、且つ低摩擦係数部12c(プーリ内径側)を樹脂(例えばPTFE)やセラミックス等の摩擦係数の低い材質で構成することによって、低摩擦係数部12cの摩擦係数を高摩擦係数部12bより低くすることができる。また、高摩擦係数部12bより摩擦係数の低い材料(例えばダイヤモンドやDLC等)の膜を低摩擦係数部12cに被覆する表面処理を行うことによっても、低摩擦係数部12cの摩擦係数を高摩擦係数部12bより低くすることができる。また、高摩擦係数部12b及び低摩擦係数部12cのうち、高摩擦係数部12bのみに油溝(プーリ周方向)を形成することによっても、低摩擦係数部12cの摩擦係数を高摩擦係数部12bより低くすることができる。また、高摩擦係数部12bに形成する油溝を低摩擦係数部12cより多く設定することや、高摩擦係数部12bに形成する油溝の深さを低摩擦係数部12cより深く設定することによっても、低摩擦係数部12cの摩擦係数を高摩擦係数部12bより低くすることができる。また、低摩擦係数部12cの面粗度を高摩擦係数部12bの面粗度より小さく設定することによっても、低摩擦係数部12cの摩擦係数を高摩擦係数部12bより低くすることができる。
さらに、本実施形態においては、図2に示すように、高摩擦係数部12bが挟圧面14a,16aと略平行で、高摩擦係数部12bと挟圧面14a,16aの隙間が略一定であるのに対して、低摩擦係数部12cが、挟圧面14a,16aに対しプーリ内径側であるほど挟圧面14a,16aとの隙間が増大する方向に傾斜している。これによって、低摩擦係数部12cと挟圧面14a,16aの隙間は、高摩擦係数部12bと挟圧面14a,16aの隙間より大きく設定され、且つプーリ内径側であるほど大きい。なお、低摩擦係数部12cの挟圧面14a,16aに対する傾斜角度αは、例えば0.01°〜0.1°程度の値である。
次に、本実施形態に係るベルト式無段変速機の動作について説明する。
ベルト12のプーリ10に対する掛かり径が一定、すなわち変速比が一定であるとき(非変速動作時)には、高摩擦係数部12bと挟圧面14a,16aの隙間は略一定に保たれる。さらに、低摩擦係数部12cと挟圧面14a,16aの隙間は、高摩擦係数部12bと挟圧面14a,16aの隙間より大きく、且つプーリ内径側ほど大きい状態(図2に示す状態)に保たれる。そのため、非変速動作時には、プーリ内径側の低摩擦係数部12cにおいてはトルク伝達がほとんど行われずに、主にプーリ外径側の高摩擦係数部12bにおいてトルク伝達が行われる。したがって、ベルト式無段変速機の伝達トルク容量を向上させることができる。
一方、ベルト12のプーリ10に対する掛かり径が変化する、すなわち変速比が変化するとき(変速動作時)には、図3に示すように、ベルト12の掛かり径が増大する方のプーリ10は、ベルト12を押圧する際の反力により挟圧面14a,16a同士の成す角度が広がるように変形する。この変形によって、ベルト12の接触面12aとプーリ10の挟圧面14a,16aとの油膜を介した接触は、変速動作時にはプーリ内径側の方がプーリ外径側よりも面圧が高くなる。そのため、ベルト12は、変速動作時には主に接触面12aにおけるプーリ内径側の領域にて挟圧面14a,16aに対しプーリ径方向に摺動する。
本実施形態では、ベルト12の接触面12aは、プーリ内径側の摩擦係数がプーリ外径側の摩擦係数よりも低くなるように形成されている。そのため、ベルト12は、変速動作時には主に接触面12aにおける摩擦係数の低い領域(低摩擦係数部12c)にて挟圧面14a,16aに対しプーリ径方向に摺動する。したがって、ベルト12がプーリ10に対しプーリ径方向に摺動する変速動作時の摩擦抵抗を低減することができる。
次に、本願発明者が行った実験の結果について説明する。
図4に示すように、低摩擦係数部12cの挟圧面14a,16aに対する傾斜角度αを0.05°に設定し、さらに、高摩擦係数部12bを鋼(SAE4620)により構成するとともに、低摩擦係数部12cとしてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の膜をコーティングした例を実施例とする。一方、実施例との比較のために、図5に示すように、ベルト12の接触面12aとプーリ10の挟圧面14a,16aとの隙間を略一定に設定し、ベルト12の接触面12aを鋼(SAE4620)により構成した例を比較例とする。なお、図4,5は、ベルト12の接触面12aの拡大図を示す。
ベルト12の接触面12aとプーリ10の挟圧面14a,16aとの間の摩擦係数を測定した実験結果を図6に示す。図6に示す実験結果から、実施例によれば、PTFE膜がコーティングされた低摩擦係数部12c(プーリ内径側)におけるプーリ径方向の摩擦係数が、鋼で構成された高摩擦係数部12b(プーリ外径側)におけるプーリ周方向の摩擦係数よりも低く設定されていることがわかる。一方、接触面12aが鋼で構成された比較例では、接触面12aと挟圧面14a,16aとの間の摩擦係数は、位置及び方向に関係なく略一定となる。
また、変速動作時におけるベルト12の接触面12aの面圧分布を測定した実験結果を図7に示す。図4,5に示すように、面圧の測定部位は、a,b,c,d,eの順にプーリ外径側からプーリ内径側へ向かう位置となる。図7に示す実験結果から、実施例と比較例の両方とも、変速動作時にはプーリ内径側の面圧がプーリ外径側の面圧より高くなることがわかる。したがって、実施例によれば、ベルト12はPTFE膜がコーティングされた低摩擦係数部12cにて挟圧面14a,16aに対しプーリ径方向に摺動するため、変速動作時の摩擦抵抗を低減することができる。一方、比較例では、ベルト12は接触面12aにおける鋼で構成された領域にてプーリ径方向に摺動するため、変速動作時の摩擦抵抗は低減されない。なお、図7に示すように、実施例では、変速動作時におけるプーリ内径側の面圧が比較例よりも減少する。
以上説明した本実施形態によれば、ベルト12の接触面12aにおいては、プーリ内径側(低摩擦係数部12c)の摩擦係数がプーリ外径側(高摩擦係数部12b)の摩擦係数よりも低く設定されている。変速動作時には、図3に示すように、挟圧面14a,16a同士の成す角度が広がるようにプーリ10が変形することで、ベルト12の接触面12aの面圧は、図7に示すように、プーリ内径側の方がプーリ外径側よりも高くなる。そのため、本実施形態では、変速動作時にベルト12を、主に低摩擦係数部12cにて挟圧面14a,16aに対しプーリ径方向に摺動させることができる。したがって、変速動作時の摩擦抵抗を低減することができ、変速動作を滑らかに行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、ベルト12の接触面12aは、プーリ外径側よりもプーリ内径側の方が挟圧面14a,16aとの隙間が大きくなるように、プーリ内径側の低摩擦係数部12cが挟圧面14a,16aに対して傾斜している。そのため、非変速動作時には、ベルト12の接触面12aの面圧は、プーリ外径側の方がプーリ内径側よりも高くなり、主に高摩擦係数部12bにてトルク伝達が行われる。したがって、ベルト式無段変速機の伝達トルク容量を向上させることができる。
したがって、本実施形態によれば、ベルト12の接触面12aにおいて、プーリ内径側におけるプーリ径方向の摩擦係数をプーリ外径側におけるプーリ周方向の摩擦係数よりも低く設定することができ、変速動作時における接触面12aのプーリ径方向の摩擦係数を非変速動作時における接触面12aのプーリ周方向の摩擦係数よりも低くすることができる。その結果、図8に示すように、伝達トルク容量を低下させることなく変速時間を短縮することができ、伝達トルク容量の増大と変速時間の短縮の相反する性能を両立させることができる。なお、図8において、従来例は、ベルト12の接触面12aの摩擦係数を略一定に設定した場合を示す。
また、本実施形態では、図9のベルト12の接触面12a(図1の○部)の拡大図に示すように、高摩擦係数部12bと低摩擦係数部12cの両方を、挟圧面14a,16aに対しプーリ内径側であるほど挟圧面14a,16aとの隙間が増大する方向に傾斜させることもできる。この構成によっても、低摩擦係数部12cと挟圧面14a,16aの隙間を、高摩擦係数部12bと挟圧面14a,16aの隙間より大きく設定することができる。したがって、非変速動作時に主に高摩擦係数部12bにてトルク伝達を行うことができるとともに、変速動作時にベルト12を主に低摩擦係数部12cにてプーリ径方向に摺動させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
10 プーリ、12 ベルト、12a 接触面、12b 高摩擦係数部、12c 低摩擦係数部、14 可動シーブ、14a,16a 挟圧面、16 固定シーブ、18 ブロック、20 フープ。
Claims (6)
- ベルト式無段変速機のプーリに巻き掛けられたベルトであって、
ベルトは、プーリに形成されプーリ内径側ほど間隔が狭くなる挟圧面の間に挟持され、且つ挟圧面間隔が変化するとともにその接触面にて挟圧面に対しプーリ径方向に摺動し、
ベルトの接触面においては、プーリ内径側における摩擦係数がプーリ外径側における摩擦係数よりも低く設定されていることを特徴とするベルト式無段変速機のベルト。 - 請求項1に記載のベルト式無段変速機のベルトであって、
ベルトの接触面においては、プーリ内径側におけるプーリ径方向の摩擦係数がプーリ外径側におけるプーリ周方向の摩擦係数よりも低く設定されていることを特徴とするベルト式無段変速機のベルト。 - 請求項1または2に記載のベルト式無段変速機のベルトであって、
ベルトの接触面のプーリ内径側に、プーリ外径側よりも摩擦係数の低い材料が設けられていることを特徴とするベルト式無段変速機のベルト。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載のベルト式無段変速機のベルトであって、
ベルトの接触面の挟圧面に対する隙間は、プーリ外径側よりもプーリ内径側の方が大きく設定されていることを特徴とするベルト式無段変速機のベルト。 - 請求項1〜4のいずれか1に記載のベルト式無段変速機のベルトであって、
ベルトの接触面は、プーリ外径側よりもプーリ内径側の方が挟圧面に対する隙間が大きくなるよう少なくともプーリ内径側が挟圧面に対し傾斜していることを特徴とするベルト式無段変速機のベルト。 - プーリにベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速機であって、
ベルトは、プーリに形成されプーリ内径側ほど間隔が狭くなる挟圧面の間に挟持され、且つ挟圧面間隔が変化するとともに挟圧面に対しプーリ径方向に摺動し、
ベルトと挟圧面の接触部においては、プーリ内径側における摩擦係数がプーリ外径側における摩擦係数よりも低く設定されていることを特徴とするベルト式無段変速機。
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Cited By (3)
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WO2010103656A1 (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | トヨタ自動車株式会社 | Vベルト |
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2005
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