JPWO2010024280A1 - ソレノイドバルブ - Google Patents

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Abstract

本発明は、バルブスリーブとソレノイドケースとを同軸上に組み立てすることが容易であり、製造コストが低減されるソレノイドバルブを提供する。本発明のソレノイドバルブは、内部にスプール60が軸方向移動自在に配置されるバルブスリーブ41と、バルブスリーブ41の軸方向に沿って後端近傍に形成されたケース取付溝43に装着されるソレノイドケース21と、ソレノイドケース21の内部に装着されコイル22を内蔵するモールド成形体23とを有するソレノイドバルブ10であって、ケース取付溝43には、ソレノイドケース21の軸方向に沿って先端に形成されたケース開口部25が嵌合し、モールド成形体23の軸方向に沿って先端には、バルブスリーブ41の後端が嵌合する凹部29が形成してあるものである。

Description

本発明は、例えば油圧装置等の油圧制御に適用して好適なソレノイドバルブに関する。
従来のソレノイドバルブは、例えば日本国特許出願公開2002−228036号公報(特許文献1)にも示すように、バルブスリーブをソレノイドケースへ固定する際に、バルブスリーブにフランジ状凸部を形成し、ソレノイドケースに設けられたカシメ片をフランジ状凸部にカシメることで固定している。
このような構成のソレノイドバルブでは、バルブスリーブにフランジ状凸部を形成するために、バルブスリーブの径が大きくなり、バルブスリーブの材料体積・重量が大きくなるという問題があった。また、カシメ片をフランジ状凸部にカシメることでバルブスリーブとソレノイドケースとを固定するために、周方向に回転するおそれがあり、その周方向の固定強度に問題があった。
そのため、従来の構造のように電磁部へ固定するためにフランジ部を形成すると、アルミニウム素材径が大きくなり、また加工の面からも切削する部分が多くなることから加工工数が増加し、部品製作コストの面からも不利であった。このことから、一般的にはフランジ部を持つアルミニウム製バルブスリーブはダイキャストで大体の形状を作成し、必要な部分は切削加工で仕上げるという形で製作されているものが多くみられる。
また、日本国特許出願公開2005−054974号公報(特許文献2)にも示されるように、係止部材を用いてバルブスリーブとソレノイドケースとを固定するソレノイドバルブもある。
このような構成のソレノイドバルブでは、係止部材を用いるために、部材の数が多くなるために、製造コストの増大および組み立て工程の複雑化という問題があった。
日本国特許出願公開2002−228036号公報 日本国特許出願公開2005−054974号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、バルブスリーブとソレノイドケースとを同軸上に組み立てすることが容易であり、製造コストが低減されるソレノイドバルブを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るソレノイドバルブは、内部にスプールが軸方向移動自在に配置されるバルブスリーブと、前記バルブスリーブの軸方向に沿って後端近傍に形成されたケース取付溝に装着されるソレノイドケースと、前記ソレノイドケースの内部に装着され、コイルを内蔵するモールド成形体とを有するソレノイドバルブであって、前記ケース取付溝には、前記ソレノイドケースの軸方向に沿って先端に形成されたケース開口部が嵌合し、前記モールド成形体の軸方向に沿って先端には、前記バルブスリーブの後端が嵌合する凹部が形成してある。
本発明に係るソレノイドバルブは、バルブスリーブの軸方向に沿って後端に形成されたケース取付溝に、ソレノイドケースの軸方向に沿って先端に形成されたケース開口部を嵌合させることにより、バルブスリーブがソレノイドケースから抜けなくなる。また、ソレノイドケースの内部において、バルブスリーブの後端がモールド成形体の軸方向に沿って先端に形成された凹部に嵌合するために、バルブスリーブとソレノイドケースとモールド成形体との同軸性が確保されると共に、バルブスリーブが回転方向に対して固定され、回転位置決めされる。さらにまた、このような構成とすることで、係止部材等を用いることなくバルブスリーブとソレノイドケースとを固定することができるので、材料費が削減できるために製造コストを低減することができ、ソレノイドバルブの組み立てが容易になる。
好ましくは、前記ケース開口部は、第1方向に径が長く、第2方向で径が短い形状で形成され、前記バルブスリーブの後端は、前記ケース開口部に入り込む形状に形成され、前記ケース取付溝は、前記ケース開口部における前記第2方向の縁部が嵌合する溝である。
このような形状のケース開口部とバルブスリーブの後端とを形成し、ケース取付溝をケース開口部における第2方向の縁部が嵌合する溝にすることで、バルブスリーブをソレノイドケースに対して、例えば90°回転させたときに、ケース開口部における第2方向の縁部がケース取付溝に嵌合し、バルブスリーブがソレノイドケースから抜けなくなる。
好ましくは、前記モールド成形体の外周にはコネクタ部が形成されており、前記コネクタ部は前記ソレノイドケースに形成されている切欠部に嵌合されている。また、好ましくは、前記コネクタ部は、前記モールド成形体と一体に成形されている。
このような構成とすることで、モールド成形体がソレノイドケースに対して回り止めされる。
好ましくは、前記モールド成形体の内側にはセンターポストが配置され、前記センターポストの先端が、前記バルブスリーブの内部に軸方向に沿って形成された内径孔に入り込む。
このような構成とすることで、バルブスリーブとモールド成形体とソレノイドケースとに同軸性を確保できると共に、がたつきを防止することができる。
好ましくは、前記モールド成形体には、ロアプレートが一体成形され、前記ロアプレートに形成された位置合せ用孔に、前記センターポストの先端が入り込む。
このような構成とすることで、バルブスリーブとモールド成形体とソレノイドケースとに、より好適に同軸性を確保し、がたつきを防止することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るソレノイドバルブの製造方法は、バルブスリーブの軸方向に沿って後端近傍に形成されたケース取付溝を、ソレノイドケースの軸方向に沿って先端に形成されたケース開口部に挿入する工程と、前記バルブスリーブを、前記ソレノイドケースに対して相対的に周方向に回転させて、前記ケース取付溝を前記ケース開口部に嵌合させる工程と、前記ソレノイドケースの内部に、モールド成形体を挿入し、前記モールド成形体の軸方向に沿って先端に形成された凹部に、前記バルブスリーブの後端を嵌合する工程とを有する。
このような構成のソレノイドバルブの製造方法によれば、バルブスリーブとソレノイドケースとを同軸上に組み立てすることが容易であり、製造コストが低減される。
本発明の一実施形態に係るソレノイドバルブの断面図である。 図1に示したソレノイドバルブを製造する際のバルブスリーブにソレノイドケースを装着する工程を示す第1の断面図である。 図1に示したソレノイドバルブを製造する際のバルブスリーブにソレノイドケースを装着する工程を示す第2の断面図である。 図2Aおよび図2Bに示したバルブスリーブにソレノイドケースを装着する部分のケース取付溝を詳細に示す要部拡大図である。 図2Aおよび図2Bに示したバルブスリーブにソレノイドケースを装着する部分のケース開口部を詳細に示す要部拡大図である。 図2Aおよび図2Bに示したバルブスリーブにソレノイドケースを装着する部分において、ケース取付溝とケース開口部が嵌合した状態を詳細に示す要部拡大図である。 図1に示したソレノイドバルブを製造する際のソレノイドケースにモールド成形体を装着する工程を示す第1の断面図である。 図1に示したソレノイドバルブを製造する際のソレノイドケースにモールド成形体を装着する工程を示す第2の断面図である。 図4Aおよび図4Bに示すモールド成形体の平面図である。 図1に示したソレノイドバルブを製造する際のモールド成形体にセンターポストを装着する工程を示す第1の断面図である。 図1に示したソレノイドバルブを製造する際のモールド成形体にセンターポストを装着する工程を示す第2の断面図である。 図1に示すセンターポストにサイドリング、スペーサ、ロッド、プランジャおよびエンドプレートを装着する工程を示す断面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るソレノイドバルブの断面図、図2Aおよび図2Bは図1に示すバルブスリーブにソレノイドケースを装着する工程を示す断面図、図3A〜図3Cは図2Aおよび図2Bに示すケース取付溝およびケース開口部の詳細を示す要部拡大図、図4Aおよび図4Bは図1に示すソレノイドケースにモールド成形体を装着する工程を示す断面図、図5は図4Aおよび図4Bに示すモールド成形体の平面図、図6Aおよび図6Bは図1に示すモールド成形体にセンターポストを装着する工程を示す断面図、図7は図1に示すソレノイドバルブのセンターポストにロッド、プランジャおよびエンドプレートを装着する工程を示す断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るソレノイドバルブ10は、スプールタイプのソレノイドバルブであって、例えば自動車の自動変速機等の油圧の制御を行うためのものである。
ソレノイドバルブ10は、電動駆動部としてのソレノイド部(リニアソレノイド)20と、バルブ本体40と、リテーナ45とを有する。バルブ本体40の軸方向Zに沿って一端(後端)にソレノイド部20が装着され、バルブ本体40の軸方向Zに沿って他端(先端)にリテーナ45が装着される。ソレノイド部20は、ソレノイドケース21の内部に、コイル22を内蔵するモールド成形体23、センターポスト27、スペーサ36、サイドリング37、ロッド26およびプランジャ24を有する。
コイル22は、ソレノイドケース21の内周側に装着されるモールド成形体23の内部に埋め込まれるように一体成形され、ソレノイドケース21の外部に突き出ているコネクタ28からコイル22に制御電圧が供給されるようになっている。コイル22は、制御電圧に応じて所望の強さで所望の向きの磁界を発生し、プランジャ24に軸方向Zの駆動力を発生させ、その駆動力は、ロッド26を介してスプール60に伝達され、スプール60を軸方向に移動させる力となる。
モールド成形体23の内周側には、軸方向に沿ってサイドリング37、スペーサ36およびセンターポスト27が固定されている。これらのサイドリング37の内周には、プランジャ24が軸方向移動自在に配置され、センターポスト27の内周には、ロッド26が軸方向移動自在に配置されている。プランジャ24とロッド26とは、着脱自在に連結され、ロッド26の先端がスプール60のスプール軸61の後端に接触している。スペーサ36は、磁気ギャップを形成するための非磁性体で形成された部材である。
スプール60の先端には、リテーナ45の内部に装着してあるスプリング42の後端が装着してあり、スプリング42の弾性力により、スプール60は、常に、プランジャ24のロッド26方向に押圧されている。なお、リテーナ45は、バルブ本体40のバルブスリーブ41の先端に対してカシメ止めされている。
バルブスリーブ41の材質は特に限定されないが、例えば、アルミニウム、鉄、樹脂等が例示される。リテーナ45の材質は特に限定されないが、例えば、鉄、ステンレス、樹脂等が例示される。
バルブスリーブ41には、周壁を貫通する開口として、スリーブ41の先端側から後端側に向けて順に、図示しない入力ポート、制御ポート、ドレインポートおよびフィードバックポートが形成されている。
入力ポートは、図示しないタンクからポンプによって供給される制御流体(例えば作動油)が流入するポートである。制御ポートは、図示しない自動変速機等の流体要求先(負荷)に制御流体を供給するポートである。フィードバックポートと制御ポートとはソレノイドバルブ10の外部で連通しており、制御ポートから流出する制御流体の一部がフィードバックポートに流入する。
スプール60は、バルブスリーブ41の略中心に軸方向Zに沿って移動自在に配置されており、スプール軸61と円柱状に形成された第1〜第3のランド63〜65とから構成されている。
第1〜第3のランド63〜65は、スプール60のスプリング42側端部から軸方向Zに沿って順に所定の間隔で、スプール軸61に一体的に形成されている。
第1〜第3のランド63〜65の外径は、スプール軸61の外径よりも大きい。また、第1のランド63と第2のランド64の外径は略同じであるが、第3のランド65の外径は、第1のランド63と第2のランド64の外径に比べて小さい。
バルブスリーブ41の内部において、第2のランド64と第3のランド65との間には、フィードバック室67が形成されている。第2のランド64の外径と第3のランド65の外径には差があるため、フィードバック室67にフィードバックされた制御流体がスプール60に作用する面積が異なる。そのため、面積の差(ランド64とランド65との外径差)により発生するフィードバック力、スプリング42によるスプリング力、および電流の大きさにより変化する電磁力の3つの力のバランスで、制御ポートから流出する制御流体について所望の出力圧を得ることができる。たとえば、ソレノイド部20に供給する電流を増大させるほど出力圧が減少するタイプの制御弁の場合、3つの力のバランスは、次の式(1)で表すことができる。
[スプリング力]=[出力圧(=ランドの外径差に発生するフィードバック力)]+[電磁力] ・・・(1)
また、ソレノイド部20に供給する電流を減少させるほど出力圧が増大するタイプの制御弁の場合には、3つの力のバランスは、次の式(2)で表すことができる。
[スプリング力]+[出力圧(=ランドの外径差に発生するフィードバック力)]=[電磁力] ・・・(2)
スプール60は、軸方向Zに沿って一端はスプリング42に当接しており、軸方向Zに沿って他端はロッド24に当接している。そのため、スプール60には、フィードバック室67における制御流体の押圧力(フィードバック力)の他に、スプリング42の押圧力(スプリング力)と、ロッド24を介してプランジャ24の動きによる押圧力(電磁力)とが伝達される。これらの押圧力によりスプール60はバルブスリーブ41内を軸方向Zに摺動する。
このような構成のソレノイドバルブ10において、スプール60は、スプリング42の押圧力(スプリング力)と、コイル22に供給される電流により発生する磁界の磁器吸引力でプランジャ24がスプール60を押圧する力(電磁力)とフィードバック室67の制御流体の圧力によりスプール60が受ける押圧力(フィードバック力)とがつり合う位置で静止する。細かくは、静的にはつり合う位置でつり合っているが、実際には入力ポートとドレインポートを頻繁に開閉して制御している。
スプール60のバルブスリーブ41内部での位置は、上述した力により制御され、入力ポートおよび/またはドレインポートが所望の状態に開閉される。
また、入力ポートから出力ポートへ流れる制御流体の量は、入力ポートの開口量によって決定される。入力ポートの開口量は、バルブスリーブ41内部でのスプール60の位置によって決定される。
そして、このように構成されたソレノイドバルブ10においては、図示せぬ制御回路からソレノイド部20のコイル22に電流が供給されることにより、コイル22は所望の強さで所望の向きの磁界を発生し、この磁界による電磁力によりプランジャ24が移動し、スプール60がバルブ本体40のバルブスリーブ41中を移動する。
従って、コイル22に供給される電流量を大きくし、プランジャ24に対して大きな電磁力を作用させると、スプール60がバルブ本体40のバルブスリーブ41中を、スプリング42側に移動する。スプール60がバルブスリーブ41内をスプリング42側に移動すると、制御ポートからドレインポートへ流れる制御流体の量が増大する。
一方、コイル22に供給される電流量を相対的に小さくし、プランジャ24に対して作用する電磁力を減少させると、スプール60がバルブスリーブ41内を、ソレノイド部20側に移動する。スプール60がバルブスリーブ41内をソレノイド部20側に移動すると、入力ポートから制御ポートへ流れる制御流体の量が増大する。
次に、ソレノイドバルブ10の製造方法について説明する。
図2Aに示すように、バルブスリーブ41の軸方向Zに沿って後端近傍には、ケース取付溝43が形成されている。また、図3Aに示すように、ケース取付溝43は周方向に延びる溝である。ケース取付溝43は、図2Bに示すように、ソレノイドケース21の軸方向Zに沿って先端に形成されたケース開口部25に嵌合する。
図3Bに示すように、ソレノイドケース21の軸方向Zに沿って先端には、第1方向Xに径が長く、第2方向Yに径が短い形状のケース開口部25が形成される。また、図3Aに示すように、バルブスリーブ41の軸方向Zに沿って後端41aの形状は、ケース開口部25と略同じに形成される。そのため、図3Cに示すように、バルブスリーブの後端41aを、ケース開口部25に入り込ませることができる。そして、バルブスリーブ41をソレノイドケース21に対して相対的に周方向に90°回転させることで、ケース開口部25における第2方向の縁部25aがケース取付溝43に嵌合し、バルブスリーブ41がソレノイドケース21から抜けなくなる。
次に、図4Aに示すように、ソレノイドケース21の内部にモールド成形体23を挿入する。モールド成形体23の軸方向Zに沿って先端には、凹部29が形成されている。凹部29の形状は、図5に示すように、バルブスリーブの後端41aと略同じである。また、モールド成形体23の内側にはロアプレート35が一体成形され、ロアプレート35の径方向内側端部において位置合せ用孔30が形成されている。図4Bに示すように、バルブスリーブ41の後端41aが凹部29に嵌合するために、バルブスリーブ41とソレノイドケース21とモールド成形体23との同軸性が確保されると共に、バルブスリーブが回転方向に対して固定され、回転位置決めされる。
また、ソレノイドケース21には、切欠部31が形成される。切欠部31には、モールド成形体23の外周に一体に形成されたコネクタ28が嵌合し、モールド成形体23がソレノイドケース21に対して回り止めされる。
その後、図6Aおよび図6Bに示すように、モールド成形体23の内側にはセンターポスト27が配置される。センターポスト27は軸方向Zに突出する突起部27aを有し、突起部27aは内径孔44と位置合せ用孔30とに入り込むために、内径孔44と位置合せ用孔30とは略面一となる。そのため、バルブスリーブ41とソレノイドケース21とモールド成形体23との同軸性がより効果的に確保されると共に、がたつきを防止することができる。
最後に、図7に示すように、モールド成形体23の内側にサイドリング37、スペーサ36、ロッド26、プランジャ24およびエンドプレート33を装着し、本実施形態に係るソレノイドバルブ10が製造される。
本実施形態に係るソレノイドバルブ10は、上述のような構成とすることで、バルブスリーブ41とソレノイドケース21とを同軸上に組み立てすることが容易であり、製造コストが低減される。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。

Claims (7)

  1. 内部にスプールが軸方向移動自在に配置されるバルブスリーブと、
    前記バルブスリーブの軸方向に沿って後端近傍に形成されたケース取付溝に装着されるソレノイドケースと、
    前記ソレノイドケースの内部に装着され、コイルを内蔵するモールド成形体と、
    を有するソレノイドバルブであって、
    前記ケース取付溝には、前記ソレノイドケースの軸方向に沿って先端に形成されたケース開口部が嵌合し、
    前記モールド成形体の軸方向に沿って先端には、前記バルブスリーブの後端が嵌合する凹部が形成してあるソレノイドバルブ。
  2. 前記ケース開口部は、第1方向に径が長く、第2方向で径が短い形状で形成され、前記バルブスリーブの後端は、前記ケース開口部に入り込む形状に形成され、前記ケース取付溝は、前記ケース開口部における前記第2方向の縁部が嵌合する溝である請求項1に記載のソレノイドバルブ。
  3. 前記モールド成形体の外周にはコネクタ部が形成されており、前記コネクタ部は前記ソレノイドケースに形成されている切欠部に嵌合されている請求項1または2に記載のソレノイドバルブ。
  4. 前記コネクタ部は、前記モールド成形体と一体に成形されている請求項3に記載のソレノイドバルブ。
  5. 前記モールド成形体の内側にはセンターポストが配置され、前記センターポストの先端が、前記バルブスリーブの内部に軸方向に沿って形成された内径孔に入り込む請求項1〜4のいずれかに記載のソレノイドバルブ。
  6. 前記モールド成形体には、ロアプレートが一体成形され、前記ロアプレートに形成された位置合せ用孔に、前記センターポストの先端が入り込む請求項5に記載のソレノイドバルブ。
  7. バルブスリーブの軸方向に沿って後端近傍に形成されたケース取付溝を、ソレノイドケースの軸方向に沿って先端に形成されたケース開口部に挿入する工程と、
    前記バルブスリーブを、前記ソレノイドケースに対して相対的に周方向に回転させて、前記ケース取付溝を前記ケース開口部に嵌合させる工程と、
    前記ソレノイドケースの内部に、モールド成形体を挿入し、前記モールド成形体の軸方向に沿って先端に形成された凹部に、前記バルブスリーブの後端を嵌合する工程と、
    を有するソレノイドバルブの製造方法。
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